目次
■特集:工務店と家づくり
○ここ数年で大きく変わった家づくり
家づくりの今後はどう変えるのか?/一級建築士事務所 マツザワ設計/松澤 静男・松澤 有紗
設計事務所として家づくりに関わってきて、特にここ数年の変化は著しいと感じている。不景気感、少子化、職人の高齢化などの直接的原因に加え、価値観の変化という見えづらい原因も存在する。ここで時代の流れに合わせるか?別の道を探るか?大きな分岐点に立っている。時代を読むのは大切だが、周りの動きに遅れまいと合わせていては先が無い。何が出来て何がしたいのかが問われている。
○設計事務所と工務店のコラボレーション
~協働で生まれる新しい住宅設計の可能性~/BUILTLOGIC/石黒 隆康
工務店と設計事務所が協働するケースが増えている。これまでの、単なる工務店の下請けを設計事務所が行うというスタイルから、両社が一緒になって仕事を受注し、まとめ上げるようなケースについて考察した。
○2020年度低層住宅供給動向調査
~住宅会社の規模別競争力を分析~/住宅産業研究所/脇田 茂樹
コロナ禍による住宅市場への影響は当初見込みより小さく、住宅着工は回復基調にある。しかし、ニューノーマル仕様や郊外シフト等、住宅需要の中身はコロナ前とは変化している。住宅供給業者にも変化の兆しがあり、住宅会社の競争力関係の動向を分析する。
○アトリエ設計事務所+工務店の上質な住まい/前田工務店/前田 哲郎
アトリエ系設計事務所と同等以上の設計力を持つ工務店をアトリエ工務店と呼んでいる。「住まいに必要なものは何か」という問いに答え続ける工務店を目指し、アトリエ工務店として前田工務店が普段考えていること、今後、アトリエ工務店に求められるものを独自の視点で紹介する。
○「産直住宅」から歴史的な木造建築物まで
自然に生きるをモットーに、木造にこだわる生き方を続けたい。/中島工務店/中島 紀于
岐阜県中津川市加子母に本社を置き、木曽ひのき、東濃ひのきなどの森林資源を背景に、自然豊かな環境の中で道路・水道を拓き、木造住宅、社寺・仏閣の建造、歴史的建造物の修復さらに農林業を続け、地元住民の雇用を創出し、地域とともに奔走してきた中島工務店。その取り組みを紹介する。
■事例紹介
○末永く京都に生き続ける住まい
住まい手の「想い」を大切に、一生涯のお付き合い/デザオ建設
1965年の創業以来、京都で注文住宅を中心に快適な住まいを作り続けてきた㈱デザオ建設。「幸せで快適な暮らしの礎となる住まいを、一棟一棟丁寧につくる」という想いで年間100棟以上の注文住宅を手がけている。そんなデザオ建設の住まいについて紹介する。
○お客さまの暮らしに寄り添った住まい
完全自由設計型の家づくり/勝美住宅
創業以来、兵庫県の播磨地域を中心に建設・不動産事業を手掛けきた㈱勝美住宅。注文住宅をメインに地域のお客さまに寄り添った家づくり行っている。完全自由設計型の家づくりで、お客さまに喜びと豊かさを提供し、高い評価を得ている勝美住宅の住まいを紹介する。
■トピックス
○歴史ある港町の暮らしを感じられる宿
分散型宿泊施設 鞆 港町/桐谷建築設計事務所/桐谷 昌寛
歴史ある港町の暮らしを感じられる宿古くからの港町である広島県福山市鞆の浦でのリノベーション。町全体をひとつの宿に見立て、宿部屋を町に分散させるとともに、滞在中の食事や買い物、体験等といった機能を既に町にあるものと連携して利用することで地域全体を活性化させていくプロジェクトを紹介する。
○重ねの家
~愛着を持って暮らす~/オノコム デザインセンター/松原 正和
40代夫婦二人と子供二人、設計者の自邸リフォームを紹介する。築50年の2階建ての木造住宅を購入し、耐震改修を行った。古い住宅の年数を経た粗削りの無垢材を室内に表しにすることで、素朴で力強く趣のある空間になるだろう、と期待した。補強で追加される新しい木材は、時間の経過とともに並置(=等価)されたものへ変わり、時を重ねた、小さいながらも豊かな空間になるだろうと考えていた。
○伝統的な主屋をサポートする耐震改修
伝統構法の住宅改修の現状と設計・施工上のポイント/田村真一建築設計事務所/田村 真一
姫路の市川が流れるほとりの集落に増築、改築を繰り返しながら100年以上前から建っていた伝統構法の木造住宅の耐震改修。集落の大切な景観の一部であり、非常に大切に住まわれてきたことがわかる住宅の主屋を今の様子のまま残す耐震改修の様々な工夫を紹介する。
○昭和の木造賃貸アパート 2in1リフォーム
木賃アパートを令和にアップデートする/前川亮建築設計事務所/前川 亮
昭和の木造賃貸アパート2in1リフォーム。住人自ら提案した隣室を取り込む2in1リフォームにオーナーが賛同。オンオフのゾーニングでテレワークに対応させ、HOME IoTを採用するなどしてアップデート。BIMを活用した設計・施工プロセスのDXにもチャレンジした。
■連載
○常識?非常識?暮らしのなんでも研究室
日本の先人たちは偉い!地震・津波編/わらっく/室 龍二
自然災害のオンパレードな日本。地震・津波は起きてしますと大きな被害が発生するため、先人たちからいろいろな知恵を伝授されていることをご存じですか?好奇心を持って、楽しみながらお聞きください。
○社会包摂とデザイン第15回
色覚多様性/九州大学/尾方 義人
遺伝学的に残っている“不利”や“病気”と言われるものはたくさんあります。生物的には劣勢や障害・病気ではなく、それを劣勢や障害・病気に似してしまっているのは、私達の社会の仕組みかもしれません。優か劣かではなく、社会全体の多様性として捉えていかないといけないのかもしれません。
○子育て真っ最中!団塊Jr.の住まい考183
探し物は何ですか/藤原 千秋
最近、蔵書のPDF化が1,500冊に至った筆者。本という実体を無くしても情報は残る。家にあるモノの去就と情報としてのモノに対して消えぬ執着。子育てにも絡むそれらの割り切れなさを思う小文。
■表紙イラスト「暖かいハル」日本大学芸術学部美術学科/杉山 理香
冬から春へと移り変わる温度感や情景と共に、住まいが建築されてから刻まれる歴史を同時に再現した表紙に仕上げました。桜が満開に咲き、道を彩るような構成、また工具を組み合わせることで丈夫な印象を与えられるように描きました。
○ここ数年で大きく変わった家づくり
家づくりの今後はどう変えるのか?/一級建築士事務所 マツザワ設計/松澤 静男・松澤 有紗
設計事務所として家づくりに関わってきて、特にここ数年の変化は著しいと感じている。不景気感、少子化、職人の高齢化などの直接的原因に加え、価値観の変化という見えづらい原因も存在する。ここで時代の流れに合わせるか?別の道を探るか?大きな分岐点に立っている。時代を読むのは大切だが、周りの動きに遅れまいと合わせていては先が無い。何が出来て何がしたいのかが問われている。
○設計事務所と工務店のコラボレーション
~協働で生まれる新しい住宅設計の可能性~/BUILTLOGIC/石黒 隆康
工務店と設計事務所が協働するケースが増えている。これまでの、単なる工務店の下請けを設計事務所が行うというスタイルから、両社が一緒になって仕事を受注し、まとめ上げるようなケースについて考察した。
○2020年度低層住宅供給動向調査
~住宅会社の規模別競争力を分析~/住宅産業研究所/脇田 茂樹
コロナ禍による住宅市場への影響は当初見込みより小さく、住宅着工は回復基調にある。しかし、ニューノーマル仕様や郊外シフト等、住宅需要の中身はコロナ前とは変化している。住宅供給業者にも変化の兆しがあり、住宅会社の競争力関係の動向を分析する。
○アトリエ設計事務所+工務店の上質な住まい/前田工務店/前田 哲郎
アトリエ系設計事務所と同等以上の設計力を持つ工務店をアトリエ工務店と呼んでいる。「住まいに必要なものは何か」という問いに答え続ける工務店を目指し、アトリエ工務店として前田工務店が普段考えていること、今後、アトリエ工務店に求められるものを独自の視点で紹介する。
○「産直住宅」から歴史的な木造建築物まで
自然に生きるをモットーに、木造にこだわる生き方を続けたい。/中島工務店/中島 紀于
岐阜県中津川市加子母に本社を置き、木曽ひのき、東濃ひのきなどの森林資源を背景に、自然豊かな環境の中で道路・水道を拓き、木造住宅、社寺・仏閣の建造、歴史的建造物の修復さらに農林業を続け、地元住民の雇用を創出し、地域とともに奔走してきた中島工務店。その取り組みを紹介する。
■事例紹介
○末永く京都に生き続ける住まい
住まい手の「想い」を大切に、一生涯のお付き合い/デザオ建設
1965年の創業以来、京都で注文住宅を中心に快適な住まいを作り続けてきた㈱デザオ建設。「幸せで快適な暮らしの礎となる住まいを、一棟一棟丁寧につくる」という想いで年間100棟以上の注文住宅を手がけている。そんなデザオ建設の住まいについて紹介する。
○お客さまの暮らしに寄り添った住まい
完全自由設計型の家づくり/勝美住宅
創業以来、兵庫県の播磨地域を中心に建設・不動産事業を手掛けきた㈱勝美住宅。注文住宅をメインに地域のお客さまに寄り添った家づくり行っている。完全自由設計型の家づくりで、お客さまに喜びと豊かさを提供し、高い評価を得ている勝美住宅の住まいを紹介する。
■トピックス
○歴史ある港町の暮らしを感じられる宿
分散型宿泊施設 鞆 港町/桐谷建築設計事務所/桐谷 昌寛
歴史ある港町の暮らしを感じられる宿古くからの港町である広島県福山市鞆の浦でのリノベーション。町全体をひとつの宿に見立て、宿部屋を町に分散させるとともに、滞在中の食事や買い物、体験等といった機能を既に町にあるものと連携して利用することで地域全体を活性化させていくプロジェクトを紹介する。
○重ねの家
~愛着を持って暮らす~/オノコム デザインセンター/松原 正和
40代夫婦二人と子供二人、設計者の自邸リフォームを紹介する。築50年の2階建ての木造住宅を購入し、耐震改修を行った。古い住宅の年数を経た粗削りの無垢材を室内に表しにすることで、素朴で力強く趣のある空間になるだろう、と期待した。補強で追加される新しい木材は、時間の経過とともに並置(=等価)されたものへ変わり、時を重ねた、小さいながらも豊かな空間になるだろうと考えていた。
○伝統的な主屋をサポートする耐震改修
伝統構法の住宅改修の現状と設計・施工上のポイント/田村真一建築設計事務所/田村 真一
姫路の市川が流れるほとりの集落に増築、改築を繰り返しながら100年以上前から建っていた伝統構法の木造住宅の耐震改修。集落の大切な景観の一部であり、非常に大切に住まわれてきたことがわかる住宅の主屋を今の様子のまま残す耐震改修の様々な工夫を紹介する。
○昭和の木造賃貸アパート 2in1リフォーム
木賃アパートを令和にアップデートする/前川亮建築設計事務所/前川 亮
昭和の木造賃貸アパート2in1リフォーム。住人自ら提案した隣室を取り込む2in1リフォームにオーナーが賛同。オンオフのゾーニングでテレワークに対応させ、HOME IoTを採用するなどしてアップデート。BIMを活用した設計・施工プロセスのDXにもチャレンジした。
■連載
○常識?非常識?暮らしのなんでも研究室
日本の先人たちは偉い!地震・津波編/わらっく/室 龍二
自然災害のオンパレードな日本。地震・津波は起きてしますと大きな被害が発生するため、先人たちからいろいろな知恵を伝授されていることをご存じですか?好奇心を持って、楽しみながらお聞きください。
○社会包摂とデザイン第15回
色覚多様性/九州大学/尾方 義人
遺伝学的に残っている“不利”や“病気”と言われるものはたくさんあります。生物的には劣勢や障害・病気ではなく、それを劣勢や障害・病気に似してしまっているのは、私達の社会の仕組みかもしれません。優か劣かではなく、社会全体の多様性として捉えていかないといけないのかもしれません。
○子育て真っ最中!団塊Jr.の住まい考183
探し物は何ですか/藤原 千秋
最近、蔵書のPDF化が1,500冊に至った筆者。本という実体を無くしても情報は残る。家にあるモノの去就と情報としてのモノに対して消えぬ執着。子育てにも絡むそれらの割り切れなさを思う小文。
■表紙イラスト「暖かいハル」日本大学芸術学部美術学科/杉山 理香
冬から春へと移り変わる温度感や情景と共に、住まいが建築されてから刻まれる歴史を同時に再現した表紙に仕上げました。桜が満開に咲き、道を彩るような構成、また工具を組み合わせることで丈夫な印象を与えられるように描きました。
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