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梅雨のジメジメを吹き飛ばそう!ということで(?),6月号は民法祭りです!
特集1は,先月号の憲法に続く基本七法特集。2025年度の共通テーマは「学説の役割と判例・実務との関係」,今月号では民法分野について,判例を軸として学説の意義と役割を考えます。学説と判例の相互連関,作用しあうその過程における学説の諸相を感じ取り,学問の意味を一緒に考えていただけると幸いです。
特集2は「〈座談会〉民法の定期試験とどう向き合う?」。解答例付きの演習書として刊行直後から大きな反響のあった『民法演習 はじめて解いてみる16問』の著者4名にお集まりいただき,法学教室読者に向けて,定期試験への向き合い方を聞きました。学生時代からの友人同士であるという先生方のご関係性あってこその,愛とツッコミ溢れる楽しく有意義な座談会となりました。他法の試験にも直接/間接的に役立つ情報が満載です。前期試験の足音が聞こえてくる6月。ぜひ本座談会を通じて「先生たちは学生に何を求めているのか」を知り,試験に立ち向かうための作戦を練ってください。編集室も全力で応援しています!

◆特集1 民法の学習における学説と判例
はしがき…沖野眞已
Ⅰ 取得時効と登記…武川幸嗣
Ⅱ 契約締結過程における信義則上の義務/情報提供義務…新堂明子
Ⅲ 生命侵害…大澤逸平
Ⅳ 債権譲渡の対抗要件…白石 大
Ⅴ 「相続させる」旨の遺言から,特定財産承継遺言へ…本山 敦

◆特集2 〔座談会〕民法の定期試験とどう向き合う?――「民法演習 はじめて解いてみる16問」に寄せて…岩川隆嗣/大塚智見/小峯庸平/瀬戸口祐基(司会)

◆【巻頭言】
適切な記録媒体とは何か――ビデオテープの2025年問題に寄せて…斎藤 誠

◆【法学のアントレ】〔第99回〕
親子丼かカレーか,あなたは選びたいですか?…小川 亮

◆講座
憲法の基本原理から見る統治〔第14回〕
国会の組織…高田 篤

最新判例に学ぶ行政法解釈〔第3回〕
平等原則――最判令和5・7・11民集77巻5号1171頁…服部麻理子

法と経済学から見た民法判例〔第3回〕
意思と利益の関係――大判大正4・12・24民録21輯2182頁(百選Ⅱ・35事件),最判昭和45・12・24民集24巻13号2187頁(百選Ⅱ・35事件解説中)…西内康人

ちょっとだけ寄り道,会社法〔第3回〕
利益供与規制――総会屋対策の商法改正とはなんだったのか…宮本航平

民事執行・保全法の考え方〔第7回〕
不動産競売による売却の手続…青木 哲

刑法総論の秘密,刑法各論の秘訣。〔第3回〕
拘禁刑と三鷹事件…和田俊憲

◆【演習】
憲法…大林啓吾
行政法…齋藤健一郎
民法…藤澤治奈
商法…森 まどか
民事訴訟法…村上正子
刑法…松尾誠紀
刑事訴訟法…宮木康博
労働法…天野晋介

◆【判例セレクトMonthly】
〔憲法〕
県議会議員選挙における議員定数の不均衡(最判令和7・1・28)…只野雅人

〔行政法〕
特別地方交付税の額の決定に係る地方団体と国との紛争の「法律上の争訟」該当性(最判令和7・2・27)…大橋真由美

〔商法〕
非公開会社における任期短縮の定款変更により退任した取締役が被る損害の範囲(東京地判令和5・10・18)…石川真衣

〔民訴法〕
配当異議訴訟とともになされた詐害行為取消訴訟の帰趨(広島高岡山支判令和6・5・16)…池田 愛

〔刑法〕
義務履行の中断と救護義務違反罪の成否(最判令和7・2・7)…松原芳博

〔刑訴法〕
不正確な法廷通訳と手続の無効(大阪高判令和7・2・14)…岩下雅充

◆Book Information
大木正俊=鈴木俊晴=植村 新=藤木貴史 著『労働法判例50!』

1,650円
◆特集 憲法の学習における学説と判例・実務
Ⅰ 平等――学説と判例・実務…植木 淳……6
Ⅱ 政教分離…中島 宏……13
Ⅲ 「表現の自由」論と判例・実務との関わり…木下智史……20
Ⅳ 職業の自由…川鍋 健……26
Ⅴ 国会…新井 誠……32

【巻頭言】
刑務所はどう変わるのか…川出敏裕……1

【法学のアントレ】〔第98回〕
未来の法はアニメから…長島光一……2

◆講座
憲法の基本原理から見る統治〔第13回〕
「最高機関」,「立法」,「唯一」(2)…高田 篤……38

最新判例に学ぶ行政法解釈〔第2回〕
行政処分の職権取消し――最判令和3・6・4民集75巻7号2963頁…戸部真澄……46

法と経済学から見た民法判例〔第2回〕
任意法規の意味と強行法規との関係――最判平成23・7・15民集65巻5号2269頁,最判令和4・12・12民集76巻7号1696頁…西内康人……55

ちょっとだけ寄り道、会社法〔第2回〕
会社の業務及び財産の状況を調査する者…小宮靖毅……63

民事執行・保全法の考え方〔第6回〕
不動産競売の開始,差押え・仮差押え,売却条件…青木 哲……69

刑法総論の秘密、刑法各論の秘訣。〔第2回〕
刑法と憲法とガソリンカー事件…和田俊憲……79

【演習】
憲法…大林啓吾……86
行政法…齋藤健一郎……88
民法…藤澤治奈……90
商法…森 まどか……92
民事訴訟法…村上正子……94
刑法…松尾誠紀……96
刑事訴訟法…宮木康博……98
労働法…天野晋介……100
レポート(刑事政策)…小西暁和……102

【判例セレクトMonthly】
〔憲法〕靖國神社合祀情報提供行為国賠訴訟(最判令和7・1・17)…松本哲治……105

〔行政法〕都道府県議会議員の定数配分規定の適法性(最判令和7・1・28)…原田大樹……106

〔民法〕改正前民法724条後段の除斥期間に対する例外の射程――第二次世界大戦戦没者合祀事件(最判令和7・1・17)…小笠原奈菜……107

〔商法〕株主総会の招集地と招集手続の著しい不公正(東京高判令和6・6・5)…小柿徳武……108

〔民訴法〕当事者間の合意に基づいて養育費の支払を求める場合には,地方裁判所における民事訴訟手続によるべきとした事例(東京高決令和5・5・25)…工藤敏隆……109

〔刑法〕非監護者が監護者と共謀して被監護者に対し性交等をした場合における監護者性交等罪の共同正犯の成否(最決令和7・1・27)…東條明徳……110

〔刑訴法〕犯人性に合理的な疑いがあるとして無罪とした原判決を破棄し自判した事例(大阪高判令和5・7・7)…亀井源太郎……111

Book Information
洲崎博史=後藤 元 編『保険法判例百選 〔第2版〕』……85
山本敬三 監修 石綿はる美=白石 大=水津太郎 著『民法2 物権』……120

早慶合同ゼミナール……金子敬明・白石 大・田髙寛貴……112
1,650円
ご入学・ご進級、おめでとうございます。みなさまが辿る一歩一歩が、明るく希望にみちた、確かな未来へ繋がりますように。
法学教室の2025年度は「家族」を考えることから始めました。時代の変遷・価値観の多様化とともに揺らぎがみえる「家族」に対し、法はどのように関わり、何を守ろうとしているでしょうか。個人の自律的な生を支える憲法と、制度としての家族を守る民法。ともすれば閉鎖的な関係となりがちな家族を適切に支えようと試行を続ける行政法・会社法・手続法・刑法…。本特集を通じて、有機的に、そして精緻に仕組まれている法のあり方や役割を感じ取り、この先に待つより広く深い学びに繋げていただけるととても嬉しく思います。そして、あらゆる問題は、ただ一つの価値観のみで解決されるものではないということにも、思いを寄せていただけることを願っています。
今号より、行政法・民法・会社法・刑法の4つの新連載が始まります。演習には労働法も迎え、8法で新しい学びの扉を開きました。解雇の金銭解決制度に関する「時の問題」も収録。
今年度もみなさまの学びを支えるべく、編集室一同、精一杯頑張ります。
ようこそ、法学教室へ!

【特集】これからの「家族」の話をしよう
Ⅰ 〈対談〉家族をめぐる憲法と民法の対話◆江藤祥平・石綿はる美
Ⅱ 介護保障について行政が負うべき役割は何か◆豊島明子
Ⅲ 家族関係の変化が会社に及ぼす影響とは?◆岩城円花
Ⅳ 手続法の家族へのかかわり◆今津綾子
Ⅴ 家族をめぐる刑法の役割◆深町晋也

【時の問題】解雇の金銭解決制度について考える◆山本陽大

【新連載】
最新判例に学ぶ行政法解釈◆戸部真澄ほか
法と経済学から見た民法判例◆西内康人
ちょっとだけ寄り道、会社法◆小宮靖毅・宮本航平
刑法総論の秘密、刑法各論の秘訣。◆和田俊憲
1,650円
 2024年度の法学教室も,基本七法を中心に,実定法の特集を多く組んでまいりました。年度最後となる今号は,すこし視点を変えて,法哲学の世界をご案内します。
 「今回の特集の共通テーマは閉塞感である。狙いは2つある。第一の狙いは,閉塞感の要因を正確に言い当てることである。……第二の狙いは,その閉塞感から抜け出すためにどうすべきかを,法哲学の知的資源を活用しながら検討することである。」(特集扉より)
 考えて,考えて,考え抜くことで開ける未来があるかもしれない――そう信じておくる,法を学ぶみなさまへの挑戦状です。いままさに,そしておそらくまだ少しのあいだ私たちの前に横たわるであろう6つの閉塞感に対し,みなさまはどう向き合いますか?
 今号をもちまして,行政法・民法・会社法・刑法・刑事訴訟法分野の講座連載が最終回を迎えました。ここまで様々な苦難を乗り越えて連載を継続してくださったすべての先生方に,改めて深く御礼申し上げます。
 国会概観,判例クローズアップ(最判令和6・7・11),時の問題(公益通報者保護制度)も掲載し,充実の3月号になりました。この春門出を迎えるみなさまへの祝意も添えてお届けします。

【特集】閉塞感に挑む法哲学
Ⅰ 労働と人権◆木山 幸輔
Ⅱ 少子高齢化をめぐる正義◆吉良貴之
Ⅲ 苦情の正義◆服部久美恵
Ⅳ ジェンダー規範と社会変革◆野崎亜紀子
Ⅴ 法学部教育の「閉塞感」を打ち破る◆土井崇弘
Ⅵ SNSと分断◆永石尚也

【国会概観】
第214~216回国会概観◆梶山知唯
【判例クローズアップ】
不起訴合意の有効性(最判令和6・7・11)◆八木敬二
【時の問題】
公益通報者保護制度の概要及びその見直しに関する状況◆中野 真

1,650円
 今月号の特集1は少年法。法学教室としては約9年ぶりの特集です。適用対象年齢の引下げをめぐり大きな社会的議論を呼んだ令和3年改正から2年半を経たいま,同法の制度や運用の「基本」を押さえつつ,改めてその意義と役割を考えたいと思います。なお,本特集をお読みいただくにあたっては,昨年,およそ26年ぶり(!)に改訂された『少年法判例百選〔第2版〕』をぜひお手元に!
 特集2は「死者と法」。「死」をめぐっては,葬送墓制や相続等,ふるくから存在する法的論点とともに,安楽死やSNSデータ・AI利用等,解決未了の問題も点在します。死に至る,あるいは死後の自分は,どこまで自分のものなのか。誰がどのようにコントロールできる/すべきであるのか。そもそも,「死者」とは何か。――深淵なる「死者と法」の世界で,存分に思索を深めてください。
 厳しい寒さが続きますが,日暮れがほんの少し遅くなってきたようにも感じます。
 冬来たりなば春遠からじ。たくさんの桜が咲く日も,もうすぐそこです。


【特集1】少年法の基本
Ⅰ 少年保護事件の調査・審判◆藤永祐介
Ⅱ 保護処分の法的性質と内容◆大貝 葵
Ⅲ 逆送決定と送致後の刑事裁判◆吉中信人
Ⅳ 特定少年の処遇◆津田雅也
Ⅴ 付添人の役割と活動◆岩本憲武

【特集2】死者と法――「死者法」の構築へ向けて
1 死者とは誰か◆齋藤哲志
2 死者になる◆久保田祐介
3 死者を送る◆問芝志保
4 死者は居残る◆大塚智見
5 死者は蘇る◆澤田悠紀
1,650円
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2025年は巳年。脱皮する蛇のイメージから「復活と再生」を意味するそうですが,ほかにも「知恵」「実(巳)を結ぶ」という意味合いもあるそうです。法学教室も,今年もたくさんの知恵の実を結べるように精進してまいります。

1月号の特集は「もういちど考えてみる法学学習」。年の始まりに,改めて「法学」と向き合って考えてみました。Ⅰは座談会。初学者向けの超入門書のご執筆経験がおありの先生四名は,現在の「法学(学習/教育/研究)」をどのように見ているのでしょうか。先生たちにだってたくさん悩みや迷いがあります。そんな姿に触れて,明日からの「学習の仕方」「講義の受け方」を,ほんの少しだけ考えてみていただけると幸いです。Ⅱはシン・「推し本」と題し,『法学学習Q&A』(有斐閣,2017年)所収の「推し本」を2025年ver.にアップデートしました。眺めるだけでも楽しいブックリストですが,願わくは,その中に一冊でも,読者のみなさまの導きの星となるような本がありますように!
「時の問題」では令和6年地方自治法改正を扱います。同改正において創設された「国の補充的指示権」の問題を明快に論じていただきました。国-地方関係に影響を及ぼす重大な改正です。ぜひご一読ください。

【特集】もういちど考えてみる法学学習
Ⅰ 〈座談会〉アフターコロナ・AI時代の法学――学習・教育・研究◆青木人志・横田明美・小谷昌子・堀田周吾
Ⅱ シン・「推し本」――『法学学習Q&A』フォローアップ

【時の問題】
令和6年地方自治法改正――分権改革の中の補充的指示権◆板垣勝彦

1,650円
 永遠に続くかと思われた夏が過ぎ、存在したのかわからないほど短い秋も過ぎて、気づけば2024年最終号となりました。世界にはまだたくさんの紛争が残りますが、みなさまの日々の暮らしはせめて、「なんか楽しい」1年であったことを祈ります。
 さて、7法のリレーでつないできた「基本原理・重要概念の再検討」も、アンカーである刑事訴訟法にバトンが回りました。論者により/あるいは問題となる場面によってその理解や意味内容が異なることのある厳選の5テーマについて詳しく論じていただきました。ぜひじっくりと読んでみてください。
 今年度の特集は、みなさまの学習の足場固めを目指してまいりました。何かを高く積むためには、それを支える強固な土台が必要です。盤石な土台の上に、知識を一つ一つ、ゆっくり高く積み上げていってください。2025年の法学教室も、そんな「小石を積む」お手伝いができることを願っています。
 本号には毎年12月号恒例の「判例の動き」も収録しています。判例セレクト第3期のご執筆陣となり初めての12月号。新しい編者の先生方による1年間の総まとめです。重要判例を振り返り、大きな流れを押さえてください。

本年も小誌をご愛読くださり、誠に有難うございました。どうぞよいお年をお迎えください。

【特集】基本原理と重要概念から学ぶ刑事訴訟法
Ⅰ 捜査手段の相当性◆南迫葉月
Ⅱ 一罪一勾留の原則 ◆三明 翔
Ⅲ 当事者主義と職権主義◆秋葉康弘
Ⅳ 直接主義・口頭主義◆斎藤 司
Ⅴ 証拠の関連性◆佐藤友幸

【判例セレクトMonthly】
判例の動き(2022年9月~2023年8月)
1,650円
 第50回衆議院選挙が公示されました。国の形あるいは進路を変える力のある選挙です。いまの暮らしとあわせ,一世代,二世代あとをも見据えて国のフレームワークを描けるか。託された一票は,年齢とともにどんどん重くなってゆくように感じます。
 さて,国の基本を考えながら,法学教室読者のみなさまは引き続き基本七法の基礎固めを! 今月号の特集は民事訴訟法です。民訴法を学ぶ上で避けて通れない基本原理・重要概念が並びますが,みなさま,正確に理解できているでしょうか。各項目について特に何を確認し何を学ぶべきかについては,特集扉ページで押さえてください。
 今月号には時の問題を2本収録。日本版DBSに関しては,労働法や刑事訴訟法等にもわたる様々な論点がありますが,本誌では憲法の視点からご寄稿いただきました。性犯罪者のプライバシーと更生の利益にどう向き合うべきか。センセーショナルな問題であるほど,議論は冷静であるべきです。
 また,昨今取り沙汰されることの多い「食の安全」についてもご解説をいただきました。食品を科学技術により作り出せる時代,実食では担保できない安全性をどう図るのか。生きる上で欠かすことのできない「食」に法がどのように関わり,現在どのような問題を抱えているか。ぜひこの機会に知っていただければと思います。

【特集】民事訴訟法の基本原理・重要概念の再検討
Ⅰ 法人でない社団の当事者能力◆清水 宏
Ⅱ 一部請求◆大江 毅
Ⅲ 主要事実・間接事実・補助事実◆高田賢治
Ⅳ 裁判上の自白◆柳沢雄二
Ⅴ 既判力の客観的範囲と判決理由中の判断◆岡成玄太
Ⅵ 当事者参加――共同訴訟参加と独立当事者参加◆濱田陽子

【時の問題】
憲法上の論点から見る日本版DBS◆水谷瑛嗣郎
食品分野における科学技術の活用と安全性の確保◆土屋仁美
1,650円
 地獄のような暑さもようやくやわらぎ,収穫と食欲と行楽の秋がやってきました(と言い切りたいところですが,本稿執筆時点では厳しい残暑が続いています…)。
 今月号の特集は行政法。大法典を持たない行政法にとって,基本原理の重要性は他法に比べ相対的に高いとも考えられます。行政法を学ぶ上で絶対に外せない/正しい理解の欠かせない厳選の基本原理5テーマにつき,詳しくご解説いただきました。明日からの行政法学習に「活きる」特集です。
 今月号には,国会概観(第213回国会主要成立法律),新法解説(令和6年民法等一部改正法),時の問題(自転車の交通ルール)も収録。重要法令の成立・改正状況につき広く見渡し,詳しく学んでください。
 また,本号から,青木哲先生による新連載「民事執行・保全法の考え方」がスタート! 民執・保全の分野では7年ぶりとなる講座連載です。1年全12回予定。どうぞご期待ください。
 今年も実りの10月号となりました。みなさまの学びも豊かなものでありますように。

【特集】行政法学習に基本原理を活かす
Ⅰ 説明責任◆田村達久
Ⅱ 比例原則◆須藤陽子
Ⅲ 平等原則◆鈴木崇弘
Ⅳ 効率性原則◆宮森征司
Ⅴ 公正・透明性原則◆船渡康平
【国会概観】
第213回国会主要成立法律◆梶山知唯
【新法解説】
令和6年民法等の一部を改正する法律◆棚村政行
【時の問題】
自転車の交通ルール(反則金制度導入)◆川本哲郎

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 命の危険を感じるほどの猛烈な暑さと突発的に発生する豪雷雨,パリからの甲子園で連日繰り広げられる熱闘の数々。熱く,暑かった夏も峠を越え,夜風や夕方の空の色に,ほんの少しだけ秋を感じるようになりました。みなさまの夏は,どんな熱を持っていたでしょうか。
 今月号から基本七法の特集に戻ります。再開一番手は会社法。今年度の特集共通テーマは「基本原理・重要概念の再検討」です。会社法における「原理・原則」とは何か――ぜひ,4頁の特集扉からお読みください。特集全体の見取り図として,きっと導きの星となるはずです。
 また,今月号には3本の「時の問題」を収録。いずれも「いま」押さえたいテーマです。日々の学習に+αのアクセントを加えていただけたらと思っています。
 2024年度も折り返しを迎えます。来月号からはいよいよ民事訴訟法分野の講座連載もスタート! いっそう充実の後半戦も,どうぞよろしくお願いいたします。


【特集】会社法の基本原理・重要概念の再検討
Ⅰ 株主利益最大化原則(株主第一主義)とは何か◆梅村 悠
Ⅱ 一株一議決権原則とは何か◆酒井太郎
Ⅲ 資本充実の原則とは何か◆尾崎安央
Ⅳ 定款自治,契約自由の原則と会社法の強行法規性◆舩津浩司
Ⅴ 企業買収行動指針における3原則◆加藤貴仁

【時の問題】
裁判官弾劾制度の意義と司法権の独立◆柳瀬 昇
「2024年問題」のこれからと法が果たす役割◆高橋奈々
ICCの役割◆竹村仁美
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 AIが急速に発展し,働き方/働き手が多様化し,労働観もめまぐるしく変遷する中にあって,労働法の規定はときに時代に合ってないと感じられるかもしれません。しかし,その規定に至るには,そこにもまた様々な時代背景があったはずです。過去を振り返り,いまを見据え,未来を描くために,本誌はこのたび,タイムトリップをご用意しました。「タイムマシンの名は,『→タイムライン→労働法→』号」(特集扉より)。厳選の5テーマで,それぞれのタイムトラベルをお楽しみいただけます。それでは,よい旅を!
 特集2は「動物の愛護と福祉――動物法入門」。共に暮らす犬猫から野性の熊まで,私たちは多くの動物たちとともに生き,その存在に助けられ,時に脅威に晒されます。人は,動物にいかなる配慮をなすべきか。人が作る動物のための法律というのは,一体何か。――哲学的で答えのない問いをも内包する動物法の世界。その萌芽に触れてみてください。
 夏真っ盛り。外は熱中症の危険でいっぱいです。ぜひ涼しい室内で法学教室を!

【特集1】→タイムライン→労働法→
Ⅰ 労働者概念をめぐる「これまで」と「これから」◆後藤 究
Ⅱ シューカツと労働法◆本庄淳志
Ⅲ 解雇・採用内定取消法理の形成と展望◆細谷越史
Ⅳ 労働時間の過去・現在・未来◆北岡大介
Ⅴ 日本における雇用平等法制のあゆみ◆藤井直子

【特集2】動物の愛護と福祉――動物法入門
1 制定から25年を迎えた動物愛護管理法◆箕輪さくら
2 消費者法と動物への配慮◆谷本圭子
3 動物殺傷等を伴う宗教的行為と愛護動物虐待等罪◆三上正隆
4 EUの動物福祉法◆本庄 萌

1,650円
 5月号から始まった基本七法特集,今月号は民法です! 今年度の特集共通テーマは「基本原理・重要概念の再検討」ですが,民法分野では,約30年前の本誌152号(1993年5月号)において,「条文にない民法の『原則』」という特集が組まれました。従来,基本原則とされてきたものは,いまどのように変容しているのか――特集タイトルの「再検討」には,30年以上にもわたる時の流れも込められています。厳選された5テーマ,「いずれの論稿もエッジの効いた力作」(特集扉より抜粋)です。
 「時の問題」では,令和5年国立大学法人法改正を契機に,大学の自治について考えます。読者のみなさまがいま学んでいる「大学」という場は,どのように律する/律されるべきなのでしょうか。また,「判例クローズアップ」では最判令和5年11月17日,映画「宮本から君へ」訴訟を取り上げました。最高裁が「表現の自由」に真正面から応えたとされる重要な判例です。
 本格的な夏がやってきます。海に山に,たくさん遊んで,遊びすぎてちょっと疲れたなというときには,涼しい部屋で表現の自由に思いをはせつつ映画鑑賞などいかがでしょう。もしくは,学問の自由を思いながら,法学教室を読むのもおすすめです!

【特集】民法の基本原則・重要概念の再検討
Ⅰ 債権者平等の原則◆鳥山泰志
Ⅱ 契約の第三者に対する効力◆三枝健治
Ⅲ 人格的利益の侵害と差止請求◆建部 雅
Ⅳ 「権限」とは何か◆髙 秀成
Ⅴ 承継取得と原始取得◆平野秀文

【判例クローズアップ】
文化芸術活動に対する助成(最判令和5・11・17)◆中林暁生
【時の問題】
大学自治と学外者統治の間◆松田 浩

1,650円
 早いもので、2024年も半分が過ぎました。梅雨空の中、6月号をお届けします。
 先月号から始まった基本七法特集は2番手の刑法にバトンがまわりました。特集1は「基本概念から学ぶ刑法」です。表題をご覧いただくと、よく見聞きする単語が並んでいると思います。特集タイトルのとおり、すべて刑法の重要な基本概念です。でも、その内容について、正確に理解できていますか? 基本的な事項ほど正確に、厳密に理解し、アウトプットできる能力が必要であるのは、すべての学問に共通ではないでしょうか。ぜひ、本特集で、日々の学習の足場をいっそう強固なものにしてください。
 特集2は「消えた法律」。法律は、様々な歴史・経緯を経て「消える」ことがあります。いまある法も永続的なものではないかもしれず、いつかの未来では「こんな法律もあったのか」と驚きをもって受け止められる可能性もあります。いまが必ず正しいわけではない――そのこともあわせて考えてみていただけると幸いです。
 今月号には時の問題「大麻の濫用防止と法規制」も掲載。大麻の問題は、想像以上に身近に潜んでいます。正しい知識こそが、自分と社会を守ることになるはずです。

【特集1】基本概念から学ぶ刑法
Ⅰ 法益保護主義◆嘉門 優
Ⅱ 構成要件と犯罪論体系◆松澤 伸
Ⅲ 行為無価値と結果無価値◆佐藤拓磨
Ⅳ 責任主義◆安田拓人
Ⅴ 因果的共犯論◆豊田兼彦
Ⅵ 本権説・占有説◆小林憲太郎

【特集2】消えた法律
1 法律の消え方
2 優生保護法
3 陪審法
4 種子法

【時の問題】
大麻の濫用防止と法規制◆太田達也
1,650円
風薫る5月。満開の桜のそのあとに青々とひろがる新緑は、生命の力強さと未来への希望を感じます。みなさま、新生活には少し慣れてきたでしょうか。
さて、今月号からは基本7法の特集を順次お届けします! 今年度の共通テーマは「基本原理・重要概念の再検討」。トップバッターは憲法です。
個人の生活からは最も遠いようで、しかし現在進行形の身近な問題を多く抱える憲法。そのうち、いま最も学ぶべき5テーマを解説していただきました。「この国のかたち」にじっくりと向き合い、考えを深めてもらえるような論稿が揃っています。ぜひ、特集扉ページからお読みください。
今月号にはあわせて判例クローズアップと時の問題を収録。昨年10月に出された性同一性障害特例法違憲決定と、ストライキをめぐる問題を扱います。折しも5月1日は労働者の祭典といわれるメーデー、3日は憲法記念日です。祝日の隙間に、関連するテーマへの知見を深めてもらえると嬉しいです。
ところで、前号から表紙が少しリニューアルしたことに、みなさん気づきましたか??

【特集】憲法の基本原理・重要概念を学ぶ
Ⅰ 公共の福祉◆愛敬浩二
Ⅱ 平等◆榎 透
Ⅲ 国家と宗教◆西山千絵
Ⅳ 民主主義◆二本柳高信
Ⅴ 「人権+平和」をどう実現するか◆青井未帆

【判例クローズアップ】
法的性別と性自認(最大決令和5・10・25)◆齊藤笑美子

【時の問題】
現代的事例から学ぶストライキ◆藤木貴史
1,650円
 ご入学・進級されたみなさま(あるいは,ご就職という方もいらっしゃるでしょうか)おめでとうございます。新しい門出を編集室一同,心よりお祝い申し上げます。実り多き一年でありますように。
 さて,法学教室の2024年度特集はAIからスタートします。生成AIの登場を画期として,「第4次AIブーム」に突入したともいわれる昨今。もはや,AIのない世界に逆戻りすることはありえず,今後求められることは,「人間主体の世界を維持しながらどのようにAIと共存するか」を考え抜く姿勢です。AIができること/できないこと,AIを使うメリットとデメリット,コストとリスク――その均衡点はどこにあるでしょうか。これからの世界を生きるみなさまへ。ようこそ,AIから法の世界へ。
 新年度を迎え,新しい講座連載「憲法の基本原理から見る統治」がスタートします。憲法の基本原理から統治を考え,統治を考えながら基本原理に立ち戻る本連載を通じて,統治のしくみを立体的につかんでください。また,演習のご執筆者も一新となり,7法それぞれの新しい12回が始まります。どうぞご期待ください。
 今年度も法学教室は,みなさまの学びのすぐそばにあるべく,充実の誌面をお届けできるように頑張ります。2024年度もどうぞよろしくお願いいたします。

【特集】AIから法の世界へ
Ⅰ AI入門◆藤田政博
Ⅱ AIによる裁判の支援と代替の可能性◆長島光一
Ⅲ 刑事司法システムに求められるAIの支援◆中川孝博
Ⅳ AIの行政意思決定関与の許容範囲◆黒川哲志
Ⅴ 生成AIの利用が著作権侵害となる場合◆前田 健
Ⅵ 国際法における軍事AI問題の本質◆黒﨑将広
Ⅶ AI・デジタル化と法制事務◆西村友海

【新連載】憲法の基本原理から見る統治◆高田 篤
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  • 出版社:有斐閣
  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:毎月28日
  • サイズ:B5

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