ナラティヴとケア 発売日・バックナンバー

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1,980円
トラウマ・記憶・語り(森岡正芳編)

§1 序  論
トラウマ・記憶・語り──人間この壊れやすきもの (立命館大学大学院人間科学研究科)森岡正芳

§2 トラウマと記憶:認知神経科学の基盤から
トラウマの神経科学とナラティヴ (兵庫県立尼崎総合医療センター)毎原敏郎
トラウマ記憶の神経生物学的機構 (富山大学学術研究部医学系医学部医学科・臨床心理学・認知神経科学講座)袴田優子
虚記憶と司法面接 (理化学研究所)仲真紀子

§3 トラウマと記憶の修復
トラウマ性心的要素の変形 (兵庫教育大学大学院人間発達教育専攻臨床心理学コース)上田勝久
トラウマ体験へのナラティヴ・セラピー (一般社団法人ナラティヴ実践協働研究センター)国重浩一
音声のない語りでつながる──非言語的ナラティブによるトラウマ記憶の処理とPTSD予防 (立命館大学大学院人間科学研究科)中原由望子
トラウマと近代的時間の臨界 (京都光華女子大学健康科学部心理学科)長田陽一

§4 集合記憶と集合的トラウマ
集合物語とトラウマの癒し (メルボルン大学)オイゲン・コウ(訳・森岡正芳)
トラウマの文化的記憶──カンボジアでの調査 (香川大学医学部臨床心理学科)坂中尚哉
周辺からの記憶──被災と復興の証人となる (立命館大学大学院人間科学研究科)村本邦子
人が体験を語りだすとき──沖縄戦の記憶を紡ぐ (沖縄大学人文学部福祉文化学科)吉川麻衣子

1,980円
ナラティヴの政治学──対人支援実践のために(安達映子編)
「政治学としてのナラティヴ・セラピー」という場所から─特集によせて 安達映子(立正大学社会福祉学部社会福祉学科)
巻頭座談会 臨床のなかの/をとりまく政治学 安達映子(立正大学社会福祉学部社会福祉学科)+伊藤絵美(洗足ストレスコーピング・サポートオフィス)+田中ひな子(原宿カウンセリングセンター)
ミソジニーをほどく──家父長制に抗するナラティヴ・プラクティス 西井 開(立教大学大学院社会デザイン研究科特別研究員(PD))
心理臨床の二次加害リスク──被害者支援の現場から考えること 齋藤 梓(上智大学総合人間科学部心理学科)
“弱い支援者”の技法──“支援しない”ことを“する” 荒井浩道(駒澤大学文学部社会学科)
世の中のせいにして,世の中を変える──反自己責任のソーシャルワークとソーシャルアクション 鴻巣麻里香(KAKECOMI/福島県スクールソーシャルワーカー)
支援実践から問う家族規範/ジェンダー規範 新藤こずえ(上智大学総合人間科学部社会福祉学科)
臨床あるいはマンガから見える日常性のポリティクス 阿部幸弘(北海道精神保健推進協会こころのリカバリー総合支援センター)
地域精神保健の立場から「政治」について語ってみる──「臨床のなかの/臨床をめぐる政治学」へのリフレクション1 伊藤順一郎(メンタルヘルス診療所しっぽふぁーれ)
「呼び名」を巡るセラピストの物語──「臨床のなかの/臨床をめぐる政治学」へのリフレクション2 赤津玲子(龍谷大学大学院文学研究科)
セラピーの社会論的転回とナラティヴの政治学──「臨床のなかの/臨床をめぐる政治学」へのリフレクション3 野口裕二(東京学芸大学名誉教授)
気管切開の政治学──隠喩と換喩 小森康永(愛知県がんセンター)
1,980円
オープンダイアローグの可能性をひらく

オープンダイアローグの世界へようこそ──序章:対話を始める前のことにとても時間をかける (ゆうりんクリニック)森川すいめい
オープンダイアローグにいたる道とヒューマンライツ (メンタルヘルス診療所しっぽふぁーれ)伊藤順一郎
オープンダイアローグとサイコーシス (琵琶湖病院)村上純一
心の安全衛生──対話が組織に人間性を還流する (医療法人社団八月会 澁谷川診療所)大井雄一
ことばのなかで聞く──少年院のリフレクティング・プロセス (熊本大学大学院人文社会科学研究部)矢原隆行
ナラティヴ・セラピーとオープンダイアローグ (ナラティヴ実践協働研究センター)国重浩一
子どものアドボカシー活動とダイアローグ (大分大学福祉健康科学部)栄留里美
オープンダイアローグとトラウマインフォームドケア (認定NPO法人PIECES)小澤いぶき
子どもを中心にしたダイアローグ実践とまなざしの変化,そしてこれから (福岡県スクールソーシャルワーカースーパーバイザー)高口恵美
経験専門家のピアサポートとオープンダイアローグ──語り聴くプロセスで何が起きているのか (一般社団法人COMHCa)下平美智代ほか
れもんハウスで生まれる「対話のようなもの」 (一般社団法人青草の原)藤田琴子
認知症のある人にこそオープンダイアローグ (文筆家・レビー小体病当事者)樋口直美
オープンダイアローグで開かれゆく地域 (対話之町京都ヲ目指ス上京)小畑あきら
ダイアローグ・イン・ザ・ダーク (ダイアログ・ジャパン・ソサエティ)志村李世恵
座談会①自殺希少地域のウチとソト (ゆうりんクリニック)森川すいめい・(情報・システム研究機構 統計数理研究所医療健康データ科学研究センター)岡 檀・(訪問看護ステーション ルーナ)内田加奈
座談会②家族療法とナラティヴ・セラピーとオープンダイアローグ (ゆうりんクリニック)森川すいめい・(同)辻井弘美・(ナラティヴ実践協働研究センター)横山克貴・(同)白坂葉子
1,980円
ナラティヴ・セラピーがもたらすものとその眼差し──ホワイト/エプストン・モデルの実践がわが国のセラピー文化に与える(た)もの

(神戸松蔭女子学院大学)坂本真佐哉 編


§1 ナラティヴ・セラピーとセラピー文化
ナラティヴ・セラピー実践がセラピスト自身にもたらすもの(神戸松蔭女子学院大学)坂本真佐哉
ナラティヴ・セラピーがセラピー文化にもたらすもの (愛知県がんセンター)小森康永
ナラティヴ・セラピーがカウンセリング実践の文化にもたらすもの(ニュージーランド・カウンセラー/ナラティヴ実践協働研究センター)国重浩一
ナラティヴ・セラピーが家族療法実践の文化にもたらしたもの──問題の外在化からナラティヴへ(KPCL(Kojima Psycho-Consultation Laboratory))児島達美
ナラティヴのまなざしが医療実践の文化にもたらすもの (東京大学医学部)市橋香代
ナラティヴ・セラピーが社会福祉実践の文化にもたらすもの(立正大学社会福祉学部)安達映子

§2 ナラティヴ・セラピーからの眼差し,ナラティヴ・セラピーへの眼差し
ベイトソンとナラティヴ・セラピー (東北大学大学院教育学研究科)若島孔文
システム/ナラティヴを超えて (関内カウンセリングオフィス)田中 究
ナラティヴ・セラピーにおいて会話を折り重ねることはいかなるリフレクティングか,あるいは,表層を豊饒化すること (熊本大学大学院人文社会科学研究部)矢原隆行

§3 ナラティヴ・セラピーとセラピー実践
ブリーフセラピー実践とナラティヴ・セラピー (KIDS/目白大学)黒沢幸子
ナラティヴ・セラピーを用いた保護者支援――二円法による学校場面での連携事例
(駒沢女子大学人間総合学群心理学類)綾城初穂
倫理を問い直す実践としてのナラティヴ・セラピー
(東京大学大学院教育学研究科/ナラティヴ実践協働研究センター)横山克貴
学生相談におけるナラティヴ実践 (二松学舎大学学生相談室)奥野 光
医療現場でのミクロなナラティヴ・セラピー実践 (甲南女子大学人間科学部)木場律志
1,980円
特集にあたって  (聖路加国際大学/立教大学名誉教授)木下康仁

§1 質的研究とナラティヴ
対談 質的研究とナラティヴ  (東京学芸大学名誉教授)野口裕二×木下康仁
M-GTAとナラティヴ   木下康仁
Glaser版グラウンデッド・セオリー法とナラティヴ (東洋大学社会学部社会福祉学科)志村健一
ライフストーリー研究のリアル――それはどんな現実を捉えるのか (立教大学社会学部社会学科)小倉康嗣
ナラティヴは研究にどう寄与するか──ナラティヴ分析を中心に (新潟大学大学院保健学研究科)宮坂道夫
言語と記憶と感情と──進化社会学の視点を入れて (京都橘大学健康科学部作業療法学科)佐川佳南枝

§2 質的研究をめぐる
「伝達する身体」とライフストーリー研究法──調査者としての私に焦点をあてて (立教大学平和・コミュニティ研究機構)稲毛和子
観察とインタビューの相補性とズレ──救急外来での看護師によるタッチ (聖路加国際大学大学院看護学研究科)菊地彩花
ナラティヴの境界を探る──日本での出産を経験したムスリム外国人女性たちの語りから (川崎市立看護短期大学看護学科)五味麻美
喉頭摘出者の生活のプロセス──術前と退院3カ月後 (奈良県立医科大学医学部看護学科)小竹久実子
ろう妊産婦の妊娠出産と音のないナラティブの世界──ろう妊産婦の出産に向けた準備の体験 (聖路加国際大学大学院看護学研究科)飯島聖香・片岡弥恵子
1,980円
序 (静岡県立総合病院緩和医療科)岸本寛史

§1 ナラティブ・メディスン教育の実際
コロンビア大学における教育プログラム(がん・感染症センター都立駒込病院/NPO法人マギーズ東京)栗原幸江
ナラティブ・メディスンの学びと可能性──コロンビア大学修士プログラムを履修して(コロンビア大学)桐山加奈子
ナラティブ・メディスンは聴覚優位なのか? (大阪大学医学部医学科)宮本紘子

§2 医療と人文学
文学・芸術・哲学と医学教育──より人間味のある医療をめざして(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科総合内科学)小比賀美香子
臨床医が英国で医療人文学を学んで──King’s College Londonでの経験(サーモセルクリニック)成井諒子
国際教養と医療人文学──英語文学作品を通じた医療コミュニケーション教育に向けて(兵庫県立大学環境人間学部)寺西雅之
日本文学とナラティブ・メディスン──『絵本黴瘡軍談』におけるナラティブ(創価大学文学部人間学科)平林香織

§3 ナラティブ・メディスンを読み解く
音楽療法と奏でられるナラティブについて (日本大学芸術学部音楽学科)大寺雅子
臨床実践の観点から (静岡県立総合病院緩和医療科)岸本寛史
組織を変える対話とナラティヴ──持続的な変革に向けて(埼玉大学大学院人文社会科学研究科)宇田川元一
共同著作の理論と実践──臨床倫理の観点から (琉球大学病院地域・国際医療部)金城隆展
1,980円
§0 はじめに
ナラティヴは「心」をいかに映し,紡ぐのか (大阪大学大学院人間科学研究科)野村晴夫

§1 ナラティヴの哲学的・歴史的基盤
因果法則,物語,対話──心の科学の成り立ちと行く先 (立教大学文学部教育学科)河野哲也
心理学史におけるナラティヴの役割 (立命館大学総合心理学部)サトウタツヤ

§2 臨床におけるナラティヴ
ナラティヴの一次過程と二次過程 (立命館大学総合心理学部)森岡正芳
「障がいの語り」を読む (東京大学大学院教育学研究科)能智正博
ナラティヴ解釈におけるポジションという視点の意義と可能性──臨床心理学領域での活用に焦点を当てて (駒沢女子大学人間総合学群心理学類)綾城初穂
ナラティヴを選ぶクライエント (大阪大学大学院人間科学研究科)野村晴夫

§3 証言におけるナラティヴ
供述分析から見たナラティヴ論 (奈良女子大学名誉教授/立命館大学上席研究員)浜田寿美男
説明の部品化と証拠のネットワーク──「ナラティブ工場」としての法廷 (青山学院大学社会情報学部社会情報学科)高木光太郎
ナラティヴ・プラクティスにおける聞き手の脆弱性──ハンセン病訴訟における弁護士の被害証言の聞き取りをめぐって (高千穂大学人間科学部)徳田治子
子どもの供述とナラティヴ (立命館大学総合心理学部)仲真紀子

§4 実証研究におけるナラティヴ
語りから立ち上がる人生──聴き手の役割 (大阪教育大学教育学部)白井利明
親子間のコミュニケーションにおけるナラティヴ (大阪教育大学教育学部)小松孝至
観察と会話におけるナラティヴ (奈良女子大学名誉教授)麻生 武
1,980円
江口重幸「病いのリアリティ──民俗学的架橋の試み」
北中淳子「医療人類学のナラティヴ研究──その功罪と,認知症研究における今後の可能性」
堀 有伸「東日本大震災後に原発事故被災地に移住した精神科医の当事者研究」
松澤和正「フーコーのパレーシアとナラティヴの淵へ」
辻内琢也「フクシマの医療人類学──構造的暴力による社会的虐待論」
東畑開人「心理療法家にとっての人類学──もたらされるものと失われるもの」
菅原和孝「南部アフリカ狩猟採集民グイ・ブッシュマンにおける〈病〉と〈治療〉」
吉田尚史「声の小さな人びとの語り──マダガスカルのペスト流行から考える」
井田暁子「沈黙を破る言葉──西アフリカの小児科病棟における対話とケアの可能性」
1,980円
特集:ビジュアル・ナラティヴ──視覚イメージで語る
やまだようこ(京都大学名誉教授/立命館大学教授)編

目次

ビジュアル・ナラティヴとは何か  ◆  (立命館大学)やまだようこ

糖尿病患者のビジュアル・ナラティヴ──三項関係ナラティヴのモデル
◆  (立命館大学)やまだようこ・(東海大学)山田千積

透析患者のビジュアル・ナラティヴ  ◆  (大阪大学)菅波澄治・(立命館大学)やまだようこ

がん医療と描画を介したナラティブ  ◆  (高槻赤十字病院)岸本寛史

ナラティブ・メディスンとビジュアル  ◆  (がん・感染症センター都立駒込病院)栗原幸江

マンガ・アニメで学ぶレジリエンス  ◆  (大阪大学)家島明彦

化粧によるケアとビジュアル・ナラティヴ  ◆  (関西大学)木戸彩恵

曼荼羅とマインドフルネス  ◆  (高野山大学)井上ウィマラ

人生観のビジュアル・ナラティヴ  ◆  (大阪大学)浦田 悠

障がい者が描くこと・生きること――自閉症をもつ「ゆっくん」の絵画表現  ◆  (京都大学名誉教授)菅原和孝

メンタルヘルスマガジンの表紙になる――精神障がい者の自己開示とリカバリー  ◆  (聖隷クリストファー大学)小平朋江・(地域精神保健福祉機構『こころの元気+』)丹羽大輔・(和光大学)いとうたけひこ
1,980円
はじめに──「開かれた対話」の世界へようこそ ■ (名古屋市立大学)野村直樹

オープンダイアローグ:日本で実践可能か?──ACT-Jにおける対話的臨床実践の試み ■ (リカバリーサポートセンターACTIPS/訪問看護ステーションACT-J)下平美智代

オープンダイアローグを日々の実践に落とし込むために──Need-Adapted Approach ■ (みどりの杜クリニック)森川すいめい

オープンダイアローグという会話のつぼ ■ (Nagoya Connect & Share)白木孝二

オープンダイアローグを殺さないための二様のリフレクティング ■ (広島国際大学)矢原隆行

オープンダイアローグをACTに取り入れる ■ (たかぎクリニック)高木俊介

心理職はなぜオープンダイアローグを避けるのか? ■ (原宿カウンセリングセンター)信田さよ子

オープンダイアローグ,どこまでやれるのか ■ (首都大学東京/神戸労災病院)長沼葉月・植村太郎

「患者カルテ」を使ったオープンダイアローグ──精神科看護の専門性をめぐって ■ (日本赤十字豊田看護大学)坪之内千鶴

オープンダイアローグ・パターンをつくる──実践の支援と教育・組織分野への応用に向けて ■ (慶應義塾大学)井庭 崇

ビジネスにおけるオープンダイアローグ ■ (大阪ガス エネルギー・文化研究所)鈴木 隆

しつけか虐待か──協働するナラティヴあるいはオープンダイアローグの可能性とは ■ (名古屋市立大学)門間晶子

沈黙と言葉──西アフリカの小児科病棟におけるすれ違いとオープンダイアローグへの考察 ■ (国際協力機構)井田暁子

自殺希少地域のコミュニティ特性に見出した,オープンダイアローグとの共通点 ■ (和歌山県立医科大学)岡 檀

オープンダイアローグと精神科文化 ■ (山梨学院大学)竹端 寛

ソーシャルネットワークの復権 ■ (東京学芸大学)野口裕二

走りながら考える──あとがきに代えて ■ (筑波大学)斎藤 環
1,980円
特集:看護実践におけるナラティヴ(紙野雪香・野村直樹 編)

§1 イントロダクション
ナラティヴ看護実践の試みと未来 ◆ (大阪府立大学大学院看護学研究科)紙野雪香
ダブルバインド~ナラティヴ~オープンダイアローグ──ベイトソンから「患者カルテ」まで ◆ (名古屋市立大学人間文化研究科)野村直樹・(日本赤十字豊田看護大学)坪之内千鶴

§2 実践の手ごたえ
看護実践の行き詰まりを開くナラティヴ・アプローチ ◆ (大阪大学医学部附属病院看護部)大野由美子
学生時代からナラティヴを学んで ◆ (看護師)山根智紗
卒後教育におけるナラティヴ──教育企画の立場から ◆ (公益社団法人静岡県看護協会)齋藤伸子
現任教育におけるナラティヴ──ナラティヴ公開シンポジウムを終えて ◆ (北松中央病院)前田さとみ
人と人との関係性から成り立つ看護と「語る-きく」意味 ◆ (医療法人蒼龍会井上病院)富田昌代

§3 進化──これからどうしていきたいのか
臨床看護におけるナラティヴ・アプローチの意義──「これがナラティヴ・アプローチだ!」 ◆ (愛知医科大学看護学部・大学院クリティカルケア看護学)松月みどり
「病の語り」,会話の産物と現実──看護実践と社会構成主義 ◆ (奈良学園大学保健医療学部看護学科)村雅世
看護実践者の語りと学習 ◆ (千里金蘭大学看護学部/クリエイティブ・ブリッジ・ナース)髙橋清子
看護職者の語りを聞く ◆ (兵庫医療大学看護学部看護学科)岸あゆみ
“私”は確かに存在することから始まる看護研究 ◆ (神戸大学大学院保健学研究科)福田敦子

§4 提   言
ナラティブ実践が医療現場に及ぼす影響 ◆ (高槻赤十字病院緩和ケア診療科)岸本寛史
ナラティヴ実践研究の成果と課題──看護ケアの場面において ◆ (神戸大学大学院人間発達環境学研究科)森岡正芳

ブックレヴュー/次号予告/編集後記
1,980円
野口裕二「特集にあたって──ナラティヴの臨床社会学:その視点と論点」
野口裕二・鈴木智之・伊藤智樹・中村英代・西村ユミ
鈴木智之「病いの『経験』とその『語り』──遡及的で非対称的な共同的解釈実践としてのナラティヴ・アプローチ」
伊藤智樹「ピア・サポートとナラティヴ・アプローチ──方法論的観点から」
中村英代「誰も責めないスタンスに立ちつつ,問題の所在を探りあてる──摂食障害・薬物依存へのナラティヴ・アプローチ」
三井さよ「支援者があえて『ものがたる』ということ──知的・発達障害当事者への地域生活支援から」
出口泰靖「わたしは『語り』に出合えているか──本人による『認知症体験の語り』のゆくえ」
西倉実季「ライフストーリー研究における対話──それは誰と誰のあいだの対話なのか?」
井口高志「認知症の人の『思い』と支援実践──語りと現実との関係から問い直す臨床社会学」
鷹田佳典「ナラティヴ・アプローチにおける認識論の問題──小児がん患者家族の物語に関する研究から」
矢原隆行「コンテクストに風を通す──リフレクティング・プロセスとオープン・ダイアローグ」
前田泰樹「物語を語り直す──遺伝子疾患としての多発性嚢胞腎」
浦野 茂・綾屋紗月・青野 楓・喜多ことこ・早乙女ミナリ・陽月トウコ・水谷みつる・熊谷晋一郎「言いっぱなし聞きっぱなし──自閉スペクトラム症当事者による当事者研究における物語り」

原著論文 前原和明「企業への就労支援制度の提案場面におけるアプローチ方法についての構造仮説継承型事例研究」

1,980円
特集に寄せて ■ 小森康永・岸本寛史
ナラティヴ・オンコロジーをやってみた ■ (愛知県がんセンター中央病院)小森康永


 § ナラティヴ・オンコロジーにおけるパラレル・チャート


あなたにできること ■ (愛知県がんセンター中央病院)嬉野 雪
看護師としてのやりがいを教えてくれたIさんとの出会い ■ (愛知県がんセンター中央病院)谷川 綾
忘れられないMさんとの出会い ■ (愛知県がんセンター中央病院)宮原久枝
Kさんへ ■ (愛知県がんセンター中央病院)松浦由紀子
幸せな気持ちをありがとう ■ (愛知県がんセンター中央病院)多久和未緒
医療者の勝手な幻想? 理想的な最期 ■ (北海道大学病院)宮田靖志
Sさん:13歳女性,急性リンパ性白血病 ■ (聖隷三方原病院・静岡県立こども病院)天野功二
絶望の中から見えた希望:“食”の語りを通じて ■ (川部医院・大阪医科大学附属病院)川部伸一郎
詩からの感応 ■ (群馬病院精神科・前橋病院)宋 敏鎬
千里さん ■ (戸田中央総合病院)広瀬寛子
母を看取る ■ (滋賀県立成人病センター)堀 泰祐
感性を養う看護 ■ (高槻赤十字病院)勇 祐子
涙と果実 ■ (山形県立中央病院)神谷浩平
宗教とがん ■ (希望ヶ丘教会)遠藤勇司
星に願いを──When you wish upon a star ■ (四国がんセンター)井上実穂
「元気になる」と言い続けた女性の生と死 ■ (和ホスピタル)白柿 綾
乳がん患者と家族の語り ■ (京都大学医学部附属病院)祝 千佳子
白血病患者の生きる姿に心うたれた記憶 ■ (医療法人原三信病院)上村智彦
タップストローク──看護師のアンテナがとらえた瞬間 ■ (福岡大学医学部)伊藤惠子
岐阜屋 ■ (精神科医・作家)藤村 邦
私にとってのパラレル・チャート ■ (東京医療センター)大中俊宏
N君 ■ (関西電力病院)柳原一広
「水,とってくれ」 ■ (つるかめ診療所)鶴岡優子


医学教育としてのナラティブ・メディスン ■ (富山大学附属病院)北啓一朗
緩和ケアにおけるチーム医療とバーンアウト ■ (小倉記念病院)三木浩司
もうひとつのカルテ ■ (高槻赤十字病院)岸本寛史
緩和ケアのための推薦図書 ■ 75


原著論文 退院支援におけるナラティヴ・アプローチの可能性 ■ (猫山宮尾病院リハビリテーション科)本間 毅


ブックレヴュー/編集後記
1,980円
目次

§1 研究へのヒント

心理的対人援助にナラティヴの視点を活かす聴くことによる創造 ■ (神戸大学大学院)森岡正芳・(近畿大学)山本智子

心理療法のプロセス研究におけるナラティヴ・アプローチの意義──研究者の「私」の表し方,クライエントの視点への近づき方 ■ (大阪大学大学院)野村晴夫

ナラティヴからみた事例研究の積極的意義 ■ (愛知教育大学大学院)廣瀬幸市

§2 実践の広がり

ナラティヴ・セラピー:最近の展開 ■ (神戸松蔭女子学院大学)坂本真佐哉

高橋規子さんの“ナラティヴ”との対話 ■ (長崎純心大学大学院)児島達美

回想法:技法からコミュニケーションの回復へ ■ (日本福祉大学)山口智子

ナラティヴ心理学とイマジネーション ■ (湘南心理カウンセリング研究所)角山富雄

心理療法としての内観――「narrative(語り)」の観点から ■ (奈良女子大学)真栄城輝明

物語としてのTAT ■ (神戸大学大学院)田淵和歌子

§3 ナラティヴと社会的実践

トラウマ治療とナラティヴ ■ (甲南大学文学部)森 茂起

倫理的証人の実践:今私が聞かなかったなら──戦死者との物語 ■ (カルフォルニア州立大学東湾校人文社会学部歴史学科)門池啓史

原爆体験者の語りを聞く ■ (調布市教育相談所)松尾純子

人生の立ち上がりとその支援――時間的展望の視点から ■ (大阪教育大学教育学部)白井利明
1,980円
ナラティヴ・プラクティス:小さな冒険への招待 ■ 江口重幸(東京武蔵野病院)
ケアはいかにしてナラティヴに出会うのか ■ 松澤 和正(千葉県立保健医療大学健康科学部看護学科)
現代うつの語りを聴くこと ■ 堀 有伸(帝京大学医学部精神神経科学教室)
遺伝カウンセリングとライフストーリー ■ 山本佳世乃(お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科遺伝カウンセリングコース)
紙飛行機がつなぐ物語の行方 ■ 山本真実ほか(名古屋大学大学院医学系研究科)
臨床看護におけるナラティヴ・アプローチの実践 ■ 紙野雪香(公益財団法人田附興風会医学研究所北野病院看護管理室)
再び病いの経験を聞く ■ 江口重幸(東京武蔵野病院)
ナラティヴから見た時空 ■ 野村直樹(名古屋市立大学人間文化研究科)

連載
私の実践とナラティヴ 精神障害者へのリカバリーインタビュー ■ 飯野雄治(リカバリーキャラバン隊/稲城市役所)
私の実践とナラティヴ 小児癌と死期の告知をめぐる行き違い ■ 井田暁子(独立行政法人 国際協力機構)
自薦式ブックレビュー A・W・フランク著(鈴木智之訳)『傷ついた物語の語り手』 ■ 岩壁 茂(お茶の水女子大学大学院)
自薦式ブックレビュー M. Silver: Night Train to Frankfurt ■ 小森康永(愛知県がんセンター)
書評 中村英代著『摂食障害の語り』 ■ 伊藤智樹(富山大学人文学部)
書評 ハウザーほか著『ナラティブから読み解くリジリエンス』 ■ 川上ちひろ(岐阜大学医学部)

商品情報・内容

■ 「ナラティヴ」をキーワードに広がる臨床実践(ケア)と実践研究の世界を切り取る

。医療,看護,福祉,心理,社会学,人類学など多くの実践家,研究者を架橋するテーマである「ナラティヴ」と「ケア」を,見つめ,考えていく雑誌です。ナラティヴとエヴィデンスとは両輪であり、そこにケアの本質があると思います。ひととひととのかかわりと、臨床と研究を考えていく、興味深い論文やエッセイが満載です。

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