■特集 警察の裏金
警察庁を頂点とし、警視庁・各道府県警を経由して所轄署まで張り巡らされた裏金づくりの網が、日本列島を覆っている。架空の領収書偽造、手当てのピンハネ、カラ出張、業者へのたかり等、全国一律の汚い手口を使って国民の血税をかすめ取るのが、警察権力の裏金づくりだ。しかも追及を避けるため、警視庁と三八道府県警本部が一斉に白昼堂々と証拠となる会計書類の廃棄までやってのける露骨さだ。ここに提示するのは氷山の一角だが、警察官僚の公金横領をこれ以上許してはならない。
日本列島 警察裏金疑惑マップ
【対談】大谷昭宏vs.宮崎学
裏金を生む構造を斬る! ここまで腐った公金横領の実態
裏金づくりに象徴される、全国を覆う警察の腐敗。なぜこんなことが堂々とまかり通り、警察キャリアという名の{税金窃盗犯}が大手を振って権力をほしいままにしているのか。警察の裏を知りぬいている両人が、その歪んだ構造を暴く。
浅野史郎・宮城県知事 インタビュー
宮城県警の不正の疑いは消えない
情報公開の透明度で最先端を行く宮城県で、警察の文書開示をめぐり知事と県警の対立が続いている。情報公開をめぐる裁判で同じ被告となっている両者に、何が生じているのか。
元北海道警警視・齋藤邦雄氏の「告白」
裏金を認めさせた元警官二人の勇気(平田 剛士)
北海道警察はついに組織的な裏金づくりの事実を認めた。最初はシラを切り続けた道警トップの態度を変えさせたのは、「自分と身内の犯行」を実名でメディアに告白した、元警官二人の捨て身の勇気だった。
県警は「公安に尾行させる」と脅した
『高知新聞』が警察裏金を暴くまで(竹内 誠)
全国に先駆け、裏金報道で警察に宣戦布告したのが『高知新聞』だ。その名物記者が、長年の県警幹部との付き合いを切ってペンを執るに至った、熱いジャーナリズム魂を語る。
警察から裏金をなくすために
求められる外部チェックの強化(清水 勉)
自治体を基本とすべき警察を、警察庁は都道府県警にキャリアを送りこんで中央支配に変えてしまっている。そこでは地方警察から警察庁への裏金還流システムが機能している。この中央支配を崩すことなく、裏金をなくすことはできない。
全国の現職・OB警察官による内部告発例(編集部)
裏金づくりの手口では、「捜査協力」の名目民間人に礼金を支出したことにするのが多い。都道府県警が支出するのを捜査用報償費、事件が各県に及んで全国的捜査になる場合に国(警察庁)から支出されるのが捜査費だ。それを利用した典型的な手口を図解し、組織内の怒りの声を紹介する。
大河原宗平・元群馬県警警部補 インタビュー
私は裏金づくりを手伝った
将来を嘱望された群馬県警の警部補が、突然降格されたあげく、懲戒免職となった。
その原因は、警察内で蔓延している裏金づくりに抗議の意思を表明したことだった。
■外銀はペイオフも対象外
金融治外法権 シティバンクの無法営業(山田厚史)
洗練された趣きのある外資系金融機関は、実は日本の法律が及ばない治外法権銀行だ。{銀行界の在日米軍基地}とも言われるシティバンクも日本での傍若無人ぶりが露呈したが、金融庁のお咎めはきわめて甘いものだった。
■第15回週刊金曜日ルポルタージュ大賞 優秀賞入選作
ジランの「カギ」
難民申請した在日家族~絆を守る闘いへの序章(中島 由佳利)
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