■9・11から2年 迷走する幻の帝国
謎の残るあの9・11事件から2年。
アメリカ流の「テロ」根絶政策は、イスラム世界に憎悪の火種をまき散らし、
「報復の連鎖」が続くパレスチナのような紛争地帯を世界に広げた。
「幻の帝国」アメリカは、国際的な孤立を深めつつどこへ行くのか。
世界は9・11だけなぜ追悼するのか(綿井 健陽)
米国主導のアフガンとイラクの統治はうまくいかず、泥沼化している。
この2つの戦地と米国を取材してきた筆者が体感したのは、イスラム教徒たちの
「9月11日」に向けた冷たい眼差しだった。
世界秩序再構築に失敗したアメリカ(木村 朗)
冷戦後に国際社会での支配的影響力を失いつつあったアメリカは、
9・11事件のあと「一国覇権主義」によって「新しい帝国秩序」を構築しようと試みたが失敗し、
孤立化の道を突き進んでいる。
03年版愛国者法に反対運動が活発化(木下 ちがや)
反テロを大義名分に掲げて、日々強まる米国内の治安強化の動き。
その代名詞ともいえる「愛国者法」を、さらに強化する動きがあるという。
だが、一方で、国内からの反発もまた強くなっている。
依然として不明な「事件の真相」(成澤 宗男)
歴史的な「大惨事」とされ、2つの戦争の口実にも使われた「9・11」。
だが、肝心の事件についての情報は完全にブッシュ政権と議会、マスコミによって封じ込まれている。
その知られざる仕掛けを暴く。
【コラム】市民の連帯行動が抑止力に(きくち ゆみ)
■新連載 家族ドキュメント『アトピーになって良かった』
(1) 妻の異変(のじま ともつ)
■深く傷ついたヤンバルの森と海(写真と文 山城 博明)
沖縄島北部ヤンバルの森と海が危機に瀕して久しい。
国の特別天然記念物であるノグチゲラなど沖縄固有種が数多く生息するこの地域が
いまどうなっているのか現状を追った。
■必要な薬と不要な薬(3) アトピー性皮膚炎の薬
アトピーの子どもにプロトピック軟膏は危険(浜 六郎)
顔や首、肘や膝の内側に強いかゆみを伴う発疹がでる――こんなアトピー性皮膚炎を治したいけれど、
副作用が強いステロイド剤も心配だ、というわけで登場したプロトピック軟膏。
しかしこれは、高い発ガン性をもつ上に、アトピーをも悪化させてしまう物質だったのです。
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