■スピンという情報操作
国民はいかにして騙されるか
時の政権を揺るがすスキャンダルが起きると、不思議なことに世間の好奇心を惹くような事件が起きて、
スキャンダルは世間の関心から吹き飛んでしまう。
実はそんなことの繰り返しで、気づけばこんな社会になっている。
時局に応じ多種多様な情報“排気ガス”を使いわけ、世の中を煙に巻いてしまう。
そのような権力による情報操作を「スピン」という。
今回はスピンをキーワードに、情報を読み解く力を磨いてみよう。
[英国]スピンを多用しすぎたブレア政権(アンドリュー・デウィット)
英国はイラクの脅威を誇張して、攻撃に踏み切ったのか。
情報操作疑惑が噴出した英国を取り上げる。
[米国]愛国心と恐怖心を利用する大統領(アンドリュー・デウィット)
国内の経済を悪化させているブッシュ大統領。
しかし、なぜか支持率は経済指標ほど下がらない。
それは、国民の関心が対テロ政策にうまく向けられているからなのであろうか。
[日本]官庁がしかけたスピンの数々(津田 俊雄)
日本でも「スピン」を利用し、その時々の「危機」を回避しようとする動きがみられる。
その多くは、政府にとって不都合な事態が発覚したり、政策遂行のために世論形成が必要だと
判断した場合などに行なわれる。最近の「代表例」を検証してみる。
■NGOのねばり強い調査で電力会社の不正が発覚!
中部・東北電力の情報非公開で原発の「ひび割れ運転」開始(日下 郁郎)
この記事は各地の市民が協力し調査・追及する中で徐々に明らかになってきた、
電力会社の重大な不正についての報告である。
■広島の教育はどうなっているのか
教師や校長の自殺が相次ぐ学校現場(平舘 英明)
今年3月、尾道市の小学校に赴任した民間人校長が自殺した。
1999年に世羅高校の校長が自殺して以来、広島県では12人もの管理職、教師の犠牲者が出ている。
背景には、強権的な文部科学省による是正指導がある。
広島の教育の現状は、将来における日本の教育現場の姿でもある。
■「安全・安心まちづくり」のためにドヤ街・山谷が消える?
10月施行の東京都条例の矛盾(小川 正)
大阪の釜ヶ崎に次ぐ東京・山谷のドヤ街を一掃し、商店街の活性化を図ろうとする動きが出ている。
きっかけの一つは、今年10月に施行される東京都の新条例だ。
行き場を失いつつある労働者のまちの現状を報告する。
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