目次
■特集:建設現場における省力化技術1
○資材搬送を省力化する支援ロボット/㈱竹中工務店/永田 幸平
資機材運搬は必要不可欠であるものの、高度なスキルを要しないため自動化が強く求められる作業である。建設現場では、これまで重量のある建設資材を大量に運搬するために、1台ごとに人が押して運んでいた。時間がかかり、体力も消耗する重労働であるため、労働環境を改善するためには、自動搬送ロボットが要望されていた。
○高効率な外壁検査システム/㈱大林組/土井 暁
頻出する外壁タイルの落下事故の問題を解決するために、安全で、効率が良く、検査精度の高い自動化システムの開発が求められている。そこで、検査効率の向上を図るために左右に伸縮する検査アームを考案し、新たに開発した自動化検査システムに採用した。筆者らが新たに開発した自動化システムを実建物の外壁検査に採用し、従来の人による検査結果と比較した。その結果、一定条件の下での検査効率と検査精度は、実利用に十分な性能を保有していることを確認した。本稿でその論旨をまとめた。
○橋梁側面を自動点検する自走式ロボットカメラの開発/三井住友建設㈱/梅津 健司・藤原 保久・玉置 一清
橋梁上部構造の側面・下面全域に対し、高欄上を自動移動しながら首を振って連続的に隈なく撮影する点検ロボットカメラを開発した。本稿では、その機器の概要、特長を述べ、実橋にて行った実証試験結果について紹介する。
■技術資料
○熊本地震における道路トンネルの被害と今後の耐震対策/首都大学東京/砂金 伸治/(国研)土木研究所/日下 敦
本稿では、熊本地震における道路トンネルの被害状況を概括するとともに、これまでの道路トンネルの地震被害状況や得られた知見等をもとに検討した道路トンネルに関して耐震対策を行う場合の考え方について紹介する。
○高速道路における地震被害と地震リスクマネジメントによる被害軽減効果/九州大学/松田 泰治
平成28年熊本地震の被災経験を受け平成29年に改訂された道路橋示方書・同解説V耐震設計偏では断層変位に対する配慮が盛り込まれた。現在、新たに建設中の阿蘇大橋では断層変位を考慮した設計が導入されている。今後は南海トラフなどの巨大地震等を念頭に置いた発災直後の緊急体制の充実を図り、更なる被害の軽減を目指す必要がある。本稿では、その論旨をまとめた。
○自然災害軽減のためのヒト・コト・モノ/岐阜大学/髙木 朗義
当大学と岐阜県が「清流の国ぎふ防災・減災センター」を設置し、豪雨災害軽減のための地域の連携を目的に、人材育成とその仕組みづくりに注力している。育成した人材の活躍の場となる地域防災ネットワークづくりに努めることで、同センターは自助・共助の促進による地域防災力の向上を目指す。本稿では、その概要と実際の役割を紹介する。
○アプリ提供による建設機械の安定稼働:ConSite/日立建機㈱/猪瀬 聡志
技能労働者の激減、後継者不足などが原因で、建設現場では高度な診断が出来る技術者の確保・育成が深刻化している。当社では、若年層への技術の継承に有効な手段としてスマートフォン・アプリに着目し、経験の浅い技術者でも熟練者並みに異常検知、故障診断ができ、顧客にとって最も有利な選択肢の提案を可能とするサービスソリューションConSiteを開始した。本稿では、その要諦についてまとめた。
○橋梁や建物の維持管理活動を効率的に行うモニタリングシステム/オムロンソーシアルソリューションズ㈱/高瀬 和男・西田 秀志
IoTやAIなどを礎にした交通制御インフラに関するICT技術が進化する中で、道路、トンネル、橋など社会インフラの高齢化による劣化問題は緊急かつ早々に解決すべき課題として刮目されてきた。省電力化を図ったワイアレスセンサを活用した屋外で長期使用可能な遠隔モニタリングシステムを開発し、橋梁の健全性評価を実施してきた。本稿では、計測方法や計測データの収集・統計方法、データからの劣化判断方法などモニタリングシステムの概要を紹介する。
■話題の工法
○さまざまな大きさの地震に対応できる制震工法/㈱大林組/岸 浩行・堂地 利弘・内海 良和
本稿では、中小地震には高い剛性を有して耐震性能を向上し、大地震時には制震効果を発揮するブレーキダンパーと中小地震から大地震まで制震に効果的なオイルダンパーを交差して組み合わせた省スペース型のダンパー「クロスダンパー」を紹介する。
■製品紹介
○自在型アイボルト使用による安全性向上/㈱キトー/池尻 泰志・税所 謙一
安全・安心に対する意識が高い日本においても、実際には危険な作業が潜んでいる。本稿では、その一つであるアイボルトによる「横つり」「引き起こし」「反転」作業にフォーカスした。「キトーリフティングポイント」の発売により、建設業、製造業をはじめとする重量物を扱う現場で日常的に行われている「横つり」「引き起こし」「反転」作業をより安全に行うことを可能とした。
○遠隔操作による通信の無人化施工設計/東京通信機㈱/松本 實
本稿では、無人化施工で重機などを遠隔操作するための送信機に特化した最新の遠隔操作用リモコン装置(Hetronic社の無線リモコン)について紹介する。
○油圧ブレーカの構造・原理、キー技術について/東空販売㈱/豊福 徹也・橋本 正治
建設・土木工事に不可欠な油圧ショベルは、先端に各種アタッチメントを装着する事で様々な作業が可能になるが、本稿では、その中でもコンクリートや岩盤破砕等に使用される油圧ブレーカについて、その歴史・生い立ち~構造・原理~キー技術を紹介する。
○掘削・解体工事に活用される超大型油圧ブレーカ/古河ロックドリル㈱/井上 節
鉱山・土木・構造物解体現場等で使用される油圧ブレーカの大型化が進む中、破砕性・耐久性・低騒音といった性能向上が求められている。本稿では、新開発の超大型油圧ブレーカの紹介とともに、試験実績と工事現場における活用事例を紹介する。
■業界情報
○2018年5月度/建設機械出荷金額統計/(一社)日本建設機械工業会
○資材搬送を省力化する支援ロボット/㈱竹中工務店/永田 幸平
資機材運搬は必要不可欠であるものの、高度なスキルを要しないため自動化が強く求められる作業である。建設現場では、これまで重量のある建設資材を大量に運搬するために、1台ごとに人が押して運んでいた。時間がかかり、体力も消耗する重労働であるため、労働環境を改善するためには、自動搬送ロボットが要望されていた。
○高効率な外壁検査システム/㈱大林組/土井 暁
頻出する外壁タイルの落下事故の問題を解決するために、安全で、効率が良く、検査精度の高い自動化システムの開発が求められている。そこで、検査効率の向上を図るために左右に伸縮する検査アームを考案し、新たに開発した自動化検査システムに採用した。筆者らが新たに開発した自動化システムを実建物の外壁検査に採用し、従来の人による検査結果と比較した。その結果、一定条件の下での検査効率と検査精度は、実利用に十分な性能を保有していることを確認した。本稿でその論旨をまとめた。
○橋梁側面を自動点検する自走式ロボットカメラの開発/三井住友建設㈱/梅津 健司・藤原 保久・玉置 一清
橋梁上部構造の側面・下面全域に対し、高欄上を自動移動しながら首を振って連続的に隈なく撮影する点検ロボットカメラを開発した。本稿では、その機器の概要、特長を述べ、実橋にて行った実証試験結果について紹介する。
■技術資料
○熊本地震における道路トンネルの被害と今後の耐震対策/首都大学東京/砂金 伸治/(国研)土木研究所/日下 敦
本稿では、熊本地震における道路トンネルの被害状況を概括するとともに、これまでの道路トンネルの地震被害状況や得られた知見等をもとに検討した道路トンネルに関して耐震対策を行う場合の考え方について紹介する。
○高速道路における地震被害と地震リスクマネジメントによる被害軽減効果/九州大学/松田 泰治
平成28年熊本地震の被災経験を受け平成29年に改訂された道路橋示方書・同解説V耐震設計偏では断層変位に対する配慮が盛り込まれた。現在、新たに建設中の阿蘇大橋では断層変位を考慮した設計が導入されている。今後は南海トラフなどの巨大地震等を念頭に置いた発災直後の緊急体制の充実を図り、更なる被害の軽減を目指す必要がある。本稿では、その論旨をまとめた。
○自然災害軽減のためのヒト・コト・モノ/岐阜大学/髙木 朗義
当大学と岐阜県が「清流の国ぎふ防災・減災センター」を設置し、豪雨災害軽減のための地域の連携を目的に、人材育成とその仕組みづくりに注力している。育成した人材の活躍の場となる地域防災ネットワークづくりに努めることで、同センターは自助・共助の促進による地域防災力の向上を目指す。本稿では、その概要と実際の役割を紹介する。
○アプリ提供による建設機械の安定稼働:ConSite/日立建機㈱/猪瀬 聡志
技能労働者の激減、後継者不足などが原因で、建設現場では高度な診断が出来る技術者の確保・育成が深刻化している。当社では、若年層への技術の継承に有効な手段としてスマートフォン・アプリに着目し、経験の浅い技術者でも熟練者並みに異常検知、故障診断ができ、顧客にとって最も有利な選択肢の提案を可能とするサービスソリューションConSiteを開始した。本稿では、その要諦についてまとめた。
○橋梁や建物の維持管理活動を効率的に行うモニタリングシステム/オムロンソーシアルソリューションズ㈱/高瀬 和男・西田 秀志
IoTやAIなどを礎にした交通制御インフラに関するICT技術が進化する中で、道路、トンネル、橋など社会インフラの高齢化による劣化問題は緊急かつ早々に解決すべき課題として刮目されてきた。省電力化を図ったワイアレスセンサを活用した屋外で長期使用可能な遠隔モニタリングシステムを開発し、橋梁の健全性評価を実施してきた。本稿では、計測方法や計測データの収集・統計方法、データからの劣化判断方法などモニタリングシステムの概要を紹介する。
■話題の工法
○さまざまな大きさの地震に対応できる制震工法/㈱大林組/岸 浩行・堂地 利弘・内海 良和
本稿では、中小地震には高い剛性を有して耐震性能を向上し、大地震時には制震効果を発揮するブレーキダンパーと中小地震から大地震まで制震に効果的なオイルダンパーを交差して組み合わせた省スペース型のダンパー「クロスダンパー」を紹介する。
■製品紹介
○自在型アイボルト使用による安全性向上/㈱キトー/池尻 泰志・税所 謙一
安全・安心に対する意識が高い日本においても、実際には危険な作業が潜んでいる。本稿では、その一つであるアイボルトによる「横つり」「引き起こし」「反転」作業にフォーカスした。「キトーリフティングポイント」の発売により、建設業、製造業をはじめとする重量物を扱う現場で日常的に行われている「横つり」「引き起こし」「反転」作業をより安全に行うことを可能とした。
○遠隔操作による通信の無人化施工設計/東京通信機㈱/松本 實
本稿では、無人化施工で重機などを遠隔操作するための送信機に特化した最新の遠隔操作用リモコン装置(Hetronic社の無線リモコン)について紹介する。
○油圧ブレーカの構造・原理、キー技術について/東空販売㈱/豊福 徹也・橋本 正治
建設・土木工事に不可欠な油圧ショベルは、先端に各種アタッチメントを装着する事で様々な作業が可能になるが、本稿では、その中でもコンクリートや岩盤破砕等に使用される油圧ブレーカについて、その歴史・生い立ち~構造・原理~キー技術を紹介する。
○掘削・解体工事に活用される超大型油圧ブレーカ/古河ロックドリル㈱/井上 節
鉱山・土木・構造物解体現場等で使用される油圧ブレーカの大型化が進む中、破砕性・耐久性・低騒音といった性能向上が求められている。本稿では、新開発の超大型油圧ブレーカの紹介とともに、試験実績と工事現場における活用事例を紹介する。
■業界情報
○2018年5月度/建設機械出荷金額統計/(一社)日本建設機械工業会
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