法学教室 発売日・バックナンバー

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1,650円
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2025年は巳年。脱皮する蛇のイメージから「復活と再生」を意味するそうですが,ほかにも「知恵」「実(巳)を結ぶ」という意味合いもあるそうです。法学教室も,今年もたくさんの知恵の実を結べるように精進してまいります。

1月号の特集は「もういちど考えてみる法学学習」。年の始まりに,改めて「法学」と向き合って考えてみました。Ⅰは座談会。初学者向けの超入門書のご執筆経験がおありの先生四名は,現在の「法学(学習/教育/研究)」をどのように見ているのでしょうか。先生たちにだってたくさん悩みや迷いがあります。そんな姿に触れて,明日からの「学習の仕方」「講義の受け方」を,ほんの少しだけ考えてみていただけると幸いです。Ⅱはシン・「推し本」と題し,『法学学習Q&A』(有斐閣,2017年)所収の「推し本」を2025年ver.にアップデートしました。眺めるだけでも楽しいブックリストですが,願わくは,その中に一冊でも,読者のみなさまの導きの星となるような本がありますように!
「時の問題」では令和6年地方自治法改正を扱います。同改正において創設された「国の補充的指示権」の問題を明快に論じていただきました。国-地方関係に影響を及ぼす重大な改正です。ぜひご一読ください。

【特集】もういちど考えてみる法学学習
Ⅰ 〈座談会〉アフターコロナ・AI時代の法学――学習・教育・研究◆青木人志・横田明美・小谷昌子・堀田周吾
Ⅱ シン・「推し本」――『法学学習Q&A』フォローアップ

【時の問題】
令和6年地方自治法改正――分権改革の中の補充的指示権◆板垣勝彦

1,650円
 永遠に続くかと思われた夏が過ぎ、存在したのかわからないほど短い秋も過ぎて、気づけば2024年最終号となりました。世界にはまだたくさんの紛争が残りますが、みなさまの日々の暮らしはせめて、「なんか楽しい」1年であったことを祈ります。
 さて、7法のリレーでつないできた「基本原理・重要概念の再検討」も、アンカーである刑事訴訟法にバトンが回りました。論者により/あるいは問題となる場面によってその理解や意味内容が異なることのある厳選の5テーマについて詳しく論じていただきました。ぜひじっくりと読んでみてください。
 今年度の特集は、みなさまの学習の足場固めを目指してまいりました。何かを高く積むためには、それを支える強固な土台が必要です。盤石な土台の上に、知識を一つ一つ、ゆっくり高く積み上げていってください。2025年の法学教室も、そんな「小石を積む」お手伝いができることを願っています。
 本号には毎年12月号恒例の「判例の動き」も収録しています。判例セレクト第3期のご執筆陣となり初めての12月号。新しい編者の先生方による1年間の総まとめです。重要判例を振り返り、大きな流れを押さえてください。

本年も小誌をご愛読くださり、誠に有難うございました。どうぞよいお年をお迎えください。

【特集】基本原理と重要概念から学ぶ刑事訴訟法
Ⅰ 捜査手段の相当性◆南迫葉月
Ⅱ 一罪一勾留の原則 ◆三明 翔
Ⅲ 当事者主義と職権主義◆秋葉康弘
Ⅳ 直接主義・口頭主義◆斎藤 司
Ⅴ 証拠の関連性◆佐藤友幸

【判例セレクトMonthly】
判例の動き(2022年9月~2023年8月)
1,650円
 第50回衆議院選挙が公示されました。国の形あるいは進路を変える力のある選挙です。いまの暮らしとあわせ,一世代,二世代あとをも見据えて国のフレームワークを描けるか。託された一票は,年齢とともにどんどん重くなってゆくように感じます。
 さて,国の基本を考えながら,法学教室読者のみなさまは引き続き基本七法の基礎固めを! 今月号の特集は民事訴訟法です。民訴法を学ぶ上で避けて通れない基本原理・重要概念が並びますが,みなさま,正確に理解できているでしょうか。各項目について特に何を確認し何を学ぶべきかについては,特集扉ページで押さえてください。
 今月号には時の問題を2本収録。日本版DBSに関しては,労働法や刑事訴訟法等にもわたる様々な論点がありますが,本誌では憲法の視点からご寄稿いただきました。性犯罪者のプライバシーと更生の利益にどう向き合うべきか。センセーショナルな問題であるほど,議論は冷静であるべきです。
 また,昨今取り沙汰されることの多い「食の安全」についてもご解説をいただきました。食品を科学技術により作り出せる時代,実食では担保できない安全性をどう図るのか。生きる上で欠かすことのできない「食」に法がどのように関わり,現在どのような問題を抱えているか。ぜひこの機会に知っていただければと思います。

【特集】民事訴訟法の基本原理・重要概念の再検討
Ⅰ 法人でない社団の当事者能力◆清水 宏
Ⅱ 一部請求◆大江 毅
Ⅲ 主要事実・間接事実・補助事実◆高田賢治
Ⅳ 裁判上の自白◆柳沢雄二
Ⅴ 既判力の客観的範囲と判決理由中の判断◆岡成玄太
Ⅵ 当事者参加――共同訴訟参加と独立当事者参加◆濱田陽子

【時の問題】
憲法上の論点から見る日本版DBS◆水谷瑛嗣郎
食品分野における科学技術の活用と安全性の確保◆土屋仁美
1,650円
 地獄のような暑さもようやくやわらぎ,収穫と食欲と行楽の秋がやってきました(と言い切りたいところですが,本稿執筆時点では厳しい残暑が続いています…)。
 今月号の特集は行政法。大法典を持たない行政法にとって,基本原理の重要性は他法に比べ相対的に高いとも考えられます。行政法を学ぶ上で絶対に外せない/正しい理解の欠かせない厳選の基本原理5テーマにつき,詳しくご解説いただきました。明日からの行政法学習に「活きる」特集です。
 今月号には,国会概観(第213回国会主要成立法律),新法解説(令和6年民法等一部改正法),時の問題(自転車の交通ルール)も収録。重要法令の成立・改正状況につき広く見渡し,詳しく学んでください。
 また,本号から,青木哲先生による新連載「民事執行・保全法の考え方」がスタート! 民執・保全の分野では7年ぶりとなる講座連載です。1年全12回予定。どうぞご期待ください。
 今年も実りの10月号となりました。みなさまの学びも豊かなものでありますように。

【特集】行政法学習に基本原理を活かす
Ⅰ 説明責任◆田村達久
Ⅱ 比例原則◆須藤陽子
Ⅲ 平等原則◆鈴木崇弘
Ⅳ 効率性原則◆宮森征司
Ⅴ 公正・透明性原則◆船渡康平
【国会概観】
第213回国会主要成立法律◆梶山知唯
【新法解説】
令和6年民法等の一部を改正する法律◆棚村政行
【時の問題】
自転車の交通ルール(反則金制度導入)◆川本哲郎

1,650円
 命の危険を感じるほどの猛烈な暑さと突発的に発生する豪雷雨,パリからの甲子園で連日繰り広げられる熱闘の数々。熱く,暑かった夏も峠を越え,夜風や夕方の空の色に,ほんの少しだけ秋を感じるようになりました。みなさまの夏は,どんな熱を持っていたでしょうか。
 今月号から基本七法の特集に戻ります。再開一番手は会社法。今年度の特集共通テーマは「基本原理・重要概念の再検討」です。会社法における「原理・原則」とは何か――ぜひ,4頁の特集扉からお読みください。特集全体の見取り図として,きっと導きの星となるはずです。
 また,今月号には3本の「時の問題」を収録。いずれも「いま」押さえたいテーマです。日々の学習に+αのアクセントを加えていただけたらと思っています。
 2024年度も折り返しを迎えます。来月号からはいよいよ民事訴訟法分野の講座連載もスタート! いっそう充実の後半戦も,どうぞよろしくお願いいたします。


【特集】会社法の基本原理・重要概念の再検討
Ⅰ 株主利益最大化原則(株主第一主義)とは何か◆梅村 悠
Ⅱ 一株一議決権原則とは何か◆酒井太郎
Ⅲ 資本充実の原則とは何か◆尾崎安央
Ⅳ 定款自治,契約自由の原則と会社法の強行法規性◆舩津浩司
Ⅴ 企業買収行動指針における3原則◆加藤貴仁

【時の問題】
裁判官弾劾制度の意義と司法権の独立◆柳瀬 昇
「2024年問題」のこれからと法が果たす役割◆高橋奈々
ICCの役割◆竹村仁美
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 AIが急速に発展し,働き方/働き手が多様化し,労働観もめまぐるしく変遷する中にあって,労働法の規定はときに時代に合ってないと感じられるかもしれません。しかし,その規定に至るには,そこにもまた様々な時代背景があったはずです。過去を振り返り,いまを見据え,未来を描くために,本誌はこのたび,タイムトリップをご用意しました。「タイムマシンの名は,『→タイムライン→労働法→』号」(特集扉より)。厳選の5テーマで,それぞれのタイムトラベルをお楽しみいただけます。それでは,よい旅を!
 特集2は「動物の愛護と福祉――動物法入門」。共に暮らす犬猫から野性の熊まで,私たちは多くの動物たちとともに生き,その存在に助けられ,時に脅威に晒されます。人は,動物にいかなる配慮をなすべきか。人が作る動物のための法律というのは,一体何か。――哲学的で答えのない問いをも内包する動物法の世界。その萌芽に触れてみてください。
 夏真っ盛り。外は熱中症の危険でいっぱいです。ぜひ涼しい室内で法学教室を!

【特集1】→タイムライン→労働法→
Ⅰ 労働者概念をめぐる「これまで」と「これから」◆後藤 究
Ⅱ シューカツと労働法◆本庄淳志
Ⅲ 解雇・採用内定取消法理の形成と展望◆細谷越史
Ⅳ 労働時間の過去・現在・未来◆北岡大介
Ⅴ 日本における雇用平等法制のあゆみ◆藤井直子

【特集2】動物の愛護と福祉――動物法入門
1 制定から25年を迎えた動物愛護管理法◆箕輪さくら
2 消費者法と動物への配慮◆谷本圭子
3 動物殺傷等を伴う宗教的行為と愛護動物虐待等罪◆三上正隆
4 EUの動物福祉法◆本庄 萌

1,650円
 5月号から始まった基本七法特集,今月号は民法です! 今年度の特集共通テーマは「基本原理・重要概念の再検討」ですが,民法分野では,約30年前の本誌152号(1993年5月号)において,「条文にない民法の『原則』」という特集が組まれました。従来,基本原則とされてきたものは,いまどのように変容しているのか――特集タイトルの「再検討」には,30年以上にもわたる時の流れも込められています。厳選された5テーマ,「いずれの論稿もエッジの効いた力作」(特集扉より抜粋)です。
 「時の問題」では,令和5年国立大学法人法改正を契機に,大学の自治について考えます。読者のみなさまがいま学んでいる「大学」という場は,どのように律する/律されるべきなのでしょうか。また,「判例クローズアップ」では最判令和5年11月17日,映画「宮本から君へ」訴訟を取り上げました。最高裁が「表現の自由」に真正面から応えたとされる重要な判例です。
 本格的な夏がやってきます。海に山に,たくさん遊んで,遊びすぎてちょっと疲れたなというときには,涼しい部屋で表現の自由に思いをはせつつ映画鑑賞などいかがでしょう。もしくは,学問の自由を思いながら,法学教室を読むのもおすすめです!

【特集】民法の基本原則・重要概念の再検討
Ⅰ 債権者平等の原則◆鳥山泰志
Ⅱ 契約の第三者に対する効力◆三枝健治
Ⅲ 人格的利益の侵害と差止請求◆建部 雅
Ⅳ 「権限」とは何か◆髙 秀成
Ⅴ 承継取得と原始取得◆平野秀文

【判例クローズアップ】
文化芸術活動に対する助成(最判令和5・11・17)◆中林暁生
【時の問題】
大学自治と学外者統治の間◆松田 浩

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 早いもので、2024年も半分が過ぎました。梅雨空の中、6月号をお届けします。
 先月号から始まった基本七法特集は2番手の刑法にバトンがまわりました。特集1は「基本概念から学ぶ刑法」です。表題をご覧いただくと、よく見聞きする単語が並んでいると思います。特集タイトルのとおり、すべて刑法の重要な基本概念です。でも、その内容について、正確に理解できていますか? 基本的な事項ほど正確に、厳密に理解し、アウトプットできる能力が必要であるのは、すべての学問に共通ではないでしょうか。ぜひ、本特集で、日々の学習の足場をいっそう強固なものにしてください。
 特集2は「消えた法律」。法律は、様々な歴史・経緯を経て「消える」ことがあります。いまある法も永続的なものではないかもしれず、いつかの未来では「こんな法律もあったのか」と驚きをもって受け止められる可能性もあります。いまが必ず正しいわけではない――そのこともあわせて考えてみていただけると幸いです。
 今月号には時の問題「大麻の濫用防止と法規制」も掲載。大麻の問題は、想像以上に身近に潜んでいます。正しい知識こそが、自分と社会を守ることになるはずです。

【特集1】基本概念から学ぶ刑法
Ⅰ 法益保護主義◆嘉門 優
Ⅱ 構成要件と犯罪論体系◆松澤 伸
Ⅲ 行為無価値と結果無価値◆佐藤拓磨
Ⅳ 責任主義◆安田拓人
Ⅴ 因果的共犯論◆豊田兼彦
Ⅵ 本権説・占有説◆小林憲太郎

【特集2】消えた法律
1 法律の消え方
2 優生保護法
3 陪審法
4 種子法

【時の問題】
大麻の濫用防止と法規制◆太田達也
1,650円
風薫る5月。満開の桜のそのあとに青々とひろがる新緑は、生命の力強さと未来への希望を感じます。みなさま、新生活には少し慣れてきたでしょうか。
さて、今月号からは基本7法の特集を順次お届けします! 今年度の共通テーマは「基本原理・重要概念の再検討」。トップバッターは憲法です。
個人の生活からは最も遠いようで、しかし現在進行形の身近な問題を多く抱える憲法。そのうち、いま最も学ぶべき5テーマを解説していただきました。「この国のかたち」にじっくりと向き合い、考えを深めてもらえるような論稿が揃っています。ぜひ、特集扉ページからお読みください。
今月号にはあわせて判例クローズアップと時の問題を収録。昨年10月に出された性同一性障害特例法違憲決定と、ストライキをめぐる問題を扱います。折しも5月1日は労働者の祭典といわれるメーデー、3日は憲法記念日です。祝日の隙間に、関連するテーマへの知見を深めてもらえると嬉しいです。
ところで、前号から表紙が少しリニューアルしたことに、みなさん気づきましたか??

【特集】憲法の基本原理・重要概念を学ぶ
Ⅰ 公共の福祉◆愛敬浩二
Ⅱ 平等◆榎 透
Ⅲ 国家と宗教◆西山千絵
Ⅳ 民主主義◆二本柳高信
Ⅴ 「人権+平和」をどう実現するか◆青井未帆

【判例クローズアップ】
法的性別と性自認(最大決令和5・10・25)◆齊藤笑美子

【時の問題】
現代的事例から学ぶストライキ◆藤木貴史
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 ご入学・進級されたみなさま(あるいは,ご就職という方もいらっしゃるでしょうか)おめでとうございます。新しい門出を編集室一同,心よりお祝い申し上げます。実り多き一年でありますように。
 さて,法学教室の2024年度特集はAIからスタートします。生成AIの登場を画期として,「第4次AIブーム」に突入したともいわれる昨今。もはや,AIのない世界に逆戻りすることはありえず,今後求められることは,「人間主体の世界を維持しながらどのようにAIと共存するか」を考え抜く姿勢です。AIができること/できないこと,AIを使うメリットとデメリット,コストとリスク――その均衡点はどこにあるでしょうか。これからの世界を生きるみなさまへ。ようこそ,AIから法の世界へ。
 新年度を迎え,新しい講座連載「憲法の基本原理から見る統治」がスタートします。憲法の基本原理から統治を考え,統治を考えながら基本原理に立ち戻る本連載を通じて,統治のしくみを立体的につかんでください。また,演習のご執筆者も一新となり,7法それぞれの新しい12回が始まります。どうぞご期待ください。
 今年度も法学教室は,みなさまの学びのすぐそばにあるべく,充実の誌面をお届けできるように頑張ります。2024年度もどうぞよろしくお願いいたします。

【特集】AIから法の世界へ
Ⅰ AI入門◆藤田政博
Ⅱ AIによる裁判の支援と代替の可能性◆長島光一
Ⅲ 刑事司法システムに求められるAIの支援◆中川孝博
Ⅳ AIの行政意思決定関与の許容範囲◆黒川哲志
Ⅴ 生成AIの利用が著作権侵害となる場合◆前田 健
Ⅵ 国際法における軍事AI問題の本質◆黒﨑将広
Ⅶ AI・デジタル化と法制事務◆西村友海

【新連載】憲法の基本原理から見る統治◆高田 篤
1,650円
 あっという間に季節がめぐり、出会いと別れの3月。人生の大きな節目を迎える方も多いのではないでしょうか。みなさまの春が、希望に満ちた晴れやかなものでありますように。
 今月号の特集は「司法は人を救えるか」。社会装置の一つである司法制度の役割や限界について、「人を救う」というフィルターを通じて考察します。日々学んでいる法律学は、どのように人を救いうるのか。1年の最後に、教科書からすこし目を上げて、広く大きく複雑な、「人が生きる社会」を感じながら考えてみてほしいと思っています。
 今号には国会概観「第212回国会主要成立法律」と時の問題「法律案の『一括化』と憲法」も掲載。先の国会でどのような動きがあったかをおさらいしつつ、現在会期中の第213回国会も横目にみつつ、「法案の出され方」についても意識を向けていただければ幸いです。
 この3月号をもって、講座連載「憲法事例分析の技法」と「流れをつかむ民事訴訟法」および2023年度演習が最終回となりました。ここまでご執筆くださった先生方に改めて心より感謝申し上げます。4月号からは憲法の新連載と、新執筆陣による2024年度演習がスタートします。どうぞご期待ください。

【特集】司法は人を救えるか
Ⅰ 司法はどのように人を救えるのか◆飯田 高
Ⅱ 司法が個人の痛みを認めないとき◆小川 亮
Ⅲ 救済はどのように実現するのか◆秋葉丈志
Ⅳ 国家賠償訴訟による救済の可能性と限界◆中尾祐人
Ⅴ 司法が人を救うとき◆中川重徳

【国会概観】
第212回国会主要成立法律◆梶山知唯

【時の問題】
法律案の「一括化」と憲法◆大西祥世

【好評連載掲載中!】
1,650円
節目の春を目前に、進路選択などで迷うこともあるかもしれません。とくに大学生のみなさまは、就職という人生最大の岐路がもう目の前にあることでしょう。世の中にはたくさんの職業がありますが、この超情報社会にあってなお実態がよくわからない職種の一つが「研究者」ではないでしょうか。そんな「研究者」になるという選択肢を、みなさまの人生に加えていただきたいと思い、特集1を企画しました。「誰でもなれるわけじゃない。でも、すべての仕事は、たいていそういうものだ」というのは、本企画中のとある先生の言ですが、まさにそのとおりだと思います。8名の先生方に、編集室の思惑を超えて(?)研究者の実態/実像をざっくばらんに語っていただきました。この特集をきっかけに研究者を志してくださる方がいて、その方が、いつか法学教室にご寄稿くださるようなことがあったら、これほど嬉しいことはありません。
特集2はエネルギー環境法入門。エネルギー問題は地球の存亡に関わるほどの大問題ですが、エネルギー制度そのものの大転換とともに、小石を積むような地道で息の長い取組も必要です。カーボンニュートラル宣言の期限は2050年。地球全体の未来のため、あと四半世紀のうちに、私たちは何をすべきで、何ができるでしょうか。本特集で正確な知識を備え、未来を見据えてください。
寒く厳しい季節ですが、そのような中にあっても花のつぼみは確実にふくらんでゆきます。春はもうすぐそこです。
末筆となりましたが、元日の能登半島沖地震で被災されたみなさまに心よりお見舞い申し上げます。みなさまのご安全と、一日も早い復興をお祈りいたします。

【特集1】研究者という選択肢
Ⅰ 〈座談会〉研究者の素顔◆興津征雄・神吉知郁子・大島梨沙・品田智史
Ⅱ 〈インタビュー〉私たちの選択◆大島義則/荻野奈緒/舩津浩司/吉開多一
【特集2】エネルギー環境法入門
1 気候変動法とエネルギー法の交錯◆高村ゆかり
2 電力市場のグリーン化のための法制度◆島村 健
3 再生可能エネルギーと地域の土地利用◆内藤 悟
4 エネルギー転換を促進する電力システム改革◆高橋 洋

【好評連載掲載中!】
1,650円
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 年の初めに何か大きな目標を……と思いましたが,毎日を楽しく元気に,堅実に過ごしてゆくことが,その先の「なんか素敵でいい未来」に繋がると信じて,まずは目の前の一冊を大事に作ってゆきます。本年ご愛読のほど,何とぞお願い申し上げます。

 2024年1月号の特集は国際条約。全世界に拡がったパンデミック,まだ終わらぬ戦争,ボーダレスな世界では国境を越えた私人間の争いも絶えず,ネットワーク犯罪はそもそも国境の概念がありません。国家間の約束である国際条約は,そんな現代の世界を規律できているでしょうか。
 「時の問題」では,昨年急激な動きを見せたLGBTをめぐる判例の動きを整理して,現在の到達点とその先にある問題を見据えます。また,いわゆるLGBT法制定時に問題となった内政干渉の問題につき,国際法上の見地から改めて考察します。いずれも「なんとなくのイメージや語感」で語られるべき問題ではなく,正確な理解こそ肝要です。
 本号より,判例セレクトMonthlyは第3期に。執筆陣も総入れ替えとなりました。1頁あたりの密度は小誌内随一の本欄を,これからもどうぞお楽しみに!

【特集】国際条約は世界を規律するか?
Ⅰ 国際条約の正当性・価値◆森 肇志
Ⅱ 国家管轄権外区域の海洋生物多様性に関する協定◆西本健太郎
Ⅲ ハーグ子奪取条約◆長田真里
Ⅳ WHO憲章◆西 平等
Ⅴ ジェノサイド条約◆玉田 大
Ⅵ サイバー犯罪条約◆黒﨑将広

【時の問題】
LGBTをめぐる近時の裁判例◆春山 習
国際法上の内政干渉とは何か◆藤澤 巌
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 あっという間に2023年最終号となりました。クリスマスを祝い,その1週間後には神社に詣でる日本人特有の行動について,その無宗教性を揶揄されることもありますが,たくさんの「神様」の存在をみとめ共存することで保たれている平和があるのではないかとも感じる年の瀬です。2024年こそ,穏やかで優しい世界が訪れますよう。
 12月号の特集は「刑事手続法の動向」。変動が続く刑事手続法制にあって,学習上重要な5項目について論じていただきました。取調べの録音録画,被疑者・被告人の逃亡防止,再審制度など,社会的関心が高い項目が並びます。日々議論が積み重なり,刻々と動く法制度の最新動向を,本特集を通じて掴んでください。
 また,本号には,新法解説「令和5年刑法及び刑事訴訟法の一部改正法」も掲載。こちらも,性犯罪をめぐる刑事法制の大きな動きです。ぜひあわせてご一読を!
 本年も法学教室をご愛読くださり,ありがとうございました。どうぞよいお年をお迎えください。

【特集】刑事手続法の動向
Ⅰ 個人情報の取得と利用◆尾崎愛美
Ⅱ 取調べの録音録画と弁護人の立会い◆川﨑拓也
Ⅲ 被疑者・被告人の逃亡防止◆佐藤隆之
Ⅳ 協議・合意制度◆井上和治
Ⅴ 再審法制◆加藤克佳

【新法解説】
令和5年刑法及び刑事訴訟法の一部改正法◆北川佳世子/川出敏裕

【判例セレクトMonthly・判例の動き(2022年9月~2023年8月)】
1,650円
 木々が赤々と色づく11月。あっという間に季節が変わり,冬の足音も少しずつ,でもたしかに聞こえてくるようになりました。
 今月号の特集は「民事訴訟法学の近時の展開」。5月号から始めた基本七法の特集も,6番目の民事訴訟法にバトンがまわりました。令和4年改正による民事訴訟手続のIT化といった新しい問題から,物権的請求権をめぐる訴訟の判決の既判力が口頭弁論終結後の承継人に承継されるのかという問題など,古くから議論がなされながらもなお学説の対立が続いている論点なども扱います。いずれも高度な内容を含みますが,各論稿の叙述は平明さが保たれており,学生のみなさまにも取り組んでいただけるはずです。ぜひチャレンジしてみてください。
 「判例クローズアップ」では最高裁令和5年2月21日第三小法廷判決(金沢市庁舎前広場事件)を解説していただきました。宇賀克也裁判官の詳細な反対意見が付されたこの判決をどのように定位すべきか。伝統的なパブリック・フォーラム論をふまえ,表現・集会の自由をめぐる憲法および公物法の展開と最高裁の判断過程を辿ります。

【特集】民事訴訟法学の近時の展開
Ⅰ 民事訴訟のIT化と民事訴訟法学◆青木 哲
Ⅱ 任意的訴訟担当と授権◆上田竹志
Ⅲ 弁論の分離可能性◆二羽和彦
Ⅳ 口頭弁論終結後の承継人への既判力の拡張◆下村眞美
Ⅴ 独立当事者参加訴訟における二当事者間の和解の可能性◆鶴田 滋

【判例クローズアップ】
市庁舎前「広場」での集会規制(最判令和5・2・21)◆玉蟲由樹

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法学教室の内容

  • 出版社:有斐閣
  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:毎月28日
  • サイズ:B5
最新・最高の学習法律雑誌
『法学教室』は、最高の執筆陣により、様々な法的論点を明解に解説。また、毎号のタイムリーな特集は、法的関心をさらに広がりのあるものにします。他にも憲法・民法・刑法をはじめとした連載は既刊の法律書を理解をさらに深いものにします。

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