週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー) 発売日・バックナンバー

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週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2022/8/21号

This Week
On the Cover

大谷選手、歴史的快挙
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手が9日、アスレチックス戦に「2番・投手兼指名打者」で先発出場し、6回無失点で今季10勝目を挙げ、1918年のベーブ・ルース以来、104年ぶりとなる「2桁勝利、2桁本塁打」を達成しました。21日号の表紙は、投打で活躍する大谷選手の姿です。


◇今週の注目記事 ================

◇Weekly Picks: ドジャース専属アナウンサー死去
今週号は、複数のページで野球に関連する記事を紹介しています。最終の24ページでは、大リーグで67年間、ドジャースのチーム専属アナウンサーを務め、94歳で亡くなったビン・スカリーさんに関するAP通信の評伝をお伝えします。

◇Special: 大リーグ中継を楽しもう!
日本人選手の活躍ですっかり身近になった大リーグ。試合の実況中継でアナウンサーが発する英語を聞き取りたいと思う方も多いでしょう。実際の大リーグの試合をモデルに、架空の実況中継を書き下ろしました。要所を優しい英語で解説し、なじみのない野球用語には注釈を付けていますので、試合観戦の時に参考にしてください。この「中継」に登場する架空の解説者「ティム・スタリー」は、ビン・スカリーさんをモデルにしています。

◇Travel: 寅さんと「風任せ」の旅
フランスのジャーナリストで日本文化の情報誌「ズームジャポン」編集長のクロード・ルブランさんは、山田洋次監督の「男はつらいよ」シリーズで主人公の寅さんが訪れた土地をたどる旅を続けています。コロナ禍で2年間来日できませんでしたが、入国制限が一部緩和された今年5~6月に来日し、日本各地を訪れました。

◇Movies: セイント・フランシス
主演のケリー・オサリバンが実体験をもとに脚本を書き上げました。女性の心身にまつわる本音を、これまでにないほど赤裸々につづった意欲作です。30代の主人公を通して、キャリアや結婚、出産などに関して周囲から(悪気なく)向けられる期待やプレッシャーがつぶさに描かれています。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
奈良県立医大がオミクロン株を不活化できるマスクを開発▽BTSの兵役義務で韓国国防相が発言▽カリブ海で大量の海藻が発生▽米財務省、「プーチン大統領の恋人」に制裁――の4つのニュースを取り上げています。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「堀江さん、最高齢の太平洋単独横断」です。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう 色とりどりの英語表現
教科書では学ぶ機会の少ない英語らしい慣用表現やイディオムを、クイズ形式で出題します。例文を使った穴埋め問題を毎回6題用意し、それぞれにイラストを付けて視覚的に記憶に残るように工夫してあります。正解に加えて解説欄を設け、取り上げたキーフレーズ以外の英文の意味や用法も説明します。こうした慣用表現は会話をスムーズにするだけでなく、映画やドラマを理解するために不可欠です。日本語の発想とは異なる粋な言い回しを数多く取り上げていきます。


◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、トーマスが買ったばかりのサングラスを紛失してしまいました。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。7~9月はカナダ生まれのニール・ウォーターズさんの担当です。北海道のパウダースノーに魅了され、2015年にワーキングホリデーを利用して来日しました。東京大学大学院修士課程で持続性科学を専攻し、在学中は船上での野外調査を含め環境と海洋生物の関係について広範囲にわたって研究したそうです。現在は都内の大学で科学論文の指導を中心に教鞭(きょうべん)を執っています。今回は、インドを旅した時に食中毒になった経験と、そこから学んだことを語ります。


◆シミケンの語源で探る固有名詞
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんによる語源に関するシリーズです。英語の地名・人名・ブランド名など、誰もが一度は目にしたことのある固有名詞はどのような経緯で生まれてきたのでしょうか? 本連載では、固有名詞の語源やそれにまつわる逸話を紹介し、楽しみながら単語の歴史をひも解いていきます。固有名詞と普段使っている単語との意外な接点を考察することで、語彙(ごい)力増強に役立つようになっています。毎回、冒頭にクイズがあり、正解を考えながら、英語と英語文化の奥深さを味わうことができます。今週号のテーマは「AlbionとAlps」です。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Lisa’s Wanderings Around Japan: 朝霞市(埼玉県)
世界を旅するフォトグラファー、リサ・ヴォートさんが日本各地を訪れ、それぞれの土地の隠れた魅力やゆかりの人物を独自の視点で紹介します。今回訪れたのは、埼玉県朝霞市にある陸上自衛隊駐屯地です。

◆デイビッド・セインのこれを英語でどう言うの?
英語学習書を数多く執筆してきたデイビッド・セインさんが、日本語ならではの決まり文句を文脈に応じてどう英訳したらよいかを解説します。毎回テーマとして採り上げる表現を「英訳のポイント」「日本語でアドバイス」「翻訳例と解説」の順で学びます。最後に、実践に即した「応用問題」で英訳のポイントが再確認できるようになっています。今回のテーマは「感激する」です。

◆私のおすすめの洋書
異文化コミュニケ-ションと人事管理を専門とする米国出身の経営コンサルタントで、「英語の品格」などの著書があるロッシェル・カップさんが日本語で書き下ろす、お勧めの洋書を紹介するコラムです。今回は、ネガティブ思考の克服方法などを説く「The Power of Bad」を紹介します。

◆Marty’s Playlist
米ワシントンDC出身のミュージシャン兼プロデューサー、マーティ・フリードマンさんのエッセーです。今回は、ママ・キャス・エリオットの「イッツ・ゲッティング・ベター」について語ります。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
中国が22年ぶりに台湾白書、武力行使放棄せず▽米半導体投資法が成立、中国対抗へ巨額投資▽オリビア・ニュートン・ジョンさん国葬へ――の3本をお伝えします。

◆Topics  
ウクライナでは、ロシアの侵攻で見捨てられた猛獣を含む動物たちの保護に、一人の女性が奔走しています。「クモは眠るのか?」という疑問を解明した科学者たちの研究とともに紹介します。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2022/8/14号

This Week
On the Cover

広島の教訓 今こそ生かせ
広島の平和記念式典に6日、国連トップとして12年ぶりに出席したアントニオ・グテーレス事務総長はあいさつで、ロシアのウクライナ侵攻などで核の脅威が急速に広がっているとし、核兵器を「愚かなもの」と強調。「この街の空に膨れあがったキノコ雲から私たちは何を学んできたのか問わなければなりません」と訴えました。14日号の表紙は、式典であいさつするグテーレス事務総長です。

◇今週の注目記事 ================

◇Movies: ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ
セガの人気ゲーム「ソニック」シリーズをハリウッドで実写映画化した映画の第2弾。前作が主人公ソニックと人間トムとの出会いと友情を描いたものだったのに対し、本作はソニックと同様に特異なパワーをもつナックルズが登場する冒険物語です。前作で宇宙流しの刑にあったジム・キャリー演じるロボトニックが、最強の戦士ナックルズを伴い地球に帰還。万能の力を持つ「マスターエメラルド」をめぐり、ソニックと争奪戦を繰り広げます。

◇Weekly Picks: 人気SFシリーズで人気 黒人女性俳優の先駆者死去
米人気ドラマシリーズ「スタートレック」で、初代の黒人女性宇宙飛行士の士官ウフーラを演じた俳優ニシェール・ニコルズさんが7月30日に亡くなりました。89歳でした。公民権運動で米国が揺れた時代に、多様な社会をSF作品に投影したテレビシリーズで、主役と並ぶ役に抜擢され、黒人の女性俳優の先駆者として米国で広く尊敬を集めました。当初はあまり愛着がなかった役を長く演じ続けた裏には、キング牧師からの励ましの言葉があったとされます。AP通信が配信した追悼記事を紹介します。

◇English Writing: 英語本の翻訳者に聞く
眠りの仕組みや動植物の生態、睡眠に関するトリビアなどをイラストで紹介したヴィッキー・ウッドゲート著「寝るのが楽しくなる 睡眠のひみつ」(創元社、原題:The Magic of Sleep)を翻訳した山崎正浩さんに話を聞きました。山崎さんはビジュアル本と呼ばれる、イラストや図が多く使われる本の訳を約30冊手がけてきました。本の内容とともに、ビジュアル本の翻訳テクニックについても聞きました。

◇Travel: 仏オーベルニュ地方
フランス中南部のオーベルニュ地方は、休火山が連なり起伏に富んだ緑豊かな地域です。周辺の自然や、山あいにある村々を巡ります。モンプルーでは、人工のくぼ地に水がたまっています。周囲の壁は六角形の柱状の岩が連なっているようにみえます。これは柱状節理と呼ばれ、溶岩が冷えて固まるときの収縮によって形成されるものだそうです。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
イタリアのパレルモ大学で98歳の男性が修士課程を修了し、国内最高齢の卒業生になる▽月面着陸に成功したアポロ11号に搭乗し、人類で初めて月面を歩いた宇宙飛行士の一人オルドリンさんが着ていた宇宙服が競売に▽山口市小郡地区で野生のサルに襲われた女性や子どもら延べ66人がけが▽アフリカ南部のアンゴラの鉱山で、170カラットの巨大なピンクダイヤモンドの原石が見つかる――の4本のニュースをお届けします。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「石炭火力を段階的廃止 G7環境相声明」です。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう 色とりどりの英語表現
教科書では学ぶ機会の少ない英語らしい慣用表現やイディオムを、クイズ形式で出題します。例文を使った穴埋め問題を毎回6題用意し、それぞれにイラストを付けて視覚的に記憶に残るように工夫してあります。正解に加えて解説欄を設け、取り上げたキーフレーズ以外の英文の意味や用法も説明します。こうした慣用表現は会話をスムーズにするだけでなく、映画やドラマを理解するために不可欠です。日本語の発想とは異なる粋な言い回しを数多く取り上げていきます。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、マリーと同級生のハリソンが町を歩いて、最近、観光客が増加していることについて話しあっています。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。7~9月はニール・ウォーターズさんの担当です。ウォーターズさんは1990年、カナダ生まれ。北海道のパウダースノーに魅了され、2015年にワーキングホリデーを利用して来日しました。東京大学大学院修士課程で持続性科学を専攻し、在学中は船上での野外調査を含め環境と海洋生物の関係について広範囲にわたって研究したそうです。今回は、研究活動の一環で初めて遠洋航海に出た際の悲喜こもごもの思い出を語ります。

◆シミケンの語源で探る固有名詞
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんによる語源に関する新シリーズです。英語の地名・人名・ブランド名など、誰もが一度は目にしたことのある固有名詞はどのような経緯で生まれてきたのでしょうか? 本連載では、固有名詞の語源やそれにまつわる逸話を紹介し、楽しみながら単語の歴史をひも解いていきます。また、固有名詞と普段使っている単語との意外な接点を考察することで、語彙(ごい)力増強に役立つようになっています。毎回、冒頭にクイズがあり、正解を考えながら、英語と英語文化の奥深さを味わうことができます。今週号のテーマは「MunichとWestminster」です。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆英語で紹介してみよう! 通訳ガイドの発信力レッスン
日本人には身近な伝統行事や習慣、食べ物でも、いざ英語で説明しようとすると言葉に詰まってしまう。そんな経験はありませんか? このコーナーでは日本の食べ物や習慣、制度などについてテーマをひとつ取り上げ、Q&A形式で紹介します。日本語と英語の両方の文章が並んでいるので内容が理解しやすく、日本の事柄を説明する力のスキルアップに役立ちます。筆者は、全国通訳案内士の海生郁子さんと伊東正子さんの2人で交互に担当します。今週号では、海生さんが「お盆」を英語で説明します。

◆シンプル英語で科学技術
私たちの周辺には、パソコンやスマートフォンなどとテクノロジーがあふれています。それを英語で説明するのは難しそう。しかし、テクノロジーの英語は、伝える内容が複雑なので逆にシンプルにそぎ落とした表現を使うのが常です。身の回りのテクノロジーを説明することで、「シンプルな英語」の表現方法を学びましょう。筆者はユー・イングリッシュ代表取締役の中山裕木子さんです。

◆森住史の英語のアレコレQ&A
成蹊大学文学部の森住史教授が、英語にまつわる読者の質問にお答えします。今週号では、「盗まれた」を英語でどのように表現するかを解説します。

◆地球うおっちんぐ
おなじみのアグネス・チャンさんの連載です。今週号では、「人はなぜ死ぬのか?」と5歳の子どもから質問がきたら、どう説明すればよいかについて考えました。

◆Dialogue with Friends
ラジオパーソナリティーとして活躍するキニマンス塚本ニキさんのコラムです。さまざまな人との「対話(Duologue)」を通して生まれた気づきや感情をつづります。友人・知人、旅先やラジオの仕事で出会った人などに登場してもらい、彼らとの対話の一部を英語と日本語の「Duo」で紹介します。今週号は、ニュージーランドの大学時代に知り合い、今は山形県に住む親友とのやりとりです。

◆Novel: Novels & Mysteries 本に隠されたメッセージ
日本在住の英国人作家クリストファー・ベルトンさんの連載です。ロンドンで一人暮らしをする大学生ロビンと姉のベリンダ、友人シンディーが登場する物語の第2弾です。本にからむ暗号を一つ解いた3人は、そこに示された次の暗号に挑みます。

◆英語豆知識 こぼれっぱなし
学習院大学文学部の真野泰教授のエッセーです。今週号では、英ジョンソン首相の辞任にからめ、ボクシングの比喩で英国政治を表現します。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
ペロシ米下院議長が台湾を訪問し、「台湾を見捨てない」と蔡総統との会談で強調▽米カンザス州、中絶の権利を維持 保守州で予想外の結果▽米、ドローン攻撃でアルカイダ指導者殺害――の3本のニュースをお伝えします。

◆Topics
文豪ヘミングウェーのそっくりさんコンテストで弁護士が優勝した話題と、歌手のビヨンセさんが、差別の恐れがある言葉を新曲から削除した話をお伝えします。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2022/8/7号

This Week
On the Cover

ローマ教皇、先住民族に謝罪
ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇が、訪問先のカナダで、19~20世紀にかけて先住民の強制的な同化政策に教会関係者が関わったことを謝罪しました。教皇は「多数のキリスト教徒が先住民に対して行った悪について許しを請う」と述べました。8月7日号の表紙は、先住民の代表から贈られた鳥の羽根を用いた頭飾りをかぶったフランシスコ教皇です。


◇今週の注目記事 ================

◇Special: ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡 未知の世界の扉を開く
100億年以上前の宇宙の姿をこの目で確かめられる時代になりました。昨年12月に打ち上げられた新型の宇宙望遠鏡「ジェームズ・ウェッブ」が撮影した画像を米航空宇宙局(NASA)が公開しました。これまで暗くて見えなかった遠い銀河や、最も遠く離れた銀河の姿を鮮明にとらえており、天文学や宇宙開発の進歩に大きく貢献すると期待されています。

◇Weekly Picks: 温暖化が引き起こす熱波で各地の氷河が消滅の危機
温暖化に伴う異常気象が世界各地の氷河に大きなダメージを与えています。特に欧州のアルプス山脈では氷河が溶けるペースが著しく加速し、このままでは今世紀末に8割以上が消失する可能性があります。すでに人々の生活を脅かしており、7月初めにはイタリアで氷河が崩落して登山家11人が死亡しました。スイスで氷河の変化を観測している科学者にロイター通信の記者が同行取材しました。

◇Movies: L.A.コールドケース
原作は、米国史上最悪とされる未解決事件(cold cases)を追ったノンフィクション。ヒップホップ界の、いわばライバル同士の人気スター2人が1996年と97年に相次いで殺害されました。いずれも犯人はいまだ不明。本作で新事実が明らかになるわけではないが、ここで語られるいくつかの出来事が、次第につながって巨大な組織の闇を映し出します。20年近く経った今も執拗(しつよう)に事件を追い続けるロサンゼルス市警の元刑事ラッセル・プール(実在の人物)を、ジョニー・デップが演じます。

◇World View: コロナ禍でフル回転 アナログレコード、生産追いつかず
40年前のCDの誕生で役目は終わったと思われたアナログレコードが、ここ10年で再び見直され、生産・販売が右肩上がりだそうです。最初は音質にこだわる音楽ファンが中心でしたが、最近は主にオンラインのストリーミングサービスで音楽を聴く若い世代も、レコードに「新鮮さ」を見いだしているようです。さらに、新型コロナウイルスの流行後は公演活動の中止が相次ぎ、行き場を失った音楽愛好家がレコードに向かっているためか、ギアを上げたように売り上げの加速度が増しています。

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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
米エミー賞の候補作に、韓国ドラマ「イカゲーム」が非英語作品で初めて選ばれた▽ロシアによるウクライナへの侵攻で食用油の供給が不足するなか、独ミュンヘンにあるパブがビール代をヒマワリ油で支払えるように▽カメラ大手のニコンが、デジタル一眼レフカメラの新機種の開発を中止▽スペイン・マドリード動物園でジャイアントパンダのビンシンがスイカのアイスキャンディーをもらう――の4本のニュースをお届けします。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「豪新首相、クアッドで気候変動問題を強調」です。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう 色とりどりの英語表現
教科書では学ぶ機会の少ない英語らしい慣用表現やイディオムを、クイズ形式で出題します。例文を使った穴埋め問題を毎回6題用意し、それぞれにイラストを付けて視覚的に記憶に残るように工夫してあります。正解に加えて解説欄を設け、取り上げたキーフレーズ以外の英文の意味や用法も説明します。こうした慣用表現は会話をスムーズにするだけでなく、映画やドラマを理解するために不可欠です。日本語の発想とは異なる粋な言い回しを数多く取り上げていきます。英語の総合力のさらなるパワーアップにご活用ください。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、マリーと友人たちがビーチまでドライブ中です。だけど、「サメが怖い」という人もいて……。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。7~9月の担当は、カナダ生まれのニール・ウォーターズさんです。北海道のパウダースノーに魅了され、2015年にワーキングホリデーを利用して来日しました。東京大学大学院修士課程で持続性科学を専攻し、在学中は船上での野外調査を含め環境と海洋生物の関係について広範囲にわたって研究したそうです。現在は都内の大学で科学論文の指導を中心に教鞭(きょうべん)を執っています。「ご存じでないかもしれませんが、日本はこの地球上でスノーボードをするのに最高の国なのです」とウォーターズさん。世界中のスキー愛好家やスノーボーダーたちは、日本の最上級のパウダースノー「Japow」を体験したいと夢見ているのだとか。雪に魅せられ来日し、日本のほかの魅力に気づいて滞在を延ばす人も多いそうです。

◆シミケンの語源で探る固有名詞
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんによる語源に関する新シリーズです。英語の地名・人名・ブランド名など、誰もが一度は目にしたことのある固有名詞はどのような経緯で生まれてきたのでしょうか? 本連載では、固有名詞の語源やそれにまつわる逸話を紹介し、楽しみながら単語の歴史をひも解いていきます。また、固有名詞と普段使っている単語との意外な接点を考察することで、語彙(ごい)力増強に役立つようになっています。毎回、冒頭にクイズがあり、正解を考えながら、英語と英語文化の奥深さを味わうことができます。今週号のテーマは「Cologne」です。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Lisa’s Wanderings Around Japan: 兼六園(石川県)
世界を旅するフォトグラファー、リサ・ヴォートさんが、日本各地を訪れ、それぞれの土地の隠れた魅力やゆかりの人物を独自の視点で紹介します。今回訪れたのは、金沢市にある「兼六園」。加賀藩・前田家の歴代藩主が造営を続けて完成させた回遊式の庭園です。水戸の偕楽園と岡山の後楽園とともに「日本三名園」に数えられます。四季折々の独特の景色が魅力で、国内のみならず海外からの観光客にも人気です。

◆デイビッド・セインのこれを英語でどう言うの?
英語学習書を数多く執筆してきたデイビッド・セインさんが、日本語ならではの決まり文句を文脈に応じてどう英訳したらよいかを解説します。毎回テーマとして採り上げる表現を「英訳のポイント」「日本語でアドバイス」「翻訳例と解説」の順で学びます。最後に実践に即した「応用問題」で英訳のポイントが再確認できるようになっています。今週号のテーマは「えげつない」です。

◆私のおすすめの洋書
異文化コミュニケ-ションと人事管理を専門とする米国出身の経営コンサルタントで、「英語の品格」などの著書があるロッシェル・カップさんが日本語で書き下ろす、お勧めの洋書を紹介するコラムです。今週号では、1800年代初頭の英国を舞台に、魔術師2人が活躍する「Jonathan Strange and Mr Norrell」(Susanna Clarke著)を紹介します。

◆Every BENTO Tells a story:  サケフレーク(古墳)弁当
日本が世界に誇る昼食文化「弁当」に関するコラムです。動画やSNSで弁当づくりを公開してきた食メディア代表の多田千香子さんが、フランスやインドで暮らした経験などを交え、食に関する豆知識とともに、見栄えが良くておいしい弁当の作り方を紹介します。今週号では、自家製サケフレークで「古墳弁当」を作ります。

◆FIELD NOTES OF A BILINGUAL FAMILY
田村記久恵(きくえ)さんの漫画エッセーです。夫のスティーヴさんや子どもたちと一緒に、時には単独で、様々な体験をしに出かけます。今週号では、ママ友と始めたウォーキングや、低登山の魅力について語ります。

◆Novel: Novels & Mysteries 本に隠されたメッセージ
日本在住の英国人作家クリストファー・ベルトンさんの新連載です。ロンドンで一人暮らしをする大学生ロビンと姉のベリンダ、友人のシンディーが、本にからむ暗号を解いていきます。

◆英文読解 それってどんな意味?
辞書の訳語を「平行移動」して英文に当てはめただけでは真に英語を理解したとは言えません。辞書の語義はその単語のごく一部の姿でしかないのです。文学作品からニュースまで豊富な素材を使いながら、直訳ではなく自然な日本語を重視した意訳のコツを伝授します。筆者は東京大学名誉教授の山本史郎さんです。今回のテーマは、「discreetにはご用心」です。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
米中首脳が2時間超の電話会談、台湾巡り応酬▽EU加盟国、天然ガス15%節減で合意 ▽ミャンマー民主派の死刑執行、国連が非難――の3本を紹介します。

◆Topics
当時のアマチュア規定に違反したとして五輪の金メダルをはく奪された故ジム・ソープが、1912年の五輪金メダリストとして名誉を回復された話と、滋賀県甲賀市で江戸時代の忍術書の写本が見つかった話をお届けします。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2022/7/24-31号

This Week
On the Cover
祇園祭 3年ぶり巡行

新型コロナウイルスが流行した後、中止されていた京都の祇園祭・山鉾(やまほこ)巡行が3年ぶりに行われました。古都を彩る夏の風物詩の背景には、伝統を維持・継承するための関係者らの努力がありました。2ページの「表紙の裏」で「博多祇園山笠」や「会津田島祇園祭」も紹介しています。


◇今週の注目記事 ================

◇Travel: チュニジアの神秘的なオアシス
チュニジア中部にあるジェリド湖周辺からサハラ砂漠にかけて点在するオアシスをめぐります。出発点の町ガフサの活気に圧倒された後、「赤トカゲ」の愛称がある観光列車に乗り込み、渓谷巡りへ。続いて映画「イングリッシュ・ペイシェント」 が撮影された山岳オアシスのミデス、この国のオアシスの代名詞ともいえるトズルの町などを訪問します。

◇Movies: ジュラシック・ワールド/新たなる支配者
「ジュラシック」シリーズの完結編です。前作の4年後、すでに地球上のあちこちに広がった恐竜と人間が不協和音を響かせています。恐竜の闇取引や密猟も横行し、人間の欲にまみれた新世界は混沌(こんとん)としています。そんな世界で、恐竜行動専門家のオーウェンとパートナーのクレアは、以前保護した少女メイジーと山奥でひっそりと暮らしています。しかし、彼がかつて心を通わせた恐竜ブルーの子とメイジーが、密猟者に連れ去られてしまいます。

◇Special: 観光業復活の夏
新型コロナウイルスが世界中に広がって3度目の夏。少しずつ規制が緩和され、停滞していた観光業もゆっくりと動き出しました。一方、この間に航空会社で削減された人員はコロナ禍以前の水準には戻らず、観光業の復活に向けて課題も浮き彫りになっています。また、強い感染力を持つ新しい変異株が確認され、専門家は本格的に観光が復活するのは2024年以降と予測します。

◇Weekly Picks: カリフォルニア州、学校始業時間を繰り下げ
米カリフォルニア州で中学・高校の始業時間を繰り下げる州法が成立し、秋に始まる新年度から、学校活動は8時半以降に開始することが定められました。十代の子どもは睡眠を促すホルモンが遅く分泌されるため、夜更かししがちになると研究者は指摘しています。寝不足で集中力が落ち、学業に支障が出るうえに肥満や薬物使用の恐れもあると訴える繰り下げ推進派は、州法成立を歓迎しています。しかし、経済的に余裕がなく、保護者が早朝から働く家庭では、子どもの世話が悩みの種になるとの声も出ています。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手が、米野球雑誌が選んだ「象徴的な選手80人」に入る▽「数学のノーベル賞」といわれるフィールズ賞に、ウクライナ出身の女性数学者ら▽サウジアラビア・メッカに、「ハッジ」(大巡礼)のイスラム教徒100万人集まる▽米マサチューセッツ州の川にカップルが落としたダイヤモンドの指輪、消防の潜水チームが回収――の4本をお届けします。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「沖縄復帰50周年 続く過重な基地負担」です。

◆「トピック力」のススメ 
多少難解な英文でも、自分の知っているトピックのものならすいすい読めるものです。幅広い話題について背景知識をもっていれば、英語の理解も発信も容易になるはず。大学入試を素材に、そんな「トピック力」を鍛えましょう。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう 色とりどりの英語表現
教科書では学ぶ機会の少ない英語らしい慣用表現やイディオムを、クイズ形式で出題します。例文を使った穴埋め問題を毎回6題用意し、それぞれにイラストを付けて視覚的に記憶に残るように工夫してあります。正解に加えて解説欄を設け、取り上げたキーフレーズ以外の英文の意味や用法も説明します。こうした慣用表現は会話をスムーズにするだけでなく、映画やドラマを理解するために不可欠です。日本語の発想とは異なる粋な言い回しを数多く取り上げていきます。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、トーマスが家族に次々と「車で送って」と頼まれます。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。7~9月はカナダ生まれのニール・ウォーターズさんの担当です。北海道のパウダースノーに魅了され、2015年にワーキングホリデーを利用して来日しました。東京大学大学院修士課程で持続性科学を専攻し、在学中は船上での野外調査を含め環境と海洋生物の関係について広範囲にわたって研究したそうです。現在は都内の大学で科学論文の指導を中心に教鞭(きょうべん)を執っています。今回は、生家から巣立って以来、暮らした住まいの数々を振り返ります。

◆シミケンの語源で探る固有名詞
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんによる語源に関する新シリーズです。英語の地名・人名・ブランド名など、誰もが一度は目にしたことのある固有名詞はどのような経緯で生まれてきたのでしょうか? 本連載では、固有名詞の語源やそれにまつわる逸話を紹介し、楽しみながら単語の歴史をひも解いていきます。また、固有名詞と普段使っている単語との意外な接点を考察することで、語彙(ごい)力増強に役立つようになっています。毎回、冒頭にクイズがあり、正解を考えながら、英語と英語文化の奥深さを味わうことができます。今週号のテーマは「Portugal」です。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆英語で紹介してみよう! 通訳ガイドの発信力レッスン
日本人には身近な伝統行事や習慣、食べ物でも、いざ英語で説明しようとすると言葉に詰まってしまう。そんな経験はありませんか? このコーナーでは日本の食べ物や習慣、制度などについてテーマをひとつ取り上げ、Q&A形式で紹介します。日本語と英語の両方の文章が並んでいるので内容が理解しやすく、日本の事柄を説明する力のスキルアップに役立ちます。筆者は、全国通訳案内士の海生郁子さんと伊東正子さんの2人で交互に担当します。今週号のテーマは「水」です。

◆放課後ブッククラブ
翻訳家であり、横浜商科大学准教授の林剛司さんが、英語力向上に有効な多読に適した本を紹介します。今回も、林さんの高校時代の米国ホームステイ体験とともにお伝えします。

◆厚切りジェイソンの時事放談
IT企業の役員でもある米国出身の芸人・厚切りジェイソンさんのコラムです。最近よく耳にするようになったメタバース仮想空間の世界に次々と大手企業が参入し、事業展開の可能性を探っています。メタバースに関するジェイソンさんの考えはどんなものでしょうか。

◆Duologue with Friends
ラジオのパーソナリティーとしても知られるキニマンス塚本ニキさんが、さまざまな人との「対話(Duologue)」を通して生まれた気づきや感情をつづるコラムです。今回は、大学生の頃から10回以上ミャンマーに通ったという友人の映像作家トオルが、久しぶりにミャンマーに出発する直前に呼び出し、少数派イスラム教徒ロヒンギャの状況などを語り合います。
 

上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
世界の人口、今年11月に80億人に▽ウクライナの穀物輸出で4者協議 輸送ルートの安全確保で合意▽クロアチア、ユーロ導入決定――の3本のニュースをお伝えします。

◆Topics  
コロナ禍で自宅待機中、ニューヨークの男性が都会の街並みを表現するジオラマを制作した話題と、オランダが所蔵している美術品について、ナチスによる略奪品か鑑定し本来の所有者に返還するという話をお伝えします。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2022/7/17号

This Week
On the Cover

スヌーピーの無二の友 ウッドストック
スヌーピーと時に茶化し合い、時に感動的な冒険を共にする相棒ウッドストック。その掛け合いはコミックに温かみをもたらしてきました。まっすぐ飛べない小さな黄色い鳥は、1960年代後半にキャラクターとして確立されましたが、命名されたのは伝説的な音楽祭「ウッドストック」開催翌年の1970年のことでした。17日号の表紙は、サーフィンをするスヌーピーと、寄り添って飛ぶウッドストックです。


◇今週の注目記事 ================

◇Weekly Picks: 安倍晋三元首相の軌跡
安倍晋三元首相が銃撃され死去したニュースは、世界を震撼(しんかん)させました。海外の報道では、銃による事件が少ない日本で密造銃が犯行に使われたことや、各国の首脳経験者に比べて警備が薄かったことに関心が集まりました。また、日本のリーダーとして最長の在任期間を務めた安倍氏の足跡をたどる記事も多く配信されました。AP通信の記事を紹介します。

◇World View: 華やかさ戻ったパリコレ
「パリコレ」の略称で親しまれ、ロンドン、ミラノ、ニューヨークと並ぶファッションの4大コレクションのパリ・ファッション・ウィーク。新型コロナウイルス流行に伴う大規模イベント開催の制限が解かれ、今年のメンズコレクションは多くの名門ブランドが対面でショーを開催しました。華やかな催しの一部を紹介します。

◇Movies: 映画はアリスから始まった
映画の黎明(れいめい)期に監督・脚本家・プロデューサーとして活躍したアリス・ギイを主題にしたドキュメンタリーです。ハリウッドの映画製作システムの原型を作り上げたパイオニアでありながら、長らく映画史から忘れられた存在であった彼女の知られざる実像に迫ります。

◇Special: 発見される女性映画監督
映画の歴史が始まって1世紀あまり。映画監督といえば男性のイメージが強いですが、実は草創期には女性監督たちが活躍していました。近年の研究で、映画史の表舞台から消えたこうした女性監督たちの存在が明らかになり、再評価が進んでいます。国内でも彼女たちの作品や関連ドキュメンタリーが相次いで上映されています。このうち、Moviesでとり上げたアリス・ギイと、国内で作品が上映中のバーバラ・ローデンの2人を紹介します。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
米連邦最高裁判事に初の黒人女性就任▽英国の舞台演出家ピーター・ブルックさん死去▽テニスのウィンブルドン選手権、出場選手がラケット忘れる▽世界最大のトランスジェンダー美女コンテスト、フィリピン代表が優勝――の4つのニュースを取り上げています。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「マスク氏、ツイッターを買収へ」です。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう 色とりどりの英語表現
教科書では学ぶ機会の少ない英語らしい慣用表現やイディオムを、クイズ形式で出題します。例文を使った穴埋め問題を毎回6題用意し、それぞれにイラストを付けて視覚的に記憶に残るように工夫してあります。正解に加えて解説欄を設け、取り上げたキーフレーズ以外の英文の意味や用法も説明します。こうした慣用表現は会話をスムーズにするだけでなく、映画やドラマを理解するために不可欠です。日本語の発想とは異なる粋な言い回しを数多く取り上げていきます。


◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号ではハリソンとカズが、何をやって遊ぶかを話し合っていますが……。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。7~9月はカナダ生まれのニール・ウォーターズさんの担当です。北海道のパウダースノーに魅了され、2015年にワーキングホリデーを利用して来日しました。東京大学大学院修士課程で持続性科学を専攻し、在学中は船上での野外調査を含め環境と海洋生物の関係について広範囲にわたって研究したそうです。現在は都内の大学で科学論文の指導を中心に教鞭(きょうべん)を執っています。今回は、新薬の治験に参加した際の体験を紹介しています。


◆シミケンの語源で探る固有名詞
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんによる語源に関するシリーズです。英語の地名・人名・ブランド名など、誰もが一度は目にしたことのある固有名詞はどのような経緯で生まれてきたのでしょうか? 本連載では、固有名詞の語源やそれにまつわる逸話を紹介し、楽しみながら単語の歴史をひも解いていきます。固有名詞と普段使っている単語との意外な接点を考察することで、語彙(ごい)力増強に役立つようになっています。毎回、冒頭にクイズがあり、正解を考えながら、英語と英語文化の奥深さを味わうことができます。今週号のテーマは「FrankfurtとBosphorus」です。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Lisa’s Wanderings Around Japan: 草津温泉(群馬県)
世界を旅するフォトグラファー、リサ・ヴォートさんが日本各地を訪れ、それぞれの土地の隠れた魅力やゆかりの人物を独自の視点で紹介します。今回訪れたのは、日本三大名泉のひとつ、草津温泉。約180軒の温泉宿が軒を連ねます。

◆デイビッド・セインのこれを英語でどう言うの?
英語学習書を数多く執筆してきたデイビッド・セインさんが、日本語ならではの決まり文句を文脈に応じてどう英訳したらよいかを解説します。毎回テーマとして採り上げる表現を「英訳のポイント」「日本語でアドバイス」「翻訳例と解説」の順で学びます。最後に、実践に即した「応用問題」で英訳のポイントが再確認できるようになっています。今回のテーマは「やばい」です。

◆私のおすすめの洋書
異文化コミュニケ-ションと人事管理を専門とする米国出身の経営コンサルタントで、「英語の品格」などの著書があるロッシェル・カップさんが日本語で書き下ろす、お勧めの洋書を紹介するコラムです。今回は、アマゾン先住民の文化と言語に触れた言語学者が書いた「Don’t Sleep, There Are Snakes」を紹介します。

◆Marty’s Playlist
米ワシントンDC出身のミュージシャン兼プロデューサー、マーティ・フリードマンさんのエッセーです。今回は、カナダのバンド「ザ・ゲス・フー」の「アメリカン・ウーマン」と、失われたギターの物語について語ります。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
安倍晋三元首相の銃撃事件と参院選で与党が大勝したニュースのほか、英首相の辞任表明、スリランカの「破産」宣言をお伝えします。

◆Topics  
米国東海岸の保養地で、科学者たちが海水浴客に凶暴なホオジロザメへの警戒を呼びかけています。韓国では、アイドルグループBTSの活動休止で、徴兵制のあり方に関する議論が再燃しています。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2022/7/10号

This Week
On the Cover

Cool strutting
ヨデザイナー山本耀司さんが手がける「Yohji Yamamoto POUR HOMME」がパリ・メンズコレクションの公式スケジュールで、2023年春夏のコレクションを発表しました。6月23日に東京・南青山のヨウジヤマモト青山本店で開かれ、ランウェーには人気アイドルグループSnow Manのラウールさんも登場しました。


◇今週の注目記事 ================

◇Weekly Picks: ジョン・ウィリアムズさん、映画音楽引退を示唆
「スター・ウォーズ」や「E.T.」など人気映画のテーマ曲を数多く手がけてきた作曲家のジョン・ウィリアムズさんが、映画向けの曲作りから離れると表明しました。90歳のウィリアムズさんは、少しペースを落とし好きなアーティストと演奏会向けの曲作りを続ける意向です。

◇English Writing: 英語本の著者に聞く
英語のジョークのオチを考えることで単語や文法の知識が身につく「ひらめき! 英語迷言教室 ジョークのオチを考えよう」(岩波ジュニア新書)を書いた高校教員の右田邦雄さんに、英語学習におけるジョークの効用を聞きました。

◇Movies: ミニオンズフィーバー
時は1970年代の米国。改造自転車に乗って小学校に通う11歳のグルー少年の夢は、悪党集団ヴィシャス・シックスに加わること。しかし、入団面接を受けても、子どもだからと相手にしてもらえない。悔しいグルーは、とっさに万能の力を持つゾディアック・ストーンを彼らから盗んでしまい……。5作目となる本作では、ミニオンたちが仕える怪盗グルーの少年時代がフィーチャーされます。

◇Travel: スペイン・壁画の村
スペイン・カタルーニャ地方にあるペネレス村は、人口約350人の小さな農村。しかし、毎年5月に開かれる壁画の祭典「ガルガルフェスティバル」では、国内外のアーティストが村の建物の壁などに作品を描きます。それを見学しようと、多くの観光客が訪れるのです。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
カンボジアのメコン川で、世界最大の淡水魚捕獲▽カリブ海の仏領の島で世界最大の細菌が見つかる▽ロシアの独立系メディアの編集長が、2021年に受賞したノーベル平和賞のメダルを競売に▽米アマゾンが、音声認識AI「アレクサ」の声を変更できる機能を開発中――の4本のニュースをお届けします。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「仏大統領マクロン氏再選」です。

◆「トピック力」のススメ 
多少難解な英文でも、自分の知っているトピックのものならすいすい読めるものです。幅広い話題について背景知識をもっていれば、英語の理解も発信も容易になるはず。大学入試を素材に、そんな「トピック力」を鍛えましょう。今週号のテーマは「コーヒーと『理性の時代』」です。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう 色とりどりの英語表現
教科書では学ぶ機会の少ない英語らしい慣用表現やイディオムを、クイズ形式で出題します。例文を使った穴埋め問題を毎回6題用意し、それぞれにイラストを付けて視覚的に記憶に残るように工夫してあります。正解に加えて解説欄を設け、取り上げたキーフレーズ以外の英文の意味や用法も説明します。こうした慣用表現は会話をスムーズにするだけでなく、映画やドラマを理解するために不可欠です。日本語の発想とは異なる粋な言い回しを数多く取り上げていきます。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、トーマスがアルバイトをするメルバズ・カフェで、夏向けのドリンクを試作しています。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。7~9月はニール・ウォーターズさんの担当です。ウォーターズさんは1990年、カナダ生まれ。北海道のパウダースノーに魅了され、2015年にワーキングホリデーを利用して来日しました。東京大学大学院修士課程で持続性科学を専攻し、在学中は船上での野外調査を含め環境と海洋生物の関係について広範囲にわたって研究したそうです。現在は都内の大学で科学論文の指導を中心に教鞭(きょうべん)を執っています。以前は朝のコーヒーが欠かせなかったというウォーターズさん。いまは年に2度のカフェイン断ち期間を設け、活力を取り戻しているそうです。

◆シミケンの語源で探る固有名詞
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんによる語源に関する新シリーズです。英語の地名・人名・ブランド名など、誰もが一度は目にしたことのある固有名詞はどのような経緯で生まれてきたのでしょうか? 本連載では、固有名詞の語源やそれにまつわる逸話を紹介し、楽しみながら単語の歴史をひも解いていきます。また、固有名詞と普段使っている単語との意外な接点を考察することで、語彙(ごい)力増強に役立つようになっています。毎回、冒頭にクイズがあり、正解を考えながら、英語と英語文化の奥深さを味わうことができます。今週号のテーマは「Stratford-upon-Avon」です。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆英語で紹介してみよう! 通訳ガイドの発信力レッスン
日本人には身近な伝統行事や習慣、食べ物でも、いざ英語で説明しようとすると言葉に詰まってしまう。そんな経験はありませんか? このコーナーでは日本の食べ物や習慣、制度などについてテーマをひとつ取り上げ、Q&A形式で紹介します。日本語と英語の両方の文章が並んでいるので内容が理解しやすく、日本の事柄を説明する力のスキルアップに役立ちます。筆者は、全国通訳案内士の海生郁子さんと伊東正子さんの2人で交互に担当します。今週号では、海生さんが「海の日」について説明します。

◆シンプル英語で科学技術
私たちの周辺には、パソコンやスマートフォンなどとテクノロジーがあふれています。それを英語で説明するのは難しそう。しかし、テクノロジーの英語は、伝える内容が複雑なので逆にシンプルにそぎ落とした表現を使うのが常です。身の回りのテクノロジーを説明することで、「シンプルな英語」の表現方法を学びましょう。筆者はユー・イングリッシュ代表取締役の中山裕木子さんです。

◆森住史の英語のアレコレQ&A
成蹊大学文学部の森住史教授が、英語にまつわる読者の質問にお答えします。今週号では、誰もが習得に悩む関係詞の使い分けの方法と、限定用法・非限定用法について解説します。

◇地球うおっちんぐ
おなじみのアグネス・チャンさんの連載です。アグネスさんは日本ユニセフ協会の親善大使。今週号では、内戦や飢餓に苦しむ子どもたちへの支援がコロナ禍で難しくなっている現状と、1日も早く現地に駆けつけたいという思いを語ります。
◆Dialogue with Friends
ラジオパーソナリティーとして活躍するキニマンス塚本ニキさんのコラムです。さまざまな人との「対話(Duologue)」を通して生まれた気づきや感情をつづります。友人・知人、旅先やラジオの仕事で出会った人などに登場してもらい、彼らとの対話の一部を英語と日本語の「Duo」で紹介します。今週号は、日本独特の暦と自然のリズムに詳しい友人との対話を紹介します。

◆Novel: Novels & Mysteries 本に隠されたメッセージ
日本在住の英国人作家クリストファー・ベルトンさんの新連載が始まりました。ロンドンで一人暮らしをする大学生ロビンと姉のベリンダ、友人のシンディーの活躍の第2幕です。今度はどんな謎に挑むのでしょうか。

◆英語豆知識 こぼれっぱなし
学習院大学文学部の真野泰教授のエッセーです。今週号では、英ジョンソン首相がコロナ禍で厳しい行動制限がしかれていた最中に、首相官邸などで開かれたパーティーに参加した、いわゆる「パーティーゲート事件」にからむ英語表現を紹介します。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
NATO首脳会議閉幕、中ロへの対抗前面に▽EU加盟国、気候変動関連法案で合意▽イランがBRICSに加盟申請――の3本のニュースをお伝えします。

◆Topics
スイスに登場した、世界の問題を考えさせる「0星」ホテルを紹介します。ほかに、G7の舞台となったドイツ・エルマウ城の激動の歴史をお伝えします。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2022/7/3号

This Week
On the Cover

産む・産まない 女性が決める権利
臨月に近いのでしょうか。大きくなったおなかを覆う白い服に書かれているのは「この子を産むと決めたのは私」のメッセージです。米連邦最高裁が6月24日、人工妊娠中絶を女性の権利と認めた1973年の判決を覆す判断を示しました。全米各地で判決支持派・反対派の市民がそれぞれデモをし、一部で衝突も起きました。7月3日号の表紙は、シアトルのデモに参加した妊婦のおなかに書かれたメッセージです。


◇今週の注目記事 ================

◇Special: 自由を求める香港の戦いを映像化
香港の大規模な民主化デモをきっかけに制作された香港・日本合作のドキュメンタリー映画「Blue Island 憂鬱之島」が近く公開されます。歴史に翻弄(ほんろう)された香港と、香港人のアイデンティティーを探し求める現代の若者たち、そして先人たちの戦いが描かれています。監督のチャン・ジーウンさんは、香港の歴史を俯瞰(ふかん)的に見ることで香港の現在と未来について考える素材を提供したかったそうです。

◇On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。今週号から、7~9月担当のニール・ウォーターズさんの連載がはじまりました。ウォーターズさんは1990年、カナダ生まれ。北海道のパウダースノーに魅了され、2015年にワーキングホリデーを利用して来日しました。東京大学大学院修士課程で持続性科学を専攻し、在学中は船上での野外調査を含め環境と海洋生物の関係について広範囲にわたって研究したそうです。現在は都内の大学で科学論文の指導を中心に教鞭(きょうべん)を執っています。とんかつ定食が大好物で、趣味はボルダリング、サッカー、ウィンタースポーツ。日本の雪はスノーボードに世界一適していると断言しています。

◇Novel: Novels & Mysteries 本に隠されたメッセージ
日本在住の英国人作家クリストファー・ベルトンさんの新連載が始まりました。ロンドンで一人暮らしをする大学生ロビンと姉のベリンダ、友人のシンディーの活躍の、第2幕が始まります。

◇Weekly Picks: 黒死病の起源特定
中央アジアのキルギスで発掘された14世紀の遺体からDNAを採取し分析した研究チームが、世界中で猛威を振るった黒死病(ペスト)の起源を特定したと発表しました。これまで発見された黒死病の犠牲者の遺体としては最古であることから、中央アジアからシルクロードを通じた交易により欧州などに広まった可能性が高いとしています。専門家は人の移動と病気の流行という観点から、新型コロナウイルス流行との類似点に注目しています。

◇Movies: 彼女たちの革命前夜
1970年に英国で開催された「ミス・ワールド」世界大会では、会場の内外で抗議の嵐が吹き荒れました。本作は、その大会を様々な関係者の視点から群像劇として描きます。主人公はロンドンの大学に通うシングルマザーのサリー。世界でうねりを見せつつある女性解放運動に興味を抱き、容姿で勝者を選ぶコンテストに疑問を持ちます。そして仲間たちとともに、「ミス・ワールド」抗議デモを計画するのですが、大会出場者たちにはそれぞれに動機と思惑があり、人種の壁を越えて夢をか
なえる好機と見なす人もいます。そんな中でサリーたちの抗議行動は、大会主催者側の意識にも影響を及ぼしていきます。

◇World View: 絵筆で侵略と戦うストリートアーティストたち
ロシアによるウクライナ侵攻に、銃ではなく絵筆で戦っている人たちがいます。ウクライナ第2の都市ハルキウで活躍する芸術家のガムレット・ジンキフスキーさんは、砲撃で破壊された建物の壁などをキャンバスに見立ててミューラル(壁画)を描き続けています。長引く戦闘で希望を失いつつある市民に勇気と心の安らぎを与えるためです。いま、世界各地でジンキフスキーさんのようなストリートアーティストがウクライナで起きていることを作品に取り入れています。ロシアのプーチン大統領をこき下ろす作品もあれば、平和を求める作品など様々です。ロイター通信の記事と写真でミューラルを紹介します。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
香港の名所だった水上レストラン「ジャンボ・キングダム」が沈む▽米投資家バフェット氏との昼食、26億円で落札▽韓国の人気アイドルグループBTSがグループ活動休止▽フェラーリ、2030年までに8割をハイブリット車とEVに――の4本のニュースをお届けします。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう 色とりどりの英語表現
教科書では学ぶ機会の少ない英語らしい慣用表現やイディオムを、クイズ形式で出題します。例文を使った穴埋め問題を毎回6題用意し、それぞれにイラストを付けて視覚的に記憶に残るように工夫してあります。正解に加えて解説欄を設け、取り上げたキーフレーズ以外の英文の意味や用法も説明します。こうした慣用表現は会話をスムーズにするだけでなく、映画やドラマを理解するために不可欠です。日本語の発想とは異なる粋な言い回しを数多く取り上げていきます。英語の総合力のさらなるパワーアップにご活用ください。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「スペイン 1千体を超える動物の剝製を押収」です。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号では、独立記念日の野外パーティーに向けてマリーとハンナがケーキを焼いています。


◆シミケンの語源で探る固有名詞
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんによる語源に関する新シリーズです。英語の地名・人名・ブランド名など、誰もが一度は目にしたことのある固有名詞はどのような経緯で生まれてきたのでしょうか? 本連載では、固有名詞の語源やそれにまつわる逸話を紹介し、楽しみながら単語の歴史をひも解いていきます。また、固有名詞と普段使っている単語との意外な接点を考察することで、語彙(ごい)力増強に役立つようになっています。毎回、冒頭にクイズがあり、正解を考えながら、英語と英語文化の奥深さを味わうことができます。今週号のテーマは「フィリピン」です。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Lisa’s Wanderings Around Japan: 近江八幡市(滋賀県)
世界を旅するフォトグラファー、リサ・ヴォートさんが、日本各地を訪れ、それぞれの土地の隠れた魅力やゆかりの人物を独自の視点で紹介します。今回訪れたのは、近江商人の発祥の地である滋賀県近江八幡市。安土城の城下町として発展し、「メンターム」の近江兄弟社の本社があるまちです。

◆デイビッド・セインのこれを英語でどう言うの?
英語学習書を数多く執筆してきたデイビッド・セインさんが、日本語ならではの決まり文句を文脈に応じてどう英訳したらよいかを解説します。毎回テーマとして採り上げる表現を「英訳のポイント」「日本語でアドバイス」「翻訳例と解説」の順で学びます。最後に実践に即した「応用問題」で英訳のポイントが再確認できるようになっています。今週号のテーマは「歯がゆい」です。

◆私のおすすめの洋書
異文化コミュニケ-ションと人事管理を専門とする米国出身の経営コンサルタントで、「英語の品格」などの著書があるロッシェル・カップさんが日本語で書き下ろす、お勧めの洋書を紹介するコラムです。今週号では、「和をもって日本となす」などの著作で知られるロバート・ホワイティングさんの「Tokyo Junkie」を紹介します。

◆Every BENTO Tells a story:  焼きおにぎり
日本が世界に誇る昼食文化「弁当」に関するコラムです。動画やSNSで弁当づくりを公開してきた食メディア代表の多田千香子さんが、フランスやインドで暮らした経験などを交え、食に関する豆知識とともに、見栄えが良くておいしい弁当の作り方を紹介します。今週号では、水泳など夏の運動の後にぴったりの、塩分のとれる「焼きおにぎり」です。

◆FIELD NOTES OF A BILINGUAL FAMILY
AWで長く漫画エッセー「POST CARD FROM A BILINGUAL FAMILY」を連載してきた田村記久恵(きくえ)さんの新連載です。夫のスティーヴさんや子どもたちと一緒に、時には単独で、様々な体験をしに出かけます。今週号では田植えを体験します。

◆英文読解 それってどんな意味?
辞書の訳語を「平行移動」して英文に当てはめただけでは真に英語を理解したとは言えません。辞書の語義はその単語のごく一部の姿でしかないのです。文学作品からニュースまで豊富な素材を使いながら、直訳ではなく自然な日本語を重視した意訳のコツを伝授します。筆者は東京大学名誉教授の山本史郎さんです。今回のテーマは、「All rightが意図するものは?」です。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
米国を分断してきた二つの大きな問題に対する米最高裁の判断を中心にお伝えします。まず、「中絶の権利認めず 49年前の判断覆す」。そして「銃携帯を規制するニューヨーク州法『違憲』と判断」です。さらに、東京五輪の総経費が1.4兆円に上ったニュースを紹介します。

◆Topics
デンマークとカナダが北極圏の島を分割領有することになりました。ボスニアで二つの戦争に見舞われながら、助け合って生き延びたムスリムとユダヤ系の家族の物語が映画になった話とともにお伝えします。
◇今週の注目記事 ================

◇Travel: イタリア・トスカーナ州
「史上最高のワインはトスカーナ産」とも言われ、郊外では目の届く限りブドウ畑が広がるワインの産地です。一方、州都フィレンツェはルネサンス芸術の中心地でもあり、「屋根のない美術館」といわれるほど街全体に芸術作品があります。中でも、初期ルネサンス建築を代表するサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂のドゥオーモは街のシンボルともなっています。

◇Movies: ザ・ロストシティ
大西洋に浮かぶ架空の島を舞台にしたアクション・アドベンチャーです。古代都市の財宝を狙う大富豪の野望に巻き込まれたサンドラ・ブロック演じる小説家が、彼女に好意を抱くモデルの青年と共にジャングルの中で大冒険を繰り広げます。

◇Special: 「ポーランドへ行った子どもたち」チュ・サンミ監督に聞く
朝鮮戦争の間に、東欧に「疎開」させられた戦災孤児たちがいた―― 。孤児たちと現地の教師たちの足跡をたどって韓国人映画監督チュ・サンミさんがポーランドに渡り、作り上げたドキュメンタリー「ポーランドへ行った子どもたち」が東京・ポレポレ東中野で公開中です(全国順次公開)。ロシアによるウクライナ侵攻など現在の国際情勢と重ねて、朝日ウイークリーがチュ監督にインタビューしました。

◇Weekly Picks: 生活インフラ網に縛られない生活を選ぶ米国人
米国では都市部から離れ、電気や水道などのインフラに頼らない生活を選ぶ人が増えているそうです。環境意識の高まりやコロナ禍に伴う生活様式の変化とともに、最近のエネルギー問題も影響しているようです。技術の発達などで、自然の中での自立した生活が以前より快適に簡単にできるようになりました。一方で、性急な判断は危険が伴うと専門家は指摘します。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
ボクシングの世界バンタム級王座統一戦で井上尚弥選手がノニト・ドネア選手を破り、3団体統一王者に▽ロシアから撤退した米マクドナルドの一部店舗がロシアの新しいハンバーガーチェーンとして営業再開▽ウィリアム英王子がロンドンの街角でホームレスの自立を支援する雑誌「ビッグイシュー」を販売▽米航空宇宙局(NASA)が未確認飛行物体(UFO)について調べるチームを立ち上げると発表――の4本をお届けします。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「ロッテの佐々木投手が完全試合、28年ぶり」です。

◆「トピック力」のススメ 
多少難解な英文でも、自分の知っているトピックのものならすいすい読めるものです。幅広い話題について背景知識をもっていれば、英語の理解も発信も容易になるはず。大学入試を素材に、そんな「トピック力」を鍛えましょう。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう 色とりどりの英語表現
教科書では学ぶ機会の少ない英語らしい慣用表現やイディオムを、クイズ形式で出題します。例文を使った穴埋め問題を毎回6題用意し、それぞれにイラストを付けて視覚的に記憶に残るように工夫してあります。正解に加えて解説欄を設け、取り上げたキーフレーズ以外の英文の意味や用法も説明します。こうした慣用表現は会話をスムーズにするだけでなく、映画やドラマを理解するために不可欠です。日本語の発想とは異なる粋な言い回しを数多く取り上げていきます。


◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号ではマリーがメルバの家の庭先に配達された新聞を玄関まで届けます。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。4~6月を担当した米国出身のジュリア・セルチさんの担当も最終回。日本の生活で気に入っていることの一つは、山登りに手軽に行けることだそうです。

◆シミケンの語源で探る固有名詞
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんによる語源に関する新シリーズです。英語の地名・人名・ブランド名など、誰もが一度は目にしたことのある固有名詞はどのような経緯で生まれてきたのでしょうか? 本連載では、固有名詞の語源やそれにまつわる逸話を紹介し、楽しみながら単語の歴史をひも解いていきます。また、固有名詞と普段使っている単語との意外な接点を考察することで、語彙(ごい)力増強に役立つようになっています。毎回、冒頭にクイズがあり、正解を考えながら、英語と英語文化の奥深さを味わうことができます。今週号のテーマは「NaplesとSingapore」です。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆英語で紹介してみよう! 通訳ガイドの発信力レッスン
日本人には身近な伝統行事や習慣、食べ物でも、いざ英語で説明しようとすると言葉に詰まってしまう。そんな経験はありませんか? このコーナーでは日本の食べ物や習慣、制度などについてテーマをひとつ取り上げ、Q&A形式で紹介します。日本語と英語の両方の文章が並んでいるので内容が理解しやすく、日本の事柄を説明する力のスキルアップに役立ちます。筆者は、全国通訳案内士の海生郁子さんと伊東正子さんの2人で交互に担当します。今週号のテーマは「七夕」です。

◆放課後ブッククラブ
翻訳家であり、横浜商科大学准教授の林剛司さんが、英語力向上に有効な多読に適した本を紹介します。今回は、林さんの高校時代の米国ホームステイ体験とともにお読みください。

◆厚切りジェイソンの時事放談
IT企業の役員でもある米国出身の芸人・厚切りジェイソンさんのコラムです。突然の停電で不便な思いをした経験が皆さんにもあるのではないでしょうか? ジェイソンさんが子どもの頃に住んでいた地域は、よく停電に見舞われたそうです。しかし、高校卒業直後に起きた2003年夏の北米大停電は別格でした。米国・カナダの広範囲で2日間にわたり続いたもので、米国史上最大規模といわれています。

◆Duologue with Friends
ラジオのパーソナリティーとしても知られるキニマンス塚本ニキさんが、さまざまな人との「対話(Duologue)」を通して生まれた気づきや感情をつづるコラムです。今回は、沖縄・米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対する運動を続けている中山吉人さんと対話しながら、現地を案内してもらいました。
 

上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
独仏伊首脳がキーウを訪問し、ウクライナのEU加盟支援を表明▽米FRB、異例の0.75 % 利上げ決定▽世界の核弾頭、冷戦後初めて増加へ――の3本のニュースをお伝えします。

◆Topics  
豪州のサッカーW杯出場を決めたメイビル選手が、難民として受け入れてくれた豪州に感謝を述べた話題と、欧州宇宙機関が銀河系の20億の星のデータを収集した話をお伝えします。
◇今週の注目記事 ================

◇Special: 米国の銃乱射事件 悲しみの声
銃撃事件があったテキサス州のまちで被害者遺族の支援などにあたった俳優のマシュー・マコノヒーさんがバイデン大統領と面会し、その後、記者会見を開いて被害の実像を語り、迅速な対応を求めるスピーチをしました。マコノヒーさんのスピーチの要旨とともに、米議会公聴会に呼ばれた銃撃事件の被害者・遺族らの発言をお伝えします。

◇Weekly Picks: 「はやぶさ2」採取の砂に生命の源
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ」が地球に持ち帰った小惑星「リュウグウ」の砂から、アミノ酸が20種類以上見つかりました。アミノ酸はたんぱく質の材料で生命のもととなる物質。これまで、地上で見つかった隕石(いんせき)などからアミノ酸が確認されたことがありますが、地球上で付着した可能性がありました。今回は地球外で直接採取された砂ということで、こういった物質が宇宙由来である可能性が高まり、地球上での生命誕生の仕組み解明に一歩近づきそうです。

◇Movies: ウェイ・ダウン
エリザベス朝時代の英国の伝説的海軍提督でもあった海賊が残した財宝への手がかりとなる硬貨が入った箱を、英国人チームが沈没船から回収しました。ところが、沈没船がスペイン船籍だったため発見物はスペインの所有となり、硬貨もマドリードにある世界一堅固な銀行の地下金庫へ。チームはこれを取り戻そうと金庫破りを計画します。

◇Travel: エリザベス英女王 時代に合わせたスタイル
エリザベス女王の在位70年を記念する様々なイベントが6月初めから催され、各メディアが女王の足跡をたどる企画を組んでいます。AP 通信はファッションを通じて女王の足取りを振り返りました。もともとファッションにはあまり関心がなく、比較的地味だと思われた女王ですが、実はその時代に応じて「個」と「公」のバランスを取りながら様々なメッセージを発信してきました。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
エリザベス英女王が在位70年記念式典でバッキンガム宮殿のバルコニーに登場▽作家村上春樹さんが国際的文学賞を受賞▽パリのルーブル美術館で「モナリザ」受難▽アジア系住民への憎悪犯罪巡り、BTSが米大統領と会談――の4つのニュースを取り上げています。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「福島原発の処理水で魚介の飼育試験へ」です。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう 色とりどりの英語表現
教科書では学ぶ機会の少ない英語らしい慣用表現やイディオムを、クイズ形式で出題します。例文を使った穴埋め問題を毎回6題用意し、それぞれにイラストを付けて視覚的に記憶に残るように工夫してあります。正解に加えて解説欄を設け、取り上げたキーフレーズ以外の英文の意味や用法も説明します。こうした慣用表現は会話をスムーズにするだけでなく、映画やドラマを理解するために不可欠です。日本語の発想とは異なる粋な言い回しを数多く取り上げていきます。


◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号ではケイトとカズが、もらったばかりの学年アルバムを見ています。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。4~6月は、シカゴ大学で歴史と東アジア文化を学び、学生時代に東京と北海道でホームステイを体験、同志社大学への留学経験もある米国出身のジュリア・セルチさんの担当です。日本語で会話する機会を増やそうとシェアハウスに移り住んだセルチさんですが、日本語以外の思わぬ効果がありました。

◆シミケンの語源で探る固有名詞
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんによる語源に関するシリーズです。英語の地名・人名・ブランド名など、誰もが一度は目にしたことのある固有名詞はどのような経緯で生まれてきたのでしょうか? 本連載では、固有名詞の語源やそれにまつわる逸話を紹介し、楽しみながら単語の歴史をひも解いていきます。固有名詞と普段使っている単語との意外な接点を考察することで、語彙(ごい)力増強に役立つようになっています。毎回、冒頭にクイズがあり、正解を考えながら、英語と英語文化の奥深さを味わうことができます。今週号のテーマは「Sankt-Peterburg」です。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Lisa’s Wanderings Around Japan: 祖谷渓(徳島県)
世界を旅するフォトグラファー、リサ・ヴォートさんが日本各地を訪れ、それぞれの土地の隠れた魅力やゆかりの人物を独自の視点で紹介します。今回訪れたのは、日本三大秘境のひとつ祖谷渓。源平合戦で敗れた平家の落人がたどりついた土地という伝説があるそうです。

◆デイビッド・セインのこれを英語でどう言うの?
英語学習書を数多く執筆してきたデイビッド・セインさんが、日本語ならではの決まり文句を文脈に応じてどう英訳したらよいかを解説します。毎回テーマとして採り上げる表現を「英訳のポイント」「日本語でアドバイス」「翻訳例と解説」の順で学びます。最後に、実践に即した「応用問題」で英訳のポイントが再確認できるようになっています。今回のテーマは「恩に報いる」です。

◆私のおすすめの洋書
異文化コミュニケ-ションと人事管理を専門とする米国出身の経営コンサルタントで、「英語の品格」などの著書があるロッシェル・カップさんが日本語で書き下ろす、お勧めの洋書を紹介するコラムです。今回は、市井の女性の目から見た江戸の日常を描写した「Stranger in the Shogun’s City」を紹介します。

◆Marty’s Playlist
米ワシントンDC出身のミュージシャン兼プロデューサー、マーティ・フリードマンさんのエッセーです。今回は、Orleansの「スティル・ザ・ワン」について解説します。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
イラン、核関連施設の監視カメラの撤去を決定▽ウクライナ侵攻で世界の食糧危機深刻化▽EU、「上場企業の女性役員を4割に」で合意――の3本をお伝えします。

◆Topics  
ヒトラーがスイス人医師にあてた手紙が医師の子孫によって発見された話と、英国から清教徒を米国に運んだメイフラワー号の行程を再現しようとした自動運転船が、カナダに到着してしまった話題をお届けします。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2022/6/12号

This Week
On the Cover

Old salt 最高齢で単独太平洋横断
ヨットによる世界最高齢での単独無寄港太平洋横断に挑んだ冒険家の堀江謙一さん(83)が4日、兵庫県西宮市のヨットハーバーに到着し、目標を達成しました。3月下旬に米サンフランシスコを出発し、約50キロを69日間かけて航海。途中で悪天候や強い潮の流れに悩まされながらも見事にゴールしました。12日号の表紙は、帰還した堀江さんの姿です。


◇今週の注目記事 ================

◇地球うおっちんぐ
おなじみのアグネス・チャンさんの連載です。今週号では、米俳優ジョニー・デップさんの家庭内暴力(DV)疑惑をめぐる元妻アンバー・ハードさんとの泥沼裁判の決着を取り上げ、加害者・被害者像を先入観で決めつけることの危険性や、どんな場合も虐待は一切容認できないことなどを訴えます。

◇Movies: 君を想い、バスに乗る
90歳の男性トムが路線バスで英国を縦断するロードムービーです。長年連れ添った妻を病気で亡くしたトムは、妻との「約束」を果たすため、50年暮らしたスコットランドを離れて大ブリテン島南西端のランズエンド岬を目指します。路線バスを乗り継ぐ道中でさまざまな面々に出会いますが、彼の姿はたまたま居合わせた人たちによって携帯電話で撮影され、拡散されます。

◇Travel: ドイツ・フランクフルトでリンゴ酒を味わう
今年、ドイツの無形文化財に登録されたというリンゴ酒(アップルワイン、アップルサイダー)を友人たちと飲むことになった筆者がフランクフルトを訪れ、ユーロタワーや大聖堂、レーマーベルク広場やゲーテハウスなどを巡ります。夕刻、ザクセンハウゼン地区のパブで、リンゴ酒のほか、ジャガイモとゆで卵にグリーンソースをかけた一皿に舌鼓を打ちます。


◇Weekly Picks: 老後の蓄えを暗号資産投資する高齢者、米国で増加
かつて暗号資産は、ハイテク業界やデジタルに精通したごく一部の人にとっての投資先でした。いまや、一般投資家の資産運用にも広がっています。米国ではその成長の可能性に注目した若者だけでなく、老後の蓄えをつぎ込む中高年者も少なくありません。ただ、その流動性には大きなリスクがあり、5月中旬には多くの暗号資産で価値が暴落したことから、専門家が注意を呼びかけています。

◇English Writing: 英語本の著者に聞く
ドラマや小説、音楽ライブのMC、学術論文などから取り出した約450の実例を使い、具体的な文脈や場面をもとに前置詞を詳しく解説する「実例が語る前置詞」(くろしお出版)の著者で慶応大学専任講師の平沢慎也さんにインタビューしました。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
カナダ・ケベック州政府がフランス語の使用を推進する法案を可決▽17世紀、米マサチューセッツ州セーラムの魔女裁判で有罪とされた女性の名誉を回復▽パリ・シャンゼリゼのキャバレー「リド」が経営不振で営業を終了▽兵庫県淡路市のテーマパークで、人気アニメ「鬼滅の刃」を体感できるイベント始まる――の4本のニュースをお届けします。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「新関脇の若隆景が初優勝」です。

◆「トピック力」のススメ 
多少難解な英文でも、自分の知っているトピックのものならすいすい読めるものです。幅広い話題について背景知識をもっていれば、英語の理解も発信も容易になるはず。大学入試を素材に、そんな「トピック力」を鍛えましょう。今週号のテーマは「テクノロジー 『デジタルネイティブ』の誕生」です。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう 色とりどりの英語表現
教科書では学ぶ機会の少ない英語らしい慣用表現やイディオムを、クイズ形式で出題します。例文を使った穴埋め問題を毎回6題用意し、それぞれにイラストを付けて視覚的に記憶に残るように工夫してあります。正解に加えて解説欄を設け、取り上げたキーフレーズ以外の英文の意味や用法も説明します。こうした慣用表現は会話をスムーズにするだけでなく、映画やドラマを理解するために不可欠です。日本語の発想とは異なる粋な言い回しを数多く取り上げていきます。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号ではマリーと友人のハンナ、ケイト、ジュリアが、授業をサボる相談をしています。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。4~6月は、シカゴ大学で歴史と東アジア文化を学び、学生時代に東京と北海道でホームステイを体験、同志社大学への留学経験もある米国出身のジュリア・セルチさんの担当です。米国にいた時、スキーは苦手だったというセルチさん。日本で再挑戦し、友人たちに教えてもらってすっかりスキーの魅力にはまったようです。

◆シミケンの語源で探る固有名詞
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんによる語源に関する新シリーズです。英語の地名・人名・ブランド名など、誰もが一度は目にしたことのある固有名詞はどのような経緯で生まれてきたのでしょうか? 本連載では、固有名詞の語源やそれにまつわる逸話を紹介し、楽しみながら単語の歴史をひも解いていきます。また、固有名詞と普段使っている単語との意外な接点を考察することで、語彙(ごい)力増強に役立つようになっています。毎回、冒頭にクイズがあり、正解を考えながら、英語と英語文化の奥深さを味わうことができます。今週号のテーマは「McDonald」です。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆英語で紹介してみよう! 通訳ガイドの発信力レッスン
日本人には身近な伝統行事や習慣、食べ物でも、いざ英語で説明しようとすると言葉に詰まってしまう。そんな経験はありませんか? このコーナーでは日本の食べ物や習慣、制度などについてテーマをひとつ取り上げ、Q&A形式で紹介します。日本語と英語の両方の文章が並んでいるので内容が理解しやすく、日本の事柄を説明する力のスキルアップに役立ちます。筆者は、全国通訳案内士の海生郁子さんと伊東正子さんの2人で交互に担当します。今週号では、海生さんが自衛隊について説明します。

◆シンプル英語で科学技術
私たちの周辺には、パソコンやスマートフォンなどとテクノロジーがあふれています。それを英語で説明するのは難しそう。しかし、テクノロジーの英語は、伝える内容が複雑なので逆にシンプルにそぎ落とした表現を使うのが常です。身の回りのテクノロジーを説明することで、「シンプルな英語」の表現方法を学びましょう。筆者はユー・イングリッシュ代表取締役の中山裕木子さんです。

◆森住史の英語のアレコレQ&A
成蹊大学文学部の森住史教授が、英語にまつわる読者の質問にお答えします。今週号では、日本語で手段を表す「~で」にあたる英語の様々な表現を解説します。

◆Dialogue with Friends
ラジオパーソナリティーとして活躍するキニマンス塚本ニキさんのコラムです。さまざまな人との「対話(Duologue)」を通して生まれた気づきや感情をつづります。友人・知人、旅先やラジオの仕事で出会った人などに登場してもらい、彼らとの対話の一部を英語と日本語の「Duo」で紹介します。今週号は、会話がなくても思いが通じ合う、親友との「対話」です。

◆Novel: The Haunted fairground 呪われた遊園地
ちょっと怖く、そして読者に勇気を与えてくれる作風で人気の英国在住のイラストレーター兼作家、アンドリュー・ヒッチェンさんの新連載です。数十年に一度しか現れない移動式遊園地から帰宅した主人公のジャックと友人のクリスタルですが、クリスタルが不思議な病気にかかります。原因を調べに再度遊園地を訪れたジャックは、異空間に引きずり込まれてしまいました。

◆英語豆知識 こぼれっぱなし
学習院大学文学部の真野泰教授のエッセーです。今週号では、八ケ岳付近を散策した際に見かけた草花と、そこから連想される和洋の詩や文学を紹介しています。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
デンマークが国民投票でEUの防衛・安保政策への参加を決める▽米バイデン政権がウクライナに先進ロケット砲を軍事支援▽上海、2カ月ぶりにロックダウン解除――の3本のニュースをお伝えします。

◆Topics
ファン待望の映画「トップガン マーヴェリック」が封切りされました。メキシコのユカタン半島で保存状態の良いマヤ遺跡が発掘された話とともにお伝えします。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2022/6/5号

This Week
On the Cover

是枝裕和監督作品で、韓国の俳優が受賞
カンヌ国際映画祭で、「ベイビー・ブローカー」主演のソン・ガンホさん(右から2人目)が男優賞を受賞しました。是枝裕和監督が韓国で製作した作品です。誕生を望まれない赤ちゃんを子どものいない夫婦に斡旋(あっせん)するブローカー役を好演したソンさんは、是枝監督との仕事について「韓国文化をよく理解しているので、違和感がなかった」と話しました。2ページの「表紙の裏」でもカンヌの話題をお届けします。


◇今週の注目記事 ================

◇Weekly Picks: 米サッカー女子、「歴史的勝利」
女子サッカーの強豪・米国代表が、選手に支払われる報酬の男女平等化で大きな勝利を収めました。米国サッカー連盟が、ワールドカップ(W杯)出場の報奨金を積み上げ、総額を男女チームのメンバーに平等に分けることを決めたのです。男子との報酬平等化に向けて、世界で初めての画期的取り組みです。

◇Movies: 「歩いて見た世界 ブルース・チャトウィンの足跡」
1989年に病で早世した英国の伝説的旅行作家ブルース・チャトウィンの足跡を、親交のあったドイツ映画界の巨匠ヴェルナー・ヘルツォーク監督がたどります。

◇World View: 砂漠で倒れた移民たちのメモリアルキルト
豊かな生活を求めて南米諸国を離れ、長い道のりをたどって米国に着いたものの、砂漠を渡る過酷な道の途中で倒れた移民たちをしのぶ運動を米アリゾナ州の支援団体が続けています。遺品を集めて年1枚ずつ作ったメモリアルキルトは、20枚になりました。

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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
米ホワイトハウスの大統領報道官に黒人でLGBTQ・移民の女性が就任▽英女王が自身の名を冠した新鉄道路線の開通式に出席▽イタリアで高齢男性から金をだましとっていた犯罪グループ摘発▽ギリシャの作曲家ヴァンゲリスさん死去――の4本のニュースをお届けします。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう 色とりどりの英語表現
教科書では学ぶ機会の少ない英語らしい慣用表現やイディオムを、クイズ形式で出題します。例文を使った穴埋め問題を毎回6題用意し、それぞれにイラストを付けて視覚的に記憶に残るように工夫してあります。正解に加えて解説欄を設け、取り上げたキーフレーズ以外の英文の意味や用法も説明します。こうした慣用表現は会話をスムーズにするだけでなく、映画やドラマを理解するために不可欠です。日本語の発想とは異なる粋な言い回しを数多く取り上げていきます。英語の総合力のさらなるパワーアップにご活用ください。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「福島県沖で強い地震」です。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。4~6月は、シカゴ大学で歴史と東アジア文化を学び、学生時代に東京と北海道でホームステイを体験、同志社大学への留学経験もある米国出身のジュリア・セルチさんの担当です。今週号では趣味のマラソンについて語ります。

◆シミケンの語源で探る固有名詞
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんによる語源に関する新シリーズです。英語の地名・人名・ブランド名など、誰もが一度は目にしたことのある固有名詞はどのような経緯で生まれてきたのでしょうか? 本連載では、固有名詞の語源やそれにまつわる逸話を紹介し、楽しみながら単語の歴史をひも解いていきます。また、固有名詞と普段使っている単語との意外な接点を考察することで、語彙(ごい)力増強に役立つようになっています。毎回、冒頭にクイズがあり、正解を考えながら、英語と英語文化の奥深さを味わうことができます。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Lisa’s Wanderings Around Japan: 大月市(山梨県)
世界を旅するフォトグラファー、リサ・ヴォートさんが、日本各地を訪れ、それぞれの土地の隠れた魅力やゆかりの人物を独自の視点で紹介します。今回訪れたのは、全国各地にある桃太郎伝説発祥の地のひとつ、山梨県大月市です。

◆デイビッド・セインのこれを英語でどう言うの?
英語学習書を数多く執筆してきたデイビッド・セインさんが、日本語ならではの決まり文句を文脈に応じてどう英訳したらよいかを解説します。毎回テーマとして採り上げる表現を「英訳のポイント」「日本語でアドバイス」「翻訳例と解説」の順で学びます。最後に実践に即した「応用問題」で英訳のポイントが再確認できるようになっています。今週号のテーマは「スカッとする」です。

◆私のおすすめの洋書
異文化コミュニケ-ションと人事管理を専門とする米国出身の経営コンサルタントで、「英語の品格」などの著書があるロッシェル・カップさんが日本語で書き下ろす、お勧めの洋書を紹介するコラムです。今週号では、アフガニスタンのことを描いた名著を紹介します。

◆Every BENTO Tells a story:  お好み焼き弁当
日本が世界に誇る昼食文化「弁当」に関するコラムです。動画やSNSで弁当づくりを公開してきた食メディア代表の多田千香子さんが、フランスやインドで暮らした経験などを交え、食に関する豆知識とともに、見栄えが良くておいしい弁当の作り方を紹介します。今週号では、イラン在住の友人からヒントを得たお好み焼き弁当を紹介します。

◆FIELD NOTES OF A BILINGUAL FAMILY
AWで長く漫画エッセー「POST CARD FROM A BILINGUAL FAMILY」を連載してきた田村記久恵(きくえ)さんの新連載です。夫のスティーヴさんや子どもたちと一緒に、時には単独で、様々な体験をしに出かけます。今週号は「かやぶき」体験の続編です。

◆Novel: The Haunted fairground 呪われた遊園地
ちょっと怖く、そして読者に勇気を与えてくれる作風で人気の、英国在住のイラストレーター兼作家、アンドリュー・ヒッチェンさんの連載です。主人公は、鏡の向こう側の世界で、遊園地に行ってからおかしくなった子どもたちの「本体(?)」と出会います。

◆英文読解 それってどんな意味?
辞書の訳語を「平行移動」して英文に当てはめただけでは真に英語を理解したとは言えません。辞書の語義はその単語のごく一部の姿でしかないのです。文学作品からニュースまで豊富な素材を使いながら、直訳ではなく自然な日本語を重視した意訳のコツを伝授します。筆者は東京大学名誉教授の山本史郎さんです。今回のテーマは、「『心』の問題」です。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
国連安保理、北朝鮮の制裁決議案を初の否決▽米オクラホマ州知事、全米で最も厳格な中絶禁止法に署名▽サル痘感染、WHOが監視強化を呼びかけ――の3本のニュースをお伝えします。

◆Topics
ロシアの侵攻に伴い、ウクライナで初めて戦争犯罪裁判が開かれ、21歳のロシア兵が終身刑を宣告されました。ウクライナで殺害された映像作家の遺作がカンヌ国際映画祭で上映された話題ともにお届けします。
◇今週の注目記事 ================

◇Travel: ルワンダ 愛しきマウンテンゴリラたち
過去の内戦から驚異的な復興を遂げ、「アフリカの奇跡」とも呼ばれるルワンダ。北海道の三分の一にも満たない小国ですが、コロナ前の2019年には世界中から約160万人もの人が訪れました。多くが霊長類に会うことを目的としていて、中でも絶滅危惧種に指定されているマウンテンゴリラが人気を集めています。生息地は世界中で2カ所しか確認されていません。

◇Movies: 帰らない日曜日
原作はブッカー賞作家のグレアム・スウィフト。戦争によって深く傷つけられた英国上流階級の家族の姿を、邸宅に仕える1人のメイドの視点から浮き彫りにします。

◇Special: 携帯音楽プレーヤー「iPod」生産終了
「1000曲をポケットに」。こんなキャッチコピーとともに2001年に発売された米アップル社の携帯音楽プレーヤー「iPod」の生産が終了します。日本が誇るステレオカセットプレーヤーの「ウォークマン」と並び、「音楽産業に革命をもたらした」との評価を歴史に刻みました。ほかに、ドイツ屈指のオーケストラ「南西ドイツ放送(SWR)交響楽団」にコントラバス奏者として15年在籍する幣隆太朗さんのインタビューをお伝えします。

◇Weekly Picks: 米国防総省 UFOの調査続ける 議会公聴会で関係者言明
未確認飛行物体をめぐる公聴会が半世紀ぶりに米連邦議会で開かれました。昨年、これまで米軍が遭遇した謎の飛行物体に関する報告書が公表されたことを受けて開かれたもので、国防総省の関係者が本格的に調査すると言明しました。これまで真剣にとり合ってこなかった議会がUFOに関心を持つに至った理由には、中国やロシアなど新たな軍事的脅威の台頭があるようです。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
国際研究チームが天の川銀河の中心にあるブラックホールの撮影に成功▽アンディ・ウォーホルによるマリリン・モンローの肖像画に米国人の美術作品として最高額▽パンク車に乗っていたのはポーランドの元大統領▽ウクライナの爆発物探知犬にゼレンスキー大統領がメダル――の4本をお届けします。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「世界初のブタ心臓移植 男性患者が死亡」です。

◆「トピック力」のススメ 
多少難解な英文でも、自分の知っているトピックのものならすいすい読めるものです。つまり、幅広い話題について背景知識をもっていれば、英語の理解も発信も容易になるはず。大学入試を素材に、そんな「トピック力」を鍛えましょう。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう 色とりどりの英語表現
教科書では学ぶ機会の少ない英語らしい慣用表現やイディオムを、クイズ形式で出題します。例文を使った穴埋め問題を毎回6題用意し、それぞれにイラストを付けて視覚的に記憶に残るように工夫してあります。正解に加えて解説欄を設け、取り上げたキーフレーズ以外の英文の意味や用法も説明します。こうした慣用表現は会話をスムーズにするだけでなく、映画やドラマを理解するために不可欠です。日本語の発想とは異なる粋な言い回しを数多く取り上げていきます。


◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号ではマリーが父のジョージをランニングに誘います。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。4~6月は、シカゴ大学で歴史と東アジア文化を学び、学生時代に東京と北海道でホームステイを体験、同志社大学への留学経験もある米国出身のジュリア・セルチさんの担当です。ある出来事をきっかけに、セルチさんには83歳の友人ができたそうです。

◆シミケンの語源で探る固有名詞
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんによる語源に関する新シリーズです。英語の地名・人名・ブランド名など、誰もが一度は目にしたことのある固有名詞はどのような経緯で生まれてきたのでしょうか? 本連載では、固有名詞の語源やそれにまつわる逸話を紹介し、楽しみながら単語の歴史をひも解いていきます。また、固有名詞と普段使っている単語との意外な接点を考察することで、語彙(ごい)力増強に役立つようになっています。毎回、冒頭にクイズがあり、正解を考えながら、英語と英語文化の奥深さを味わうことができます。今週号のテーマは「Mesopotamia」です。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆英語で紹介してみよう! 通訳ガイドの発信力レッスン
日本人には身近な伝統行事や習慣、食べ物でも、いざ英語で説明しようとすると言葉に詰まってしまう。そんな経験はありませんか? このコーナーでは日本の食べ物や習慣、制度などについてテーマをひとつ取り上げ、Q&A形式で紹介します。日本語と英語の両方の文章が並んでいるので内容が理解しやすく、日本の事柄を説明する力のスキルアップに役立ちます。筆者は、全国通訳案内士の海生郁子さんと伊東正子さんの2人で交互に担当します。今週号のテーマは「衣替え」です。

◆放課後ブッククラブ
翻訳家であり、横浜商科大学准教授の林剛司さんが、英語力向上に有効な多読に適した本を紹介します。今回は、林さんの留学体験もともにお読みください。

◆厚切りジェイソンの時事放談
IT企業の役員でもある米国出身の芸人・厚切りジェイソンさんのコラムです。コロナ禍でペットを飼う人が急増しているそうですが、ジェイソンさんも新しく家族に迎えたインコに夢中だそうです。

◆Duologue with Friends
ラジオのパーソナリティーとしても知られるキニマンス塚本ニキさんが、さまざまな人との「対話(Duologue)」を通して生まれた気づきや感情をつづるコラムです。今回は、吃音(きつおん)とともに生きてきた友人との対話を通じて、「ふつう」とは何かを考えます。

上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
フィンランドとスウェーデン、NATO加盟を同時申請▽国際刑事裁判所、ウクライナに史上最大の捜査チーム派遣▽タリバンが人権委を廃止――の3本のニュースをお伝えします。

◆Topics  
サイバー攻撃とコロナ禍で米国の大学が閉校に追い込まれた話と、米映画「キル・ビル」で有名になった東京の飲食店の運営会社が時短営業を巡る訴訟に実質勝訴したニュース、有名ファッション誌から名前の使用差し止めを求められた英ヴォーグ村のパブが、それを拒否した話題を紹介します。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2022/5/22号

This Week
On the Cover

沖縄返還から半世紀
沖縄が日本に返還されてから、5月15日に50年を迎えました。那覇市の国際通りでは伝統的なエイサーが披露されるなど、各地で記念行事がありました。22日号の表紙は、エイサーの模様をお伝えします。


◇今週の注目記事 ================

◇Special: 今年の沖縄国際映画祭
「笑いと平和」をテーマに国内外の作品を紹介する「沖縄国際映画祭」が4月中旬、沖縄県内で開かれました。2009年から毎年開催され、沖縄返還50周年に当たる今年は主会場の那覇市のほか県内各地で関連行事がありました。東京在住のスリランカ人ジャーナリストのスベンドリニ・カクチさんが、映画祭で司会を務めたお笑いタレントで映画監督のゴリ(照屋年之)さんに、映画祭にかけた思いを聞きました。

◇Weekly Picks: ウクライナ 戦闘続く中、帰還する難民
ロシア軍のウクライナ侵攻以降、隣国に避難していた難民らが母国に戻り始めています。ウクライナへの入国者数が出国者数を上回る日も出てきました。異国の地で歓迎され様々な支援を受けていることに感謝しつつ、ふるさとへの熱い思いが勝るようです。ただ、戦闘は継続しており、帰還は時期尚早とする関係者も少なくありません。

◇Movies: 「シング・ア・ソング! 笑顔を咲かす歌声」
原題は“Military Wives”。アフガニスタンに派遣された英軍人の帰還を待つ妻らが、歌うことを通して支え合い、 きずなを深めている実在の合唱団がモデルの映画です。衝突や失敗を乗り越えながら練習を続けるうちに、いつしか妻たちの間に連帯感が生まれ、美しい歌声を響かせるようになります。しかし、戦地から最悪の知らせが届き始めます。

◇Travel: 冬の長野で聖地をたどる
冬のさなかに善光寺と戸隠神社をめぐり、竹細工や漆器といった工芸品の工房や中山道の宿場を訪れて、山岳とは別の長野の魅力を紹介します。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
福島県富岡町の「桜のトンネル」を原発事故後初めて全面公開▽高級ブランド「シャネル」のパリの店舗で強盗▽故マラドーナ選手が「神の手ゴール」で着用のユニホーム、11億円超で落札▽日系人初の米政府閣僚、ノーマン・ミネタ元運輸長官死去――の4つのニュースを取り上げています。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「北京パラリンピック ロシアとベラルーシを一転除外」です。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう 色とりどりの英語表現
教科書では学ぶ機会の少ない英語らしい慣用表現やイディオムを、クイズ形式で出題します。例文を使った穴埋め問題を毎回6題用意し、それぞれにイラストを付けて視覚的に記憶に残るように工夫してあります。正解に加えて解説欄を設け、取り上げたキーフレーズ以外の英文の意味や用法も説明します。こうした慣用表現は会話をスムーズにするだけでなく、映画やドラマを理解するために不可欠です。日本語の発想とは異なる粋な言い回しを数多く取り上げていきます。


◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号ではマリーと友人たちが、学校で上演する演劇について話しています。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。4~6月は、シカゴ大学で歴史と東アジア文化を学び、学生時代に東京と北海道でホームステイを体験、同志社大学への留学経験もある米国出身のジュリア・セルチさんの担当です。ユダヤ教徒のセルチさん。パンデミック中の「過ぎ越しの祭り」を祝う伝統の食事の準備には、手には入る食材で創造力を駆使したそうです。

◆シミケンの語源で探る固有名詞
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんによる語源に関する新シリーズです。英語の地名・人名・ブランド名など、誰もが一度は目にしたことのある固有名詞はどのような経緯で生まれてきたのでしょうか? 本連載では、固有名詞の語源やそれにまつわる逸話を紹介し、楽しみながら単語の歴史をひも解いていきます。また、固有名詞と普段使っている単語との意外な接点を考察することで、語彙(ごい)力増強に役立つようになっています。毎回、冒頭にクイズがあり、正解を考えながら、英語と英語文化の奥深さを味わうことができます。今週号のテーマは「OrientとAsia」です。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Lisa’s Wanderings Around Japan: 伊勢神宮(三重県)
世界を旅するフォトグラファー、リサ・ヴォートさんが日本各地を訪れ、それぞれの土地の隠れた魅力やゆかりの人物を独自の視点で紹介します。今回訪れたのは、広大な敷地に125の宮社がある伊勢神宮です。

◆デイビッド・セインのこれを英語でどう言うの?
英語学習書を数多く執筆してきたデイビッド・セインさんが、日本語ならではの決まり文句を文脈に応じてどう英訳したらよいかを解説します。毎回テーマとして採り上げる表現を「英訳のポイント」「日本語でアドバイス」「翻訳例と解説」の順で学びます。最後に、実践に即した「応用問題」で英訳のポイントが再確認できるようになっています。今回のテーマは「やるせない」です。

◆私のおすすめの洋書
異文化コミュニケ-ションと人事管理を専門とする米国出身の経営コンサルタントで、「英語の品格」などの著書があるロッシェル・カップさんが日本語で書き下ろす、お勧めの洋書を紹介するコラムです。今回は、国家の危機をテーマに各国の事例を集めた「Upheaval」(邦題「危機と人類」)を紹介します。

◆Marty’s Playlist
米ワシントンDC出身のミュージシャン兼プロデューサー、マーティ・フリードマンさんのエッセーです。今回は、エルビス・プレスリーの「トゥー・マッチ」について解説します。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
韓国新大統領が就任▽米大統領、ウクライナ支援のため「武器貸与法」に署名▽フィリピン大統領選、マルコス氏が圧勝――の3本をお伝えします。

◆Topics  
テスラ社のイーロン・マスク氏が「日本はいずれ消滅するだろう」とツイートした話と、カスタムナンバープレートで下品なメッセージが横行することに業を煮やした米メイン州が、規制法導入を発表した話題を紹介します。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2022/5/15号

This Week
On the Cover

Pro bono
アイルランドの人気ロックバンド・U2のボーカリスト、ボノさんとギタリストのジ・エッジさんがウクライナの首都キーウの防空壕(ごう)として使われている地下鉄駅で電撃ライブを開き、「ブラディ・サンデー」などを歌いました。ゼレンスキー大統領の招待を受けたもので、ウクライナの人気アーティストのタラス・トポリアさんと共演。ボノさんはウクライナの人々への支援を呼びかけました。15日号の表紙は、ボノさんとトポリアさんが歌う姿です。


◇今週の注目記事 ================

◇Movies: オードリー・ ヘプバーン
世界中から愛された女優オードリー・ヘプバーン(1929~93)。数々の映画で見せたチャーミングな笑顔や優雅な物腰は、今なお人々を引きつけてやみません。晩年に心血を注いだ慈善活動は、虚栄の世界に染まらなかった彼女のひたむきな生き方の表れとも言えます。そんな彼女の隠れた一面を、関係者たちの証言とともに探っていきます。ユニセフ親善大使に着任した後のたゆまぬ努力と献身的な働きは、愛の尊さを知る彼女にとって当然の行為だったのでしょう。

◇World View:  沖縄本土復帰50年
朝日新聞は、沖縄の本土復帰50年に合わせて「声」欄で投稿を募集しました。そのうち、様々な立場で当時の様子を体験した計3人の手紙を独自に英訳し、朝日新聞が所蔵する写真とともに掲載しました。

◇Weekly Picks: 漂流ごみで探る 北朝鮮の日常生活
コロナ禍によって出入国管理がより厳格化された北朝鮮の市民生活は、外国からは実態を把握しにくくなっています。そんななか、韓国の海辺に流れ着いた食品容器などの漂流ごみを収集・分析することで市民生活の実情に切り込んでいるのが東亜大学(韓国釜山市)の姜東完(カン・ドンワン)教授です。同僚や海岸を警備する兵士から冷たくあしらわれつつ、海辺通いを続けます。

◇English Writing: 英語本の著者に聞く
「超初級から話せる 英語声出しレッスン」(アルク)を出版した英語教材編集者歴20年の西川倫子さんに聞きました。初心者でも話す喜びを感じられるよう、短いフレーズで発話することを促す方法は、有名韓国語講師が考案した「声出しレッスン」メソッドを英語学習者向けに改良したものです。英会話力の向上に必要な「メンタルブロックを取り除くこと」についても話しています。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
米アリゾナ州の義足ランナー、104日連続でマラソン完走▽ドイツ・ミュンヘンのビール祭り「オクトーバーフェスト」、今秋は実施へ▽米フロリダ州の連邦裁判所、公共交通機関などでのマスク着用義務を無効に▽テニスのウィンブルドン選手権、ロシアとベラルーシの選手を出場させず――の4本のニュースをお届けします。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「英首相、コロナ規制全廃を表明」です。

◆「トピック力」のススメ 
今週号から始まったコラムです。多少難解な英文でも、自分の知っているトピックのものならすいすい読めるものです。つまり、幅広い話題について背景知識をもっていれば、英語の理解も発信も容易になるはず。大学入試を素材に、そんな「トピック力」を鍛えましょう。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう 色とりどりの英語表現
人気コラムが模様替えしました。教科書では学ぶ機会の少ない英語らしい慣用表現やイディオムを、クイズ形式で出題します。例文を使った穴埋め問題を毎回6題用意し、それぞれにイラストを付けて視覚的に記憶に残るように工夫してあります。正解に加えて解説欄を設け、取り上げたキーフレーズ以外の英文の意味や用法も説明します。こうした慣用表現は会話をスムーズにするだけでなく、映画やドラマを理解するために不可欠です。日本語の発想とは異なる粋な言い回しを数多く取り上げていきます。


◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号ではハンナの両親が、ポートランドで過ごした休日について話しています。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。4~6月は、シカゴ大学で歴史と東アジア文化を学び、学生時代に東京と北海道でホームステイを体験、同志社大学への留学経験もある米国出身のジュリア・セルチさんの担当です。日本語は外来語をカタカナで表記して区別しますが、英語では何が外来語か明快ではありません。しかし、実際には歴史と深く結びついた多くの外来語が存在しているといいます。

◆シミケンの語源で探る固有名詞
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんによる語源に関する新シリーズです。英語の地名・人名・ブランド名など、誰もが一度は目にしたことのある固有名詞はどのような経緯で生まれてきたのでしょうか? 本連載では、固有名詞の語源やそれにまつわる逸話を紹介し、楽しみながら単語の歴史をひも解いていきます。また、固有名詞と普段使っている単語との意外な接点を考察することで、語彙(ごい)力増強に役立つようになっています。毎回、冒頭にクイズがあり、正解を考えながら、英語と英語文化の奥深さを味わうことができます。今週号のテーマは「AtlanticとPacific」です。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆英語で紹介してみよう! 通訳ガイドの発信力レッスン
日本人には身近な伝統行事や習慣、食べ物でも、いざ英語で説明しようとすると言葉に詰まってしまう。そんな経験はありませんか? このコーナーでは日本の食べ物や習慣、制度などについてテーマをひとつ取り上げ、Q&A形式で紹介します。日本語と英語の両方の文章が並んでいるので内容が理解しやすく、日本の事柄を説明する力のスキルアップに役立ちます。筆者は、全国通訳案内士の海生郁子さんと伊東正子さんの2人で交互に担当します。今週号では、海生さんが「母の日」について由来などを解説します。


◆シンプル英語で科学技術
私たちの周辺には、パソコンやスマートフォンなどとテクノロジーがあふれています。それを英語で説明するのは難しそう。しかし、テクノロジーの英語は、伝える内容が複雑なので逆にシンプルにそぎ落とした表現を使うのが常です。身の回りのテクノロジーを説明することで、「シンプルな英語」の表現方法を学びましょう。筆者はユー・イングリッシュ代表取締役の中山裕木子さんです。

◆森住史の英語のアレコレQ&A
成蹊大学文学部の森住史教授が、英語にまつわる読者の質問にお答えします。今週号では、「できた」を表現するのに、いつでもcouldが使えるわけではないことを解説します。

◆地球うおっちんぐ
おなじみのアグネス・チャンさんの連載です。今週号では、持続可能な環境を守るために、環境保護に積極的な若者の活動を支援しようと訴えています。

◆Dialogue with Friends
3月までAWに「Scatterbrain Diary」を連載していたキニマンス塚本ニキさんの新しいコラムです。さまざまな人との「対話(Duologue)」を通して生まれた気づきや感情をつづります。友人・知人、旅先やラジオの仕事で出会った人などに登場してもらい、彼らとの対話の一部を英語と日本語の「Duo」で紹介します。今週号は、仕事中にいつも「愛」について考えているという友人との会話です。

◆Novel: The Haunted fairground 呪われた遊園地
ちょっと怖く、そして読者に勇気を与えてくれる作風で人気の英国在住のイラストレーター兼作家、アンドリュー・ヒッチェンさんの新連載です。数十年に一度しか現れない移動式遊園地から帰宅した主人公のジャックと友人のクリスタルですが、クリスタルが不思議な病気にかかりました。

◆英語豆知識 こぼれっぱなし
学習院大学文学部の真野泰教授のエッセーです。今週号では、過激な内容が「失言」「問題発言」と受け止められたバイデン米大統領のワルシャワ演説が題材です。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
米最高裁が、妊娠中絶権を認めた判断を覆す草案▽米FRBが22年ぶりに大幅利上げ▽EUが年内にロシア産の石油を禁輸――の3本をお伝えします。

◆Topics
ウクライナ避難者の住まいにアイルランドの城が提供された話題と、ウクライナで「ロシア軍艦、くたばれ!」切手が人気を集めている話、米国の環境団体がハリウッド作品にもっと温暖化を扱うよう呼びかけた話をお伝えします。
週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)

2022/5/1-8号

This Week
On the Cover

旅先の相棒はカメラ 俳優の永瀬正敏さん
俳優の永瀬正敏さんはジム・ジャームッシュ監督の作品「ミステリー・トレイン」をはじめ海外作品に出演し、国際的に活躍しています。写真家の顔も持ち、撮影で海外へ行くときは必ずカメラを数台持参します。写真家と俳優の仕事はそれぞれ「兄弟やいとこ同士のように」刺激を与え合っているそうです。P2のBehind the Coverで一問一答、P.12-13で永瀬さんの撮影した写真を紹介しています。


◇今週の注目記事 ================

◇Weekly Picks: ディズニー、アフリカ発のアニメを放映へ
大ヒットアニメ映画「ライオンキング」の舞台となったアフリカ大陸がアニメの発信地に―― 。ウガンダなど6カ国のアニメーターによるアフリカ発の作品が完成し、動画配信サービス「ディズニー+」で年内に視聴できるようになります。

◇Movies: マイ・ニューヨーク・ダイアリー
舞台は1990年代のニューヨーク。西海岸に恋人を残して大都会にやってきたジョアンナは、サリンジャーを顧客に持つやり手の文芸エージェントの助手になります。雑用をこなしながら作家になる夢は諦めず、やがて新しい恋人もできました。そしてある日、偶然にもサリンジャーからの電話を受け、何度か言葉を交わすうちに、自分を顧み、新たな決意を胸にします。

◇Special: ロシアの戦争犯罪、捜査する地元検事総長
ロシア軍のウクライナ侵攻をめぐり、戦争犯罪や集団殺害(ジェノサイド)について国際刑事裁判所(ICC)の検察局が本格的に捜査を始めました。現地ではすでにウクライナの検事総長が率いるチームが調査を続けています。命の危険もあるなか、被害者から証言を集めるために各地を飛び回り、国際機関や海外のNGOに支援を要請しています。イリ-ナ・ベネディクトバ検事総長の一日をAP通信が同行取材しました。


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◆好評連載

初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆100語で読むニュース
大リーグの試合で女性コーチが初めてフィールドに▽スピードスケートの小平奈緒選手が引退を発表▽黒川紀章さん設計の「中銀カプセルタワー」解体▽「シンドラーのリスト」タイプした女性が死去――の4本のニュースをお届けします。

◆Phrase It Right 句動詞で話そう 色とりどりの英語表現
人気コラムが模様替えしました。教科書では学ぶ機会の少ない英語らしい慣用表現やイディオムを、クイズ形式で出題します。例文を使った穴埋め問題を毎回6題用意し、それぞれにイラストを付けて視覚的に記憶に残るように工夫してあります。正解に加えて解説欄を設け、取り上げたキーフレーズ以外の英文の意味や用法も説明します。こうした慣用表現は会話をスムーズにするだけでなく、映画やドラマを理解するために不可欠です。日本語の発想とは異なる粋な言い回しを数多く取り上げていきます。英語の総合力のさらなるパワーアップにご活用ください。

◆Listen & Write  英語耳を鍛えよう 
朝日ウイークリーのウェブサイトで音声を聞きながらディクテーション問題に取り組めます。大学入学共通テストの英語ではリスニング重視の傾向が鮮明になり、1回で聞き取れる能力が求められています。今週号のテーマは「高木美帆選手が待望の金」です。

◆The Greenville Story やさしい単語で寸劇! 
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。

◆On the Keyboard:  リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が変わるリレーエッセーです。4~6月は、シカゴ大学で歴史と東アジア文化を学び、学生時代に東京と北海道でホームステイを体験、同志社大学への留学経験もある米国出身のジュリア・セルチさんの担当です。

◆シミケンの語源で探る固有名詞
KEN’S ENGLISH INSTITUTE 代表の清水建二さんによる語源に関する新シリーズです。英語の地名・人名・ブランド名など、誰もが一度は目にしたことのある固有名詞はどのような経緯で生まれてきたのでしょうか? 本連載では、固有名詞の語源やそれにまつわる逸話を紹介し、楽しみながら単語の歴史をひも解いていきます。また、固有名詞と普段使っている単語との意外な接点を考察することで、語彙(ごい)力増強に役立つようになっています。毎回、冒頭にクイズがあり、正解を考えながら、英語と英語文化の奥深さを味わうことができます。


中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆Lisa’s Wanderings Around Japan: 牧野植物園(高知県)
世界を旅するフォトグラファー、リサ・ヴォートさんが、日本各地を訪れ、それぞれの土地の隠れた魅力やゆかりの人物を独自の視点で紹介します。今回訪れたのは、高知県出身の世界的植物学者・牧野富太郎博士の業績をたたえて開園した県立牧野植物園です。

◆デイビッド・セインのこれを英語でどう言うの?
英語学習書を数多く執筆してきたデイビッド・セインさんが、日本語ならではの決まり文句を文脈に応じてどう英訳したらよいかを解説します。毎回テーマとして採り上げる表現を「英訳のポイント」「日本語でアドバイス」「翻訳例と解説」の順で学びます。最後に実践に即した「応用問題」で英訳のポイントが再確認できるようになっています。今週号のテーマは「できましたら」です。

◆私のおすすめの洋書
異文化コミュニケ-ションと人事管理を専門とする米国出身の経営コンサルタントで、「英語の品格」などの著書があるロッシェル・カップさんが日本語で書き下ろす、お勧めの洋書を紹介する新コラムです。

◆Every BENTO Tells a story:いなりずし
日本が世界に誇る昼食文化「弁当」に関するコラムです。動画やSNSで弁当づくりを公開してきた食メディア代表の多田千香子さんが、フランスやインドで暮らした経験などを交え、食に関する豆知識とともに、見栄えが良くておいしい弁当の作り方を紹介します。現在は福岡在住の多田さん。今週号では、いなりずしを紹介します。

◆FIELD NOTES OF A BILINGUAL FAMILY
AWで長く漫画エッセー「POST CARD FROM A BILINGUAL FAMILY」を連載してきた田村記久恵(きくえ)さんの新しい連載です。夫のスティーヴさんや子どもたちと一緒に、時には単独で、様々な体験をしに出かけていきます。今週号では屋根の「かやぶき」を見学します。

◆Novel: The Haunted fairground 呪われた遊園地
ちょっと怖く、そして読者に勇気を与えてくれる作風で人気の、英国在住のイラストレーター兼作家、アンドリュー・ヒッチェンさんの新連載です。

◆英文読解 それってどんな意味?
辞書の訳語を「平行移動」して英文に当てはめただけでは真に英語を理解したとは言えません。辞書の語義はその単語のごく一部の姿でしかないのです。文学作品からニュースまで豊富な素材を使いながら、直訳ではなく自然な日本語を重視した意訳のコツを伝授します。筆者は東京大学名誉教授の山本史郎さんです。今回のテーマは、「神もサイコロで遊ぶ」です。


上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆News  
米英など、G20の財務相・中銀総裁会議を退席▽ロシアが新型ICBMの実験成功と発表▽中国、ソロモンと安保協定調印――の3本のニュースをお伝えします。

◆Topics
北朝鮮の金正恩総書記が看板アナウンサーに新居をプレゼントした話と、アキレス腱の断裂には手術は不要? という話題をお届けします。
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