2026年8-9月号は【かかわり合う学び・互いの良さや違いを認め合い】を特集しております。
【特集のねらい】
今、私たちの生きる世界は、かつてないほど大きな揺らぎの中にある。海の向こうで続くパレスチナやイランを巡る情勢、絶えない戦火。そして足元に目を向ければ、宮古島や八重山諸島をはじめとする南西諸島での自衛隊配備の急激な強化、緊迫する国際関係の影が、島々の静かな日常に色濃く投影されている。こうした不安定な情勢は、子ども達の心に無意識の不安を落とし、家庭や学校の風景
をも変えようとしている。
教室では、不登校や登校渋りという形での子どもたちの切実なSOS、子どもを取り巻く貧困の苦しい現状、また特別支援学級を必要とする子どもの増加など、 社会のひずみを一身に背負った子どもたちの姿がある。それに向き合う教職員たちもまた、子どもに寄り添う時間のない多忙さと苦しさ、正解のない問いの中で、心身をすり減らしているのが現状である。
しかし、先が見通せない対立と分断が深まる時代だからこそ、私たちは「子どもの生活を見つめ寄り添う」という原点に立ち返りたいと思う。そこで、「家庭・学校・地域とつながり未来をひらく」という大会テーマのもとに「互いの良さや違いを認め合い・かかわり合う学び」という特集テーマを設定した。一人ひとりの「違い」を「豊かさ」として分かち合うことは、不確実な未来に飲み込まれな
いための、最も確かな抵抗であり、希望だと考える。
本特集では、日生連が大切にしてきた生活主体としての成長を願い、二つの論文と四つの実践・コラムを通して深めていきたい。
島々を囲む海が、争いの道ではなく、対話と交流の道であるように。困難な時 代に合っても、子ども達が「自分は自分のままでいいんだ」「仲間と共に前に進むんだ」と胸を張って笑える場所を、私たちは紡いでいきたい。
【目次】
実践1/ 子どもの考えを広げる本の種まき~学級経営での実践・授業~ ●島尻千賀子
実践2/ 違いを認め合い得意を生かす学びづくり ●宮城健太
実践3/ つながりの中で育つ子どもたち ●喜舎場美也子
コラム/ 「自分っていいもんだな」と思える授業を目指して~性教育の実践から~ ●屋宜結奈
論文1/ 違いを認め合い得意を生かす学びづくり―日生連の先輩教師・鈴木孝雄と若狭蔵之助が目指したこと ●白尾裕志
論文2/互いの良さや違いを認め合い・かかわり合う学びのために ● 長堂登志子
日本生活教育連盟第77回夏季全国集会 沖縄大会 2026年基調報告(案)
◼︎ 目次配信サービス
生活教育最新号の情報がメルマガで届く♪
メールアドレスを入力して登録(解除)ボタンを押してください。
※登録は無料です
※登録・解除は、各雑誌の商品ページからお願いします。/~\Fujisan.co.jpで既に定期購読をなさっているお客様は、マイページからも登録・解除及び宛先メールアドレスの変更手続きが可能です。