- 出版社:日本工業出版
- 発行間隔:月刊
- 発売日:毎月1日
- サイズ:B5判
配管技術 発売日・バックナンバー
○川崎カーボンニュートラルコンビナート構想について/川崎市役所/篠原 顕
カーボンニュートラル社会に寄与する新しいコンビナートのあるべき将来像とその実現に向けた戦略を示す「川崎カーボンニュートラルコンビナート構想」を紹介する。
○カーボンニュートラルに貢献する千代田化工の技術ソリューション/千代田化工建設㈱/細野恭生
カーボンニュートラル達成には水素の大規模輸送技術など効果的な脱炭素化最適ソリューションの早期社会実装が必要であり、そのために千代田化工が提供できるカーボンニュートラルエンジニアリングの代表例を紹介する。
○CO2削減に向けたコージェネレーション発電プラント/㈱IHI原動機 黒岩隆典・安里権也
高効率かつ温室効果ガスであるCO2の排出量が少ない特長を有する火花点火方式リーンバーンガスエンジン28AGSと、IHI製バイナリー発電機を組み合わせたガスエンジンコージェネレーションシステムの設備概要について紹介する。
○積水化学グループのカーボンニュートラルに向けた取り組み/積水化学工業㈱
積水化学グループは、環境や社会の課題を戦略的に捉え、サステナブルな社会の実現と企業の持続的成長の両立を目指すESG経営を基本戦略とし、イノベーションによる社会課題解決に資する事業・製品・サービスの開発を図っている。
■解説
〔展望・解説〕
○地熱発電の現状と今後LNG経済研究会/奥田 誠
地熱発電は太陽光や風力と同じ再生可能エネルギー発電であり、また日本は世界第3位の地熱資源国であることから、普及拡大が期待されるものの、その導入は進んでいない。本稿では世界と日本の地熱発電の導入状況などについて概説する。
○国際エネルギー機関(IEA)「ガス市場報告2022年第1四半期版」報告/LNG経済研究会 大先一正
1月末に発表された国際エネルギー機関(IEA)の季刊「ガス市場報告」は、需給がタイト化し、価格が高騰している世界の天然ガス市場の基礎的諸条件を分かり易く報告しており、ロシア軍のウクライナ侵攻により不透明性が高まっている世界の天然ガス、及びLNGの今後の需給動向や価格動向を考える上での重要な情報を提供している。
〔設計〕
○伸縮管継手を採用する際の留意点/㈱テクノフレックス/奥田恭久
伸縮管継手採用における注意事項はなにか?配管側情報とこれらを正確に提供すれば、あとはメーカーからの提案を待つのみ。仕様書作成時に役立つ留意点やポイントなど実用的な内容を紹介する。
○ユニオン継手の締付面圧とシール性の評価/ニチアス㈱/柴田秀史/㈱ニチアスメカテクノ/重留祥一/三菱ケミカル㈱/森本吏一
ユニオン継手は、フランジ継手と異なり、軸力を評価できないため、締付力の検証が難しかった。そこで、本稿では、感圧紙を用いて、ユニオン継手の締付力を検証し、締付トルクと締付面圧およびシール性の関係を明らかにした。
〔運転・保守〕
○都市ガス配管検査のための空気圧駆動型管内移動ロボット/早稲田大学/石井裕之・高西淳夫/東京ガス㈱/大貫彰彦
簡単に多くの場面で使用できる都市ガス用導管の内部を調査する手段が求められている。このようなニーズにもとづき我々は、ガスメータから25A管内に進入し、湾曲部を通過して深部へ進んでいくことが可能な空気圧駆動型管内移動ロボットを開発している。
○地中レーダー等を活用した地下埋設物の検知に関する実証/㈱日立製作所/増田真也
埋設管の設計・施工業務の効率化、埋設管損傷事故などのリスク低減に向け、地中レーダーによる調査とAI解析を用いて地下埋設物情報を可視化する「地中可視化サービス」について紹介する。
■製品技術情報
○配管自動ルーティング機能を持つ3Dレイアウト設計ツール/㈱アスペンテックジャパン/田中章平
配管自動ルーティング機能を持つFEED業務向け3Dレイアウト設計ツールAspen OptiPlant3D Layoutを紹介する。その開発背景と適用性、ユーザー事例並びに適用メリットを説明する。
○デジタルマスフローコントローラ形F4Qの紹介/アズビル㈱/中島 陸
当社は、ひとめで制御状態を把握できる高速応答・高精度なデジタルマスフローコントローラ形F4Qを販売開始した。本稿では、様々な現場の課題に対して提供できる価値について、製品説明を通じて紹介する。
○既存タンクを改造・再利用した嫌気性排水処理システム/㈱IHIプラント/岡田 智
既存タンクを改造・再利用した嫌気性排水処理システム<IHIICXリアクタ>の特徴を解説し、採用事例を紹介する。
■特集
○エンジニアリングの情報化ツール2022①
Intergraph Smart 3D/EYECAD V9.06/AVEVA E3D Design/配管系耐震性能評価プログラムFLAP-Ⅱ/Bentley AutoPIPE CONNECT Edition V12/ContextCapture CONNECT Edition/System Pvex設計版(塔槽・熱交)/System Pvex耐震評価版
〔展望・解説〕
○地熱発電を利用したグリーン水素サプライチェーン実証/㈱大林組/島 潔
地熱発電を利用したグリーン水素サプライチェーンの実証概要について解説し、複数の運転モードを備えたプラント向けエネルギーマネージメントシステムによって、水素製造を最適に行うための取り組み事例を紹介する。
○石炭火力の現状と今後/LNG経済研究会/奥田 誠
「GHG排出削減対策が取られていない石炭火力の段階的な削減(phase-down)に向けた努力を加速する」ことがCOP26において合意された。逆風が強まる石炭火力発電について、日本と世界の現状と今後を概説する。
○マイクロ波によるケミカルリサイクル技術の開発と社会実装/マイクロ波化学㈱/伊藤圭介・渡辺志郎
マイクロ波を用いたケミカルリサイクル技術の実用化に向けたロードマップ、大型化に向けた課題と実証開発の概要について解説し、本技術の大きな特徴の一つである分解産物の作り分けについて紹介する。
〔施工〕
○施工図描画ロボットの活用/新菱冷熱工業㈱/齊藤恒英
施工図の情報を床面に描画することで、墨出し作業の省力化、及び施工図の読み間違えによる施工ミスの防止が期待される。施工図は線や文字などの情報量が多いため、ロボットを開発し、描画の自動化を行うことで施工図の描画を実現した。本稿では、実際に現場に導入した事例を紹介する。
○データ利活用型現場管理システムを活用した遠隔による現場管理の試行/大成建設㈱/片山三郎
建設業を含む産業界では労働力不足の解消や生産性向上は極めて重要な課題となっている。本稿では、この課題解決のため生産性向上目的に開発した現場管理システム「T-iDigital Field」を、施工中のコンクリートダム現場に導入して生産性向上効果を検証したものである。
■シリーズ:ウィズコロナのプラントエンジニアリング
○コロナ禍における設備ユーザーの実態③/(公社)日本プラントメンテナンス協会/若槻 茂
2020年度メンテナンス実態調査より、新型コロナウィルス感染症拡大の影響と各社の具体的な感染症対策について見ていく。
○シミュレーションで求める換気の改善案/㈱アドバンスドナレッジ研究所/塚本百合
昨今「いかに環境設計の付加価値をわかりやすく伝えるか」が重要な課題となっている。見えない風の流れを見える化し、換気の改善案を素早く導くことができるシミュレーションの技術について、最新の活用事例とともに紹介する。
■特集:火力発電プラントの技術と展望②
○脱炭素化に向けた火力発電の最近の技術開発動向/東北テクノアカデミア産学連携事務所/大地昭生
最近の脱炭素化の流れを受け、日本の第6次エネルギー基本計画が2021年10月閣議決定された。再生可能エネルギーを大幅に増加させ、2030年迄に温室効果ガスを46%削減する計画である。世界的には欧州を中心に脱炭素戦略として水素の活用が拡大している。我が国は欧州とは異なり、火力発電プラントにアンモニア燃料の活用を図る計画である。本稿では、日本の第6次エネルギー基本計画の概要並びに、欧州と日本の脱炭素戦略について概説する。
○火力発電所で使用されるゴム伸縮継手/極東ゴム㈱/谷 洋太
火力発電所で使用されるゴム伸縮継手について、使用箇所とその用途や特徴について紹介する。
○火力発電所に使われる保温材の種類と特長/日本インシュレーション㈱/酒巻裕介・渡辺英人・金子一郎
カーボンニュートラルに向けてCO2削減が喫緊の課題である。省エネルギーは最も早く、かつ確実な方法である。本稿では、発電事業やプラント建設にかかわる、若手、新人の方に向けて、JISを中心に保温材に関する基礎的な知識を簡潔に解説する。
○火力発電所で使用される溶接式管継手の特徴について/㈱ベンカン機工/霜田裕照
火力発電所に使用される溶接式管継手の特徴と材質について解説し、火力発電技術の発展に伴う、管継手の進歩を実際に納めた製品と共に紹介する。
■製品技術情報
○コンパクトな管端つば出し管継手/ノーラエンジニアリング㈱/石垣誠一・新井隼介
約12年が経過したCFジョイントは、多くの規格に対応する様になったほか、新たな適用管種にも注目を浴びている。特にフェライト系ステンレス鋼鋼管のSUS430LXTPでの特徴や、メリットを紹介する。また需要家からの強い要望から、管内圧力2MPa以上の対応や、2022年より予定している小口径サイズへの適用範囲の拡大について記載する。
○次世代型生産システムを活用したニューリアリティー施工/清水建設㈱/松本真一
本稿では、「デジタルを活用した施工マネジメント」をベースとし、「人と最先端技術を搭載した自律型ロボットが協働する“RobotWork”」、「BIMを核とするデータ連動でのものづくりを行う“Fabrication”」を連携させた次世代建築生産システム(ShimzSmart Site)を紹介する。
○環境温度に左右されない光硬化工法/東亜グラウト工業㈱/本多優也
現在日本では標準耐用年数を超えた下水管きょが急速に増加している。これら老朽化した管路を非開削で維持管理する方法として、国内で2015年から施工を開始した、海外技術を導入したアルファライナー工法を紹介する。光硬化樹脂を用いることで環境に左右されない施工が可能である。
〔展望・解説〕
○米国エネルギー情報局(EIA)「2021年版世界エネルギー展望」(IEO 2021)報告/LNG経済研究会 大先一正
米国エネルギー情報局(EIA)は2021年10月に「2021年版世界エネルギー展望(IEO2021)」を発表し、インドや中国などの非OECD諸国を中心としたエネルギー消費の増加によりCO2排出量が2050年までに約25%増加する見通しを示し、ネットゼロ社会の構築に向けての課題の大きさを明らかにした。
〔設計〕
○保温・保冷材厚さの計算方法と注意事項(後編)/㈱阪和/本間敏昭
前編では、保温・保冷(防露)の計算について言及した。後編では、凍結防止の設計背景をもとに計算過程を説明する。また、本稿は、前編・後編を理解して頂く上で、簡単ではあるが計算例を記載した。
○詳細構造解析を用いた配管耐震設計/JFEテクノリサーチ㈱/日野善道・吉川正樹・長谷川潤/PIPE∞/小野芳美
最近、高圧ガス設備等の耐震性能が規定化され、解析評価方法の新展開に繋がっている。今回、レベル2耐震設計のために実施した非線形配管モデルの静的・動的な詳細構造解析事例を通し、配管耐震設計の動向を概説した。
〔施工〕
○橋梁工場における製作リードタイム半減実現への道のり/㈱IHIインフラシステム/大淵雄介・田部井康
2018年にボイラー工場で実施したスマートファクトリー化の手法を発展させ、2019年から橋梁工場において革新的な生産方式を構築、2年間の活動で製作期間を6ヶ月から3ヶ月へドラスティックに改善した。この切り口と実現の道のりを紹介する。
○四足歩行ロボットの現場適用/㈱竹中工務店/宮口幹太・錦古里洋介・戸田 武
昨今登場した四足歩行ロボットは、その性能の高さから建設・土木業界での現場適用が期待されている。本稿では、現場管理業務の遠隔化・自動化による職員の移動や業務の時間縮減を目的とした取り組みについて現状を紹介する。
■シリーズ
○ウィズコロナのプラントエンジニアリング
コロナ禍における設備ユーザーの実態②/(公社)日本プラントメンテナンス協会/若槻 茂
2020年度メンテナンス実態調査より、新型コロナウィルス感染症拡大の影響と各社の具体的な感染症対策について見ていく。
■特集:火力発電プラントの技術と展望①
○脱炭素社会に向けた火力発電プラントのICT活用と新技術の開発について/三菱重工業㈱/梶田美紗・遠藤 格・中島正貴・佐々木祥平
当社のデジタルソリューションTOMONIが総合機械メーカーとして製品ライフサイクルを通して利活用可能なアプリケーションを提供する。カーボンニュートラルの実現に向け、業務プロセスを変革し、製品・サービスの付加価値向上に努める。
○管系支持装置の種類と使用箇所/三和テッキ㈱/天野啓人
管系支持装置の大分類(ハンガ・レストレイント・スナッバ・ブレース)についての解説を行い、小分類の用途別に管系支持装置の特徴、使用箇所、注意点を製品ごとに紹介をする。
○火力発電所で使用されるバルブの種類と用途について/岡野バルブ製造㈱/栗林桂樹
火力発電所において使用される一般的なバルブについて、各弁の種類と特徴、及び用途について紹介する。
■製品技術情報
○キャパシタ自動弁のプラントにおける活用/㈱カワデン/金高浩春
プラント向け自動弁として開発した「電動弁」と「空気作動弁」の両方の機能をすべて網羅した「キャパシタ自動弁」について主な特徴、用途、及び今後の展開について紹介する。
○空調・化学プラント工事で使用される配管用断熱支持金具/㈱昭和コーポレーション/藤田史弘
当社の配管用支持金具のうち、結露や熱損失の防止性能を備えた製品である「インシュレーション・スリーパー」シリーズを紹介する。
○エンジニアリング産業の今後の展望/日揮ホールディングス㈱/賀川陽一
エンジニアリング協会発刊のエンジニアリング白書(2021年度版)の内容について概略を紹介し、特に「エンジニアリング産業の課題」についてアンケート調査の結果を視座に、そこから読み取ることができるエンジニアリング産業の今後の展望について考察する。併せて創刊40年目ということで、40年前の創刊号についても簡単に紹介する。
■解説
〔展望・解説〕
○微生物ガス発酵を用いたアセトン生産技術/広島大学/加藤淳也・竹村海生・中島田豊
微生物ガス発酵は二酸化炭素などのガス体を原料とした物質生産技術であり、カーボンリサイクルに大きく貢献する。我々は高温でアセトンをガス発酵生産する菌を世界で初めて開発した。本研究成果をガス発酵技術の概要とともに解説する。
○洋上風力発電の現状とエネルギー基本計画(後編)/LNG経済研究会/奥田 誠
2021年10月改訂のエネルギー基本計画では、再エネ発電の主力電源化、中でも特に洋上風力発電の拡大に大きな期待をしている。本稿では前編(基本計画と海外の状況)に続き、後編として日本の洋上風力発電の状況を解説する。
〔運転・保守〕
○海生生物付着防止と後処理技術/(一財)電力中央研究所/野方靖行
本稿では、海水を冷却水として用いている火力・原子力発電所で採用されている海生生物付着防止対策技術や一旦付着した生物の処理技術の概要・実施事例について紹介する。
■シリーズ:ウィズコロナのプラントエンジニアリング
○コロナ禍における設備ユーザーの実態①/(公社)日本プラントメンテナンス協会/若槻 茂
2020年度メンテナンス実態調査より、新型コロナウィルス感染症拡大の影響と各社の具体的な感染症対策について見ていく。
■連載
○脱酸素社会を支えるコンバンドサイクル発電技術
第8回 コンバインドサイクル発電の将来展望(最終回)/東北テクノアカデミア産学連携事務所/大地昭生
コンバインドサイクル発電は天然ガスを燃料とした高効率発電システムで在来火力の比べCO2排出量は格段に少ない。しかし、最近の脱炭素化の動きに対応するためには機器の技術革新だけでは対応できなくなって来ている。そこで、脱炭素燃料として注目されているのがアンモニアである。アンモニアは燃焼しても排出するのは水蒸気と窒素だけであり脱炭素燃料と位置付けられている。.33℃に冷却するか8.5気圧に圧縮すれば液化する。LPGと同じ液化ガスと位置付られ、取り扱いが容易である。既に、化学肥料の原料として大量に流通している。火力発電所の給水のPH制御、脱硝装置の還元剤としても利用されている。そこで、最終講として火力発電所のアンモニア燃料の活用と研究開発・実証試験の状況、つまり、ガスタービンの燃焼試験、石炭火力の混焼試験の状況、実用化の見通しについて概説する。
○リスク情報による設計想定を超える事象に対するプラント安全と構造強度分野の貢献
第5回 プラント安全とレジリエンス(最終回)/東京大学/佐藤拓哉
プラント安全を向上させるためには、安全をリスクの面から捉え、適切な対策を講じることが重要である。この連載講座では、これまで設計で想定してきた事象を超えるような事象に対してどう対応すべきか、ということを中心に、プラント安全について解説する。第5回は、安全性能の変化をレジリエンス曲線で表すことにより、安全に重大な影響を与える事象とそこへの対策の効果を明らかにする方法を解説する。
■製品技術情報
○プラントデータ変換プラットフォームを活用したDX活動への取り組み/横河電機㈱/神戸隆宏・奥山 伸
プラントの設計及び各種システムのデータ相互運用を目指すプラントデータ変換プラットフォームの概要と、活用事例として配管設計時に発生するP&ID図と3D配管モデルのデータ整合性検証の自動化について紹介する。
○通信インフラ施工をDXするクラウドシステム/ベイシス㈱/中出達也
「DX」がビッグワードとして叫ばれている中、旧態依然としたアナログな手法がみられる建設・工事業界を革新するクラウドシステム「BLAS」について解説する。
○保温カバーによる環境保全と省エネルギー/㈱ミヤワキ/藤井鉄也
配管・バルブ・機器等の蒸気システムからの放熱を防止し、環境保全や省エネルギー推進に寄与する保温カバーの仕様、特長について説明し、保温カバー取付による改善効果の事例を紹介する。
○手動洗浄式ストレーナへの改造/大同工機㈱/楊婷月・東田佳奈美
予算や設置スペースの問題から洗浄機能付きストレーナへの置き換えが困難なケースにおいて、既設ストレーナを手動洗浄式ストレーナに改造できる「クリーンデューサー」を紹介する。
○プラントの保守に貢献するデジタルノギスの紹介/㈱バルカー/伊奈正文
本稿では、各種プラントの安全操業のために実施する定期点検や補修作業の記録管理に貢献するデジタルノギス<フランジギャップゲージ>を紹介する。
〔展望・解説〕
○洋上風力発電の現状とエネルギー基本計画(前編)/LNG経済研究会/奥田 誠
2021年10月改訂のエネルギー基本計画では、2030年の電源構成で再エネ発電を主力電源とすること、中でも特に洋上風力発電の拡大に大きな期待をしている。本稿では、前編として基本計画と海外の洋上風力発電の状況を解説する。
〔設計〕
○ASME B31配管応力解析における最近の動向/E&Sコンサルタント安藤/安藤文雄
ASME B31配管規格の内、B31.1 Power Piping(火力発電所設備配管)、B31.3 Process Piping(プロセス配管)の配管系の強度検討において、応力集中係数(SIF:Stress Intensif icationFactor)が改定され、従来のAppendix Dに代わってB31J 2017Stress Intensification Factors(i-Factors), Flexibility Factors(k- Fact ors), a nd Their Determination for Metallic PipingComponentsが採用された。本稿では、配管系の強度設計の概念とASME B31J 2017の経緯と概要について解説する。
○保温・保冷材厚さの計算方法と注意事項(前編)/㈱阪和/本間敏昭
保温・保冷材は、プラント設備・建築設備おいて熱的制約が設けられている場合、仕様・用途によって保温・保冷材の厚さが決定される。本稿は、JIS A 9501『保温保冷施工標準』に沿って、保温保冷厚さの算出方法と注意事項について述べる。
○バルブ技術研修のオンライン提供の開始について/㈱キッツ/中﨑幹雄
当社では従来から実施しているバルブ技術研修を基盤としたオンライン研修の提供を開始した。バルブは用途や使用条件が広範囲であるため技術的に奥深い。研修をとおして人財育成に寄与していきたい。
〔施工〕
○寒冷期にコンクリートの早期仕上げを可能にする仕上げ工法/清水建設㈱/浦野真次/デンカ㈱/五十嵐数馬・庄司 慎
寒冷期における現場添加型の凝結促進用混和材ACF-Wを用いたアドバンストコンクリートフィニッシュ工法(ACF工法)の適用について、試験施工および実施工時の凝結および作業の時間短縮効果の例を紹介する。
■連載
○リスク情報による設計想定を超える事象に対するプラント安全と構造強度分野の貢献
第4回 リスクベース設計、リスク情報活用によるプラント安全/東京大学/佐藤拓哉
プラント安全を向上させるためには、安全をリスクの面から捉え、適切な対策を講じることが重要である。この連載講座では、これまで設計で想定してきた事象を超えるような事象に対してどう対応すべきか、ということを中心に、プラント安全について解説する。第4回は、リスクベース工学の柱の一つであるリスクベース設計及び近年実用化が進められているリスク情報活用によるプラント安全について述べる。
○脱酸素社会を支えるコンバンドサイクル発電技術
第7回 コンバインドサイクル発電プラントの運転・制御/東北テクノアカデミア産学連携事務所/大地昭生
コンバインドサイクル発電プラントの出力制御はガスタービンの燃料制御により行われる。蒸気タービンはガスタービンの排熱を回収し、排熱回収ボイラで発生した蒸気を駆動源としているため、全出力の2/3はガスタービン、1/3は蒸気タービンが発電する。ガスタービンが主で蒸気タービンは従の関係になる。また、汽力発電に比べ時定数が小さいため、負荷変動に対しても迅速に対応出来る。起動、停止も短時間で対応できるので、中間負荷運用に適している。今後、再生可能エネルギーが拡大して行く中で、このような運転特性は系統安定度上、大変重要である。本稿では、このようなコンバインドサイクル発電プラントの運転制御の特徴について概説する。
■特集:製薬プロセスを支える製品と技術②
○製薬プロセス用ダイヤフラムバルブ/㈱フジキン/佐藤準治
医薬品の製造プロセスでは、雑菌と異物を除去するため、蒸気滅菌と薬液洗浄の処理工程が必須である。これらの処理工程に最適なバルブを解説する。
○医薬製造現場に求められるフッ素樹脂コ―ティング、ライニング/日本フッソ工業㈱/野本幸平・岸田亮泰・佐藤 柊
医薬品製造プロセスを大きく合成プロセスと製剤プロセスに分け、それぞれが持つ課題と当社の製品を用いたその解決方法を解説し、実際医薬品製造プロセスで用いられる基材とその施工事例、そして新技術の紹介する。
○医療・製薬分野の流体制御技術とサステナビリティ/ビュルケルトジャパン㈱/宇田川隆博
製薬関連設備においても、持続可能な開発目標(SDGs)への取り組みが期待されている。流体制御機器の観点から、より一層の環境負荷低減、省エネ、ユーザーフレンドリーを実現する最新の製品技術を紹介する。
■製品技術情報
○水素にも使用可能なボールバルブ/アイ・ティー・エス・ジャパン㈱/金田典久
水素にも使用可能なボールバルブ「KRATOS」シリーズは、設計耐圧の安全率をアップすることが可能で、より良い製品設計の一助になればと思い紹介する。
○小型X線検査装置の最新応用例/つくばテクノロジー㈱/齊藤典生・王 波・劉 小軍・鈴木修一
冷陰極方式小型X線検査装置の新製品と冷陰極X線源により、超小型で、しかも高精細に、現場で、CT撮影し、3D表示できる超小型X線CT装置の二つについて最新応用例を紹介する。
○リファイニング建築について/(一社)リファイニング建築・都市再生協会/青木 茂
リファイニング建築はリフォームやリノベーションとは異なり、既存建物の耐震性能を建物の軽量化や耐震補強によって現行法レベルまで向上させるとともに、既存構造躯体の約80%を再利用しながら、建て替えの約60.70%のコストで、大胆なデザインの転換や用途変更、設備一新を行う手法である。建築の歴史を踏まえ再生建築の意義について述べる。
■解説
〔展望・解説〕
○原子力発電所の現状とエネルギー基本計画/LNG経済研究会/奥田 誠
エネルギー基本計画の第6次改定案で、2030年度の全電源発電量に占める原子力発電の比率20.22%の目標値が示されているが、原発の位置付けに対しては賛否両論の状況である。本稿では、原発の現状に関する概略を紹介する。
■特集:注目のCO2削減技術
○コンクリートによるCO2の吸収固定・循環技術の方向性/東京大学 野口貴文
コンクリートによるCO2の吸収・固定化に関わる国内外の最新の技術動向を概説するとともに、ムーンショット目標4の達成に向けて研究開発が進められているカルシウムカーボネートコンクリートの概要を紹介する。
○ハイドレートメカニズムを利用したCO2地中貯留/電源開発㈱/鳥羽瀬孝臣
2050年カーボンニュートラル時代に安定・安価な脱炭素エネルギーを供給するためにはCCSが不可欠であり、その必要性と課題を述べた上で、課題解決の方策としてハイドレートメカニズムを利用したCO2地中貯留について概説する。
○商用規模CO2回収装置/三菱重工エンジニアリング㈱/登里朋来
KM CDR ProcessTMの開発経緯・特徴と回収CO2の有効利用について解説し、商業実績事例を紹介する。
○CO2・バイオマス・廃棄物からのメタノール製造/三菱ガス化学㈱/垣見篤志
2021年8月、当社新潟工場のパイロットプラントで、二酸化炭素(CO2)を原料としたメタノール製造の実証試験が開始された。本稿は、CO2をはじめとする多様な原料からのメタノール製造の技術開発と、「環境循環型メタノール構想」を通じて循環経済の構築と脱炭素社会への転換に貢献する、当社の取り組みを紹介する。
■特集:製薬プロセスを支える製品と技術①
○医薬品製造設備に使用されるダイヤフラム弁について/日本ダイヤバルブ㈱/飯村勝昭
医薬品には低分子医薬品とバイオ医薬品とがあり、製造方法は異なるがこれら製造設備に要求される共通仕様はサニタリー仕様である。その構造上、サニタリー仕様に適したダイヤフラム弁の特徴、用途、要求仕様の動向等について述べる。
○PTFEホースについて/トーフレ㈱/島 晃嗣
顧客要求に対応する為、チューブ特性を向上させたPTFEホース、材質の特長と顧客ニーズへの対応例を交えながら製品の構造と特長について述べる。
○グラスライニング機器のトラブル事例と補修方法/㈱GL HAKKO/松野昌幸
グラスライニング製品に関する破損等の様々なトラブル事例の解説を行い、特殊材料であるグラスライニングに適合した各種補修技術と施工例に関して紹介する。
■連載
○リスク情報による設計想定を超える事象に対するプラント安全と構造強度分野の貢献 第3回 リスクの基本的考え方、リスクベース工学/東京大学/佐藤拓哉
プラント安全を向上させるためには、安全をリスクの面から捉え、適切な対策を講じることが重要である。この連載講座では、これまで設計で想定してきた事象を超えるような事象に対してどう対応すべきか、ということを中心に、プラント安全について解説する。第3回は、リスクの基本的な考え方を解説し、近年着目されてきているリスクベース工学の概要について述べる。
○プラント分野DXにつながるデジタルデータの融合的活用
第3回 デジタルツインへの期待、データ融合とツール/技術オフィスTech-T/高原忠良/㈱富士テクニカルリサーチ/渡邊 惇
プラントデータの活用によるDX、現場とデジタルデータの融合という視点で、保全・運転に関するデジタルデータと、現場の3次元計測データを相互連携させ活用する技術について紹介する。
○脱酸素社会を支えるコンバンドサイクル発電技術
第6回 排熱回収ボイラの構成と特徴/東北テクノアカデミア産学連携事務所/大地昭生
コンバインドサイクル発電において、排熱回収ボイラはガスタービンサイクルと蒸気タービンサイクルの接点に位置し、ガスタービン排ガスの熱エネルギーを蒸気の熱エネルギーに変換して熱回収するための重要な機器である。しかし、そのシステム構成、構造は汽力発電のボイラと比べ大きく異なる。燃料供給系、通風系が無く、ガスタービン排ガス煙道に伝熱管を配列した型式になるので、非常にコンパクトである。これらのシステム構成、構造の特徴について概説する。また、ボイラの運転制御、環境対策、水質管理についても概説する。
〔展望・解説〕
○国土交通省によるProject PLATEAU(プラトー)の取組/国土交通省/中島絵理
国土交通省が主導する3D都市モデルの整備・活用・オープンデータ化事業であるProjectPLATEUについて概要を解説し、主な活用事例や今後の展開を紹介する。
○高温ガス炉の実用化に向けた取り組み/(国研)日本原子力研究開発機構/角田淳弥・後藤 実・佐藤博之・竹上弘彰・七種明雄
実用化に向けた取り組みとして、高温ガス炉と熱利用の技術開発の概要と実用高温ガス炉システムの研究開発の現状について紹介する。
○BP統計2021年版で見る世界のエネルギー動向(後編)/LNG経済研究会/奥田 誠
「BP Statistical Reviewof World Energy 2021」(BP統計2021年版)から後編として、世界の電力エネルギー動向(石炭、天然ガス、太陽光、その他の電源別発電量など)を紹介する。
〔運転・保守〕
○焼却炉ボイラ配管点検用ロボット/近畿大学工業高等専門学校/長谷川尚哉
焼却炉内にあるボイラは運転していると灰が付着してエネルギ変換効率を下げる。そのため定期的に清掃・点検を行う必要がある。安全性と衛生面の向上のために川崎重工業㈱と近畿大学工業高等専門学校が共同で配管点検用ロボを開発・試作した。
■特集:プラントエンジ二アリング産業におけるDX
○千代田化工建設におけるDX加速の取り組み/千代田化工建設㈱/髙嶋公介・三原祐二
当社における全社DX加速の取り組みと、その具体的な事例としてフィージビリティスタディにおけるPlantStreamRを用いたプラント設計業務のDXを紹介する。
○TOYOのDX:配管サポート設計・工事手法変革への挑戦/東洋エンジニアリング㈱/伊藤 誠・吉野僚人
プラント配管設計・工事の生産性向上を目的とし、空間設計の主要なDigitalツールである3Dモデルデータベースを最大限活用した標準配管サポート仕様の改定と工事手法の改革に関する取り組みについて紹介する。
○エンジニアリングDX:プロットプランを最適設計する新しい方法/日揮グローバル㈱/小糸弘之・宮下俊一・﨑山弘道
新しい提案型の最適設計(GenerativeDesign)を可能にする、多数のプロット案を短時間で自動設計するシステムについて、エンジニアリングDXの1事例として紹介する。
○プラントライフサイクルのDXを考える/日本インターグラフ㈱/山内重樹
Hexagon PPMは長年に渡り、プロセス業界向けテクノロジーの開発と実装の最前線に携わってきました。当社のDXへの取り組みを通じて、皆様がネクストノーマルに新たな機会を見出すヒントを提供する。
○ベントレー・システムズのソリューションの活用によりもたらされるDXについて/㈱ベントレー・システムズ/林 雷・松浦左津志
当社のiTwinプラットフォームを中心としたDXを実現するインフラライフサイクル全体にわたるソリューションを解説する。
○プラントの世界で拡がるDXの波/スパイダープラス㈱/佐々木暁子
クラウド利用が解禁され、プラントの世界で導入が拡がっているICTツールの利用について、普及の背景や現場の課題、実際の使用事例について顧客のエピソードを中心に紹介する。
■連載
○プラント分野DXにつながるデジタルデータの融合的活用 第2回
デジタルデータの活用事例と今後の活用アイデア/技術オフィスTech-T/高原忠良/㈱富士テクニカルリサーチ/渡邊 惇
デジタルトランスフォーメーションが話題となっている。そのベースはデータのデジタル化と活用といえる。プラント分野におけるその現状を整理の上、他分野の事例を参考としながら将来の可能性を考える。
○リスク情報による設計想定を超える事象に対するプラント安全と構造強度分野の貢献 第2回
設計想定を超える事象に対するプラント安全/東京大学/佐藤拓哉
プラント安全を向上させるためには、安全をリスクの面から捉え、適切な対策を講じることが重要である。この連載講座では、これまで設計で想定してきた事象を超えるような事象に対してどう対応すべきか、ということを中心に、プラント安全について解説する。第2回は、設計想定を超える事象に対する安全の基本的な考え方について紹介する。
○脱酸素社会を支えるコンバンドサイクル発電技術 第5回
蒸気タービンおよび発電機設備の構成と特徴/東北テクノアカデミア産学連携事務所/大地昭生
コンバインドサイクル発電の中で、蒸気タービン・発電機は全体出力の1/3を発電しており汽力発電に比べ小型である。蒸気条件はガスタービンの排ガスを排熱回収ボイラで回収し、発生蒸気を駆動蒸気としているため、汽力発電に比べ圧力、温度とも低い。二つの原動機の組み合わせ方式は1台のガスタービンと1台の蒸気タービンを連結し、1台の発電機を駆動する一軸型と複数台のガスタービンと1台の蒸気タービン・発電機を組み合わせた多軸型がある。蒸気タービンの復水、給水系は復水器の凝縮水をボイラへ直接送水し、排ガス温度を下げ、熱効率を向上させているため、給水加熱器類は無い。本稿ではコンバインドサイクル発電の蒸気タービン、発電機設備の構成、特徴について概説する。
■製品技術情報
○ナノファイバーによる全く新しい油吸着材/エム・テックス㈱/曽田浩義
ナノファイバー製造の量産化に至った経緯、および新しい技術開発と将来性を解説し、災害現場で実際に使用された事例を紹介する。
〔展望・解説〕
○建設業界におけるブロックチェーン活用に向けた実証実験/㈱大林組 佐藤洋平・太田洋行
当社の品質管理記録とブロックチェーンを連携した実証実験の概要について解説し、業界内での同技術の活用事例を紹介する。
○「ベストプラクティス集」の紹介/(一社)日本化学工業協会/尾崎浩司
日化協安全表彰に選ばれた職場の優れた活動は、毎年「安全シンポジウム」で発表されている。2013年度から2019年度まで7年間の受賞職場における優れた活動内容をまとめた「ベストプラクティス集(Ⅱ)」を紹介する。
○BP統計2021年版で見る世界のエネルギー動向(前編)/LNG経済研究会/奥田 誠
「BP Statistical Review of World Energy 2021」(BP統計2021年版)から前編として世界の一次エネルギー消費量及びCO2排出量、化石燃料の動向などを紹介する。
○微生物の働きでアンモニア性窒素を安定処理/三浦工業㈱/木村佳崇・壷内里枝
微生物の働きによりアンモニア性窒素を安定処理する新製品、生物ろ過装置「WA-GBM」について紹介する。従来の薬品によるろ過処理で挙げられていた多くの課題を解決した生物ろ過装置の原理や特長について説明する。
〔設計〕
○長期間使用された原子炉配管の耐震安全性評価手法の開発/(国研)日本原子力研究開発機構/山口義仁・李 銀生
長期間使用された配管を対象に、地震の強さと損傷確率の関係、いわゆる地震フラジリティを評価可能とした確率論的破壊力学解析コード、及び評価要領の整備について解説し、評価要領に基づく地震フラジリティ評価事例を紹介する。
○金属弁座偏心プラグ弁の開発/㈱栗本鐵工所/永瀬敦史
一般的にバタフライに適用される多重偏心構造をボール弁に適用することにより、金属弁座で耐久性に優れた偏心プラグ弁を開発したので、その特長および性能を紹介する。
■連載
○リスク情報による設計想定を超える事象に対するプラント安全と構造強度分野の貢献
第1回 リスクとプラント安全/東京大学/佐藤拓哉
向上させるためには、安全をリスクの面から捉え、適切な対策を講じることが重要である。この連載講座では、これまで設計で想定してきた事象を超えるような事象に対してどう対応すべきか、ということを中心に、プラント安全について解説する。第1回は、リスクとプラント安全の基本的な関係について述べる。
○プラント分野DXにつながるデジタルデータの融合的活用
第1回 デジタル潮流の整理と現状のデジタル化状況/技術オフィスTech-T/高原忠良/㈱富士テクニカルリサーチ/渡邊 惇
デジタルトランスフォーメーションが話題となっている。そのベースはデータのデジタル化と活用といえる。第1回は、デジタルトランスフォーメーションの意味合いを整理の上、プラント分野におけるデジタル活用の現状を整理する。
○脱酸素社会を支えるコンバンドサイクル発電技術
第4回 ガスタービンの保守技術/東北テクノアカデミア産学連携事務所/大地昭生
ガスタービンは高温ガスを作動流体とした高速回転する機器のため、厳しい使用環境で運用され、回転部は高い遠心力に晒されている。燃焼器や動静翼等の高温部品は高い熱応力と遠心力に晒され高温酸化や熱応力による損傷を受けることから、定期的な補修と交換を繰り返しながら運用することになる。また、ガスタービンの高温部品は高価なことから、できるだけ長時間運用して行くことは補修費の削減効果が大きく、交換インターバルの延長に繋がる補修技術や寿命再生、寿命延長技術等の寿命延伸技術が求められている。本稿では、これらのガスタービン補修技術について概説する。
■製品技術情報
○高精度広範囲制御マスフローコントローラー/㈱堀場エステック/今井和也
フローコントローラー(MFC)は、半導体市場の拡大と微細化技術への対応に伴い進化を遂げている。本稿では、さらなる半導体デバイスの微細化や立体構造化に伴うガス供給系への要求から、次世代のMFCの開発とガス流量計測技術を支える流量標準技術について紹介する。
○建設・プラント分野での図面文書比較の効果/㈱ワイ・エス・エス/玉田宗弘
設計変更の際に図面文書の「どこが変更されたのか」「正しく変更されたのか」を確認する作業が発生する。建設・プラント業界のファイルの課題と、図面文書比較技術を活用しての解決手法を紹介する。
■特集:検査・メンテナンス技術
○回転機械の設備診断におけるクラウド型電流情報量診断サービス/㈱高田工業所/松本正和
回転機械の設備診断の新たな技術として、モーターに流れる電流信号を解析し回転機械の状態を診断できる電流情報量診断システム“T-MCMA”、クラウド型電流情報量診断サービス“TMCLOUD”に関して、特長や実績等を紹介する。
○硬質ポリ塩化ビニル樹脂(PVC)配管の劣化診断/積水化学工業㈱/飯嶋章倫
本稿では、工場用途で使用されるVP管、HI管、HT管に対して、酸やアルカリなどの薬液や紫外線による劣化のメカニズムを解説し、その劣化状況を評価する「薬液劣化診断」「紫外線劣化診断」について紹介する。
○長尺配管検査用の工業用ビデオスコープ/オリンパス㈱/山岸和樹
配管内部の目視検査に使用される工業用ビデオスコープ。当社では挿入性を高め、革新的な新機能を搭載した長尺スコープの新製品IPLEX GAirを開発・発売した。その特徴を紹介する。
○パイプライン現地円周溶接継手用デジタルX線検査システム/日鉄パイプライン&エンジニアリング㈱/田中 進
パイプラインの現地円周溶接部用デジタルX線検査システムである『NSDARTR』(エヌ・エス・ダート)を開発した。NSDARTRの概要、ガス事業法に適用するまでの業界内の動向とデジタル検出器による放射線透過試験の評価の際に行った確認試験について紹介する。
〔展望・解説〕
○2050年カーボンニュートラルと洋上風力産業ビジョンについて/経済産業省 資源エネルギー庁/武智 翼
洋上風力発電は、2050年カーボンニュートラル実現に向けて最大限の導入が必要となる再生可能エネルギーの中でも、特にその導入拡大が期待される電源である。本稿では、洋上風力産業ビジョン(第1次)や2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略の策定など、洋上風力発電の導入拡大に向けた政府の取り組みを概観する。
○下水の熱源利用と脱炭素化の推進/東京下水道エネルギー㈱/須齋慶太
当社が下水熱(未利用エネルギー)の活用により、CO 2排出量削減に取り組んできた経緯と現状と、新たに2021年4月から後楽一丁目地区へ再生可能エネルギーを導入開始した趣旨、効果、今後について事例を通して紹介する。
○「GIIGNL Annual Report 2021」で見る2020年のLNG貿易/LNG経済研究会/奥田 誠
国際LNG輸入者連盟の「GIIGNL Annual Report2021」に基づき、コロナ禍の影響を受けた2020年の世界のLNG輸出入量、脱炭素化に向けた動きが加速する中でのLNG市場の動向等について概説する。
〔設計〕
○プラントの設計から調達を一気通貫で支援する受発注プラットフォーム/キャディ㈱/ 浅野麻妃
当社の提供する製造業の受発注プラットフォーム「CADDi(キャディ)」について解説。また、CADDiで対応を強化しているプラント業界への設計から調達までの支援等について紹介する。
〔施工〕
○耐火被覆吹付ロボットの開発/大和ハウス工業㈱/野村勇樹
建築現場における耐火被覆吹付作業を半自動的に実施する耐火被覆吹付ロボットを開発し労働生産性向上と作業負荷低減を行った。開発概要と現場検証内容について解説する。
○先端羽根付き鋼管杭工法の概要と採用事例の紹介/旭化成建材㈱/山田雅人
スクリューパイルEAZETの概要とともに、搬入・施工制約の厳しい条件での採用事例、土壌汚染が確認された地盤に対応したサポート工法を併用した採用事例の紹介をする。
■連載
○脱酸素社会を支えるコンバンドサイクル発電技術 第3回
ガスタービンの構成と特徴/東北テクノアカデミア産学連携事務所/大地昭生
ガスタービンはコンバインドサイクルの中では中核を為す重要な機器である。出力密度が高く、コンパクトであることから、航空エンジンに採用され、その後発展、発電用に転用された技術が多い。ガスタービンは燃焼温度の高温・高圧化により高効率化と大容量化が図られた。耐熱材料、冷却技術、燃焼技術の三つの要素技術がこれを支えた。また、内燃機関であることから、起動装置を備えている。本稿では、ガスタービンの構成、構造の特徴の他、材料、冷却、燃焼等の要素技術の発達、起動装置、燃料制御装置、空気取込み装置、圧縮機洗浄装置等の各種付帯設備についても解説する。
■製品技術情報
○蒸気乾き度計測機能を搭載した渦流量計/㈱テイエルブイ/髙田一平
蒸気プラントでみられる蒸気の乾き度低下における課題、乾き度計測技術の概要について解説し、蒸気乾き度計測機能を搭載した渦流量計を紹介する。
○赤外線レーザーを用いた遠隔メタンガス検知器の開発/東京ガスエンジニアリングソリューションズ㈱/安部 健・原 毅・横田鉄也
世界初の遠隔メタンガス検知器は、都市ガス事業者の長年のニーズを具現化した画期的な製品である。長期にわたる開発の歴史を振り返り、現在のニーズのトレンドを紹介する。
○AR技術による施工管理支援/清水建設㈱/田中伸二
AR(Augmented Reality)技術を用いて、携帯型タブレット端末上で建物のBIMモデルデータとリアルタイムのカメラ映像を合成・表示する事により施工中の各種計画や設備配管等の確認が可能であることを紹介する。
○ISO規格ダクタイル鉄管に適用可能な継手の離脱防止金具/㈱栗本鐵工所/山本雅之
ダクタイル鉄管管路の屈曲部などでは、管内水圧による継手離脱を防止するため、離脱防止金具などの防護が必要である。海外ODA関連事業などで使用される、ISO 2531規格ダクタイル鉄管に適用可能な離脱防止金具を開発したので、概要を紹介する。
○図面や書類の変更箇所が一目瞭然/㈱TRIART/渡邊彩乃
建築物の工事過程において、設計図通りに算段し見積後、専門業種毎に分けた施工図の作成から施工に至るまでの過程は非常に重要であるが、検図の見落としにより各図面に行違が発生し、発注ミスや施工時の手戻りが生じることがある。この課題を解決する図面・書類のチェック作業の効率化と精度向上を図る図面比較システムMIIDELを紹介する。
○独自機能が光る、DWG互換CAD/Graebert Japan(合)/千葉 浩
ドイツ生まれのCADソリューション「ARES(アレス)」シリーズは、国内のものづくりの現場で活用されている。DWGファイルと互換性の高いCADソフトという範疇を超え、CAD業界初の独自機能を搭載しながら、費用対効果にも優れているのが特長だ。本稿では、ドイツGraebert(グレバート)社の「ARES」が、国内で支持される理由を深掘する。
■特集:エンジニアリングの情報化ツール2021-5
AutoIsome/Advance/FrontSTR/Advance/FrontFlow/red/EcoSys/EYEPIPE
〔展望・解説〕
○機械学習を活用したガス管劣化予測アルゴリズムの実証について/東邦ガス㈱/横山愛美
AIを活用した劣化予測アルゴリズムをガス管に適用するための共同実証の経緯、実証で得た知見、今後の展望などについて紹介する。
○我々は、何故EVタンカーをめざすのか/旭タンカー㈱/土屋岳彦
当社が建造する世界初のピュアバッテリータンカーについて、その建造の背景、バッテリーシステム及び搭載される先進システム、効果に関し説明する。
○飛躍の時期を待つアフリカのエネルギー事情/LNG経済研究会/大先一正
西欧列強による植民地支配の後遺症もあり、アフリカの経済開発は遅れ気味であるが、「最後に残された巨大な成長市場」として登場することは確実であり、エネルギー情勢についても注目していくことが求められている。
○人財育成、技術開発および情報発信機能を備えたイノベーションセンターの建設/㈱キッツ/海治 勝
キッツ創業70周年記念事業の一環として、2022年春稼働開始を目指し、長野県キッツ茅野工場敷地内で建設が進んでいる「KITZグループイノベーションセンター」を紹介する。
〔運転・保守〕
○現場働き方改革を支える3Dアズビルト管理システム/三菱重工業㈱/尾﨑祐介
原子力発電所の定期検査などにて活用中の、3Dレーザースキャナーを用いたプラント設備配置状況可視化により、点検・保全作業検討前の現場確認回数を低減し、働き方改革にも寄与する“3Dアズビルト管理システム”を紹介する。
○伸縮管継手の老朽化再生/日本ニューロン㈱/西谷 章
各種プラントやインフラなどの配管・機器類に使用されるベローズ型伸縮管継手の老朽化再生に関して、その手法を紹介する。
■連載
○脱酸素社会を支えるコンバンドサイクル発電技術 第2回
コンバインドサイクル発電のシステム構成/東北テクノアカデミア産学連携事務所/大地昭生
コンバインドサイクルはトッピングサイクルにガスタービン、ボトミングサイクルにガスタービンの排熱を回収する排熱回収ボイラ、発生蒸気を動力に変換する蒸気タービン、更に、これを電力に変換する発電機の四つの主要機器より構成される。これらの機器の組み合わせ方式でプラントの熱効率が決まる。本稿では、熱効率の向上を目的とした再熱、非再熱、単圧式、多重圧式等の各種ヒートサイクルの組み合わせ方式及び、ガスタービン、蒸気タービン、発電機をタンデムに配置した一軸式、複数台のガスタービンと1台の蒸気タービンを組み合わせた多軸式等の軸配列方式について概説する。また、これらの主管系統の他に、燃料供給系、空気冷却系統、補給水系統、復水器冷却系統の補助系統について概説する。更に、東日本大震災時に設置された緊急用ガスタービンのコンバインドサイクルへの転換事例についても概説する。
■シリーズ
○石綿代替ガスケットの進歩
非石綿ガスケットの最新状況/㈱バルカー/秋山 聡
工業用シール材から石綿が禁止されておよそ10年、非石綿ガスケットが浸透し、その実力や現状が把握できてきた感がある。そこで非石綿ガスケットの現状と課題を確認するとともに、適した選定方法を紹介する。
■製品技術情報
○消防評定のフレキシブルホース(ファイヤープロテクト)/トーフレ㈱/室井 茂
危険物ラインで使用可能な『PTFEホースの消防評定品』であるファイヤープロテクトはなぜ生まれたか、それを構成するPTFEホース『バイオフレックスウルトラ』の活気的な特徴にも触れながら、開発経緯、消防評定取得、最新情報等について紹介する。
○「安心、安全、安定的」な放流を行うための放流弁/㈱栗本鐵工所/市川諒太
日本の電力供給体制は、脱炭素化すなわち再生エネルギー導入の拡大に向け、大きな転換期にある。特に既存ダム設備の改修・増強や、河川維持流量を利用した小水力発電設備の建設が進められている。これらの水力発電設備で使用されているバルブを紹介する。
○スチームトラップにおけるコールド・スタート時の省エネ効果/ゼットエンジニアリング㈱/珊瑚瑞樹
コールド・スタートの原因と弊害、及び対策を解説し、フロート型トラップとオリフィス型トラップで比較した省エネ事例を紹介する。
○AIとミラープラントによる化学プラント運転変更操作の効率化/㈱オメガシミュレーション/深野元太朗
三井化学、NEC、産総研、オメガシミュレーションは、AI及び、オンラインシミュレータを融合し、プラントの運転効率化をガイダンスする研究を行っている。三井化学のプラントでの実証実験で、手動操作に比べ40%の改善を図ることができた。
■特集:注目の防食・耐食技術
○火力発電プラント水処理の現状と新技術/三菱パワー㈱/赤嶺博史・中本 充/三菱重工業㈱/澤津橋徹哉・中土雄太・田村和久
火力発電プラントにおいてプラント水処理は、ボイラ・タービン系統内での腐食発生、スケール生成・付着、タービンへのキャリオーバなどの障害を防止するために実施されている。ボイラ・タービンの要求水質は、JIS B 8223において規定されており、新知見による定期的な改正に当社も参画している。また、当社は、重大な問題が発生する可能性のある予兆の早期発見や、プラントの効率改善に寄与する取り組みとして、『TOMONI水質診断』システムを開発し、実機適用を拡大している。
○配管設備の長寿命化における持続可能性の課題/ローバル㈱/樋垣雅史
本システムの特徴は、現場で溶融めっきに相当する亜鉛下地の生成と亜鉛の溶出速度を安定的に緩やかに遅らせる反応性皮膜の形成である。塩害地域や地際などの腐食が進行しやすい環境への有効性について紹介する。
○濡れたままでも塗装できる湿潤面用塗料/関西ペイント㈱/太田伶美
稼働中の各種プラント設備や構造物は、補修部位が常態的な結露などにより湿潤しており、補修塗装ができないケースがある。この課題を解決すべく、湿潤面に対する塗装適性を有する塗料の開発を行ったので紹介する。
〔展望・解説〕
○カーボンニュートラルLNGの導入状況とカーボンクレジット制度/LNG経済研究会/奥田 誠
カーボンニュートラルLNGは、LNGサプライチェーン(天然ガスの採掘、LNGによる輸送、需要端での燃焼利用)全体で発生するGHGを、CO2クレジットで相殺し、GHG発生量を±0とみなすLNGであり、導入が始まっている。
○原子力発電所用途から災害対応、インフラ点検までオンリーワンロボットの技術開発/三菱重工業㈱/藤田 淳
原子力発電所の安全運転を支える特殊ロボットおよびその技術を紹介し、災害対応やインフラ点検等の新分野へ応用展開している最新状況を解説する。
○インドのエネルギー事情/LNG経済研究会/大先一正
国際エネルギー機関(IEA)によれば、インドは2040年までの世界のエネルギー消費増加量の約1/4を占める。一方、石炭の国内資源量は豊富であるが、石油および天然ガスは乏しいため、輸入量の大幅な増加が確実である。このため、石油および天然ガス輸入大国のわが国としては、その動向を見守っていくことが重要となっている。
〔施工〕
○高合金耐熱鋼の溶接補修技術の実際/㈱高田工業所/中野正大・山口ちひろ
高合金耐熱鋼の溶接補修技術として、分解炉の輻射管および連絡管の溶接にともなう問題とその対策の事例を紹介する。
○ICT等を活用した建設技術高度化/三菱重工業㈱/廣芳啓明・石井達也・飯星雄介・伊勢田昇・崎原奈穂・岩舘伸生
原子炉施設建設工事を安全且つ高品質そして短工期で実施するための課題について解説し、最新のICT技術活用による高度化への取り組みと実用例を紹介する。
〔運転・保守〕
○熱交換器チューブの新しい閉止技術/㈱テクネ商事/羽田一郎
熱交換器チューブのリーク対応に施工する既存工法の懸念点と、メカニカルプラグ工法の機能や優位性、採用実績等を紹介する。
○調節弁のトラブルとその対応方法/アズビル㈱/宮原 崇・渡邊淳一
調節弁およびアクセサリが経年劣化や故障により設計通りの動作しない場合の対策や、定修工事における現場での健全性の確認作業などはユーザーにとって大きな負荷となっている。本稿では、異常発生に対応する基本設計からIoTを活用した設備保全について述べる。
■連載
○脱酸素社会を支えるコンバンドサイクル発電技術 第1回
コンバンドサイクル発電の創生と発展/東北テクノアカデミア産学連携事務所/大地昭生
コンバインドサイクル発電技術は2050年カーボンニュートラルを達成するための基幹技術として注目されている。コンバンドサイクル発電の中核となっているガスタービンは出力密度が高く、コンパクトであることから航空エンジンをルーツとしているものが多い。しかし、ガスタービンの誕生は蒸気タービンに比べ、半世紀以上遅れた。しかし、その後、長足の進歩を遂げ、現在では、ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせたコンバインドサイクル発電が電力供給の主力となっている。更に、今後、カーボンニュートラルを達成するための基幹技術として期待されている。本稿では、ガスタービン、コンバインドサイクル発電の創生とその後の発展について解説する。
■製品技術情報
○スクレーパ付きストレーナ/㈱栗本鐵工所/畠 明宏
水道、工業用水、農業用水ラインで使用されているストレーナについて、堆積した塵芥物を断水・分解することなく外部へ排出できる、メンテナンス性に優れた新形スクレーパ付きストレーナを開発したので構造、特長を紹介する。
○最適化で切り開く配管サポート設計の新しい世界/㈱ベントレー・システムズ 長尾康史
近年再注目を浴びている設計最適化。配管応力解析分野ではあまり取り扱われていなかった本技術の概要を説明し、AutoPIPEを利用してどのように配管サポートの設計に落とし込むのか、その方法論とメリットを紹介する。
■特集:フランジ廻りの注目技術
○腐食減肉した高力ボルト・ナットの3次元計測と軸力評価に基づく合否判定/㈱セイコーウェーブ/新村 稔/東京電機大学/辻 裕一/岩手県立大学/土井章男/㈱IMC/小林大祐
現在、ナット高さやナット二面幅の限界値の基準がなく、減肉がフランジ締結体の強度に及ぼす影響に関する研究は少ない。本稿ではFEMにより、ナット高さやナット二面幅を変えつつ応力解析を行い、供用適性評価を行えることを明らかにし、開発事例も紹介する。
○ヒューマンエラーを防止するトルク管理型ナット/㈱ケー・エフ・シー/木村勇輝
トルク管理の重要性、トルシアナットRK/ZKの仕様や特徴について解説し、本製品の使用実績や主な使用用途について紹介する。
■特集:エンジニアリングの情報化ツール2021-4
PDFJump/JumpBoard/InfiPoints/ClassNK-PEERLESS/Galaxy-Eye/E3.series for Electrical Construction
○流れ加速型腐食(FAC)による配管減肉の予測技術/(一財)電力中央研究所/渡辺 瞬
原子力および火力プラントに発生する代表的な流れ加速型腐食による減肉の事例や管理の現状ならびに現象のメカニズムに基づく予測技術について解説する。
○工場デジタル化による製造・品質管理高度化/三菱重工業㈱/佐野裕介・吉永忠史・西岡 毅・寺前卓真・永尾剣一・三宅孝司
モバイル端末や電子帳票などのITを活用したデジタル化により、各種製品の作業指示、作業履歴などのより確実な管理を可能とする製造管理と、品質記録における手書き等の人の関与する作業を最小化した品質記録管理に関する事例を紹介する。
○国際エネルギー機関(IEA)による世界の天然ガス需給動向報告/LNG経済研究会/大先一正
コロナ禍の下でLNG産業は激しい変動の時期を迎えているが、世界的にLNG市場とパイプラインガス市場の一体化が進んでいるため、国際エネルギー機関(IEA)が発表を開始した「季刊天然ガス市場報告(Gas Market Report)」は、LNGの需給や価格動向を考える上での貴重な情報源となっている。
○高断熱シートの開発/住友理工㈱/伊東邦夫・金原輝佳・笹井建典
シリカエアロゲルを配合した軽くて柔軟性に優れる高断熱シートについて紹介する。標準グレードに加え、新たに不燃高耐熱グレードを開発し、低温から高温域まで網羅。多種用途に展開を進めている。
■設計
○配管部材の熱、振動変形:熱、振動による膨張・ひずみの可視化/㈱構造計画研究所/中村 匡
配管破損の原因となる熱および振動による変形を、デジタル画像相関法で可視化する技術について解説した。熱による配管の変位およびひずみ分布計測事例と配管部材のハンマリング試験計測事例を紹介する。
■施工
○プラント機器に採用されるフッ素樹脂コーティング・ライニング技術/日本フッソ工業㈱/榊 崇好
フッ素樹脂コーティング・ライニングについての実務上の概略について解説し、プラント機器に採用されることの多い『リチルライニング』について紹介する。
■製品技術情報
○「2D/3D GIS」でプラントのDX化を推進/㈱ナカノアイシステム/伊倉正芳
プラントのDX推進を目的とし、保全管理や資産管理に用いる2D/3D GIS(地理情報システム)「GeDA」を紹介する。
○図面のないプラントの老朽化対策/ケイ・エイチ工業㈱/平野祥之
図面がなくても今ある機器や機械装置の機能を再生し、小予算で老朽化対策を可能にする方法、解決策を紹介する。
○石油精製・石油化学向けキャンドモータポンプUCWC型/㈱荏原製作所/藤澤宏行・松山哲也
本製品は国際規格API685に準拠しており信頼性の高い構造となっている。ポンプとモータを一体化することにより、完全無漏洩を実現し環境負荷低減・安全性向上、小型化、作業負荷の低減を実現しプラント運転の経済性向上に寄与する。
○ワイヤレス超音波板厚測定ロボットの紹介/㈱ウィズソル/永田博幸
プラント施設の配管設備に発生する内部の腐食を調査、ワイヤレスロボット型連続板厚測定装置を用いて検査の効率化を図る。32個の超音波センサを搭載し、一度に340mm幅の板厚測定が可能なワイヤレスロボットの概要について解説し、配管設備への適用事例を紹介する。
■特集:現場の安心・安全支援技術
○現場工事で役立つ熱中対策グッズ/ミドリ安全㈱/松岡克巳
地球温暖化、従事者の高齢化等、熱中症予防への取組は年々重要になっている。暑熱環境となる現場工事における最新の熱中対策商品を事例も交え紹介する。
○高出力レーザークリーニング装置における“四つの安全性”/クリーンレーザージャパン㈱/本村孔作
処理速度からも今後期待される高出力レーザークリーニングモデルを中心とし、市場導入の前提条件ともなる製造メーカー、装置仕様・設計、作業環境・オペレータ、クリーニング対象物の側面から安全性・信頼性を実例を交え説明する。
○生産設備の安定化・保安力強化に貢献するクラウド型バルブ解析診断サービス/アズビル㈱/中瀬博史
国内プロセス産業においてIoTやAIの活用が声高に叫ばれているが、それらツールを効果的に運用するためのデータ解析作業は製造や保全の現場ユーザーにとって大きな負担となっている場合が多い。昨今、HART R通信対応の現場機器の活用例として認知が進んでいるバルブ診断に関しても例外ではない。今回それらユーザーの負担が不要で、生産設備の安定化・保安力強化に貢献するバルブ解析診断サービス“Dx Valve Cloud Service”を紹介する。
■特集:エンジニアリングの情報化ツール2021-3
STAN/3D/NavVis/MEP Designer PRO/STACS(スタックス)/Tekla Structures RC詳細設計/Tekla Structures鉄骨詳細設計/AutoSpool材集 V8.8/Finalcad
○SDGsの意義と社会的な広がり/(一社)日本SDGs協会/丸山史人
最近耳にするようになった「SDGs」とは?あなたはどの程度その成り立ちや中身を理解しているだろうか。日本における取組が更に発展的に進むための一助として、SDGsの意義と社会的な広がりについて本稿を取り纏める。
○日揮グループにおけるサステナビリティへの取り組み/日揮ホールディングス㈱/堀川愛子
日揮グループのマテリアリティの一つである環境調和型社会を実現する取り組みの中から、環境関連技術のビジネス化に係る複数の事例を示し、サステナビリティへの取り組みの現況について紹介する。
○地球環境の未来と持続可能な社会の発展を目指して/千代田化工建設㈱/池尻明紀
当社が創業以来、事業を通じて取り組んできたグローバル課題の解決を目指したサステナビリティ活動とSDGsの浸透に至るまでの道のりを紹介する。
○東洋エンジニアリングにおけるSDGsの取り組み/東洋エンジニアリング㈱/長 聡
当社のSDGsに対する取り組みについて、それと関係の深い当社のマテリアリティを軸とした説明を通じて紹介する。
○積水グループのSDGs関連取り組み/積水化学工業㈱
当社は昨年、2030年までの長期ビジョン「Vision2030」を策定、「ESG経営を中心においた革新と創造」で社会課題解決への貢献を拡大し、2030年の業容倍増を目指している。本稿では、積水化学グループのSDGs関連への取り組みについて紹介するとともに、新しい製品評価制度「サステナビリティ貢献製品」の具体例を紹介する。
○日本ニューロンのSDGs宣言/日本ニューロン㈱/岩本泰一
自社の取り組み内容をSDGsの17ゴール、169ターゲットにリンクさせていく際に、「社員満足・顧客満足・地球満足」の“満足3分類”に配置してみることが最良の解釈と捉え、明確化することができた。本稿では、SDGsに関する当社の取り組みについて紹介する。
■解説
〔施工〕
○レーザーアライメントシステムを活用した回転機芯出し作業の効率化・標準化と技能伝承問題の解決策/㈲ティティエス/松岡秀晃
本稿では、回転機の芯出し作業において測定値が安定しない、修正回数が増え作業時間が長くなる要因を解説し、対策として、レーザーアライメントシステムの概要と事例を紹介する。
○接着技術の基礎と金属への応用セメダイン㈱/紺野 誠
アクリル樹脂系接着剤のSGAにおける基礎性能について解説し、構造用途としての接着接合検討事例を紹介する。
○大出力真空レーザ溶接技術の開発/JFEスチール㈱/木谷 靖
真空中の大出力レーザ溶接ではスパッタ、溶接欠陥が防止でき、深溶込みの良好なレーザ溶接が可能となる。このメリットを活用する適用として、圧延クラッド鋼板製造工程におけるスラブ組立て溶接技術を開発し、実用化した。
〔保守〕
○配管架台接触部の減肉スクリーニング検査技術/新日本非破壊検査㈱/浅野裕一・高橋一真
架台と配管との接触部の腐食減肉調査において、配管の持ち上げや錆こぶの除去を行わずに減肉の検出と減肉量を評価が可能な超音波V透過法による配管架台接触部の減肉スクリーニング検査技術を紹介する。
○『見て、触れて、体感できる』施設/㈱ベン/鈴木みれい
自動弁のリーディングカンパニーとして創立70周年を迎えた当社が2018年に新相模原工場に併設したイノベーションセンター。『見て、体感できる工場』をコンセプトとした、物流と生産が一体化した見学・体験が行える施設について紹介する。
■連載
○計装配管の設計と施工 第3回
施工/(一社)日本計装工業会 研修委員会
計装機器への配管は、元弁を境に配管工事と計装工事に分けられる。配管設計者にとって計装配管の知識をもつことはトラブル防止に有効であるため、計装配管の設計および施工の要点を紹介する。今回は前回に続き「計装配管の施工」と題し、施工用図書や施工上の注意点などを紹介する。
■製品技術情報
○高圧水素ガス環境下で使用可能なシール材料/㈱バルカー/西原亮平
水素市場では.40.85℃、大気圧⇔82MPa(急減圧)といった非常に苛酷な環境下にシール材が曝される可能性があり、一般材料ではシール性能を発揮できない。先述の環境に耐えうる新規エラストマー材料を開発したので、本稿にて評価結果や製品の特徴を紹介する。
○環境配慮型高濃度亜鉛末塗料/ローバル㈱/遠嶋良輔
環境配慮型ジンクリッチペイントの使い方、一般のさび止め塗料との防錆原理の違い、シリーズ各製品の特徴、効果的な改修タイミングと使用箇所を解説し、配管における身近な採用事例を紹介する。
〔設計〕
○革新的なプラント空間設計支援CADツール/㈱PlantStream/愛徳誓太郎
紙媒体のアナログ中心の設計手法からデータセントリックな三次元設計遂行への変革。空間設計の業務効率化に向けて、配管設計ノウハウとCAD技術とを融合させた革新的な空間自動設計システムPlantStreamについて紹介する。
○TMCP技術の進歩と高性能鋼材/JFEスチール㈱スチール研究所/伊木 聡・三宅 勝
高性能厚板の製造に寄与するため、材質制御を可能とする新しい制御圧延および制御冷却プロセス・技術を概説するとともに、これらを活用した最近の高性能厚板・鋼管の開発状況について説明する。
〔展望・解説〕
○中国における天然ガス火力の導入状況と将来展望/LNG経済研究会/大先一正
中国の天然ガス火力は、割高な燃料費等のハンディを抱えているが、当面はクリーン性が評価され、大気汚染対策が喫緊の課題となっている沿岸部を中心に導入され、電源の低炭素化にも貢献する一方、長期的には風力・太陽光発電の稼働変動を補完する調整電源となることが見込まれている。
■連載
○計装配管の設計と施工 第2回
設計②/(一社)日本計装工業会 研修委員会
計装機器への配管は、元弁を境に配管工事と計装工事に分けられる。配管設計者にとって計装配管の知識をもつことはトラブル防止に有効であるため、計装配管の設計および施工の要点を紹介する。今回は前回に続き設計②と題し、おもに計装品の取付について紹介する。
■製品技術情報
○3Dモデルを活用した遠隔支援や技術伝承を実現するMixed Realityソリューション/㈱ニコン・トリンブル/山元 環
市場拡大の進むAR/VR技術を用いたニコン・トリンブルの最先端Mixed Reality製品と付随するクラウドサービスについて解説し、建築設備や製造など各分野の3Dモデルを使用した働き方改革の可能性を紹介する。
○ポリプロピレンを基材とする、耐薬品性とコストパフォーマンスに優れた配管バルブ/ウシオライティング㈱/山中達彦
プラスチック継手「Zユニオン」は1970年以来のロングセラー製品であったが、2012年に発売した樹脂製チューブ「UPチューブ」でも業界の定評がある。本稿ではそれらの知見を活かし2020年に開発した新製品、樹脂製バルブ「UPバルブ」について紹介する。
○ガスケットソリューションサービスの紹介/ニチアス㈱ 工業製品事業本部
ガスケットの選定や締付トルクの計算ができるガスケットNAVI、ガスケットの即加工・即納品を実現したGASKET工房、分析・評価による技術支援や体験学習を提供するガスケットLab、この三つのサービスについて紹介する。
○配管内で流体を混合する静止型混合器/アイセル㈱/望月 昇
配管内を流れる流体を短距離で高効率に混合するMSEスタティックミキサー(静止型混合器)について説明し、その混合性能をJIS規定の測定方法を参照しつつ解説し、合わせて高分子液体凝集剤の希釈との関連について紹介する。
■特集:注目の検査・メンテナンス技術
○超音波による気体リーク箇所の可視化/JFEアドバンテック㈱/田村有為
広範囲に敷設された気体輸送配管に対して一度に気体リーク箇所を可視化できる方法である超音波ビームフォーミング法を解説するとともにそれを組み込んだ小型軽量のポータブル器エアリークビューアーMK-750及び新型器MK-750STについて紹介する。
○錆残存面への塗装を可能とした新世代重防食塗料/関西ペイント販売㈱/嘉瀬井一彦メンテナンス塗装は施工環境や部位の特異性、工期の兼ね合いなどで必ずしも十分な素地調整ができないケースもあり、こういった問題を解決すべく、素地調整の軽減を視野に入れた錆残存面への塗装を可能とした塗料の開発を行ったので紹介する。
○閉鎖空間作業事故ゼロを目指して/ドレーゲルジャパン㈱/高瀬里美
タンクやコンテナなど、閉鎖空間の入槽作業に必要な保護具の利用方法や実践的な体験などの技術・知識を安全な環境で学習できる、閉鎖空間トレーニングの紹介。指定の場所に専用車が出張し、トレーニングを提供する。
○球体ドローンを活用した屋内点検ソリューションの紹介/ブルーイノベーション㈱/熊田貴之・遠藤将利
インフラ施設の老朽化に伴い需要が増大する点検作業に対し、安全・高効率のドローン「ELIOS」を活用した点検ソリューションについて、機体の特長や機能を紹介し、様々なシーンでの実例を紹介する。
■特集:エンジニアリングの情報化ツール2021①
Intergraph Smart 3D/EYECAD V9.03/AVEVA Everything3D(AVEVA E3D)/AVEVA NET Workhub and Dashboard/ContextCapture CONNECT Edition/Bentley AutoPIPE CONNECT Edition V12/AUTODESK AUTOCAD PLANT 3D 2021/Architecture, Engineering & Construction Collection(Revit, AutoCADなど)/PIPENET/CAEPIPE/Advance/FrontNet/Γ/Advance/FrontNet/Ω/SNAP
〔展望・解説〕
○「2020年版BPエネルギー展望(BP Energy Outlook)」報告/LNG経済研究会/大先一正
BPは2020年版エネルギー展望において、世界の石油需要が既にピークを過ぎた可能性があることを指摘し、世界的な反響を呼ぶとともに、展望期間を2050年までに延長し、CO2排出量ネットゼロのエネルギー需給の絵姿及び課題を示しており、注目する必要がある。
〔設計〕
○水素充填シミュレーションを用いた水素ステーション設計技術/㈱神鋼エンジニアリング&メンテナンス/山下和宏・鈴木文昭・高畠和郎・勝山 拓・福谷啓太
当社が保有する水素充填非定常シミュレーション技術を活用し、FCV向け一般型、設備コスト低減型、およびFCバス兼用型の3ケースの水素ステーションについて最適な設備仕様を検討した事例を紹介する。
○ふっ素樹脂系ガスケットが組み込まれたボルト締結体の軸力挙動評価/㈱バルカー/佐藤広嗣
ふっ素樹脂系ガスケットが組み込まれたボルト締結体を対象に、そのふっ素樹脂ガスケット材料の熱膨張やクリープ、剛性変化などの材料特性が締結体軸力に及ぼす影響を評価した。
〔運転・保守〕
○材料内部の欠陥を3次元で可視化する超音波映像法PLUSの開発/東北大学/小原良和
材料内部に発生する欠陥を3次元で可視化できる超音波映像法PLUSについて、その基本原理と映像化例を紹介する。
■連載
○非破壊試験の基礎と応用 第5回
超音波探傷試験2/ソノヤラボ㈱/園家啓嗣
今回は、超音波探傷試験の中で、①一般的に使用されている射角探触子を用いた端部エコー法、および②リアルタイムで画像収集できるシステムの代表例で、送受2個の探触子を向い合せに固定した走査冶具を溶接線方向に移動させるだけで溶接部の縦断面画像が得られるTOFD法について、その原理、特徴などについて説明する。
○計装配管の設計と施工 第1回
設計1/(一社)日本計装工業会 研修委員会
計装機器への配管は、元弁を境に配管工事と計装工事に分けられる。配管設計者にとって計装配管の知識をもつことはトラブル防止に有効であるため、計装配管の設計および施工の要点を紹介する。
■製品技術情報
○時系列波形に基づく異常検知AI技術の高度化/㈱東芝/山口晃広・植野 研
生産現場の製造装置やインフラ設備の時系列波形に基づく異常検知AI、特に、誤報・見逃し低減型波形判別技術LTSpAUC、多変量時系列セグメンテーション技術LAMTSSについて事例を交えて紹介する。
○VR技術を用いたポンプ補器類・配管配置の確認、および流動状況の把握/㈱荏原製作所/對馬広大・平田和也
近年産業界でも急速に発展、浸透してきたVR技術に関し、当社における「遠隔協調」「接触干渉」「流れ解析の可視化」技術の概要、および活用事例を紹介し、今後の技術開発の展望について解説する。
○ガス内管設計支援システムの開発/東京技工㈱/野田友治
当社開発のガス内管設計支援システム「オートアイソメ」の特長である、口径を決定するのに必要な圧力損失計算に入力した数値から、CADを使わずアイソメ図を自動作成する機能について紹介する。
■特集:発電プラントで活躍する製品と技術
○火力発電所の現状と今後/LNG経済研究会/奥田 誠
「2050年までに温室効果ガス排出ゼロを目指す」と菅首相が表明し、発電分野の具体的施策検討が進められている。現状で発電量の約8割を占める火力発電について、石炭火力や天然ガス火力発電所の状況などについて紹介する。
○マイクロドローン活用による目視点検の紹介/㈱ウィズソル/松浦侑祐
新技術として、マイクロドローンについての当社の活用について本稿にて紹介する。近年のロボットや無線技術の発展に期待度は高まっており、無線技術を採用することで目視作業環境の改善が求められている。当社マイクロドローンは高所や閉所での目視業務における付帯工事の低減によるトータルコスト削減と工程の短縮化を目的としてマイクロドローンの活用について紹介する。
○屋内設備点検に特化した特殊球体ドローン/㈱アイ・アール・システム/鈴木公治
ドローン市場の中でもとりわけ急速に拡大している設備の点検市場について解説し、屋内設備点検向けに開発された「ELIOS」シリーズの仕様概要や使用実績例を紹介する。
○水密と耐火を両立する配線・配管貫通部シール/ロクステック・ジャパン㈱/山口久美子
従来型の配線・配管貫通部のシール方法の課題を提示し、近年複合的かつ高度になっている密閉要求に応える貫通部シールの概要を解説する。
○プレート式熱交換器のための防塵装置/㈱日阪製作所/淺井 萌
発電プラントで利用されるプレート式熱交換器は海水冷却式の場合、安定操業のために防塵装置が欠かせない。その一つである横置きのサイクロン式ストレーナの構造や特長について紹介する。
○発電プラントで活躍する復水器真空ポンプ/㈱鶴見製作所/中村光邦
火力、原子力、バイオマス、地熱等の蒸気タービン式発電設備において必要不可欠な復水器真空ポンプについて解説し、SDGsにおいても重要となるCO2排出量の削減やカーボンニュートラル化社会へ貢献できる展望について紹介する。
■エッセイ
○ロシアの科学技術を支えるノボシビリスクのアカデムゴロドク/大地昭生
配管技術 雑誌の内容
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ニュートンプレス.
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Newton Special
ゼロからよくわかる
数学教養教室 指数・対数編
監修 小山信也
執筆 山田久美
スマホの「ギガ」,地震の規模をあらわす「マグニチュード」,ウイルスの感染者数の増加曲線など,指数・対数は身近にひそんでいる。指数・対数の基本をゼロからやさしく解説しよう。
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異常気象や気象災害にそなえるためには,天気や気象のしくみを正しく知ることが重要だ。実際におきた気象現象や災害を通じて,天気と気象のメカニズムをやさしく解説する。
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南アメリカ─動物の楽園
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日経サイエンス
日経サイエンス
2022年04月25日発売
目次:
【特集:時空の起源】
創発する時空 量子情報がもたらしたパラダイム
「時空の創発」ってどういうこと? 細谷曉夫氏に聞く
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【特集:コロナで世界はどう変わったか】
データ解説 コロナ禍の社会変化?
ついに始まったmRNA 医薬の時代
変異株を追跡 暴かれたオミクロン株の正体
コロナ後遺症が変えた慢性病のとらえ方
実験室から現場へ 検査を革新したPCR技術
なおも消えないウイルス起源の陰謀論
遠のく脱格差社会
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アンドロメダとの衝突 天の川銀河の最後の姿
トランスジェンダーの人々を守った最初の医師
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★このほかにも魅力的な記事がいっぱいあります。
◇フロントランナー挑む
人間はなぜ攻撃的なのか 愛憎の根源に迫る:黒田公美(理化学研究所)
◇SCOPE:AIフェイクの攻防/木質バイオマス発電への疑問/鉄剣,隕石から低温鍛造
カーボンナノチューブで“ 脱炭素”/スプレーで植物を一時的に改変
◇ADVANCES:極小の虫の飛翔法/過密で加速/温暖化でアホウドリが離婚/
期待高まる超低磁場MRI/圧力かけても流れない/満腹を感じる脳/海洋生物の重さ/
社会性昆虫の社会的距離/ニュース・クリップ/視野の外を見る
◇From Natureダイジェスト
核融合のエネルギー発生量で新記録/CAR-T細胞療法実施から10年
◇グラフィック・サイエンス:ダイナモ機構を探る
◇パズルの国のアリス:拠点巡り
◇BOOK REVIEW
『情報発信者の武器』 鈴木光太郎,
『がんは裏切る細胞である』 丸山 敬,
<連載>森山和道の読書日記 ほか
◇サイエンス考古学
◇今月の科学英語
科学の「先端」「発見の快感」を伝える一般向けの総合科学誌
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2022/03/25
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誠文堂新光社
天文ガイド
2022年05月02日発売
目次:
【特集】
〇手軽なシステムで迫力の天体像を観る
自宅ではじめる電視観望/Sam
特集は「自宅で始める電視観望」。最近注目されている新たな観望スタイルが「電視観望」です。市街地の空からでも星雲などの天体を色味のある姿で観察することができ、かつ手軽な機材で始められるため、人気が高まっています。電視観望とはどのようなものかを紹介しながら、まずは自宅で楽しむための具体的な方法をじっくりと紹介します。
〇天体観望が変わる!?
デジタル望遠鏡 eVscope 2/沼澤茂美
ニコンとユニステラ社のコラボレーションによる新時代の望遠鏡「eVscope 2」。ワンタッチで見たい天体を視界に入れることができ、眼視で見にくい天体も明瞭な姿として観望することができる、新時代の望遠鏡です。フィールドでの試用インプレッッションを紹介します。
〇5月27日 昼間の金星食/早水 勉
5月27日の昼間に金星食が起こります。食が見られるのは九州南部~南西諸島で、九州南部の限界線の近くでは金星の一部がかくされます。そのほかの地域でも27日と28日の明け方に月と金星の接近を楽しむことができます。注目の現象を詳しく紹介します。
〇コニカミノルタ プラネタリアYOKOHAMAオープン/塚田 健
3月24日に横浜のみなとみらいエリアにオープンした「コニカミノルタ プラネタリアYOKOHAMA」。昨秋オープンの「コニカミノルタ プラネタリウム満天NAGOYA」と同じく自発光するドームシステムを採用した同社直営の最新型プラネタリウムです。プラタリアYOKOHAMAの目玉は番組投影中にプラネタリウムの空を視聴者がスマホで撮影できること。オープン初日に取材、注目のプラネタリウム館を紹介します。
毎月の天文現象と、新製品のニュースをお伝えします。
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2022/04/05
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2022/02/04
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2022/01/05
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2021/12/03
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日経ナショナル ジオグラフィック社
ナショナル ジオグラフィック日本版
2022年04月30日発売
目次:
【特集】
○まるごと一冊 未来に残す 世界の森林
●森林の未来
世界各地で、猛暑と干ばつによって森林の木が次々に枯れている。しかし、世界の国々が力を合わせれば、被害を最小限に抑えることができる。
●火をもって火を制す
オーストラリア先住民の人々が伝統的な火入れを復活させて、増加傾向にある大規模な森林火災を抑えようとしている。
●マルミミゾウの森
ガボンの森林では、夜の気温上昇や降雨量の減少によって果実の量が減り、マルミミゾウが脅かされている可能性がある。
●森林を救う四つの方法
別の土地へ移植するか、植林を進めるか、DNAを改変するか、それとも、何もせずに自然に任せるか?炭素を吸収してくれる森林を助けるには、どの方法がベストだろう?
○特製付録:消える世界の森林/熱帯雨林のバランス
数十年の間に世界の森林がどのように変化してきたかを、詳細なグラフィックと地図で見てみよう。
【コラム】
●PROOF 世界を見る「春を告げる霧幻の森」
山形県の白川ダム湖では、雪解け水が流れ込み、1か月だけ、水の中から木々が生えているかのような幻想的な光景が現れる。写真家の小関一成が記録した。
●EXPLORE 探求するココロ
「伐採されなかった森」「3.6億年前の森は?」「森づくりで豊かな漁場を」「白いセコイアの木」
●読者の声
●テレビでナショジオ
●次号予告
●日本の百年「干潟に立つ大鳥居」
●今月の表紙:デンマークの首都コペンハーゲンの郊外にある森につくられた高さ45メートルのらせん形の通路。新しい視点で森を眺めて、楽しむことができる。
テレビや新聞では報道されない、世界の“いま”を知ることができます。
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2022/03/30
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2022/02/28
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2022/01/28
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2021/12/28
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2021/11/30
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2021/10/29
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ネイチャー・ジャパン株式会社
世界No.1総合科学ジャーナル 『Natureで、最先端の科学に出会う!』
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2022/05/12
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2022/05/05
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2022/04/28
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2022/04/21
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2022/04/14
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2022/04/07
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日本ビジネス出版
環境ビジネス
2022年03月15日発売
目次:
トップリーダーに訊く「環境配慮型経営」
第9回
経済合理性と環境が正しく循環する社会を目指して
カルビー株式会社代表取締役社長兼CEO伊藤秀二 氏
特集1
株式市場再編で加速するカーボンニュートラル
2022年4月より、東京証券取引所は「プライム」「スタンダード」「グロース」体制へ
東京証券取引所
TCFD賛同企業No1の日本 環境立国として、世界をリードできるか
一橋大学CFO教育研究センター長 TCFDコンソーシアム会長 伊藤邦雄氏
CO2排出量算定・削減クラウドサービス+ SXコンサル支援の両方を提供
アスエネ
サステナビリティ戦略の強化が企業成長のカギ
みずほリサーチ&テクノロジーズ
積極的な情報開示で脱炭素系技術を投資家にアピール
経済産業省
第24回環境ビジネスフォーラムレポート
脱炭素経営の実践へ
CO2削減とエネルギーの効率化
CO2削減と事業の進化・創出を
ボストンコンサルティンググループ
緩和と適応で多角的な対策を推進
カルビー
カギは手法・削減量・費用の明確化
ソコティック・サーティフィケーション・ジャパン
特集2
環境先進企業が取り組むCO2排出削減量の可視化
カーボンニュートラル社会に向けた企業の長期戦略の重要性
三菱総合研究所
国内外サプライヤーの排出削減意識と調達側企業の意識との間に温度差
ジェトロ
カゴメはサプライヤーの削減努力をスコープ3に反映する算定方法を探る
カゴメ
配合飼料トップメーカーが業界を牽引し、 ESG/SDGsに取り組む
フィード・ワン
温室効果ガス排出量削減につながる可視化から実行まで伴走で支援
NTTデータ
特集3
COP26で注目が集まる市場メカニズムとビジネスチャンス
パリ協定6条運用ルールが合意 世界共通の巨大な COクレジット市場が誕生
環境省
クレジットの質が問われる時代 国内外の状況を見極めた戦略が重要
伊藤忠総研
拡大するカーボン・クレジット市場
需要と供給、守りと攻めのバランスがビジネスのポイント
ボストンコンサルティンググループ
クレジットの本質を見極め正しい価値観でビジネスを行うことが重要
みずほリサーチ&テクノロジーズ
特別企画
洋上風力に課せられる地域固有の産業支援・創生
三菱商事FIT上限の 1/2価格で総落札 洋上風力発電事業の根底を覆す
環境ビジネス編集部
洋上風力発電の入札上限額 29円の不具合 2040年30~45GW達成に早くも赤信号
環境ビジネス編集部
三菱商事は洋上風力の再エネ電力を産業界全体でフル活用する
環境ビジネス編集部
水揚げ日本一銚子漁港の 30年後を見据え 漁業との共生と新産業の創出を探る
銚子市
特別企画
太陽光発電の現状と
2030年稼働目標達成へ“課題と重点施策”
公共建物50%に太陽光発電を導入し公共部門全体で 60GW導入を見込む
環境省
市場が急縮小の中、野心的な目標を掲げる JPEA
太陽光発電協会
2030年に7円/kWhを達成し太陽光発電の自立化を実現するには、
事業者の開発意欲と市場規模の維持が必要
環境ビジネス編集部
巻頭グラビア
未来環境都市 Smart DOTS and Soft MOBS
オーガニック花火 SPARK
水上移動式住居 Floating Habitat
気候原理主義?欧州社会にしっかり根をおろすグレタ世代
スペシャル対談
企業の脱炭素経営と働き方改革をオフィス面からサポート
EPSON×オウルズコンサルティンググループ 羽生田慶介氏
TOPICS
洋上風力発電で「国内・地域サプライチェーン」
環境キャリア
デジタルとグリーンの融合で、新領域を開拓していくコンサル部隊
NTTデータ経営研究所
FOCUS
企業の脱炭素に、“オンリーワン”のソリューション提供
関西電力
自己治癒コンクリートで脱炭素化モデル構築へ
會澤高圧コンクリート
絶縁型双方向DC -DCコンバータ『 EZAシリーズ』
TDKラムダ
高度な制御技術で充放電容量 15%向上、コストも 20%削減
ファーウェイ・ジャパン
独自技術を社会実装し、脱炭素・循環型社会の構築に貢献
放電精密加工研究所
データ入力作業なしで、 CO2排出量を自動算出
e-dash
BUSINESS CASE
百貨店が挑戦する環境配慮型の売り場づくり
COLUMN
日本文明を環境から解き明かす 第19回
「初めての都市のダム」
元国土交通省河川局長竹村公太郎氏
日本文明を環境から解き明かす 第20回
「平和から生まれた国土と共同体-260年間の江戸時代-」
元国土交通省河川局長竹村公太郎氏
Circular Economy リーディングカンパニーの挑戦
SDI
ハダニの薬剤抵抗性が教えてくれた多様性の意義
国立環境研究所五箇公一氏
GREEN ECONOMY
国際協力銀行佐藤勉氏
リーガルチェック!
株式会社タイムマシーンアンダーライターズ稲田行祐氏/シティユーワ法律事務所齋藤崇氏
森田正光の一体何が問題なの!?
気象予報士森田正光氏
洋上風力発電と漁場
農林水産政策研究所上席主任研究官梶脇利彦氏
Offshore Wind
日本気象高祖研一氏
洋上風力発電を成功に導くために
渋谷潜水工業渋谷正信氏
漁業と洋上風力との共存の道を探る
一般社団法人海洋産業研究・振興協会塩原泰氏
再エネ海域利用法と漁業との関係
前水産庁計画課計画官(現加工流通課課長補佐)冨樫真志氏
新刊案内
GREEN CREATIVE TRANSFORMATION
一般社団法人炭素回収技術研究機構( CRRA)代表理事・機構長村木風海氏
2050年脱炭素社会の現場
ジャーナリスト桃田健史氏
GREEN ESSAY
在独ジャーナリスト田口理穂氏
環境推進のための実務誌
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2020/09/15
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リサイクル通信
2022年05月10日発売
目次:
2022年5月10日号の主な内容
■ニュース
・物価高&円安、漂う期待と不安 リユース業界への影響
・雑貨・食品が半額、全国120店 東亜産業
・パソコン修理「スマホドック24」 PC買取に参入
・個人向けにリユース開業支援 プレジャーリンク
・大須にブランド時計の新店 「ブランドシップ」
・板蔵ファクトリー 一枚板製品のサブスク
・就労移行支援、修了者を雇用 ブックオフFCのメディアパワー
・古着卸、5年で年商8億 山久商会
・スポーツバイク、24H貸出し ZuttoRide Sharing
・大黒屋HD がJTBと提携 査定額110%をトラベルポイントに
・学生服とスケートの中古レンタル リユース業のぎゃくし
・店の混雑状況を見える化 電材買取センター
・関西に初出店、駅ビルで古着 デザートスノー
・企業の余剰在庫、フリマ出品代行 モノテクノロジーズ
・メンズ古着卸を強化 プロジェクトカラーズ
・商業施設で古着回収 ウィファブリック
・真贋・ささげを代行 ルクレール
・ジュエリー時計の一括査定サイト ジュエルネット
・海外バイクの中古品・サブスク チャンピオン76
・体験型ストアで調理家電お試し レンティオ
■トップインタビュー
REGATE 十河 良寿社長
「出張買取、年商70億。古美術取扱いで成長」
俳優・中尾彬さんがTVCMで、「福ちゃんだね」と宣伝する出張買取サービス。これを運営するREGATEが成長している。前期年商は前年から20億円増の70億円。新卒採用も100人規模と組織を拡大中だ。十河良寿社長に戦略を聞いた。
■トピック
「小中高生、PCが身近に“学び舎”でリユース品活躍」
プログラミング教育の必修化や、大学入学共通テストに「情報」が追加されるなど、教育の中身がひと昔前と比べ様変わりしてきている。オンライン授業も浸透し小中高生にとってパソコンが身近なものになる中、「学び舎」でリユースPCが活躍する事例も生まれている。若年層への中古品循環が上手くハマれば、新たなマーケットを作り出せそうだ。
■コーナー
◎市場考察
トレジャー・ファクトリー 野坂 英吾 社長
「物価高でもリユースは強く」
◎STUDYレポ
ATC JAPAN AUCTION
「比向けコンテナ輸出解説」
◎小トピック1
ジャニヤードに聞く
新旧ジャニーズアイドルグッズの価格事情
◎小トピック2
中古ぬいぐるみ事情
「かさばる割に低単価 それでも扱う理由は?」
◎小トピック3
アパレルメーカーのリユース事業参入が増加
リユース事業の考えや取組みを紹介
◎リユース初心者の部屋
査定初心者が使いやすい相場検索ツール
「相場観、鑑定眼を養うには」
◎Z世代
古着屋「リリー・オブ・ザ・バレイ」(茨城県)
現役筑波大生が運営
◎リペア通信
リサルト(サルト・愛知県)
「洋服リフォーム専門店」
◎リユース×テクノロジー
「出品ロボ」 (プライスバンク・東京都)
アパレル製品の出品作業を支援するアプリ
◎注目の取り組み
ぼくの書店(福岡県)
「Z世代によるシェア本棚」
◎VOICE
テーマ「今関心のあること、知りたいこと2」
1.中古の宝石価格や市場全体がどうなっていくのか知りたい/某買取店
2.ヨーロッパでどんな中古品の需要があるのかを知りたい/KRC
■連載
◎古着店が同業者に知られたくない 古着卸店
「テンストライク(埼玉県川口市)編」
ミニマム以上購入で20%オフ、一般購入も可
◎古物商のためのトレカ入門
「トレカ査定時のポイント、見分け方とは?」
ポケカ、「プロモ」マークは高額チャンス
◎繁盛店の店づくり
RIENINAL(リィエニナル、東京)
「サステナブルがテーマWEGOの新レーベル」
◎WEB集客カイゼン講座
「Web集客方法のまとめ回」
潜在層にアプローチできている企業に優位性
◎交友録
色川商事(神奈川県)色川大亮氏→
地新(神奈川県)稲垣良介氏
「20代半ばで店と市場を立ち上げた凄い人」
◎この店で一番高いモノはこれだ!
オールワン(大分県)
「アンティークのキャンドルスタンド 30万円」
中古マーケットに深く切り込み、リサイクルビジネスの世界へ読者をナビゲート。
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流通研究社
月刊マテリアルフロー
2022年05月01日発売
目次:
特集//コールドチェーン2022最新事情 ~鮮度維持して届ける輸送・保管・管理
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ある意味で日本物流の“お家芸”的なアドバンテージを有していたコールドチェーンのノウハウはアジアへの幅広い展開を期待できる貴重なアセットと言えるだろう。J-SASとISOの両輪で歩みを進める国交省のロードマップがその1つの指標になることは間違いない。その一方で今月号特集では,複数の取材対象から,コロナ禍,エネルギー問題,勃発した国際紛争等の影響による様々な懸念材料が異口同音に発せられている。安定した低温での管理が大前提のコールドチェーンにとって,その源となるエネルギー供給の不安は深刻な影を落としかねないものだ。本誌では,コールドチェーンの安定的な発展を願って,今後とも注視していく。 (編集部)
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■特集
[国土交通省]
日本式コールドチェーン規格のASEANでの普及進める
◎国土交通省 大臣官房参事官(国際物流) 大坪弘敏氏
[日本冷蔵倉庫協会]
電力コスト上昇が最大の業界課題 T11主導のパレット標準化に異論
◎(一社)日本冷蔵倉庫協会 理事長 土屋知省氏
[ニチレイロジグループ本社]
持続可能な物流の構築に向け2024年問題が最優先課題
◎㈱ニチレイロジグループ本社 取締役執行役員 業務統括部長 葛原雅人氏/業務統括部 業務革新担当 部長 勝亦 充氏
[横浜冷凍]
DXで冷蔵倉庫の働き方改革を 作業品質の追求で自動化に自信
横浜冷凍㈱ 執行役員 冷蔵事業本部長 兼 冷蔵業務品質部長 兼 京浜ブロック長 内山卓爾氏/IT戦略企画部 部長 兼 システム管理部 部長 阿部広康氏
[豊島区/トールエクスプレスジャパン]
超低温のワクチン輸送ラストマイル 3師会協調の豊島方式とは?
◎正確な温度維持管理とフレキシブルな配送を両立
■企画
[MF REPORT]
フィジカルインターネットシンポジウム2022
◎ロードマップも定まり社会実装へ向けた次なる課題に向け激論!
[FOCUS]日立物流南関東×オムニヨシダ×Mujin
重労働から解放し生産性向上を達成するオムニデパレシステム(ODS)
[NEWSスペシャル特別編]
物流博物館展示「平原 直展」いよいよ5/8?で終了
日本の「荷役近代化の父」の足跡に触れるラストチャンス!
[NEWSスペシャル特別編]
パナソニック コネクト発足記者説明会を開催
[展示会REPORT]
JAPAN PACK2022 日本包装産業展/リテールテックJAPAN2022/2022国際ロボット展[iREX2022]
■連載
[チャイナレポート]14
《キーパーソンインタビュー》書物による知識をより身近なものに出版業界の物流スムーズ化をAMRがサポート…雲南出版集団物流有限責任公司 総経理 楊林暉氏/
《物流改善事例》爆買いでも倉庫の機能は安定運用を持続,日本ブランド300社のEC物流を支える耐震スマート物流倉庫ソリューション…APT・GALAXIS/
《ニュースフラッシュ》
[LOGI裏の統計学]13
輸送マッチング業界の実態と拡大への方策は 1兆円の巨大なマッチング市場を狙い,新規参入が次々と
◎合同会社サプライチェーン・ロジスティクス研究所,城西大学非常勤講師/久保田精一
[システムの眼Ⅱ]70
“会社の存在意義”が話題に
◎早稲田大学 名誉教授/高橋輝男
[5分で読める教養講座 92《おススメ書籍》ひとくちガイド]
マッキンゼーが読み解く食と農の未来~業界の壁を壊し、協働を最適化せよ(日本経済新聞社)
老人ホームリアルな暮らし~入ってみなきゃわからない これがホームの「掟」だ!(祥伝社新書)
処世術~自分らしく生きる方法(ちくま文庫)
◎小泉事務所 代表/小泉 豊
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