目次
《今月号の読みどころ》
3月29日、安保関連法が施行された。野党は廃止法案を叫んでいるが、現実に起こっている北朝鮮のミサイル発射にはダンマリだ。朝鮮半島有事にどう対処するのか、しっかり解決策を示してからにしてほしい。一方、お隣の韓国は経済が青息吐息。日本が20年来苦しんでいるデフレに突入したようだ。そのうえ、米軍が進めるTHAAD(終末高高度防衛)ミサイルの導入問題で米中の間で股裂き状態に陥っている。朴槿惠大統領の任期もあと2年弱。4月13日には国会議員の総選挙もある。韓国は果たして変われるのだろうか。
5月号の総力特集はズバリ「危ない!韓国」。反日に血道を上げるあまり、いま起こっている危機に気付いていないのかもしれない。関西大学の李英和教授は「北朝鮮が『新たに北京を核弾頭の照準に加えた』と明言する日はそう遠くない」とまで言い切る。中朝が衝突すれば、韓国にとっていいことは何もない。ところが韓国はというと、THAAD配備交渉に逡巡している。室谷克実氏は「配備交渉がどう進展するか、実際に配備されるのか、わかったものではない。つまるところ、韓国は米国からも中国からも信頼されていないのだ」と手厳しい。石平氏はもっとハッキリと、中国は「自国のアジア支配戦略のために、かつての『属国』だった韓国を駒の一つとして使おうとはしているが、韓国のために何かをしてあげようとする考えは微塵もない」と。韓国は朝鮮半島の危ない未来に対し、どれほど危機感をもっているのだろうか。
第二特集は景気の不透明感を分析した「アベノミクスは死んだか」。安倍総理を支える内閣官房参与の本田悦朗氏は「安倍総理には、消費税再増税は1年や2年といった期間を定めずに『凍結』することをできるだけ早く決断し、国民に『安心してください』というメッセージを送って」ほしいという。早稲田大学の若田部昌澄教授は、「消費税増税を予定どおり実施するならば、アベノミクスは終焉を迎えるだろう」と述べ、いくつかの提言を盛り込んだ。
巻頭では4人の有識者によるシンポジウムを開催し、「桜並木の福島・浜通りを聖火が走る日」を掲載した。NPO法人ハッピーロードネットの西本由美子理事長の言葉が浜通りの深刻さを伝える。「私がいちばんショックだったのは、『あなたたちはそこ(浜通り)に戻って幸せに暮らしてはいけないんです』という意味の言葉をいわれたことです」。シンポジウムからは現場で日々奮闘する人々の問題意識が垣間見える。最後に、屋山太郎氏は最近の田中角栄礼賛の風潮に対し、「田中角栄の増長と妄想」との論考を寄せ、苦言を呈す。ぜひご一読いただき、過去の大政治家への評価を、読者自らが下してほしい。
《今月号の目次》
巻頭シンポジウム
桜並木の福島・浜通りを聖火が走る日
西本由美子/開沼 博/先崎彰容/石崎芳行
《総力特集:危ない! 韓国》
「ヘル・コリア」の恐怖
室谷克実
「反中国の怪物」になった金正恩
李 英和
「宗主国」に翻弄される朴政権の悲哀
石 平
なぜモノづくりを低く見るのか
呉 善花
在韓日本人妻を救え
拳骨拓史
日韓合意というデタラメ
ケント・ギルバートvs小浜逸郎
《特集:アベノミクスは死んだか》
消費税増税は凍結すべし
本田悦朗
世界経済の急変に耐えられるか
齋藤 進
ブラックバイトが教育を食い物にする
坂倉昇平
緊縮では財政再建ができない
若田部昌澄
《読み物・連載》
戦艦「三笠」の故郷・英バローを訪ねて
岡部 伸
ニセコに学ぶ観光政策
ロス・フィンドレー
リオ五輪を悩ますジカウイルスの脅威
岡田晴恵
空き家と土地の「所有者不明化」
吉原祥子
課題「解決」先進国をめざせ
谷口将紀
民泊到来、問われる日本社会
翁 百合
田中角栄の増長と妄想
屋山太郎
「日本の翼」の真実Ⅲ
水間政憲
超韓流猫コリにゃん〈第13話〉
新安塩田奴隷労働事件
室谷克実[原案]/諸星惣一郎[漫画]
ニッポン新潮流〈国際政治〉
米ソ式「慰安婦調達」システム
渡辺惣樹
ニッポン新潮流〈経済政策〉
これからの労働・雇用を考える
飯田泰之
ニッポン新潮流〈生活社会〉
経歴詐称に怒るほんとうの理由
山形浩生
しぶといやつ〈第5回〉
第二章 合縁奇縁(1)
幸田真音
天あり、命あり。〈最終回〉
天命
江上 剛
覚醒するクラシック〈第35回〉
交響曲第八番
百田尚樹
巻頭言〈第17回〉
脚下照覧
養老孟司
私日記〈第196回〉
トルストイ先生の迷言
曽野綾子
平成始末〈第77回〉
「いやしい」言葉
山折哲雄
友(アート)を訪ねて〈26〉
オーギュスト・ルノワール
文/原田マハ
凜たる女性〈65〉
中澤優子
撮影/遠藤 宏
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商品情報・内容
- 出版社:PHP研究所
- 発行間隔:月刊
- 発売日:毎月6日
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