■裁判員制度 あなたが「裁く」人になる
「開かれた司法」をめざす改革の一環として、市民が裁判官とともに刑事事件を裁く
「裁判員制度」がつくられようとしている。来年中には基本となる法律を制定する段取りだ。
「裁判員」とはどんな制度なのか。どんな問題があるのか。
「裁判員」になるってどういうこと?(編集部)
「人を裁く」ということ(寺西 和史)
刑事裁判には、裁かれる人=被告人というイメージがある。
そのため、「推定無罪」や「疑わしきは被告人の利益に」という原則が理解されにくい。
裁判はいったい誰を「裁く」のか。
どんな問題があるの?(編集部・糟谷 廣一郎)
裁判員制度の細部をどのようにするのか。
日本独自の制度ゆえに実現までにはまだまだ詰めなければならないことがある。
議論となっている論点を整理してみる。
[取り調べ]密室の闇に光が当たるか(編集部・平井 康嗣)
[報道]取材封じ込めで閉ざされる司法(伊藤 正志)
■痴漢 女と男のゆがんだ構図
男たちの無自覚こそが「凶器」(北原 みのり)
痴漢。
女性ならほとんどの人が被害にあう犯罪だ。
だが、これほど「身近」な犯罪でありながら、これまでその重大な犯罪性について十分に考慮されて
こなかった。最近やっと女性が声をあげ始めたが、その一方で、痴漢と間違えられた人が逮捕
起訴されるという冤罪も生まれている。
双方の問題には、女性と男性のおかれたゆがんだ構造が潜んでいないだろうか。
本当の「敵」はどこにいる?(石橋 英子)
多くの女性が痴漢被害の泣き寝入りを強いられている一方で、痴漢と間違えられたために大変な被害を
受けている男性もいる。どちらも痴漢という犯罪の被害者だ。
だが、報道では冤罪被害者と痴漢被害者を対立させる構図が目立つ。
電車内ポルノは痴漢の「共謀者」?(田中 早苗)
痴漢に遭う確率が最も高い電車内で目立つ過激な性表現の中吊り広告。
それも痴漢を誘発する要因のひとつではないか。
■イラク 核汚染された大地(写真・文 豊田 直巳)
米英軍は、イラク侵略に劣化ウラン弾などを使い、放射性物質を大量にまき散らした。
大地や水を汚染した核物質はほぼ永久に消えることなく、イラクの人々を苦しめ続ける。
人々が求めているのは、米英軍を助ける自衛隊ではなく、核被害に苦しむ多くの病人の医療支援だ。
自衛隊派兵のイラク特措法 NO!
泥沼か? ネオコンの「無制限戦争」
イラクに続き、イランへも侵攻か(成澤 宗男)
イラクに侵攻した米英軍は当初の目論見がはずれ、タリバン政権を空爆でうち砕いたアフガニスタン
と同じように、民衆の武装闘争にひきずり込まれている。にもかかわらずブッシュ政権は今度は
イランへの軍事侵攻を計画中だ。彼らの侵略に、小泉政権は協力するのか。
■廃棄物を追え!(7)
「七人の神様」はどこへ(文・平田 剛士 写真・木村 聡)
「食べ物を粗末にするとバチがあたるよ」そんなことが美徳、というより当たり前だった時代は、
とうに過ぎてしまったかのような飽食ニッポン。
企業やホテルの残飯リサイクルは進んでいるみたいだけど……。
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