■集中連載×第1回
石原慎太郎の本性
枯渇するブレーンと右派人脈(本誌取材班)
過去の自らの多選批判に口をつぐみ都知事3期目をめざす石原慎太郎。
都政の私物化批判で痛手を負ったものの、自民党の推薦を断るなど無党派層向けにあざといポーズを見せる。
その一方で裕次郎にあやかった人気は過去のもので、ブレーンたちも枯渇。
一部の右派人脈とコワモテ参与だけが頼りというから、もはや政治寿命は尽きたというべきなのだが……
■このまま通しちゃいけない
国民投票法案
今国会での成立が確実視され、「5月3日の憲法記念日までには成立」や「3月初旬には衆院通過」などとも言われる憲法改正手続き法案。
昨年12月に与党と民主党が出した修正案は非常に似通っており、相違点の調整が可能な内容だ。
あとは参院選をにらんでの党略と議員らの個人的思い入れなどでどう動くか、政治的かけひきの問題になっている。
手続き法制定についての是非論はこの特集では触れないが、現時点での法案が、このまま通しては問題がある内容であることは確かだ。
「単なる手続き法だからつくっておけばよい」とは言えない問題点を指摘する。
こんなにある 疑問点・問題点(菅沼 一王)
法案内容で報道されるのは投票権者の年齢や、広告規制などが多いが、過半数の分母や最低投票率、憲法審査会の設置など、重要な部分はほとんど知られていない。
日本弁護士連合会憲法委員会事務局長の菅沼一王氏に、項目ごとの問題点を指摘していただいた。
一部議員の条件交換で成立させていいのか(猿田 佐世)
広告はどうなる?「護憲」側もわれる規制方法(臺 宏士)
報道規制はだめだが、テレビの有料広告に限っては一定のルールが必要、ということについて党派や立場が違ってもほとんど反対はない。
だが、どう調整するかについては意見が分かれている。
「護憲」の市民の中にはテレビスポットCMを全面規制すべきという意見があり、社民もその方向だが、それが後に公権力による表現の規制につながると懸念する声もある。
■「私は毎日、天使を見ている。」
“I See Angels Every Day. ”(写真 渡邉博史)
■抵抗の精神を改憲前夜に継ぐ
小樽 多喜二と生きる街(菊地 正憲)
作家・小林多喜二が特高に虐殺されたのは、74年前の2月20日のこと。
その命日に、故郷・小樽の墓前に集う人々がいる。
そこで多喜二はいかに語られ、いかに生かされようとしているのだろうか。
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