季刊 論究ジュリスト 発売日・バックナンバー

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3,035円
新型コロナウイルスの世界的流行により,法分野にも様々な影響が生じている。第1特集では,行政,国際,情報といった公法上のテーマを取り上げ,現状と今後の課題について検討を行う。第2特集では,倒産・事業再生を取り上げる。民事再生法施行20年を契機とした本特集では,実務と理論双方の視点から,この20年の歩みとこれからの倒産・事業再生のゆくえについて考察を加える。


【特集1】パンデミックと公法の課題
パンデミックと公法の課題…山本隆司
パンデミックにおける国の意思決定組織…山本隆司
パンデミック対応における地方自治…飯島淳子
世界保健機関(WHO)の国際保健規則と入港拒否…藤澤 巌
「危険」に即した医療等の分配…太田匡彦
感染予防のための行動制限と補償…大橋洋一
パンデミックにおける高価格と法…白石忠志
パンデミック下における情報の流れの法的規律…宍戸常寿
ドイツ感染症予防法の多段改正と市民への情報提供…横田明美

【特集2】倒産・事業再生の実務と理論──民事再生法施行20年を契機に
特集にあたって…畑 瑞穂
倒産法における債権の優先順位…杉本和士
集合債権譲渡担保の再建型倒産手続における諸問題…倉部真由美
集合動産譲渡担保・所有権留保…白石 大
別除権協定…木村真也
相殺禁止と合理的相殺期待…杉本純子
会社分割と否認・詐害行為取消し…松下祐記
事業譲渡による事業再生…工藤敏隆
準則型私的整理の現状と将来…中西 正
【連載】
日本国憲法のアイデンティティ…川人貞史・赤坂幸一ほか
リーガル・ラディカリズム …瀧川裕英/渋谷謙次郎/森 悠一郎
【判例詳解】最三小判令和2・7・21…中川達也
【特別企画】
第10回 日仏法学共同研究集会…北村一郎ほか
地域的私法統一のゆくえ(下)…曽野裕夫ほか
3,035円
2020年は,現行著作権法の制定から50年となる。この間,目まぐるしい技術の進歩やグローバル化等に伴い,著作権法もその在り方を大きく変えていった。そして現在,著作権法は,文化の発展と権利者保護という狭間で,大きな岐路に立たされているともいえる。本特集では,著作権法50年の歩みとこれからを多角的な視点から考察する。

【特集】著作権法50年の歩みと展望
〔座談会〕著作権法50年を振り返って…田村善之・秋山卓也・髙部眞規子・中山信弘・成原 慧・福井健策
〔論文〕
著作権法50年の歩みと展望…上野達弘
国際化への対応…小島 立
応用美術と著作権法…横山久芳
著作者人格権の歴史と展望…潮海久雄
権利制限制度の歩みと展望…島並 良
著作隣接権50年の歩みから見えてくるもの…本山雅弘
公衆送信権…谷川和幸
侵害主体論…前田 健
権利の利用…今村哲也
技術的手段実効性確保規定のこれまでとこれから…奥邨弘司
著作権と表現の自由…比良友佳理

【連載】
日本国憲法のアイデンティティ…小熊英二/山本龍彦ほか
リーガル・ラディカリズム…久保秀雄/齋藤哲志/松原健太郎
【判例詳解】
最二小決令和2・2・5…冷水登紀代
最二小判令和2・3・6…手嶋 豊
最一小判令和2・3・30…池田 悠
【特別企画】
地域的私法統一のゆくえ(上)…曽野裕夫ほか
3,035円
インターネットの発展や経済のグローバル化,さらには気候変動など,時代の変化とともに,憲法を取り巻く環境も少しずつ変わりつつある。そのような社会における憲法の役割とは。近時,憲法との関係で注目されるテーマをピックアップし,もう一段,深掘りする。


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【特集】憲法,現下の論点
憲法のアイデンティティと機能…長谷部恭男
「個人として尊重される」とはどういうことか…江藤祥平
民主政下の専門職能…小島慎司
「表現の自由」の現代的な「カタチ」──フェイクニュース問題を切り口に…水谷瑛嗣郎
社会権は活きているか──生存権の具体的実現に向けての課題…多田一路
選挙制度は今のままでよいか──「総体としての制度改革」の構想…上神貴佳
執政への「民意の反映」?…高橋雅人
「Society5.0」時代において地方はどこまで自治が可能か──「自治体戦略2040構想」を手がかりに…白藤博行
女帝を認めるべきか──女子・女系による皇位継承の可能性…原田一明
環境問題はどこまで憲法問題か──環境憲法の理論と解釈…藤井康博
米中対立と世界秩序の危機…遠藤誠治

私の三冊…濱田純一

【連載】
AIと社会と法──パラダイムシフトは起きるか?(完)…宍戸常寿ほか
日本国憲法のアイデンティティ…宍戸常寿ほか
リーガル・ラディカリズム…齋藤哲志/久保秀雄/安藤 馨

〔論究の芽〕河野奈月/巽 智彦
3,035円
第1特集では,第198回国会で成立した民事執行法改正と特別養子縁組に関する民法改正,さらには法制審議会(親子法制部会)にて,見直しが検討されている嫡出推定制度や懲戒権など,親子法制に関する新動向について,研究者・実務家それぞれの視点から解説・検討を行う。第2特集では,行政不服審査会答申を取り上げる。これまで出された審査会答申の中から重要なものをピックアップし,その内容に検討を加えることを通して,不服審査制度の課題や審理・答申のあり方を考察する。

【特集1】親子法制の新たな展開
親子法制をめぐる現状と課題……窪田充見
1 未成年養子
未成年養子制度の制度的課題……鈴木博人
特別養子縁組制度の改正……山口敦士
特別養子縁組制度の課題――実務の視点から……磯谷文明

2 親子関係
嫡出推定・否認制度の再検討……石綿はる美
生殖補助医療をめぐる課題……小池 泰
親権者の懲戒権への家庭裁判所の関与について……久保野恵美子

3 子の福祉に適った権利の実現
民事執行法等の改正の概要――子の引渡しを中心に……内野宗揮
子の引渡しの強制執行……山田 文
子の引渡しをめぐる実体法上の問題……早川眞一郎
養育費の支払確保に向けて……今津綾子

【特集2】行政不服審査会答申を読み解く
行政不服審査会答申の法学研究の必要性と意義……大橋洋一
通達の硬直的適用――平成29年度答申第21号……田中孝男
特別弔慰金を受ける権利――平成29年度答申第25号……原田大樹
高等学校等就学支援金の受給資格認定――平成28年度答申第1号……興津征雄
業務災害等支給決定と労働保険料認定決定における違法性の承継――平成29年度答申第27号……大田直史
申請期間設定の合理性――平成29年度答申第47号……飯島淳子
平等原則と審査庁・処分庁の協力義務――平成29年度答申第44号……野呂 充

【連載】
AIと社会と法――パラダイムシフトは起きるか?……宍戸常寿ほか
日本国憲法のアイデンティティ……林 知更
リーガル・ラディカリズム……瀧川裕英/桜井英治
〔追悼〕竹下守夫先生のご逝去を悼む……伊藤 眞
3,035円
 2019年は,司法制度改革の開始から20年,さらに,裁判員制度の開始から10年の節目の年に当たる。本特集では,これを契機として,司法制度改革および裁判員制度のこれまでの歩みを振りかえるとともに,その課題やこれからの展望を考察する。


【特集】司法制度改革20年・裁判員制度10年
1 司法制度改革20年の軌跡と展望
〔座談会〕司法制度とその担い手…山本和彦・大坪和敏・大貫裕之・酒井 圭・中川丈久
民事司法--執行・ADR・人訴・家事…山田 文
司法制度改革と労働事件…山川隆一
知的財産関係訴訟と司法制度改革…茶園成樹
民事司法アクセス分野における司法制度改革の成果と課題…石田京子
司法制度改革20年に寄せて…佐藤幸治/久保井一匡/但木敬一/寺田逸郎
2 裁判員制度と刑事司法改革
〔座談会〕裁判員制度10年──その成果と課題…大澤 裕・岡 慎一・小池信太郎・笹倉宏紀・島田 一・西谷 隆
取調べの録音・録画記録媒体の証拠としての使用…小川佳樹
争点整理と証拠開示…宇藤 崇
証拠の整理・採否…池田公博
控訴審の審査…川出敏裕
刑事司法改革と裁判員事件の運用──裁判の立場から…長瀬敬昭
刑事司法制度改革の中核をなす裁判員裁判の現状と課題──検察官の立場から…和田澄男
刑事司法改革の軌跡と展望──弁護の立場から…宮村啓太
【連載】
AIと社会と法──パラダイムシフトは起きるか?…宍戸常寿ほか
リーガル・ラディカリズム…瀧川裕英/大西楠・テア/馬場健一
【判例詳解】
知財高判令和元・6・7…田村善之
3,035円
近年の国際社会においては,国際協力の実現が強調される一方,主権国家が自国の利益を優先して独自の行動をとるという現象が見られる。第1特集では、このような行動,いわゆる「自国第一主義」と国際秩序との関係につき,国際法学,さらには,国際政治学の視点から検討を行う。第2特集では,震災・原発事故と不法行為を取り上げる。東日本大震災に関連する多くの訴訟について,そこに含まれる法律問題を分析,検討するとともに,これらの訴訟がこれまでの不法行為法の考え方にどのような問題提起をしているのかを考察する。


【特集1】 「自国第一主義」と国際秩序
「自国第一主義」と国際秩序──特集にあたって…酒井啓亘・森 肇志・ 西村 弓
アメリカ第一主義とWTO──トランプ政権の一方的措置とWTO加盟国の反応…小寺智史
近年のアメリカの自由貿易協定の特徴…小林友彦
アメリカ・ファーストの系譜──それはトランプを超える現象なのか…中山俊宏
核兵器の規制と核保有国の「自国第一主義」…阿部達也
EUと難民問題…中坂恵美子
日韓請求権協定と韓国徴用工判決…萬歳寛之
日韓関係と「法の支配」──多元的な法規範体系における調整理論の必要性…篠田英朗
利己的意思の合致か?公共的決定か?──合意の質に関する国際法学説史…西 平等
国際捕鯨取締条約からの日本の脱退…山田哲也
中国による海洋法秩序への挑戦と海洋ガバナンス…和仁健太郎
ロシアと領土問題──違法な領域取得の不承認をめぐって…深町朋子

【特集2】 震災・原発事故と不法行為法
特集にあたって…瀬川信久
津波災害に関する過失判断──災害損害賠償責任論・序説…米村滋人
津波被災訴訟を教訓とした組織のリスクマネジメント
 ──組織安全文化の視点を事業継続計画に反映する…岡本 正
平穏生活権と権利法益侵害・損害論
 ──福島原発賠償集団訴訟判決を素材として…大塚 直
原発事故避難者と住宅退去問題…渡邉知行
国賠訴訟における違法・過失判断と津波訴訟・原発事故訴訟…下山憲治
震災関連訴訟が不法行為責任論に提起する諸問題…瀬川信久

【連載】
AIと社会と法──パラダイムシフトは起きるか?…宍戸常寿ほか
リーガル・ラディカリズム…長谷川貴陽史/郭 舜
3,035円
「平成」というひとつの時代が終わろうとしている。第1特集では,この30年間に示されてきた重要な憲法判例を振りかえる。当該判例のとった判断手法や法理を分析し,当該判例は学説・判例へどのような影響を及ぼしたのか,また比較法的にどう位置づけられるのか,その意義を問い直す。第2特集では,2018年臨時国会で成立した原子力損害賠償法の改正について概観するとともに,事故賠償制度をめぐる現状と法的な課題について,多角的に検討を加える。


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【特集1】平成の憲法事件を振りかえる
平成の憲法訴訟と制度改革の展望…長谷部恭男
郵便法違憲判決(平成14・9・11)…柴田憲司
在外国民選挙権訴訟(平成17・9・14)…山崎友也
国籍法違憲判決(平成20・6・4)…佐々木くみ
空知太神社事件(平成22・1・20)…木村草太
一人別枠方式の合理性(平成23・3・23)…佐々木雅寿
堀越事件判決(平成24・12・7)…小島慎司
非嫡出子法定相続分訴訟(平成25・9・4)…武田芳樹
再婚禁止期間違憲判決(平成27・12・16)…二本柳高信
検索エンジンによる検索結果削除請求事件(平成29・1・31)…高橋和広
GPS捜査違憲判決(平成29・3・15)…早瀬勝明
NHK受信料訴訟(平成29・12・6)…片桐直人
【特集2】事故賠償制度の現状と課題
原子力損害賠償法の改正とその課題──責任の範囲及び責任主体の関係を中心として…大塚 直
事故賠償制度の現状と課題──行政法の視点から…髙橋 滋
事故賠償制度の充実に向けて…山本和彦

【連載】
AIと社会と法──パラダイムシフトは起きるか?…宍戸常寿ほか
リーガル・ラディカリズム…キンチ・ホェクストラ(松原健太郎訳)/守矢健一

〔判例詳解〕
最大決平成30・10・17(見平 典)
最二小判平成30・12・7(小山泰史)
最大判平成30・12・19(井上典之)

私の2冊+α…阪本昌成
3,035円
第1特集では,労働法と隣接法の交錯領域をテーマに取り上げる。働き方の多様化が進むなか,労働法と関連諸法域とが緊密に連携し,社会的課題に対する法政策を展開すべき時代を迎えている。本特集では,労働法と隣接法領域における法的課題は何か,また,両者の協働・施策の可能性について,多面的な観点から考察する。第2特集では,再生エネルギーと行政法を取り上げる。再生エネルギーの現場が,行政法にどのような課題を提示しているのか,さらには行政法研究が問題解決にどのように寄与し得るのかを明らかにし,議論の深化を試みる。


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【特集1】労働法と隣接法の交錯領域における法的課題
特集にあたって…荒木尚志
労働法と経済法…滝澤紗矢子
労働法と税法…髙橋祐介
労働法と社会保障法…笠木映里
労働法と倒産法…池田 悠
労働法と知的財産法…上野達弘
労働法と会社法…松井智予
【特集2】海と大地の行政法─再生エネルギーをめぐって
特集にあたって──第18回行政法研究フォーラムの趣旨…斎藤 誠
海をめぐる公物法・環境法──洋上風力発電所を中心に…洞澤秀雄
地熱開発の法的課題──自然資源公物論の可能性…三浦大介
太陽光発電設備をめぐる地域における行政実務の現状と課題…内藤 悟
再生エネルギーと公物・環境法理論--送配電網の公共的性質に着目して…島村 健
討議のまとめ…大久保規子・村上裕章

【連載】
AIと社会と法──パラダイムシフトは起きるか?…宍戸常寿ほか
日本国憲法のアイデンティティ…大河内美紀
リーガル・ラディカリズム…桑原朝子/米村幸太郎
【論究の芽】
「個人の尊重」について──「ペルソナ的国家観」の行方…江藤祥平
【特別座談会】
2016年民事訴訟利用者調査の分析…山本和彦・岡崎克彦・垣内秀介・菅原郁夫・高橋 司
3,035円
第1特集では,人事訴訟及び家事事件にかかる国際裁判管轄法制の改正を取り上げる。グローバル化の進展に伴い,法整備の必要性が長い間議論されていたが,平成30年改正にて,ついに実現することとなった。本特集では,改正の意義や経緯,今後の課題を検討する。第2特集では,少子高齢社会と社会保障を取り上げる。貧困や住まいの問題等,少子高齢化によって生じている社会的問題の現状を分析すると共に,関連する社会保障諸制度の改革や今後の在り方等を考察する。そのほか,基礎法学分野の新連載として,「リーガル・ラディカリズム」がスタートする。


【特集1】人事訴訟等の国際裁判管轄法制の改正
〔座談会〕渉外的な人事訴訟・家事事件にかかる手続法制…高田裕成/内野宗揮/大谷美紀子/道垣内正人/山本和彦
新しい人事訴訟事件の国際裁判管轄規定…竹下啓介
家事事件にかかる国際裁判管轄…畑 瑞穂
外国裁判の承認…村上正子
【特集2】少子高齢社会に直面する社会保障
1 高齢社会をめぐる諸相
貧困・低所得化する高齢者…嵩 さやか
高齢者の住まいの確保に係る課題と展望…白川泰之
成年後見制度から意思決定支援制度へ──自己決定を支える新しい制度の必要性…佐々木育子
2 少子社会をめぐる諸相
貧困・低所得の若年層世帯に対する所得保障の限界と課題…衣笠葉子
低所得若年層の住宅保障…常森裕介
子どもの保育──子ども・子育て支援制度の効果と課題…中野妙子

【新連載】リーガル・ラディカリズム…飯田 高/溜箭将之
【連載】
AIと社会と法──パラダイムシフトは起きるか?…宍戸常寿ほか
現代訴訟の論点と法理論の検討…道垣内弘人・朝倉佳秀ほか
日本国憲法のアイデンティティ…赤坂幸一
【特別企画】松尾浩也先生の人と学問
〔座談会〕大澤 裕/井上正仁/後藤 昭/酒巻 匡/三井 誠
〔追悼文〕井上正仁/酒巻 匡/ダニエル・H・フット/辻 裕教
3,035円
第1特集は著作隣接権。音楽配信やインターネット放送等の発達により,大きな変化が訪れている隣接権制度。その根拠や意義を再確認すると共に,レコードや放送等,各分野の現状と課題や国際条約との関係を解説する。第2特集では技術革新と租税手続を取り上げる。インターネットの普及等による技術革新やグローバル化に伴う,租税手続の変容や法的課題を考察する。そのほか,同一労働・同一賃金に関する最高裁の重要判決,長澤運輸・ハマキョウレックス事件を判例詳解にて解説する。


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【特集1】著作隣接権制度の諸相
著作隣接権の趣旨はいかに解されるべきか…本山雅弘
実演と隣接権制度…上野達弘
音楽のインターネット送信とValue Gap問題…安藤和宏
著作隣接権に関する国際的ルール形成…鈴木將文
いわゆる「放送条約」をめぐる議論状況について…小島 立
欧州における隣接権制度の動向…今村哲也
〔座談会〕 音楽配信・放送制度をめぐる隣接権の最新動向…上野達弘・梶原 均・高杉健二・増山 周
【特集2】技術革新と租税手続の変化
情報通信技術の進展と税務行政──沿革と現状…佐藤英明
納税者と課税庁の合意…手塚貴大
国際的情報交換における納税者の権利保護…漆 さき
課税処分に対する理由附記・理由の提示をめぐるアメリカの議論状況…渕 圭吾
滞納処分における納税者の保…橋本 彩
租税行政機関による命令等制定行為とその規律…今本啓介

【連載】
AIと社会と法──パラダイムシフトは起きるか? …宍戸常寿ほか
現代訴訟の論点と法理論の検討…道垣内弘人・朝倉佳秀ほか日本国憲法のアイデンティティ…西村裕一
〔判例詳解〕
最一小判平成30・3・15…浦野由紀子
最二小判平成30・6・1…富永晃一
〔特別企画〕フランス民法の最新動向──債権関係・相続関係…ソフィー・ゴドゥメ(齋藤哲志ほか訳)
3,035円

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【特集】メディアと憲法
〔座談会〕権力・メディア・憲法…長谷部恭男・柿崎明二・中野晃一・豊 秀一
〔論文〕
マスメディアの表現の自由:再訪…齊藤 愛
取材源秘匿の現在…玉蟲由樹
公共放送の財源――NHK受信料訴訟大法廷判決をうけて…西土彰一郎
「インターネット上の情報流通の基盤」としての検索サービス…曽我部真裕
放送・インターネットにおける名誉毀損…平地秀哉
表現の自由と著作権――AI時代の「ユーザーライツ」概念とそのチェック機能…山口いつ子
研究不正と営利的言論の法理──ディオバン事件における薬事法66条1項の解釈論争を素材として…木下昌彦
公正な刑事司法 vs. 公正な民事司法──取材資料の目的外利用の禁止と取材の自由…鈴木秀美
メディアの自由・自律と第三者機関…浜田純一
【新連載】
AIと社会と法──パラダイムシフトは起きるか?…宍戸常寿・大屋雄裕・小塚荘一郎・佐藤一郎

【連載】
現代訴訟の論点と法理論の検討…道垣内弘人・朝倉佳秀ほか
日本国憲法のアイデンティティ…山本龍彦

〔特別企画〕消費者被害救済の日欧比較─民事訴訟・ADR・行政規制…中川丈久・佐藤則夫・八田卓也ほか

〔判例詳解〕
最大判平成29・11・29…高橋則夫
最三小判平成29・12・12…長澤哲也
3,035円
第1特集では,施行から20年を迎える現行民事訴訟法について,この20年間の蓄積を振り返るとともに,これからの民事訴訟法のあるべき姿を展望する。第2特集では,先般成立した次世代医療基盤法を契機として,医療・医学研究における個人情報の保護と利活用について,現状の課題と今後のあり方を探る。さらに,気鋭の若手研究者による連載「日本国憲法のアイデンティティ」も今号からスタート。

【特集1】次の世代の民事訴訟法に向かって──現行民事訴訟法20年を契機に
特集にあたって…高田裕成
民事訴訟の審理をめぐる問題状況――現行民訴法施行20年を振り返って……垣内秀介
裁判官からみた審理の充実と促進…武藤貴明
弁護士からみた審理の充実と促進…大坪和敏
早期の情報共有と争点整理…杉山悦子
口頭主義と準備書面・陳述書の役割…越山和広
証拠法をめぐる立法・判例・理論の現状と課題…八田卓也
多数当事者論の新動向…菱田雄郷
控訴審・上告審の現状と課題…勅使川原和彦
知的財産権訴訟の現状と課題…工藤敏隆
労働審判の未来──その評価と民事訴訟制度への示唆…山田 文
〔座談会〕これからの民事訴訟法・民事訴訟法学に期待すること…伊藤 眞・秋山幹男・福田剛久
【特集2】医療における個人情報の保護と利活用のあり方──次世代医療基盤法成立をうけて
医療情報利用の法的課題・序論――特集にあたって…米村滋人
個人情報保護と医療・医学研究…曽我部真裕
次世代医療基盤法(「医療分野の研究開発に資するための匿名加工医療情報に関する法律」)の概要…岡本利久
匿名加工医療情報を用いた医学研究の可能性…黒田佑輝
次世代医療基盤法の構造と解釈問題…吉峯耕平
医療情報の利活用の今後――つくり,つなげ,ひらくための制度設計…藤田卓仙・米村滋人
〔座談会〕医療・医学研究における個人情報保護と利活用の未来──医療・医学研究の現場から
 …米村滋人・板倉陽一郎・黒田知宏・高木利久・田代志門・吉峯耕平
【新連載】日本国憲法のアイデンティティ
 …宍戸常寿・赤坂幸一・大河内美紀・西村裕一・林 知更・山本龍彦
判例詳解(最大判平成29・9・27)…只野雅人
2,933円
グローバル化の進展に伴い生じた,既存の国家とは異なる「公共空間」。第1特集では,この空間における法制度の展開や主権国家の役割等につき,国際法・国内法の視点から分析を加える。第2特集では第193回国会で成立した組織的犯罪処罰法・性犯罪に関する刑法の改正について,その概要と理論的課題を検討する。


【特集1】グローバルな公共空間と法
グローバルな公共空間における法の役割――特集にあたって…酒井啓亘・濵本正太郎・森 肇志
Ⅰ 総論的考察
私的規範形成のグローバル化がもたらす正統性問題への対応――国内公法理論からの示唆に着目して…伊藤一頼
「グローバル法」をめぐる正統性問題――エリート支配は「忘れられた人々」を生み出すか…濵本正太郎
国内法の国際法適合的解釈の意義…山田哲史
グローバル化時代における法の把握――調整理論の現代的展開…寺谷広司
グローバルな公共空間の法哲学─―その構築の試み…近藤圭介
グローバルな秩序形成への示唆――国際法と国際私法の協働をめざして…西谷祐子
Ⅱ 各論的考察
公共空間のグローバル化と国内行政法の変容─―銀行監督を手がかりとして…原田大樹
グローバル化時代における国際環境法の機能――国内法秩序の「変革・調整」による地球規模の「公的利益」の実現…児矢野マリ
商取引法の国際的統一と国内的な実施・解釈・適用─― 国際担保権に関するケープタウン条約が示す私法統一の「公法化」…小塚荘一郎
グローバル法多元主義の下での抵触法…横溝 大

【特集2】刑事立法の最新動向――組織的犯罪処罰法・性犯罪に関する刑法改正
Ⅰ 組織的犯罪処罰法改正
組織的犯罪処罰法等改正法の概要…加藤俊治
組織的犯罪処罰法の改正とその意義――条約による国内刑法の発展…今井猛嘉
組織的犯罪処罰法改正の問題点…松宮孝明
Ⅱ 性犯罪に関する刑法改正
性犯罪の罰則整備に関する刑法改正の概要…田野尻 猛
性犯罪法の改正――改正の意義と課題…角田由紀子

【連載】
現代訴訟の論点と法理論の検討…道垣内弘人・朝倉佳秀ほか
〔論究の芽〕最高裁における憲法判断の方法─調査官解説を示唆とする内在的分析の試み…木下昌彦
〔判例詳解〕最三小決平成29・2・21…松井智予
2,933円
第1特集は法哲学。現代社会が直面する多様な課題に対し,法哲学的観点から分析を加え,その理論的可能性を明らかにする。第2特集では現場での関心度も高い,教育と個人情報保護との関係を取り上げる。耳目を集めたGPS大法廷判決は,刑事訴訟法・憲法それぞれの視点からの評釈を「判例詳解」に掲載。
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【特集1】現代の法課題と法哲学の接点
 憲法を支えるもの…江藤祥平
 契約制度を支えるもの…山田八千子
 民主政を支えるもの…安藤* 馨
 自由はなぜ正当化されるのか…吉永 圭
 刑事司法における「感情」の所在──応報を中心に…橋本祐子
 マイノリティの権利…池田弘乃
 外なる他者・内なる他者──動物とAIの権利…大屋雄裕
 専門職の倫理──弁護士を中心に…石田京子
 世代間の衡平…亀本 洋
 神は国境を引くか?…瀧川裕英

【特集2】教育と個人情報保護
 教育と個人情報保護──特集にあたって…宇賀克也
 体罰・いじめ調査と個人情報保護…市川須美子
 学校と地域・関係機関の子どもの安全にかかると情報交換…野村武司

【連載】
 菅野和夫先生に聴く…菅野和夫・岩村正彦・荒木尚志
 現代訴訟の論点と法理論の検討…道垣内弘人・朝倉佳秀ほか

〔特別企画〕日仏債権法の現在…幡野弘樹・齋藤哲志ほか
〔判例詳解〕
 前橋地判平成29・3・17…淡路剛久
 最三小判平成29・3・21…稲森公嘉
2,716円
世界中で頻発するテロや自然災害。これらの非常事態に対しては,法的な対応も急務となっている。特集では,各国のテロ対策法制や,非常事態における国家緊急権のあり方とその問題点に検討を加える。新連載「現代訴訟の論点と法理論の検討」では,研究者と裁判官が,現代訴訟の抱える多様な論点について議論を交わす。
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【特集】テロと非常事態を考える
非常事態とは何か──憲法学による捉え方…高田 篤
非常事態の法理…小島慎司
戦争権限──予防国家における戦争,自衛,そして立憲主義…大林啓吾
「統治行為」諸論の批判的考察…愛敬浩二
テロと戦う論理と倫理…松元雅和
フランスにおけるテロ対策と緊急事態「法」の現況…奥村公輔
ドイツのテロ対策・予防のための法制度──「憲法の枠内」か安全の優先か…井上典之
イギリスにおけるテロ対策法制と人権──多層的人権保障システムへの新たな挑戦…江島晶子
オバマ政権下のテロ対策…長谷部恭男
韓国におけるテロ対策立法…國分典子
イラク戦争とは何だったのか──ヨーロッパから見て…遠藤 乾
イラク戦争とは何だったのか──アメリカから見て…中山俊宏
非常事態に備える憲法改正は必要か…高見勝利
【新連載】
現代訴訟の論点と法理論の検討…道垣内弘人・朝倉佳秀ほか
【連載】
菅野和夫先生に聴く…菅野和夫・岩村正彦・荒木尚志
私の三冊…大石 眞

季刊 論究ジュリストの内容

  • 出版社:有斐閣
  • 発行間隔:季刊
幅広い法分野・法事象を対象に核心にせまる理論考察を行う法律学究誌としてデビュー
重厚な特集と学術研究欄を中心に,より高度な法知識の理解と獲得に向けた,資料性の高い1冊を目指します。より掘り下げた専門知識が得られます。

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