法学教室

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法学教室の内容

最新・最高の学習法律雑誌
『法学教室』は、最高の執筆陣により、様々な法的論点を明解に解説。また、毎号のタイムリーな特集は、法的関心をさらに広がりのあるものにします。他にも憲法・民法・刑法をはじめとした連載は既刊の法律書を理解をさらに深いものにします。

法学教室の商品情報

商品名
法学教室
出版社
有斐閣
発行間隔
月刊
発売日
毎月28日
サイズ
B5
参考価格
1,650円

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法学教室 No.542 (発売日2025年10月28日) の目次

長く苛烈だった夏がようやく終わり,秋の気配が色濃くなってきたと思ったのもつかの間,朝晩の冷え込みの中にはうっすら冬の足音さえも聞こえるようです。夏と冬の間にごく短い秋と春がある(四)季にあっては,折々の季節のことばがもつ意味も移ろってゆくのでしょうか。
11月号の特集は民事訴訟法。基本七法特集も6法目となりました。民事訴訟法において,判例・実務と学説の役割はどのように変化し,進展してきたのでしょうか。裁判実務の視点も含む厳選の6項目でお送りします。ぜひ,3頁の特集扉からお読みください。
「新法解説」では,第217回国会で成立した「譲渡担保契約及び所有権留保契約に関する
法律」を取り上げました。非常に技巧的で難解と評されることもある法律ですが,譲渡担保等に関するはじめての制定法であり,画期とも言えるものです。民法のテキストなどで学んだ動産譲渡担保についての規律が,新法においてどのように整理され規定されたのか。限られた紙数のもと,民法の学習に必要な情報を整理・明快にご解説いただきました。ぜひご一読ください。

◆特集 民事訴訟法の解釈における判例・実務と学説
はしがき…垣内秀介
Ⅰ 当事者の確定…八田卓也
Ⅱ 確認の利益…酒井博行
Ⅲ 将来給付の訴えの利益…栁川鋭士
Ⅳ 信義則による遮断…渡部美由紀
Ⅴ 相殺と重複起訴…畑 宏樹
Ⅵ 民事裁判実務と学説――権利能力のない社団の財産帰属をめぐる紛争の審判対象…髙原知明

◆【巻頭言】
質問…垣内秀介

◆【法学のアントレ】〔第104回〕
「恩師」とは何か?――法学における「師弟関係」をめぐって…森 勇斗

◆【新法解説】
譲渡担保契約及び所有権留保契約に関する法律…青木則幸

◆講座
憲法の基本原理から見る統治〔第19回〕
議院内閣制…高田 篤

最新判例に学ぶ行政法解釈〔第8回〕
法的根拠なき通知の処分性――最判令和4・12・13民集76巻7号1872頁…戸部真澄

法と経済学から見た民法判例〔第8回〕
共同不法行為――最判平成13・3・13民集55巻2号328頁(百選Ⅱ・87事件),最判令和3・5・17民集75巻5号1359頁(百選Ⅱ・88事件)…西内康人

ちょっとだけ寄り道,会社法〔第8回〕
取締役の報酬――ESGと開示規制…小宮靖毅

民事執行・保全法の考え方〔第10回〕
金銭債権の差押え・仮差押え…青木 哲

刑法総論の秘密、刑法各論の秘訣。〔第8回〕
胎児性致死傷と結果の概念…和田俊憲

◆【演習】
憲法…大林啓吾
行政法…齋藤健一郎
民法…藤澤治奈
商法…森 まどか
民事訴訟法…村上正子
刑法…松尾誠紀
刑事訴訟法…宮木康博
労働法…天野晋介

◆【判例セレクトMonthly】
〔憲法〕
堺市女性団体協議会への退去要請等の違法性(大阪地判令和7・3・21)…西村裕一

〔行政法〕
廃棄物処分場の汚染水対策に係る市町村間の事務管理の成否(最判令和7・7・14)…興津征雄

〔行政法〕
情報公開法6条1項の定める部分開示と情報の単位(最判令和7・6・3)…田中良弘

〔民法〕
人身傷害保険における限定支払条項と素因減額(最判令和7・7・4)…古谷貴之

〔商法〕
ニデック対牧野フライス製作所事件(東京地決令和7・5・7)…小柿徳武

〔民訴法〕
信用調査報告書の開示先企業の名称等が記載された文書の提出義務(大阪高決令和5・12・21)…工藤敏隆

〔刑法〕
具体的手口を知らない出し子の故意(最判令和7・7・11)…齊藤彰子

〔刑訴法〕
共同正犯から幇助の縮小認定(東京高判令和4・7・15)…池亀尚之

◆Book Information
森田 修 著『「民法と労働法」講義』
松井茂記 編著『ジャズをかけて、スターバックスのラテを飲みながら憲法を考える』
梅田康宏=渡部友一郎=飯田裕子 著『伝わる法務――若手・中堅・ベテランの実践コミュニケーション』

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法学教室のレビュー

  • 総合評価: ★★★★☆ 4.41
  • 全てのレビュー: 265件
法学教室への興味、目的は?
★★★★☆2025年02月01日 キヨミ 自営業
最初は、このタイトルを見た時に、丁度悩んでいる内容だったので試しに1冊購入。なかなか一般人にも分かりやすい、親切な内容でした。また何かの助けになるし、知識がある方が良いと考えました。イザとなった時、役に立つ情報や知識はあるに越したこと無しですからね!必ず役に立つし、助けにもなります。「問題」は、相談するより、自力で速く良識で解決を!!
気楽に読めて法学に触れ合えます。
★★★★★2024年11月02日 湊 公務員
学部生の時から院生の時も、そして気付けば現在に至っても手にしている雑誌です。 気張らず気楽に読めて、でもしっかりと法学の重要点は抑えている良書だと思います。
法学を学ぶのに最適
★★★★★2024年10月25日 ありふれた宗匠 会社員
大学で法学を学んでから、二十年以上経過している。その間も法学教室を読み続けることで学説の変遷や法改正についていくことができています。これからも愛読していきます。
法学徒購読必須
★★★★★2024年10月18日 まーちゃん1971 部長
法学部生だけではなく 会社員にも参考になる、 特集記事・最新判例、 最新立法などの説明が掲載。 連載記事によっては、 学会最高難度の論文にも触れられる。
法学徒は必須の購読雑誌
★★★★★2024年10月18日 まーちゃん1971 部長
毎月の特集や最新判例の紹介など、 大学で学ぶ学生はもちろんのこと、 企業などで働く方にとっても 有益な情報・考え方を学ぶことができる。 連載記事によっては最高の論文にも触れることができる。
わかりやすい
★★★★★2024年09月26日 たけ 公務員
特集で会社法の様々な要件の解説を取り上げてほしい。
初学者には難しいですが刺激になります
★★★★★2024年08月25日 たかにゃんこ 公務員
法学部生ではなく、中年になって法律を独学しています。定期購読しています。難しい内容も多いですが、法律を学ぶ上で良い刺激となっています。
法学の基礎にこだわった定期購読向けの法律雑誌
★★★★☆2024年03月17日 たか 公務員
法律雑誌には様々な種類がありますが,個別分野に特化したものはさておき,いわゆる総合法律雑誌の分野の中では本誌が最も定期購読には向いているように思います。他の総合法律雑誌・判例解説誌では,自身の専門分野・研究分野に合致した特集が組まれたり,そういった判例が掲載された際には,大いに参照になるでしょうが,常にそのような特集等が続くわけではなく,様々な法分野を網羅的に狩猟したい,概括的にでも把握したい,という強いニーズでもなければ,続けて読むのに適さないように思われます。その点本誌は,常に基本7法を中心とした,全ての分野の基礎となる法律にフォーカスした連載や演習等が組まれており,そうした法令の改正動向や実務研究上重要とされる論点の推移も負うことができますし,加えて,時宜を踏まえた特集も組まれるため,続けて読み続けるのに最も適している,というのが私見です。お勧め致します。
面白いかつ有益
★★★★★2024年01月05日 ._. 高校生
とても分かりやすく,学部生レベルでも理解しやすい。しかし十分に面白く,きちんと最新の裁判例も抑えている。とても有益な雑誌である。ジュリの息抜きに読んでいる。
学生向け?
★★☆☆☆2023年12月26日 サスケ その他
掲載論分が、中はくどくて、ストレートに入ってこないものが多い。改正法の解説も、一部の解説にとどまるものもあって使えないな。
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法学教室をFujisanスタッフが紹介します

その名の通り、法律の学習を目的とした雑誌ですが、すべての国民にとって法律は身近なものであり、生活の基盤を築くものでもあります。ニュースで大きく取り上げられる法改正などは理解していても、自分の暮らしに直結しないものには無関心という人も多いのではないでしょうか。

法学教室は1980年の創刊以来、法学部の学生や司法試験を目指す人々だけでなく、さまざまな職種、年齢層の読者に支持される人気の法律雑誌となっています。あらゆる分野の法律を取り上げ、豪華なジュリストたちが法的論点を明解に解説。法への関心を広めるため、毎号にタイムリーな特集が組まれており、興味深く読み進められるのも魅力のひとつです。判例などは、思わず法曹人になった心持ちで深く読みふけってしまいます。

この雑誌でしか得られないものがあり、学部生にとって必読であることは言うまでもありませんが、目まぐるしく行われる法改正、施行されてから知ったのでは対応が遅れてしまう事態も生じます。何事もアップデートするために必要なのは基礎。法律に関しても、まずは基本的な概念を理解した上で知識を備えておきたいものです。法学教室はバックナンバーも充実しており、得たい知識を一から学ぶことができます。

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