■イラク特措法NO! 自衛隊を戦場に行かせるな!
いまだ戦時下のイラクへ自衛隊を強引に派兵(本誌取材班)
「戦争をせず、一人の戦死者も出さず、一人の敵も殺していない」という日本の「戦後」が、
今年は終わるかもしれない。自衛隊を戦闘が絶えないイラクに派遣する
イラク復興支援特別措置法案が、たいした審議もないまま衆院を通過し、成立が確実になった。
日本がふたたび「危険な道」を歩もうとしているのを、見過ごすわけにはいかない。
参院で野党はあらゆる手段を使って、この悪法の成立を止めるべきだ。
コストはNGOの約40倍 倉庫に眠る日本政府支援のテント(竹内 一晴)
「国威発揚と自衛隊の海外展開を既成事実にするのがねらいです。
Show The Flag(旗幟を鮮明に)の実施以外のなにものでもありません」。
軍事評論家の前田哲男氏がこう切り捨てるのは、今年3月に日本政府がヨルダンに対して行なった、
難民用テントの寄贈だ。こんな支援が今後も続くのだろうか。
<NGO(非政府組織)は語る>
現地の事情無視の自衛隊派兵を批判(成澤 宗男)
以前からイラクへは、日本のNGOが精力的に人道支援活動を展開してきた。
現地事情に通じたこうしたグループは、自衛隊を派兵する意義について懐疑的だ。
<国会議員に聞く>元特攻隊員・田英夫さん
二度と歩むな 悲惨でみじめな道
戦没者の無念さを二度と若者たちに味わわせたくない。
特攻隊の生き残りである田英夫・参議院議員は苦い体験から自衛隊のイラク派兵の動きに憤る。
衛星放送で“勇姿”を垂れ流し
自衛隊を広報支援する「ピースチャンネル」って何?(本誌取材班)
「ピースチャンネル」というCSの専門チャンネルが、先月開局された。
「国民に安全と危機管理の重要性を伝える」という触れこみの番組を見てみると、
ピース+平和とはほど遠い、自衛隊の軍事訓練の様子がことこまかに紹介されていた。
■日本政府はペルーに引き渡さないのか
インターポール〔国際刑事警察機構〕に国際手配されたペルーの“英雄”
フジモリ元大統領(竹内 一晴)
いまだに日本に居座る、フジモリ元ペルー大統領。
今月中にもペルーから引き渡し要請書が日本政府あてに出される見通しだ。
「え、まだいたの?」「日本人の人質を救い、テロに勝利した英雄がなぜ犯罪者なの?」
と言っているあなた、この記事を読んで考えてみてください。
■医療特区
長野県が「医療特区」に立候補
企業の参入で患者はどうなる?(矢吹 紀人)
小泉流「構造改革」の一環として、医療の分野でも規制緩和が進められようとしている。
株式会社の医療分野への参入を認める「医療特区」構想は、
国民の健康を貧富の差なく保障してきた日本の医療理念を覆す。
「特区」候補に手を挙げた長野県の主張と、反対を表明する医療現場からの報告である。
アメリカ医療のいま
利益追求で踏みつぶされる患者(丸子 王児)
「お金のない人は医療を受けられない」――医療の営利企業化に反対する理由として挙げられるのは、
「アメリカ型競争原理」の問題だ。実際はどうなのだろうか。
すでに営利化が進んでいるアメリカ医療の現状を、くわしく追ってみた。
■報道されないパレスチナの現実
アパルトヘイト・ウォールと呼ばれる「分離壁」(東間 史歩)
「ロードマップ進展」の陰で、パレスチナ国家の実体をなきものにしかねない動きが進んでいる。
ヨルダン川西岸のさらなる接収と破壊を伴う「分離壁」の建設は、
「占領地の40%にパレスチナ国家設立」という、
シャロン・イスラエル首相の従来からの主張を実現するかのようだ。
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