新電気 発売日・バックナンバー

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1,528円
◇◆特集◆◇
太陽電池発電設備 竣工検査のメソッド
稼働前に行うべき検査、試験のポイントを網羅

・太陽電池発電設備の概要
・竣工検査の項目
 高圧受変電設備/パワーコンディショナ/直流電路(接続箱、集電箱、太陽電池モジュール)
文 内海 銀河((株)ウエストO&M)
写真 (株)ウエストO&M、編集部
協力 (株)ウエストO&M

日本各地で建設が進められ、続々と稼働を始めている太陽電池発電設備。再生可能エネルギーの普及・拡大、固定価格買取制度の導入から最も注目を浴びている発電システムですが、設備不良によりトラブルが発生し、機器の損傷だけでなく、連系している配電線にまで波及。場合によっては発電設備周辺の需要家を停電させる大事故に発展する恐れもあります。そこで、今月号は太陽電池発電設備の竣工検査を大特集。運転開始前に発電設備内の各設備が良好であることを確認し、「安全な稼働」に必要な竣工検査の手法を取り上げます。

▼ 【特設】
すべての「変化」を記録することが管理のカギ
特高受変電設備の保守点検
石川技術士事務所/石川 敏行

超高層ビルやショッピングモール、データセンターなど次々に建設されている大規模施設では、電源の信頼性が求められるため特別高圧受変電設備が導入されるケースが増えています。これらの設備には安全確保のため各種遮断器が設置されている反面、施設の性質上、無停電での保守点検が不可欠となります。今回の「特設」は、ガス絶縁開閉装置(GIS)を中心に、特高受変電設備の保守点検方法をクローズアップ。基本計画から点検後の情報管理まで詳細に解説します。

◆学校教育の「現場」から 長崎県立長崎工業高等学校
徹底した問題演習で基礎力を研磨
電験合格トップ校のライセンス教育

◆米国技術史を散歩するⅡ 日本の博物館編 (3)
米国のオートバイ誕生史
~警察博物館~
技術ジャーナリスト/小泉 成史

▼ 《現場実務》

◆現場の電気保安実務 (108)
自家用電気設備の点検業務と維持管理に必要な基礎知識
変圧器、進相コンデンサ編
四国電気保安協会/郷田 昌三

◆トラブル解決塾 発見から復旧まで
 地絡・感電事故対策とB種接地抵抗値②
技術士(電気電子部門)/松尾 義行

▼ 《電気の基礎学習・応用》

◆やさしく語る電気のイメージ
電気理論の入門講座 (6) 磁気 その1
大阪府立藤井寺工科高等学校/山下 明

■厳選テーマをいもづる式に徹底解説
電験三種 基礎鍛錬 (7) 交流回路1 記号法とRLCの作用
菅原技術士事務所/菅原 秀雄

▼ 【2015年 電験三種合格セミナー】

今月号の「理論」は、直流回路の計算について解説します。オームの法則をはじめ、キルヒホッフの法則、重ね合わせの理、鳳-テブナンの定理などを学びましょう。特に、鳳-テブナンの定理は複雑な回路計算を素早く解くために不可欠な定理です。ぜひマスターしましょう。「電力」では、原子力発電と太陽光、風力、地熱発電を取り上げます。原子力発電はPWRとBWRの違いを理解しておきましょう。再生可能エネルギーは正誤問題をたくさん解いて、それぞれの特徴を把握しましょう。「機械」の同期機では、回転原理の理解、ベクトル図、出力電力の公式の導出が攻略のカギになります。また、短絡比の計算にも慣れておきましょう。

●理論:直流回路の計算
津山工業高等専門学校/古樋 直己

●電力:原子力発電所と再生可能エネルギー
北海道電気保安協会/田沼 和夫

●機械:同期機
新電気電験問題研究会/木越 保聡

▼ 《好評連載》

・工業英語 四方山話 (21)
linear
古樋 直己

・スポーツコラム (14)
テニス
スポーツライター/小林 信也

・車の豆知識 (87)
逆走
くるま総合研究会/相川 潔

・元素の旅 (111)
マイトネリウム:Mt
首都大学東京/森 弘之
1,528円
◇◆特集◆◇
自家発設備ユーザーズガイド
BCPに必須の「電力供給の切り札」に迫る

・自家用発電設備の概要
・ガスタービン発電設備の基礎
・非常用ガスタービン発電設備の稼働実績
・今後の動向
文 井上 雄介(川崎重工業(株) ガスタービンビジネスセンター)
協力 川崎重工業(株)

・自家発設備の日常点検マニュアル
取材・文 編集部
協力 (一財)関東電気保安協会

停電時の非常用電源として常備されている自家用発電設備。ICT化の急速な拡大により、近年ではBCP(事業継続性)の重要性が叫ばれ、同システムの注目度がさらに高まっています。今月号の特集は「非常用ガスタービン発電設備」にクローズアップし、発電の仕組みからシステム構成などの基本事項に加え、大規模広域停電対策のために開発された「デュアルフューエル方式」の詳細解説、さらに、スムーズな稼働に必要不可欠な日常点検時のチェックポイントを取り上げます。

▼ 【特設】
超高臨場感を目指した8K映像
8Kスーパーハイビジョンとその医療応用
メディカル・イメージング・コンソーシアム/谷岡 健吉

圧倒的な迫力と、まさにその場にいるような臨場感でテレビを見ることができる8Kの時代が訪れようとしています。今月の特設では、8Kの映像システムを解説するとともに、8Kの研究開発がNHK技術研究所でどのように始まったのかその出発点と、最先端の技術応用として医療分野での取り組みについて紹介します。

◆学校教育の「現場」から 長崎県立佐世保工業高等学校
「書く」「つなげる」で応用力を養う
伝統校が展開するライセンス教育


◆米国技術史を散歩するⅡ 日本の博物館編 (2)
米国から輸入された消防車 ~消防博物館~
技術ジャーナリスト/小泉 成史

▼ 《現場実務》

◆現場の電気保安実務 (107)
自家用電気設備の点検業務と維持管理に必要な基礎知識
G付きPAS編
四国電気保安協会/郷田 昌三

◆トラブル解決塾 発見から復旧まで
 地絡・感電事故対策とB種接地抵抗値①
技術士(電気電子部門)/松尾 義行

▼ 《電気の基礎学習・応用》

◆やさしく語る電気のイメージ
電気理論の入門講座 (5) 静電気 その2
大阪府立藤井寺工科高等学校/山下 明

■厳選テーマをいもづる式に徹底解説
電験三種 基礎鍛錬 (6) 磁気2 インダクタンスと電磁誘導
菅原技術士事務所/菅原 秀雄

■電験三種超応用の道しるべ (5) パワーエレクトロニクス
新電気電験問題研究会/江藤 伸夫

▼ 【2015年 電験三種合格セミナー】

今月号の「理論」は磁界について解説します。磁界は電流を流すことで発生することを、まずは理解しましょう。また、無限長導体、円形コイル、ソレノイドの磁界がどのように生じるかを把握しましょう。「電力」の火力発電所では、基本である汽力発電を取り上げます。主要設備の役割や特徴を理解しておきましょう。「機械」の誘導機では回転原理を理解し、等価回路や基本公式を導出できるようになりましょう。

●理論:磁界
津山工業高等専門学校/古樋 直己

●電力:火力発電所
北海道電気保安協会/田沼 和夫

●機械:誘導機
新電気電験問題研究会/木越 保聡

▼ 《好評連載》

・工業英語 四方山話 (20)
outlet
古樋 直己

・スポーツコラム (13)
プロ野球の醍醐味
スポーツライター/小林 信也

・車の豆知識 (86)
燃料電池自動車
くるま総合研究会/相川 潔

・元素の旅 (110)
アスタチン:At
首都大学東京/森 弘之
1,681円
▼ 【付録】
新電気 2015年 DIARY
電気技術者のためのライセンスガイド

2015年版「新電気」オリジナル手帳(A5判)です。2015年1月~12月までの週間ダイアリーと、巻末には電気主任技術者、エネルギー管理士など電気技術者向けの9つのライセンス(国家資格)をピックアップして、資格取得の方法や試験概要を付けました。今年、資格試験にチャレンジする方にお勧めの一冊です。

◇◆特集◆◇
バイオマス発電2015
電力の安定供給が見込める再エネの理想形

・バイオマス発電の基礎知識
・バイオガス発電
バイオガス発電の工程/発電設備の制御方法
送電線との連系/霧島酒造リサイクルの足跡
・木質バイオマス発電
取材・文 編集部
協力 霧島酒造(株)、川崎バイオマス発電(株)

CO2を排出しないカーボンニュートラルを実現し、環境保全に優れたシステムとして注目されているバイオマス発電。エネルギー源の安定供給が見込めるため系統連系にも適し、資源の有効利用を含めた総合効率でも高水準に達している。2015年のトップを飾る特集は、バイオマス発電にクローズアップ。「ガス」と「熱」を利用した発電システムを具体例に挙げ、バイオマス発電の詳細に迫ります。

▼ 【特設】
最新の雷保護技術に迫る
消雷システムの可能性
金沢工業大学 名誉教授/饗庭 貢

避雷針やSPDなどさまざまな防雷装置が開発されているなか、「消雷」という新たなシステムの研究・開発が進められています。雷の発生源となるコロナ電流の放出を阻止する働きを持つもので落雷を「消す」装置として、あらゆるシーンを想定して実証試験が行われている最先端の雷保護技術「消雷システム」について、原理や構造、実用化に向けた課題までシステムの現状をレポートします。

◆米国技術史を散歩するⅡ 日本の博物館編 (1)
切手にみる米国技術史 ~郵政博物館~

技術ジャーナリスト/小泉 成史

『米国技術史を散歩する』シリーズ第二弾は、趣向を変えて舞台を日本に移します。筆者が日本の科学・技術系の博物館を「散歩して」、展示の中に米国技術と関わりのあるものを紹介していきます。今回は、郵政博物館を訪れ、収蔵された切手の中から「米国技術史」をみてみます。

▼ 《現場実務》

◆現場の電気保安実務 (106)
自家用電気設備の点検業務と維持管理に必要な基礎知識
高圧CVケーブル編
四国電気保安協会/郷田 昌三

電気技術者は、自家用電気設備における波及事故の未然防止を最大限の目標とし、日ごろから点検業務と維持管理を行っています。今回の『現場の電気保安実務』は、波及事故原因として主要なものの一つである高圧CVケーブルにスポットを当て、ケーブルの種類や構造、トラブルが発生する仕組みなど、点検業務と維持管理に必要な基礎知識を解説します。

◆私の現場記録
キュービクル内で発生したトラッキング現象
森下技術士事務所/森下 正志

高圧需要家の多くはキュービクル式の受電設備が設置されています。耐候性や安全性のために多用されていますが、環境変化や点検時間の制約などで意外なトラブルが発生しています。今回のトラブルは、予想外の塩害が原因で発生したトラッキング。異常に気づいて適切な処置をしたので大事には至りませんでしたが、機器の絶縁破壊による停電で需要家に長時間の営業休止を引き起こす恐れのあった事例を取り上げます。

◆短期集中 基礎から解説 地絡現象 ③
~地絡電圧の考え方~
古屋電気管理事務所/古屋 正道

配電線路に発生する地絡とは、絶縁物の絶縁劣化、損傷、汚損や湿気によるもののほか、露出した充電部に動植物が接触するなどにより大地に電流が流れる現象をいいます。感電災害、火災、通信障害、短絡事故の原因にもなるので、地絡事故を的確に検出することが重要です。第3回目は、非接地方式の単相2線式と三相3線式配電線路における地絡電圧について取り上げます。地絡電圧の発生過程や地絡時の各ベクトルの軌跡などを詳細に解説します。

▼ 《電気の基礎学習・応用》

◆やさしく語る電気のイメージ
電気理論の入門講座 (4) 静電気 その1
大阪府立藤井寺工科高等学校/山下 明

この講座は、電気を初めて学ぶ方、苦手意識のある方のためのコーナーです。電気をイメージしやすくするために、電気理論に出てくるさまざまな概念を身近なものに例えて説明していきます。第4回目は「静電気」です。「電荷」「クーロンの法則」「電場」などをイラストでわかりやすく解説します。電荷や電場のイメージをしっかり把握しましょう。

■電気のクエスチョン?? (73)
なぜ、トランジスタはハイブリッド4端子回路で表すのか
新電気技術顧問/島村 茂

電子回路の参考書でトランジスタを学ぶと、「Hパラメータで表した4端子回路式は、トランジスタの特性をよく表わしている」と記述しているものが多くありますが、その理由はあまり説明されていません。そこで、今回の電気のクエスチョンでは、トランジスタの特性を基礎から解説し、トランジスタの等価回路ができる過程やHパラメータを使う理由などを解説します。トランジスタはパラメータが多いので、複雑で難しいイメージがありますが、一つひとつ詳細に解説しますので、しっかりついてきてください。

■厳選テーマをいもづる式に徹底解説
電験三種 基礎鍛錬 (5) 磁気1 磁界と磁性体
菅原技術士事務所/菅原 秀雄

本シリーズでは、電験三種4科目のなかで特に重要なテーマを選び徹底的に掘り下げ、基礎となる概念からさまざまな法則や定理が派生する過程を順序立てて説明します。第5回は、磁気に関係する現象やアンペアの右ねじの法則、フレミングの右手則、左手則、ビオ・サバールの法則などを解説します。

▼ 【2015年 電験三種合格セミナー】

今年も新電気恒例の電験三種合格セミナーが始まりました。合格目指してがんばりましょう!「理論」の静電容量では、まず静電誘導と誘電分極について、きちんと理解しましょう。コンデンサは平行平板に誘電体を挿入する問題が頻繁に出題されているので、計算できるようになりましょう。また、導体を挿入する問題も出題されたので、その対策も掲載しています。「電力」の水力発電所では、各水車の特徴、比速度、キャビテーション防止策、調速機や水量の調整方法などが論説問題で出題されるので、整理しましょう。「機械」の直流機では、回転原理、直巻、分巻、複巻の構造と特徴、等価回路が頻出ですので、押さえておきましょう。

●理論:静電容量
津山工業高等専門学校/古樋 直己

●電力:水力発電所
北海道電気保安協会/田沼 和夫

●機械:直流機
新電気電験問題研究会/木越 保聡

▼ 《好評連載》

・工業英語 四方山話 (19)
angle
古樋 直己

・スポーツコラム 新春特別編 (12)
「文武両道」の真意
スポーツライター/小林 信也

・車の豆知識 (85)
セルフ式スタンド
くるま総合研究会/相川 潔

・元素の旅 (109)
レニウム:Re
首都大学東京/森 弘之
1,528円
▼ 【付録】
新電気2015年カレンダー(B2判ポスター)
電気現場の「働く車」大集合!!

毎年恒例の新電気ポスターカレンダー。2015年は、電気工事や通信工事、設備メンテナンスの現場で活躍する「働く車」が集合しました。高所作業車(トラックマウント式/自走式)、穴掘建柱車、ケーブル工事車などをカラー写真で紹介します。

▼ ◇◆特集◆◇
大解剖! 燃料電池システム
水素社会の構築を担う次世代電源の「いま」

発電効率が高く、環境に優しい発電システムとして多様な分野への応用が期待される燃料電池。水素社会の構築に向けて、さらなる技術開発が進められている次世代電源について、家庭用燃料電池コージェネシステム「エネファーム」と市販が始まる燃料電池車を具体例に、燃料電池システムの構造や発電原理、普及への課題に迫ります。

◆エネファーム
・燃料電池の仕組みと種類
・燃料電池システムの構成要素 ・適用事例
取材・文 石川 敏行(石川技術士事務所)
取材協力・資料提供 (株)東芝、東芝燃料電池システム(株)

◆燃料電池車
・開発推移 ・燃料電池車の構造 ・普及への課題
文 御堀 直嗣(モータージャーナリスト)
資料提供 トヨタ自動車(株)、メルセデス・ベンツ日本(株)

▼ 【特設】
電力回生技術の進化で、安全性との両立が実現
エレベーターの最新省エネ技術
石川技術士事務所/石川 敏行

建築物の高層化に伴ってエレベーターに求められる技術も高度化し、優れた快適性と安全性を確保しながら、高速運転や災害対策、省エネ制御を実現させるために研究・開発が進められています。今月の『特設』は、東芝エレベータの汎用モデル『SPACEL-GR』を具体例に、エレベーターに搭載されている最新の省エネ技術についてクローズアップします。

◆米国技術史を散歩する (12)
バックミンスター・フラー ~宇宙船地球号の提唱者~
技術ジャーナリスト/小泉 成史

◆特別企画 防爆電気設備の基礎知識
防爆電気設備の関係法令の現状
産業安全コンサルタント協会/田中 隆二

可燃性ガス・引火性液体を扱っている「危険箇所」で使用される防爆構造の電気機器。これらは事故時における作業者の安全確保の観点から、さまざまな関係法令が発行されています。しかし、爆発事故の防止を担う防爆電気設備についての法令は日本独自のものであり、長らく改正されていないことから、これらを新たに習得しようとしても全体像の理解が難しい状況となっています。そこで、今月は「防爆電気設備の基礎知識」の特別企画を掲載。同設備にまつわる法令の現状について取り上げます。

▼ 《現場実務》

◆現場の電気保安実務 (105)
電気設備における絶縁低下と保全技術
関東電気保安協会/滝澤 恒夫、金澤 忠信

電気保安に携わる技術者なら、一度は経験しているであろう漏電遮断器や漏電リレーの絶縁低下トラブル。特に、低圧電路に発生する場合は原因特定への判断材料が少ないことから早期解決が難しい状況となっています。そこで、今回は低圧設備と高圧設備における絶縁低下の調査および発見方法、普及が予想される状態監視技術の活用法など、絶縁低下の保全技術について解説します。

◆短期集中 基礎から解説 地絡現象 ②
~三相3線式配電線路の地絡電流と完全地絡~
古屋電気管理事務所/古屋 正道

配電線路に発生する地絡とは、絶縁物の絶縁劣化、損傷、汚損や湿気によるもののほか、露出した充電部に動植物が接触するなどにより大地に電流が流れる現象をいいます。感電災害、火災、通信障害、短絡事故の原因にもなるので、地絡事故を的確に検出することが重要です。第2回目は、非接地方式の三相3線式配電線路における充電電流や地絡電流の経路やZCTが検出する地絡電流の分布、単相2線式と三相3線式配電線路における完全地絡時の地絡電流ついて解説します。

◆短期集中 事例で学ぶ
過電流保護協調の考え方とOCRの整定方法 ③
技術士(電気電子部門)/松尾 義行

過電流による事故を防止するために不可欠な過電流継電器。しかし、適切な整定値を設定して保護協調をはからなければ、不必要な動作をしたり波及事故などを引き起こす恐れもあります。ここでは、過電流保護協調をはかるうえで必要な知識を、基礎から事例を交え3回にわたり解説します。最終回となる今回は、動作特性図による評価を経て、OCR整定値の決定過程とOCRの動作特性曲線の描き方や判定基準を解説します。

▼ 《電気の基礎学習・応用》

◆作って楽しい電子工作 (12)
クリスマスの飾り付けに! LEDイルミネーション回路の製作
科学おもちゃクリエイター/西田 和明

今回で最終回を迎える電子工作。最後の作品はLEDイルミネーション回路です。点滅機能があるLEDを用いた回路や、ICを使って並んでいるLEDを順番に点滅させる回路を作ります。クリスマスの飾り付けにうってつけの作品です。ぜひ、お試しください。

◆やさしく語る電気のイメージ
電気理論の入門講座 (3) オームの法則
大阪府立藤井寺工科高等学校/山下 明

この講座は、電気を初めて学ぶ方、苦手意識のある方のためのコーナーです。電気をイメージしやすくするために、電気理論に出てくるさまざまな概念を身近なものに例えて説明していきます。第3回目は「オームの法則」です。この法則は「電圧が高いほど電流が大きくなる」「抵抗が大きいほど電流が小さくなる」ことを意味しています。なぜそうなるかをイラストでわかりやすく解説しますので、イメージしながらゆっくりじっくり読んでください。

■電気のクエスチョン?? (72)
合成インダクタンスの考え方
新電気技術顧問/島村 茂

2つのコイルを直列に接続した場合の合成インダクタンスは、各コイルで発生する磁束が相互に影響し合うため、コイル間の相互インダクタンスを考える必要があります。特に、磁束の和動結合、差動結合の違いについては混乱しやすいポイントです。ここでは、これらの違いを明確に区別できるように詳しく解説します。

■厳選テーマをいもづる式に徹底解説
電験三種 基礎鍛錬 (4) 直流回路2 回路の諸定理
菅原技術士事務所/菅原 秀雄

本シリーズでは、電験三種4科目のなかで特に重要なテーマを選び徹底的に掘り下げ、基礎となる概念からさまざまな法則や定理が派生する過程を順序立てて説明します。第4回は、キルヒホッフの法則、電圧源と電流源、Y-Δ変換、鳳-テブナンの定理などを解説します。

▼ 《好評連載》

・工業英語 四方山話 (18)
bus
古樋 直己

・スポーツコラム (11)
スポーツとは
スポーツライター/小林 信也

・車の豆知識 (84)
予防安全性能アセスメント
くるま総合研究会/相川 潔

・元素の旅 (108)
コペルニシウム:Cn
首都大学東京/森 弘之

◆月刊4誌合同特別広告企画
再生可能エネルギーと最新省エネ技術
1,528円
【付録】
100周年 Special 東京宝塚劇場の舞台システム

オーム社100周年企画として、「東京宝塚劇場の舞台システム」の詳細をカラーグラビアでお届けします。舞台の演出効果用に設置された装置を舞台機構といい、吊物機構、床機構などがあります。吊物機構とは、舞台上部から吊り下げた舞台幕や照明器具などを昇降する装置のことで、床機構とは、迫りや廻り舞台など舞台床を動かす装置のことです。ここでは、タカラヅカの舞台に登場する大階段をはじめ、様々な舞台システムの仕組みを紹介します。

◇◆特集◆◇
スマートメーター完全マニュアル
「遠隔」がもたらすメリットを徹底分析

・導入の背景と目的 ・導入のメリット
・スマートメーターの基礎知識
・新計量システムの導入効果と情報提供
・ほかの「スマート」への対応
文 古樋 克博
取材協力・資料提供 関西電力(株)

実証試験が終了し、本格導入がスタートしたスマートメーター。これまでの機械式と比べて安全性や効率が格段に高まり、あらゆる面でメリットが得られると予測されています。デジタル=遠隔操作が可能なったことで、どのような効果があるのか。同メーターの導入で先行する関西電力が開発した「新計量システム」を例に、次世代の電力流通に革新をもたらすスマートメーターについて基礎から徹底分析します。

▼ 【特設】
電気技術者のための「デジタル技術」を集約
保守管理に役立つシーケンス制御の基礎
東北電気保安協会/江浦 悟

近年、電気設備に普及が進むPLCを含むシーケンス制御技術。これに伴い、保守管理にはシーケンス技術の知識が求められ、この最新デジタルシステムに、現場の技術者が頭を悩ませています。今回の『特設』は、現場で保守管理を行う技術者に必要不可欠となっているシーケンス制御について、基本トピックスから詳細に解説していきます。

◆The Focus 超電導リニア『L0系』
協力 JR東海

◆米国技術史を散歩する (11)
エドウィン・H・ランド ~インスタントカメラを発明~
技術ジャーナリスト/小泉 成史

◆103年を迎えた電験制度
~制度の背景と資格取得第1号・樋口佐兵衞氏の功績~

▼ 《現場実務》

◆現場の電気保安実務 (104)
低圧電気設備の事故事例と未然防止策
関東電気保安協会/斉藤 将人

高圧受電設備の点検には無停電で行う「月次」と、停電させて細密に行う「年次」があり、技術者の知識と経験をフル稼働させて、高圧機器の状態変化を観察していきます。電気の安定および安全供給は技術者の使命であり、このためにも点検は慎重に行わなければなりません。11月号の『保安実務』は、高圧受電設備の年次および月次点検におけるポイントを機器ごとに紹介。不具合箇所の早期発見に役立つ情報を取り上げます。

◆「高圧受電設備規程」(JEAC8011-2014)の改定概要
日本電気協会

◆短期集中 基礎から解説 地絡現象 ①
~非接地式電路における地絡電流の流れ方~
古屋電気管理事務所/古屋 正道

配電線路に発生する地絡とは、絶縁物の絶縁劣化、損傷、汚損や湿気によるもののほか、露出した充電部に動植物が接触するなどにより大地に電流が流れる現象をいいます。感電災害、火災、通信障害、短絡事故の原因にもなるので、地絡事故を的確に検出することが重要です。今回は、非接地方式配電線路における地絡電流がどのような経路をたどるのか、ZCTがどのように地絡電流を検出するかについて解説します。

◆短期集中 事例で学ぶ
過電流保護協調の考え方とOCRの整定方法 ②
技術士(電気電子部門)/松尾 義行

過電流による事故を防止するために不可欠な過電流継電器。しかし、適切な整定値を設定して保護協調をはからなければ、不必要な動作をしたり波及事故などを引き起こす恐れもあります。ここでは、過電流保護協調をはかるうえで必要な知識を、基礎から事例を交え3回にわたり解説します。第2回目は、各電気機器の動作協調の考え方、OCR仮整定値の計算方法、仮整定値で作製した動作特性曲線の評価の仕方について解説します。

▼ ◎特別企画
読者のギモンQ&A Selection ~実務編~
回答者/田沼 和夫、桐山 茂、春日 克之

編集部に寄せられた読者諸氏の質問にお答えする『読者のギモンQ&A』を、ジャンル別に集約して掲載するスペシャル企画。今回は「実務」に関する質問を厳選し、「危険回避」「電気設備」「計測」に分けて解説しています。例えば、「CTを短絡してはならない」とありますが、これを単に暗記するだけにとどめず、「なぜ、そうなのか」を理論的に理解して、スキルアップしましょう。

▼ 《電気の基礎学習・応用》

◆作って楽しい電子工作 (11)
モールス信号機の製作
科学おもちゃクリエイター/西田 和明

◆やさしく語る電気のイメージ
電気理論の入門講座 (2) 電流とは
大阪府立藤井寺工科高等学校/山下 明

この講座は、電気を初めて学ぶ方、苦手意識のある方のためのコーナーです。電気をイメージしやすくするために、電気理論に出てくるさまざまな概念を身近なものに例えて説明していきます。第2回目は「電流」について。「電荷と電流の違い」や「電荷保存則」「キルヒホッフの電流則」などを取り上げます。難しいそうなタイトルが多いですが、大丈夫です。水やリンゴに例えて説明していますので、スムーズに理解できると思います。勉強するぞ!と力まずに、力を抜いて読んでください。

■厳選テーマをいもづる式に徹底解説
電験三種 基礎鍛錬 (3) 直流回路1 オームの法則
菅原技術士事務所/菅原 秀雄

本シリーズでは、電験三種4科目のなかで特に重要なテーマを選び徹底的に掘り下げ、基礎となる概念からさまざまな法則や定理が派生する過程を順序立てて説明します。第3回はオームの法則に始まり、電流界と静電界の対応、抵抗の直列、並列接続の計算、起電力と内部抵抗、起電力と逆起電力について取り上げます。

■電験三種超応用の道しるべ (4)
回転機の展開:発電機と電動機
新電気電験問題研究会/江藤 伸夫

▼ 《好評連載》

・工業英語 四方山話 (17)
battery
古樋 直己

・スポーツコラム (10)
世界のマラソン
スポーツライター/小林 信也

・車の豆知識 (83)
AT車の事故
くるま総合研究会/相川 潔

・元素の旅 (107)
ドブニウム:Db
首都大学東京/森 弘之
1,782円
▼ 【付録】試験形式による
平成26年度 電験三種 試験問題と解答・解説
新電気編集部 編

平成26年度の第三種電気主任技術者試験(電験三種)が、9月7日(日)に全国33試験地においていっせいに実施されました。今月号の付録は、電験三種4科目(理論・電力・機械・法規)の全問題と解答・解説を掲載しました。今年受験された方はもちろん、これから受験を考えている方も、ぜひご活用ください。なお、同試験の合格発表は、10月22日(水)に予定されています。

▼ ◇◆特集◆◇
測定器エントリーガイド
新人技術者必修の「測定のポイント」を集約

◆主任技術者が行う測定
 絶縁抵抗測定器/接地抵抗測定器
 電流測定器/その他の測定器
文 福田 洋一((一財)関西電気保安協会)
写真・資料提供 (一財)関西電気保安協会

高圧電気設備の不意の停電や、感電、火災などの重大な事故を発生させることなく安全に使用し続けるためには、電気主任技術者が、設備の異常や劣化の兆候を見逃すことなく確実な点検を行う必要があります。今回の特集では、電気設備の点検において頻繁に使用される測定器のうち、新人技術者にぜひ身につけてほしいスキルとして、絶縁抵抗計、接地抵抗計、クランプ電流計などを取り上げ、それぞれの用途と現場での使用方法をわかりやすく解説します。

◆電気技術者必携の測定器カタログ

◆The Focus 虎ノ門ヒルズ
協力 森ビル

◆電験三種を「学ぶ・生かす」

・専門学校×電験三種 合格のメソッド
協力 名古屋工学院専門学校

・新人技術者の研修日誌
協力 中部電気保安協会 人財・技術開発センター

電験三種への疑問や要望に対して、その道のプロによる経験談をまとめたスペシャル企画『電験三種を「学ぶ・生かす」』の第2弾。今回は専門学校におけるライセンス教育レポートから、有資格者を対象とした新人技術者研修への密着取材、「学べる・生かせる」を集めたステップアップ・ガイドまで、「電験三種」を大特集しています。

◆米国技術史を散歩する (10)
ジョージ・イーストマン
~フィルムカメラを世界に普及~
技術ジャーナリスト/小泉 成史

▼ 《現場実務》

◆短期集中 事例で学ぶ
過電流保護協調の考え方とOCRの整定方法 ①
技術士(電気電子部門)/松尾 義行

過電流による事故を防止するために不可欠な過電流継電器。しかし、適切な整定値を設定して保護協調をはからなければ、不必要な動作をしたり波及事故などを引き起こす恐れもあります。ここでは、過電流保護協調をはかるうえで必要な知識を、基礎から事例を交え3回にわたり解説します。1回目は過電流保護協調の目的や瞬時要素と限時要素の考え方、OCRの動作特性曲線の読み方について解説します。

◆現場の電気保安実務 (103)
低圧電気設備の事故事例と未然防止策
関東電気保安協会/斉藤 将人

(>>記事概要)
電気設備のトラブルとなると高圧受変電設備が注目されがちですが、その多くは低圧電気設備に発生しています。使用電圧が低いからといって安易に考えると、電気火災や感電負傷事故など重大なトラブルへと発展します。今回の『現場の電気保安実務』は、低圧電気設備で発生した不具合事例をもとに、その原因から対策まで一連のトラブルシューティングを紹介します。

◆私の現場記録 変圧器の勉強会から ③
森下技術士事務所/森下 正志

座学で得た知識は、必ずしも現場で生かすことができるとは限りません。実際に現場を経験して設備に触れることで初めて得られる知識があり、これが今後の仕事の自信にもなります。入社1年未満の技術者を対象に行った変圧器の勉強会の模様を3回にわたり収録した現場記録。10月号では本勉強会を行うキッカケとなった鉄道用変圧器の絶縁耐力試験について取り上げます。

▼ ◎特別企画
読者のギモンQ&A Selection ~電験三種 編~
回答者/中須 光夫、植田 福広、深澤 一幸、郷田 昌三

編集部に寄せられた読者諸氏の質問にお答えする『読者のギモンQ&A』を、ジャンル別に集約して掲載するスペシャル企画。今回は「電験三種」をテーマに、日々の勉強を通じて疑問に思ったことを科目別に厳選し、回答しています。受験勉強からは一歩踏み込んだ内容なので、きっと、応用力アップにつながるはずです。

▼ 《電気の基礎学習・応用》

◆作って楽しい電子工作 (10)
カウンタ回路を使った 電子ルーレットの製作
科学おもちゃクリエイター/西田 和明

◆やさしく語る電気のイメージ
電気理論の入門講座 (1) 電圧とは
大阪府立藤井寺工科高等学校/山下 明 

この講座は、電気を初めて学ぶ方、苦手意識のある方のためのコーナーです。電気をイメージしやすくするために、電気理論に出てくるさまざまな概念を身近なものに例えて説明していきます。挫折する方が出ないよう、ゆっくり丁寧に解説しますので、あまり力まず、リラックスして読んでください。第1回目は「電圧」を取り上げます。

■電気のクエスチョン?? (71)
パーユニット法による電力回路の計算
新電気電験問題研究会/木越 保聡

電力系統の容量計算や短絡地絡事故時の故障電流の計算などには%インピーダンスが用いられています。電験三種の電力科目でも機械科目でも出題されており、実務でも頻繁に使われている概念ですが、初学者には理解しにくい計算法でもあります。そこで今回は、%インピーダンスの基となっているパーユニット法の定義と変換式の基本を確認しながら、根本的な考え方と具体的な計算方法を解説します。

■厳選テーマをいもづる式に徹底解説
電験三種 基礎鍛錬 (2) 静電気2 静電容量と誘電体
菅原技術士事務所/菅原 秀雄

▼ 《好評連載》

・工業英語 四方山話 (16)
efficiency
古樋 直己

・スポーツコラム (9)
世界体操競技選手権
スポーツライター/小林 信也

・車の豆知識 (82)
交通事故に遭ったとき
くるま総合研究会/相川 潔

・元素の旅 (106)
スカンジウム:Sc
首都大学東京/森 弘之
1,528円
▼ 【付録】平成26年度 第36回
エネルギー管理士(電気分野) 試験問題と解答・解説
新電気編集部 編

平成26年度のエネルギー管理士試験が、8月3日(日)に全国10地区においていっせいに実施されました。今月号の付録は、エネルギー管理士試験(電気分野)4課目の全問題と解答・解説を掲載しました。今年受験された方は試験問題の解法の再確認にお役立てください。これから受験を考えている方は、試験問題に挑戦して、各課目の出題範囲や出題傾向の把握にぜひご活用ください。

◇◆特集◆◇
太陽電池発電設備のトラブルレスキュー
保守管理を支える実用トピックスを網羅

・太陽電池発電所のトラブル事例
 モジュールの接地抵抗異常/発電量の低下/
 パワコンの異常停止/ストリング開放電圧の異常
・メンテナンスに役立つ計測機器10選
文 大山 正彦((一財)中国電気保安協会)
  松原 秀明、内海 銀河((株) ウエストO&M)
写真・資料提供 (株)ウエストO&M

再生可能エネルギーの普及・拡大により、需要家にとって最も身近な存在となっている太陽電池発電設備。急速にシェアを伸ばす一方、保守点検方法に共通マニュアルがないため電気管理会社は点検作業を検討し、試行錯誤しながらトラブル対処を行っています。そこで、今回の特集は「トラブルレスキュー」の第2弾として太陽電池発電設備にクローズアップ。メガソーラーに発生する多様なトラブルの事例を取り上げ、設計、工事、維持、運用上の視点から原因を追究し、その対策方法を解説します。

▼ 【特設】
世界最高レベルの高効率が実現
徹底解剖!メガソーラー用PCS
富士電機/藤倉 政信

「再生可能エネルギー固定価格買取制度」の導入により日本各地でメガソーラーが急増。2014年3月末の時点で設備認定容量は6 303万kWに上り、さらなる拡大が予想されています。これを背景に、メガソーラー用の発電設備の開発競争も激化。富士電機ではパワー半導体とパワエレ技術を駆使した最新のパワーコンディショナ「PVIシリーズ」の開発に至りました。世界最高クラスの高効率を実現した同製品について、特徴や仕組みを紹介しながら、メガソーラー用パワコンの装置構成に適している多様な技術を解説します。

◆展示会の見どころレポート PV Japan 2014

◆学校教育の「現場」から 愛知産業大学三河高等学校
「教える力」の練磨で実力を引き上げる 電験三種合格常連校のライセンス教育

全国各地の工業高校で行われているライセンス教育を取り上げる同企画。今回は、愛知県ナンバーワンの合格実績を誇る愛知産業大学三河高等学校をレポート。学習意識の高い生徒を集めた「電験クラス」を設置し、独自のスタイルで電験三種、電工一種、電工二種と合格者を輩出している同校のライセンス教育を紹介します。

◆米国技術史を散歩する (9)
シーモア・クレイ ~スーパーコンピュータの父~
技術ジャーナリスト/小泉 成史

▼ 《現場実務》

◆続・電気設備の試験実務
地絡継電器の試験方法と重要な点検事項
桐山電気管理事務所/桐山 茂

地絡継電器は地絡事故が構外へ波及しないよう監視する重要な装置であり、年次点検においても試験が義務づけられています。ここでは、2014年8月号特集「電気設備の試験実務」の続編として、年次点検における地絡継電器試験の方法や地絡保護装置の仕組み、施工時の注意点などを詳しく解説します。

◆現場の電気保安実務 (102)
高圧受変電設備の事故に起因する波及事故事例と防止策
関東電気保安協会/斉藤 将人

電気主任技術者が作成した保安規程には具体的に電気の安全を確保するために「巡視」「点検」「検査」などを定め、手順や周期などを決めています。これらを定期的に行うことで異常箇所を早期に発見し、事故の未然防止に努めなければなりません。今月の「現場の元気保安実務」は高圧受変電設備で発生した波及事故を取り上げ、その原因と対策について紹介していきます。

◆私の現場記録 変圧器の勉強会から ②
森下技術士事務所/森下 正志

座学で得た知識は、必ずしも現場で生かすことができるとは限りません。実際に現場を経験して設備に触れることで初めて得られる知識があり、これが今後の仕事の自信にもなります。入社1年未満の技術者を対象に行った変圧器の勉強会の模様を収録した今回の現場記録。9月号では変圧器の実物を用いて行った3パターンの実験結果と考察を紹介します。この実験から、現場で行われる試験の意味やトラブル原因の理解に役立つでしょう。

・保安管理業務外部委託承認制度に係る告示の改正

▼ 《電気の基礎学習・応用》

◆リチウムイオン電池ラボ
コイン型&ラミネート型の製作と応用例
大阪電気通信大学/臼田 昭司、冠野 泰佑、西本 準平、山口 祐也

◆作って楽しい電子工作 (9)
音に反応する電子ブザー、ボイスレコーダの製作
科学おもちゃクリエイター/西田 和明

今月号の作品は、音に反応する電子ブザーやLED、ボイスレコーダです。1つ目の作品は、音の大きさによって出力が変わる電子ブザーとLEDです。2つ目の作品は、タイマIC555とリレーを用いた音に反応するボイスレコーダです。リレーを使えば、モータなどいろいろな装置と接続が可能ですので、ボイスレコーダ以外のものも試してみてはいかがでしょうか。

■電気のクエスチョン?? (70)
相互インダクタンスによる起電力の正方向
新電気技術顧問/島村 茂

2014年7月号「電気のクエスチョン??」では、自己インダクタンスLによる誘導起電力の正方向の決め方について解説しました。今月号ではさらに一歩進めて、相互インダクタンスMがある場合の誘導起電力の正方向の決め方と回路方程式の立て方を説明します。相互インダクタンスを正しく理解し、自信を持って変圧器一次・二次巻線相互間の電気回路方程式を立てることができるようになりましょう。

■厳選テーマをいもづる式に徹底解説
電験三種 基礎鍛錬 (1) 静電気1 電界と電位
菅原技術士事務所/菅原 秀雄

本シリーズでは、電験三種4科目のなかで特に重要なテーマを選び徹底的に掘り下げ、基本となる概念からさまざまな法則や定理が派生する過程を順序立てて説明します。第1回は、電磁気の基礎である静電気です。クーロンの法則、電界の強さ、ガウスの定理、電位、電位差までの流れを詳細に解説します。

▼ 《好評連載》

・工業英語 四方山話 (15)
calculate
古樋 直己

・スポーツコラム (8)
日本のラグビー
スポーツライター/小林 信也

・車の豆知識 (81)
車のメンテナンス
くるま総合研究会/相川 潔

・元素の旅 (105)
シーボーギウム:Sg
首都大学東京/森 弘之
1,528円
▼ 【新電気恒例!! 電験三種 直前予想問題】
◆理論 ◆電力 ◆機械 ◆法規

平成26年度の第三種電気主任技術者試験(電験三種)は9月7日。試験日まで1カ月を切り受験勉強もいよいよ追い込みの時期となりました。8月号の電験三種講座は、新電気恒例「直前予想問題」です。電験を熟知した先生方が最近の出題傾向、過去問を分析し、作成した問題です。実力試し、総復習にお役立てください。なお、今年度試験問題の模範解答(解答番号のみ)は、試験当日午後7時頃、オーム社ホームページにアップします。試験問題全問と詳細の解答・解説は、新電気10月号付録に掲載いたします。

▼ 【付録】ポケット版 直前学習の切り札
電験三種 穴埋めトレーニング180
不動技術士事務所/不動 弘幸

電験三種を1カ月後に控えた8月号は、さらなる直前対策の特別企画を用意。出題内容の特徴でもある空白記入=穴埋め問題の攻略に特化した「穴埋めトレーニング180」を付録として展開。4科目180問を収録した本冊子は、学習の総仕上げはもちろん、基礎力アップにも役立つスグレモノです。土壇場での「プラス10点」を獲得するための切り札として活用してください。

◇◆特集◆◇
電気設備の試験実務
年次点検の要となる三試験を詳細解説

・年次点検の手順とポイント
・過電流継電器試験(概要、準備、試験手順)
・接地抵抗測定(測定原理、測定方法、結果)
・高圧CVケーブルの絶縁抵抗測定
(水トリー現象、G方式による測定、測定方法、結果)
文・資料提供 春日 克之、下山 孝信、桐山 茂
        ((公社)東京電気管理技術者協会)

年次点検は停電時にしかできない電気設備の各試験や清掃等のメンテナンスを行う重要な業務であり、月次点検と合わせて結果を分析し、設置者に適切な指摘等を行うことが大切です。今回の特集では、年次点検のなかで特に重要な3つの試験、過電流継電器試験、接地抵抗測定、高圧ケーブルの絶縁抵抗測定について詳細に解説します。

▼ 【特設】
電気使用安全月間
現場に潜む危険因子と事故防止策
東京電気管理技術者協会/春日 克之

電気主任技術者等は、自家用電気工作物の技術基準への適合状況を確認するために定期的に高圧受電設備等を巡視、点検しています。こうした業務では、感電などの電気事故が起こらないようあらかじめ防止策を講じることが重要です。8月は「電気使用安全月間」に指定されています。ここでは、巡視や点検時に事故の原因となり得る危険因子の具体例を紹介して、事故防止策を解説します。

◆The Focus BCP対策モデルパーク
協力 (株)昭電

◆水力発電所ルポ 黒部川の水力発電所群 (3)
上流域の「くろよん」と黒部ダム
河原田ワットオフィス/河原田 円三

黒部川水系の水力発電所群を3回にわたって紹介する本シリーズ。最終回は、黒部川第三発電所の取水口である仙人谷ダムから黒部川第四発電所(通称くろよん)へ向かい、さらに上流の黒部ダムを訪れます。

◆米国技術史を散歩する (8)
技術者がヒーローの映画いろいろ
技術ジャーナリスト/小泉 成史

▼ 《現場実務》

◆現場の電気保安実務 (101)
自然災害による受変電設備の事故事例と電気事故防止策
関東電気保安協会/滝澤 恒夫、金澤 忠信

電気保安の確保には、電気工作物の技術基準への適合や保安管理を行う電気主任技術者の選任、保安規程の制定と遵守などが義務づけられ、電気保安担当者は事業用電気工作物の工事、維持および運用に関する保安監督の職務を誠実に行い、電気保安の「要」となる存在となることが求められています。今月号は近年増加しているゲリラ豪雨や都市部への大雪、雷被害を踏まえ、自然災害による受変電設備の事故事例と電気事故防止策について紹介していきます。

◆私の現場記録 変圧器の勉強会から ①
森下技術士事務所/森下 正志

座学で得た知識は、必ずしも現場で生かすことができるとは限りません。実際に現場を経験して設備に触れることで初めて得られる知識があり、これが今後の仕事の自信にもなります。今回からの現場記録は、入社1年未満の技術者を対象に行った変圧器の勉強会の模様を3回にわたって収録。変圧器の実物を使用し、実験を交えて基礎から解説していきます。

▼ 《電気の基礎学習・応用》

・計算問題に強くなる 電験三種の電気数学 (12)
総まとめ
佐賀県立有田工業高等学校/井手 三男

・電験三種 超応用の道しるべ (3)
変圧器
新電気電験問題研究会/江藤 伸夫

◆作って楽しい電子工作 (8)
夏休みの自由研究に!
リニアモーターカーのおもちゃ製作
科学おもちゃクリエイター/西田 和明

今月号の作品はリニアモーターカーのおもちゃです。リニアモーターカーは直線状に動くリニアモーターに超電導現象を応用して動いています。今回は簡単なリニアモーターの作り方を紹介していますので、夏休みの自由研究の参考にされてはいかがでしょうか。作品は2段階の前進・後退のみですが、コイルを増やせばさまざまな動かし方ができます。いろいろ試してみましょう。

▼ 《好評連載》

・工業英語 四方山話 (14)
condenser
古樋 直己

・スポーツコラム (7)
男子バスケットボール
スポーツライター/小林 信也

・車の豆知識 (80)
自然災害から身を守る
くるま総合研究会/相川 潔

・元素の旅 (104)
プロトアクチニウム:Pa
首都大学東京/森 弘之
1,681円
▼ 【付録】
雷保護ガイドブック ~雷害の仕組みと対策~
大崎 栄吉

近年、ゲリラ豪雨が頻繁に発生し、落雷による電気設備・機器の被害も増加しています。今月号の付録「雷保護ガイドブック」(全80ページ)では、高圧配電線・自家用高圧設備・低圧回路の雷害対策、および雷サージ防護デバイス(SPD)の4項目に分け、雷から各設備を保護するために電気技術者が知っておくべき、雷害の発生の仕組みと雷害対策について詳細に解説します。

◇◆特集◆◇
スマートファクトリー
「見える化」の徹底でプラスαの省エネを確立

・工場における省エネのポイント
・スマートファクトリーの具体事例
 見える化の推進/回生電力の利用
 エージング恒温槽の稼働時間削減
 空調制御によるピークカット/PDCAサイクル運用
取材・文 石川 敏行(石川技術士事務所)
写真・資料提供 (株)日立製作所 インフラシステム社

工場などの生産施設では多種多様な機器が使用され、1つの製品をつくるのに膨大なエネルギーが消費されています。そのため、製作工程ごとに使用エネルギーの綿密なマネジメントが行われるなど、さまざまな省エネ&節電対策が実施されています。今月号の特集は日立製作所インフラシステム社の大みか事業所で推進されている「エコファクトリー計画」を具体例に、工場で導入されているスマート化を紹介します。

▼ 【特設】
ECOリンク 最新アイススケート場の省エネ技術
古樋 克博

アイススケート場は、常にスケートリンクを低温に保ち続けなければなりません。特に夏は高温多湿の環境下でスケートリンクを冷却しなければならず、電力消費の増加が見込まれます。一方、夏は電力需要の逼迫が懸念される季節でもあり、電力消費を抑えなければなりません。このような状況下で、アイススケート場はどのような省エネ対策をしているのか。今回の特設は、最新設備を備えたアイススケート場、ひょうご西宮アイスアリーナの省エネシステムを紹介します。

◆小水力発電システム2014
小水力発電の基礎知識
水力テック/須賀 創

再生可能エネルギーの普及・拡大に伴い、設備導入に際して各分野で関係諸官庁や自治体でサポートが行われています。これは小水力の分野も同様で、固定価格での買い取り、規制緩和や新技術開発、事業化の促進策などが打ち出されています。太陽光発電設備ほど急加速はないものの、着実に導入事例を増やしている小水力。今月号では、構成機器の特徴からメリット、発電の仕組みなど設備系の基礎知識から、新しい発電システムや測定機器の紹介、今後の動向まで、小水力発電の最新情報を取り上げます。

◆水力発電所ルポ 黒部川の水力発電所群 (2)
中流域の発電所と高熱隧道
河原田ワットオフィス/河原田 円三

黒部川水系の水力発電所群を3回にわたって紹介する本シリーズ。今回は黒部峡谷鉄道(トロッコ電車)に乗って中流域の発電所(黒部川第二発電所、第三発電所)を訪れます。さらに関西電力の上部専用鉄道に乗り換え、過酷なトンネル建設工事で知られ小説にもなった「高熱隧道(ずいどう)」へとさかのぼります。

◆米国技術史を散歩する (7)
アレクサンダー・グラハム・ベル ~電話を発明~
技術ジャーナリスト/小泉 成史

▼ 《現場実務》

◆現場の電気保安実務 (100)
統計で見る電気事故防止策
関東電気保安協会/滝澤 恒夫、金澤 忠信

電気保安の確保には、電気工作物の技術基準への適合や保安管理を行う電気主任技術者の選任、保安規程の制定と遵守などが義務づけられ、電気保安担当者は事業用電気工作物の工事、維持および運用に関する保安監督の職務を誠実に行い、電気保安の「要」となる存在となることが求められています。今月号は事業用電気工作物のうち、主に需要設備である自家用電気工作物に発生した電気事故の統計を参考に、電気事故の防止策について分析していきます。

◆トラブル解決塾 発見から復旧まで
 低圧絶縁装監視装置の適切な設定 ②
技術士(電気電子部門)/松尾 義行

▼ 《電気の基礎学習・応用》

・計算問題に強くなる 電験三種の電気数学 (11)
対数
佐賀県立有田工業高等学校/井手 三男

・読者のギモンQ&A 直流と交流の境目
新電気技術顧問/重見 健一

◆作って楽しい電子工作 (7)
1石レフレックスAMラジオの製作
科学おもちゃクリエイター/西田 和明

今回の作品は1石レフレックスAMラジオです。このラジオは比較的平易な回路で感度も良好です。ブレッドボードを使った作品と平ラグ板を使った作品を掲載しています。ハンダ付けをしたい方は平ラグ板かユニバーサル基板を用いて作ってみましょう。持ち運びに便利なサイズになるよう回路を工夫して、ケースに入れればポータブルラジオになります。ぜひ挑戦してみてください。

◆電気のクエスチョン?? (69)
電磁誘導法則式におけるマイナス記号
新電気技術顧問/島村 茂

コイルの自己誘導起電力eは、e=-NΔφ/Δt=-LΔi/Δtのようにマイナス(-)を付けて表すテキストが多くあります。このマイナスはプラス方向の逆向きを意味しており、プラス方向を決めなければマイナス方向も定まりません。上記の式はファラデーの電磁誘導法則とレンツの法則から導かれていますが、e、φ、iのプラス方向をどのように定義しているかを把握しておかないと混乱します。本稿では、これらを明確にしたうえで電磁誘導法則式を詳細に解説します。

▼ 【ココで差がつく! 電験三種 合格セミナー】

今月号の「理論」は、電気計測の構造について解説します。各計測器の測定原理を理解しましょう。また、デジタル形の計測器についても特徴を把握しましょう。「電力」の配電線路では、低圧バンキング方式、スポットネットワーク方式、レギュラーネットワーク方式の構造や特徴を理解しておきましょう。「機械」の論理回路では、2進数、16進数への変換、論理回路の式変換をできるようになりましょう。「法規」の地絡事故では、地絡電流、B種・D種接地抵抗値の計算問題に慣れましょう。また、非接地方式の地絡電流は、テブナンの定理を使った解法を身につけましょう。

●理論:電気計測
東京電子専門学校、東京工学院専門学校/三浦 勉

●電力:配電線路
新電気電験問題研究会/植田 福広

●機械:論理回路
新電気電験問題研究会/藤本 洋

●法規:地絡事故
四国電気保安協会/郷田 昌三

▼ 《好評連載》

・工業英語 四方山話 (13)
candela
古樋 直己

・スポーツコラム (6)
バドミントン
スポーツライター/小林 信也

・車の豆知識 (79)
技術トピックス
くるま総合研究会/相川 潔

・元素の旅 (103)
ニオブ:Nb
首都大学東京/森 弘之
1,782円
【付録】
2014年 電験三種 合格ブック
新電気編集部 編

6月号の付録は、第三種電気主任技術者試験(電験三種)4科目の出題傾向から特徴と頻度を踏まえ、効果的に学習できるようにまとめたテキストです。「講義」(出題分野ごとにポイント解説)と「演習問題+解答・解説」で構成し、理解度を深めるには最適の内容となっています。9月7日(日)の試験本番までの学習に、ぜひ、ご活用ください。なお、本書は弊社主催の無料講習会「電験三種突破研究会」(東京6月29日(日)、大阪7月6日(日))の使用テキストとなります。

◇◆特集◆◇
火力発電の最新技術 高効率化を可能にした「CC」の進化形

近年の電力不足の影響で、火力発電の増設や休止プラントの再稼働が進められています。これに伴って電力各社では既設プラントを、より熱効率を高めたコンバインドサイクル発電へのリプレースに着手。最先端のテクノロジーを駆使し、地球環境に配慮した新生プラントで供給力アップを実現させています。今月の特集は「MACCⅡ」と「IGCC」の2つのコンバインドサイクル発電方式にスポットを当て、高効率化へと導いている火力発電の最新技術に迫ります。

◆MACCⅡプラント ・MACCⅡへの設備更新
・コンバインドサイクル発電方式の概要
・MACCⅡの建設工事の手法・地球環境への貢献
文 関西電力(株) 火力事業本部
写真・資料提供 関西電力(株)

◆空気吹きIGCCプラント ・IGCC実証試験
・実証試験の成果 ・現在の運転状況
文 浅野 哲司(常磐共同火力(株) 勿来発電所 石炭ガス化発電事業部)
写真・資料提供 常磐共同火力(株)

▼ 【特設】
電気技術者のための 停電対応マニュアル
電気技術コンサルタント/熊谷 二郎

停電事故は、大まかに電力会社側の系統で生じた場合と構内系統で生じた場合があり、その対応は大きく異なります。本稿では、監視制御室で構内電気系統の監視操作業務を担当している電気技術者を想定し、停電事故に遭遇した場合の停電範囲の把握の仕方、非常用発電機がある場合の対処、事故現場に入る際の注意点、事故点の切り離し時や構内送電開始時の点検項目などを詳しく解説します。

◆The Focus 東京電機大学 フォーミュラSAEプロジェクト
協力 東京電機大学、(株)興研

◆水力発電所ルポ 黒部川の水力発電所群 (1)
黒部川の成り立ちと電源開発
河原田ワットオフィス/河原田 円三

自然エネルギーの先駆けともいえる水力発電。その開発の歴史をひも解くと、過酷な自然と闘い、自然を巧みに利用する先人たちの知恵が詰まっています。その過酷さにおいて最たるところが、富山県東部を流れる黒部川の電源開発です。今回の水力発電所ルポは3回にわたって黒部川水系にスポットを当て、その開発の歴史と各発電所の特徴を紹介していきます。

◆米国技術史を散歩する (6)
ライト兄弟 ~世界初の有人動力飛行に成功~
技術ジャーナリスト/小泉 成史

▼ 《現場実務》

◆現場の電気保安実務 (99)
キュービクル外箱の塗装、板金補修の必要性
東北電気保安協会/江浦 悟

さまざまな気象条件、環境条件化で使用されているキュービクル式高圧受変電設備では、高圧機器類は状態に応じて交換などを行いますが、これらを保護するキュービクル外箱の塗装の傷みやサビについては案外と見落とされがちです。屋外設置の場合、腐食の進行で鋼板に穴が開き、そこから雨水や雪、小動物が入り込む影響で停電などの事故を引き起こすケースもあります。そこで、今月号はキュービクル外箱のメンテナンスをテーマに、鋼板の塗装や板金補修の必要性について紹介します。

◆トラブル解決塾 発見から復旧まで
 低圧絶縁装監視装置の適切な設定 ①
技術士(電気電子部門)/松尾 義行

今回取り上げる事例は、電路の絶縁抵抗が正常であるにもかかわらず、絶縁監視装置が注意レベル警報以上の漏れ電流を検出して防災センター中央監視盤へ「注意警報」を繰り返し出力するというものです。この原因究明の過程と解決策を2回にわたり紹介します。

▼ 《電気の基礎学習・応用》

・新PLC AtoZ (12)
PLCの新潮流
アドウィン/新川 健三、答島 一成

・計算問題に強くなる 電験三種の電気数学 (10)
指数
佐賀県立有田工業高等学校/井手 三男

◆作って楽しい電子工作 (6)
光センサ、タッチセンサの製作 -トグルスイッチの応用-
科学おもちゃクリエイター/西田 和明

今回はJKフリップフロップ回路を用いてトグルスイッチをつくり、光センサやタッチセンサを動かしてみましょう。光センサ回路は暗くなるとLEDが点灯し、タッチセンサ回路はセンサを指で触れると音楽が流れる仕組みになっています。光センサはボリューム可変抵抗で感度をうまく調整できるかがカギです。ぜひ、試してみてください。

◆電気のクエスチョン?? (68)
対称座標法の基礎(後編)
Gテクノ/柴崎 誠

前回に引き続き、対称座標法を取り上げます。今回は1線地絡事故時の地絡電流や健全相の対地電圧などを、対称座標法を用いて解析します。また、系統の中性点が抵抗接地方式の場合と直接接地方式の場合を計算し、なぜ直接接地方式が187kV以上の超高圧系統に適するかを詳細に解説します。

▼ 【ココで差がつく! 電験三種 合格セミナー】

今月号の「理論」は、電子デバイスの構造について解説します。トランジスタ、FET、IGBTの違いをしっかり把握しましょう。「電力」の送電線路では、直流送電、中性点接地方式に関する問題は頻繁に出題されているので、きちんと理解しておきましょう。「機械」のインバータ回路では、直流から交流をつくる仕組みを理解しましょう。近年、三相インバータ回路やPWM方式に関する出題もあるので、これらの原理も把握しましょう。「法規」の絶縁耐力試験では、最大使用電圧、試験電圧の違いや電圧による条件の違いをしっかり覚えましょう。

●理論:トランジスタ、FET、IGBT
東京電子専門学校、東京工学院専門学校/三浦 勉

●電力:送電線路
新電気電験問題研究会/植田 福広

●機械:インバータ回路
新電気電験問題研究会/藤本 洋

●法規:高圧ケーブルの絶縁耐力試験
四国電気保安協会/郷田 昌三

▼ 《好評連載》

・工業英語 四方山話 (12)
oscillator
古樋 直己

・スポーツコラム (5)
サッカーW杯ブラジル大会
スポーツライター/小林 信也

・車の豆知識 (78)
高速道路では早めの給油を
くるま総合研究会/相川 潔

・元素の旅 (102)
プロメチウム:Pm
首都大学東京/森 弘之
1,528円
▼ 平成26年度 第三種電気主任技術者試験 受験ガイド

平成26年度の第三種電気主任技術者試験(電験三種)は、9月7日(日)に実施されます。5月12日(月)から「受験案内・申込書」(受験願書)の配布が始まり、受験申込受付期間は、[ゆうちょ銀行の払込取扱票による申込]は5月19日(月)~6月6日(金)、[インターネットによる申込]は5月19日(月)10時~6月13日(金)17時までとなっています。ここでは、今年度の第三種電気主任技術者試験の実施概要を紹介します。

◇◆特集◆◇
電力変換のメカニズム
電気の性質を変える必要性を解き明かす

・電力変換の必要性(交流の理由、必要な場面)
・仕組み(半導体デバイス、他励式・自励式変換器)
・適用例(直流送電、周波数変換) ・今後の動向
文 二宮 崇(四国電力(株))
写真・資料提供 四国電力(株)

東日本大震災に端を発した電力供給力不足において、60Hzエリアからの電力融通が限定されたのは電気の性質(周波数)が異なったためで、さらなる電力の安定供給のために電気の性質を変換する「電力変換所」の増強が求められます。今月は、この「電力変換」を大特集。電力変換の必要性から変換方法、変換所の構成設備、直流送電および周波数変換の適用例まで、そのメカニズムに迫ります。

▼ 【特設】
超最新技術にクローズアップ!人工地絡試験の新手法
明電エンジニアリング/猪山 正治

地絡故障発生時の不具合を未然に防ぐため、各回線の地絡方向継電器が地絡回線のみを確実に選択遮断することを確認するために人工地絡試験が行われます。系統全体の保護には必要不可欠である反面、手間と時間がかかることで敬遠されがちだった同試験。しかし、小型・軽量化が実現した試験機材の導入でイメージが一新。今月の特設は、安全性の向上や試験時間の短縮など、さまざまなメリットを生み出した「新・人工地絡試験」を取り上げます。

◆Close-up データセンターの最新システム
協力 中部テレコミュニケーション

ICT社会には必要不可欠な存在となっているデータセンター。24時間365日の稼働が要求され、自然災害やセキュリティ事故に対しても二重、三重のバックアップでシステム障害を防ぐ体制が整えられています。さらに、近年では環境配慮や省エネが叫ばれ、より効率を考えたシステム構築が必須となっています。そこで、2014年2月10日に運用を開始した『CTCデータセンター名古屋丸の内』を具体例に、データセンターに導入されている最新システムをクローズアップします。

◆The Focus 2014 International CES

◆米国技術史を散歩する (5)
ヘンリー・フォード
技術ジャーナリスト/小泉 成史

▼ 《現場実務》

◆現場の電気保安実務 (98)
高圧真空遮断器(VCB)の保守点検
東北電気保安協会/生熊 真治

電路の開閉だけでなく、電路などで事故が発生した場合、過電流などを短時間で遮断する装置として最も重要な役割を担っている遮断器。事故における停電はもちろん、瞬時電圧低下も許されない現状、遮断器には高い信頼性が求められています。そこで、今回の『現場の電気保安実務』は、高圧受電設備に設置される遮断器として主流となっている高圧真空遮断器(VCB:Vacuum Circuit Breaker)の保守点検ポイントを解説します。

◆作って楽しい電子工作 (5)
CR回路を使ったタイマの製作
科学おもちゃクリエイター/西田 和明

今回はCR回路を使ってタイマを製作します。コンデンサと抵抗のみの簡単な回路、トランジスタを加えた回路、ICを用いた回路の3作品を紹介します。ICを使えば、より精度の高いタイマを作ることができます。設定した時間どおりタイマが働くか試してみましょう。

▼ 《電気の基礎学習・応用》

・新PLC AtoZ (11)
PLCで何ができるか~アプリケーション事例 ④
アドウィン/新川 健三、答島 一成

・計算問題に強くなる 電験三種の電気数学 (9)
複素数Ⅱ
佐賀県立有田工業高等学校/井手 三男

◆電気のクエスチョン?? (67)
対称座標法の基礎(前編)
Gテクノ/柴崎 誠

対称座標法は、電力系統に1線地絡や2線短絡などの不平衡故障が発生したときの解析に使用されています。しかし、なぜベクトル・オペレータを用いるのか、なぜ零相、正相、逆相に分けて考えるのかなど、メリットがわかりにくい計算法でもあります。そこで今月号から2回にわたり対称座標法を取り上げ、基礎から詳しく解説します。

▼ 【ココで差がつく! 電験三種 合格セミナー】

今月号の「理論」は、LR回路とCR回路の過渡現象について解説します。スイッチを入り切りしたときの考え方、各電流波形、電圧波形がどのような形になるかを把握しましょう。「電力」の変電所では、変電所の役割、なかでも無効電力を調整する設備については頻出されているので、きちんと理解しておきましょう。「機械」の整流回路では、三相ブリッジ回路、誘導負荷が入った場合、環流ダイオードの役割などを理解しましょう。「法規」の高圧受電設備では、各機器の役割、単線図、過電流保護継電器の保護協調などを理解しましょう。

●理論:過渡現象
東京電子専門学校、東京工学院専門学校/三浦 勉

●電力:変電所
新電気電験問題研究会/植田 福広

●機械:整流回路
新電気電験問題研究会/藤本 洋

●法規:高圧受電設備
四国電気保安協会/郷田 昌三

◆電験三種 超応用の道しるべ (2)
電磁気現象 ②
新電気電験問題研究会/江藤 伸夫

今回は、発電機、電動機、変圧器など主要な電気機器にとって欠くことのできない磁気現象を取り上げます。電界の磁界の類似性やアンペアの周回路の法則、フレミングの右手、左手の法則などといった磁界に関する法則、ケーブル、電線内外、架空電線の自己インダクタンスの考え方について解説します。

▼ 《好評連載》

・工業英語 四方山話 (11)
consume
古樋 直己

・スポーツコラム (4)
大相撲五月場所
スポーツライター/小林 信也

・車の豆知識 (77)
高速道路でのトラブル
くるま総合研究会/相川 潔

・元素の旅 (101)
ハッシウム:Hs
首都大学東京/森 弘之
1,681円
<2014年04月号の見どころ>

▼ 【付録】基礎学習から論説問題の攻略に役立つ
ポケット版 電験三種 重要用語集 全4科目227用語
不動技術士事務所/不動 弘幸

電験三種に必要不可欠な要素の一つ「用語の知識」に特化した「電験三種 重要用語集」は、論説問題の攻略はもちろん、電験ビギナー向けの基礎学習にも対応できるオールマイティな1冊で、じっくり読み込めば実力アップを確実に体感できる付録です。2013年4月号付録「電験三種 重要公式集」に続くポケット版シリーズ第2弾。

▼ 第36回(平成26年度) エネルギー管理士試験 受験ガイド

平成26年度のエネルギー管理士試験は、8月3日(日)に実施される予定です。4月中旬に「受験の手引」(受験願書)の配付が始まり、受験申し込み受付は、5月7日~6月10日(予定)となっています。ここでは、今年度のエネルギー管理士試験の実施概要を紹介します

▼ 特集
高圧受電設備を探る
電源供給の中枢システムを大解剖

・高圧受電設備の分類
・高圧受電設備における電気の流れ
・構成機器の機能と役割
高圧引込線/区分開閉器/高圧引込ケーブル/
主遮断装置/計器用変圧器/変流器/変圧器/
高圧進相コンデンサ 他
文 森田 潔((一財)関東電気保安協会 企画本部)
写真・資料提供 (一財)関東電気保安協会

需要家への電源供給ベースとして多種多様な機器で構成されている高圧受電設備。電力会社からの高圧の電気を受電し、低圧に変換して電気を供給する同設備は、常に安定性と信頼性が求められ、トラブルを防止するために入念な保守・管理が施されています。今月号の特集は、トラブル回避に必要不可欠な「構成機器の基礎知識」に絞って各機器の機能や特徴、役割を解説し、高圧受電設備を徹底解剖します。

▼ 【特設】
電気需要の「負荷平準化」を指南
改正省エネ法の傾向と対策
石川技術士事務所/石川 敏行

平成25年に改正された「エネルギーの使用の合理化等に関する法律」(省エネ法)が今年4月1日から施行されました。電気需要の平準化に関する措置が規定され、需要家は電力ピークを段階的に低減させて、中長期的なビジョンで省エネ化を進めることが求められます。今回の「特設」は、この省エネ法の改正要点をまとめ、設備別の省エネ技術を詳細に解説します。

◆学校教育の「現場」から 兵庫県立洲本実業高等学校
実習で応用力を徹底的に鍛える 県下屈指の伝統校が行う資格教育

全国各地の工業高校で行われているライセンス教育を取り上げる同企画。今回は、淡路島唯一の専門高校として「中堅技術者」の育成に力を入れている兵庫県立洲本実業高等学校をレポート。まとまった補習時間が取れない状況下、実習で応用力を身につけ、コンスタントに合格者(電工二種)を輩出してきた伝統校のライセンス教育を紹介します。

◆The Focus 夢考房
協力 金沢工業大学

◆米国技術史を散歩する (4)
トーマス・A・エジソン
技術ジャーナリスト/小泉 成史

▼ 《現場実務》

◆現場の電気保安実務 (97)
高圧電動機の絶縁診断に有効な部分放電測定用高圧フィルタの開発
東北電気保安協会/大澤 秀樹

高圧電気設備の保守点検に不可欠な絶縁劣化診断。より高精度な測定を行うために、多様化する絶縁材料、機器構造に最適な劣化診断法が要求されています。この状況を踏まえ、今月は高圧電動機の絶縁劣化診断用に開発した「部分放電測定用高圧フィルタ」について、実際の部分放電試験を通して、機器の特徴や活用法を取り上げます。

◆作って楽しい電子工作 (4)
導通テスタ・電子音発生器・警報器の製作
科学おもちゃクリエイター/西田 和明

今回は発振回路を応用した、導通テスタ、電子音発生器、警報器を紹介します。導通テスタは、電気を流す物質かどうかを調べることができます。身近な物で試してみてください。電子音発生器は、抵抗を変えると音が変わるので、いろいろな音を鳴らしてみてください。警報器はICを使った回路です。余力のある方は挑戦してみてはいかがでしょうか。

▼ 《電気の基礎学習・応用》

・新PLC AtoZ (10)
PLCで何ができるか~アプリケーション事例 ③
アドウィン/新川 健三、答島 一成

・計算問題に強くなる 電験三種の電気数学 (8)
複素数Ⅰ
佐賀県立有田工業高等学校/井手 三男

◆Let’s Try! 平成26年センター試験の電気・力学
~電験に相通じる物理等の問題~
新電気技術顧問/重見 健一

今年もセンター試験の物理Iから、電験三種に関係する問題を取り上げ解説します。今回はエネルギーの計算、電磁力の方向、オシロスコープの波形、変圧器の計算、力学の計算です。どの問題も電験三種の基礎を確認するのに役立ちますので、まずは自力で解いてみましょう。

◆電気のクエスチョン?? (66)
電気機器のさまざまな損失
金沢大学/酒井 忍

近年、変圧器や誘導電動機などの電気機器にトップランナー制度が導入され、電気機器の損失を低減するなどの省エネ化が求められています。こうした要求に応えるには、電気機器にどのような損失が生じているか把握する必要があります。そこで今回は代表的な電気機器、変圧器と誘導電動機の損失について詳しく解説します。

▼ 【ココで差がつく! 電験三種 合格セミナー】

今月号の「理論」は三相交流です。三相回路を単相と同様に考えることができる手法や三相電力の計算を取り上げています。三相交流は他の科目でも用いるので、きちんと基礎を固めましょう。「電力」は%インピーダンスです。計算方法だけでなく、なぜ%インピーダンスを用いるかを把握しておきましょう。「機械」は変圧器です。等価回路、フェーザ図の描き方、効率について解説しています。変圧器は誘導機と密接な関係がありますので、2月号の誘導機と比較しながら学習すると効果的です。「法規」は頻出する法令を取り上げています。電線の許容電流と遮断器の定格電流の計算は選定条件が複雑なので、問題を解きながら覚えましょう。

●理論:三相交流
東京電子専門学校、東京工学院専門学校/三浦 勉

●電力:%インピーダンス
新電気電験問題研究会/植田 福広

●機械:変圧器
新電気電験問題研究会/藤本 洋

●法規::関連法令
四国電気保安協会/郷田 昌三

◆電験三種 超応用の道しるべ (1)
電磁気現象 ①
新電気電験問題研究会/江藤 伸夫

電験三種の各科目で出題される項目は、電気技術者に必要な知識や技術であり、これらの項目は科目の枠を越えて総合的なつながりがあります。本連載では、電気技術者の実務能力を向上するため、電験三種?二種の各科目で得た知識の総合的なつながりを意識した学習方法を紹介します。今回は、電磁気現象の電界を中心に、クーロンの法則から電界の強さ、電位、静電誘導現象を説明します。

▼ 《好評連載》

・工業英語 四方山話 (10)
amplify
古樋 直己

・スポーツコラム (3)
メジャーリーグ
スポーツライター/小林 信也

・車の豆知識 (76)
子供の飛び出し
くるま総合研究会/相川 潔

・元素の旅 (100)
ネプツニウム:Np
首都大学東京/森 弘之
1,519円
◇◆特集◆◇
レドックスフロー電池
スマートグリッドの新時代を創造する

・二次電池のニーズ
・レドックスフロー電池の特徴と構成
・実証システム ・スマートグリッドへの展開
・電力系統の安定度 ・今後と課題
取材・文 石川 敏行(石川技術士事務所)
協力 住友電気工業(株)

その種類も多様化し、利用範囲が拡大している二次電池。特に、スマートグリッドに対応するメガワット級のニーズが高まり、大規模システムを効率よく利用するための負荷平準化用設備として導入計画が進められています。今回の特集は約30年の開発期間を経て、ようやく実用化への最終段階に入った次世代大型二次電池「レドックスフロー電池」にクローズアップ。安全性と耐久性を誇る同電池を、導入事例を交えながら徹底解説していきます。

▼ 【特設】
エコカーにも採用された蓄電デバイス
電気二重層キャパシタの実力
日本ケミコン/伊藤 賢裕

機器の省エネ化やエネルギー利用の高効率化を図るうえで、蓄電デバイスはさらなる高性能化が求められています。その中でも、長寿命で高いエネルギー密度を有し、耐環境性にも優れる蓄電デバイス「電気二重層キャパシタ」の可能性が改めて注目されています。本稿ではその特徴や用途を解説し、現在の市場動向や今後の展開について紹介します。

◆Topics 冬季雷の特性と被害例を徹底分析
無線基地局における雷保護設計
音羽電機工業/高橋 明男

一部の地域で発生する世界的にも珍しい現象「冬季雷」。夏の雷と比べて雷雲が発生する様相も異なり、被害も甚大であるという特徴があります。通常の雷対策を施している設備でも、そのエネルギーの大きさから被害をもたらす冬季雷について、発生のメカニズムから冬季雷の現状、雷保護設計まで、落雷被害の多い無線基地局を例に詳細に解説します。

◆The Focus 首都圏外郭放水路

◆米国技術史を散歩する (3)
エバンスとホイットニー
技術ジャーナリスト/小泉 成史

▼ 《現場実務》

◆写真で見て学ぶ 電気設備の測定実務 (最終回)
現場で役立つ測定Q&A集
北海道電気保安協会/田沼 和夫
(>>記事概要)
2年間にわたり、電気設備の測定実務のノウハウを、写真を多用してわかりやすく解説してきた本シリーズ。最終回の今回は、読者の皆さんから寄せられた質問の中から実務上参考になるものを取り上げ、電流測定編・絶縁抵抗測定編・接地抵抗測定編の3テーマに分けて回答します。

◆現場の電気保安実務 (96)
キュービクル式高圧受電設備の保守点検
東北電気保安協会/丹野 桂祐

自家用電気工作物の事故防止には、設備更新はもちろん、定期点検による設備異常の早期発見および改修が求められます。近年は電源供給設備への信頼性の要求が高くなり、停電や瞬時電圧低下も許されない状況となっています。そこで、今月の『現場の電気保安実務』は、多様にある電源供給設備形態のなかからキュービクル式高圧受電設備に絞った自家用電気工作物の保守点検ポイントを、トラブル事例を交えながら紹介します。

◆私の現場記録
故障寸前の不安な高圧ケーブル
森下技術士事務所/森下 正志

停電を伴う電力ケーブルの故障は復旧が面倒で時間を要し、その間に失われる経済的損失は極めて大きくなります。そのため普段の点検と対策が重要ですが、最近は保全を外部委託することが多く、例えば点検結果が「不良」と報告されても、自家用電気工作物の設置者がそのレベルの判断に迷い処理が遅れる恐れがあります。今回は、7年前に絶縁抵抗値が低下し、4年前は劣化診断で「不良」と指摘されながらも使用され続けている高圧ケーブルの事例を取り上げます。

◆トラブル解決塾 発見から復旧まで
高圧キュービクル油入変圧器の容量低減の検討 ②
技術士(電気電子部門)/松尾 義行

前回に続き、変圧器の容量が使用実績に比べ著しく大きい場合に、変圧器容量を低減するための検討事項とその過程について解説します。今回は、新しい変圧器と既存の変圧器の外形寸法、端子形状、質量、耐震性などを比較検討し、変圧器を選定します。

▼ 《電気の基礎学習・応用》

・資格取得への第一歩 電気の超入門セミナー (12)
電気回路のまとめ
兵庫県立尼崎工業高等学校/原口 攻一郎

・計算問題に強くなる 電験三種の電気数学 (7)
ベクトルⅡ
佐賀県立有田工業高等学校/井手 三男

・短期集中講座 電験三種「理論」のための電子回路 (3)
交流等価回路
新電気電験問題研究会/高橋 敏

◆作って楽しい電子工作 (3)
RSフリップフロップ回路 ~早押しボタンへの応用~
科学おもちゃクリエイター/西田 和明

今回はデジタルICを使用して、スイッチを押したことを記憶するRS(Reset Set:リセット・セット)フリップフロップ回路を製作します。論理回路についても解説していますので、回路を作りながら学ぶことができます。応用編として早押しボタンの回路図も載せていますので、余力のある方は挑戦してみてください。

◆新PLC AtoZ (9)
PLCで何ができるか~アプリケーション事例 ②
アドウィン/新川 健三、答島 一成

◆電気のクエスチョン?? (65)
ミルマンの定理とその応用 ②
日本理工情報専門学校/中森 健裕

▼ 【ココで差がつく! 電験三種 合格セミナー】

今月号の「理論」は、直流回路の解法を3つ紹介します。特に、テブナンの定理は複雑な回路にも対応できるようになるので、ぜひマスターしてください。「電力」の原子力発電は、PWRとBWRの違いや減速材などの素材を把握しておきましょう。再生可能エネルギーは、太陽光、風力、地熱発電を取り上げました。「機械」は、同期機について等価回路、フェーザ図の描き方、特性曲線を解説しています。特性曲線は、無負荷飽和曲線と三相短絡曲線の使い方を解説していますので、きちんと理解しましょう。

●理論:直流回路 ~さまざまな解法~
岡山科学技術専門学校/三井 和一郎

●電力:原子力発電と再生可能エネルギー
新電気電験問題研究会/井上 浩三

●機械:同期機
花の丘農園/深澤 一幸

▼ 《好評連載》

・工業英語 四方山話 (9)
series
古樋 直己

・スポーツコラム (2)
春のセンバツ
スポーツライター/小林 信也

・車の豆知識 (75)
反射材と蛍光色
くるま総合研究会/相川 潔

・元素の旅 (99)
ニッケル:Ni
首都大学東京/森 弘之
1,519円
▼特集
デジタル形保護継電器 特徴と進化した保護特性

・アナログ形とデジタル形の比較
・デジタルデータの活用 ・ワイドレンジCT
・主機能と方式 ・過電流継電器の時間特性
・ハードウエア ・適用例 ・保護継電器の将来像 他
文 小玉 智志((株)日立製作所 電力システム社 日立事業所 国分生産本部)
写真・資料提供 (株)日立産機システム、(株)日立製作所

保護継電器は、事故の発生および事故点を検出し遮断器に遮断指令を与えるものであり、電力系統を事故区間から保護するうえで重要な役割を担っています。近年はデジタル形保護継電器の登場により、保護性能、信頼性などが向上し、より小型でメンテナンスも容易化されました。今回の特集では、高圧受配電系統で広く使用されているデジタル形保護継電器の特徴、原理、構造などを紹介します。

▼ 【特設】
独自開発の新手法で、安全性と作業効率がアップ
太陽光発電設備の保守点検
中部電気保安協会/船橋 竜彦、武藤 康隆

かつてはメンテナンスフリーといわれていた太陽光発電設備。しかし、導入数の拡大とともに報告されるトラブル数も増え、定期点検時のメンテナンスが必要不可欠となっています。保安規程の基準に則った点検が義務づけられていますが、その手法は事業団体ごとに確立されているのが現状です。今回の特設は、太陽光プロジェクトチームを発足し、独自開発のシステムで保守点検業務に取り組んでいる中部電気保安協会の手法を紹介します。

◆学校教育の「現場」から Special 金沢工業大学
飛躍を支えるアドバイザー制度 北陸の雄が実践するライセンス教育

全国の工業高校で実践されている資格教育を取り上げる同企画。今回はスペシャル版として、日本屈指の就職率を誇る北陸の雄・金沢工業大学をレポート。同大学が確立させた指導スタイル「アドバイザー制度」とは……。今年度、9名の電験三種取得者を輩出した秘訣に迫ります。

◆米国技術史を散歩する (2)
サミュエル・スレーターと技術史跡
技術ジャーナリスト/小泉 成史

▼ 《現場実務》

◆写真で見て学ぶ 電気設備の測定実務 (13)
電気安全測定(electrical safety measurement)
北海道電気保安協会/田沼 和夫

「これから点検する電路は充電されていないか」「運転しようとする三相誘導機の相順は正しいか」など、目で見ることができない電気の状態を確かめるための測定器は、電気技術者にとって生命と機器を守る大切なものです。今回は、検電器に代表される電気安全の測定器の使い方を解説します。正しく使用して、作業の安全確認と災害防止に努めましょう。

◆現場の電気保安実務 (95)
現場に応じたPLC制御技術の習得
東北電気保安協会/江浦 悟

世代交代による技術や知識といった「経験値」の継承が求められている昨今、電気保安技術者の現場においても電気設備のトラブルに対応できる人材の育成が急務となっています。そこで、今月は受変電設備に多用されるPLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)をクローズアップ。概要から現場で使用されているプログラムまで、具体例を交えながら制御技術の習得について取り上げます。

◆トラブル解決塾 発見から復旧まで
高圧キュービクル油入変圧器の容量低減の検討 ①
技術士(電気電子部門)/松尾 義行

高圧自家用電気工作物において、使用実績に基づき変圧器の容量を見直しておくことは更新計画を立案するうえでも重要なことです。特に、使用実績が変圧器の容量の半分以下の場合、変圧器の損失を削減するために変圧器の容量を低減することが課題となります。今回は、変圧器の容量を低減する検討事項とその過程について紹介します。

▼ 《電気の基礎学習・応用》

・資格取得への第一歩 電気の超入門セミナー (11)
三相交流回路
兵庫県立尼崎工業高等学校/原口 攻一郎

・計算問題に強くなる 電験三種の電気数学 (6)
ベクトルⅠ
佐賀県立有田工業高等学校/井手 三男

・短期集中講座 電験三種「理論」のための電子回路 (2)
トランジスタの増幅回路
新電気電験問題研究会/高橋 敏

◆新PLC AtoZ (8)
PLCで何ができるか~アプリケーション事例 ①
アドウィン/新川 健三、答島 一成

◆作って楽しい電子工作 (2)
無電源ラジオ「鉱石ラジオ」の製作
科学おもちゃクリエイター/西田 和明

◆電気のクエスチョン?? (64)
ミルマンの定理とその応用 ①
日本理工情報専門学校/中森 健裕

▼ 【ココで差がつく! 電験三種 合格セミナー】

●理論:磁気
岡山科学技術専門学校/三井 和一郎

●電力:火力発電
新電気電験問題研究会/井上 浩三

●機械:誘導機
花の丘農園/深澤 一幸

▼ 《好評連載》

・工業英語 四方山話 (8)
generate
古樋 直己

・スポーツコラム (1)
ソチ冬季五輪の見どころ
スポーツライター/小林 信也

・車の豆知識 (74)
リコール
くるま総合研究会/相川 潔

・元素の旅 (98)
エルビウム:Er
首都大学東京/森 弘之
1,519円
【付録】ShinDENKI 2014年 DIARY
電気技術者のためのライセンスガイド

2014年版ShinDENKIオリジナル手帳(A5判)です。2014年1月~12月までの週間ダイアリーと、巻末には電気主任技術者、エネルギー管理士など電気技術者向けの9つのライセンスをピックアップして、試験概要を付けました。今年、資格試験にチャレンジする方にお勧めの一冊です。

◇◆特集◆◇
トップランナーモータ解体新書
「プレミアム効率」機器の全容を徹底解説

・各国の法制化対応 ・モータの効率分類
・トップランナーモータとは ・モータの損失
・モータの高効率化技術 ・省エネ効果
・省エネのためのモータの選定と適用
文 垣内 健男、高橋 洋介(東芝産業機器システム(株) モータドライブ事業部)
写真・資料提供 東芝産業機器システム(株)

省エネルギー、地球温暖化防止の動きを背景に、世界的にモータの高効率化が推進されています。わが国でも、かご形三相誘導電動機が省エネ法の「トップランナー制度」の対象となる特定機器に指定され、2015年4月から規制が開始されます。今回の特集は、プレミアム効率の規定をクリアしたかご形三相誘導電動機「トップランナーモータ」の特徴や省エネ効果について徹底解説します。

▼ 【特設】
「安全の鬼」になるための強化書
経験から学ぶ 電気保安管理のイロハ
第一電気保安協会/高田 昭英

個人事業主として業務を行っている電気管理技術者は、自家用電気工作物の保守管理はもちろん、関係官公庁への各種書類の作成および提出、経理や新規取引先の営業など、すべての業務をこなさなければなりません。そこで、2014年の最初の『特設』は電気保安管理にまつわる雑学を紹介します。個人事業主として電気管理技術者となる方々には必読のテーマです。

◆The Focus 北陸新幹線E7系

◆米国技術史を散歩する (1)
今、なぜ米国技術史なのか?
技術ジャーナリスト/小泉 成史

▼ 《現場実務》

◆写真で見て学ぶ 電気設備の測定実務 (13)
省エネ・新エネ測定(energy saving and renewable energy)
北海道電気保安協会/田沼 和夫

持続可能な社会の実現にとって、低炭素社会の構築(二酸化炭素排出量の抑制)やエネルギーの安定供給は大きな課題となっています。その解決を図るには、省エネルギーの推進や、再生可能エネルギーの導入が欠かせません。今回は、室内の空気やボイラ燃焼ガスの分析、さらに設置事例が急増している太陽光発電設備の点検に用いる測定器とその使用方法について説明します。

◆現場の電気保安実務 (94)
詳細な劣化診断が可能 避雷器漏れ電流波形計測器
東北電気保安協会/大澤 秀樹

避雷器の劣化診断で市販されている「避雷器漏れ電流測定器」は漏れ電流の大きさのみを測定するだけで、劣化兆候の判断が難しいという難点がありました。そこで、東北電気保安協会では電流波形分析データから劣化状態の診断が可能な測定器を独自に開発。今月は、この「避雷器漏れ電流波形測定器」の概要と特徴、計測方法を取り上げます。

◆私の現場記録
新人による地絡保護継電器の整定
森下技術士事務所/森下 正志

不要動作や誤動作でも発生しない限り、地絡継電器の整定値を施設後に変更することはほとんどありません。保護協調によって波及事故を防ぐ重要な電気設備でありながら、その整定の適切な方法を新人技術者が現場で学ぶ機会は極めて限られています。今回、動作すれば需要家の停電を伴う引込口の地絡継電器に対して、電気設備の保全を担当する入社1~2年目の新人が整定案を作成。実務教育の一環として、彼らのプランを著者が一緒に検討した過程を詳細に報告します。

▼ 《電気の基礎学習・応用》

・新PLC AtoZ (7)
組み込み型PLCの世界をのぞいてみる (その2)
アドウィン/新川 健三、答島 一成

・資格取得への第一歩 電気の超入門セミナー (10)
交流の並列回路と電力
兵庫県立尼崎工業高等学校/原口 攻一郎

◆作って楽しい電子工作 (1)
電子工作の基礎知識
科学おもちゃクリエイター/西田 和明

このコーナーでは、毎回、電子回路を用いたさまざまな作品を制作します。工作を楽しみながら電子回路についても学ぶことができます。今回は、電子工作を始める前に、工作に用いる電子部品や工具、ハンダ付けについて解説します。知っておくと作業をスムーズに進めることができるので、この機会に要点を押さえておきましょう。

◆電気のクエスチョン?? (63)
リサジュー図形の性質[※ダウンロードあり]
新電気技術顧問/島村 茂

リサジュー図形は、ブラウン管オシロスコープなどで2つの正弦波交流の周波数比や位相差を測定する方法として用いられており、また電験三種の理論科目においても出題されることがあります。本稿では、リサジュー図形の描画方法、図形の変化、規則性などの性質を解説します。なお、リサジュー図形がパソコンで作図できるソフトを、作者のご好意により無料で使用できます。このホームページ上のリンクからダウンロードできますので、理解を深めたい方は参考にしてください。

■計算問題に強くなる 電験三種の電気数学 (5)
三角関数
佐賀県立有田工業高等学校/井手 三男

■短期集中講座 電験三種「理論」のための電子回路 (1)
トランジスタの概要と直流増幅回路
新電気電験問題研究会/高橋 敏

▼ 【ココで差がつく! 電験三種 合格セミナー】

平成26年度電験三種に向け今月号から「電験三種合格セミナー」がスタートします。この講座は、試験合格に必要な基礎力、計算力、応用力を養うことを目的とします。最近の出題傾向から頻出項目や理解しにくい箇所を取り上げ解説するとともに、過去問をベースにした練習問題の解法を丁寧に解説します。1月号~3月号までは理論・電力・機械の3科目、4月号~7月号までは法規を加えた4科目を掲載。さらに8月号は恒例の「試験直前 予想問題」(全科目)を掲載する予定です。今年度の試験日は9月7日(日)。合格目指して、今から学習を始めましょう。

●理論:コンデンサと静電容量
岡山科学技術専門学校/三井 和一郎

●電力:水力発電
新電気電験問題研究会/井上 浩三

●機械:直流機
花の丘農園/深澤 一幸

▼ 《好評連載》

・工業英語 四方山話 (7)
frequency
古樋 直己

・車の豆知識 (73)
東京モーターショー2013
くるま総合研究会/相川 潔

・元素の旅 (97)
バークリウム:Bk
首都大学東京/森 弘之
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商品情報・内容

  • 出版社:オーム社
  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:[紙版]毎月1日  [デジタル版]紙版の発売日から3週間後
  • サイズ:B5判

■ 電験受験と最新技術を掲載する「電気技術者」のための専門誌

最先端技術をグラフィックで解説し、新しい技術を支える電気の役割がわかる雑誌です。電気技術のトピックスや現場実務のノウハウを詳細に解説するだけでなく、電験やエネルギー管理士などの受験対策も網羅。太陽光や風力、燃料電池などの再生可能エネルギーの最新情報も豊富にそろえている専門誌です。

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