目次
【特集】
間違いやすい戸建住宅基礎設計のポイント
監修:藤井衛(元東海大学教授)
裁判の訴訟に占める戸建住宅基礎の事件の割合が高く,その内容は自然地盤ではなく,造成地盤に絡むものがほとんどである。また,近年,集中豪雨による地すべり被害や地震による戸建住宅の基礎被害や,人為的な問題なのか純粋に自然災害によるものなのか判断しがたい事件も多く,長期にわたって争いが続く場合もある。この特集では住宅地盤の安全性の見極め方を解説しながら,造成地盤における不同沈下,がけ・擁壁,液状化などを取り上げ,適切な地盤調査の方法や基礎設計で考慮すべきポイントを中心に解説する。
Ⅰ.安全な戸建住宅基礎設計のポイント│藤井 衛……88
Ⅱ.宅地地盤の安全性
事前に行う調査と調査コスト 地盤調査の方法とN値・地盤支持力などの見方│水谷羊介……92
宅地地盤の安全性確認と対処法──盛土│黒柳信之……98
宅地地盤の安全性確認と対処法──擁壁│品川恭一……104
宅地地盤の安全性確認と対処法──液状化│新井 洋……110
宅地地盤の安全性確認と対処法──地震被害例│杉村義広……116
宅地地盤の安全性確認と対処法──活断層
活断層への対応と熊本地震における大学キャンパスの被害事例│杉山太宏……122
Ⅲ.戸建住宅基礎設計・施工のポイント
偏心布基礎の簡便な設計法(L形など)や,柱状改良を布基礎(日形や田形)下に施工する場合の設計法│齊藤年男……129
建物の沈下形状と障害の関係│伊奈 潔……132
新規盛土の造成地での圧密沈下および圧縮沈下の検討│菊地康明……134
斜面の判断方法──斜面診断のポイントと簡易な判定方法│安川郁夫……136
軟弱地盤での地盤補強のポイント 改良深度以深に沈下が生じる可能性のある地盤を残す場合の設計上の注意点│権田将也……140
既存地盤補強の再利用,または回避か撤去│小川正宏……144
急傾斜地の地盤補強│菊地康明 146
戸建住宅の地盤補強におけるパイルド・ラフト的な考え方│妹尾健太郎……148
地盤補強の施工管理(監理)の重要性とは│二川和貴 150
既存不適格擁壁があり,新たに築造できない場合の住宅基礎設計法│渡辺佳勝……152
地盤改良の施工による擁壁への影響│小川正宏……156
べた基礎の基礎偏心の考え方│権田将也……158
人通口まわりの基礎の考え方│梶川久光……160
基礎のひび割れ形状と建物の変形について│松谷裕治……162
液状化対策で,鋼管杭や地盤補強で対応できないとき│松下克也……164
鋼管杭などで対応できる地盤だとしても液状化で周辺地盤が沈下し,杭が抜き上った際の水平力への対応法│伊集院 博+西尾聡史……166
地下のある建物を計画する場合の,近隣への影響の考え方│西尾聡史+伊集院 博……169
小規模建築物は中地震(200ガル程度)で液状化検討しているが,施主は大地震で検討していると勘違いしている場合,施主への説明方法│高田 徹……172
地盤調査ポイント数不足により施工時に仕様変更が生じたときの対処法│佐藤公一郎……174
スウェーデン式サウンディング調査時の孔内水位測定について│中村 博……176
スウェーデン式サウンディング試験結果を用いた,不整形平面の建物における圧密沈下計算方法│渡辺佳勝……178
地盤保証の考え方│武智耕太郎……180
※公益社団法人日本建築士会連合会・一般財団法人建設業振興基金のCPD単位取得について……198
【architectural design】
東松島市立宮野森小学校│栗原憲昭(盛総合設計),工藤和美+堀場 弘(シーラカンスK&H)……24
震災復興から発した教育の未来創造│風見正三……34
被災地での設計事務所が担った役割│栗原憲昭……35
美しく強くみんなを守る木造の学び舎│工藤和美……36
「ラチス状ラーメン構造」による半透明空間│佐藤 淳……42
製材でつくる学校施設 宮野森小学校と山鹿小学校を事例として│菅野 龍……48
木材調達と施工計画の概要│西出直樹+三浦正好……50
新豊洲ブリリアランニングスタジアム│E.P.A環境変換装置建築研究所一級建築士事務所……52
森から都市へ 2020年への可能性│武松幸治……56
日本初の大規模なETFE屋根│喜多村 淳……61
軽やかで合理的な木架構│萩生田秀之+梅原智洋……62
湾曲構造用集成材│齋藤 健……65
【連載】
古建築で学ぶ建築技術考 第2回 縁 龍吟庵方丈│勝又英明……68
再生可能エネルギーの着実な普及に向けて 第3回 太陽光発電システムの現状と課題,および普及・拡大に向けたFREAの取組み│小西博雄……72
SABTEC高強度せん断補強筋 設計施工指針(2016年) 第3回 両端ヒンジ部材とみなせる柱の特別条件│益尾 潔……77
新時代を拓く最新施工技術 第91回 T-Flex Wallsystemの開発と施工
GINZA PLACE(銀座プレイス)の外装デザインを支える下地技術│橋爪慶介……186
建築関連最新判例の解説 第41回 「担い手の確保・育成」のため,建設業法が果たすべき役割│秋野卓生……200
建築の喜怒哀楽 第22回 T病院増築│菊池 清……204
施工者に幸あれ 第65回 構造家・加藤征寛 「勘と度胸とどんぶり勘定」│朝倉幸子……214
一言居士 地盤改良余話│佐原 守……199
ザ・ブックス 構造ディテール図集│多田脩二・山田憲明 共著,斎藤公男 評……202
【TECHNICAL View】
繰返し地震にも対応 複合型露出柱脚の開発を進める……82
工事写真を使って施工管理業務を効率化……83
施工性よく地盤評価が可能な振動式ボーリング調査手法……85
【MACRO & MICRO】
Column 今,求められる都市と建築のカタチに向けて シンポジウム「21世紀の都市の要件──縮小の時代の都市像をめぐって」│中村美和子……212
Column 新しい地平へ 日本建築協会創立100周年記念事業から見えてきたこと│門脇哲也……213
【BRI news & topics】
平成28(2016)年12月22日に発生した新潟県糸魚川市における大規模火災に係る現地調査報告……194
【BUIL TECH】
もりだくさんのホットな製品情報……216
【表紙】
東松島市立宮野森小学校
設計:栗原憲昭(盛総合設計),工藤和美+堀場弘(シーラカンスK&H)
撮影:大野 繁
デザイン:箕浦卓(M’s SPACE)
通巻 808号
発売日 2017年4月17日
判型・頁 B5判・218頁
雑誌コード 03325-5
価格 1,759円+税
【次号予告】
建築技術2017年6月号(5月17日発売)
特集:広がるBIMの活用法【施工編】
監修:浦江真人(東洋大学教授)+曽根巨充(前田建設工業)
BIMの普及が進む現在,建築の設計・精算・維持管理プロセスを担う関係組織を跨った使い方は発達していない。本特集では,施工分野でBIMを活用するための基礎知識から具体的にBIMを活用するメリットを解説しながら,事例紹介を通して点と点を結ぶ線を生み出す方法を解説する。
●architectural design
KTビル/KAJIMA DESIGN
くまもと森都総合病院/松尾建設
※建築技術特集「間違いやすい戸建住宅基礎設計のポイント」は,公益社団法人日本建築士会連合会および一般財団法人建設業振興基金の継続職能開発(CPD)の自習型研修プログラムです。単位の取得を希望される方は,CPD情報システムにアクセスして本誌の設問に解答してください。
間違いやすい戸建住宅基礎設計のポイント
監修:藤井衛(元東海大学教授)
裁判の訴訟に占める戸建住宅基礎の事件の割合が高く,その内容は自然地盤ではなく,造成地盤に絡むものがほとんどである。また,近年,集中豪雨による地すべり被害や地震による戸建住宅の基礎被害や,人為的な問題なのか純粋に自然災害によるものなのか判断しがたい事件も多く,長期にわたって争いが続く場合もある。この特集では住宅地盤の安全性の見極め方を解説しながら,造成地盤における不同沈下,がけ・擁壁,液状化などを取り上げ,適切な地盤調査の方法や基礎設計で考慮すべきポイントを中心に解説する。
Ⅰ.安全な戸建住宅基礎設計のポイント│藤井 衛……88
Ⅱ.宅地地盤の安全性
事前に行う調査と調査コスト 地盤調査の方法とN値・地盤支持力などの見方│水谷羊介……92
宅地地盤の安全性確認と対処法──盛土│黒柳信之……98
宅地地盤の安全性確認と対処法──擁壁│品川恭一……104
宅地地盤の安全性確認と対処法──液状化│新井 洋……110
宅地地盤の安全性確認と対処法──地震被害例│杉村義広……116
宅地地盤の安全性確認と対処法──活断層
活断層への対応と熊本地震における大学キャンパスの被害事例│杉山太宏……122
Ⅲ.戸建住宅基礎設計・施工のポイント
偏心布基礎の簡便な設計法(L形など)や,柱状改良を布基礎(日形や田形)下に施工する場合の設計法│齊藤年男……129
建物の沈下形状と障害の関係│伊奈 潔……132
新規盛土の造成地での圧密沈下および圧縮沈下の検討│菊地康明……134
斜面の判断方法──斜面診断のポイントと簡易な判定方法│安川郁夫……136
軟弱地盤での地盤補強のポイント 改良深度以深に沈下が生じる可能性のある地盤を残す場合の設計上の注意点│権田将也……140
既存地盤補強の再利用,または回避か撤去│小川正宏……144
急傾斜地の地盤補強│菊地康明 146
戸建住宅の地盤補強におけるパイルド・ラフト的な考え方│妹尾健太郎……148
地盤補強の施工管理(監理)の重要性とは│二川和貴 150
既存不適格擁壁があり,新たに築造できない場合の住宅基礎設計法│渡辺佳勝……152
地盤改良の施工による擁壁への影響│小川正宏……156
べた基礎の基礎偏心の考え方│権田将也……158
人通口まわりの基礎の考え方│梶川久光……160
基礎のひび割れ形状と建物の変形について│松谷裕治……162
液状化対策で,鋼管杭や地盤補強で対応できないとき│松下克也……164
鋼管杭などで対応できる地盤だとしても液状化で周辺地盤が沈下し,杭が抜き上った際の水平力への対応法│伊集院 博+西尾聡史……166
地下のある建物を計画する場合の,近隣への影響の考え方│西尾聡史+伊集院 博……169
小規模建築物は中地震(200ガル程度)で液状化検討しているが,施主は大地震で検討していると勘違いしている場合,施主への説明方法│高田 徹……172
地盤調査ポイント数不足により施工時に仕様変更が生じたときの対処法│佐藤公一郎……174
スウェーデン式サウンディング調査時の孔内水位測定について│中村 博……176
スウェーデン式サウンディング試験結果を用いた,不整形平面の建物における圧密沈下計算方法│渡辺佳勝……178
地盤保証の考え方│武智耕太郎……180
※公益社団法人日本建築士会連合会・一般財団法人建設業振興基金のCPD単位取得について……198
【architectural design】
東松島市立宮野森小学校│栗原憲昭(盛総合設計),工藤和美+堀場 弘(シーラカンスK&H)……24
震災復興から発した教育の未来創造│風見正三……34
被災地での設計事務所が担った役割│栗原憲昭……35
美しく強くみんなを守る木造の学び舎│工藤和美……36
「ラチス状ラーメン構造」による半透明空間│佐藤 淳……42
製材でつくる学校施設 宮野森小学校と山鹿小学校を事例として│菅野 龍……48
木材調達と施工計画の概要│西出直樹+三浦正好……50
新豊洲ブリリアランニングスタジアム│E.P.A環境変換装置建築研究所一級建築士事務所……52
森から都市へ 2020年への可能性│武松幸治……56
日本初の大規模なETFE屋根│喜多村 淳……61
軽やかで合理的な木架構│萩生田秀之+梅原智洋……62
湾曲構造用集成材│齋藤 健……65
【連載】
古建築で学ぶ建築技術考 第2回 縁 龍吟庵方丈│勝又英明……68
再生可能エネルギーの着実な普及に向けて 第3回 太陽光発電システムの現状と課題,および普及・拡大に向けたFREAの取組み│小西博雄……72
SABTEC高強度せん断補強筋 設計施工指針(2016年) 第3回 両端ヒンジ部材とみなせる柱の特別条件│益尾 潔……77
新時代を拓く最新施工技術 第91回 T-Flex Wallsystemの開発と施工
GINZA PLACE(銀座プレイス)の外装デザインを支える下地技術│橋爪慶介……186
建築関連最新判例の解説 第41回 「担い手の確保・育成」のため,建設業法が果たすべき役割│秋野卓生……200
建築の喜怒哀楽 第22回 T病院増築│菊池 清……204
施工者に幸あれ 第65回 構造家・加藤征寛 「勘と度胸とどんぶり勘定」│朝倉幸子……214
一言居士 地盤改良余話│佐原 守……199
ザ・ブックス 構造ディテール図集│多田脩二・山田憲明 共著,斎藤公男 評……202
【TECHNICAL View】
繰返し地震にも対応 複合型露出柱脚の開発を進める……82
工事写真を使って施工管理業務を効率化……83
施工性よく地盤評価が可能な振動式ボーリング調査手法……85
【MACRO & MICRO】
Column 今,求められる都市と建築のカタチに向けて シンポジウム「21世紀の都市の要件──縮小の時代の都市像をめぐって」│中村美和子……212
Column 新しい地平へ 日本建築協会創立100周年記念事業から見えてきたこと│門脇哲也……213
【BRI news & topics】
平成28(2016)年12月22日に発生した新潟県糸魚川市における大規模火災に係る現地調査報告……194
【BUIL TECH】
もりだくさんのホットな製品情報……216
【表紙】
東松島市立宮野森小学校
設計:栗原憲昭(盛総合設計),工藤和美+堀場弘(シーラカンスK&H)
撮影:大野 繁
デザイン:箕浦卓(M’s SPACE)
通巻 808号
発売日 2017年4月17日
判型・頁 B5判・218頁
雑誌コード 03325-5
価格 1,759円+税
【次号予告】
建築技術2017年6月号(5月17日発売)
特集:広がるBIMの活用法【施工編】
監修:浦江真人(東洋大学教授)+曽根巨充(前田建設工業)
BIMの普及が進む現在,建築の設計・精算・維持管理プロセスを担う関係組織を跨った使い方は発達していない。本特集では,施工分野でBIMを活用するための基礎知識から具体的にBIMを活用するメリットを解説しながら,事例紹介を通して点と点を結ぶ線を生み出す方法を解説する。
●architectural design
KTビル/KAJIMA DESIGN
くまもと森都総合病院/松尾建設
※建築技術特集「間違いやすい戸建住宅基礎設計のポイント」は,公益社団法人日本建築士会連合会および一般財団法人建設業振興基金の継続職能開発(CPD)の自習型研修プログラムです。単位の取得を希望される方は,CPD情報システムにアクセスして本誌の設問に解答してください。
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