ミステリマガジン

ミステリマガジン2024年9月号
特集　現代海外ミステリ短篇を読もう！


特集短篇
キリング・フィールド
Ｍ・Ｗ・クレイヴン　東野さやか 訳
共同墓地である、大量虐殺現場で見つかった死体。ポーは捜査を行うが……

浜辺の少女たち
アン・クリーヴス　高山真由美 訳
〈マシュー・ヴェン〉シリーズ短篇。浜辺に立つふたりの少女の秘密とは？

第二房の死体
ケイト・ホール　武居ちひろ 訳
アメリカ探偵作家クラブ賞新人短篇賞受賞作！

聖なる墓地
リンダ・カスティロ　廣瀬麻微 訳
アメリカ探偵作家クラブ賞短篇賞受賞作！



資料と研究
第36回　ミステリ・ディスク道を往く　特別篇　音楽業界出身のノワール作家アラン・パークスの足跡　糸田屯



新連載
第1回　ここから始めるミステリ入門！
杉江松恋
ミステリのおもしろさ



冒頭特別掲載
ターングラス-鏡映しの殺人
ガレス・ルービン　越前敏弥 訳
エセックス沖にあるターングラス館で起こった事件は……
鬼神の檻
西式豊
御稲荷村で行われる奇祭で、神様に捧げられる少女を待ち受ける運命とは？



短篇
エイミー・ロブサートの死
シリル・ヘアー　西谷かおり 訳
映画プロデューサーの家で行われたパーティー。そのさなかに死体が発見される。



ミステリの話題
2024年エドガー賞晩餐会レポート
写真と文　早川浩

早川書房　夏から秋の話題作！
編集部

『キングの身代金〔新訳版〕』刊行記念　翻訳者・堂場瞬一インタヴュー
　 聞き手・文　若林踏

シャーリー・ホームズと２２１Ｂな茶会
高殿円×三宅香帆

第14回アガサ・クリスティー賞二次選考結果発表
第12回ハヤカワＳＦコンテスト一次選考結果発表
日本推理作家協会賞翻訳部門愛称募集のお知らせ


漫画連載
夢幻紳士　猟奇篇
第六話「夢幻紳士vs影男」
高橋葉介



連載
テトラとライカ　第3回
宮木あや子
メディカルセンターの誕生課で働いていたユガンが見た〝ユートピア″とは？



連載
迷宮解体新書　第141回
インタヴュー&文　村上貴史
本城雅人



連載
おやじの細腕新訳まくり
第36回
黄金の女〔新訳〕
エリス・ピーターズ
田口俊樹訳
若かりし日、船員が客船で見かけた妊娠中の若妻の数奇な運命！
翻訳所感　田口俊樹／解説　杉江松恋



連載
第144回＝ミステリヴォイスＵＫ　メタ翻訳フィクション　松下祥子
第15回＝戦後ミステリーに愛をこめて　幸運な出会いに恵まれる　権田萬治
第58回＝みんな洋画観ようぜ！　「墓泥棒と失われた女神」　高殿円×蛇蔵
第43回＝時代劇だよ!ミステリー　江戸時代にUFOが漂着!?「うつろ舟」の伝説　ペリー荻野
第6回＝こどもの物語、おとなの冒険　これは、厳密にいえば、ひとりの少年についての歴史物語です　千野帽子
第9回＝陰謀論的探偵小説論　陰謀論的想像力の功罪　荒岸来穂



HMM BOOK REVIEW〈今月の書評〉
三橋 曉、大矢博子、古山裕樹、小財 満、品川 亮、若林 踏、千街晶之、円堂都司昭、野村ななみ、風間賢二、橋本輝幸、嵩平 何、東えりか、新保博久、タニグチリウイチ、廣澤吉泰



CRIME FILE〈ミステリ情報〉
洋書案内〈英語篇〉／仁木めぐみ　洋書案内〈世界篇〉／土居佳代子　映画情報／柳下毅一郎　ドラマ情報／♪akira　ＤＶＤ情報／小山正　演劇情報／麻田実　アニメ・レビュー／日下三蔵　ゲーム・レビュー／米光一成　インフォメーション



今月の重版情報
今月のポケミス・ガイド
NV文庫ニュース
ミステリ文庫通信
ミステリ漫画　梅田英俊
響きと怒り

★★★★★2023年11月29日 ひろし 無職
ミステリは前から読んでいた。この頃、昔の作家の本が新たに翻訳されたり、エラリークイーンの新訳を読んで、ますます読みたい欲求が増した。近所の書店では数冊、帰るかどうかわからない。定期購読。楽しみである。作品紹介もあるし。

★★★★☆2021年09月22日 心足齋 教職員
早川書房は中国SFの大作「三体」出版で、日本国内に大きな中国SFのインパクトを与えたが、ミステリーでも華文ミステリーの本格的な紹介に乗り出している。ポケミスでも翻訳が出ているし、ミステリマガジンでの特集も2019年3月号、2021年9月号と２度組まれている。しかも、今後各号に１編ずつ翻訳を乗せていくという。 今後ともミステリーファンの世界をどんどん広げていってほしい。

★★★★★2021年01月04日 Takanomires 会社員
会社員生活を数十年やってきて、ミステリを読むということから久しく遠ざかってきた。最近、縁あって久しぶりに取り上げて、衰えない書き物の力に引き込まれた。特に月村了衛の作風に惚れている。2020年3月から毎月買いたかったのだが、いくつか買えない月があり、定期的に物が届くなどという事を嫌だった自分を捨て、定期購読することにした。2月に一度が実に待ち遠しい。ぜひ緊張感のある紙面作りをこれかrもお願いしたい。

★★★★☆2020年10月31日 やすお 会社員
毎号、書店で購入していましたが、コロナ禍でなかなか書店に行くことも叶わず、定期購読することにしました。 やはりミステリ作品の動向、特に翻訳作品の紹介は役に立ちます。

★★★★★2013年08月06日 踊る人形 自営業
ドラマ、映画、原作の情報満載。向井万起男さんの映画評『アメリカ解剖室』も楽しい。俳優のインタビュー記事多し。2013年4月号では、『シャーロック』のベネディクト・・カンバーバッチも登場。ホームズ特集はこのドラマのヒットもあり熱かった。雑学好きにもネタ探しにもお勧めです。

★★★★☆2006年02月15日 アウスト 専門職
海外ミステリを紹介しつづけて、ウン十年。手触りのいい紙質と、最新海外情報を手に入れるには最適です。この雑誌で、ニック・ヴェルベット等のシリーズキャラクターに出会えました。海外短編を読めるのは、もちろん。充実したコラムが毎号あきさせません。ちょっぴり値段が高いのが、たまにきず。