Voice(ボイス) 発売日・バックナンバー

全268件中 1 〜 15 件を表示
880円
2026/2月号の読みどころ
2025年10月に高市政権が発足して以来、支持率は依然として高い水準を維持しています。その特徴として、従来の政権と比較して若年層の支持が拡大している点が挙げられるでしょう。現役世代が現政権にとくに期待しているとされるのが、物価高などが続く経済への対策です。高市政権の経済政策・サナエノミクスは、「責任ある積極財政」を掲げていますが、はたして日本をいかなる方向へ導きうる政策構想なのでしょうか。自民党総裁選の段階で金融市場は「円安・株高・債券安」で反応しましたが、今後はどのような展開が見込まれるのでしょうか。マクロ・ミクロ経済の両面でさまざまな論点が浮上している現下の日本経済を解剖しつつ、サナエノミクスの実像と、乗り越えるべき課題について検討します。自民党との連立に踏み切った日本維新の会代表・吉村洋文氏への特別インタビューも掲載します。特集2は「大丈夫か、日本の医療」。持続可能な医療の実現に向けて、日本社会が解決すべき構造的な問題について議論します。巻頭には、昨今の習近平政権の高市政権への威圧をふまえ、中国の行動を歴史的文脈から読み解く、岡本隆司氏と野嶋剛氏の対談「中国の横暴の背景にある『近代史の屈辱』」を掲載しています。

━━━━  もくじ  ━━━━━
アベノミクスを超えんとする政策構想
飯田泰之
38p
リフレ期待が招いた「円安再起動」
唐鎌大輔
46p
「賃上げなき株高」を終わらせる条件
河野 龍太郎
56p
インフレの財政的帰結と価格制御の危うさ
渡辺 努
64p
労働時間規制緩和と育児支援の両立への道筋
小黒一正
74p
積極財政は地方の自立を促すのか
山崎 朗
84p
欧州に見る従来型政党政治の限界と模索
網谷龍介
92p
女性首相誕生への違和感はなぜ生まれるか
田中世紀
100p
特別インタビュー
僕が高市首相に賭けた理由
吉村洋文
108p
特集2:大丈夫か、日本の医療
財務主導の改革では医療システムは瓦解する
今中雄一
130p
現役医師が考える「地域医療」の持続可能性
日下伸明
140p
広がる赤字病院、問われる覚悟
森まどか
148p
DX化が拓く持続可能な日本医療の未来
黒田知宏
156p
巻頭対談
中国の横暴の背景にある「近代史の屈辱」
岡本隆司&野嶋 剛
16p
特別対談
考察で「正解」を求める時代
三宅香帆&高比良くるま
182p
連載 ほか
人類が選択すべきは「脱成長」ではない
ダニエル・サスキンド
120p
令和に足りない「野生の経営」
岩尾俊兵&片石貴展
164p
【トランプ2.0、翻弄される世界を歩く】〈3〉
ポーランド
岡部 伸
194p
【新時代ビジョン研究会】
地下の遺構が語る原爆と戦争――広島県広島市
水川恭輔
226p
中国が直面する「過剰投資」と「停滞」の悪循環
リチャード・ヤーロー
206p
「授乳服」で子育てをもっと自由に
光畑由佳
218p
著者に聞く
上司はなぜ冷たいのか?
稲垣 諭
234p
ニッポン新潮流〈現代社会〉
新聞社に残された時間は長くない
西田亮介
26p
ニッポン新潮流〈教育企業〉
「志望動機」から「自分史」採用へ、は吉報か?
勅使川原 真衣
28p
ニッポン新潮流〈都市文化〉
公共建築の再利用を考える
藤村龍至
30p
ニッポン新潮流〈現代思想〉
『思考の整理学』300万部と京都知識人たち
谷川嘉浩
32p
地域から日本を動かす〈46〉
「鳥取大学モデル」というヒント
結城豊弘
34p
歴史家の書棚〈67〉
浦上法久『自衛隊の海外派遣政策の「変容」』香田洋二『自衛隊に告ぐ』
奈良岡 聰智
238p
巻頭言〈23〉
ポピュリズムの新たな波
冨田浩司
13p
文明之虚説〈98〉
健康寿命について
渡辺利夫
244p
大学生が見つけたしあわせ〈新〉
黄昏時の大屋根リング

1p
昭和ユートピア〈2〉
名曲喫茶ネルケン
写真・文/平山 雄
6p
令和の撫子〈81〉
高橋百佳
撮影/吉田和本
9p
Voiceブックス
編集者の読書日記

240p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

241p
Voiceレター
読者の感想&意見

242p
------------------
以上でございます。ぜひ本誌にてお楽しみくださいませ。
880円
2026/1月号の読みどころ
2025年10月に高市政権が発足してから、1カ月半が経ちました。政権運営や経済政策、そして外交とさまざまな課題が山積していますが、各種調査が示す政権への高支持率が如実に表しているように、新しい風が吹き始めているのは間違いありません。この大変化を追い風として、日本ははたしていかに「勝ち筋」を見出すべきでしょうか。トランプ2.0の本格始動と高市政権発足というエポックメイキングな1年を超えて、来る2026年の世界と日本の行方と論点について考えます。高市政権のグランドデザインと「1月解散」について語る山田宏議員へのインタビューや、「サナエノミクス」の課題などを論じる若田部昌澄氏の論考、また西洋は「敗北」を超えて「終焉」したと指摘するエマニュエル・トッド氏の特別インタビューなど、必読の内容です。また、特別企画「リーダーをどう育てるか」では、高市早苗総理がかつて学んだことでも注目を集める松下政経塾の実践をふまえ、リーダー教育の在り方を考えます。特集2は「時代と対話する『音楽』」。音楽の現在地と現代社会の実像を浮き彫りにします。そのほか、大澤真幸氏と山口周氏の対談「歴史を封じられた日本のゆくえ」の巻頭対談や、トランプ主義に大きな影響を与えているカーティス・ヤーヴィン氏の独占インタビューも掲載しています。

━━━━  もくじ  ━━━━━
「西洋の終焉」後に待ち受ける混沌
エマニュエル・トッド
42p
高市政権で「国家としての日本」を取り戻す
山田 宏
50p
歴史的転換点に挑むサナエノミクス
若田部 昌澄
60p
「咲き誇る外交」を実現させるための試練
村田晃嗣
70p
アメリカで起きている根本的な地殻変動
会田弘継
78p
独裁者・習近平が向き合う「数多の混乱」
李 昊
86p
権力が動揺するフランスと欧州の未来
宮下 雄一郎
94p
覚醒した経済大国・インドの光と影
池田恵理
102p
デジタル民主主義を加速させる
安野貴博
110p
特集2:時代と対話する「音楽」
「ヒット曲」が目標に転化するとき
ヤマモトショウ
142p
世界を駆ける「J-POP」の躍進
柴 那典
150p
時代を超えて変わらない「リアリティ」
金光裕史
158p
特別企画:リーダーをどう育てるか 松下政経塾の実践
激動の時代に求められる「究極の学び」
谷口和弘&日野愛郎
186p
空白を埋めるという倫理―松下政経塾の現代的意義
物江 潤
198p
令和によみがえる「人づくりの哲学」
川上恒雄
206p
巻頭対談
歴史を封じられた日本のゆくえ
大澤真幸&山口 周
18p
特別インタビュー
アメリカを席捲する「闇の悟り」
カーティス・ヤーヴィン
128p
連載 ほか
それでも、生まれてきたことを肯定する〈終〉
同期し、呼吸を合わせるために僕らは生まれてきた
近内悠太
166p
【宗教と現代世界研究会】
世俗主義の終わり? 世界的な宗教復興が意味するもの
藤本龍児
222p
量子コンピュータ開発における日本の勝ち筋
小池 千万人
120p
「教育先進国」シンガポールでの子育て
大井 真理子
214p
[第三十四回山本七平賞発表]
渡邉雅子『論理的思考とは何か』

234p
ニッポン新潮流〈現代社会〉
政治倫理の本質
西田亮介
30p
ニッポン新潮流〈教育企業〉
「必要悪」は必要か? 開き直らないための二つの視点
勅使川原 真衣
32p
ニッポン新潮流〈都市文化〉
国際建築展に見る現代建築の潮流
藤村龍至
34p
ニッポン新潮流〈現代思想〉
「人間のいない世界」を眺める美学と思想
谷川嘉浩
36p
地域から日本を動かす〈45〉
「デジタル村民」という取り組み
結城豊弘
38p
歴史家の書棚〈66〉
波多野澄雄『日本終戦史1944-1945』
奈良岡 聰智
240p
巻頭言〈22〉
終わりの始まり
冨田浩司
15p
文明之虚説〈97〉
自己と他者
渡辺利夫
246p
戦跡が語る「先の大戦」〈終〉
ハワイ
写真・文/安島 太佳由
1p
昭和ユートピア〈新〉
長沢ベルト工業
写真・文/平山 雄
8p
令和の撫子〈80〉
咲妃みゆ
撮影/吉田和本
11p
Voiceブックス
編集者の読書日記

242p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

243p
Voiceレター
読者の感想&意見

244p
------------------
以上でございます。ぜひ本誌にてお楽しみくださいませ。
880円
2025/12月号の読みどころ
自民党総裁選とそれに続く連立協議を経て、高市早苗政権が発足し、参議院選挙以降の政治的空白にようやく終止符が打たれた。積年の課題に真正面から取り組む安定政治を実現できるのか、引き続き停滞と混乱に甘んじるのか、高市首相の手腕が問われる。世界では、先進国の多くで既存政治への異議申し立てが続き、戦後国際秩序の命脈が尽きつつある。国内でも物価・賃金・金利の「3つのゼロ」の時代が終わり、日本経済が新たな成長軌道に向かい、豊かな国民生活を実現できるかどうかの正念場にある。こうした時代に求められているのは、どのような政治指導者か。歴史の評価に耐える政治指導の要諦から、トランプやメルケルに見る現代のリーダー像、そして多党化が進む日本政治の課題などを多面的に検討したうえで、政治指導者は理念と現実の狭間で、国民の政治への信頼をいかに取り戻すべきか、その条件を探る。中西輝政・京都大学名誉教授と冨田浩司前駐米大使の対談や、伊吹文明元衆議院議長のインタビューなど、必読の内容となっている。特集2は「学力低下の『盲点』を考える」。メディアでも報道されている学力低下の背景や真因を検討する。

━━━━  もくじ  ━━━━━
特集1:時代が求める政治指導者
高市早苗はサッチャーになれるか
中西輝政&冨田浩司
38p
永田町を救えるのは「対話型リーダー」だ
牧原 出
52p
トランプが束ねる「特異な支持連合」
待鳥聡史
60p
痛みを避けたメルケルが遺した負債
岩間陽子
68p
100年前の「少数与党政権」からの教訓
村井良太
78p
政治指導論が示す、あるべき地方首長像
佐藤 信
86p
志ある女性たちを次のステージへ
村上フレンツェル玲
94p
新宰相が呼びかけるべき「国民の覚醒」
伊吹文明
102p
特集2:学力低下の「盲点」を考える
子どもたちの学びに何が起きているのか
耳塚寛明
128p
「学校システムの脆弱化」と教育の未来
おおたとしまさ
136p
デジタル教科書のバランス良い活用を
三井一希
144p
スマホ時代に必要な「言葉の力」
俵 万智
152p
巻頭インタビュー
競争が消えたアメリカ経済の末路
トマ・フィリポン
16p
特別鼎談
インテリジェンスで読む〈二つの戦争〉
小谷 賢&小泉 悠&須賀川 拓
114p
連載 ほか
中国のAI逆転戦略に日本の活路を探る
山田世智
200p
挑戦のたびに「半分論」を実践してきた
村上信五
208p
【トランプ2.0、翻弄される世界を歩く】〈2〉
インド
岡部 伸
160p
それでも、生まれてきたことを肯定する〈7〉
忘れられた「奥の思想」
近内悠太
182p
【宗教と現代世界研究会】
ダライ・ラマ十五世認定をめぐる正統性
石濱裕美子
216p
「自転車青切符」、カオス化する令和の公道
疋田 智
191p
政治に幸せはつくれるか
岸谷蘭丸
226p
著者に聞く
「競争過剰時代」を生き抜く哲学
田村正資
234p
ニッポン新潮流〈現代社会〉
問われる新総裁の真価
西田亮介
26p
ニッポン新潮流〈教育企業〉
なんちゃって二元論にご用心
勅使川原真衣
28p
ニッポン新潮流〈都市文化〉
政治家はどのような公共空間をつくるのか
藤村龍至
30p
ニッポン新潮流〈現代思想〉
教養主義幻想を超え、人文主義が創る読者
谷川嘉浩
32p
地域から日本を動かす〈44〉
万博のレガシーを未来につなげ
結城豊弘
34p
歴史家の書棚〈65〉
増田剛『次期戦闘機の政治史』赤根智子『戦争犯罪と闘う』
奈良岡聰智
238p
巻頭言〈21〉
外交の街で
冨田浩司
13p
文明之虚説〈96〉
平均寿命はなぜ延びたのか
渡辺利夫
244p
戦跡が語る「先の大戦」〈11〉
マレーシア
写真・文/安島太佳由
1p
里山―未来へつなげたい日本の風景〈終〉
水鳥たちへの夢
写真・文/今森光彦
6p
令和の撫子〈79〉
冨尾礼美
撮影/吉田和本
9p
Voiceブックス
編集者の読書日記

240p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

241p
Voiceレター
読者の感想&意見

242p
------------------
以上でございます。ぜひ本誌にてお楽しみくださいませ。
880円
2025/11月号の読みどころ
9月7日、石破茂首相が辞任を表明しました。本誌が店頭に並んでいるころには自民党の新総裁が決まっており、混迷を極める日本政治の行方がますます注目されます。他方で世界に目を向ければ、トランプ2.0で加速度的に不透明さを増しており、本来であれば内向きの議論に終始している余裕はないはずです。昨年の各選挙、そして7月の参院選における自民党の大敗と参政党の躍進をふまえ、日本政治に関しては近視眼的な論点ばかりが語られていますが、いまこそ視野を広げて国の在り方を大局的に検討しなければなりません。そのとき、歴史とともに一つの物差しになるのが、「外からの目線」、つまりは諸外国からの眼差しではないでしょうか。本特集では、外国人識者などの視点も交えながら、日本政治の現在地と課題、そして世界における日本への期待と立ち位置を検討します。特集2は「大災害時代を生きる」。地震などの自然災害はもちろんのこと、夏の猛暑や各地で相次いで被害が報告されている熊の出没などに対して、私たちはいかに備えるべきかを考えます。巻頭には俳優の黒柳徹子さんのインタビューを掲載しています。

━━━━  もくじ  ━━━━━
特集1:騒乱の日本政治、世界の目
自民党を救う「カリスマ」は現れるか
ケント・E・カルダー
38p
曖昧な日本の「ポピュリズム」の功罪
苅谷剛彦
50p
習近平と「直接対話」できるリーダーを
川島 真
58p
「ウクライナ後」のプーチンの本音
畔蒜泰助
66p
欧州にみる多数派なき政治の行方
吉田 徹
74p
制度的メカニズムなき日台関係の危うさ
李 世暉
82p
東南アジア諸国が抱く「期待」と「懸念」
古賀 慶
90p
投票率の低さは「国民性」のせいではない
グットマン・ティエリー グットマン佳子
98p
防衛計画の失策から考える「三つの原則」
エドワード・ルトワック
106p
特集2:大災害時代を生きる
防災庁設置で被災者の人権を守れるか
石井 美恵子
132p
40度の夏は「人災」である
立花義裕
140p
自然災害に揺るがぬ国土強靱化の実現
小林潔司
148p
獣害は自然災害か?
クマ問題の真因と人間社会との共存
小池伸介
156p
巻頭インタビュー
トットちゃんがいま伝えたい「言葉の力」
黒柳徹子
16p
特別インタビュー
AI時代のリーダーをつくる
岡田武史
164p
連載 ほか
持続可能な国際平和の枠組みを築け
長谷川 祐弘
114p
米国の貿易構造の変化と日本の商機
田中麻理
122p
危機に直面するアメリカ公共放送
清原聖子
202p
それでも、生まれてきたことを肯定する〈6〉
ねじれが心を伝えてくれる
近内悠太
182p
【新時代ビジョン研究会】
人をつなげる「地域のリハビリテーション」――京都府京都市
石﨑立矢
226p
年功序列に回帰する若者たち?──働く意識から見る「失われた30年」
米田幸弘
192p
「打ち言葉」は言語をどう変えるか
秋田喜美
210p
大阪・関西万博、喫煙所設置の意義
村中洋介
218p
著者に聞く
お金の不安に「感染」しないために
田内 学
234p
ニッポン新潮流〈現代社会〉
相次ぐ誤報が示した新聞の構造的危機
西田亮介
26p
ニッポン新潮流〈教育企業〉
コミュ力至上主義社会の「社交的人嫌い」
勅使川原 真衣
28p
ニッポン新潮流〈都市文化〉
ユートピアとディストピア
藤村龍至
30p
ニッポン新潮流〈現代思想〉
令和人文主義と「斜め」の知性
谷川嘉浩
32p
地域から日本を動かす〈43〉
観光振興は広角打法で
結城豊弘
34p
歴史家の書棚〈64〉
筒井清忠『昭和期の陸軍』戸高一成『日本海軍 失敗の本質』
奈良岡 聰智
238p
巻頭言〈20〉
赤と青のブルース
冨田浩司
13p
文明之虚説〈95〉
開発経済学
渡辺利夫
244p
戦跡が語る「先の大戦」〈10〉
フィリピン
写真・文/安島 太佳由
1p
里山―未来へつなげたい日本の風景〈23〉
メルヘンの世界
写真・文/今森光彦
6p
令和の撫子〈78〉
生田 絵梨花 
撮影/吉田和本
9p
Voiceブックス
編集者の読書日記

240p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

241p
Voiceレター
読者の感想&意見

242p

------------------
以上でございます。ぜひ本誌にてお楽しみくださいませ。
880円
2025/10月号の読みどころ
戦後、日本は「平和と繁栄」を追い求め、それなりに実現しました。表面的に見れば、これほど成功を収めた国は稀有でしょう。しかし実際、現在、どれだけの日本人が幸福感を抱いているでしょうか。アメリカのトランプ大統領の再登場が象徴するように、日本のみならず世界的に従来の価値観が揺らいでおり、テクノロジーの進化によって私たちの生き方も問い直されています。もはや私たちにとって「手本」となるような国は存在せず、つまりは日本の歴史や文化をふまえて「幸福」を考えなければいけません。西洋近代とは異なる「日本思想」から幸福について考察する佐伯啓思氏の論考をはじめ、8つの論考・インタビューから私たちにとっての幸せとは何かを考えます。特集2は「武器化する貿易、日本経済の活路」。トランプ関税で世界が揺れ続けるなか、日本が進むべき活路を検討します。特別企画「自民党は何を間違えたか」では、参院選を経て政局が不安定化するいま、自民党凋落の背景と今後の日本政治について議論。そのほか、彬子女王殿下と漫画家のほしよりこ氏の巻頭対談「『好き』を追求した時間は人生の宝物」を掲載しています。

━━━━  もくじ  ━━━━━
特集1:令和の新・幸福論
現世的かつ現実的な「日本思想」の可能性
佐伯啓思
38p
開かれた協調性という希望
内田 由紀子
52p
厳しい安保環境、フィンランドと韓国の違い
牧野愛博
60p
結婚の「メリット」をいかに引き出すか
筒井淳也
70p
AIエージェントで始まる「新しい人間関係」
三宅 陽一郎
78p
古代ギリシアに学ぶ幸福と自由
荻野弘之
86p
名経営者たちが従業員を幸せにできる理由
前野隆司
94p
読書は人を自由にするか、閉じ込めるか
千葉雅也
102p
特集2:武器化する貿易、日本経済の活路
自由貿易と経済安全保障のジレンマ
鈴木一人
130p
日本の貿易、内なる課題への挑戦
小島 明
138p
産業発展の歴史にみる「競争政策」
和田聡子
146p
特別企画:自民党は何を間違えたか
自民党の命脈はいつ尽きていたか
河野有理&與那覇 潤
184p
二大政党の終焉、多党制時代の到来
佐藤 理
196p
新しい階級社会、岩盤保守の転換
橋本健二
206p
巻頭対談
「好き」を追求した時間は人生の宝物
彬子女王&ほしよりこ
18p
特別寄稿
イラン・イスラエル戦争と中東情勢の転換
山内昌之
110p
【松本紘氏 追悼】
研究者を守り抜いた「大恩人」の志
山中伸弥
122p
連載 ほか
それでも、生まれてきたことを肯定する〈5〉
コーピングとして顕れる心
近内悠太
214p
【トランプ2.0、翻弄される世界を歩く】〈新〉
インドネシア
岡部 伸
154p
【闘う首長】〈6〉
AIを生かしたまちづくり
宮元 陸
166p
【新時代ビジョン研究会】
人口減少下で進める「100年に一度」の大改造――山形県山形市
稲村裕介
222p
日本映画史の画期『雪風 YUKIKAZE』
瀬戸川 宗太
230p
令和の事業家
中学生姉妹が伝統文化にかける思い
りり&てる
236p
ニッポン新潮流〈現代社会〉
「令和の政治」の本格始動
西田亮介
26p
ニッポン新潮流〈教育企業〉
「成長」を求める時代に「成熟」を考える
勅使川原 真衣
28p
ニッポン新潮流〈都市文化〉
青森の祭と空襲の記憶
藤村龍至
30p
ニッポン新潮流〈現代思想〉
批評の最前線はポッドキャスト
谷川嘉浩
32p
地域から日本を動かす〈42〉
「令和のコメ騒動」を再び起こすな
結城豊弘
34p
歴史家の書棚〈63〉
小峯隆生著、柿谷哲也撮影『我ら海中自衛隊』
奈良岡 聰智
240p
巻頭言〈19〉
開放性の政治学
冨田浩司
15p
文明之虚説〈94〉
杉山茂丸という「黒幕」
渡辺利夫
246p
戦跡が語る「先の大戦」〈9〉
グアム島
写真・文/安島 太佳由
1p
里山―未来へつなげたい日本の風景〈22〉
秋空とリンゴ
写真・文/今森光彦
8p
令和の撫子〈77〉
大北 友紀乃
撮影/吉田和本
11p
Voiceブックス
編集者の読書日記

242p
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編集者の映画三昧

243p
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読者の感想&意見

244p
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以上でございます。ぜひ本誌にてお楽しみくださいませ。
880円
2025/9月号の読みどころ
2025年8月、私たちは「戦後80年」を迎えます。毎年、夏を迎えるたびに先の大戦の「総括」が行なわれ、周年に際しては時の政府が「談話」を出してきました。当時の日本人が何を求め、守るために戦争への道を歩んだのかは、今後も問われ続けるでしょう。他方で、歴史を振り返り「教訓」を得るだけでは、もはや許されないほどに日本を取り巻く環境は悪化しています。中国や北朝鮮の脅威は依然として眼前に存在し続けていますし、アメリカは覇権国の座をみずから降りようとしています。いま求められるのは、直近の種々の問題に対応しながらも、国家の在り方のグランドデザインを描くことのはずです。敗戦平和主義の克服を論じる中西輝政氏の論考をはじめ、いま日本が考えるべき大戦略を検討します。また、折木良一・元統合幕僚長と千々和泰明氏の対談「原爆投下は『必要悪』とは言えない」を巻頭に掲載。特集2は「『多様性』とは何か?」。「多様性」という言葉の背後にある複雑な現実に光を当てて、現代社会に潜む矛盾や葛藤などを浮き彫りにします。そのほか、藤原正彦氏の特別インタビュー「美辞麗句に踊らされた世界」も必読です。

━━━━  もくじ  ━━━━━
「敗戦平和主義」の克服へ目覚める夏
中西輝政
42p
「中国の大計」の虚実を見極めよ
山口信治
56p
核なき平和への階梯と日本の役割
先崎彰容
64p
日本経済が根本解決すべき「死角」
河野 龍太郎
72p
人口減少下で考える「都市の持続性」
森 知也
80p
宇宙大国の夢、百年後の日本
常田佐久
88p
20世紀の大戦と理不尽な死の現在
島薗 進
96p
ともに「敗北」を生き続ける:アメリカ南部と日本
アレン・メンデンホール
104p
特集2:「多様性」とは何か?
「ハッピートーク」が不寛容を覆い隠す
岩波 明
134p
「女子枠」は多様な進路につながるか?
宮阪元子
142p
「性別らしさ」への期待と限界
高井 ゆと里
150p
ふえると困る絶滅危惧種
豊田 有
158p
巻頭対談
原爆投下は「必要悪」とは言えない
折木良一&千々和 泰明
18p
特別インタビュー
美辞麗句に踊らされた世界
藤原正彦
166p
特別インタビュー
ビッグテックのクーデターを食い止めよ
マリーチェ・シャーケ
124p
連載 ほか
経営の本質は「無刀流」にある?
内田 樹&岩尾俊兵
112p
誰が常任理事国の横暴を止めるのか?
神余隆博
200p
スマホ時代に求められる「思考という摩擦」
谷川嘉浩&佐伯ポインティ
216p
それでも、生まれてきたことを肯定する〈4〉
企てと遊びのあいだ
近内悠太
184p
【闘う首長】〈5〉
「対立しつつ調和する」宮城県政
村井嘉浩
192p
【新時代ビジョン研究会】
「試練の海」から「希望の海」に――福島県浜通り
渡部育夫
228p
トランプを支える「聖書の政治学」
加藤喜之
208p
著者に聞く
「アメリカ新右翼」の混沌と収斂
井上弘貴
236p
ニッポン新潮流〈現代社会〉
放置されてきた「移民大国」の現実
西田亮介
30p
ニッポン新潮流〈教育企業〉
答え合わせ時代のレコメン機能と診断ブーム
勅使川原 真衣
32p
ニッポン新潮流〈都市文化〉
地方創生か、分権か
藤村龍至
34p
ニッポン新潮流〈現代思想〉
競争を爽やかに肯定する九〇年代生まれ
谷川嘉浩
36p
地域から日本を動かす〈41〉
地方大学だからやれる発信を
結城豊弘
38p
歴史家の書棚〈62〉
塩出浩之『琉球処分』
奈良岡 聰智
240p
巻頭言〈18〉
イスラエルはどこに向かうのか
冨田浩司
15p
文明之虚説〈93〉
甲申事変と脱亜論
渡辺利夫
246p
戦跡が語る「先の大戦」〈8〉
テニアン島
写真・文/安島 太佳由
1p
里山―未来へつなげたい日本の風景〈21〉
黄金色の棚田
写真・文/今森光彦
8p
令和の撫子〈76〉
桑井亜乃 
撮影/吉田和本
11p
Voiceブックス
編集者の読書日記

242p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

243p
Voiceレター
読者の感想&意見

244p
------------------
以上でございます。ぜひ本誌にてお楽しみくださいませ。
880円
2025/8月号の読みどころ
石丸現象、国民民主党旋風、齋藤元彦兵庫県知事の再選──。2024年は、選挙が大きな話題を呼んだ年でした。そして今年、「選挙の夏」が到来します。6月22日に投開票された東京都議会選挙では自民党が「大敗」を喫しましたが、7月20日には参議院選挙が控えています。少数与党によって政権が運営されている現在の日本政治において、今回の参院選はきわめて大きな意味をもつでしょう。他方で、いま私たちが論じるべきは、選挙の結果だけではなく、選挙のあり方そのものではないでしょうか。はたして、現在どれだけの国民が選挙に希望を見出しているでしょうか。近年、「SNS選挙」という言葉がメディアで頻繁に取り上げられていますが、選挙を取り巻く環境や制度について、いまこそ真剣に考える必要があります。本号では、このたびの参院選の意味を問う牧原出氏と中北浩爾氏の対談や、「SNS選挙」の虚実に迫る佐藤卓己氏と西田亮介氏の対談などを掲載しています。特集2は「日米中露『ナンバー2』の研究」。世界的に注目を集めるアメリカのバンス副大統領をはじめ、中国、ロシア、そして日本における「ナンバー2」の実像や影響力に迫ります。そのほか、岡部伸氏によるイスラエルの諜報機関「モサド」元長官へのインタビューも必読です。

━━━━  もくじ  ━━━━━
特集1:選挙は「国」を救うか、壊すか
対談
日本政治の「岐路」としての参院選
牧原 出&中北浩爾
44p
第二院のアイデンティティを問い直す
大屋雄裕
56p
為政者はいかに選挙を「操作」するか
東島雅昌
64p
普通選挙法を導いた「名裏方」の教え
井上義和
72p
「沖縄=公選法特区」の真相に迫る
安野修右
80p
投票の棄権は悪と言えるのか
玉手 慎太郎
88p
私たちは何を選んできたのか―日本の選挙135年
清水 唯一朗
96p
Z世代の政治メディア活用と危うさ
渡邊久哲
104p
対談
「SNS選挙」の虚実と情報安全保障
佐藤卓己&西田亮介
112p
特集2:日米中露「ナンバー2」の研究
バンスには大衆の声がわかる
廣部 泉
138p
何衛東の「失脚」で混乱必至の中国軍
中澤克二
146p
プーチンの「エゴ」を代弁するパトルシェフ
保坂三四郎
154p
「ナンバー2」不在の石破政権
塩田 潮
162p
特別企画
【イスラエル「モサド」元長官、日本に直言】
「ファイブ・アイズに加盟せよ」
岡部 伸
124p
巻頭対談
いま見つめ直すべき「ヒトの本性」
長谷川 眞理子&磯野真穂
20p
特別寄稿
忘れられない人―戦争の被害者、最後の返信
須賀川 拓
194p
連載 ほか
繰り返す災害のなかで「生きがい」を見出す
宮本亞門
170p
それでも、生まれてきたことを肯定する〈3〉
無意味のなかにある価値
近内悠太
186p
【新時代ビジョン研究会】
官民で模索する「多文化共生」―群馬県大泉町
宮村恵介
230p
抵抗するウクライナと「北方領土化」する占領地
渡辺玲男
202p
ルッキズムにおける疎外
戸谷洋志
212p
「コーオウンド・ビジネス」へのいざない
細川あつし
222p
著者に聞く
「男性」のイメージは凝り固まっている
周司あきら
238p
ニッポン新潮流〈現代社会〉
いまだ不透明なネットとリアルの繋がり
西田亮介
32p
ニッポン新潮流〈教育企業〉
「成長」という名の「正解」探し
勅使川原 真衣
34p
ニッポン新潮流〈都市文化〉
まちの新陳代謝を促す「まれびと」
藤村龍至
36p
ニッポン新潮流〈現代思想〉
病院襲撃事件の背後にある「反出生主義」
谷川嘉浩
38p
地域から日本を動かす〈40〉
万博の元気が日本を牽引する
結城豊弘
40p
歴史家の書棚〈61〉
内務省研究会編『内務省』植村和秀『文部省の国体明徴政策』
奈良岡 聰智
242p
巻頭言〈17〉
エルサレム、プーリームの頃
冨田浩司
17p
文明之虚説〈92〉
福澤 朝鮮への恋
渡辺利夫
248p
戦跡が語る「先の大戦」〈7〉
ヤップ島
写真・文/安島 太佳由
1p
里山―未来へつなげたい日本の風景〈20〉
湿度を感じる砂丘
写真・文/今森光彦
8p
令和の撫子〈75〉
アナンヤ・ドナパティ 
撮影/吉田和本
13p
Voiceブックス
編集者の読書日記

244p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

245p
Voiceレター
読者の感想&意見

246p
------------------
以上でございます。ぜひ本誌にてお楽しみくださいませ。
880円
2025/7月号の読みどころ
「この100日間で、首都ワシントンは、およそ100年間でもっとも大きな変化を遂げた」。第2次政権発足から100日を迎えた4月29日、ドナルド・トランプ大統領はこのように自画自賛しました。4月2日に発表した「相互関税」の導入を象徴として、世界は予測不可能性を前に大きな混乱に包まれています。このような先行きが不透明な時代に語られがちなのが、私たちの視座を相対化してくれる歴史のアナロジーです。トランプ大統領は19世紀の米国への愛着を隠しませんが、それに限らず、現在の世界と歴史とを照らし合わせることで、混乱期を生き抜く示唆を得られるはずです。歴史の大きな流れをふまえてトランプ2.0を見たとき、それをどれだけ大きなインパクトと位置付けることができるのか。トランプ第2次政権の政策は、世界史を変えうるものなのか。「戦後秩序」が大転換を迎えていると指摘する中西寛氏や、トランプ大統領がめざす「新しい19世紀」について分析する篠田英朗氏らの論考を通じて考えます。そのほか特別企画として、佐伯啓思氏と森本あんり氏の対談を掲載。多極化の時代を迎えたいまこそ「日本とは何か」を問い直すべきとの議論は必読です。第2特集は「国民と賃上げ」。日本、欧米、中国の賃上げ事情を比較しながら、「賃上げ」の可能性と課題に迫ります。巻頭には、文芸評論家の三宅香帆氏と『チ。』の作者である魚豊氏の対談「『陰謀論の時代』に甦るカントの思想」を掲載しています。

━━━━  もくじ  ━━━━━
米国の変質が招く「戦後秩序」の大転換
中西 寛
38p
日本を襲うネオ・ヤルタ、多極化、無秩序
秋田浩之
48p
トランプがめざす「新しい十九世紀」
篠田英朗
58p
自国第一主義は「世界恐慌」を招くのか
柴山桂太
66p
トランプ関税は30年型か、71年型か
軽部謙介
74p
戦後「国際危機」から導き出される教訓
保城広至
82p
陸奥宗光の外交論から考える日本の針路
佐々木 雄一
90p
現代に忍び寄る「暴君」の気配
本村凌二
98p
特集2:国民と賃上げ[日本、欧米、中国]
日本の賃上げはなぜ難しいのか
濱口 桂一郎
130p
「公正な賃上げ」に必要な横のつながり
余田乙乃
138p
中国の「賃金」はどう決められてきたか
柯 隆
146p
「初任給アップ」の隠れた課題と解決策
木村政美
154p
巻頭対談
「陰謀論の時代」に甦るカントの思想
三宅香帆&魚豊
16p
特別対談
「共助を公助する」国へ
泉 房穂&福田 充
162p
特別企画
多極化の時代に「日本とは何か」を問う
佐伯啓思&森本あんり
106p
連載 ほか
「防災庁」設置で被災地の混乱を止めよ
菅野 拓
120p
米国大統領と聖公会
西原廉太
198p
それでも、生まれてきたことを肯定する〈2〉
合理と不合理のあいだ
近内悠太
190p
【新時代ビジョン研究会】
「君の椅子」をめぐる静かな自治――北海道の町村など
山下幸紀
222p
【闘う首長】〈4〉
沖縄市の未来
花城大輔
182p
セクハラする組織や個人は変われるか
津野 香奈美
206p
道徳教育の原点は「家庭」にある
廣池幹堂
214p
令和の事業家
環境変化とともに広がるサメ肉の可能性
高橋 滉
230p
著者に聞く
家族を「愛し直す」ために
堀 香織
234p
ニッポン新潮流〈現代社会〉
「政治的挑戦者」に立ちはだかる壁
西田亮介
26p
ニッポン新潮流〈教育企業〉
対話どころか、話し合いが下手な大人たち
勅使川原 真衣
28p
ニッポン新潮流〈都市文化〉
未来都市から「ミライ都市」へ
藤村龍至
30p
ニッポン新潮流〈現代思想〉
政敵を「感染症」扱いするマスク
谷川嘉浩
32p
地域から日本を動かす〈39〉
映画オーディションからみえる中高生の素顔
結城豊弘
34p
歴史家の書棚〈60〉
伊藤隆『佐々淳行・「テロ」と戦った男』
奈良岡 聰智
238p
巻頭言〈16〉
最初の百日、次の百日
冨田浩司
13p
文明之虚説〈91〉
陸奥宗光
渡辺利夫
244p
戦跡が語る「先の大戦」〈6〉
サイパン島
写真・文/安島 太佳由
1p
里山―未来へつなげたい日本の風景〈19〉
思い出深い京都北山
写真・文/今森光彦
6p
令和の撫子〈74〉
池島実紅
撮影/吉田和本
9p
Voiceブックス
編集者の読書日記

240p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

241p
Voiceレター
読者の感想&意見

242p
------------------
以上でございます。ぜひ本誌にてお楽しみくださいませ。
880円
2025年6月号の読みどころ
トランプ大統領が苛烈な高関税政策を打ち出し、世界に激震が走っています。同盟国・友好国も対象になり、日本もその例外ではありません。米国がグローバルに自由貿易を推進する時代は過去のものとなり、自由で開かれた貿易を基盤とする世界経済が大きな曲がり角に立っているのは間違いありません。資源エネルギーや食料を自給できず、人口も減少していく日本は、経済的に孤立しては繁栄も生存も確保しがたい一方、自由貿易やグローバル化を一本調子で擁護するだけでは世界の内向き化を乗り切ることも難しいでしょう。本特集では、トランプ政権の狙い、様変わりする日本の国際収支、新しい産業政策やエネルギー政策、対内直接投資の可能性、さらには日本経済の大宗を占める自動車産業の勝利シナリオなどを検討し、激変する国際環境と日本経済の活路を考えます。巻頭には、澤田純・NTT会長のインタビューを掲載。自国ファーストと自由貿易のいずれを選ぶべきかという二元論的な議論に警鐘を鳴らします。
第2特集は「教育現場の『光と影』」。日本の教育が進むべき方向性とより良い在り方を議論します。そのほか、トランプ政権のブレーンの一人として知られるオレン・キャス氏の講演を収録した特別企画「『労働者の党』に生まれ変わった共和党」を掲載しています。

━━━━  もくじ  ━━━━━
特集1:トランプ・ショック、日本経済の勝ち筋
「開かれたジャパン・ファースト」を目指せ
吉崎達彦
38p
よみがえる「昭和16年」日米交渉の悪夢
滝田洋一
48p
サービス収支赤字10兆円時代の足音
唐鎌大輔
56p
友好国との共同研究が経済を強くする
戸堂康之
64p
対内直接投資拡大に必要な施策と変革
大槻奈那
72p
脱炭素に勝つ自動車産業「伝家の宝刀」
池田直渡
80p
現実に即したエネルギー安全保障の解
保坂 伸
92p
特集2:教育現場の「光と影」
「授業料無償化」で教育格差は縮まらない
松岡亮二
132p
働き方改革の「ジレンマ・マネジメント」
町支大祐
141p
独自路線をゆくスウェーデンの学校教育
戸野塚 厚子
149p
「多様性」の時代の女子校の意義
杉浦 由美子
157p
巻頭インタビュー
自国ファーストと自由貿易は両立できる
澤田 純
16p
特別企画
「労働者の党」に生まれ変わった共和党
オレン・キャス
102p
特別対談
精神医学と経営学が交わるとき
松本俊彦 宇田川 元一
120p
連載 ほか
民主化されていくインテリジェンス
小谷 賢 小泉 悠
112p
これからがこれまでを決める
藤原正彦
164p
日本とデンマーク、組織の違いはどこから?
針貝有佳 勅使川原 真衣
198p
考察したい若者たち〈終〉
ググるからジピるへ
三宅香帆
182p
新連載
それでも、生まれてきたことを肯定する〈1〉
虚無を哲学する
近内悠太
190p
【宗教と現代世界研究会】
プロテスタント化するラテンアメリカの内実
大久保 教宏
216p
やなせたかしが見つめた「戦争」と「正義」
梯 久美子
208p
トランプの「エンタメ的手法」の原点
瀬戸川 宗太
226p
著者に聞く
「運動部マネージャー」はやりがい搾取?
関 めぐみ
234p
ニッポン新潮流〈現代社会〉
放置されてきた放送事業者の弛緩
西田亮介
26p
ニッポン新潮流〈教育企業〉
職場の「違和感」――「モームリ」活況が意味するもの
勅使川原 真衣
28p
ニッポン新潮流〈都市文化〉
万博に見る空間の現在
藤村龍至
30p
ニッポン新潮流〈現代思想〉
ポッドキャスト化する政治
谷川嘉浩
32p
地域から日本を動かす〈38〉
インターナル・コミュニケーションを武器に
結城豊弘
34p
歴史家の書棚〈59〉
金山泰志『近代日本の対中国感情』島田大輔『中国専門記者の日中関係史』
奈良岡 聰智
238p
巻頭言〈15〉
二人の同僚
冨田浩司
13p
文明之虚説〈90〉
「正道」と「権道」
渡辺利夫
244p
戦跡が語る「先の大戦」〈5〉
ビアク島
写真・文/安島 太佳由
1p
里山―未来へつなげたい日本の風景〈18〉
清流の音と美しい花
写真・文/今森光彦
6p
令和の撫子〈73〉
土居明莉 Cocochii&Co.代表取締役(共同代表)
撮影/吉田和本
9p
Voiceブックス
編集者の読書日記

240p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

241p
Voiceレター
読者の感想&意見

242p
------------------
以上でございます。ぜひ本誌にてお楽しみくださいませ。
880円
2025/5月号の読みどころ
オールドメディアの敗北――。2024年11月の兵庫県知事選で齋藤元彦氏が再選した底流には、新聞やテレビを始めとする既存メディアへの不信感があるとされた。そんな声をさらに強くしたのがフジテレビを巡る一連の騒動だろう。SNSの影響力は言うに及ばず、さまざまなプラットフォームが隆盛の時代、マスメディアの現在地と未来をどう考えるべきか。そもそもマスメディアはなぜ、これほど信用を失っているのか。いまこそ「マスコミ嫌い」を招いた理由を省みたうえで、みずからの存在意義と戦略を考えなければいけない。熱狂の裏で健全さを失う言論空間に警鐘を鳴らす東浩紀氏のインタビューのほか、スローニュース代表の瀬尾傑氏と西田亮介氏、石戸諭氏と石田健氏の対談などを通じて、新聞、テレビ、論壇誌を含むメディアの行く末を徹底的に検討する。
第2特集は「トランプ2.0の見えざる影響」。トランプ氏が次々と繰り出している政策のみならず、背景で起きている地殻変動を見通す。巻頭には著書『1インチの攻防』が話題を呼ぶM.E.サロッティ氏の独占インタビューを掲載。「欧米は1インチたりともNATOは拡大しないという約束を破った」というロシアの主張は、はたして正しいのか。

━━━━  もくじ  ━━━━━
特集1:マスメディアの終わり?
熱狂の裏で消えていく健全な言論
東 浩紀
38p
論壇における下剋上と「動画系」の死角
武田 徹
48p
報道はいつまで「手抜き」を続けるのか
瀬尾 傑&西田亮介
56p
テレビのたたみ方?
――再「小新聞」化するジャーナリズム3
大澤 聡
66p
業界の独善が招いた「メディア嫌い」
石戸 諭&石田 健
74p
マスコミの「政治的影響力」の現在地
稲増一憲
84p
「若者とテレビ」ほんとうの関係
山本泰士
92p
「非常識な情動社会」を生きるリテラシー
佐藤卓己
100p
「非実在型ネット炎上」の実態に迫る
鳥海不二夫
108p
特集2:トランプ2.0の「見えざる影響」
「リベラル衰退」の裏で動く政治力学
吉田 徹
124p
振り回される金融市場、日本経済の行方
末廣 徹
132p
エネルギー政策転換が招く混乱と展開
杉野綾子
140p
政権人事とMAGA派インフラの台頭
宮田智之
148p
現地メディアは政権発足をどう見たか
清原聖子
156p
巻頭インタビュー
ウクライナ戦争は「歴史の必然」ではない
M.E.サロッティ
16p
連載 ほか
「多重危機の時代」のインフレ対策
イザベラ・ウェーバー
116p
【追悼対談】
「まっしぐら」な曽野綾子さんからの教え
安倍昭恵&将口泰浩
164p
経営には「いき」の心が必要だ
岩尾俊兵&浜崎洋介
200p
考察したい若者たち〈7〉
界隈化社会で流行る「親」の物語
三宅香帆
190p
【闘う首長】〈3〉
高額療養費見直しは日本の統治機構の汚点
丸山達也
182p
【新時代ビジョン研究会】
「まちなか地元学」のすすめ
――宮城県仙台市
門田一徳
226p
ドイツ「保守」の逆襲と苦悩
今野 元
210p
創造的破壊のための二つのリスク・シェア
清水 洋
218p
著者に聞く
「テーマパーク化」する日本の都市
谷頭和希
234p
ニッポン新潮流〈現代社会〉
「近代の産物」としての夫婦同姓
西田亮介
26p
ニッポン新潮流〈教育企業〉
組織に足りないのは「タフな人材」?
勅使川原 真衣
28p
ニッポン新潮流〈都市文化〉
大阪・関西万博をいかに迎えるか
藤村龍至
30p
ニッポン新潮流〈現代思想〉
「真実」を背景とする「効率化」
谷川嘉浩
32p
地域から日本を動かす〈37〉
大阪・関西万博、それでも行きたい
結城豊弘
34p
歴史家の書棚〈58〉
瀧口 剛『「自由通商運動」とその時代』
番定賢治『戦間期日本外交と国際機構』
奈良岡 聰智
238p
巻頭言〈14〉
「リアリティー・テレビ」外交
冨田浩司
13p
文明之虚説〈89〉
西郷隆盛の士魂
渡辺利夫
244p
戦跡が語る「先の大戦」〈4〉
トラック諸島
写真・文/安島 太佳由
1p
里山―未来へつなげたい日本の風景〈17〉
水の王国
写真・文/今森光彦
6p
令和の撫子〈72〉
吉柳咲良 俳優
撮影/吉田和本
9p
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編集者の読書日記

240p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

241p
Voiceレター
読者の感想&意見

242p

------------------
以上でございます。ぜひ本誌にてお楽しみくださいませ。
880円
2025/4月号の読みどころ
タリフマン(関税男)。みずからをそう自認するとおり、ホワイトハウスに戻ってきたトランプ大統領は、2月1日、カナダとメキシコの輸入品には25%(1カ月間停止)、中国に対しては10%の追加関税を課す大統領令に署名しました。その後、同月9日にはアメリカが輸入する鉄鋼やアルミニウムに25%、18日には自動車に対しても25%前後の関税を課す方針を明らかにしています。今後の展開について世界がもっとも注視するのが、アメリカと中国が繰り広げる「貿易戦争」の行方でしょう。半導体をはじめ経済安全保障に関わる領域はとくに予断を許さず、また1月の「ディープシーク・ショック」の余波でAI分野の競争も激化することは間違いありません。去る2月7日には日米首脳会談が行なわれましたが、はたして石破政権は、米中貿易戦争の狭間で生き抜くことはできるのでしょうか。貿易摩擦の根源には先進国内の格差の問題があると指摘するマイケル・ペティス氏へのインタビューや、米中の競争が国際秩序に与える影響などを議論する川島真氏と森聡氏の対談などを通じて、米中貿易戦争の行方を占います。そのほか、今号の巻頭には、自民党経済安全保障推進本部長を務める小林鷹之氏へのインタビュー「日本企業と日米同盟の危機」を掲載。
特集2は「『自己肯定感』はどこへゆく」。揺れ動く日本人の「自己肯定感」の実態と行方を展望します。そのほか、小池百合子・東京都知事への独占インタビュー「東京と日本を守る『東京大改革3.0』」や、織田信長とプーチンを比較する呉座勇一氏と小泉悠氏の特別対談も必読の内容です。

━━━━  もくじ  ━━━━━
特集1:米中貿易戦争の最前線
摩擦を生むのは国家間の対立ではない
マイケル・ペティス
38p
米中競争の新局面、強まる貿易圧力
川島 真&森 聡
48p
「囚人のジレンマ」に陥った米中経済
梶谷 懐
62p
関税はディールの手段か、信念か
川瀬剛志
70p
習近平政権の「低空経済」を利用せよ
町田穂高
78p
「微細化封じ」かわす中国の半導体産業
山田周平
86p
ディープシークが告げた「AI新時代」到来
高口康太
94p
対中ビジネスに求められる戦略
柯 隆
101p
特集2:「自己肯定感」はどこへゆく
「ありのまま信仰」への自己啓発本の回答
尾崎俊介
130p
日本の子どもに「正しい肯定」を
遠藤利彦
137p
発達障害グレーゾーンと職場づくり
舟木彩乃
144p
ヒットソングにみる「かわいい」の変化
ヤマモトショウ
152p
巻頭インタビュー
日本企業と日米同盟の危機
小林鷹之
16p
連載 ほか
課題解決型の防衛イノベーションを急げ
布施 哲
108p
【追悼論考】
全身経営学者 野中郁次郎
楠木 建
120p
「復古主義者」としての信長とプーチン
呉座勇一 小泉 悠
160p
人民解放軍の「戦域打撃能力」の実力
村野 将&トーマス・シュガート&ティモシー・A・ウォルトン
198p
【闘う首長】〈2〉
東京と日本を守る「東京大改革3・0」
小池 百合子
182p
考察したい若者たち〈6〉
SNSの報酬は承認から刺激へ
三宅香帆
190p
【宗教と現代世界研究会】
エルドアン政権のイスラム覇権主義の行方
澤江史子
228p
ミャンマーで暗躍する中国系犯罪集団
安田峰俊
212p
米国の暗号資産規制の行方
大崎貞和
220p
ニッポン新潮流〈現代社会〉
「無償化政策」の内実
西田亮介
26p
ニッポン新潮流〈教育企業〉
「学歴」論の危うさを考える
勅使川原 真衣
28p
ニッポン新潮流〈都市文化〉
「朽ちるインフラ問題」の本格化
藤村龍至
30p
ニッポン新潮流〈現代思想〉
SF作品が描く爽やかな「ノスタルジー」
谷川嘉浩
32p
地域から日本を動かす〈36〉
瀬戸内の町の新たな飛躍へ
結城豊弘
34p
歴史家の書棚〈57〉
樋口孝博著『音楽隊に「敬礼っ!!」』舞鶴観光協会編『復刻版 海軍四等主計兵厨業教科書』
奈良岡 聰智
238p
巻頭言〈13〉
「経済だよ。お馬鹿さん」
冨田浩司
13p
文明之虚説〈88〉
文明の暴力性について
渡辺利夫
244p
戦跡が語る「先の大戦」〈3〉
ペリリュー島
写真・文/安島 太佳由
1p
里山―未来へつなげたい日本の風景〈16〉
一年の始まり
写真・文/今森光彦
6p
令和の撫子〈71〉
佐藤マクニッシュ怜子 株式会社AMATERAS CEO兼デザイナー
撮影/吉田和本
9p
Voiceブックス
編集者の読書日記

240p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

241p
Voiceレター
読者の感想&意見
242p
------------------
以上でございます。ぜひ本誌にてお楽しみくださいませ。
880円
2025/3月号の読みどころ
かつては戦後復興や高度経済成長期を主導し、海外からも注目される存在であった日本の官僚。しかし今日では、民間の活力を制約する妨害者などとして語られることも少なくありません。2007年の「消えた年金」問題をはじめとする数々の不祥事、政治改革や民主党政権下での「脱官僚」などを経て、昨今では「財務省支配論」なども聞こえてきます。その働き方は一部からは「ブラック」という表現も用いられ、学生の「霞が関離れ」が指摘され始めてから久しいですが、日本の未来を考えるうえでは、官僚が活力を失ったままでは限界があり、複雑な時代をマネジメントすることはできません。官僚のあり方と若手官僚に送る言葉を語る前財務官でアジア開発銀行次期総裁の神田眞人氏や、国家公務員の「働き方」の現在地を話す川本裕子人事院総裁へのインタビュー、また官僚バッシングの背景にある時代の変化を説く片山杜秀氏の論考などを通じて、わが国において官僚が果たすべき役割と課題を見つめ直します。特集2は「国家混乱の行方」。韓国、ドイツ、フランス、インド、アルゼンチンなど内政が混迷を極めている国々の実情を分析します。そのほか、トランプ2.0時代の国際情勢や米中対立を見通すイアン・ブレマー氏の巻頭インタビューや、4月に開幕を控える大阪万博について語る吉村洋文大阪府知事への特別インタビューなどを掲載しています。

もくじ‐---------

特集1:官僚の正体
若き官僚たちに告ぐ「希望の言葉」
神田眞人
40p
霞が関の新生は政官関係の再構築から
待鳥聡史
52p
「財務省支配論」の虚実を考える
上川 龍之進
60p
国家公務員「働き方」の現在地
川本裕子
68p
「プロ官僚」といかにしてマッチングするか
嶋田博子
74p
女性官僚として働くあなたへ
坂東 眞理子
82p
近代から見る「官の未来」とは
清水 唯一朗
90p
成長モデルなき時代の「犯人捜し」
片山杜秀
98p
特集2:国家混乱の行方
制度疲労に直面する韓国の民主政治
木村 幹
122p
混迷するドイツと連邦議会選挙
森井裕一
130p
移民問題から考えるフランスの分断
和田 萌
138p
インド与党は「敗北」したのか?
三輪博樹
146p
「アルゼンチンのトランプ」の政治手腕
菊池啓一
154p
巻頭インタビュー
トランプはGゼロ世界の最大の受益者
イアン・ブレマー
18p
新連載
【闘う首長】〈1〉
万博開催で「世界に突き抜けた大阪」へ
吉村洋文
184p
連載  ほか
特別寄稿
中東の「勝者」と「敗者」は誰か
山内昌之
108p
米国政治を支える「保守のインフラ」
久保文明&清原聖子&宮田智之
162p
経営とは皆が幸せになる「生き方」
糸井重里&岩尾俊兵
200p
考察したい若者たち〈5〉
仕事はやりがいから成長へ
三宅香帆
192p
【新時代ビジョン研究会】
「対話」をまちづくりの礎に――福岡県大刀洗町
前田隆夫
220p
日産・ホンダ「経営統合」の誤解
池田直渡
212p
ロシアへの経済制裁はなぜ失敗したか
ダヴィド・トゥルトリ
229p
著者に聞く
「右派雑誌」にいたから伝えたいこと
梶原麻衣子
236p
ニッポン新潮流〈現代社会〉
試練を迎えた既存システム
西田亮介
28p
ニッポン新潮流〈教育企業〉
社長年頭挨拶に抱く一抹の不安
勅使川原 真衣
30p
ニッポン新潮流〈都市文化〉
神戸から考える一九九五年以後
藤村龍至
32p
ニッポン新潮流〈現代思想〉
収納/片づけから見える「暮らしの思想」
谷川嘉浩
34p
地域から日本を動かす〈35〉
DXは地方の武器
結城豊弘
36p
歴史家の書棚〈56〉
河野康子編『戦後政治学の展開 村松岐夫オーラルヒストリー』
奈良岡 聰智
240p
巻頭言〈12〉
ソウルの春
冨田浩司
15p
文明之虚説〈87〉
西郷隆盛の「王道」と「覇道」
渡辺利夫
246p
戦跡が語る「先の大戦」〈2〉
ニューギニア島
写真・文/安島 太佳由
1p
里山―未来へつなげたい日本の風景〈15〉
スプリング・エフェメラル
写真・文/今森光彦
6p
令和の撫子〈70〉
森本萌乃
撮影/吉田和本
9p
Voiceブックス
編集者の読書日記

242p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

243p
Voiceレター
読者の感想&意見

244p

----------------
以上でございます。本誌にてお楽しみください。
880円
2025/2月号の読みどころ
2025年1月20日、いよいよトランプ第二次政権がスタートします。日本ではトランプ氏とその支持者、そして「トランプ主義」に対しては野放図で極端な人物や思想だと語られることが多いですが、表面的な議論では「アメリカの今」を知ることはできませんし、日米関係の今後について戦略を練ることもできません。トランプ氏はなぜ、大統領選で勝利を収めることができたのか。国際政治の大きな流れやアメリカの歴史のなかで、トランプ氏の「カムバック」をどのように捉えるべきなのか。閣僚人事も次々と発表されていますが、経済政策や日本にとって重要な対中政策はどうなるのか。「パックス・アメリカーナ」の終焉と日本の自立の必要性を強調する中西輝政氏や、イーロン・マスク氏などの「テクノ・リバタリアン」について考察する橘玲氏の論考など、さまざまな角度からトランプ2.0のアメリカと世界を考えます。特集2は「このままの働き方でいいのか」。日本の働き方の現状と課題を4人の識者と考えます。そのほか、前駐中国大使の垂秀夫氏やマイクロソフトAI CEOのムスタファ・スレイマン氏のインタビューなどを掲載しています。

━━━━  もくじ  ━━━━━
特集1:トランプ2・0の真実
「パックス・アメリカーナ」の本当の終わり
中西輝政
36p
地方は気づいていた民主党の失敗
金成隆一
50p
異変があった米大統領選の「宗教票」
松本佐保
58p
二大政党史から考える「大再編」の可能性
石川敬史
68p
政治的武器となったセクシズム
兼子 歩
76p
若者たちの「トランプ化」の行方
及川 順
84p
「生贄」で成り立つアメリカ政治
柳澤田実
92p
労働者階級に報いる「執念の関税政策」
今村 卓
100p
テクノ・リバタリアンの「危険な賭け」
橘 玲
108p
特集2:このままの働き方でいいのか
コンプレックス産業化する「リスキリング」
勅使川原 真衣
128p
なぜ日本の生産性は上がらないのか
西村栄基
136p
「日本の労働者は守られすぎ」言説の正体
小林祐児
144p
女性のキャリア拡大と残された課題
浅野浩美
152p
巻頭インタビュー
米中のディールに取り残されるな!
垂 秀夫
16p
連載 ほか
AI×合成生物学リスクを封じ込めよ
ムスタファ・スレイマン
116p
「マスメディアの敗北」を考える
大澤 聡&石戸 諭
160p
トランプ勝利で加速する欧州「極右台頭」
ロマン・ユレ&吉田 徹
190p
考察したい若者たち〈4〉
2ちゃんねるからXへ
三宅香帆
182p
公職選挙法を腐敗させたのは誰か
安野修右
200p
アルゼンチン経済の奇跡
柿埜真吾
208p
なぜ人は「エモい話」に振り回されるのか
毛内 拡
216p
撫でる生成AI映画
三浦哲哉
226p
著者に聞く
スマホより新しい図書館の本
古田徹也
234p
ニッポン新潮流〈現代社会〉
時代に取り残された日本の選挙
西田亮介
26p
ニッポン新潮流〈都市文化〉
空洞化する中国の都市の未来
藤村龍至
28p
ニッポン新潮流〈現代思想〉
マルクス・ガブリエルと企業内倫理責任者
谷川嘉浩
30p
地域から日本を動かす〈34〉
若者の発想を活かす北九州市の挑戦
結城豊弘
32p
歴史家の書棚〈55〉
船橋洋一『宿命の子』
奈良岡 聰智
238p
巻頭言〈11〉
国際情勢をどう見るか
冨田浩司
13p
文明之虚説〈86〉
江藤新平と西郷
渡辺利夫
244p
戦跡が語る「先の大戦」〈1〉
ガダルカナル島
写真・文/安島太佳由
1p
里山―未来へつなげたい日本の風景〈14〉
潮風と芳香
写真・文/今森光彦
6p
令和の撫子〈69〉
Aoi MichellE 
撮影/吉田和本
9p
Voiceブックス
編集者の読書日記

240p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

241p
Voiceレター
読者の感想&意見
242p

------------------
以上でございます。ぜひ本誌にてお楽しみくださいませ。い
880円
2025/1月号の読みどころ
2024年は日米ともに波瀾の展開のまま幕を閉じそうです。日本では自民党総裁選を経て石破新内閣が発足しましたが、10月の衆議院選挙で自公が過半数割れの「大敗」を喫するなど、石破政権は早くも正念場を迎えています。他方、アメリカの大統領選では、トランプ候補が激選州すべてを獲得する「圧勝」を収めました。トランプ氏の「カムバック」で、世界が混迷を極めるのは間違いありません。来る2025年は「内憂外患」という言葉が、まさに当てはまる1年になるでしょうが、日本ははたしていかに現下の危機を乗り越えるべきなのか。石破茂首相の「危機のリーダーシップ」を厳しく問う山内昌之氏の論考や、トランプ氏が仕掛ける「関税戦争」の地政学的リスクを論じるジャック・アタリ氏のインタビューのほか、泉房穂氏と福田充氏の対談などをお届けしています。
特集2は「松下幸之助が憂えた政治」。一経済人である松下幸之助は、なぜ抜本的な政治改革を求めたのか。主著『崩れゆく日本をどう救うか』の刊行から50年、そして生誕130年を迎えるいま、その政治観を見直しながら現代日本の課題を考えます。松下政経塾で学んだ鈴木康友・静岡県知事と村井嘉浩・宮城県知事、三日月大造・滋賀県知事の特別鼎談を掲載しています。そのほか、エドワード・ルトワック氏の巻頭インタビューや、日本貿易会と三井物産の会長を務める安永竜夫氏の特別インタビューも必読です。

━━━━  もくじ  ━━━━━
石破茂に危機のリーダーシップはあるか
山内昌之
34p
関税戦争が引き起こす地政学的リセット
ジャック・アタリ
44p
「トランプの時代」は到来したのか?
冨田浩司
54p
「ホッブズ主義」の世界における日本の針路
細谷雄一
62p
第二次トランプ政権と台湾有事の危機
峯村健司
70p
新局面に入る北朝鮮情勢
礒﨑敦仁
78p
自公政権、復活と瓦解のシナリオ
中北浩爾
86p
日本経済復活に立ちはだかる「最大の壁」
飯田泰之
94p
甦る政界再編――国民の生活という対立軸
泉 房穂&福田 充
102p
特集2:松下幸之助が憂えた政治
「自立した地方」をいかにつくるか
鈴木康友&村井嘉浩&三日月大造
140p
松下政経塾が受け継ぐ「塾主」の理想
尾関健治
150p
政治を「我がこと」と捉えよ――松下幸之助の政治観
川上恒雄
158p
巻頭インタビュー
中国は「米中AI戦争」に勝てない
エドワード・ルトワック
14p
連載 ほか
グローバルサウスから「選ばれる国」へ
安永竜夫
112p
若者のより確かな政治参加に向けて
室橋祐貴
122p
スタートアップ業界の「ガラスの天井」
柏野尊徳
130p
「シン・技術立都」から変わる日本
宮坂 学
166p
なぜ鎌倉市は観光客との「共生」をめざすのか
松尾 崇
196p
考察したい若者たち〈3〉
時代はループものから転生ものへ
三宅香帆
188p
宗教と現代世界研究会
「イスラームとジェンダー」はなぜ問題になるか
辻上奈美江
212p
[第三十三回山本七平賞発表]
磯野真穂『コロナ禍と出会い直す 不要不急の人類学ノート』

182p
はじめて自転車を漕ぐときのように
TAKAHIRO
204p
負けても負けても諦めない
Juju
222p
自伝映画が映すJ・D・ヴァンスという男
瀬戸川宗太
230p
著者に聞く
誰にも助けを求められない人へ
戸谷洋志
234p
ニッポン新潮流〈現代社会〉
いまだ遠き「健全な政権交代」
西田亮介
22p
ニッポン新潮流〈教育企業〉
論壇誌で考える「フィクション」の力
勅使川原 真衣
24p
ニッポン新潮流〈都市文化〉
ヒロバという夢に挑む
藤村龍至
26p
ニッポン新潮流〈現代思想〉
「MAGA」の異なる響き
谷川嘉浩
28p
地域から日本を動かす〈33〉
令和版 ”空の北前船” が「人流」を変える
結城豊弘
30p
歴史家の書棚〈54〉
『真珠湾諜報戦秘録』『青嵐会秘録』
奈良岡 聰智
238p
文明之虚説〈85〉
諭吉の殉教、殉死論
渡辺利夫
244p
邂逅する中世と現代〈終〉
変わらない物
作・文/野口哲哉
1p
里山―未来へつなげたい日本の風景〈13〉
海が育むゆりかごの森
写真・文/今森光彦
6p
令和の撫子〈68〉
上田彩瑛 
撮影/稲垣徳文
9p
Voiceブックス
編集者の読書日記

240p
Voiceシネマ
編集者の映画三昧

241p
Voiceレター
読者の感想&意見

242p
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880円
2024/12月号の読みどころ
国際政治を揺るがす出来事には多くの場合、宗教の要素が色濃く存在しています。現在戦火を交えるロシアとウクライナは、正教会世界における位置づけをめぐって長年複雑な関係にありました。ガザ戦争の当事者であるハマスとイスラエルはもちろん、アメリカやイラン、アラブ諸国といった関係国もそれぞれに一筋縄ではいかない宗教的背景を抱えています。そして、分断が顕著な米国社会の本質を理解するうえでは、福音派を中心とする宗教右派に着目しないわけにはいきません。宗教だけが政治や社会を動かす要因ではありませんが、他方で、現代世界における宗教の影響を無視することはできません。本特集では、政治と宗教の相互作用、現代世界における宗教の位置づけや影響力などを多面的に考察します。「宗教再台頭時代」について議論する池内恵氏と松本佐保氏の対談、アメリカにおける福音派やカトリック知識人の影響力を考察する会田弘継氏と藤本龍児氏の対談のほか、経営学者の入山章栄氏のインタビューも掲載しています。
第二特集は「石破政権の強さと弱さ」。10月27日の衆院選で厳しい審判が下された石破政権の実像と課題に迫ります。なかでも石破茂首相は「保守」なのかを問う先崎彰容氏の論考は必読です。巻頭には、アメリカの民主主義の堕落を指摘するスティーブン・レビツキー氏のインタビューを掲載しています。

━━━━  もくじ  ━━━━━
特集1:宗教が動かす国際政治
「宗教再台頭時代」をどう乗り切るか
池内 恵 松本佐保
38p
米国を変える福音派とカトリック知識人
会田弘継&藤本龍児
50p
ウクライナ侵攻と正教会の地政学
高橋沙奈美
62p
ガザ戦争とイスラーム主義の今後
保坂修司
70p
中国における宗教と信仰の規範
川口幸大
78p
「大イスラエル主義」という巨大な潮流
立山良司
86p
フランス「ライシテ」から考える政教分離
伊達聖伸
94p
宗教と経営は互いに学び合える
入山章栄
102p
特集2:石破政権の強さと弱さ
宰相・石破茂とは「保守」なのか
先崎彰容
128p
課題はマクロ安定化政策と成長戦略
永濱利廣
136p
第二の鳩山内閣を避けられるか
鈴木一人
144p
地方戦略の難しさに向き合えるか
筒井淳也
152p
巻頭インタビュー
民主主義の落伍者に堕したアメリカ
スティーブン・レビツキー
16p
連載 ほか
緊急提言
国民の求める真の政治改革とは――「小選挙区決選投票制」の実現を
田坂広志
110p
沖縄に襲い掛かる中国の浸透工作
益尾知佐子&安田峰俊
160p
特別対談
経営と文学が交わるとき
上田岳弘&岩尾俊兵
190p
なぜ「二十二歳」に社長を託したのか
西牧大輔
202p
考察したい若者たち〈2〉
「萌え」から「推し」に変わった理由
三宅香帆
182p
現地で見た中国経済暗転の兆し
リチャード・ヤーロー
118p
災間の時代の復興はここから始まる
宮本 匠
210p
客観報道の由来――再「小新聞」化するジャーナリズム2
大澤 聡
218p
「エビデンスに基づくポピュリズム」の時代
杉谷和哉
226p
著者に聞く
精神科医の欲望と葛藤
尾久守侑
234p
ニッポン新潮流〈現代社会〉
見当たらぬ「期待できる政党」
西田亮介
26p
ニッポン新潮流〈教育企業〉
「自己肯定感」の落とし穴
勅使川原 真衣
28p
ニッポン新潮流〈都市文化〉
維新のまちづくりセンスと大阪
藤村龍至
30p
ニッポン新潮流〈現代思想〉
映画「ラストマイル」と企業の「バリュー」
谷川嘉浩
32p
地域から日本を動かす〈32〉
隠岐古典相撲の熱気
結城豊弘
34p
歴史家の書棚〈53〉
小川原正道『西郷従道』西尾林太郎『加藤友三郎』
奈良岡 聰智
238p
巻頭言〈10〉
サッチャー主義とトランプ主義
冨田浩司
13p
文明之虚説〈84〉
マロリーワイス症候群
渡辺利夫
244p
邂逅する中世と現代〈14〉
未知の味覚
作・文/野口哲哉
1p
里山―未来へつなげたい日本の風景〈12〉
まるで妖精の国
写真・文/今森光彦
6p
令和の撫子〈67〉
柏野 紗耶加 
撮影/吉田和本
9p
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