記念すべき宮藤官九郎の初監督作品であり、真の宮藤ワールドが溢れ出す記念碑的傑作『真夜中の弥次さん喜多さん』を表紙巻頭総力特集！　スペシャル写真＆しりあがり寿の描き下ろしを交えつつ、宮藤官九郎、長瀬智也、中村七之助インタヴュー、さらには過去の宮藤脚本作品を出演者の肉声と共に再検証する「宮藤官九郎の9本を読み解く」など、宮藤ワールドの核に迫る。●特集「日本映画の青春を生きる者たち」。製作ラッシュに湧く邦画界を牽引する役者＆作品たちを大フィーチャー。妻夫木聡、森山未來、中村獅童、『メゾン・ド・ヒミコ』『フライ，ダディ，フライ』他●レオナルド・ディカプリオ：ネクスト・ステージの幕開け●『エターナル・サンシャイン』

●クドカンが鳴らした僕らのリアル！
傑作『真夜中の弥次さん喜多さん』へ到る宮藤官九郎ワールドのDNAを徹底検証。

遂に放たれる宮藤官九郎の初！監督作品『真夜中の弥次さん喜多さん』！！　しりあがり寿の同名漫画を原作にした、愛し合う男ふたり＝弥次さんと喜多さんがリアルを探して繰り広げるフシギなお伊勢参りの旅を描いたこの青春ロード・ムービーを、表紙巻頭で総力特集。スペシャル・フォトセッションとしりあがり寿による描き下ろしイラストを盛り込みつつ、本作で表現者として一歩踏み込んだ宮藤官九郎の超ロング・インタヴュー、主演の長瀬智也、中村七之助のインタヴューなどから、現代が誇る稀代の表現者・宮藤官九郎の核がかつてない規模で溢れ出すこの記念碑的傑作に迫る。
さらに、過去の宮藤脚本作品を出演者のコメントと共に再検証。なぜ宮藤官九郎だけが僕らのリアルを鳴らすことができるのか、その唯一無比のメカニズムを探る。

○ 長瀬智也　インタヴュー
○ 中村七之助　インタヴュー
○ 宮藤官九郎　インタヴュー

○「宮藤官九郎の9作品を読み解く」
　　『池袋ウエストゲートパーク』『木更津キャッツアイ』『マンハッタンラブストーリー』他

●特集「日本映画の青春を生きる者たち」

空前の製作ラッシュに沸く2005年の日本映画界を担い、輝かせる役者＆作品群を大フィーチャー。

○ 『NANA』　中島美嘉×宮﨑あおい
○ 『フライ，ダディ，フライ』　岡田准一
○ 『リンダ リンダ リンダ』　香椎由宇　インタヴュー
○ 『メゾン・ド・ヒミコ』　オダギリジョー×柴咲コウ
○ 『ローレライ』　妻夫木聡　インタヴュー
○ 『亀は意外と速く泳ぐ』　上野樹里　インタヴュー
○ 『乱歩地獄』　浅野忠信×松田龍平×成宮寛貴
○ 『スクールデイズ』　森山未來　インタヴュー
○ 『東京ゾンビ』　浅野忠信×哀川翔
○ 『隣人13号』　中村獅童　インタヴュー
　　　　　　　　　 井上三太×井上靖雄　対談

● レオナルド・ディカプリオ：ネクスト・ステージの幕開け

再びマーティン・スコセッシと組んだ『アビエイター』で、惜しくもオスカーは逃したものの、アクターとして逸脱した技量を誇示したレオナルド・ディカプリオ。“『タイタニック』シンドローム”を完全に断ち切り、力強く俳優道を歩み行くレオの今を問う。

○ レオナルド・ディカプリオ　インタヴュー
○ レオを紐解く10の鍵。

● MOVIE OF THE MONTH：『エターナル・サンシャイン』

監督：ミシェル・ゴンドリー×脚本：チャーリー・カウフマン――ふたりの奇才が紡ぎ出す、キラキラと降り注ぐ光のような、愛おしくも切ない不思議な恋の物語。本年度アカデミー賞で脚本賞を受賞した本作、CUTはMOVIE OF THE MONTHを飛び越えて早くも2005年ベスト・ムービーの1本に推薦！

○ ジム・キャリー　インタヴュー
○ ケイト・ウィンスレット　インタヴュー
○ ミシェル・ゴンドリー　インタヴュー

●others
チャン・チェン『愛の神、エロス』
ジム・ジャームッシュ『コーヒー＆シガレッツ』
イヴァン・アタル×シャルロット・ゲンズブール『フレンチなしあわせのみつけ方』

● PHOTO-GRAPHIX：大森克己「encounter」

●読者招待試写会
『クローサー』『サラ、いつわりの祈り』『キングダム・オブ・ヘブン』
『リンダ リンダ リンダ』『フライ，ダディ，フライ』

CUT4月号●定価：690円（税込）●雑誌コード：02473－04●毎月19日発売