●特集Ⅰ:アメリカのオーケストラを探る
2014年は、2月のニューヨーク・フィルに始まり、5~6月にはボストン響、フィラデルフィア管と、アメリカの名門オケが続々と来日。ヨーロッパ対新大陸という時代もとうに終わり、伝統と格式と革新を併せてもつアメリカのオーケストラへと発展させた指揮者、プレイヤー、そして楽団を支えた人々なども紹介しながらその歴史と現状を探っていく。
(ヤニック・ネゼ= セガン/山田真一/磯村幸哉/高木和弘/渡辺 和/奥田佳道/久保田昌一/山田治生/小林伸太郎/片桐卓也)
●特集Ⅱ:クラウディオ・アバド、逝く
指揮者のクラウディオ・アバドが他界した。ロンドン響、ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場、ベルリン・フィル他、世界の名だたる歌劇場、オーケストラの重責を担い、世界中の音楽ファンから愛されたマエストロ。昨秋の日本公演こそキャンセルされたが、最晩年はガンと闘いながら指揮台に立ち続けた。その足跡をたどり、人となり、芸術を振り返り、その死を悼む。
(岩下眞好/秋島百合子/井内美香/山崎 睦/城所孝吉/山田真一/ジェームズ・ジャッド/イザベル・ファウスト/イェンス= ペーター・マインツ/ザビーネ・マイヤー/ジャンルカ・カシオーリ/ヴォルフラム・クリスト/ヘンリク・シェーファー/レオ・ヌッチ/河野典子/野田和哉)
●カラー
[Interview] レイフ・オヴェ・アンスネスは語る(青澤隆明)
[Report] 水戸室内管定期に登場した小澤征爾(広瀬大介)
[Report] 75歳を迎えたテミルカーノフとサンクトペテルブルク・フィル
[Interview] 中村紘子「私のポーランド」(青澤唯夫)
[Report] 佐藤しのぶが満を持して《夕鶴》つう熱演(三善清達)
[Report & Interview] 今春オープン! よみうりホールの新ピアノを選定した河村尚子(堀江昭朗)
[連載] ピアニストだって冒険する⑮(中村紘子)
[連載] Passion!──ベルリン・フィル第一コンサートマスター、樫本大進の対談シリーズ(最終回) 〈お客様〉P. ヤルヴィ
[連載] アリス= 紗良・オット~ピアニスト 世界を巡る Alice around the world ③(アリス= 紗良・オット)
[短期連載] 今月のアンドラーシュ・シフ④(中田千穂子)
[ONTOMO ARTISTS’BOX] #21 村治奏一~多彩に紡がれるギターの音色
●特別記事
広上淳一と京都市響の今(奥田佳道)
知人のように親しみを込めて~『ショパンを嗜む』(平野啓一郎)
追悼 〝名匠〟ゲルト・アルブレヒト逝く(奥田佳道)
[短期集中連載] ペーター・レーゼルは語る④(岡本和子)
●連載
オーケストラのある風景(最終回)~オーケストラ・アンサンブル金沢(山野雄大)
読むオペラ──聴く前に、聴いた後で (堀内 修)
調律師から見たピアノと音楽③(高木 裕)ニューヨークに帰ったローズウッド・スタイレウェイ
原 武 楽壇秘話50年⑫~ステージ裏のお仕事(宮嶋 極)
白金日記 (岡部真一郎)
目指せ、世界! 海外で活躍する日本人プレイヤー⑮~波木井 賢[ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団]
コンサート・スペースに行こう⑬~雑司が谷音楽堂(渡辺 和)
チャイコフスキーの音符たち(最終回)(池辺晋一郎)
ロジャー・ノリントン先生のベートーヴェン講座⑬(宮嶋 極)
エリザベスのシルエット?イギリスから届く絵葉書♯7(小川典子)
・・・ほか
[別冊付録] コンサート・ガイド & チケット・インフォメーション
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