Voice(ボイス) 発売日・バックナンバー

全273件中 1 〜 15 件を表示
880円
2026/7月号の読みどころ
 長期化するウクライナ戦争、拡張主義的な中国の活動、米国とイスラエルによるイラン攻撃とそれに続くホルムズ海峡封鎖……。これらを見れば、国家間戦争が遠のいたと見られた時代は去り、戦争の可能性を想定してその広範な影響に備えねばならない世界が到来していることは明らかです。高市政権が進める安保三文書見直しは、防衛に留まらない総合的な国力の強化を据えており、これは時宜に適った動きであるものの、関係領域が広がるほど焦点がぼやける恐れもあります。本特集では、抑止力の再構築と防衛領域と広い意味での経済領域の高次元での統合を通底したテーマとして、新たな安保・国防戦略に盛り込むべき論点をさまざまな角度で取り上げ、本質的課題を明らかにします。安保三文書の見直しに必要な論点を語る森本敏元防衛大臣へのインタビューや、自民党内の新しい安全保障の議論を牽引する小林鷹之氏、大野敬太郎氏、塩崎彰久氏の鼎談などを掲載しています。また、5月の米中首脳会談の結果や今後の米中関係と日本について議論した國分良成氏と久保文明氏による巻頭対談「米中『G2』はトランプと習近平の幻想だ」も必読の内容です。特集2は「介護の苦しみに何ができるか」。介護に苦しみ、悩む人びとに、いかに手を差し伸べることができるのかを、多角的な視点から考えます。

━━━━  もくじ  ━━━━━

特集1:「戦争の時代」の防衛戦略
三文書見直しで「真の防衛力」を築け
森本 敏
40p
「ニュー安保族」が考える令和の国家戦略
小林鷹之&大野敬太郎&塩崎彰久
52p
安保と経済を統合する「創力安全保障」構想
相良祥之
64p
「新しい戦い方」を実装せよ―次期国家防衛戦略・防衛力整備計画の論点
村野 将
74p
防衛支出が日本経済の将来を左右する
小野圭司
82p
「二正面時代」に鍵を握る無人アセット運用
布施 哲
90p
中国の「戦争準備」が突きつける現実
土屋貴裕
98p
ウクライナ企業の闘いと日本への示唆
松原実穂子
106p
特集2:介護の苦しみに何ができるか
「介護の脱家族化」をめざすべき時代
藤崎宏子
132p
介護保険の準市場を問い直す――質と公平性との両立は可能か
金谷信子
140p
人は「効率化」できない対話に救われる
六車由実
148p
できないこと、できなくなったこと
いしいしんじ
156p
巻頭対談
米中「G2」はトランプと習近平の幻想だ
國分良成 &久保文明
16p
特別対談
なぜいま「国民の物語」が必要なのか
河野有理&辻田真佐憲
182p
連載 ほか
憲法改正と日米同盟を考える―平和憲法は戦争の歯止めか、安全の足枷か
武田康裕
114p
米国の保守思想はどこへゆく―共和党のブレーンたちとの対話
松本佐保
122p
米・イラン問題の核心は「非対称性」にある
山内昌之
164p
「仕事」とは何か〈4〉
[学生との対話]自分の領分で勝負する
楠木 建
194p
世界からの衆知衆論〈1〉
オランダ
ヒルス・ベスホー・プルッフ
226p
エビデンスの時代に効く「凡庸な結論」
朱 喜哲&谷川嘉浩&杉谷和哉
204p
一つの言葉は一つの心
TAKAHIRO &ラテン語さん
216p
著者に聞く
ファッションは視覚だけではない
平芳裕子
234p
ニッポン新潮流〈現代社会〉
「(私立)大学不要論」への答え
西田亮介
28p
ニッポン新潮流〈教育企業〉
「能力」はパワハラを免責するのか―大阪市元局長再登用問題
勅使川原真衣
30p
ニッポン新潮流〈都市文化〉
みどりでまちを動かす
藤村龍至
32p
ニッポン新潮流〈現代思想〉
AIに倫理を教える方法―Claude、徳倫理、法
谷川嘉浩
34p
地域から日本を動かす〈51〉
どこにいても世界と仕事ができる
結城豊弘
36p
歴史家の書棚〈72〉
佐野静代『近代の政治家と京都の別荘庭園』
奈良岡聰智
238p
巻頭言〈3〉
「坊っちゃん」の正義
会田弘継
13p
ホモ・ルーデンスの諸相〈3〉
文明未経験の超大国か
本村凌二
244p
大学生が見つけたしあわせ〈6〉
あの日のように世界をみる

1p
昭和ユートピア〈7〉
中林青果
写真・文/平山 雄
6p
令和の撫子〈86〉
奈緒 俳優
撮影/吉田和本
9p
Voiceブックス
編集者の読書日記

240p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

241p
Voiceレター
読者の感想&意見

242p

------------------
以上でございます。ぜひ本誌にてお楽しみくださいませ。
880円
2026/6月号の読みどころ
2026年現在、世界は「AIバブル」のただ中にあると言われています。AIエージェントや現実世界でロボットなどを動かすフィジカルAIなど、AIに関する新たな技術が加速度的に進化しており、昨今のアメリカ・イスラエルによるイランへの攻撃でも、AIが軍事利用されたことが大きな注目を集めました。また昨年には中国のDeepSeekが公開したAIが世界市場を動揺させたことも記憶に新しいでしょう。米中の開発競争は一段と激化するなど大国が技術覇権を競う一方で、日本においてはこの領域では投資規模が出遅れており、世界に取り残されているという議論も少なくありません。AIバブルのいま、日本の「勝ち筋」をどこに見出すべきなのでしょうか。本特集では、世界から注目されるSakana AI共同創業者の伊藤錬COOと森聡教授の対談や、冨山和彦氏による論考のほか、『半導体戦争』が話題を呼んだクリス・ミラー氏の独占インタビューなどを掲載しています。特集2は「二人の強権者」。5月半ばに首脳会談を控える米中両首脳の行動原理を読み解きます。そのほか、NTTの澤田純会長と岩尾俊兵准教授による巻頭対談のほか、筒井清忠氏の特別寄稿「『総選挙大勝内閣』の一考察」も必読。

━━━━  もくじ  ━━━━━
特集1:AIバブルの光と影
日本の活路を拓く「新たなソフトパワー」―AIが変える「国力」の定義
伊藤 錬&森 聡
40p
AXで地方から甦る日本の経済戦略
冨山和彦
52p
投資過熱で問われる「勝てる企業」の条件
クロサカタツヤ
62p
AIスタートアップが見据える将来
小田志門 &洛西一周
70p
ホワイトカラー黙示録の到来―雇用はどう変わるか?
井上智洋
80p
迫る「二〇二六年問題」に見出す可能性
篠﨑彰彦
88p
人工知能が引き起こす「第三の軍事革命」
長島 純
96p
シンギュラリティを迎える世界の行方
今井翔太
104p
米中競争の帰結はデカップリングではない
クリス・ミラー
112p
特集2:二人の強権者 世界を揺るがす米中の論理
トランプという「ぶち壊し屋」の原点
村田晃嗣
134p
イラン攻撃をめぐるMAGA派の「漂流」
宮田智之
142p
独裁者の不安と憂鬱―中国共産党権力闘争史
李 昊
150p
「習近平一強」の影に韓非子あり
桃井裕理
158p
巻頭対談
GAFAMを超える思想はあるか
澤田 純 &岩尾俊兵
16p
特別寄稿
「総選挙大勝内閣」の一考察―日本近現代史に見る
筒井清忠
182p
連載 ほか
「21世紀版ウェストファリア体制」を築け
カーティス・ヤーヴィン
122p
民主主義が「破壊」されたベナンの危機
ゾマホン・ルフィン
166p
「仕事」とは何か〈3〉
仕事は思い通りにならない
楠木 建
196p
【トランプ2.0、翻弄される世界を歩く】〈5〉
ドイツ
岡部 伸
206p
デジタル・パターナリズムと優しい専制―アルゴリズム国家の誕生
島澤 諭
218p
柔軟な働き方が右肩下がりの社会を救う
三原邦彦
227p
著者に聞く
「私は私」を取り戻すために
鴻巣 麻里香
234p
ニッポン新潮流〈現代社会〉
「折り合いをつける道」の政治的再評価
西田亮介
28p
ニッポン新潮流〈教育企業〉
「自分を大事に」働くとは?──「怠け者女子の仕事」論への違和感
勅使川原 真衣
30p
ニッポン新潮流〈都市文化〉
ホルムズ海峡の危機と現代建築
藤村龍至
32p
ニッポン新潮流〈現代思想〉
「居場所」を実感できることの包摂性と排除性
谷川嘉浩
34p
地域から日本を動かす〈50〉
万博レガシーが続くのは面白い
結城豊弘
36p
歴史家の書棚〈71〉
『日本歴史』編集委員会 編『日本史のなかの酒』
奈良岡 聰智
238p
巻頭言〈2〉
小泉八雲とカークの共鳴
会田弘継
13p
ホモ・ルーデンスの諸相〈2〉
人類は歴史に学べるのか
本村凌二
244p
大学生が見つけたしあわせ〈5〉
写真は手紙

1p
昭和ユートピア〈6〉
角田ガクブチ店
写真・文/平山 雄
6p
令和の撫子〈85〉
erinco ジムインストラクター/モデル
撮影/吉田和本
9p
Voiceブックス
編集者の読書日記

240p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

241p
Voiceレター
読者の感想&意見

242p

------------------
以上でございます。ぜひ本誌にてお楽しみくださいませ。
880円
2026/5月号の読みどころ
2026年に入ってからの3カ月で、国際社会はその在り様を大きく変えつつあります。変化の中心にいるのは、言うまでもなくドナルド・トランプ米大統領です。1月2日深夜から翌未明にかけて、アメリカ軍はベネズエラを爆撃し、独裁政権を率いてきたマドゥロ大統領を拘束しました。さらに、2月28日にはイスラエルとともにイランへの攻撃に踏み切っています。トランプ大統領の外交政策は「ドンロー主義」とも称されていますが、戦略的競争を繰り広げる中国をはじめ、世界各国との間で軋轢を生んでいます。「孤立主義」や「西半球主義」とも語られてきたトランプ外交について、その行動原理をいかに読み解くべきでしょうか。そして、同盟国として難しい舵取りを迫られる日本の外交は、いかなる針路を取るべきなのでしょうか。本特集では、「臥薪嘗胆」の時代にある日米関係を考察する中西輝政氏の論考に加え、「ドンロー主義」の本質に迫る大西洋評議会副会長のマシュー・クローニグ氏と、ハドソン研究所の村野将氏による対談などを掲載しています。
特集2は「時間をめぐる問い」です。哲学・行動経済学・テクノロジー・精神医学の各視点から、移ろいと歪みを繰り返す「時間」について問い直します。そのほか、東浩紀氏や、玉木雄一郎氏のインタビュー、磯野真穂氏と阿部幸大氏の対談なども必読です。

━━━━  もくじ  ━━━━━

特集1:トランプ外交VS.世界
高市早苗は「アメリカ」を信じ抜けるか
中西輝政
40p
トランプ主義の「はじまりの終わり」
冨田浩司
52p
宥和なき対中政策、袋小路の習近平
阿南友亮
60p
プーチン・ロシアと重なる三つの世界観
保坂三四郎
68p
米欧対立と「グローバルウエスト」の危機
細谷雄一
76p
イラン攻撃が招く中東秩序の混迷
坂梨 祥
84p
ベネズエラ軍事介入、衝撃と希望
坂口安紀
92p
アメリカを失った多国間主義
山田哲也
100p
ドンロー主義の本質を読み解く
マシュー・クローニグ & 村野 将
108p
特集2:時間をめぐる問い 移ろいと歪みの狭間で
ベルクソンと回顧的錯覚──私たちの知能が見誤るもの
平井靖史
130p
なぜ人間は時間を守れないのか―隠れた「時間泥棒」の正体
大竹文雄
138p
AI時代、有限から無限へ移行するか
松原 仁
146p
「治療」とは言葉で過去を編み直すこと
松本卓也
154p
巻頭インタビュー
求めるべきは「政治を超えた価値」
東 浩紀
16p
特別インタビュー
「声なき声」から本物の政策が生まれる
玉木雄一郎
118p
特別対談
「正義」の名の下で広がる暴力
磯野真穂&阿部幸大
162p
連載 ほか
メシアを求めるアメリカ、混ざり合う日本
柳澤田実&大柴行人
192p
メジャーで戦い続けてこられた理由
菊池雄星
222p
「仕事」とは何か〈2〉
仕事は「好き嫌い」で決まる
楠木 建
182p
【闘う首長】〈7〉
「働いてもらい方改革」で物価高と人口減を止める
江崎禎英
230p
サナエノミクスで日本は不況になるか?
柿埜真吾
202p
宗教は「貧困と災害」から人びとを救えるか―東南アジアの若手宗教リーダーが見た日本
モハメド・イムラン・モハメド・タイブ エマ・ラフマワティ チュオ・ソパンニャー
210p
ニッポン新潮流〈現代社会〉
「国民会議」は国民の利益に適うか
西田亮介
28p
ニッポン新潮流〈教育企業〉
批判を「悪口」と呼び始めた社会―何を得て何を失うのか?
勅使川原 真衣
30p
ニッポン新潮流〈都市文化〉
十年間の都市再生プロジェクトの成果
藤村龍至
32p
ニッポン新潮流〈現代思想〉
認知疲労とプラットフォーム依存のリスク
谷川嘉浩
34p
地域から日本を動かす〈49〉
「マイス(MICE)」で元気な福岡市に学ぶ
結城豊弘
36p
歴史家の書棚〈70〉
瀧井一博『知識で国家を拓く』
奈良岡 聰智
238p
巻頭言〈1〉
日本人のイラン観
会田弘継
13p
ホモ・ルーデンスの諸相〈1〉
ユングの忠告
本村凌二
244p
大学生が見つけたしあわせ〈4〉
日常が充ちている瞬間

1p
昭和ユートピア〈5〉
セキネ洋傘店
写真・文/平山 雄
6p
令和の撫子〈84〉
堀花梨 デフビーチバレーボール選手
撮影/吉田和本
9p
Voiceブックス
編集者の読書日記

240p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

241p
Voiceレター
読者の感想&意見

242p
------------------
以上でございます。ぜひ本誌にてお楽しみくださいませ。
880円
2026/4月号の読みどころ
いまや私たちの暮らしから切り離すことのできない「SNS」。自民党が大勝を収めた2026年2月8日の衆院選後には、さまざまな議員がSNSを勝因あるいは敗因として挙げたように、身の回りの社会問題はもとより、政治から経済に至るまで、いかなるテーマを議論するうえでもその存在を無視することはできません。アテンション・エコノミーが世界を覆ういま、若年層の利用を規制する国も現れています。私たちは、この新たなインフラといかに向き合うべきかという岐路に立たされていますが、はたしてSNSといかに向き合うべきなのでしょうか。本特集では、今回の衆院選を「私民選挙」として総括する佐藤卓己氏や、SNSと民主主義について検討する山本龍彦氏らの論考を通じて、多角的に考察します。特集2は、「『高市圧勝』後の論点」。歴史的な議席増を果たした高市政権がこれから直面する課題について、政治・経済・外交の各視点から検討します。そのほか、ロシアによるウクライナ侵略から五年目を迎えたいま、米露首脳の行動原理をめぐり議論する上月豊久・前駐露大使と冨田浩司・前駐米大使の巻頭対談や、新著が話題を呼んでいる小説家・朝井リョウ氏のインタビューも掲載しています。
━━━━  もくじ  ━━━━━
特集1:SNS社会の不安と欲望
情動社会で繰り広げられた「私民選挙」
佐藤卓己
42p
SNSと「政教分離」、そして民主主義
山本龍彦
52p
民主主義の増幅とその危機
佐藤 理
62p
時代に即した「利用規制」で青少年を守れ
曽我部真裕
70p
災害時の情報空間の再設計を
山本佳世子
78p
「共感」が奪い、殺していく「革新」
北野唯我
86p
私たちが離れられない新たなインフラ
正木大貴
94p
断片化する時代に深まる「神への渇望」
柳澤田実
102p
「言質の時代」に言葉の力を取り戻すために
福尾 匠
110p
特集2:「高市圧勝」後の論点
熱狂の先に問われる「統治のリアリズム」
中北浩爾
130p
「責任ある」から「秩序ある」積極財政へ
吉崎達彦
140p
食料品減税で家計を救えるか
塩路悦朗
148p
「多秩序世界」で求められる戦略外交
墓田 桂
156p
巻頭対談
米露首脳の内心、高市外交の使命
上月豊久&冨田浩司
18p
特別インタビュー
名付けないまま「現実」を描く
朝井リョウ
120p
連載 ほか
独占インタビュー
AIの進化とともに変わる「人間」と「知性」
マックス・ベネット
196p
数学者にユーモアが必要な理由
藤原正彦
212p
「文明の変容」としてのローマ帝国衰亡史
本村凌二
220p
〈新連載〉「仕事」とは何か〈1〉
仕事とは何か 何ではないか
楠木 建
164p
【トランプ2.0、翻弄される世界を歩く】〈4〉
チェコ
岡部 伸
184p
【新時代ビジョン研究会】
「何もない町」、食でゼロから「1」に――宮崎県川南町
森 耕一郎
228p
武装としての「教育」に幸福はあるのか
おおたとしまさ
204p
著者に聞く
独学では届かない場所へ
飯田史也
236p
ニッポン新潮流〈現代社会〉
有権者が選んだ「実利」と「安定」
西田亮介
30p
ニッポン新潮流〈教育企業〉
外資系生保大手巨額詐取事件の会見に抱いた二つの違和感
勅使川原 真衣
32p
ニッポン新潮流〈都市文化〉
積極財政と国土再編
藤村龍至
34p
ニッポン新潮流〈現代思想〉
「論争」暴力化の論理を鶴見俊輔から読む
谷川嘉浩
36p
地域から日本を動かす〈48〉
春キャンプで盛り上がる宮崎
結城豊弘
38p
歴史家の書棚〈69〉
飯倉 章『日露戦争と日本像の転換』池田昭一『兵士たちに刻まれた日露戦争』
奈良岡 聰智
240p
巻頭言〈最終回〉
「テクノ重商主義」の時代を生き抜く
冨田浩司
15p
文明之虚説〈最終回〉
福澤諭吉の外交感覚
渡辺利夫
246p
大学生が見つけたしあわせ〈3〉
変わりゆくなかで

1p
昭和ユートピア〈4〉
珈琲アロウ
写真・文/平山 雄
8p
令和の撫子〈83〉
新妻幹生
撮影/吉田和本
11p
Voiceブックス
編集者の読書日記

242p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

243p
Voiceレター
読者の感想&意見

244p
------------------
以上でございます。ぜひ本誌にてお楽しみくださいませ。
880円
2026/3月号の読みどころ
日本ほど治安がよく、安心して暮らせる国はない――。わが国では、かねてよりそうした「神話」が語られてきました。現に各種指標を見ても、日本は上位にランクインしており、訪日外国人も実感をもってそんな感想を口にします。それが日本という国が誇るべき魅力や強みであるのは事実ですが、一方で、とくに近年、私たちの身の回りにさまざまな危機が忍び寄っていることから目を逸らしてはいけません。時の首相が襲われたように、テロの危険性は存在しますし、一部からは日本は「スパイ天国」であると指摘されています。また、日本の技術や土地も、懸念国から狙われています。サイバー攻撃を仕掛けられる企業は後を絶たず、認知戦の脅威も日に日に増しています。このように、日本社会に潜む危険を挙げれば枚挙に暇がなく、私たちは、これらの問題一つひとつに向き合わなければなりません。元内閣危機管理監・元警視総監の米村敏朗氏と、日本の危機管理研究の第一人者である福田充氏の対談や、宮坂直史氏などの論考を通じて、「平和国家・日本」を取り戻すために何が求められているのかを多角的に考えます。
第2特集は「野党の存在意義」です。2026年1月に立憲民主党と公明党が合流して新党「中道改革連合」を結成しましたが、そもそも野党に求められる役割や価値とは何かについて、ドイツ、イギリス、シンガポールの事例もふまえて考えます。そのほか、巻頭には滝田洋一氏による片山さつき財務大臣の独占インタビューを掲載。また、赤根智子ICC(国際刑事裁判所)所長のインタビューも掲載しています。

━━━━  もくじ  ━━━━━
特集1:偽りの平和国家・日本
「オールハザード」に克つ危機管理
米村敏朗&福田 充
40p
「新しいテロ」を防ぐために必要なこと
宮坂直史
54p
国家情報局とスパイ防止法がなぜ必要か
小谷 賢
62p
企業を脅かすサイバー攻撃リスクの増大
大澤 淳
70p
SNS上で仕掛けられる「認知戦」の恐怖
イタイ・ヨナト
78p
政府は在外邦人を守れるのか―「台湾有事」の抑止と対処
武田康裕
88p
政治教育を欠く社会の危うさ
近藤孝弘
96p
懸念国に狙われている「技術」と「土地」
横尾洋一
104p
特集2:野党の存在意義
日本政治における野党の現在地
境家史郎
132p
野党の変化とドイツ政治の不安定化
安井宏樹
140p
英国政治が示す政権交代への備え
高安健将
148p
シンガポールに見る「一党支配」の限界
田村慶子
156p
巻頭インタビュー
「積極財政」は22世紀の日本への責任
片山さつき
18p
特別論考
日本人よ、健やかであれ―高市政権と描くべき国家像
先崎彰容
114p
特別インタビュー
逆行する世界で「法の支配」を守る
赤根智子
184p
連載 ほか
「国民政党」として不動の党に
森山 裕
164p
「戦後ゼロ」の時代に戦中派から学ぶもの
與那覇 潤&前田啓介
194p
【新時代ビジョン研究会】
能登地震の復興、進まぬ理由―富山県氷見市・高岡市
西嶋伸一
224p
国連憲章の潜在的リスクと日本外交の死角
神余隆博
124p
議論すべきは「問題のない外国人」への政策
海老原 嗣生
206p
依存とは「意思の弱さ」ではない
松本俊彦
216p
令和の事業家
新しい結婚のスタイル「理念式」が支持される理由
岸本裕子
232p
著者に聞く
音声だから「長いコンテンツ」を届けられる
野村高文
236p
ニッポン新潮流〈現代社会〉
「改革の担い手」としての維新の正念場
西田亮介
28p
ニッポン新潮流〈教育企業〉
「しあわせ」研究のいま―個人主義的な幸福論に異議あり
勅使川原 真衣
30p
ニッポン新潮流〈都市文化〉
「令和の列島改造論」の行方
藤村龍至
32p
ニッポン新潮流〈現代思想〉
韓国発の若者読書文化「TEXT HIP」
谷川嘉浩
34p
地域から日本を動かす〈47〉
震災の記憶を「つむぐ」
結城豊弘
36p
歴史家の書棚〈68〉
宮下規久朗『戦争の美術史』
奈良岡 聰智
240p
巻頭言〈24〉
「戦略的曖昧さ」の行方
冨田浩司
15p
文明之虚説〈99〉
人生100年時代
渡辺利夫
246p
大学生が見つけたしあわせ〈2〉
夕暮れどきの江ノ島海岸

1p
昭和ユートピア〈3〉
十一屋肉店
写真・文/平山 雄
6p
令和の撫子〈82〉
井口 恵
撮影/吉田和本
9p
Voiceブックス
編集者の読書日記

242p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

243p
Voiceレター
読者の感想&意見

244p
------------------
以上でございます。ぜひ本誌にてお楽しみくださいませ。
880円
2026/2月号の読みどころ
2025年10月に高市政権が発足して以来、支持率は依然として高い水準を維持しています。その特徴として、従来の政権と比較して若年層の支持が拡大している点が挙げられるでしょう。現役世代が現政権にとくに期待しているとされるのが、物価高などが続く経済への対策です。高市政権の経済政策・サナエノミクスは、「責任ある積極財政」を掲げていますが、はたして日本をいかなる方向へ導きうる政策構想なのでしょうか。自民党総裁選の段階で金融市場は「円安・株高・債券安」で反応しましたが、今後はどのような展開が見込まれるのでしょうか。マクロ・ミクロ経済の両面でさまざまな論点が浮上している現下の日本経済を解剖しつつ、サナエノミクスの実像と、乗り越えるべき課題について検討します。自民党との連立に踏み切った日本維新の会代表・吉村洋文氏への特別インタビューも掲載します。特集2は「大丈夫か、日本の医療」。持続可能な医療の実現に向けて、日本社会が解決すべき構造的な問題について議論します。巻頭には、昨今の習近平政権の高市政権への威圧をふまえ、中国の行動を歴史的文脈から読み解く、岡本隆司氏と野嶋剛氏の対談「中国の横暴の背景にある『近代史の屈辱』」を掲載しています。

━━━━  もくじ  ━━━━━
アベノミクスを超えんとする政策構想
飯田泰之
38p
リフレ期待が招いた「円安再起動」
唐鎌大輔
46p
「賃上げなき株高」を終わらせる条件
河野 龍太郎
56p
インフレの財政的帰結と価格制御の危うさ
渡辺 努
64p
労働時間規制緩和と育児支援の両立への道筋
小黒一正
74p
積極財政は地方の自立を促すのか
山崎 朗
84p
欧州に見る従来型政党政治の限界と模索
網谷龍介
92p
女性首相誕生への違和感はなぜ生まれるか
田中世紀
100p
特別インタビュー
僕が高市首相に賭けた理由
吉村洋文
108p
特集2:大丈夫か、日本の医療
財務主導の改革では医療システムは瓦解する
今中雄一
130p
現役医師が考える「地域医療」の持続可能性
日下伸明
140p
広がる赤字病院、問われる覚悟
森まどか
148p
DX化が拓く持続可能な日本医療の未来
黒田知宏
156p
巻頭対談
中国の横暴の背景にある「近代史の屈辱」
岡本隆司&野嶋 剛
16p
特別対談
考察で「正解」を求める時代
三宅香帆&高比良くるま
182p
連載 ほか
人類が選択すべきは「脱成長」ではない
ダニエル・サスキンド
120p
令和に足りない「野生の経営」
岩尾俊兵&片石貴展
164p
【トランプ2.0、翻弄される世界を歩く】〈3〉
ポーランド
岡部 伸
194p
【新時代ビジョン研究会】
地下の遺構が語る原爆と戦争――広島県広島市
水川恭輔
226p
中国が直面する「過剰投資」と「停滞」の悪循環
リチャード・ヤーロー
206p
「授乳服」で子育てをもっと自由に
光畑由佳
218p
著者に聞く
上司はなぜ冷たいのか?
稲垣 諭
234p
ニッポン新潮流〈現代社会〉
新聞社に残された時間は長くない
西田亮介
26p
ニッポン新潮流〈教育企業〉
「志望動機」から「自分史」採用へ、は吉報か?
勅使川原 真衣
28p
ニッポン新潮流〈都市文化〉
公共建築の再利用を考える
藤村龍至
30p
ニッポン新潮流〈現代思想〉
『思考の整理学』300万部と京都知識人たち
谷川嘉浩
32p
地域から日本を動かす〈46〉
「鳥取大学モデル」というヒント
結城豊弘
34p
歴史家の書棚〈67〉
浦上法久『自衛隊の海外派遣政策の「変容」』香田洋二『自衛隊に告ぐ』
奈良岡 聰智
238p
巻頭言〈23〉
ポピュリズムの新たな波
冨田浩司
13p
文明之虚説〈98〉
健康寿命について
渡辺利夫
244p
大学生が見つけたしあわせ〈新〉
黄昏時の大屋根リング

1p
昭和ユートピア〈2〉
名曲喫茶ネルケン
写真・文/平山 雄
6p
令和の撫子〈81〉
高橋百佳
撮影/吉田和本
9p
Voiceブックス
編集者の読書日記

240p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

241p
Voiceレター
読者の感想&意見

242p
------------------
以上でございます。ぜひ本誌にてお楽しみくださいませ。
880円
2026/1月号の読みどころ
2025年10月に高市政権が発足してから、1カ月半が経ちました。政権運営や経済政策、そして外交とさまざまな課題が山積していますが、各種調査が示す政権への高支持率が如実に表しているように、新しい風が吹き始めているのは間違いありません。この大変化を追い風として、日本ははたしていかに「勝ち筋」を見出すべきでしょうか。トランプ2.0の本格始動と高市政権発足というエポックメイキングな1年を超えて、来る2026年の世界と日本の行方と論点について考えます。高市政権のグランドデザインと「1月解散」について語る山田宏議員へのインタビューや、「サナエノミクス」の課題などを論じる若田部昌澄氏の論考、また西洋は「敗北」を超えて「終焉」したと指摘するエマニュエル・トッド氏の特別インタビューなど、必読の内容です。また、特別企画「リーダーをどう育てるか」では、高市早苗総理がかつて学んだことでも注目を集める松下政経塾の実践をふまえ、リーダー教育の在り方を考えます。特集2は「時代と対話する『音楽』」。音楽の現在地と現代社会の実像を浮き彫りにします。そのほか、大澤真幸氏と山口周氏の対談「歴史を封じられた日本のゆくえ」の巻頭対談や、トランプ主義に大きな影響を与えているカーティス・ヤーヴィン氏の独占インタビューも掲載しています。

━━━━  もくじ  ━━━━━
「西洋の終焉」後に待ち受ける混沌
エマニュエル・トッド
42p
高市政権で「国家としての日本」を取り戻す
山田 宏
50p
歴史的転換点に挑むサナエノミクス
若田部 昌澄
60p
「咲き誇る外交」を実現させるための試練
村田晃嗣
70p
アメリカで起きている根本的な地殻変動
会田弘継
78p
独裁者・習近平が向き合う「数多の混乱」
李 昊
86p
権力が動揺するフランスと欧州の未来
宮下 雄一郎
94p
覚醒した経済大国・インドの光と影
池田恵理
102p
デジタル民主主義を加速させる
安野貴博
110p
特集2:時代と対話する「音楽」
「ヒット曲」が目標に転化するとき
ヤマモトショウ
142p
世界を駆ける「J-POP」の躍進
柴 那典
150p
時代を超えて変わらない「リアリティ」
金光裕史
158p
特別企画:リーダーをどう育てるか 松下政経塾の実践
激動の時代に求められる「究極の学び」
谷口和弘&日野愛郎
186p
空白を埋めるという倫理―松下政経塾の現代的意義
物江 潤
198p
令和によみがえる「人づくりの哲学」
川上恒雄
206p
巻頭対談
歴史を封じられた日本のゆくえ
大澤真幸&山口 周
18p
特別インタビュー
アメリカを席捲する「闇の悟り」
カーティス・ヤーヴィン
128p
連載 ほか
それでも、生まれてきたことを肯定する〈終〉
同期し、呼吸を合わせるために僕らは生まれてきた
近内悠太
166p
【宗教と現代世界研究会】
世俗主義の終わり? 世界的な宗教復興が意味するもの
藤本龍児
222p
量子コンピュータ開発における日本の勝ち筋
小池 千万人
120p
「教育先進国」シンガポールでの子育て
大井 真理子
214p
[第三十四回山本七平賞発表]
渡邉雅子『論理的思考とは何か』

234p
ニッポン新潮流〈現代社会〉
政治倫理の本質
西田亮介
30p
ニッポン新潮流〈教育企業〉
「必要悪」は必要か? 開き直らないための二つの視点
勅使川原 真衣
32p
ニッポン新潮流〈都市文化〉
国際建築展に見る現代建築の潮流
藤村龍至
34p
ニッポン新潮流〈現代思想〉
「人間のいない世界」を眺める美学と思想
谷川嘉浩
36p
地域から日本を動かす〈45〉
「デジタル村民」という取り組み
結城豊弘
38p
歴史家の書棚〈66〉
波多野澄雄『日本終戦史1944-1945』
奈良岡 聰智
240p
巻頭言〈22〉
終わりの始まり
冨田浩司
15p
文明之虚説〈97〉
自己と他者
渡辺利夫
246p
戦跡が語る「先の大戦」〈終〉
ハワイ
写真・文/安島 太佳由
1p
昭和ユートピア〈新〉
長沢ベルト工業
写真・文/平山 雄
8p
令和の撫子〈80〉
咲妃みゆ
撮影/吉田和本
11p
Voiceブックス
編集者の読書日記

242p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

243p
Voiceレター
読者の感想&意見

244p
------------------
以上でございます。ぜひ本誌にてお楽しみくださいませ。
880円
2025/12月号の読みどころ
自民党総裁選とそれに続く連立協議を経て、高市早苗政権が発足し、参議院選挙以降の政治的空白にようやく終止符が打たれた。積年の課題に真正面から取り組む安定政治を実現できるのか、引き続き停滞と混乱に甘んじるのか、高市首相の手腕が問われる。世界では、先進国の多くで既存政治への異議申し立てが続き、戦後国際秩序の命脈が尽きつつある。国内でも物価・賃金・金利の「3つのゼロ」の時代が終わり、日本経済が新たな成長軌道に向かい、豊かな国民生活を実現できるかどうかの正念場にある。こうした時代に求められているのは、どのような政治指導者か。歴史の評価に耐える政治指導の要諦から、トランプやメルケルに見る現代のリーダー像、そして多党化が進む日本政治の課題などを多面的に検討したうえで、政治指導者は理念と現実の狭間で、国民の政治への信頼をいかに取り戻すべきか、その条件を探る。中西輝政・京都大学名誉教授と冨田浩司前駐米大使の対談や、伊吹文明元衆議院議長のインタビューなど、必読の内容となっている。特集2は「学力低下の『盲点』を考える」。メディアでも報道されている学力低下の背景や真因を検討する。

━━━━  もくじ  ━━━━━
特集1:時代が求める政治指導者
高市早苗はサッチャーになれるか
中西輝政&冨田浩司
38p
永田町を救えるのは「対話型リーダー」だ
牧原 出
52p
トランプが束ねる「特異な支持連合」
待鳥聡史
60p
痛みを避けたメルケルが遺した負債
岩間陽子
68p
100年前の「少数与党政権」からの教訓
村井良太
78p
政治指導論が示す、あるべき地方首長像
佐藤 信
86p
志ある女性たちを次のステージへ
村上フレンツェル玲
94p
新宰相が呼びかけるべき「国民の覚醒」
伊吹文明
102p
特集2:学力低下の「盲点」を考える
子どもたちの学びに何が起きているのか
耳塚寛明
128p
「学校システムの脆弱化」と教育の未来
おおたとしまさ
136p
デジタル教科書のバランス良い活用を
三井一希
144p
スマホ時代に必要な「言葉の力」
俵 万智
152p
巻頭インタビュー
競争が消えたアメリカ経済の末路
トマ・フィリポン
16p
特別鼎談
インテリジェンスで読む〈二つの戦争〉
小谷 賢&小泉 悠&須賀川 拓
114p
連載 ほか
中国のAI逆転戦略に日本の活路を探る
山田世智
200p
挑戦のたびに「半分論」を実践してきた
村上信五
208p
【トランプ2.0、翻弄される世界を歩く】〈2〉
インド
岡部 伸
160p
それでも、生まれてきたことを肯定する〈7〉
忘れられた「奥の思想」
近内悠太
182p
【宗教と現代世界研究会】
ダライ・ラマ十五世認定をめぐる正統性
石濱裕美子
216p
「自転車青切符」、カオス化する令和の公道
疋田 智
191p
政治に幸せはつくれるか
岸谷蘭丸
226p
著者に聞く
「競争過剰時代」を生き抜く哲学
田村正資
234p
ニッポン新潮流〈現代社会〉
問われる新総裁の真価
西田亮介
26p
ニッポン新潮流〈教育企業〉
なんちゃって二元論にご用心
勅使川原真衣
28p
ニッポン新潮流〈都市文化〉
政治家はどのような公共空間をつくるのか
藤村龍至
30p
ニッポン新潮流〈現代思想〉
教養主義幻想を超え、人文主義が創る読者
谷川嘉浩
32p
地域から日本を動かす〈44〉
万博のレガシーを未来につなげ
結城豊弘
34p
歴史家の書棚〈65〉
増田剛『次期戦闘機の政治史』赤根智子『戦争犯罪と闘う』
奈良岡聰智
238p
巻頭言〈21〉
外交の街で
冨田浩司
13p
文明之虚説〈96〉
平均寿命はなぜ延びたのか
渡辺利夫
244p
戦跡が語る「先の大戦」〈11〉
マレーシア
写真・文/安島太佳由
1p
里山―未来へつなげたい日本の風景〈終〉
水鳥たちへの夢
写真・文/今森光彦
6p
令和の撫子〈79〉
冨尾礼美
撮影/吉田和本
9p
Voiceブックス
編集者の読書日記

240p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

241p
Voiceレター
読者の感想&意見

242p
------------------
以上でございます。ぜひ本誌にてお楽しみくださいませ。
880円
2025/11月号の読みどころ
9月7日、石破茂首相が辞任を表明しました。本誌が店頭に並んでいるころには自民党の新総裁が決まっており、混迷を極める日本政治の行方がますます注目されます。他方で世界に目を向ければ、トランプ2.0で加速度的に不透明さを増しており、本来であれば内向きの議論に終始している余裕はないはずです。昨年の各選挙、そして7月の参院選における自民党の大敗と参政党の躍進をふまえ、日本政治に関しては近視眼的な論点ばかりが語られていますが、いまこそ視野を広げて国の在り方を大局的に検討しなければなりません。そのとき、歴史とともに一つの物差しになるのが、「外からの目線」、つまりは諸外国からの眼差しではないでしょうか。本特集では、外国人識者などの視点も交えながら、日本政治の現在地と課題、そして世界における日本への期待と立ち位置を検討します。特集2は「大災害時代を生きる」。地震などの自然災害はもちろんのこと、夏の猛暑や各地で相次いで被害が報告されている熊の出没などに対して、私たちはいかに備えるべきかを考えます。巻頭には俳優の黒柳徹子さんのインタビューを掲載しています。

━━━━  もくじ  ━━━━━
特集1:騒乱の日本政治、世界の目
自民党を救う「カリスマ」は現れるか
ケント・E・カルダー
38p
曖昧な日本の「ポピュリズム」の功罪
苅谷剛彦
50p
習近平と「直接対話」できるリーダーを
川島 真
58p
「ウクライナ後」のプーチンの本音
畔蒜泰助
66p
欧州にみる多数派なき政治の行方
吉田 徹
74p
制度的メカニズムなき日台関係の危うさ
李 世暉
82p
東南アジア諸国が抱く「期待」と「懸念」
古賀 慶
90p
投票率の低さは「国民性」のせいではない
グットマン・ティエリー グットマン佳子
98p
防衛計画の失策から考える「三つの原則」
エドワード・ルトワック
106p
特集2:大災害時代を生きる
防災庁設置で被災者の人権を守れるか
石井 美恵子
132p
40度の夏は「人災」である
立花義裕
140p
自然災害に揺るがぬ国土強靱化の実現
小林潔司
148p
獣害は自然災害か?
クマ問題の真因と人間社会との共存
小池伸介
156p
巻頭インタビュー
トットちゃんがいま伝えたい「言葉の力」
黒柳徹子
16p
特別インタビュー
AI時代のリーダーをつくる
岡田武史
164p
連載 ほか
持続可能な国際平和の枠組みを築け
長谷川 祐弘
114p
米国の貿易構造の変化と日本の商機
田中麻理
122p
危機に直面するアメリカ公共放送
清原聖子
202p
それでも、生まれてきたことを肯定する〈6〉
ねじれが心を伝えてくれる
近内悠太
182p
【新時代ビジョン研究会】
人をつなげる「地域のリハビリテーション」――京都府京都市
石﨑立矢
226p
年功序列に回帰する若者たち?──働く意識から見る「失われた30年」
米田幸弘
192p
「打ち言葉」は言語をどう変えるか
秋田喜美
210p
大阪・関西万博、喫煙所設置の意義
村中洋介
218p
著者に聞く
お金の不安に「感染」しないために
田内 学
234p
ニッポン新潮流〈現代社会〉
相次ぐ誤報が示した新聞の構造的危機
西田亮介
26p
ニッポン新潮流〈教育企業〉
コミュ力至上主義社会の「社交的人嫌い」
勅使川原 真衣
28p
ニッポン新潮流〈都市文化〉
ユートピアとディストピア
藤村龍至
30p
ニッポン新潮流〈現代思想〉
令和人文主義と「斜め」の知性
谷川嘉浩
32p
地域から日本を動かす〈43〉
観光振興は広角打法で
結城豊弘
34p
歴史家の書棚〈64〉
筒井清忠『昭和期の陸軍』戸高一成『日本海軍 失敗の本質』
奈良岡 聰智
238p
巻頭言〈20〉
赤と青のブルース
冨田浩司
13p
文明之虚説〈95〉
開発経済学
渡辺利夫
244p
戦跡が語る「先の大戦」〈10〉
フィリピン
写真・文/安島 太佳由
1p
里山―未来へつなげたい日本の風景〈23〉
メルヘンの世界
写真・文/今森光彦
6p
令和の撫子〈78〉
生田 絵梨花 
撮影/吉田和本
9p
Voiceブックス
編集者の読書日記

240p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

241p
Voiceレター
読者の感想&意見

242p

------------------
以上でございます。ぜひ本誌にてお楽しみくださいませ。
880円
2025/10月号の読みどころ
戦後、日本は「平和と繁栄」を追い求め、それなりに実現しました。表面的に見れば、これほど成功を収めた国は稀有でしょう。しかし実際、現在、どれだけの日本人が幸福感を抱いているでしょうか。アメリカのトランプ大統領の再登場が象徴するように、日本のみならず世界的に従来の価値観が揺らいでおり、テクノロジーの進化によって私たちの生き方も問い直されています。もはや私たちにとって「手本」となるような国は存在せず、つまりは日本の歴史や文化をふまえて「幸福」を考えなければいけません。西洋近代とは異なる「日本思想」から幸福について考察する佐伯啓思氏の論考をはじめ、8つの論考・インタビューから私たちにとっての幸せとは何かを考えます。特集2は「武器化する貿易、日本経済の活路」。トランプ関税で世界が揺れ続けるなか、日本が進むべき活路を検討します。特別企画「自民党は何を間違えたか」では、参院選を経て政局が不安定化するいま、自民党凋落の背景と今後の日本政治について議論。そのほか、彬子女王殿下と漫画家のほしよりこ氏の巻頭対談「『好き』を追求した時間は人生の宝物」を掲載しています。

━━━━  もくじ  ━━━━━
特集1:令和の新・幸福論
現世的かつ現実的な「日本思想」の可能性
佐伯啓思
38p
開かれた協調性という希望
内田 由紀子
52p
厳しい安保環境、フィンランドと韓国の違い
牧野愛博
60p
結婚の「メリット」をいかに引き出すか
筒井淳也
70p
AIエージェントで始まる「新しい人間関係」
三宅 陽一郎
78p
古代ギリシアに学ぶ幸福と自由
荻野弘之
86p
名経営者たちが従業員を幸せにできる理由
前野隆司
94p
読書は人を自由にするか、閉じ込めるか
千葉雅也
102p
特集2:武器化する貿易、日本経済の活路
自由貿易と経済安全保障のジレンマ
鈴木一人
130p
日本の貿易、内なる課題への挑戦
小島 明
138p
産業発展の歴史にみる「競争政策」
和田聡子
146p
特別企画:自民党は何を間違えたか
自民党の命脈はいつ尽きていたか
河野有理&與那覇 潤
184p
二大政党の終焉、多党制時代の到来
佐藤 理
196p
新しい階級社会、岩盤保守の転換
橋本健二
206p
巻頭対談
「好き」を追求した時間は人生の宝物
彬子女王&ほしよりこ
18p
特別寄稿
イラン・イスラエル戦争と中東情勢の転換
山内昌之
110p
【松本紘氏 追悼】
研究者を守り抜いた「大恩人」の志
山中伸弥
122p
連載 ほか
それでも、生まれてきたことを肯定する〈5〉
コーピングとして顕れる心
近内悠太
214p
【トランプ2.0、翻弄される世界を歩く】〈新〉
インドネシア
岡部 伸
154p
【闘う首長】〈6〉
AIを生かしたまちづくり
宮元 陸
166p
【新時代ビジョン研究会】
人口減少下で進める「100年に一度」の大改造――山形県山形市
稲村裕介
222p
日本映画史の画期『雪風 YUKIKAZE』
瀬戸川 宗太
230p
令和の事業家
中学生姉妹が伝統文化にかける思い
りり&てる
236p
ニッポン新潮流〈現代社会〉
「令和の政治」の本格始動
西田亮介
26p
ニッポン新潮流〈教育企業〉
「成長」を求める時代に「成熟」を考える
勅使川原 真衣
28p
ニッポン新潮流〈都市文化〉
青森の祭と空襲の記憶
藤村龍至
30p
ニッポン新潮流〈現代思想〉
批評の最前線はポッドキャスト
谷川嘉浩
32p
地域から日本を動かす〈42〉
「令和のコメ騒動」を再び起こすな
結城豊弘
34p
歴史家の書棚〈63〉
小峯隆生著、柿谷哲也撮影『我ら海中自衛隊』
奈良岡 聰智
240p
巻頭言〈19〉
開放性の政治学
冨田浩司
15p
文明之虚説〈94〉
杉山茂丸という「黒幕」
渡辺利夫
246p
戦跡が語る「先の大戦」〈9〉
グアム島
写真・文/安島 太佳由
1p
里山―未来へつなげたい日本の風景〈22〉
秋空とリンゴ
写真・文/今森光彦
8p
令和の撫子〈77〉
大北 友紀乃
撮影/吉田和本
11p
Voiceブックス
編集者の読書日記

242p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

243p
Voiceレター
読者の感想&意見

244p
------------------
以上でございます。ぜひ本誌にてお楽しみくださいませ。
880円
2025/9月号の読みどころ
2025年8月、私たちは「戦後80年」を迎えます。毎年、夏を迎えるたびに先の大戦の「総括」が行なわれ、周年に際しては時の政府が「談話」を出してきました。当時の日本人が何を求め、守るために戦争への道を歩んだのかは、今後も問われ続けるでしょう。他方で、歴史を振り返り「教訓」を得るだけでは、もはや許されないほどに日本を取り巻く環境は悪化しています。中国や北朝鮮の脅威は依然として眼前に存在し続けていますし、アメリカは覇権国の座をみずから降りようとしています。いま求められるのは、直近の種々の問題に対応しながらも、国家の在り方のグランドデザインを描くことのはずです。敗戦平和主義の克服を論じる中西輝政氏の論考をはじめ、いま日本が考えるべき大戦略を検討します。また、折木良一・元統合幕僚長と千々和泰明氏の対談「原爆投下は『必要悪』とは言えない」を巻頭に掲載。特集2は「『多様性』とは何か?」。「多様性」という言葉の背後にある複雑な現実に光を当てて、現代社会に潜む矛盾や葛藤などを浮き彫りにします。そのほか、藤原正彦氏の特別インタビュー「美辞麗句に踊らされた世界」も必読です。

━━━━  もくじ  ━━━━━
「敗戦平和主義」の克服へ目覚める夏
中西輝政
42p
「中国の大計」の虚実を見極めよ
山口信治
56p
核なき平和への階梯と日本の役割
先崎彰容
64p
日本経済が根本解決すべき「死角」
河野 龍太郎
72p
人口減少下で考える「都市の持続性」
森 知也
80p
宇宙大国の夢、百年後の日本
常田佐久
88p
20世紀の大戦と理不尽な死の現在
島薗 進
96p
ともに「敗北」を生き続ける:アメリカ南部と日本
アレン・メンデンホール
104p
特集2:「多様性」とは何か?
「ハッピートーク」が不寛容を覆い隠す
岩波 明
134p
「女子枠」は多様な進路につながるか?
宮阪元子
142p
「性別らしさ」への期待と限界
高井 ゆと里
150p
ふえると困る絶滅危惧種
豊田 有
158p
巻頭対談
原爆投下は「必要悪」とは言えない
折木良一&千々和 泰明
18p
特別インタビュー
美辞麗句に踊らされた世界
藤原正彦
166p
特別インタビュー
ビッグテックのクーデターを食い止めよ
マリーチェ・シャーケ
124p
連載 ほか
経営の本質は「無刀流」にある?
内田 樹&岩尾俊兵
112p
誰が常任理事国の横暴を止めるのか?
神余隆博
200p
スマホ時代に求められる「思考という摩擦」
谷川嘉浩&佐伯ポインティ
216p
それでも、生まれてきたことを肯定する〈4〉
企てと遊びのあいだ
近内悠太
184p
【闘う首長】〈5〉
「対立しつつ調和する」宮城県政
村井嘉浩
192p
【新時代ビジョン研究会】
「試練の海」から「希望の海」に――福島県浜通り
渡部育夫
228p
トランプを支える「聖書の政治学」
加藤喜之
208p
著者に聞く
「アメリカ新右翼」の混沌と収斂
井上弘貴
236p
ニッポン新潮流〈現代社会〉
放置されてきた「移民大国」の現実
西田亮介
30p
ニッポン新潮流〈教育企業〉
答え合わせ時代のレコメン機能と診断ブーム
勅使川原 真衣
32p
ニッポン新潮流〈都市文化〉
地方創生か、分権か
藤村龍至
34p
ニッポン新潮流〈現代思想〉
競争を爽やかに肯定する九〇年代生まれ
谷川嘉浩
36p
地域から日本を動かす〈41〉
地方大学だからやれる発信を
結城豊弘
38p
歴史家の書棚〈62〉
塩出浩之『琉球処分』
奈良岡 聰智
240p
巻頭言〈18〉
イスラエルはどこに向かうのか
冨田浩司
15p
文明之虚説〈93〉
甲申事変と脱亜論
渡辺利夫
246p
戦跡が語る「先の大戦」〈8〉
テニアン島
写真・文/安島 太佳由
1p
里山―未来へつなげたい日本の風景〈21〉
黄金色の棚田
写真・文/今森光彦
8p
令和の撫子〈76〉
桑井亜乃 
撮影/吉田和本
11p
Voiceブックス
編集者の読書日記

242p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

243p
Voiceレター
読者の感想&意見

244p
------------------
以上でございます。ぜひ本誌にてお楽しみくださいませ。
880円
2025/8月号の読みどころ
石丸現象、国民民主党旋風、齋藤元彦兵庫県知事の再選──。2024年は、選挙が大きな話題を呼んだ年でした。そして今年、「選挙の夏」が到来します。6月22日に投開票された東京都議会選挙では自民党が「大敗」を喫しましたが、7月20日には参議院選挙が控えています。少数与党によって政権が運営されている現在の日本政治において、今回の参院選はきわめて大きな意味をもつでしょう。他方で、いま私たちが論じるべきは、選挙の結果だけではなく、選挙のあり方そのものではないでしょうか。はたして、現在どれだけの国民が選挙に希望を見出しているでしょうか。近年、「SNS選挙」という言葉がメディアで頻繁に取り上げられていますが、選挙を取り巻く環境や制度について、いまこそ真剣に考える必要があります。本号では、このたびの参院選の意味を問う牧原出氏と中北浩爾氏の対談や、「SNS選挙」の虚実に迫る佐藤卓己氏と西田亮介氏の対談などを掲載しています。特集2は「日米中露『ナンバー2』の研究」。世界的に注目を集めるアメリカのバンス副大統領をはじめ、中国、ロシア、そして日本における「ナンバー2」の実像や影響力に迫ります。そのほか、岡部伸氏によるイスラエルの諜報機関「モサド」元長官へのインタビューも必読です。

━━━━  もくじ  ━━━━━
特集1:選挙は「国」を救うか、壊すか
対談
日本政治の「岐路」としての参院選
牧原 出&中北浩爾
44p
第二院のアイデンティティを問い直す
大屋雄裕
56p
為政者はいかに選挙を「操作」するか
東島雅昌
64p
普通選挙法を導いた「名裏方」の教え
井上義和
72p
「沖縄=公選法特区」の真相に迫る
安野修右
80p
投票の棄権は悪と言えるのか
玉手 慎太郎
88p
私たちは何を選んできたのか―日本の選挙135年
清水 唯一朗
96p
Z世代の政治メディア活用と危うさ
渡邊久哲
104p
対談
「SNS選挙」の虚実と情報安全保障
佐藤卓己&西田亮介
112p
特集2:日米中露「ナンバー2」の研究
バンスには大衆の声がわかる
廣部 泉
138p
何衛東の「失脚」で混乱必至の中国軍
中澤克二
146p
プーチンの「エゴ」を代弁するパトルシェフ
保坂三四郎
154p
「ナンバー2」不在の石破政権
塩田 潮
162p
特別企画
【イスラエル「モサド」元長官、日本に直言】
「ファイブ・アイズに加盟せよ」
岡部 伸
124p
巻頭対談
いま見つめ直すべき「ヒトの本性」
長谷川 眞理子&磯野真穂
20p
特別寄稿
忘れられない人―戦争の被害者、最後の返信
須賀川 拓
194p
連載 ほか
繰り返す災害のなかで「生きがい」を見出す
宮本亞門
170p
それでも、生まれてきたことを肯定する〈3〉
無意味のなかにある価値
近内悠太
186p
【新時代ビジョン研究会】
官民で模索する「多文化共生」―群馬県大泉町
宮村恵介
230p
抵抗するウクライナと「北方領土化」する占領地
渡辺玲男
202p
ルッキズムにおける疎外
戸谷洋志
212p
「コーオウンド・ビジネス」へのいざない
細川あつし
222p
著者に聞く
「男性」のイメージは凝り固まっている
周司あきら
238p
ニッポン新潮流〈現代社会〉
いまだ不透明なネットとリアルの繋がり
西田亮介
32p
ニッポン新潮流〈教育企業〉
「成長」という名の「正解」探し
勅使川原 真衣
34p
ニッポン新潮流〈都市文化〉
まちの新陳代謝を促す「まれびと」
藤村龍至
36p
ニッポン新潮流〈現代思想〉
病院襲撃事件の背後にある「反出生主義」
谷川嘉浩
38p
地域から日本を動かす〈40〉
万博の元気が日本を牽引する
結城豊弘
40p
歴史家の書棚〈61〉
内務省研究会編『内務省』植村和秀『文部省の国体明徴政策』
奈良岡 聰智
242p
巻頭言〈17〉
エルサレム、プーリームの頃
冨田浩司
17p
文明之虚説〈92〉
福澤 朝鮮への恋
渡辺利夫
248p
戦跡が語る「先の大戦」〈7〉
ヤップ島
写真・文/安島 太佳由
1p
里山―未来へつなげたい日本の風景〈20〉
湿度を感じる砂丘
写真・文/今森光彦
8p
令和の撫子〈75〉
アナンヤ・ドナパティ 
撮影/吉田和本
13p
Voiceブックス
編集者の読書日記

244p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

245p
Voiceレター
読者の感想&意見

246p
------------------
以上でございます。ぜひ本誌にてお楽しみくださいませ。
880円
2025/7月号の読みどころ
「この100日間で、首都ワシントンは、およそ100年間でもっとも大きな変化を遂げた」。第2次政権発足から100日を迎えた4月29日、ドナルド・トランプ大統領はこのように自画自賛しました。4月2日に発表した「相互関税」の導入を象徴として、世界は予測不可能性を前に大きな混乱に包まれています。このような先行きが不透明な時代に語られがちなのが、私たちの視座を相対化してくれる歴史のアナロジーです。トランプ大統領は19世紀の米国への愛着を隠しませんが、それに限らず、現在の世界と歴史とを照らし合わせることで、混乱期を生き抜く示唆を得られるはずです。歴史の大きな流れをふまえてトランプ2.0を見たとき、それをどれだけ大きなインパクトと位置付けることができるのか。トランプ第2次政権の政策は、世界史を変えうるものなのか。「戦後秩序」が大転換を迎えていると指摘する中西寛氏や、トランプ大統領がめざす「新しい19世紀」について分析する篠田英朗氏らの論考を通じて考えます。そのほか特別企画として、佐伯啓思氏と森本あんり氏の対談を掲載。多極化の時代を迎えたいまこそ「日本とは何か」を問い直すべきとの議論は必読です。第2特集は「国民と賃上げ」。日本、欧米、中国の賃上げ事情を比較しながら、「賃上げ」の可能性と課題に迫ります。巻頭には、文芸評論家の三宅香帆氏と『チ。』の作者である魚豊氏の対談「『陰謀論の時代』に甦るカントの思想」を掲載しています。

━━━━  もくじ  ━━━━━
米国の変質が招く「戦後秩序」の大転換
中西 寛
38p
日本を襲うネオ・ヤルタ、多極化、無秩序
秋田浩之
48p
トランプがめざす「新しい十九世紀」
篠田英朗
58p
自国第一主義は「世界恐慌」を招くのか
柴山桂太
66p
トランプ関税は30年型か、71年型か
軽部謙介
74p
戦後「国際危機」から導き出される教訓
保城広至
82p
陸奥宗光の外交論から考える日本の針路
佐々木 雄一
90p
現代に忍び寄る「暴君」の気配
本村凌二
98p
特集2:国民と賃上げ[日本、欧米、中国]
日本の賃上げはなぜ難しいのか
濱口 桂一郎
130p
「公正な賃上げ」に必要な横のつながり
余田乙乃
138p
中国の「賃金」はどう決められてきたか
柯 隆
146p
「初任給アップ」の隠れた課題と解決策
木村政美
154p
巻頭対談
「陰謀論の時代」に甦るカントの思想
三宅香帆&魚豊
16p
特別対談
「共助を公助する」国へ
泉 房穂&福田 充
162p
特別企画
多極化の時代に「日本とは何か」を問う
佐伯啓思&森本あんり
106p
連載 ほか
「防災庁」設置で被災地の混乱を止めよ
菅野 拓
120p
米国大統領と聖公会
西原廉太
198p
それでも、生まれてきたことを肯定する〈2〉
合理と不合理のあいだ
近内悠太
190p
【新時代ビジョン研究会】
「君の椅子」をめぐる静かな自治――北海道の町村など
山下幸紀
222p
【闘う首長】〈4〉
沖縄市の未来
花城大輔
182p
セクハラする組織や個人は変われるか
津野 香奈美
206p
道徳教育の原点は「家庭」にある
廣池幹堂
214p
令和の事業家
環境変化とともに広がるサメ肉の可能性
高橋 滉
230p
著者に聞く
家族を「愛し直す」ために
堀 香織
234p
ニッポン新潮流〈現代社会〉
「政治的挑戦者」に立ちはだかる壁
西田亮介
26p
ニッポン新潮流〈教育企業〉
対話どころか、話し合いが下手な大人たち
勅使川原 真衣
28p
ニッポン新潮流〈都市文化〉
未来都市から「ミライ都市」へ
藤村龍至
30p
ニッポン新潮流〈現代思想〉
政敵を「感染症」扱いするマスク
谷川嘉浩
32p
地域から日本を動かす〈39〉
映画オーディションからみえる中高生の素顔
結城豊弘
34p
歴史家の書棚〈60〉
伊藤隆『佐々淳行・「テロ」と戦った男』
奈良岡 聰智
238p
巻頭言〈16〉
最初の百日、次の百日
冨田浩司
13p
文明之虚説〈91〉
陸奥宗光
渡辺利夫
244p
戦跡が語る「先の大戦」〈6〉
サイパン島
写真・文/安島 太佳由
1p
里山―未来へつなげたい日本の風景〈19〉
思い出深い京都北山
写真・文/今森光彦
6p
令和の撫子〈74〉
池島実紅
撮影/吉田和本
9p
Voiceブックス
編集者の読書日記

240p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

241p
Voiceレター
読者の感想&意見

242p
------------------
以上でございます。ぜひ本誌にてお楽しみくださいませ。
880円
2025年6月号の読みどころ
トランプ大統領が苛烈な高関税政策を打ち出し、世界に激震が走っています。同盟国・友好国も対象になり、日本もその例外ではありません。米国がグローバルに自由貿易を推進する時代は過去のものとなり、自由で開かれた貿易を基盤とする世界経済が大きな曲がり角に立っているのは間違いありません。資源エネルギーや食料を自給できず、人口も減少していく日本は、経済的に孤立しては繁栄も生存も確保しがたい一方、自由貿易やグローバル化を一本調子で擁護するだけでは世界の内向き化を乗り切ることも難しいでしょう。本特集では、トランプ政権の狙い、様変わりする日本の国際収支、新しい産業政策やエネルギー政策、対内直接投資の可能性、さらには日本経済の大宗を占める自動車産業の勝利シナリオなどを検討し、激変する国際環境と日本経済の活路を考えます。巻頭には、澤田純・NTT会長のインタビューを掲載。自国ファーストと自由貿易のいずれを選ぶべきかという二元論的な議論に警鐘を鳴らします。
第2特集は「教育現場の『光と影』」。日本の教育が進むべき方向性とより良い在り方を議論します。そのほか、トランプ政権のブレーンの一人として知られるオレン・キャス氏の講演を収録した特別企画「『労働者の党』に生まれ変わった共和党」を掲載しています。

━━━━  もくじ  ━━━━━
特集1:トランプ・ショック、日本経済の勝ち筋
「開かれたジャパン・ファースト」を目指せ
吉崎達彦
38p
よみがえる「昭和16年」日米交渉の悪夢
滝田洋一
48p
サービス収支赤字10兆円時代の足音
唐鎌大輔
56p
友好国との共同研究が経済を強くする
戸堂康之
64p
対内直接投資拡大に必要な施策と変革
大槻奈那
72p
脱炭素に勝つ自動車産業「伝家の宝刀」
池田直渡
80p
現実に即したエネルギー安全保障の解
保坂 伸
92p
特集2:教育現場の「光と影」
「授業料無償化」で教育格差は縮まらない
松岡亮二
132p
働き方改革の「ジレンマ・マネジメント」
町支大祐
141p
独自路線をゆくスウェーデンの学校教育
戸野塚 厚子
149p
「多様性」の時代の女子校の意義
杉浦 由美子
157p
巻頭インタビュー
自国ファーストと自由貿易は両立できる
澤田 純
16p
特別企画
「労働者の党」に生まれ変わった共和党
オレン・キャス
102p
特別対談
精神医学と経営学が交わるとき
松本俊彦 宇田川 元一
120p
連載 ほか
民主化されていくインテリジェンス
小谷 賢 小泉 悠
112p
これからがこれまでを決める
藤原正彦
164p
日本とデンマーク、組織の違いはどこから?
針貝有佳 勅使川原 真衣
198p
考察したい若者たち〈終〉
ググるからジピるへ
三宅香帆
182p
新連載
それでも、生まれてきたことを肯定する〈1〉
虚無を哲学する
近内悠太
190p
【宗教と現代世界研究会】
プロテスタント化するラテンアメリカの内実
大久保 教宏
216p
やなせたかしが見つめた「戦争」と「正義」
梯 久美子
208p
トランプの「エンタメ的手法」の原点
瀬戸川 宗太
226p
著者に聞く
「運動部マネージャー」はやりがい搾取?
関 めぐみ
234p
ニッポン新潮流〈現代社会〉
放置されてきた放送事業者の弛緩
西田亮介
26p
ニッポン新潮流〈教育企業〉
職場の「違和感」――「モームリ」活況が意味するもの
勅使川原 真衣
28p
ニッポン新潮流〈都市文化〉
万博に見る空間の現在
藤村龍至
30p
ニッポン新潮流〈現代思想〉
ポッドキャスト化する政治
谷川嘉浩
32p
地域から日本を動かす〈38〉
インターナル・コミュニケーションを武器に
結城豊弘
34p
歴史家の書棚〈59〉
金山泰志『近代日本の対中国感情』島田大輔『中国専門記者の日中関係史』
奈良岡 聰智
238p
巻頭言〈15〉
二人の同僚
冨田浩司
13p
文明之虚説〈90〉
「正道」と「権道」
渡辺利夫
244p
戦跡が語る「先の大戦」〈5〉
ビアク島
写真・文/安島 太佳由
1p
里山―未来へつなげたい日本の風景〈18〉
清流の音と美しい花
写真・文/今森光彦
6p
令和の撫子〈73〉
土居明莉 Cocochii&Co.代表取締役(共同代表)
撮影/吉田和本
9p
Voiceブックス
編集者の読書日記

240p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

241p
Voiceレター
読者の感想&意見

242p
------------------
以上でございます。ぜひ本誌にてお楽しみくださいませ。
880円
2025/5月号の読みどころ
オールドメディアの敗北――。2024年11月の兵庫県知事選で齋藤元彦氏が再選した底流には、新聞やテレビを始めとする既存メディアへの不信感があるとされた。そんな声をさらに強くしたのがフジテレビを巡る一連の騒動だろう。SNSの影響力は言うに及ばず、さまざまなプラットフォームが隆盛の時代、マスメディアの現在地と未来をどう考えるべきか。そもそもマスメディアはなぜ、これほど信用を失っているのか。いまこそ「マスコミ嫌い」を招いた理由を省みたうえで、みずからの存在意義と戦略を考えなければいけない。熱狂の裏で健全さを失う言論空間に警鐘を鳴らす東浩紀氏のインタビューのほか、スローニュース代表の瀬尾傑氏と西田亮介氏、石戸諭氏と石田健氏の対談などを通じて、新聞、テレビ、論壇誌を含むメディアの行く末を徹底的に検討する。
第2特集は「トランプ2.0の見えざる影響」。トランプ氏が次々と繰り出している政策のみならず、背景で起きている地殻変動を見通す。巻頭には著書『1インチの攻防』が話題を呼ぶM.E.サロッティ氏の独占インタビューを掲載。「欧米は1インチたりともNATOは拡大しないという約束を破った」というロシアの主張は、はたして正しいのか。

━━━━  もくじ  ━━━━━
特集1:マスメディアの終わり?
熱狂の裏で消えていく健全な言論
東 浩紀
38p
論壇における下剋上と「動画系」の死角
武田 徹
48p
報道はいつまで「手抜き」を続けるのか
瀬尾 傑&西田亮介
56p
テレビのたたみ方?
――再「小新聞」化するジャーナリズム3
大澤 聡
66p
業界の独善が招いた「メディア嫌い」
石戸 諭&石田 健
74p
マスコミの「政治的影響力」の現在地
稲増一憲
84p
「若者とテレビ」ほんとうの関係
山本泰士
92p
「非常識な情動社会」を生きるリテラシー
佐藤卓己
100p
「非実在型ネット炎上」の実態に迫る
鳥海不二夫
108p
特集2:トランプ2.0の「見えざる影響」
「リベラル衰退」の裏で動く政治力学
吉田 徹
124p
振り回される金融市場、日本経済の行方
末廣 徹
132p
エネルギー政策転換が招く混乱と展開
杉野綾子
140p
政権人事とMAGA派インフラの台頭
宮田智之
148p
現地メディアは政権発足をどう見たか
清原聖子
156p
巻頭インタビュー
ウクライナ戦争は「歴史の必然」ではない
M.E.サロッティ
16p
連載 ほか
「多重危機の時代」のインフレ対策
イザベラ・ウェーバー
116p
【追悼対談】
「まっしぐら」な曽野綾子さんからの教え
安倍昭恵&将口泰浩
164p
経営には「いき」の心が必要だ
岩尾俊兵&浜崎洋介
200p
考察したい若者たち〈7〉
界隈化社会で流行る「親」の物語
三宅香帆
190p
【闘う首長】〈3〉
高額療養費見直しは日本の統治機構の汚点
丸山達也
182p
【新時代ビジョン研究会】
「まちなか地元学」のすすめ
――宮城県仙台市
門田一徳
226p
ドイツ「保守」の逆襲と苦悩
今野 元
210p
創造的破壊のための二つのリスク・シェア
清水 洋
218p
著者に聞く
「テーマパーク化」する日本の都市
谷頭和希
234p
ニッポン新潮流〈現代社会〉
「近代の産物」としての夫婦同姓
西田亮介
26p
ニッポン新潮流〈教育企業〉
組織に足りないのは「タフな人材」?
勅使川原 真衣
28p
ニッポン新潮流〈都市文化〉
大阪・関西万博をいかに迎えるか
藤村龍至
30p
ニッポン新潮流〈現代思想〉
「真実」を背景とする「効率化」
谷川嘉浩
32p
地域から日本を動かす〈37〉
大阪・関西万博、それでも行きたい
結城豊弘
34p
歴史家の書棚〈58〉
瀧口 剛『「自由通商運動」とその時代』
番定賢治『戦間期日本外交と国際機構』
奈良岡 聰智
238p
巻頭言〈14〉
「リアリティー・テレビ」外交
冨田浩司
13p
文明之虚説〈89〉
西郷隆盛の士魂
渡辺利夫
244p
戦跡が語る「先の大戦」〈4〉
トラック諸島
写真・文/安島 太佳由
1p
里山―未来へつなげたい日本の風景〈17〉
水の王国
写真・文/今森光彦
6p
令和の撫子〈72〉
吉柳咲良 俳優
撮影/吉田和本
9p
Voiceブックス
編集者の読書日記

240p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

241p
Voiceレター
読者の感想&意見

242p

------------------
以上でございます。ぜひ本誌にてお楽しみくださいませ。
おすすめの購読プラン

商品情報・内容

  • 出版社:PHP研究所
  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:毎月6日  

■ 現代社会をさまざまな角度で鋭い分析!

月刊誌『voice』21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。

無料サンプル

■ 8月号 (2010年07月09日発売)

8月号 (2010年07月09日発売)をまるごと1冊ご覧いただけます

サンプルを見る

この雑誌の読者はこちらの雑誌も買っています!

Voice(ボイス)の所属カテゴリ一覧

Fujisan.co.jpとは?

株式会社富士山マガジンサービスが運営する、
日本最大級の雑誌オンライン書店です。
一般的な書店と異なり、
定期購読サービスに特化しています。

雑誌、新聞、シリーズ書籍、漫画や
本屋にも無い古い本も見つかる!

法人サービスはこちら >
  • タイトル1万以上

    タイトル1万以上

    豊富なラインナップで
    書店に並ばない本とも出会える

  • 試し読み

    試し読み

    バックナンバー1冊まるごと試し読み
    したり、最新号も試し読みできる

  • タダ読み

    タダ読み

    5,000冊以上の雑誌が
    無料で読み放題

  • 500円OFF

    500円OFF

    普段読んでいる雑誌のレビュー投稿で
    500円割ギフト券をプレゼント

  • 事前予約

    事前予約

    気になる本は
    発売日前から事前予約可能

  • 割引や特典付き

    割引や特典付き

    定期購読なら
    お得に本が読めて
    送料無料の雑誌も!

デジタル雑誌をご利用なら

最新号〜バックナンバーまで7000冊以上の雑誌
(電子書籍)が無料で読み放題!
タダ読みサービスを楽しもう!

総合案内
マイページ
マイライブラリ
アフィリエイト
採用情報
プレスリリース
お問い合わせ
©︎2002 FUJISAN MAGAZINE SERVICE CO., Ltd.