目次
【特集】
熊本地震以降の木造軸組構法住宅──その構造設計の基本
監修:大橋好光(東京都市大学教授)
熊本地震では,観測史上初めて震度7が2回観測され,さらに,大きな余震が長く続いたことでも注目された。建物が遭遇する可能性のある地震に,また新たな様相が加えられたといってよいだろう。本特集では,このタイミングに,震度階の仕組や熊本地震の揺れの特徴,そして木造住宅の構造性能の要点を整理する。これらを通して,熊本地震以降の木造住宅の構造設計のあり方を,改めて考える。
Ⅰ.熊本地震と木造住宅の耐震性能│大橋好光……66
Ⅱ.地震の震度について│干場充之……72
Ⅲ.地震動と木造建築物被害の関係
地震動の周期特性と木造建物の被害│境 有紀……74
Ⅳ.木造軸組住宅の設計
[架構設計の勘所]
架構の基本│山辺豊彦……80
Q.01 建物隅部での,通し柱と管柱の使い分け方│馬場淳一……86
Q.02 柱の断面寸法は105mm角より細くしてよいか│馬場淳一……87
直下率と木造住宅の耐震性│中川貴文……88
[耐力壁の勘所]
壁量設計と計算の基本│齊藤年男……92
Q.03 一つの壁に異なる耐力壁を設けた場合の挙動の違いと合算方法│青木謙治……100
Q.04 変形プランで有効な耐力壁の配置方法│青木謙治……102
Q.05 オーバーハングや大きなバルコニーなどの固定荷重を算入する場合の考え方│齊藤年男……103
Q.06 屋根裏部屋をつくる際の耐力壁や構造金物の設け方は│齊藤年男……104
Q.07 筋かい耐力壁と合板耐力壁の性能的な違いは│藤野栄一……105
Q.08 耐力壁に孔をあける場合は│小原勝彦……106
Q.09 ホームエレベータ(非自立)を設ける場合│木村誠司+守谷和弘……107
[筋かいの勘所]
筋かいの基本│槌本敬大……108
Q.10 門型ラーメン構造と耐力壁(筋かい)の併用時,それぞれの変形・剛性の違いの考え方│川原重明……112
Q.11 2P筋かいは壁倍率2倍を与えられるが,実際は1.6倍程度であるというが,どうすればよいか│槌本敬大……113
Q.12 筋かいの角度によって強度はどう変わるか│槌本敬大……114
Q.13 断面欠損がある場合,強度はどう変わるか│青木謙治……115
[水平構面の勘所]
水平構面の基本│山田憲明……116
Q.14 水平構面の影響で引張が生じる横架材の継手はどうするか。引張抵抗できる金物は│藤野栄一……122
Q.15 スキップフロアにする場合の床の水平剛性の考え方は│梶川久光……123
Q.16 壁の偏在,床変形や吹抜がある場合の考え方は│梶川久光……124
Q.17 隅部には,必ず火打ち梁を入れなければいけないのか│津田千尋……125
[接合部の勘所]
接合部の基本│道場信義+加川啓介……126
Q.18 構造用金物として使用できる金物とは│道場信義……132
Q.19 接合金物選択時の注意点は│道場信義……134
プレカットの勘所
プレカットの基本│蟹澤宏剛+藤田 譲+村上淳史……136
Q.20 プレカットでどこまで対応可能で,何が不可能か│藤田 譲……142
Q.21 プレカットに対応した上手な伏図の設計方法│藤田 譲……143
[制振の勘所]
制振の基本│三宅辰哉……144
Q.22 制振装置の特徴とは│篠原昌寿……148
[材料の勘所]
木質建材の劣化の基本│矢田茂樹……150
木材保護塗料の基本│片岡 厚……152
人工乾燥材の強度の基本│加藤英雄……154
Ⅴ.新耐震木造住宅検証法の概要│青木謙治……156
※公益社団法人日本建築士会連合会・一般財団法人建設業振興基金のCPD単位取得について……159
【architectural design】
港南区総合庁舎/小泉アトリエ……16
建築の仕組みを可視化する│小泉雅生……24
設備計画│萩原廣高+橋田和弘+江口祐美……34
環境配慮計画│安藤晃一……36
意匠・環境・設備との統合を目指した構造計画│竹内篤史……37
施工の記録│佐藤憲一……40
【新連載】
建築士試験にみる人材育成の要 第1回│岸 隆司……168
【連載】
古建築で学ぶ建築技術考 第4回 懸造 室生寺金堂│勝又英明……50
再生可能エネルギーの着実な普及に向けて 第5回 地熱発電1 地熱発電の概要とフラッシュ発電システム│和田一宏……44
地熱発電2 バイナリー発電システム│小栗拓馬……47
新時代を拓く最新施工技術 第93回 梁コンクリート打設におけるセメントペースト(ノロ)の流出のない打継工法への挑戦│宗 永芳……160
建築関連最新判例の解説 第43回 民法改正が建設業界に与える影響 契約書・約款の整備の重要性│秋野卓生……172
建築の喜怒哀楽 最終回 ひらかれる建築へ│松村秀一……178
施工者に幸あれ 第67回 神伝は「花祭」から 構造家・佐々木睦朗│朝倉幸子……186
一言居士 先人たちの英断と蘇る時空間│橋爪慶介……171
読者コーナーQ&A スラブ埋込配管の梁面からの距離│川合 拓,安部隆博,陣内 浩……174
ザ・ブックス ユートピアへのシークエンス│鈴木了二 著,加藤詞史 評……176
【TECHNICAL View】
重量床衝撃音を低減させるTMD内蔵スラブ……54
高架下空間の新たな価値を創造 騒音・振動問題を解決……55
膜型の圧電セラミックスを建築構造物の制振に世界初適用……57
木造軸組構法による4階建オフィスビル……59
リフォーム用柱取付型のオイルダンパー制震装置……61
水平震度2.2Gに対応する耐震天井工法……62
光ファイバセンサによるRC鉄筋の腐食膨張予防保全技術……63
【MACRO & MICRO】
Column 建築家・坂茂の軌跡と展望を展覧会で見る 素材,構造,形の新たな融合と結実を求めて│星野修一……184
Column 武田五一とその時代 モノとヒトが織りなすモダンのすがた│梅宮弘光……185
【BRI news & topics】
平成28年度に取り組んだ主な研究開発課題……187
【BUIL TECH】
もりだくさんのホットな製品情報……192
【表紙】
港南区総合庁舎
設計:小泉アトリエ
撮影:大野 繁
デザイン:箕浦卓(M’s SPACE)
通巻810号
発売日 2017年6月17日
判型・頁 B5判・194頁
雑誌コード 03325-7
価格 1,759年+税
【次号予告】
建築技術2017年8月号(7月15日発売)
特集:非住宅建築物の新たな環境設計手法を探る
監修:前 真之(東京大学工学系研究科建築学専攻准教授)
コンピュータの性能向上や情報化技術の発展は,設計者がリアルタイムに意匠と環境シミュレーションの結果を確認しながら,空間と室内環境・設備システムを同時に考えることを可能とした。本特集では,目標数値への適判を目指す環境工学から,空間と室内環境・設備システムを同時にデザインするための設計手法を解説する。
【architectural design】
太田市美術館・図書館/平田晃久建築設計事務所
※建築技術特集「熊本地震以降の木造軸組構法住宅──その構造設計の基本」は,公益社団法人日本建築士会連合会および一般財団法人建設業振興基金の継続職能開発(CPD)の自習型研修プログラムです。単位の取得を希望される方は,CPD情報システムにアクセスして本誌の設問に解答してください。
熊本地震以降の木造軸組構法住宅──その構造設計の基本
監修:大橋好光(東京都市大学教授)
熊本地震では,観測史上初めて震度7が2回観測され,さらに,大きな余震が長く続いたことでも注目された。建物が遭遇する可能性のある地震に,また新たな様相が加えられたといってよいだろう。本特集では,このタイミングに,震度階の仕組や熊本地震の揺れの特徴,そして木造住宅の構造性能の要点を整理する。これらを通して,熊本地震以降の木造住宅の構造設計のあり方を,改めて考える。
Ⅰ.熊本地震と木造住宅の耐震性能│大橋好光……66
Ⅱ.地震の震度について│干場充之……72
Ⅲ.地震動と木造建築物被害の関係
地震動の周期特性と木造建物の被害│境 有紀……74
Ⅳ.木造軸組住宅の設計
[架構設計の勘所]
架構の基本│山辺豊彦……80
Q.01 建物隅部での,通し柱と管柱の使い分け方│馬場淳一……86
Q.02 柱の断面寸法は105mm角より細くしてよいか│馬場淳一……87
直下率と木造住宅の耐震性│中川貴文……88
[耐力壁の勘所]
壁量設計と計算の基本│齊藤年男……92
Q.03 一つの壁に異なる耐力壁を設けた場合の挙動の違いと合算方法│青木謙治……100
Q.04 変形プランで有効な耐力壁の配置方法│青木謙治……102
Q.05 オーバーハングや大きなバルコニーなどの固定荷重を算入する場合の考え方│齊藤年男……103
Q.06 屋根裏部屋をつくる際の耐力壁や構造金物の設け方は│齊藤年男……104
Q.07 筋かい耐力壁と合板耐力壁の性能的な違いは│藤野栄一……105
Q.08 耐力壁に孔をあける場合は│小原勝彦……106
Q.09 ホームエレベータ(非自立)を設ける場合│木村誠司+守谷和弘……107
[筋かいの勘所]
筋かいの基本│槌本敬大……108
Q.10 門型ラーメン構造と耐力壁(筋かい)の併用時,それぞれの変形・剛性の違いの考え方│川原重明……112
Q.11 2P筋かいは壁倍率2倍を与えられるが,実際は1.6倍程度であるというが,どうすればよいか│槌本敬大……113
Q.12 筋かいの角度によって強度はどう変わるか│槌本敬大……114
Q.13 断面欠損がある場合,強度はどう変わるか│青木謙治……115
[水平構面の勘所]
水平構面の基本│山田憲明……116
Q.14 水平構面の影響で引張が生じる横架材の継手はどうするか。引張抵抗できる金物は│藤野栄一……122
Q.15 スキップフロアにする場合の床の水平剛性の考え方は│梶川久光……123
Q.16 壁の偏在,床変形や吹抜がある場合の考え方は│梶川久光……124
Q.17 隅部には,必ず火打ち梁を入れなければいけないのか│津田千尋……125
[接合部の勘所]
接合部の基本│道場信義+加川啓介……126
Q.18 構造用金物として使用できる金物とは│道場信義……132
Q.19 接合金物選択時の注意点は│道場信義……134
プレカットの勘所
プレカットの基本│蟹澤宏剛+藤田 譲+村上淳史……136
Q.20 プレカットでどこまで対応可能で,何が不可能か│藤田 譲……142
Q.21 プレカットに対応した上手な伏図の設計方法│藤田 譲……143
[制振の勘所]
制振の基本│三宅辰哉……144
Q.22 制振装置の特徴とは│篠原昌寿……148
[材料の勘所]
木質建材の劣化の基本│矢田茂樹……150
木材保護塗料の基本│片岡 厚……152
人工乾燥材の強度の基本│加藤英雄……154
Ⅴ.新耐震木造住宅検証法の概要│青木謙治……156
※公益社団法人日本建築士会連合会・一般財団法人建設業振興基金のCPD単位取得について……159
【architectural design】
港南区総合庁舎/小泉アトリエ……16
建築の仕組みを可視化する│小泉雅生……24
設備計画│萩原廣高+橋田和弘+江口祐美……34
環境配慮計画│安藤晃一……36
意匠・環境・設備との統合を目指した構造計画│竹内篤史……37
施工の記録│佐藤憲一……40
【新連載】
建築士試験にみる人材育成の要 第1回│岸 隆司……168
【連載】
古建築で学ぶ建築技術考 第4回 懸造 室生寺金堂│勝又英明……50
再生可能エネルギーの着実な普及に向けて 第5回 地熱発電1 地熱発電の概要とフラッシュ発電システム│和田一宏……44
地熱発電2 バイナリー発電システム│小栗拓馬……47
新時代を拓く最新施工技術 第93回 梁コンクリート打設におけるセメントペースト(ノロ)の流出のない打継工法への挑戦│宗 永芳……160
建築関連最新判例の解説 第43回 民法改正が建設業界に与える影響 契約書・約款の整備の重要性│秋野卓生……172
建築の喜怒哀楽 最終回 ひらかれる建築へ│松村秀一……178
施工者に幸あれ 第67回 神伝は「花祭」から 構造家・佐々木睦朗│朝倉幸子……186
一言居士 先人たちの英断と蘇る時空間│橋爪慶介……171
読者コーナーQ&A スラブ埋込配管の梁面からの距離│川合 拓,安部隆博,陣内 浩……174
ザ・ブックス ユートピアへのシークエンス│鈴木了二 著,加藤詞史 評……176
【TECHNICAL View】
重量床衝撃音を低減させるTMD内蔵スラブ……54
高架下空間の新たな価値を創造 騒音・振動問題を解決……55
膜型の圧電セラミックスを建築構造物の制振に世界初適用……57
木造軸組構法による4階建オフィスビル……59
リフォーム用柱取付型のオイルダンパー制震装置……61
水平震度2.2Gに対応する耐震天井工法……62
光ファイバセンサによるRC鉄筋の腐食膨張予防保全技術……63
【MACRO & MICRO】
Column 建築家・坂茂の軌跡と展望を展覧会で見る 素材,構造,形の新たな融合と結実を求めて│星野修一……184
Column 武田五一とその時代 モノとヒトが織りなすモダンのすがた│梅宮弘光……185
【BRI news & topics】
平成28年度に取り組んだ主な研究開発課題……187
【BUIL TECH】
もりだくさんのホットな製品情報……192
【表紙】
港南区総合庁舎
設計:小泉アトリエ
撮影:大野 繁
デザイン:箕浦卓(M’s SPACE)
通巻810号
発売日 2017年6月17日
判型・頁 B5判・194頁
雑誌コード 03325-7
価格 1,759年+税
【次号予告】
建築技術2017年8月号(7月15日発売)
特集:非住宅建築物の新たな環境設計手法を探る
監修:前 真之(東京大学工学系研究科建築学専攻准教授)
コンピュータの性能向上や情報化技術の発展は,設計者がリアルタイムに意匠と環境シミュレーションの結果を確認しながら,空間と室内環境・設備システムを同時に考えることを可能とした。本特集では,目標数値への適判を目指す環境工学から,空間と室内環境・設備システムを同時にデザインするための設計手法を解説する。
【architectural design】
太田市美術館・図書館/平田晃久建築設計事務所
※建築技術特集「熊本地震以降の木造軸組構法住宅──その構造設計の基本」は,公益社団法人日本建築士会連合会および一般財団法人建設業振興基金の継続職能開発(CPD)の自習型研修プログラムです。単位の取得を希望される方は,CPD情報システムにアクセスして本誌の設問に解答してください。
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