配管技術 発売日・バックナンバー

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2,300円
■解説
〔設計〕
○ドローンによる3Dモデリング技術
/三機工業㈱ 石丸直・副島卓哉
既存建築物のリニューアル・改修工事における3Dモデル化が求められるなか、当社が実践するレーザースキャナと小型ドローンを併用した3Dモデリング技術についての背景、ワークフロー、実証成果、今後の展望について紹介する。
〔運転・管理〕
○シミュレーションとAIによる産業用プラントの運転支援フレームワーク
/日本電気㈱ 窪澤駿平
/大阪大学 池本隼也
ダイナミックシミュレーションとAI技術である強化学習を用いた化学プラントの運転制御について、その仕組みについて解説し、小規模蒸留プラントと大規模ボイラープラントの運転に適用した事例を紹介する。
■技術トピックス
○生成AIの品質マネジメント
/(国研)産業技術総合研究所 小西弘一・妹尾義樹・中島震・大岩寛
生成AIの品質マネジメント手法を解説する。品質マネジメントの基本的枠組みを元に、従来のソフトウェアとも、機械学習ベースのAIとも異なる生成AI固有の事情を踏まえた手法を示す。またAIの急速な発展への対処を考察する。
○これからのプラスチックのあるべき姿とは?
/山口大学 西形孝司
本稿では、プラスチックケミカルリサイクルに関する最近の動向を紹介するとともに、資源循環を指向した次世代プラスチック設計概念について紹介する。
○外観検査自動化のための合成データ活用の取り組み
/㈱IHI 大島誉寿・水山佳乃
製造業の外観検査自動化へのAI適用は,不良品の発生率の低さからデータ収集が困難である。そこで近年注目されている合成データ(Synthetic data)技術により架空の不良品データを生成し、AI学習に使用した際の有用性を紹介する。
■連載
○化学プラント材料の損傷・劣化抑制の基礎講座⑭
/中原材料技術研究所 中原正大
化学プラント材料の損傷・劣化抑制の基礎講座の第14回として、今回から何回かに分けて「腐食現象を理解するための基礎的電気化学」について解説する。今回は、その中で電位と電流の意味や平衡電位、分極の基礎について説明する。
○化学プラントの基本設計⑤
/池田和人技術士事務所 池田和人
『連載:化学プラントの基本設計(第5回)』では、バッチ式プラントの基本設計で最も重要となる「バッチスケジュールの作成方法」について解説する。
○CCPSのProcess Safety Beaconについて語る⑤・⑥
/化学工学会 SCE・Net安全研究会
AIChE CCPSが毎月発行しているProcess Safety Beaconの話題について、ベテランエンジニアを中心とした化学工学会SCE・Net安全研究会の会員たちがプロセス産業で働く現場の人たちに向けて語るプロセス安全上の経験と知恵の結晶。
■製品技術情報
○気流解析GPUクラウドシミュレータ
/三菱重工業㈱ 西川豊治
熱流体簡易・高速シミュレータを開発し、オフィスの会議室サイズの空調環境を20分程度でモデリングし、3分程度でシミュレーションすることを可能にした。LBMと有限体積法を組み合わせたシミュレーション技術と解析実施例を紹介する。
○応急復旧の初動を最短5分へ。高速接合採用の小型急速空気弁
/明和工業㈱ 本間敏行
2024年能登半島地震を契機に、災害時の断水初動対応の迅速化を目的として、小型急速空気弁「MCV-G」を開発した。既設空気弁を活用し、高速接合により最短5分での応急給水を可能とする点を紹介する。
○無償の高機能ビューアの紹介
/㈱ダイテック 横山雅司
本稿では、無償の高機能ビューア「Linx V6 ビューア」の機能について解説し、関係者間での情報共有、合意形成の実現に向けての活用事例を紹介する。
2,300円
■解説
〔運転・管理〕
○プラントの状態監視に有効な多点温度計測技術
/三菱重工業㈱ 吉田茂・森真一郎・坂口貴士・宮本大樹・河島弘毅・竹内和広
電力・化学・石油・ガス等のプラント業界では、設備の老朽化や運転員・保守員の不足といった問題に直面し、状態監視に基づく合理的な運転・保守と安定操業の維持が課題となっている。そこで当社では、プラントの状態監視に役立つ多点温度計測技術を開発した。本技術は耐熱性に優れた光ファイバ温度計を用いており、1本で多点の温度計測が可能である。実機ボイラで実施中の長期実証試験では、従来よりも低コスト・短期間で設置可能であることや定格運転中の温度分布を把握可能なことを確認し、1年以上の連続計測も達成した。今後も長期間の耐久性や計測性能の検証を継続するとともに、各種プラント設備へ適用し、状態監視・保守計画の課題解決に貢献する。
〔保守・管理〕
○AIを活用した水道設備の異常検知を実現
/㈱日立システムズ 竹之内翔太郎・亀山真也
AIを活用し通常と異なる水道設備の挙動を検知できる「AI異常検知サービス」の提供を開始。配水管などにさまざまなセンサーを設置し、遠隔でリアルタイムに監視する「CYDEEN 水インフラ監視サービス」のオプションとして、水道設備の維持管理のさらなる効率化に貢献する。本稿では、本サービスの内容や開発経緯を紹介する。
○プラント定修業務の変革に向けたデジタル技術活用の取り組み
/㈱日立ソリューションズ 小林茂樹
三菱ケミカル㈱と当社の協創により、プラント定修業務の課題を解決する予防保全進捗管理サービスを開発・導入し、現場業務の効率化と生産性向上を実現した事例を紹介する。
〔展望・解説〕
○韓国のエネルギー動向(日本と比較しながら)
/LNG経済研究会 奥田誠
石油等の化石燃料資源に乏しく、そのほとんどを輸入に依存している韓国は、日本と同様にエネルギー供給源の多様化を測ると共に、脱炭素電源である原発の拡充および水素等の新エネルギーの開発・導入を積極的に進めている。
■技術トピックス
○円柱状浮体に巻き付き回収できる水中ヘビ型ロボットの開発
/立命館大学 加古川篤
本稿では、防水シール不要なギアード電動モータで構成される水中ヘビ型ロボットの構造やヘビとウナギの二種類の遊泳方法、円柱状浮体の巻き付き把持方法について紹介する。
○透明で成形可能な板紙の創出
/(国研)海洋研究開発機構 磯部紀之
海洋プラスチック汚染を解決しうる、透明な紙板について紹介する。透明な板紙は強度・耐水性・成形性を備え、完全閉鎖型の工程で製造でき、深海を含む海洋環境で分解される「海にやさしい」新素材である。
■連載
○化学プラント材料の損傷・劣化抑制の基礎講座⑬
/中原材料技術研究所 中原正大
化学プラント材料の損傷・劣化抑制の基礎講座の第13回として、孔食、すきま腐食の局部腐食と材料の物性劣化について、寿命予測や寿命管理について事例を含め解説する。
○CCPSのProcess Safety Beaconについて語る③・④
/化学工学会 SCE・Net安全研究会
AIChE CCPSが毎月発行しているProcess Safety Beaconの話題について、ベテランエンジニアを中心とした化学工学会 SCE・Net 安全研究会の会員たちがプロセス産業で働く現場の人たちに向けて語るプロセス安全上の経験と知恵の結晶。
■製品技術情報
○水道管更新向けパイプインパイプ専用管について
/積水化学工業㈱ 元持和哉
日本全国に布設されている水道管路の老朽化によって起こる管破裂、漏水、陥没事故等の課題に対し、水道用ポリエチレン管をベースに水道管更新専用管を用いたパイプインパイプ工法について解説する。
○詰まらない水中ポンプの構成と特長
/㈱鶴見製作所 中西康介
通過粒径に依存しない総合的な指標としての”異物通過性”を向上させたノンクロッグ型スマッシュポンプとして、異物の詰まり防止や通過に対する効果とポンプ性能について紹介する。
○遮熱効果+放射冷却効果を兼ね備えた新技術塗料
/イシグロ㈱ 寳勝春菜
工場・プラント・倉庫の高温化要因と従来遮熱塗料の限界を整理し、放射冷却塗料「ラディクール」の特性・温度低減効果と適用事例を紹介する。
○ポンプ・送風機のBIMオブジェクト公開と活用への展望
/㈱荏原製作所 宇田川正臣
ポンプ・送風機BIMオブジェクト公開の背景と特長、データ整備の取組み概要について解説し、公開後の利用状況と事例、今後の展望について紹介する。
2,300円
■解説
〔設計〕
○CAEを活用したモノづくり:設計探査の活用
/㈱中北製作所 秋山善克
本稿では、製品開発競争力向上のため、CAEと最適化ソフトを用いた設計探査の活用法を解説。定性評価を重視し、寸法・位相・形状最適化を製品設計に活用した事例を紹介する。設計探査の成果を実設計に反映させるプロセスこそがモノづくりの革新のカギであることを示す。
〔保守・管理〕
○化学プラントにおける定期修理スマート化の取り組み
/三菱ケミカル㈱ 久本祐輔
化学・石油化学工場の定期修理工事では工事進捗管理、工事着工受付に多くの時間を割いていた。その課題解決のために工程管理システム導入し、業務改善を行った定期修理スマート化の事例を紹介する。
〔展望・解説〕
○多量のメタンを貯蔵して常圧で使えるグラフェンバルブカーボンの開発とその応用性
/信州大学 金子克美
高密度状態のメタンを安定的に活性炭のナノ細孔中に貯蔵できる新たなグラフェンバルブ法について紹介する。高圧ボンベと同じ機能を有するグラフェンバルブ付きの活性炭は、形状が自由で軽いカートリッジで利用できる。
○液化空気エネルギー貯蔵(LAES)技術の紹介
/住友重機械工業㈱ 梅澤剛
液化空気エネルギー貯蔵システム(LAES)は、再生可能エネルギーの変動する発電量を補完し、電力系統の安定化に寄与する技術である。本稿では、LAESの技術説明、商用実証プラントの状況、商用プラントの開発状況について紹介する。
○国際エネルギー機関(IEA)「Gas 2025(中期天然ガス市場見通し)」報告
/LNG経済研究会 大先一正
近年の国際LNG市場では、コロナ禍からの景気回復やロシアのウクライナ侵攻によって、需給が逼迫したため、価格は高い水準で推移してきた。しかし、現在では、米国、およびカタール主導の液化能力の大幅な増強により、2030年頃までの供給過剰が確実となっており、価格低下によるアジア新興国のLNG需要の一層の増加の可能性が高まっている。
■技術トピックス
○メタバースを活用した循環型社会モデルの仮想展示と有効性に関する研究
/カナデビア㈱ 浦田雅也・川端馨・山口和哉
環境負荷を軽減する持続可能な資源循環モデルを構成する当社製品・施設モデルを広く分かりやすく説明するために、3次元仮想空間(メタバース)構築した、実物大かつ仮想的に見学可能な展示システムを紹介する。
○ファストデジタルツインによる配管保全の高度化
/ブラウンリバース㈱ 金丸剛久
本稿では、既設プラントの配管保全を対象に、迅速な3Dデータ取得とVR技術を組み合わせたファストデジタルツイン手法を紹介する。現地確認や情報共有の課題を踏まえ、点検・安全管理・意思決定を支える実装例とその効果について述べる。
■連載
○化学プラント材料の損傷・劣化抑制の基礎講座⑫
/中原材料技術研究所 中原正大
化学プラント材料の損傷・劣化抑制の基礎講座の第12回として、材料の全面的減肉や局在化した減肉現象について、寿命予測や寿命管理について解説する。
○化学プラントの基本設計④
/池田和人技術士事務所 池田和人
今回の『連載:化学プラントの基本設計(第4回)』は、非定常状態の物質収支がテーマである。非定常状態の物質収支は微分方程式である。この概念は、いろいろな場面で利用できる。
○CCPSのProcess Safety Beaconについて語る①・②
/化学工学会 SCE・Net安全研究会
AIChE CCPSが毎月発行しているProcess Safety Beaconの話題について、ベテランエンジニアを中心とした化学工学会 SCE・Net 安全研究会の会員たちがプロセス産業で働く現場の人たちに向けて語るプロセス安全上の経験と知恵の結晶。
■製品技術情報
○高耐候性ポリエチレン管・継手
/積水化学工業㈱ 田中悠大
エスロン プラントハイパーBKは、耐候性・耐震性・耐薬品性・施工性に優れたポリエチレン管である。屋外でも長期間安定運用が可能で、施工・保守負担を軽減し、安全で持続可能な設備インフラに貢献する。
2,300円
■解説
〔展望・解説〕
○アンモニアガスタービン燃焼器開発向け高温・高圧・大流量燃焼試験設備
/㈱IHI 黒滝勇貴・小倉孝浩・谷田真裕 
当社は、カーボンニュートラル実現のためアンモニア利活用を推進している。本稿では、相生工場内に新設した「アンモニアガスタービン燃焼器開発向け高温・高圧・大流量燃焼試験設備」の概要を紹介する。
○カーボンニュートラル社会に向けた石炭焚ボイラにおけるアンモニア燃料転換技術の開発
/三菱重工業㈱ 羽有絵莉・上木博行・浦方悠一郎 
カーボンニュートラル実現に向けて、当社では石炭焚ボイラにおけるアンモニアへの燃料転換を可能とする技術開発を進めている。本稿では、アンモニア専焼バーナの開発、ボイラプラントの改造計画の概要について解説する。
○カナダのエネルギー動向とLNGの初輸出
/LNG経済研究会 奥田誠 
カナダは、石油や天然ガスの輸出量で世界上位となるエネルギー資源大国である。その多くは米国への輸出であるため、貿易における米国依存度が高い。2025年6月にカナダは初めてのLNG輸出を開始し、アジア向けの輸出販路の拡大を行った。
○川崎発、環境ビジネスモデル創出
/三菱化工機㈱ 山田宏一 
当社の環境対応・創エネルギー技術を活用し、共創パートナー企業・団体、行政などとの連携による社会課題解決ソリューション、およびビジネスモデルの創出を目指すプロジェクト「MKKプロジェクト」と、その取り組み事例を紹介する。
○3塔式ケミカルルーピング燃焼技術の開発
/大阪ガス㈱ 植田健太郎 
当社は、JFEエンジニアリング㈱らと共同で、バイオマスや有機廃液などから電力・水素・CO2を同時製造するケミカルルーピング燃焼技術を開発している。本稿では、そのキーとなる反応媒体開発の成果や、実証機の建設・評価計画を紹介する。
〔設計〕
○3DAモデルとPLMによる設計業務革新
/㈱中北製作所 秋山善克 
本稿では、当社で取り組んでいる3DAによる設計意図の形式知化と、PLMによるデジタルスレッドの構築による開発設計DXについて述べる。設計上流でのフロントローディングを実現し、開発工数及びコスト削減を目指す取り組みについて紹介する。
〔運転・管理〕
○ヒータを用いた管外式流速計の紹介
/東京電力ホールディングス㈱ 梅沢修一 
抜管無しに設置できる流量計が、工場等で望まれている。そこで著者らは、ヒータを用いた管外式流速計の開発を行った。構成要素が電熱ヒータや熱電対であるため、耐熱性が高い。本稿では、その原理や設置方法、発電所への適用例を紹介する。
〔保守・管理〕
○タンク壁面点検のための多連結移動ロボットの開発
/電気通信大学 田中基康
本稿では、「タンク壁面の点検」を目指して開発している磁性体曲壁面を移動する多連結移動ロボットMagSnakeシリーズについて紹介する。
■連載
○配管技術で用いる基礎知識⑨ 
/配管・バルブコンサルタント 小岩井隆 
本稿では、配管技術で必須となる知識を解説するが、続きとして「物理現象と工業単位」について、第9回は、流体の密度・分子量、単位の接頭辞、外国の単位について解説する。
■シリーズ 弾塑性サポートについて
○第4回 今後の展望(最終回)
/大阪産業大学 前川晃
最終回となる第4回では、今までの内容を振り返り、弾塑性サポートの関連研究や開発動向を俯瞰した後、今後の展望を述べた。設計基準地震動を超える地震対策として、弾塑性サポートの導入は耐震設計のレジリエンス強化が期待できる。
■製品技術情報
○ CO2固定化・資材化装置の紹介
/㈱神鋼環境ソリューション 藤原大・前田有貴・宮本義久・南淵智洋 
木質バイオマス発電により発生する燃焼灰などへCO2を固定化し、コンクリート資材などとして活用する高速炭酸化技術「Carbonel®」の概要と適用事例を示し、商用化したユニット装置について紹介する。
○現場主導で3Dデータ化、情報連携・運用するために
/ミルトス㈱ 新田栄二
BIM/CIMシステムを円滑に運用するには、現場での3Dデータ取得、情報共有が重要。多忙な現場で更なる3D情報を収集する為には手軽な端末で広範囲のスキャンデータ取得が鍵となる。今回はiPhone/iPadとアプリを連携して広範囲エリアを一度にスキャンできるDot3Dシリーズをベースに紹介する。
○工期短縮、耐久性向上を可能にした超速乾ポリウレア樹脂による吹付工法
/金森藤平商事㈱ 太田浩平 
ポリウレアとは、2種の樹脂素材の化学反応で生成されるウレア結合を基本とした樹脂化合物である。防水性、耐薬品性、耐摩耗性、防食性に高い能力を発揮し、様々な用途で対象物を保護する次世代のライニング材について紹介する。
2,300円
■解説
〔設計〕
○設計想定を超える地震荷重を想定した配管エルボの損傷モード
/(国研)日本原子力研究開発機構 滝藤聖崇・奥田幸彦
/東京都市大学 中村いずみ
/東京電機大学 古屋治
自然事象起因の産業事故リスク評価のため、設計を超える事象下のプラント配管要素を対象に、加振試験で得られた損傷モードを紹介する。
○ベローズ型伸縮管継手の最適選定及び地震対策製品の紹介
/㈱テクノフレックス 西村剛史
配管の耐震継手として有効なベローズ型伸縮管継手にはいくつもの種類がある事から、用途・設置環境に合わせた選択方法を選定フローチャートと製品の特長、イラスト画、写真を交えて分かり易く紹介する。
〔施工〕
○傾斜計を用いた配管自動溶接機
/㈱IHI 加藤明
裏波溶接を実現する配管自動溶接機(MAG)の技術開発について、傾斜計を用いた高度な制御方式や、現場適用性向上の取り組みを紹介する。
○現場特化型ポータブル蓄電池の配管工事への適用と評価
/東邦ガスネットワーク㈱ 北野哲司
/東邦ガステクノ㈱ 尾崎紅羽
/㈱アスリテラ 田丸智博
/㈱山田商会 迫和博・岩﨑孝哉
配管工事の電源選定における品質、作業効率、安全性、経済性という新たな視点と、それらを満たす現場特化型蓄電池の概要について解説し、E Fコントローラ等との通電試験を通じてその適用性と有効性を評価した結果を紹介する。
○SUS304の裏波溶接におよぼす N2バックシールドの影響
/㈱高田工業所 中野正大・山口ちひろ・浜田宏昭・小出鷹史・戸田海人
SUS304の裏波溶接を行う際に使用するバックシールドガスにおいて、Arよりもコストの低減ができるN2を使用した場合の溶接継手性能・ガス置換挙動・溶接作業性について、新たな視点で評価した結果を紹介する。
〔展望・解説〕
○原子力発電の動向②
/LNG経済研究会 奥田誠
AI(人工知能)の拡大などに伴い、電力需要は今後大きく増加すると予測されている。これに対し、近年原発の役割が再見直しされ、安全性確保を前提に既存原発の運転期間延長やSMR(小型モジュール炉)等の次世代型原子炉の開発及び実証が盛んに行われている。
■技術トピックス
○牛のゲップによるメタンガス排出削減に向けた「カギケノリ」の生産研究
/高知大学 平岡雅規・菅原拓也
/㈱サンシキ 渡部勇哉
反芻動物から排出されるメタンガスを削減する海藻カギケノリの生産研究について解説し、全国に普及している高知大学の海藻陸上生産技術と海藻基盤の環境産業振興プロジェクトを紹介する。
■連載
○化学プラント材料の損傷・劣化抑制の基礎講座⑪
/中原材料技術研究所 中原正大
化学プラント材料の損傷・劣化抑制の基礎講座の第11回として、前回の連載に続き炭素鋼製設備の保温材下腐食(C U I)について、その発生防止方法を設計段階、設備管理段階に分けて解説する。
○配管技術で用いる基礎知識⑧
/配管・バルブコンサルタント 小岩井隆
本稿では、配管技術で必須となる知識を解説するが、続きとして「物理現象と工業単位」について、第8回は、温度、湿度、熱と仕事量、電気、防爆、及び音圧レベルについて解説する。
○化学プラントの基本設計③
/池田和人技術士事務所 池田和人
今回の『連載:化学プラントの基本設計(第3回)』は、物質収支と熱収支がテーマである。本文に提示された問題に是非トライしていただきたい。
■製品技術情報
○次世代の熱対策技術が切り拓く産業の未来
/㈱最上インクス 福田真弘
巻冷-MAKUREIの概要と冷却性能向上の仕組みを解説し、㈱INPEX JAPANでの導入事例を紹介する。既存設備への後付けによるコスト最適化と熱課題解決の可能性を示す。
○非接触・リアルタイムで実現す る金属表面洗浄度検査技術
/ホロニクス・インターナショナル㈱ 高橋邦明
あらゆる製造現場で金属加工品の洗浄度を非接触・リアルタイムで定量化できる表面洗浄度検査装置SQMXの開発背景、他検査技術との比較、導入事例を紹介する。
2,300円
■解説
〔設計〕
○埋設パイプラインの耐震設計について
/ ㈱INPEX 田中俊哉
埋設パイプラインの耐震設計について、二段階設計、応答変位法、要求性能と許容等基本的な考え方を述べた後、代表的な基準・指針の概要を説明し、今後の課題を整理する。 
〔施工〕
○半自動 耐火被覆吹付ロボット
/清水建設㈱ 横井秀平
耐火被覆工事で過酷作業である半乾式吹付ロックウール工法の吹付作業の効率化、作業負荷の低減、人員不足を目的に耐火被覆吹付ロボットを開発した。ロボットの概要、特徴、新たに開発した2号機の改良点について紹介する。 
〔保守・管理〕
○振動応答を用いた配管閉塞の監視
/東京大学 木崎通・劉佳慧
多点振動計測からモード形状と共振周波数を抽出し、ランダムフォレストで配管閉塞の位置・進行度を自動推定する方法を紹介する。提案手法について実験とFEMで有効性を検証した。 
○都市の重要な構成要素の一つである上下水管路にAI診断技術がもたらすパラダイムシフトへの期待について
/前田建設工業㈱ 中村知弥
全国の発生事象と環境ビッグデータから余寿命を捉える新たな管路AI劣化診断のアプローチを実現し、増大する老朽管のリスク・更新課題へどう向き合ってゆくのか、テクノロジーの可能性と展望を紹介する。 
〔展望・解説〕
○原子力発電の動向①
/LNG経済研究会 奥田誠
福島原発の爆発事故以降に安全性リスクに係る懸念から停滞気味であった原発が、近年のエネルギー供給リスクやAI等拡大による電力需要の増加に対応する安定電源確保のために、原発が再見直しされ、再稼働や新設の動きが世界的に広まりつつある。
■技術トピックス
○電力保守分野におけるデジタル変革
/㈱日立パワーソリューションズ 森脇紀彦
スキルや知識を有する熟練労働者の引退に伴う知識喪失の危機感が高まる一方で、生成AI等のデジタル技術の効果的な活用に期待が寄せられている。本稿では、電力関連保守業務に関するAI活用の取り組みについて述べる。 
○次世代AI設計ソリューションが切り拓く建築設計の新時代
/㈱ニュウジア 柏口之宏
AI建築設計ドローの開発背景、システム構成、導入による効率・品質・コスト改善の事例を紹介し、今後のAICAD進化と建築業界変革の展望を解説する。 
■連載
○配管技術で用いる基礎知識⑦
/配管・バルブコンサルタント 小岩井隆 
本稿では、配管技術で必須となる知識を解説するが、続きとして「物理現象と工業単位」について、第7回は、流量、圧力損失、および温度について解説する。
○化学プラント材料の損傷・劣化抑制の基礎講座⑩
/中原材料技術研究所 中原正大
化学プラント材料の損傷・劣化抑制の基礎講座の第10回として、各化学プラントで共通性の高い材料損傷の中で、保温材の施工されている炭素鋼製設備の外面腐食(CUI)について、その発生要因について紹介する。 
■シリーズ 弾塑性サポートについて
○第3回 必要な支持力と減衰を持つ弾塑性サポートの概念設計
/大阪産業大学 前川晃
配管の地震時の反力を受けて弾塑性応答をする弾塑性サポートの適切な設計を容易に行うために、新しいタイプの弾塑性サポートを提案した。設計線図を示し、幅広い支持荷重と支持変位に対応できることを示した。弾塑性地震応答解析から応答低減効果を確認した。 
■製品技術情報
○耐酸性ふっ素系エラストマーシール製品の紹介
/㈱バルカー 西原亮平
昨今の市場の発展により、ユーザー各位で開発されている機器の高性能化が進んでいる。それに伴い、シール材の高性能化も必要となっている。本稿では酸環境下での使用に適したふっ素系エラストマーシール製品のTOUGHUORO®-AC85を紹介する。 
○有機溶剤フリーの織布ガスケットシリーズについて
/ニチアス㈱ 樋口誠也 
従来の織布ガスケットの製造工程上では、有機溶剤が使用されており、作業者や周囲環境への負荷があった。今回、有機溶剤のフリー化を達成した環境配慮型マンホールガスケットを紹介する。
■解説
〔展望・解説〕
○「LNG産消会議2025」と討議資料「世界のLNG市場動向」報告
/LNG経済研究会 大先一正
経済産業省と国際エネルギー機関(IEA)の共催による「LNG産消会議」が、6月20日に東京ビッグサイトで開催され、世界の主なLNG輸出入国の代表により討議資料「世界のL N G市場動向」を踏まえた議論が行われた。そのため、本稿では会議の成果をまとめた共同議長要約と討議資料の内容を報告する。 
○水素燃料によるタイヤ製造の脱炭素化の課題と将来展望
/住友ゴム工業㈱ 中田延明 
脱炭素化の推進に向けて、現在国内最大規模となる水素への燃料転換について説明するとともに、2025年から実施している再生可能エネルギー由来の水素製造や、地域連携による水素燃料の課題についても紹介する。
〔設計〕
○管内の気泡流中における圧力波の減衰
/筑波大学 渡部健人・金川哲也 
管内を、気泡を含む液体が流れており、そこを伝わる圧力波の減衰を調べた。結果、管が縮小するときは波の振幅が増幅し、拡大するときは波が減衰することが理論的に示された。その重要なパラメータは断面積の変化率であった。
○マニフォールドトレースシステム
/㈱テイエルブイ 山本滉 
従来のスチームトレースが抱える課題を整理するとともに、その解決策としてマニフォールドを活用したトレースシステム、およびトラップモニタリングを併用したトレースシステムを紹介する。
〔施工〕
○新たな経年ガス管(小口径)の非開削更生工法
/東邦ガスネットワーク㈱ 北野哲司・松井宏太
/㈱スリーボンド 本木督和・長柄達也
/東邦ガステクノ㈱ 永井信行 
経年ガス管対策として、非開削で施工可能なA-プラスライニング工法を開発した。水と接触しても発泡しない新開発のウレタン樹脂により、保形性と柔軟性の両立を実現。 40年の長期信頼性を確認した。
〔運転・管理〕
○システム操作ログからオペレーターのノウハウを可視化する「操作ログドリブン開発技術」
/三菱電機㈱ 大澤奈々穂・鍵本麻美・山本南美・ジョージ フェリックス・大崎雅代・上野洋平 
公共インフラの運転管理・維持管理業務における技術継承やDXシステムの開発期間短縮を目的として、システムの操作ログを解析・可視化しオペレーターのノウハウや暗黙知を抽出する技術を開発した。
○管路更新計画策定支援システム
/㈱クボタ 小林優一・金子正吾・四方惟武希 
老朽化が進む水道管路を適切に更新し、その機能を維持し続けるためには効果的な管路更新計画の立案が必要である。本稿では、当社がAI技術等を用いて開発した管路更新計画支援システムについて解説する。
■技術トピックス
○統合生産制御システム50年の歴史と今後の展望
/横河電機㈱ 塩野敏泰・横須賀拓也 
CENTUMは分散形制御システムとして、当社が世界で初めて発表し、今年で50周年を迎えた。CENTUMが歩んできた進化の歴史と、将来像である「CENTUM Future」、そして2025年7月にリリースしたCENTUM VP R7の概要、今後の展望に関して紹介する。
■シリーズ 弾塑性サポートについて
○第2回 弾性サポートとの比較および荷重低減効果
/大阪産業大学 前川晃 
弾塑性サポートを用いた配管設計について、サポート構造が崩壊しない範囲での弾塑性設計の有効性について考察した結果を報告する。有効性については、耐荷重容量と減衰付与の二つの観点から考察した。
■連載
○化学プラントの基本設計②
/池田和人技術士事務所 池田和人
社長のあなたは、初期投資額100億円、設備稼働後に得られる税引前利益10億円のプラント建設を実行しますか、それとも断念しますか。今回は、社運をかけた巨額の設備投資の意思決定手法として、「投資採算評価手法」について解説する。
○配管技術で用いる基礎知識⑥
/配管・バルブコンサルタント 小岩井隆
本稿では、配管技術で必須となる知識を解説するが、続きとして「物理現象と工業単位」について、第6回は、圧力に関わる真空、及び時間、管内の流量と流速について解説する。 
○化学プラント材料の損傷・劣化抑制の基礎講座⑨
/中原材料技術研究所 中原正大
化学プラント材料の損傷・劣化抑制の基礎講座の第9回目として、各化学プラントで共通性の高い材料損傷の中で、ステンレス鋼製装置・配管の外面からの応力腐食割れ(ESCC)について、その事例、現象の特徴、発生可能性部位絞り込みの視点、および抑制策について紹介する。 
■製品技術情報
○AIと自動ルーティングで切り拓くプラント設計の未来
/㈱Arent 三木武人
3D CAD「PlantStream」の自動ルーティングとAI機能を活用し、プラント初期設計の迅速化・高度化を実現。新エネルギーや建屋プラントでの活用事例と最新のAI機能、プロジェクト管理手法を紹介する。 
○熱交換器用コルゲート管の製造技術
/㈱UACJ 張世良 
本稿では、熱交換器用コルゲート管の製造技術を整理し、技術開発の進展を紹介する。コルゲート管は伝熱性能を向上させ、持続可能なエネルギー利用に貢献する重要な技術である。
■展望・解説
○国際ガス連盟(IGU)「世界LNG年報2025年版」報告
/LNG経済研究会 大先一正 
2024年のLNG貿易量は、米国等での液化基地の工事遅延等により輸出の伸びが少なかったため、前年比2.4%増の4億1,124万tにとどまった。地域別には、欧州の輸入量は約2,000万t減ったが、アジアでは2,200万t以上増え、その他地域も増えたため、需給バランスは年末に向けてタイト化し、スポット価格は上昇したが、大きな波乱はなかった。
○水素の普及拡大に向けた取り組み
/東邦ガス㈱ 天野志保・三治祐也
当社は水素の普及拡大を目指し、水素サプライチェーンの構築に向け、製造、供給、利用、それぞれの領域において多面的な取り組みを進めてきた。本稿では、それぞれの分野での取り組みを抜粋して紹介する。 
■運転・管理
○多リンク型飛行ロボットによる高所バルブの自動開閉技術
/東京大学 趙漠居
プラントに多数設置される手動バルブの操作負担を軽減すべく、空中からバルブを把持・開閉できる多リンク型飛行ロボットを提案した。この独自のロボット技術の概要について解説し、実環境に近い実証実験の結果について紹介する。 
○膜と吸着を組み合わせたハイブリッド型CO2分離回収装置
/JFEエンジニアリング㈱ 奥山契一
燃焼排ガスからCO2を分離回収するため、膜分離と物理吸着の優位点を組み合わせたハイブリッド型システムを開発した。CO2を99.5%以上に濃縮できるこの技術の概要を紹介する。
○大規模プラントの監視・診断手法と適用事例
/㈱TMEIC 新居稔大・齋藤亮・久保直博・今成宏幸
大規模プラントである鉄鋼熱間圧延ラインを例に、設備故障やプラント性能低下を検知し、原因を特定する監視・診断システムの構成方法を解説する。特に、中核技術であるプロセス監視・診断技術の詳細と適用事例を紹介する。 
■保守・管理
○宇宙からの漏水調査について
/(一財)リモート・センシング技術センター 奥村俊夫
/㈱ASTRONETS 鈴木直也
本稿では、人工衛星SARデータとAI解析を活用した漏水検知技術の概要と、自治体での実証事例、今後の展開について紹介する。 
○レーザークリーニング技術による鋼構造物の塗膜除去
/(一社)日本パルスレーザー振興協会 細田武
本稿では、パルスレーザーを採用したレーザー工法による塗膜除去での粉じん量、および清浄度の検証結果を報告する。 
■技術トピックス
○各種溶接法による球状黒鉛鋳鉄溶接部の強度特性の比較
/職業能力開発総合大学校 髙橋潤也・朝長直也・藤井信之 
/高度ポリテクセンター 本多弘範
/中部電力㈱ 深瀬敦史
近年、経年劣化による配管の破損に伴う災害事例をよく耳にする。その対策として、ねずみ鋳鉄から高強度の球状黒鉛鋳鉄への交換工事が進められているものの、膨大な配管と費用のため作業は進んでいない。球状黒鉛鋳鉄は炭素含有量が高いため、溶接部は硬化し脆くなり易い材料である。ここでは4種類の溶接法、9種類の溶接材料を適用し、硬さ、引張強度、曲げ、作業性、効率、経済性について定量的に比較、検討している。
○水素エネルギー活用促進につながる試験機の開発
/リックス㈱高温水素クリープ試験機プロジェクトチーム
カーボンニュートラル実現に向け、水素エネルギー活用が重要となるが、その際に高温水素下での材料評価が喫緊の課題である。リックス㈱と九州工業大学は、このニーズに応えるため、従来より低コストで利用可能な高温水素対応クリープ試験機を開発した。これにより、試験のスピードアップにつなげ、水素エネルギー関連産業の発展と地域経済の活性化に貢献することを目指している。 
○昆虫触角を活用した匂い追跡ドローン―災害対応・インフラ点検への応用展望
/信州大学 照月大悟
匂い追跡ドローンは、昆虫触角をセンサとして利用することで、高度な匂いナビゲーション能力を実現した。これにより画像・音響センサが機能しにくい環境でも匂い検知が可能となり、迅速な救助活動や効率的なインフラ点検への応用が期待される。 
■連載
○化学プラント材料の損傷・劣化抑制の基礎講座⑧
/中原材料技術研究所 中原正大
化学プラント材料の損傷・劣化抑制の基礎講座の第8回目は、各化学プラントで共通性の高い材料損傷の中で、SUS304など汎用のステンレス鋼製熱交換器の冷却水環境からの応力腐食割れについて、その特徴、発生要因および抑制策について紹介する。
○配管技術で用いる基礎知識⑤
/配管・バルブコンサルタント 小岩井隆
本稿では、配管技術で必須となる知識を解説するが、続きとして「物理現象と工業単位」について、第5回は、圧力に関わる大気圧、血圧、水中の圧力、呼び圧力、真空について解説する。
■製品技術情報
○冷凍マグロ脂のりの自動検査装置
/ソノファイ㈱ 中田英輔 
冷凍マグロの脂のりを非破壊かつ自動で検査可能な装置「ソノファイT-01」の開発経緯と構造、AIや超音波による技術的特徴、今後の応用展望について紹介する。
○配管検査ロボットの紹介
/日鉄パイプライン&エンジニアリング㈱ 中澤良太 
ガスパイプラインの健全性調査において、従来の検査ピグの適用が困難なパイプラインの検査を目的として開発された自走式検査ロボットPipe Explorerについて紹介する。
■解説
〔展望・解説〕
○水素社会実現に向けた取り組みについて
/大阪市環境局 田中邦治 
カーボンニュートラル社会実現のためのキーテクノロジーである水素の利活用拡大に向けて、大阪市では、集積産業のポテンシャルを活かした産官学連携による新たな技術の実証などの取り組みを進めている。また、現在開催中の 2025年大阪・関西万博では、水素社会の実現に向けた取り組みを加速させる絶好の機会である。大阪市の水素社会実現に向けた取り組みを紹介する。
○水素製造用水電解技術の取り組み
/旭化成㈱ 塚原祐介・内野陽介 
水素製造用の水電解技術について、主要技術の比較およびアルカリ水電解の特徴を解説し、当社が開発する大型アルカリ水電解システムの概要および実証結果、今後の事業展望について紹介する。
○高強度鋼の水素脆化抑制のための水素評価技術と材料設計技術
/㈱神戸製鋼所 河盛誠・平松巧也・衣笠潤一郎・安居尚志・高知琢哉 
/㈱コベルコ科研 藤田陽介
鋼の高強度化は、軽量化によるCO2排出量削減や材料使用量削減に貢献し、環境負荷の低減に有効である。本稿では、高強度鋼の課題となる水素脆化の抑制のための水素評価技術と材料設計技術の開発事例について紹介する。
〔設計〕
○レーザ肉盛加工によるストーカ式焼却炉火格子の長寿命化技術
/荏原環境プラント㈱ 松本祐太郎・香島正実 
ストーカ式焼却炉の火格子へのレーザ肉盛技術を開発した。2年間の実証試験ではレーザ肉盛層に損傷がなく、火格子の質量減少量を1/3以下に抑制した。大幅な設備改造不要で火格子寿命3倍以上、ライフサイクル全体のCO2排出量1/3以下の技術について紹介する。
○管継手の耐圧性能と肉厚設定
/㈱ベンカン機工 吉本実始
管継手の耐圧性能について、塑性域ベース(破裂試験)の管継手規定と弾性域ベースの鋼管規定と関係を中心に解説する。 
〔施工〕
○優れた防護性能と現場作業性を両立したポリエチレン管用防護材の開発と実用化
/東邦ガスネットワーク㈱ 北野哲司
/東邦ガステクノ㈱ 川島尊信
/大東電材㈱ 香川健太郎
新たに開発したポリエチレン管用他工事損傷防止防護材について、その構成部材仕様、要求性能と評価結果、および現場での実用性について検証した結果を紹介する。 
■技術トピックス
○各種溶接法によるねずみ鋳鉄溶接部の強度特性の比較
/職業能力開発総合大学校 髙橋潤也・朝長直也・藤井信之
/㈱ トヤマ 市川拓 
ねずみ鋳鉄は炭素含有量が多いため、その溶接部は硬化し脆くなり易い材料である。そのため、ねずみ鋳鉄の溶接に関する多くの研究が行われてきた。しかしながら、ねずみ鋳鉄に異なった溶接法、溶接材料を適用し溶接部の性質を比較した報告は無い。本稿では、4種類の溶接法、8種類の溶接材料を適用し、硬さ、引張強度、衝撃値、作業性、作業効率について定量的に比較、検討している。
○新しい鉄触媒によるアンモニアの低温・低圧合成
/東京科学大学 原亨和 
Haber-Bosch(HB)プロセスでのエネルギー消費の削減には、低温・低圧で高い性能を示す触媒が必要である。しかし、100年以上前に設計された鉄触媒に勝る触媒を開発することはできなかった。本稿では、この課題を克服する触媒を紹介する。
■連載
○化学プラント材料の損傷・劣化抑制の基礎講座⑦
/中原材料技術研究所 中原正大 
本稿では、基礎講座の第7回として、化学プラントで共通性の高い、炭素鋼製多管式熱交換器の冷却水側からの孔食状腐食について、その発生機構、発生要因、その抑制法について紹介する。
○配管技術で用いる基礎知識④
/配管・バルブコンサルタント 小岩井隆
本稿では、配管技術で必須となる知識を解説するが、続きとして「物理現象と工業単位」について、第4回は、圧力のあらましを紹介する。圧力(静圧と動圧)、差圧、水頭及びゲージ圧と絶対圧について解説する。 
○化学プラントの基本設計①
/池田和人技術士事務所 池田和人 
プラント建設は、巨額の資金を調達し、社運をかけて行う投資事業である。よって、基本設計者は、その本旨を知らなければならない。シリーズ第1回の本稿では、白紙の状態からプラントを造る前提で、意思決定の流れと基本設計の役割を述べる。
■製品技術情報
○自律型・品質管理を目指すAI品質ナビゲーションシステム
/アズビル㈱ 岩下聡 
持続可能な社会と人の心的豊かさの実現に向けた自律化システムのコンセプトを紹介し、品質管理業務を支援する AI品質ナビゲーションシステム「Deep Anchor」の機能と価値について解説する。
○ハウジング形管継手について
/日本ヴィクトリック㈱ 舩越功睦 
汎用パイプジョイントとして世界中で使用されるハウジング形管継手はその施工性から人手不足や環境負荷低減にも寄与する。本稿では、当社製品であるヴィクトリックジョイントについて、その構造や機能、種類について紹介する。
2,300円
■解説
〔展望・解説〕
○石炭火力発電などの動向について
/LNG経済研究会 奥田誠 
脱炭素化に向け最も使用を削減すべきとされる石炭に関し、トランプ大統領は、米国内の石炭産業を支援し、石炭火力発電所の維持・拡大を目指す大統領令を4月に発した。本稿は、石炭火力発電などに係る内外の状況について概説する。
〔設計〕
○バイオマスガス化発電の運用に関する研究
/足利大学 出井努
本研究では、当学開発の20k W Uフロー型バイオマスガス化装置を用い、発展途上国農村向け発電システムを検討した。タール対策にロータリーエンジンを採用し、木質バイオマス燃料で性能と入出力エネルギーを評価した。最大6時間連続発電が可能で、3,200rpm時に冷ガス効率79.8%を達成。燃料消費率は回転数に依存し、エネルギー収支は 2.72であった。熱エネルギー回収により更なる効率向上が期待される。 
○高圧ガス配管のFEM解析
/㈱高田工業所 永田智徳
高圧ガス配管等の圧力設計を行う際、規格に適用がない形状で手計算では困難な場合、実験もしくは応力解析により実証しなければならない。そのため、FEM解析を実施したので、その解析手法や解析結果等について紹介する。 
○ベローズ型伸縮管継手の最適選定と耐震性能
/日本ニューロン㈱ 西勇也 
ベローズ型伸縮管継手の選定方法として様々な型式を紹介するとともに、既往設計法について、規格計算式の技術的根拠を解説する。また規格には明記されていないベローズの耐震性能について、最新の研究成果を紹介する。
〔運転・管理〕
○汎用目的AIのプラント制御への適用と化学プラントの省エネルギーオペレーション
/横河デジタル㈱ 小渕恵一郎 
YOKOGAWAは、生産に関連する様々な製品群を提供してきた。2013年ごろからプラントに対するA I技術適用を開始、2023年にプラント運転に正式運用可能レベルまで進化させた。その詳細を事例にもとづき説明する。
○運転員の多様化に応える補助具の開発
/法政大学 山田泰之
石油精製プラントの運転員は、女性や60歳以上の割合も増加して多様化している。このような状況の中、作業の軽労化、省力化を目指して補助具を開発した。 
○船上アンモニア燃料ハンドリングシステムの概要
/三菱造船㈱ 清野龍 
舶用燃料としてのアンモニアの特性と、船上ハンドリングの重要課題を解説し、アンモニア燃料供給システムとアンモニアガス除害システムの機能概要、および当社の統合システムMAmmoSS®を紹介する。
〔保守・管理 〕
○デジタル画像相関法およびアコースティックエミッション法を用いた
塗膜下腐食の早期検出手法の比較
/明治大学 松尾卓摩
塗膜下腐食を早期発見する技術として、デジタル画像相関(DIC)法及びアコースティックエミッション(A E)法を用いた手法について検討した。二種類の試験片を用いて、両手法での塗膜下腐食検出可否及び検出タイミンングを比較した。 
■技術トピックス
○SAF(持続可能な航空燃料)導入の動向と促進策について
/(国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構 矢野貴久 
国内外で開発と実用化が進んでいるSAF(持続可能な航空燃料)について、その導入の背景、燃料規格・認証制度の概要、製造・供給における課題と展望、導入促進策について紹介する。
○CO2を吸収・固定化した炭酸カルシウム粉末を用いた
カーボンネガティブコンクリートの取り組み
/西松建設㈱ 髙木雄介 
セメントの使用量を大幅に削減し、CO2を吸収した材料をコンクリートに固定化させることで、材料由来のCO2排出量がマイナスとなる、カーボンネガティブコンクリートの基礎的な試験結果を紹介する。
○中小口径を対象としたパイプ・イン・パイプ工法
/㈱栗本鐵工所 宮里昭太朗 
人が管内に入って作業することができない中小口径管を対象とした管更生工法として、FRPM管を用いたパイプ・イン・パイプ工法であるL-PIP工法を開発した。本稿では、模擬管路での施工性確認結果と配管手順の一例を紹介する。
■連載
○化学プラント材料の損傷・劣化抑制の基礎講座⑥
/中原材料技術研究所 中原正大
化学プラント材料の損傷・劣化抑制の基礎講座の第6回目として、各化学プラントで共通性の高い材料損傷についてと、化学プラントの冷却水処理の特徴について解説する。 
○配管技術で用いる基礎知識③
/配管・バルブコンサルタント 小岩井隆
本稿では、配管技術で必須となる知識を解説するが、その始めとして、理解や技術計算などに必要な「物理現象と工業単位」について解説する。第3回は「物理現象と工業単位」で重さ、力、応力、トルク、及び圧力を紹介する。 
■シリーズ 弾塑性サポートについて
○第1回 弾塑性サポート設計の概要
/大阪産業大学 前川晃
弾塑性サポートとは、弾性域だけでなく塑性域での使用を許容した配管支持構造物のことである。部材の塑性変形に基づくエネルギー吸収効果により地震応答を低減できる。弾塑性サポートについて、目的や特長、設計の概要について説明する。 
2,300円
■解説
〔展望・解説〕
○インドのエネルギー事情とLNGを巡る動向
/LNG経済研究会 大先一正 
2023年に中国を上回る世界最大の人口大国になったインドは、世界第3位のエネルギー消費大国でもあり、国内に豊富に賦存する石炭の消費量を増やしている。一方、インドは2030年までに天然ガスのシェアを現在の3%から15%への引き上げを目標とするとともに、2070年には温室効果ガス(GHG)排出量をゼロとすることを宣言しており、世界第4位のLNG輸入量の一層の増加が見込まれている。
○「配水管工技能講習会」の新たな取り組み
/(公社)日本水道協会 並木武史 
当協会で実施している「配水管工技能講習会」について、講習会開催までの経緯、講習会の内容、新たな取り組みとして民間施設を利用した講習会の新規開催を紹介する。
○新規な高効率水素製造法:室温での反応の実現
/広島大学 齋藤健一 
金属ナノ粒子合成中に、容器が天井に吹き飛ぶ程の大量の水素生成を偶発的に見出した。安全な実験条件を探し、実験・理論の両面からメカニズムを研究したところ、新規な水素製造法の発見と確認された。その詳細を紹介する。
○ CO2と水から作る合成燃料
/(国研)産業技術総合研究所 望月剛久 
カーボンニュートラルの実現に向け、SOEC共電解とFT合成を組み合わせたCO2と水からの液体合成燃料一貫製造技術を開発し、10kW級ベンチ装置により国内で初めて連続製造に成功した。
〔運転・管理〕
○プラントデータの一元化による製造業務の効率化
/出光興産㈱ 秋山成樹
/Cognite㈱ 東野慎 
出光興産はプラントデータのサイロ化解消と運用保守効率化のためCognite Data Fusionを導入し、プラントデータの一元化による製造業務の効率化を進めている。本稿ではその取り組み事例を紹介する。
○化学工場・プラントの事故に学ぶ本質的原因の探究と管理・指導側が講じるべき安全対策
/半田化学プラント安全研究所 半田安
化学工場で起こる事故の原因は直接原因だけではない。間接原因の中に事故の本質が隠されていることが多い。本稿では重大事故事例をいくつか紹介しながら、重大事故の背景にある事故の本質を紹介する。 
〔保守・管理〕
○横浜市水道局における配水ポンプ場の遠隔巡視に向けたICT活用の取り組み
/横浜市水道局 小林貴
ICTを活用した効率的かつ持続的な設備の維持管理方法を確立することを目的に、配水ポンプ場で遠隔巡視実証試験を実施したので、その成果等について紹介する。 
○発電用プラント配管における溶接熱影響部の余寿命推定に関する検討
/大阪公立大学 生島一樹・柴原正和 
大規模非線形構造解析技術を用いた発電用プラントの配管のクリープ疲労余寿命の予測の技術について解説し、これを応用したデジタルツインモデルの構築事例について紹介する。
○経年化学プラント設備の保全計画と腐食への対応
/Tesoro山本技術士事務所 山本宝志
プラント設備の経年劣化対策を念頭に置いた設備管理手法の一つであるリスクベースメンテナンス(RBM)を概説し、筆者の専門且つ代表的な劣化モードである腐食のメカニズムとその検査方法及び、緩和・抑制策について紹介する。 
■技術トピックス
○BWRプラントの再稼働支援への取り組み
/三菱重工業㈱ 高永恭平
2030年温室効果ガス排出量46%削減を達成するために、当社はBWR再稼働を支援しており、PWR再稼働支援の知見・経験を活かして、新規制基準に適合すべく取り組んでいるBWRプラントの安全対策工事の事例・技術を紹介する。 
○循環型農業アクアポニックスの魅力とは?
/㈱アクポニ 濱田健吾
ものづくり企業が相次ぎ参入するアクアポニックス(水耕栽培と陸上養殖を同時に行う循環型の食料生産システム)について解説し、その価値、今後の展望について紹介する。 
■連載
○化学プラント材料の損傷・劣化抑制の基礎講座⑤
/中原材料技術研究所 中原正大
本稿では、設備診断の第3回として、実際の材料損傷や劣化の外観や断面の写真からどの様な診断が可能かについて、幾つかの写真例を基に解説を加える。診断をする際の参考にしていただきたい。 
○配管技術で用いる基礎知識②
/配管・バルブコンサルタント 小岩井隆
本稿では、配管技術で必須となる知識を解説するが、その始めとして理解や技術計算などに必要な「物理現象と工業単位」について解説する。前回に引き続き第2回も「物理現象と工業単位」の歴史を紹介する。
2,300円
■解説
〔設計〕
○高低温水合流部の熱疲労評価手法の高度化に向けた取り組み
/㈱原子力安全システム研究所 三好弘二
プラント配管の高低温水合流部では温度ゆらぎによる熱疲労リスクがある。本稿では、逆流現象を考慮した熱疲労評価手法の高度化に向けた検討状況を紹介する。 
〔施工〕
○既存円形鋼管部材を対象とした現場溶接を必要としない接合工法
/㈱コンステック 津之下睦 
既存円形鋼管部材に新設部材を取り付ける際、現場溶接を必要としない接合工法について、工法の概要と特長、施工手順を紹介する。
○改修・リニューアル工事の業務効率化を目的とした3Dカメラの活用
/ダイダン㈱ 岡本崇利 
市販のカメラを用いて現場の景観を画像や点群から3Dモデル化し、様々な活用を通じて業務の効率化に繋げた事例と新たな取り組みについて紹介する。
○初島地区海底送配水管布設替工事の紹介
/三井金属エンジニアリング㈱ 中谷厚士
離島地域への海底送水管は布設後40年を経過しているところもあり、安定した水供給を持続するための更新計画が必要となっている。今回更新事例として静岡県熱海市初島地区への送配水管布設替工事を紹介する。
■技術トピックス 
○鋳物の溶接について
/コベルコ溶接テクノ㈱ 秋山了亮 
鋳物の代表的な種類と溶接性、施工方法について解説し、鋳物の種類を見分け方の一例を紹介する。
○高水圧技術を活かした「チューブハイドロフォーミング」
/㈱山本水圧工業所 田中守 
人と水は、太古からつづくかけがえのない関係を保ている。本稿では、創業以来高圧技術をコンセプトに圧力を活かした製品群より、「水圧による塑性加工」ハイドロフォーミングの加工例による特徴、種類、装置構成を紹介する。
○非認知能力がもたらす新たなデジタル化の地平
/㈱野村総合研究所 槇克久 
近年改めて注目されている「非認知能力」について、デジタル技術の進歩により、その能力を測定・可視化する手法が発展してきている。本稿では、企業の人材採用や育成、マーケティングの領域における非認知能力の活用事例を紹介する。
○小型炉を取り巻く世界の動向と導入を目指す小型軽水炉の特長
/日立GEベルノバニュークリアエナジー㈱ 木藤和明 
世界のSMR市場の動向を説明した後、当社が米国姉妹会社であるGE日立社とともに開発を進めている高経済性小型炉BWRX-300について、海外での実炉導入に向けた動き、および炉型の主な特長について紹介する。
■連載
○化学プラント材料の損傷・劣化抑制の基礎講座④
/中原材料技術研究所 中原正大
本稿では、設備診断の第2回として、実機より採取した損傷・劣化部分のサンプルの解析方法と腐食モニタリング方法について、それらの特徴や注意点について解説する。 
○配管技術で用いる基礎知識①
/配管・バルブコンサルタント 小岩井隆 
本稿では、配管技術で必須となる知識を解説するが、その始めとして理解や技術計算などに必要な「物理現象と工業単位」について解説する。第1回は「物理現象と工業単位」の歴史を紹介する。
■シリーズ 製薬関連に貢献する配管と装置
○製薬分野で用いられるマスフローメータ・コントローラ・送液システム
/ブロンコスト・ジャパン㈱ 杉山彰教
製薬分野における精密薬液投与時には高い再現性・信頼性が求められる。ブロンコストは小流量流体向けのマスフローメータ・コントローラを製造・販売しており、それらの機器の製薬分野における適用例を紹介する。
■製品技術情報
○伝統建築物を火災から守る自動火災検知放水システム
/清水建設㈱ 重盛洸
自動火災検知放水システム「慈雨」は、AIを活用した画像型火災検知システムと壁面自動放水システムを組み合わせた防災システムである。江東区潮見に再築された旧渋沢邸に導入した本システムについて、概要を紹介する。 
○設備の省エネに寄与する空冷ヒートポンプモジュールチラー
/ダイキン工業㈱ 森下悟史
本稿では、省エネと環境負荷軽減に特化したモジュールチラー「HEXAGON GX」について紹介する。専用のモジュールコントローラーにより、運転効率と省エネ性を向上させ、様々な産業分野や生産工程での冷却に利用できる。 
○高精度超音波流量計の活用事例の紹介
/東京計器㈱ 清水靖也
±0.2%の高精度測定を実現しつつ、不断水メンテナンス性と設置柔軟性を両立した測定管式超音波流量計について紹介する。 
○もみ殻由来の低炭素・高耐熱のけい酸カルシウム断熱材
/日本インシュレーション㈱ 弘中裕一郎 
工業製品でもサステナブルな製品が求められる中、高温プロセス装置や加熱炉のレンガやキャスタブルのバックアップ材用として1,000℃以上の熱に耐える断熱材『DAIPALITE-E 1100』を開発。その製造プロセスや特徴、用途について紹介する。
○製造現場の設備管理を効率的かつ一元的に実現する設備点検プラットフォーム
/㈱バルカー 
本稿では、保守保全領域の課題を起点に、設備点検プラットフォーム「MONiPLAT」の概要・特長、多様な業種での活用事例と今後の展望を紹介する。
2,300円
■解説
〔展望・解説〕
○アルゼンチンのシェールガス革命の進展とパイプラインガス及びLNGの輸出を巡る動向
/LNG経済研究会 大先一正 
アルゼンチンは、一時はFSRU船2隻を用いる南米の有力なLNG輸入国であったが、中国に次ぐ世界第2位の技術的回収可能量がある豊富なシェールガス資源を擁しており、特にバカムエルタシェール層は開発ポテンシャルが高く、開発の進展とともに生産量を増やしている。そのため、国営石油会社YPFは2030年までに年間1,000万t程度のLNG輸出を計画するようになっており、今後の動向が注目される。
〔設計〕
○超高層ビルの竪配管設計法
/㈱シーデザインパートナーズ 岸野圭吾 
超高層ビルの竪シャフトにおける配管および架台の検討方法や設計上の留意点に触れるほか、配管解析や架台強度検討の押さえるべきポイント等について、当社実務の視点を織り交ぜて紹介する。
〔施工〕
○旧管入替工事に伴う非開削装置の開発について
/大阪ガスネットワーク㈱ 石原康太 
旧管入替工事の工法には、工事区間の両端のみの掘削で施工できる「非開削入替工法」があるが、近接管への損傷抑制および工事の更なる効率化と作業者の安全性向上・作業負荷軽減を目的とし本工法の新型装置を開発した。
〔保守・管理〕
○微生物による金属腐食に対する診断技術開発
/日本製鉄㈱ 福島寿和 
産学連携体系により微生物による金属腐食に対する大規模な診断技術開発に着手した。本研究課題および著者が担当する研究概要について紹介し、期待される成果および成果の将来的な展開を述べる。
■技術トピックス
○鋳鉄鋳物の溶接のポイント
/木村鋳造所 水木徹 
鋳鉄鋳物の溶接時に発生する代表的な欠陥であるブローホールと割れの発生メカニズムについて解説し、その他鋳鉄溶接におけるポイントを紹介する。
○デジタル革新:3D技術とICTによる効率化ソリューション
/日鉄テックスエンジ㈱ 
本稿では、日鉄テックスエンジにおけるデジタル革新ソリューションの概要について解説し、当社で開発、活用している3D技術と高度メンテナンス技術、ICTを活用した現場管理の効率化事例を紹介する。
○次世代の製造業を支えるAI技術の進化
/㈱ファースト・オートメーション 伊藤雅也 
本稿では、製造業における設計工程を革新する「SPESILL CAD」の取り組みを紹介する。2D図面から3DCADモデルへの自動変換技術の開発により、設計ミスを削減し、製造プロセス全体の効率化を目指すものである。AIの学習モデルにはファインチューニングを活用し、複雑な設計にも対応。開発概要や実証結果、今後の課題について触れる。
■製品技術情報
○災害に備える耐震補強形ガスケット
/㈱キッツエスジーエス 竹内僚佑 
経年劣化、地震動による急激な圧力上昇および管と弁室の衝突によるフランジ接続部の開きに対して、芯金の内蔵と環状突起・溝形状により高い止水性を保持することで、フランジ接続部の耐震補強に寄与する「マルチガスケット」について紹介する。
○工事レスで簡単取付できる流量計の提案
/東京計器㈱ 清水靖也 
工事不要で簡単に設置できる液体用超音波流量計「UC-1」は、専門知識が不要で誰でも手軽に流量計測が可能。内蔵電池で約10年間稼働し、1台で25〜100Aの8口径に対応した革新的な製品について紹介する。
■連載
○化学プラント材料の損傷・劣化抑制の基礎講座③
/中原材料技術研究所 中原正大 
本稿では、設備診断の第1回として、そのステップ、定義、設備診断を行う機会(時期)や場所、各損傷・劣化現象に応じた診断方法、およびそれらの手法を適用する場合の注意点について解説した。
○CAEドリブンの技術開発と組織開発③(最終回)
/㈱中北製作所 秋山善克 
本連載では、筆者の経験に基づき、CAEの技術的な側面だけでなく、組織開発の観点からも、CAEをメーカー内で効果的に活用するためのヒントを提供していく。
■シリーズ
○エンジニアリングの情報化ツール2025 <Part 2>
2,300円
■解説
〔展望・解説〕
○アジアの主要LNG輸入5ヶ国の動向
/LNG経済研究会 大先一正
2024年には、欧州は2年連続の暖冬にも恵まれてLNG輸入を大きく減らしたが、アジアでは中国とインドのLNG価格が相対的に低下したことを踏まえ、LNG輸入を大きく増やしており、伝統的なLNG輸入国である日本、韓国、台湾に代わって世界のLNG輸入国側の牽引役を務める状況を鮮明にしている。
■技術トピックス
○計工連規格JMIF 022「密封検査用参照試験片の評価方法と使用方法」の概要と産業配管のリーク量評価への応用
/(国研)産業技術総合研究所 吉田肇・梶川宏明 
(一社)計量機器工業連合会規格J MIF 022「密封検査用参照試験片の評価方法と使用方法」の概要について解説し、産業配管のリーク量評価への応用事例を紹介する。
■特集:配管まわりの非溶接技術
○溶接代替メカニカル継手による配管施工革命
/E-Piping㈱ 福原保 
石油化学工場や火力・原子力発電所などの配管補修において溶接施工の問題点を明らかにし、火気不要のLokring継手による解決策を紹介する。
○溶接不要、1種類のタッピングボルトで組立を行う画期的な配管サポート
/㈱湘南貿易 朝倉祐介 
プラント施工において時間と人手を要する配管サポートの組立時間を圧倒的に早くできる画期的な配管サポートシステムを紹介する。
○溶接に代わる配管接続および漏洩補修の手法
/ショーボンドマテリアル㈱ 坂本尚史・藥澤健太 
プラント配管の課題解決に向け、溶接不要の「ストラブ・グリップ」と「ストラブ・クランプ」で信頼性と効率性を両立する接続・補修技術の提案。
○アクリル樹脂系接着剤を用いた接着接合技術について
/セメダイン㈱ 紺野誠 
アクリル樹脂系接着剤をベースとした最新の接着技術について、その接着技術の概要を解説し、実験データを用いて接合性能を示す。
■製品技術情報
○メーター・バルブ・曝気槽・異物混入を一つのシステムで画像監視
/㈱スカイロジック 田中千紘 
ディープラーニング画像処理によって、官能的な確認・判断をメーター読取と並行して行い、巡回自体を無くすことを目的に開発されたのがイージーモニタリングとEMクラウドである。両者はどちらもメーター読取や官能判定を一つのシステムで処理することが可能である。本稿では巡回監視の課題と、画像処理への置き換えにより期待される効果についてイージーモニタリングを中心に説明する。
○360度死角なしで現場を広く見渡せ、遠隔巡視を楽にする半天球クラウドカメラ
/セーフィー㈱ 中田恵吾・齋藤孝 
当社は、2024年2月より広視野角の半天球カメラを用いて屋外現場に手軽に設置し、遠隔での現場管理を実現できる屋外向けクラウドカメラ「Safie GO 360(セーフィー ゴー サンビャクロクジュウ)」を提供開始する。本稿は、開発背景や機能、事例を紹介する。
○防爆カメラ製品における防爆構造規格
/㈱スリーディー 佐藤槙 
様々な爆発雰囲気環境においてカメラなど保安上有効な電気機械器具を配置する上で、(独)労働安全衛生総合研究所が示す「労働安全衛生総合研究所技術指針」において「工場電気設備防爆指針」がある。この中の電気機械器具防爆構造規格における防爆カメラの技術適合要件の概略を紹介する。
■連載
○化学プラント材料の損傷・劣化抑制の基礎講座②
/中原材料技術研究所 中原正大 
連載の第2回として「防食設計」の防食のための環境制御、防食構造設計、材料購入および製作時の損傷劣化とその対応、そして運転段階の設備の管理について解説している。
○CAEドリブンの技術開発と組織開発②
/㈱中北製作所 秋山善克 
本連載では、筆者の経験に基づき、CAEの技術的な側面だけでなく、組織開発の観点からも、CAEをメーカー内で効果的に活用するためのヒントを提供していく。
■シリーズ エンジニアリングの情報化ツール2025 <Part 1>
○下水処理場における消化ガス発電事業
/月島JFEアクアソリューション㈱ 古屋一寿 
本稿では、「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」に基づく固定価格買取制度(FIT)を活用した下水処理場における消化ガス発電事業(FI T発電事業)の技術概要と実施状況、さらに、FIT発電事業を下水処理場で行う背景とFIT発電の燃料となる消化ガスの発生、精製工程について紹介する。
2,300円
■解説
〔展望・解説〕
○高圧水素源のギ酸を二酸化炭素から再生
/(国研)産業技術総合研究所 川波肇 
次世代エネルギーとして期待される水素を、二酸化炭素から直接ギ酸に変換する技術を開発した。将来、このギ酸を使った水素キャリアとしての可能性について、貯蔵・運搬・利用も含めた最近の開発状況を紹介する。
○2024年の世界のLNG輸出と主要LNG輸出国の動向
/LNG経済研究会 大先一正 
世界のLNG貿易量は、2024年には輸出の伸び悩みにより微増にとどまったが、2025年からは米国やカタール等による大規模な増産に伴う輸出主導の急増期を迎える。ただし、2025年には、アジアに加えて欧州の輸入必要量も大幅に増えることが確実なため、LNG獲得競争の激化と価格の高止まりが見込まれる。
〔運転・管理〕
○メタンガスなどの温室効果ガス排出状況の3D可視化
/日揮グローバル㈱ 藤田慶彦
/ブラウンリバース㈱ 金丸剛久 
メタン排出管理の重要性を背景に、日揮グループが提供するMRVサービスとデジタルツインを活用したGXの取り組みを紹介。インドネシアのアンモニア製造プラントでの事例を通じ、メタン排出可視化によるアセット管理と社会的意義を解説する。
■技術トピックス
○会話を聞き逃してもポイントを教えてくれる人工知能(AI)システム
/静岡大学 前川知行 
リモート会議において、発言を聞き逃してしまった場合に会話の内容を理解するために重大な情報を提示する人工知能(AI)システムSCAINs Presenterを紹介し、その設計方法、評価結果およびインタラクション事例について解説する。
■製品技術情報
○ライニング向け高圧縮シートガスケット
/㈱バルカー 高橋聡美 
ガスケットの変形量が大きく低面圧シール特性が優れている特長を有し、グラスライニングやふっ素樹脂ライニングなど、うねりのあるフランジに適応可能なライニング向け高圧縮シートガスケット「No.7027」を紹介する。
○球形の避雷針(避雷球)について
/㈱落雷抑制システムズ 松本敏男 
約270年前に発明された「避雷針」。「雷を避ける針」と書きながら、実は雷を被るための「被雷針」である。本稿では、雷をなるべく呼び込まない「避雷球」について解説する。
■連載
○化学プラント材料の損傷・劣化抑制の基礎講座①
/中原材料技術研究所 中原正大
新連載「化学プラント材料の損傷・劣化抑制の基礎講座」の第1回として、「新連載にあたって」の全体構想、そして「防食設計」について、その定義、材料選定時に考慮すべき項目、その検討ステップ等について解説する。 
○CAEドリブンの技術開発と組織開発①
/㈱中北製作所 秋山善克 
本連載では、筆者の経験に基づき、CAEの技術的な側面だけでなく、組織開発の観点からも、CAEをメーカー内で効果的に活用するためのヒントを提供していく。
■シリーズ 装置まわり配管設計
○塔(Tower)と槽(Drum)まわりの配管設計
/日揮グローバル㈱ 
プラントを構成する機器の中で、塔・槽の役割は非常に高い。またポンプや熱交換器と密接に関連している。本稿では、塔・槽まわりの配管レイアウトについて主に述べる。
■特集:バルブユーザーズガイド

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商品情報・内容

  • 出版社:日本工業出版
  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:毎月1日
  • サイズ:B5判

■ プラントエンジニアのための専門誌

本誌は装置工学の黎明期、昭和34年に創刊、以来、石油、石油化学、原子力化学工業など装置工業のエンジニアリングに関する斯界を代表する専門技術雑誌として定評をいただいております。 配管を機器と機器、装置と装置を単につなぐと云うことでなく、それを構成するすべての機器、材料、システム等についてその技術的背景、コスト、法規、設計、施工、検査、安全、メンテナンスと多角的な検討を行い、プラント全体としてとらえる、プラントエンジニアリング誌です。

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