超音波テクノ 発売日・バックナンバー

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■特集:音波を利用した海洋計測-海面から海底下までの可視化技術-①
■海面の計測
○潮位調査
/日本工営都市空間㈱ 近藤泰徳
本稿では、潮位調査について、海で活用されている四つの方法および取得データ活用にあたっての留意点等を紹介する。
○波浪の調査(海面を下から)
㈱ソニック 三井正雄
本稿では、日本沿岸域における定常波浪観測の主力機器である超音波波高計について、その開発・改良の背景と歴史、環境変化の影響に伴う要求、対象を確実に検出するための主要な機能、および最近の観測結果等について紹介する。
■海中の計測
○流況調査における超音波計測機器について
/㈱東京久栄 森重輝政
本稿では、海洋での流況調査において、超音波技術を使った計測機器としてADCP(音響ドップラー流速計)に着目し、その測定原理の概要や測器の変遷、調査事例を紹介する。
■海底の計測:水深調査(測量)
○測深のむかしといま
/オーシャンエンジニアリング㈱ 栗原則男
測深は、水面下の直視できない海底、水底の水深を位置と同時に測る技術である。音響測深に至るまでは、測定と記録を手作業で行ってきた。超音波を応用した音響測深機の開発により点から断面さらに面的な調査が実施されてきている。膨大なデータとなるデジタル化の調査手法に際してもデータの真偽を知識と経験に基づいて判断し、解析することが重要である。
○海底の計測:水深調査(測量)
/三洋テクノマリン㈱ 畑裕一朗
本稿では、海洋調査で用いられるサイドスキャンソナーの概要について、最新機種の動向を加えて説明するとともに、実際の調査手法や事業例について紹介する。
■海底下の計測
○海底下の音響探査
/川崎地質㈱ 向山建二郎
海底下の地層構造は直接観察することが難しく、音波を利用した音響探査が重要な役割を担っている。本稿では、海底下探査の基本原理、周波数と探査深度の関係、代表的な探査手法について概説し、海洋計測における役割を紹介する。
■各論
○浅海域地盤構造の可視化を目的とした3D-UHRS調査
/川崎地質㈱ 多良賢二
沿岸域浅部地盤の可視化を目的として、小型船舶運用型の超高分解能三次元音波探査(3D- UHRS)を開発し、実海域調査を実施した。取得したデータの処理および三次元可視化結果から、本手法が浅海域における地質構造把握に有効であることを示した。
○洋上風力発電における基礎調査
/コスモ海洋㈱ 清水雅史
本稿では、洋上風力発電の導入に不可欠な海底調査の重要性と、サイドスキャンソナーおよびマルチビーム測深器による海底の「質」と「形」の把握が、計画・設計・施工の安全性向上に寄与することを述べ、若手社員の調査経験を紹介する。
○洋上風力地盤調査における高分解能3次元音波探査
/総合地質調査㈱ 村上文敏・熊谷直音
本稿では、水中スピーカーを音源とする高分解能3次元音波探査の概要と調査事例を紹介する。本技術は、洋上風力地盤調査における地盤構造3次元可視化の効率化と低コスト化を実現する。
○洋上から海底下に圧入した二酸化炭素のモニタリング
/大日本ダイヤコンサルタント㈱ 浅川真也
本稿では、国内におけるCCSモニタリング規定の動向を紹介するとともに、環境省の委託業務において、浮体式洋上圧入CCSへの適用を目指し開発を進めているモニタリング技術の概要と、有用性について紹介する。
○マルチビームソナーによる海底粗さの再現性の検証と粗度係数の評価
/㈱ハイドロシステム開発 大川創
本稿では、海底の形状を3次元化する音響測器マルチビームソナー(MBES)による実海域における実験の解説、それによって明らかになった粗度計測においての有用性と今後の展望について紹介する。
○港湾工事を “見える化” する
/コスモ海洋㈱ 甲斐哲也
サイドスキャンソナー(EdgeTech 4200MP)は、左右に発射した超音波の反射強度を画像化することで、海底地形や構造物を広範囲に把握できる。本装置は潜水を伴わず詳細な状況確認が可能で、魚礁設置状況、地形変化、堆積物分布の評価に有効である。短時間で広域調査が行えるため、従来手法では困難であった海底環境の把握に寄与し、港湾構造物点検や環境モニタリングなど多分野での活用が期待される。
○高分解能音響カメラによる水中可視化技術
/㈱東陽テクニカ 小林拓未
水中環境における可視化は、濁度や照度の影響により光学カメラでは十分な観測が困難な場合が多い。本稿では、音響レンズを用いた高分解能音響イメージングソナー ARISを紹介する。装置の動作原理と技術的特長を解説するとともに、インフラ点検、生物調査、水中施工、防衛分野などにおける応用事例について紹介する。
○水中音響計測のための海洋観測プラットフォーム設計
/nihoʼohe(同) 楠本仁麦
本稿では、水中音響観測における自律型海洋観測プラットフォームの設計要件について整理し、波力推進型ASVであるWave Gliderの低雑音設計の特徴を紹介する。推進方式、二体分離構造、センサ配置および曳航方式の観点から音響観測に適した設計思想を示し、実際の観測例を通してその有効性を紹介する。
○「IEEE Milestone」認定の魚群探知機
/古野電気㈱ 藤井武司
本稿では、「IEEE Milestone」認定の魚群探知機の開発経緯について紹介する。
○干渉音場と微小気泡による細胞の非接触培養の試み
/東京農工大学 野口彩子・桝田晃司
/(国研)国立成育医療研究センター 宮本義孝
/帝京大学 鈴木亮
細胞由来の人工血管作製においては、流路内壁への細胞捕捉とその後の培養を効率的に行う技術が求められている。そこで本研究では、微小気泡と超音波を用いた細胞動態制御技術に着目し、干渉音場および位相スイープを用いた細胞捕捉とin situ培養の結果について紹介する。
○深層学習による単細胞超音波画像の超解像化
/大阪大学 藤原夏実・宇野みどり・荻博次
超音波による細胞観察は非侵襲であるが分解能が低いため普及していない。本稿では、超音波吸収スペクトル画像の周波数特性を利用した深層学習により、細胞超音波画像の超解像化技術を開発したことについて紹介する。
○進行超音波中における気泡振動の数値解析
/関西大学 園山陸・山本健
数値シミュレーションを用いて、超音波キャビテーション気泡のペア気泡を対象に気泡サイズの差と気泡間距離が超音波中の気泡振動に及ぼす影響を調べ、共振周波数差と相互作用が振動安定性を決める要因であることを示した。
○超音波モータ用2軸制御コントローラの開発と特長
/㈱Piezo Sonic 多田興平・福田隆治・花見明弘
本稿では、昨年販売を開始した超音波モータ用2軸位置制御コントローラ「PSMC-RP1」について紹介する。超音波モータ固有の挙動を考慮した制御機能をパッケージ化することで、複雑な制御設計や通信実装を意識することなく位置決め用途での評価・活用を可能とする。本製品により、超音波モータは「特殊なモータ」から「誰もが試せるモータ」へと進化し、研究機関・産業分野における新たな応用展開の基盤となることを目指す。
■特集:超音波を用いた加工技術
○超音波援用マイクロ鍛造における素材表面変形挙動
/東京都立大学 楊明・尹子東
本稿では、著者らが開発した超音波援用マイクロ塑性加工プロセスによる素材表面変形挙動と変形誘起のメカニズムについて紹介する。
○プレス加工におけるインプロセスモニタリング
/神奈川工科大学 萩野直人
/近畿大学工業高等専門学校 木岡桂太郎
プレス加工中の金型と製品の接触状態を超音波で計測する手法において、超音波周波数が反射特性に及ぼす影響を調べた。
○超音波振動による摩擦のリアルタイム制御
/日本工業大学 神雅彦
成形加工や塑性加工における金型、部品のハンドリング、物体の搬送などにおいては、摩擦の制御が加工精度や機械の性能に対して重要な技術となる。しかしながら、その制御は難しい。一般的には、潤滑材の導入、表面処理あるいはテクスチャの導入などが多いが、それらは恒久的な対応である。それに対して、微小な超音波振動を表面に与えることで、リアルタイムに摩擦係数を変化させることが可能となる。本稿では、その制御特性について紹介する。
○SiCの加工に適した砥石の開発と超音波援用研削における加工特性
/㈱リード 渡邉大智
半導体製造装置部品への適用が進むSiCの安定加工に対し、マシニングセンタを用いた超音波援用研削は有用な手段の一つである。一方で、その効果を最大限に引き出すためには砥石の選定が重要となる。本稿では、砥石摩耗・変形に対する耐性に優れた砥石材を開発し、研削抵抗、砥石摩耗、および加工品位の観点からSiCの加工特性を評価した結果を紹介する。
○産業用ロボットを用いた穴精度の超音波測定技術
/有明工業高等専門学校 篠﨑烈・石橋大作・明石剛二
加工後や貫通された穴の場合、工作物内部にあけられた穴の直径や位置を測定することは、ノギスやマイクロメータ等の測定器を使用すれば、それほど難しいことではない。一方、未貫通の穴の場合、さらには加工中の穴を測定する場合は同様の測定器を用いても工作物外部から測定することはできない。本研究では、産業用ロボットを用いて加工された穴の超音波測定を行い、工作物表面から穴位置を測定した結果について報告している。
○SUS316L材へのボールエンドミルによる超音波バニシング加工
/山梨大学 清水毅
/山梨県産業技術センター 米山陽
本稿では、工具を回転させ超音波を援用した新しい加工方法、その加工メカニズムや特性について紹介する。
○フッ素ゴムの超音波援用研削における加工機構
/足利大学 藤本正和
本研究は、フッ素ゴムの研削加工における超音波振動の援用が及ぼす効果を明らかにし、結果に基づいて高精度表面仕上げの実現を試みるものである。超音波援用研削では切りくずの微細化により砥石目づまりが抑制され、研削温度の減少により平滑な加工面が形成されることがわかった。これらの知見を元に条件を最適化することにより、従来よりも高能率で要求される表面粗さを達成できることを示した。
○cBNミリング工具による純チタンの微細切削
/中部大学 鈴木浩文・古木辰也
本稿では、耐熱性・耐摩耗性に優れるcBN製工具を用い、加工特性の向上が期待できる超音波援用クーラントを用いた精密微細加工の検討を行い、切削抵抗および工具寿命を測定し、cBN工具と超音波振動援用クーラントが純Tiの加工に与える影響を評価した結果について紹介する。
○MAX相セラミックスの超音波切削特性の評価
/一関工業高等専門学校 原圭祐
/福島工業高等専門学校 山口直也
/長岡技術科学大学 南口誠・磯部浩已
MAX相セラミックスは、金属とセラミックスの両方の特性を有するユニークな材料である。本稿では、この一種であるTi2AlCの溝切削に超音波振動を援用し、慣用切削との切削特性の比較実験を行い、紹介する。
■解説
○表面波・超音波でみる表面状態:音響モフォロジー入門
/東京科学大学 田原麻梨江・上原陸太
本稿では、表面波・超音波計測で得られる応答特性(速度、減衰、分散など)を用いて、表面から近表面の状態を指標化し、非破壊的に評価・比較する枠組みとして音響モフォロジーを紹介する。
○空中超音波の波長より小さな構造による現象
/東北工業大学 田村英樹
/日本特殊陶業㈱ 笠島崇・辻井明日香
/室蘭工業大学 青柳学
本稿では、空中超音波の波長に対して1/2π程度の構造周期を有する面を導波や反射に用いる事で壁沿いの音波を剥離させて回折を低減させたり、超音波浮揚器として作用する現象について、解析や実験で得られた結果を紹介する。
○ハイパーソニック・プリバーチャルリード信号を用いた音像定位制御
/立命館大学 西浦敬信
超音波帯域(20〜100 kHz程度)のステレオ信号(ハイパーソニック・プリバーチャルリード信号)を可聴域信号に付与することで、音像定位の制御を試みる。
○超音波ピッティング効果の静圧依存性
/関西大学 佐保優希・山本健
静圧を80、100及び120kPaと変化させ、バレイショ由来のデンプン粒子懸濁液に対し、一定の音圧で超音波を照射した。周波数200及び430kHzにおいて、静圧の上昇に伴い、超音波キャビテーションが粒子表面に形成するピット数が増加した。
○非接触・非破壊検査用レーザ誘起パルス音源の開発
/金沢工業大学 會澤康治
非接触・非破壊検査用レーザ誘起パルス音源の開発を目的に、本稿では、異なる径の剛体球壁に囲まれた空隙内の音波伝搬について二次元シミュレーションおよび実証実験で得られた結果を紹介する。
■製品紹介
○厚鋼板の高品質化を実現した連続鋳造の凝固完了位置自動計測装置
/JFEスチール㈱ 西澤佑司・外石圭吾・田中智紘・飯塚幸理
連続鋳造における凝固完了位置を自動的に計測する装置を開発、活用し、凝固完了位置を把握して軽圧下を適正に付与することで、腐食環境下での割れの原因となる中心偏析の低減を達成し、腐食環境下で利用可能な厚鋼板の製造を実現した。
○超音波霧化器
/エコーテック㈱ 三浦宏樹
超音波霧化器JM-1001は毎秒240万回の振動で液体を微粒化し、医療や観光など多分野で活躍が期待される。
■連載 産業技術総合研究所 超音波音場計測クラブと、関連する計量標準及び工業標準⑧
○IEC TS 63070 Ed.1の作成
/元)キヤノンメディカルシステムズ㈱ 山崎聡
本稿では、熱画像と分割TMMを用いたTMM内部の温度上昇、及び熱画像によるプローブ音響放射面温度上昇の各測定方法を提供するIEC TS 63070 Ed.1に関して、発案の経緯、基礎検討、及びIEC規格作成プロジェクトの各観点から紹介する。

■特集:超音波溶接・溶着・接合技術
○異種金属の超音波接合部の組織と特性に及ぼす接合条件の影響
/九州工業大学 鴇田駿
本稿では、異種金属材料の超音波接合において、接合部の微細組織や特性に及ぼす接合条件の影響についての研究結果を紹介する。
○超音波金属接合の最近の動向
/新潟大学 佐々木朋裕
本稿では、金属材料の超音波接合を対象に、接合原理を概観し、金属の固相接合現象の観点から、各種因子が接合部形成に与える影響、さらには異種材接合への適用例について最近の研究動向を交えて紹介する。
○音響データに基づく超音波接合良否判定技術
/(国研)産業技術総合研究所 丸山豊
バッテリーの電極などで多用される超音波接合であるが、低コスト・迅速な接合強度予測技術の開発が課題となっている。本稿では、強度予測の前段階として、接合時の音響データだけから接合良否を正確に判定できることを紹介する。
○超音波複合振動による接合現象の一考察
/㈱LINK-US 齋藤茂樹
本稿では、樹脂材料および金属材料それぞれにおける超音波接合の原理から、超音波複合振動の特徴とその効果について紹介する。
○当社の超音波ワイヤボンダの機能と超音波金属接合機の紹介
/超音波工業㈱ 高田昭
当社の販売製品の中で超音波ワイヤボンダと超音波金属接合機は主力製品となっている。本稿では、当社の超音波ワイヤボンダの特徴的な機能と超音波金属接合機「REBO-Metal-S2」について紹介する。
■特集:超音波洗浄
○食材への超音波洗浄の適用
/東京大学 尾田正二
ホウレン草を超音波洗浄すると、みずみずしさが長続きする。塩サバを超音波洗浄すると、臭みが消えて美味になる。本稿では、食材処理において見出された超音波のさまざまな効用を紹介する。
○超音波音場とマイクロバブルを併用した新たな機械部品洗浄法
/東京都立産業技術高等専門学校 池田宏
超音波とマイクロバブルを併用することで、新たな機械部品の洗浄法について取り上げる。本稿では、平面試料および溝付き試料に対して、複数の周波数を用いた超音波振動とマイクロバブルを組み合わせた洗浄を実施し、その効果的な洗浄条件について紹介する。さらに、より複雑な構造を有する立体試料に対して行った洗浄実験の結果についても紹介する。 
○超音波洗浄装置の最適化
/伊藤忠テクノソリューションズ㈱ 池上泰史・入谷佳一・猿橋正之・平晃一
超音波シミュレータComWAVEを活用することで洗浄効果に影響を及ぼす音場分布や洗浄による洗浄物の加速度を把握することが可能となり、超音波洗浄装置の設計精度が向上し、洗浄性能と品質の安定化を行うことが可能になることを示す。
■解説
○平面波の重畳を用いた流体の共振形状最適化
/東京大学 家入匠生・森田剛
超音波洗浄、粒子操作など、音波の共振を用いた技術は様々な分野で活用される。従来の共振構造の最適化では、有限要素法に基づく試行錯誤的なアプローチが一般的であり、局所解への収束やメッシュ分割に伴う計算コストの増大が課題である。本研究では、平面波の重ね合わせにより内部音場を表現し、目的関数に基づいて音場分布を最適化した後、音場に適合する境界形状を設定する手法を提案する。
○遠心力と超音波の融合による超高粘性プレゲル溶液を用いたマイクロゲル粒子の合成
/東京農工大学 倉科佑太
遠心力と超音波の相乗効果で従来困難だった超高粘度プレゲル溶液からのマイクロゲル粒子生成に成功した。本手法は高粘性ゲルや細胞封入したマイクロゲル粒子を用いる再生医療や創薬研究への応用が期待できる。
○ レーザ照射によって発生したLamb波の共振を利用した板厚の非接触計測
/愛媛大学 清水鏡介・重松尚太・中畑和之
広範囲計測の実現を目的に、レーザ照射点を固定し、照射点から発生した超音波を探触子で計測することで、探触子を置いた位置の真下の板厚を推定することが可能であるか実験的に検証を行った。
○非線形音響の研究動向
/㈱スマートエーイー 鎌倉友男・酒井新一
本稿では、超音波研究会とほぼ同じ頃に産声を上げ、そして、現在まで発展してきた非線形音響に関する研究を大まかに振り返るとともに、その研究分野の現状と展望を紹介す
る。
○航空機部品向け自動超音波探傷装置の開発
/㈱スギノマシン 萩野剛
軽量、かつ、強度があり錆びることがないCFRP(以後、複合材)はBoeing787やAirbusA380に代表される航空機の機体や翼およびエンジン部品に多用されている。複合材は成形する自由度が高いことから曲面構造の製品に使われることが多く、加えて、従来は複数のパーツで構成していた部品構造を一体化できるなどのメリットもある。さらに、ハニカムコアを内部にサンドイッチさせたハニカム複合材は軽量でありながら強度を持たせることが可能であるため、広く使われるようになってきた。それらの複合材部品は内部に接着剥離等の欠陥が発生した場合、部材の強度低下につながるため、製造時および定期メンテナンスにおける内部検査手法として超音波探傷が広く用いられている。当社では、曲面形状のハニカム複合材の探傷に適した「超音波自動探傷システム」の開発に取り組んでおり、本稿では、その取り組みに関して紹介する。
■製品紹介
○付着抑制・流動化促進ソリューション
/フロイント産業㈱ 菅野琢磨
食品や製薬業界では粉体を粒状に加工する「造粒」という技術が広く活用されているが、造粒操作の際に装置内壁への粉体付着によってさまざまな問題が生じている。本稿では、付着解消方法の一つとして開発した超音波振動装置SONIFLOについて適用事例とともに紹介する。
■連載:産業技術総合研究所 超音波音場計測クラブと、関連する計量標準及び工業標準⑦
○IEC規格における超音波の重要規格
/富士フイルム㈱ 内藤みわ
TC62「医用電気機器安全性」とTC87「超音波」の二つのTCによって作成された個々の規格の関係を示した。本稿では、さらに超音波に関する個別の具体的なIEC規格についていくつか紹介し、今後の動向について簡単に説明した。
■製品ガイド
○超音波洗浄機・洗浄剤
■特集:医用超音波技術の進歩
○ GPUによるリアルタイムフリーハンド3D超音波
/東京科学大学 小野木真哉
本稿では、フリーハンド3D超音波においてGPUを用いたリアルタイム処理を実装し、2Dプローブで走査した断層像がリアルタイムに3D化されるシステムを紹介する。
○低出力パルス超音波の骨関連細胞への作用におけるピエゾ1の役割
/富山大学 田渕圭章
近年、低出力パルス超音波(LIPUS)の細胞作用において、機械受容イオンチャネルピエゾ1の関与が報告されている。本稿では、LIPUSの骨関連細胞に対する主な作用と、それらにおけるピエゾ1の役割について紹介する。
○心血管自走式カテーテル向けの非鉛性超音波振動子の検討
/豊田工業大学 孔徳卿
非線形音響推進源による新型自走式カテーテルの創成は、単純構造による多自由度操作性、小型化かつ高推力という利点を持つため、他の方式と比較して優れた性能と機能を有する。本稿では、超音波素子を用いた自走式カテーテルを創成するための非鉛性超音波振動子の検討を紹介する。
○超音波診断装置用ファントムに用いる新規生体組織近似材料の開発
/徳島文理大学 佐藤一石・近藤敏郎
/谷口総合研究所 谷口雅彦      
/八十島プロシード㈱ 濱地晃平
超音波診断装置用ファントムに使用する新しい生体組織近似材料を開発した。IEC国際規格に適合する音響特性と長期安定性を備え、装置の性能評価や製造現場での品質管理等に活用でき、現在製品化に向け開発を進めている
○超音波画像における音響陰影領域のセグメンテーションと再構成モデルの開発
/(国研)理化学研究所 竹田勝児・小松正明      
/(国研)国立がん研究センター研究所 寺屋直樹・原田直明・浜本隆二
本研究では、超音波画像の音響陰影を高精度に検出し、潜在拡散モデルで不明瞭部位を再構成する新手法RAS-LDを提案する。前後フレームを参照画像として入力することで解剖学的一貫性を保持し、定量・定性評価で有効性を示した。
■解説
○人工知能による超音波画像からの「野球肘」の早期病変の検出
/京都府立医科大学 木田圭重
AIを用いた画像診断支援として、成長期野球選手に多い野球肘を対象に、超音波画像からYOLOv5sで検出し、VGG16で分類するシステムを構築し、高精度でスクリーニングに有用と示された。
○集束超音波によるテクスチャ感の非接触な再現
/NTT㈱ 森崎汰雄
本稿では、これまで著者が取り組んできた、超音波による圧力の感覚(圧覚)を非接触に再現する方法、およびその圧覚提示に基づき、多様なテクスチャ感を再現する手法を紹介する。
○ゾルゲル複合体超音波トランスデューサの開発要素
/熊本大学 小林牧子・中村眞子・甲斐田健太
ゾルゲル複合体超音波トランスデューサの開発要素を明確化することを目的とし、膜形成過程における作製パラメータと上部電極設計の両面から検討を行った。本研究は、高温環境下で信頼性の高い、ゾルゲル複合体超音波トランスデューサを実現するための設計指針を提供するものである。
○顕微型ピコ秒超音波法を用いたエレクトロマイグレーションの早期検出
/東北大学 長久保白・小原良和
/大阪大学 出馬秀平・荻博次
電子機器の高性能化に伴い集積回路の配線サイズはnmオーダまで減少が続いている。配線断面積の現象は電流密度の上昇を招き、電子流による原子の拡散現象であるエレクトロマイグレーションによる故障が問題となっている。従来の計測法では、通常の基板上に作製した配線の局所的な内部欠陥を非破壊的に早期検出することができなかった。本研究では、単一ナノ細線に対するピコ秒超音波法計測により、サブTHz超音波を用いた損傷評価法を提案する。
○接合技術で半導体の付加価値を向上するCFBソリューション
/沖電気工業㈱ 谷川兼一
異種材料接合により半導体デバイスの付加価値を向上するCFB技術を解説し、超音波センサーへの応用事例を紹介する。
○超音波によるピント調節可能なレンズ
/同志社大学 小山大介
本稿では、超音波の放射力によって自身の形状が変化し、焦点位置を制御可能な光学レンズを紹介する。入力信号によって3次元焦点位置やレンズ径を制御できる。
○ 超音波パルストレイン法を用いた流速分布計測の速度レンジ拡張
/(国研)産業技術総合研究所 和田守弘
本稿では、超音波流速分布計測を実現場へ適用する際に課題となる速度レンジについて、そのレンジ拡張技術の1つである超音波パルストレイン法について紹介する。また、その実流試験に使用した水流量の国家標準設備も概説する。
○音響的サブ波長整合層による高感度広帯域超音波プローブの設計法
/超音波技術研究所 小島正
本稿では、超音波プローブの音響整合層として反射低減用モスアイ構造によるサブ波長整合層を作成する新しい音響整合法について紹介する。
○音響整合層付加を前提とした低電圧駆動超音波センサの特性解明
/(地独)東京都立産業技術研究センター 市川英伸
本研究では、音響整合層付加を前提とした超音波センサの特性について、レーザードップラ振動計とインピーダンスアナライザを用いて検討した。
○速度分布計測を基にしたレオメトリによる流動性食品の物性評価
/北海道大学 田坂裕司
/名古屋大学 大家広平
本稿では、嚥下食評価の取り組みと、最近開発した、濃度の高い混相体にも適用可能な、速度分布支援型レオメトリの原理とその応用例について紹介する。
○UTドローン使用の原油貯蔵タンク検査
/Terra Drone㈱ 神取弘太
ドローン使用によって、危険を伴う高所での作業や、コストを大幅に削減することができる。本稿では、目視点検のみでなく、超音波厚さ計測も可能となった当社の技術を紹介する。
■製品紹介
○最新ハンディタイプEMAT厚さ測定技術
/㈱アクタライズ 櫻本天佑
EMA-3Tはカプラント不要で塗装やスケール除去を省略できる非接触板厚測定技術であり、その応用的活用方法も含め、多様な現場での作業効率向上と大幅なコスト削減に寄与する技術を紹介する。
○現場作業者のための非接触流量測定
/東京計器㈱ 清水靖也
管路の流量測定において、既存設備を停止・切断することなく、高精度な測定を実現するポータブル超音波流量計UFP-30を開発した。本稿では、設備の診断や管理における課題と、それらを解決するUFP-30の測定原理、主な特長、そして実際のアプリケーション事例について紹介する。
■連載:産業技術総合研究所超音波音場計測クラブと、関連する計量標準及び工業標準⑥
○IEC規格の概要
/富士フイルム㈱ 内藤みわ
IECについて規格作成や改定のプロセスについて概説し、さらに、超音波に関する測定・性能規格・機器安全規格を作成している二つの技術委員会、TC 87「超音波」、およびTC 62「医用電気機器安全性」の関係を説明した。
■特集:空中超音波
○ 音響整合層を付加した高周波空中超音波トランスデューサの開発
/山形大学 高橋貞幸
本稿では、有機質の圧電材料であるP(VDF/ TrFE)(75/25 mol%)を用いて圧電体を製作し、ポリマー系の音響整合層(主としてポリステルフィルム)を付加した約2 MHzで動作する P(VDF/TrFE)トランスデューサの開発について紹介する。P(VDF/TrFE)圧電体およびトランスデューサの効率は、実測値および計算値から評価し、空気中での送受信効率上昇の期待とその有効性が示された。
○ 空中超音波フェーズドアレイを用いた高分解能環境センサ
/福島大学 高橋隆行
屋内移動ロボットへの搭載を想定して、シンプルで実装が容易な超音波センサの機能を高めるための研究開発を行ってきた。特に、空間分解能の向上と複数物体の同時検出を実現するために、アレイ型の送信機とMUSIC法を組み合わせたシステムを開発したので紹介する。
○ 多数の超音波振動子による空中超音波音場の形成と評価
/愛知工業大学 小塚晃透
超音波の指向性を調べる実験では、音源から放射される超音波の位置による2次元音圧分布を、これまで手動ステージを用いて測定してきたが、マイコンでステッピングモータを制御し、ステージに取り付けたマイクロホンを移動させて各位置における音圧を測定する、2次元音圧分布自動測定システムを構築した。
○ 空中超音波域の計量標準
/(国研)産業技術総合研究所 高橋弘宜
空中超音波を定量的かつ信頼性を持って計測するには、基準となる「ものさし」が不可欠であり、その役割を担うのが音響標準である。本稿では、空中超音波域における音響標準として、 WS3マイクロホンの自由音場における相互校正法を紹介する。
○ 空中超音波曝露の許容値と安全性の議論
/ピクシーダストテクノロジーズ㈱ 星貴之
強力超音波技術の普及に伴い、安全性の議論が必要である。40 kHz超音波の暫定許容値として、140 dBが文献調査に基づき提案されている。今後の健全な社会実装に向けて、継続的な研究と法規制・標準化などの議論が望まれる。
○ 空中超音波による触覚再現技術の進展
/東京大学 篠田裕之
近年、空中超音波による非接触での触覚提示技術の実用化が検討され始めている。超音波で生成される触覚は近年著しく向上し、仮想物体の実体感を明瞭に感じることができるようになっている。本稿では、そのような超音波触覚提示について、技術の現状と課題を紹介する。
○ 小型な空中超音波ハプティックアクチュエータの開発と応用
/愛知工業大学 水嶋大輔
空中超音波ハプティクスは、非接触触感提示ができるというユニークな特性を持つが、装置が大型である。そこで筆者は、より小型なアクチュエータの開発を行った。本稿では、その特性と応用として皮膚変位直接測定の結果を紹介する。
○ 非接触・空中超音波検査装置(NAUT21)について
/ジャパンプローブ㈱ 田中雄介
本稿では、接触媒質を用いない空中超音波探傷と装置について紹介する。透過法やガイド波法などの探傷方法やリチウムイオン電池、溶接部欠陥計測などの計測実施例とその計測原理について記述した。
○ 強力空中超音波による非線形高調波法と波源走査法を組み合わせた金属平板内欠陥のイメージング
/日本大学 大隅歩・石川周男・伊藤洋一
/愛媛大学 清水鏡介
強力空中超音波による、非線形高調波法と波源走査法を組み合わせた非破壊検査手法の研究を行っている。本稿では、金属薄板に設けた減肉欠陥に適用した際のイメージング結果について紹介する。
○ コウモリの多様な超音波エコーロケーション
/同志社大学 飛龍志津子
コウモリは超音波を放射し、その反響音を聞くことで周囲を把握するエコーロケーション(音源定位)を行う。本稿では、実験室での精密な行動計測から、野生下での音響計測やバイオロギング調査を通じて明らかになりつつある、コウモリの多様な超音波の運用術ついて紹介する。
○ 光散乱法を用いた卵巣摘出マウス骨の超音波音速評価
/同志社大学 和田大河・北嶋昇太・松川真美
/(国研)産業技術総合研究所 土屋吉史
卵巣摘出と健常マウスの荷重骨(脛骨)の皮質骨中の音速と骨ミネラル密度(BMD)を顕微Brillouin光散乱法とX線CTにより評価した。荷重負荷方向の音速において、OVX群は有意な音速低下を示し、また、BMDも有意な低下を示し,OVXによるエストロゲン分泌低下が骨の物性に影響を及ぼすことを示した。
■特集:動物と超音波
○ FMコウモリをモデルとする浴室内事故防止システムの開発と評価
/東京大学 伊福部達・藪謙一郎
浴室は、居住空間の中でとくにプライバシーが求められることからカメラを設置することは難しく、電磁センサも人工臓器へ影響を与える可能性がある。このような背景から、筆者らは FMコウモリをモデルとした超音波センサシステムを開発し、浴室のようなプライベート空間に活かすための研究を続けている。
○ 水中音響に特化した鯨類の脂肪の構造と起源
/北海道大学 竹内颯・松石隆
イルカやクジラの頭部にある特殊な脂肪組織「音響脂肪体」は、音を伝えるために特化した生体構造である。本稿では、その音響機能に適した脂質分布や進化的起源を、遺伝子発現と代謝制御の視点からひもとき、水中音響の最前線にせまる。
○ AIによる超音波画像B.M.S.推定
/㈱ロジカルプロダクト 辻卓則
本稿では、和牛の脂肪交雑基準(B.M.S.)を、肥育中にAI技術によって超音波画像から解析、および推定できる、使い勝手の良いクラウド上のIoTサービスを紹介する。
■解説
○ キャビテーションでコーヒーかすを資源に変えることに成功
/東北大学 祖山均
本稿では、流れ場を用いて発生させたキャビテーション(流動キャビテーション)を用いて、コーヒーかすからカフェ酸を抽出しつつ、同時に、繊維質を解繊して工業材料に有効利用する技術について紹介する。
■連載 産業技術総合研究所超音波音場計測クラブと、関連する計量標準及び工業標準⑤
○ 計量標準と国際標準が支える超音波音場測定
/(国研)産業技術総合研究所 吉岡正裕
当所計量標準総合センターでは、超音波計量標準の開発、供給および国際標準に基づく超音波音場測定サービスを実施している。計量標準と国際標準が相互に作用し、この測定サービスの信頼性を支えている。
■製品ガイド
○ 超音波流量計
■特集:進化する熱音響工学研究の現状
○キャビティ周りの流れで生じる熱音響ヒートポンプ現象
/豊橋技術科学大学 横山博史・福本遼太朗・倉石孝
キャビティ音により効果的な熱音響ヒートポンプ現象が生じる条件を明らかにするため、キャビティ内のスタック設置位置を主なパラメータとし、スタック端部間の温度勾配を評価するとともに、キャビティ内での音圧計測を行った。
○CFDおよび熱粘性音響アプローチによる進行波型熱音響エンジンの数値解析
/計測エンジニアリングシステム㈱ 伊佐エスマトラ・米大海
本研究では、CFDおよび熱粘性音響アプローチによりループ状の進行波型熱音響エンジンの数値解析を行った。熱粘性音響解析をCFD解析と比較することで、熱粘性音響解析の計算時間が約1/9に削減されることを確認できるとともに、熱音響解析結果とCFD解析結果の間に良好な一致が得られることを示した。
■特集:流体に対する超音波応用の最新研究
○超音波トモグラフィ法による気泡挙動評価
/神戸大学 村川英樹・中根介生
不透明流体中の気泡挙動を評価することを目的に、高速超音波トモグラフィ法の開発を行ってきた。内径50 mmの配管内を上昇する気泡を対象に、1ミリ秒の時間分解でボイド分布を計測可能である。本稿では、開発した超音波トモグラフィ法と、水平磁場を印加したガリウム合金中を上昇する気泡の計測例について紹介する。
○商用TDXを用いたベクトルUVPによる気泡流の計測
/北海道大学 朴炫珍
気泡流を一方向流れと仮定して超音波流速分布計で計測すると、気泡のより生じる速度成分により速度分布に大きな誤差が生じる。本稿では、一つの計測線に対して複数の速度成分を計測できるベクトルUVPを商用のTDXで構成し、気泡流で妥当な速度場を計測する方法について紹介する。
○画像処理型超音波流速分布計測法(IPUV)
/(国研)産業技術総合研究所 芳田泰基
本稿では、0.1μm以上の極微小分散体を幅広い濃度範囲でトレーサとして利用できる、画像処理型超音波速度計測法(IPUV)の基本的な原理とその実用例を紹介する。
○超音波流量計測シミュレーション
/パナソニック㈱ 永原英知・佐藤真人
/㈱数値フローデザイン 張会来・岡部壮志
/神戸大学 坪倉誠
超音波流量計の一つとして計測流路を多層に分割して計測する方式があるが、流れの遷移状態を含む解析を行う必要があった。本稿では、流れ解析をDNSで行い、超音波伝搬については流れと超音波伝搬を分離解法で解くことにより、超音波流量計性能予測へのシミュレーション適用の可能性が得られたので、紹介する。
■特集:海洋音響工学(水中超音波)③
○複数の音響機器を用いたガスプルームの複合定量評価手法
/海洋エンジニアリング㈱/日本海洋㈱ 下野貴也
/海洋エンジニアリング㈱ 横山心一郎・三輪竜一
/東京海洋大学 青山千春
/東京大学 浅田昭
水中に含まれる気泡(ガス)と海水には大きな音響インピーダンスの差があることから、音響機器により海水中のメタンガスを反射音圧として検出することができる。本稿では、複数のソーナーを用いて海底から湧出するメタンガス(ガスプルーム)の計測結果を元に、ガスプルームの複合定量評価手法について紹介する。
■解説
○超音波照射とCO2流入を用いた第三級アミン水溶液からの二酸化炭素の低温脱離
/秋田大学 大川浩一・藤田知花・石塚健斗・加藤貴宏
火力発電所などから排出される二酸化炭素を分離・回収し地下へ貯留するCCS技術が注目されている。排出ガスから二酸化炭素を選択的に回収するためにアミン溶液が主に使用されている。本研究は第三級アミン水溶液が吸収したCO2を室温で迅速に脱離させるために、CO2を流入しながら超音波を照射することを検討した。
○超音波ニューロモデュレーション法の研究開発
/近畿大学 吉田楓・Chan Michele・Yang Gangsheng・竹内雄一
/北海道大学 工藤信樹
超音波を用いた脳刺激は、高い時空間精度と安全性を兼ね備えた手法である。本稿では、神経細胞の超音波感受性におけるTRPC6チャネルの重要性と、自由行動下動物の脳に経頭蓋超音波照射を行うための技術について紹介する。
○音声への画像埋め込みに関する研究
/京都産業大学 川村新
本稿では、一般的な画像を音声(難可聴域のスペクトログラム)に直接的に埋め込んで送受信する方法を紹介する。また、難可聴域ではなく、完全な超音波帯域に画像を埋め込む手法についても紹介する。この方法では可聴域の音声にはまったく影響を与えない、という特長がある。
○超音波複合振動接合と電動化移動体の課題について
/㈱LINK-US 齋藤茂樹
電動化車両市場は踊り場を迎えているが、二次電池の品質向上、機体軽量化、高容量化に合致した接合構造は共通の重要課題である。本稿では、これらの課題に対し、当社の超音波複合振動接合技術の適用可能性を紹介する。特に、AIを活用した接合品質推定、異材接合によるハーネス軽量化、CFRTPと金属の接合、そして超音波とレーザのハイブリッド接合による高容量電池向け集電構造について提案する。これらの技術は、電動化車両のみならず、広範な電動化移動体への応用が期待される。
○近視進行眼における脈絡膜と強膜の「かたさ」の局所的対応関係
/東京農工大学 伊藤一陽
/Weill Cornell Medicine Cameron Hoerig
/Singapore Eye Research Institute  Yee Shan Dan
/University of Newcastle Sally A. McFadden
/Weill Cornell Medicine Jonathan Mamou
/Singapore Eye Research Institute Quan V. Hoang
近視の進行に伴う脈絡膜の生体力学的特性の変化を明らかにすることを目的とし、走査型超音波顕微鏡を用いてモルモット眼の脈絡膜および強膜の体積弾性率と質量密度を測定した。
○iPS細胞集団の断面形状変化計測
/大阪大学 藤原夏実・荻博次
i PS細胞の3次元形状を長時間にわたって非侵襲に観察する手法は存在しない。本稿では、培養環境下で超音波観察が可能なシステムと解析手法を独自に開発し、24時間の断面形状計測に成功したことについて紹介する。
○舌がん診療への超音波検査の活用
/広島大学病院 小西勝
口腔内の舌や頬粘膜などの軟組織に発生する病変の大きさは小さく、CTやMRIなどの検査では撮影されないことも多く、超音波検査が活用されている。本稿では、超音波検査を舌がん診療に応用した事例やAI研究への応用について紹介する。
■製品紹介
○骨粗鬆症スクリーニングに適した小型、軽量な超音波踵骨測定装置
/日本シグマックス㈱ 田富幸博
本稿では、骨粗鬆症スクリーニング用の小型・軽量な「LIAQUSポータブル 超音波踵骨測定装置FRS-100A」を開発し製品化したので紹介する。本製品は持ち運びが容易で、訪問診療や地域検診など多様な場面で使用可能である。骨粗鬆症の早期発見・早期治療の促進、健康寿命延伸への貢献が期待される。
■会議報告
○「超音波研究会」設立75周年記念事業報告
/超音波研究会 超音波研究専門委員会
超音波研究会は、古くからある研究会の一つで電子情報通信学会と日本音響学会との共催で運営されている研究会。2024年度に設立75周年を迎え2025年2月に東京科学大学 大岡山キャンパス 蔵前会館 ロイアルブルーホールで記念の研究発表会を開催した。
■連載 産業技術総合研究所超音波音場計測クラブと、関連する計量標準及び工業標準④
○ 開発中のハイドロホン感度位相特性校正技術
/(国研)産業技術総合研究所 千葉裕介
本稿では、多くの医用超音波機器の超音波周波数帯域をカバーする0.5 ~ 100 MHzの周波数範囲で校正可能な技術の確立を目標とした基準ハイドロホンの感度位相特性の一次校正技術と、ユーザーのハイドロホンの感度位相特性の比較校正技術のこれまでの開発状況について紹介する。


■特集:海洋音響工学(水中超音波)②
○日本沿岸域に生息するスナメリ鳴音の音響特性計測
/(国研)海洋研究開発機構 小川真由
/京都大学 木村里子
日本沿岸域に生息するスナメリがエコーロケーション時に発するクリックトレインとコミュニケーション時に発するバーストパルスの音響特性を解明した。本稿では、その計測手法と音響特性について紹介する。
○高周波超音波と深層学習を組み合わせたアサリの分布推定手法の開発
/横浜市立大学 門井辰夢・寺山慧
/東京大学 水野勝紀
非接触・非破壊的に海底下に生息するアサリの個数・分布を把握するために高周波超音波と深層学習を組み合わせたシステムを開発し、その有効性を検証した。
○A-coreを用いたアサリの室内生態試験
/木更津工業高等専門学校 高久雄輝・虻川和紀
/東京大学 水野勝紀
本稿では、音響コアリングシステム(A-core)を用いてアサリの水温変化による潜砂深度の違いについて室内実験を行ったので紹介する。土中のアサリに対して超音波を照射し、その反射波から音響画像を作成し潜砂位置の検出を試みた。
○不明音源からの音源種推定プロトコルの開発
/早稲田大学 平木優到・竹山春子・赤松友成
近年、海洋環境の急激な変化が水産資源や生態系に大きな影響を及ぼしている。本稿では、魚の「鳴音」を利用する受動的音響観察法(PAM)の有用性と課題に焦点を当て、定置網を活用したデータ収集や未知音からの種同定プロトコルについて紹介する。さらに、環境DNAや機械学習を組み合わせることで、より効率的、かつ包括的な海洋生物モニタリングの実現を目指す。また、今後の研究発展に向けた指針や、筆者らが目指す環境DNAとPAMを組み合わせたモニタリング手法の開発に向けた展望について述べる。
○鯨類鳴音観測ハイドロフォンアレーシステムの同期
/㈱ソニック 韓軍
鯨類鳴音観測ハイドロフォンアレーのビームフォーミングを実現するため、ピンガを用いたソフト同期手法と、GPSとFPGAによるハード同期手法を検討し、後者では100 ns以内の高精度な同期を達成した。本稿では、それらの手法と技術的ノウハウを紹介する。
○ 南の島で魚の声を聴く
/早稲田大学 赤松友成
南の島のサンゴ礁で海洋生物の声を聴いてその分布を明らかにする試みは、実際に行ってみると体力が必要だが、手軽に行える移動式音響調査であった。スズメダイや甲殻類の音響的分布が明らかになった。
○ 海底地震計網による遠地海底火山活動の検出
/(国研)海洋研究開発機構 岩瀬良一
福徳岡ノ場の噴火を事例として、海外のハイドロフォン・アレーでしか検出の報告がなかった遠地海底火山活動に伴う海中音波について、国内の大規模海底地震計網を活用することで検出可能なことを示した。
○ 水中音響通信におけるBPDNを用いた通信路推定とその最適化
/筑波大学 石島諒一・海老原格・若槻尚斗・前田祐佳・水谷孝一
従来の通信路のインパルス応答のスパース性を活用した水中音響通信では、基底追跡雑音除去における正則化パラメータを決定するために通信の前にシミュレーションを行う必要があった。本稿では、より柔軟な水中音響通信の実現を目指し、正則化パラメータの新しい決定手法を紹介する。
○Doppler効果に基づく音響反射計測を用いた移動ロボットの自己位置推定手法
/筑波大学 土屋充志・若槻尚斗・海老原格・善甫啓一
単一の音響送受波器を用いた超音波センサーでは反射物体の方向情報を得ることができないため、高精度な自己位置推定の実現には至っていなかった。本稿では、移動ロボットが移動する際に発生するDopplerシフトを活用することにより、単一の送受波器のみを用いた高精度自己位置推定手法について紹介する。
■解説
○サブミクロン粒子懸濁液への高周波超音波照射により形成される液柱での粒子分離
/鹿児島大学 河野優斗・水田敬・二井晋
サブミクロン粒子の懸濁液にMHz域の超音波照射により発生させた噴水で形成される、特定サイズの粒子濃縮場を調査し、濃縮場の形成メカニズムを論じた。粒子分離にはキャビテーションが強く影響を及ぼすと考えられる。
○ 深層強化学習による超音波モータの高速応答制御
/東京大学 笹村樹生・森田剛
超音波モータは優れた高速応答性を持つ一方で、強い非線形特性により一般的な線形制御ではその応答性を十分に発揮できない。本稿では、深層強化学習を用いて安定性を維持しつつ、応答時間を従来の数十msから1~2 msまで短縮した試みについて紹介する。
○超音波を用いた固体酸化銀からの銀ナノ粒子合成に及ぼす分散剤と溶媒との親和性の影響
/東北大学 久保正樹・林大和
本稿では、超音波を用いて固体酸化銀から銀ナノ粒子を合成するプロセスにおいて、溶媒と分散剤の観点から分散剤の効果を解明し、狭い粒径分布かつ所望の粒径を有するナノ粒子の合成条件を選定する手法を紹介する。
○コンクリート中のひび割れ進展と超音波伝搬速度から求める動弾性係数の関係
/新潟大学 鈴木哲也・柴野一真
近年、コンクリート構造物の経年劣化が社会的問題となっており、効率的な維持管理や更新が求められている。構造損傷を同定する上で比較的簡便に試験を行うことのできる非破壊検査技術の現場ニーズは高い。本稿では、竣工後約50年が経過した既設鉄筋コンクリート排水樋門より採取したコンクリートコアを対象にX線 CT法により同定したひび割れ指標と圧縮応力場のAE、超音波伝搬速度から推定される動弾性係数の関係を紹介し、コンクリート中の損傷蓄積が材料物性評価へ及ぼす影響を考察する。
○ ソノケミストリーを応用した金属粉の腐食・侵食による金属酸化物微粒子の室温合成
/東北大学 林大和・山中俊輝
本稿では、不均一固液系におけるソノケミストリーを応用したγ–AlOOHナノ粒子の室温合成プロセスを紹介する。金属粉からなる不均一固液系超音波プロセスは、既存の液相合成法と比較して、室温・アニオン廃棄物フリーな合成プロセスであり、金属粉をアップサイクルする有効な候補技術の一つであると考えられる。
○有人宇宙環境における空気モニタリング用弾性表面波ガスクロマトグラフの開発
/ボールウェーブ㈱ 岩谷隆光・赤尾慎吾・竹田宣生・岡野達広・福士秀幸・
大泉透・武田昭信・山中一司
宇宙空間で人が生活する環境(有人宇宙環境)では、空気の安全のため有害ガスのモニタリングが必要である。多種類の有害ガスの分析にはガスクロマトグラフ(GC)が有効であるが、一般的にGCは大型で持ち運びが困難である。本稿では、有人宇宙環境モニタリングのための球状の素子の弾性表面波センサ(ボールSAWセンサ)を利用した可搬型GCについて紹介する。
■製品紹介
○超音波による半導体・電子部品の非破壊検査技術
/㈱日立パワーソリューションズ 小林昌幸
半導体・電子部品の製造・開発現場では超音波による非破壊検査が広く取り入れられている。本稿では、超音波映像装置の基本的な原理と装置構成を解説し、先端半導体の解析に有用と思われる技術を紹介する。
○超音波センサーを使用した追従運搬車
/㈱城南製作所 小林真由
超音波センサーを用いたセンシングにより使用者を追従することで、作業の効率化を図る農業用運搬車を開発している。本稿では、開発の経緯、機能の特徴、効果検証を行った共同研究の事例などを紹介する。
○メタルマスク超音波洗浄装置
/㈱ブルー・スターR&D 柴野佳英
電子部品の高密度実装や微細加工技術の進展に伴い、メタルマスクの高精密化は、ますます重要になっている。この洗浄機は、メタルマスクの高精密化に十分に対応できる高性能メタルマスク超音波洗浄装置として開発された。
■連載:産業技術総合研究所 超音波音場計測クラブと、関連する計量標準及び工業標準③
○超音波音圧標準
/(国研)産業技術総合研究所 千葉裕介
本稿では、超音波診断装置などの医用超音波機器の安全性評価に資する、光干渉法を用いたMHz帯域のハイドロホン感度の校正サービスについて紹介する。
■特集:海洋音響工学(水中超音波)①
○音響による海底ケーブルの埋設状況調査手法の開発
/東京大学 松本陽大・水野勝紀・小野里祥吾
/(国研)防災科学技術研究所 望月将志・植平賢司
海底ケーブルの埋設状況調査は、時間の長期化、費用の増大などの問題があり、省力化が必要となる。本研究では、従来の電磁波による手法と比較して、堆積物中での減衰が小さく測深に適した、音響による調査手法の開発を目的として、2次元FDTD法を用いたシミュレータの作成と、それを用いた周波数の選定を試みる。
○レンズを用いる水中音響通信における通信相手の測位精度の向上
/筑波大学 佐藤裕治・海老原格・若槻尚斗
水中音響レンズを用いる通信時に、リンク切れになることを回避するため、通信時の方位分解能が10度程度になる条件下において、より高い分解能で測位するための手法を検討したところ、平均1.1度の誤差で方位を推定できた。
○水中無人機研究施設~IMETS~大型水槽の音響特性
/防衛装備庁 伊藤魁・山口智之・嶋村英樹
本稿では、防衛装備庁艦艇装備研究所岩国海洋環境試験評価サテライト(Iwakuni Maritime Environment Test & Evaluation Satellite:IMETS)に設置された大型水槽において実施した、背景雑音および音響反射特性の計測結果について紹介する。
○音波の海面粗さ散乱のメカニズムと周波数シフト
/防衛装備庁 大川圭一
音波の海面散乱データを計測し、理論的予測を超えるドップラーは散乱現象に起因することを明らかにした。また、残響のうなりのような信号波形は散乱により音源スペクトルが複数のスペクトルに分離することで起こる干渉によるものであることを明らかにした。
■解説
○果物・野菜の音速は何で決まるのか
/明治大学 崔博坤・池田敬
果物や野菜では、音波の減衰が大きいため音速値がよくわかっていなかった。400 Hzから28 kHzの低周波数域でダイコン、スイカ、ポテトの音速を測定した。広帯域音速分散から縦波音速、横波音速、拡張波音速、ポアソン比が求められることを示した。本稿では、ダイコンで202 m/ sなど、小さい縦波音速値は試料に含まれるガスに依存することを紹介する。
○超音波アレイプローブによる体内の音響誘起電磁(ASEM)応答の画像化
/東京農工大学 生嶋健司・皆藤信人
ASEM法では、超音波の音圧によってMHz帯の交流分極を発生させるため、電気二重層による遮蔽を軽減し、生きた生体内の組織に対しても圧電効果を測定できる。近年、アレイプローブを用い、人体内の組織においてもBモードとASEM断層像を同時取得し、重畳することが可能となり、コラーゲン線維の蓄積や配向性という病理評価で得られるような性状情報を非侵襲に評価可能となることが期待される。
○空中超音波による凹型底をもつ物体の非接触駆動
/東京大学 荒川岳斗・牧野泰才
空中超音波により1 ~ 2 cmの物体を平面上で位置制御する手法である。この大きさは電池とモータを内蔵するには小さく、既存の超音波手法で空中制御するには大きい。磁力を用いないためプラスチックや固形食品も扱える。
○超音波定在波で気相中に捕捉した液滴内における無容器バイオ操作
/慶應義塾大学 松原輝彦
タンパク質や核酸が反応容器の壁面に物理吸着し、実験結果に影響を与えることがある。そこで、超音波定在波を用いて反応溶液を空気中に浮揚させ、無容器反応を試みた。本稿では、酵素反応や遺伝子導入が可能であることを紹介する。
○空中定在波音場に導入した超音波ミストによる浮揚水滴の生成
/本多電子㈱ 岡田長也
/エコーテック㈱ 犬塚克典
超音波ミストを空中定在波音場に導入し、液滴の安定保持を目指して浮揚液滴の生成を観察した。ミストが合一し液滴が生成する音圧条件では、大粒な液滴の保持はむつかしく、浮揚液滴の大きさに合わせた調整が必要であった。
○水中における超音波を用いた材質識別に関する基礎的検討
/奈良先端科学技術大学院大学 内山英昭
本研究は、水中環境における物体の材質識別を目的として、超音波を活用したデータセットの提案と機械学習を用いた識別性能の評価を行う。9種類の材質を対象に、異なる周波数や角度条件下で収集した2160波形を含むデータセットを構築した。このデータセットを用いて機械学習による材質識別を試みた結果、同一角度条件下では高い精度が確認されたが、未知の角度条件下では精度が低下する課題が明らかになった。本研究は、データセットの公開とともに、姿勢変化に頑健な識別モデルの必要性を示し、今後の研究の方向性を提案する。
○分析化学における超音波の応用
/信州大学 金継業
本稿では、超音波で合成した高機能ナノ粒子を用いる電気化学センサーの開発、および超音波誘起したルミネセンス反応用いる抗酸化能活性評価法に焦点を当て、分析化学における超音波の応用について紹介する。
○超音波と中性子を組み合わせた新手法で見るスピン発電
/(一財)総合科学研究機構 社本真一
超音波はLiNbO3トランスデューサーなどの誘電体の発見で強度が上がり、物性研究にも幅広く応用されている。スピントロニクスではまだ研究しているグループが少なく、特に中性子散乱や放射光X線との組み合わせは珍しく、理解できていないことが数多く存在する。本稿では、超音波と中性子を組み合わせた新手法でスピン発電を紹介する。
○ゾルゲル複合体圧電デバイス技術を活用した
超音波配管減肉モニタリングシステムの開発
/㈱CAST 中妻啓
本稿では、熊本大学で開発されたゾルゲル複合体圧電デバイス技術を基盤とし当社にて開発を進めている配管減肉モニタリングシステムを紹介する。この技術は、高温環境下においても精度の高いデータ収集を可能とするだけでなく、従来技術の課題を克服するものである。
○超音波の化学的作用を使った金ナノ粒子/導電性高分子膜修飾電極の開発と
生体分子センシングへの応用
/㈱カイジョー 中山雅之・若宮雅紀・副島潤一郎
/信州大学 金継業
本研究では、超音波振動がもたらす物理的および化学的作用を利用するソノプロセスに注目した。このプロセスはキャビテーション現象による高温高圧反応場を生成し、One-Stepでのハイブリッド膜調製を可能にすると考えられる。
○超音波援用歯車研削の効果
/岡本工機㈱ 菊地正人・佐藤真尭
歯車研削加工に超音波を援用することで、表面性状の改質および強度が向上する可能性を示す。また、表面性状の改質による潤滑性向上や高周波音の抑制に寄与することも分かってきた。
■製品紹介
○音響データ収集パッケージによる装置監視システム立ち上げ時の負担軽減
/日清紡マイクロデバイス㈱ 松田和英
実証実験や研究初期段階における測定はサンプル数やデータ量など「ボリュームが重要になる」ことが多く、相当に人手と時間を必要とする。しかし、本音は収集作業よりもデータ処理や考察に時間を使いたい。本稿では、このようなデータ収集の手間に関する問題解決のために当社が開発した、データ収集パッケージ『レオセントキット』を紹介する。
■連載 産業技術総合研究所超音波音場計測クラブと、関連する計量標準及び工業標準②○超音波パワー標準
/(国研)産業技術総合研究所 内田武吉
計量標準は、測定値の信頼性評価のために必要不可欠である。本稿では、産業技術総合研究所計量標準総合センターで供給している天秤法とカロリメトリ法による超音波パワー標準に関して紹介する。
■特集:微小気泡を用いた超音波医学の新展開
○マイクロバブルと超音波を利用したがん免疫療法の開発
/帝京大学 鈴木亮・宗像理紗・小俣大樹
がんに対する治療として養子免疫療法が開発され、劇的な治療効果が報告されている。本稿では、超音波を利用した抗腫瘍免疫の誘導やがん免疫療法への応用に関して紹介する。
○マイクロバブルと超音波を用いた膠芽腫への薬物送達法の開発
/帝京大学 小俣大樹・宗像理紗・鈴木亮
マイクロバブルと超音波を用いることで、原発性脳腫瘍である膠芽腫へシスプラチンやmRNA搭載脂質ナノ粒子を効率的に送達することができた。マイクロバブルと超音波は、新たな膠芽腫治療法の構築に貢献すると期待される。
■製品紹介特集:超音波洗浄機
○電解式・超音波金型洗浄装置
/オタリ㈱ 橋本芳樹
本稿では、当社が新たに開発した「金型・金属部品用・超音波洗浄装置モールドクリーナー」の特徴、原理、洗浄効果等について詳しく紹介する。使い易さとメンテナンスのやり易さとデザイン性を追求し、金型を新品に近いまでに洗浄できる。
○新開発超音波振動子「200 kHzスポットシャワー」 
/㈱カイジョー 山口穂隆
当社は枚葉式洗浄のツールとして、「スポットシャワー」や、「メガチューブ(導波路管型超音波振動子)」を用意しているが、対応の幅をさらに広げるため、 200 kHz仕様のスポットシャワーを開発した。
○棒状超音波洗浄機
/新科産業㈲ 中原理暉
棒状振動子を採用し、360度方向に超音波を放射でき、かつ簡単に設置することができ、特に容器、管状物内部の洗浄に適する棒状超音波洗浄機SPMシリーズを紹介する。
○最新の超音波技術を搭載した総合的な洗浄装置の在り方
/日本アレックス㈱ 新倉充
最新の超音波技術はもとより、洗浄~リンス~乾燥までをシャワー、バブリング、揺動、エアーブロー、熱風・吸引乾燥等の技術と組み合わせた総合的な洗浄装置として提供する事を当社は主幹としている。
○カスタムオーダーメイド超音波洗浄装置
/㈱ヒメジ理化イノテック 和泉一弘・岡安嵩也
自社で設計・製作した低周波領域から高周波領域の超音波発振器および振動板を搭載している当社の洗浄装置は、洗浄物に合わせて振動素子の個数、配置、接着板の厚み等を最適な構成にすることにより高品質な洗浄を実現し、故障時の修理や仕様変更時にもスピーディに対応することができる。
○汎用性のある標準・超音波バリ取り洗浄装置300機種のほか用途別に特化した多数の専用機
/㈱ブルー・スターR&D 柴野佳英
当社は、超音波バリ取り洗浄機などの汎用機メーカーであるが、顧客の要望で、バリ取り技術で培った、超音波利用技術を活かし、様々な専用機も製作している。本稿では、当社の専用機の一部を紹介する。
■解説
○溶融金属中の音響バブルの気泡径
/大阪公立大学 山本卓也
鋳造プロセス中で溶融金属に超音波を照射すると、金属組織を改質する効果があり、応用が期待されているが、その際に発生している音響バブルの気泡径は不明な点が多い。本稿では、溶融金属中のキャビテーション気泡径を安定性解析によって推定した研究を紹介する。
○超音波浴装置を用いたサブナノ厚半導体の効率的かつ選択的な調整手法
/大阪公立大学 中本竜弥 
/東京大学 桐谷乃輔
本稿では超音波を用いた手法により、積層された数百層のバルク結晶から、単層を含む4層以下の薄層のみを剥離して単離する手法を解説する。
○市販有限要素法ソフトを用いた超音波振動工具のトポロジー最適化
/東京科学大学 和田有司・中村健太郎
超音波接合等を目的とする振動工具を平坦に振動させるための設計手段として、設計領域内の空隙を含めた材料配置を制御するトポロジー最適化を検討する。市販の有限要素法のライブリンク機能を用いて最適化プログラムを構成し、振動子を設計した。
○ウイスカー超音波RNP法を用いた植物ゲノム編集
/(国研)産業技術総合研究所 中村彰良
植物のゲノム編集は、植物細胞には硬い細胞壁があるため、動物細胞と比べてゲノム編集ツール(RNP)の導入が難しい。本研究では、従来DNA導入に用いられてきたウイスカー超音波法が、RNP導入にも適用でき植物のゲノム編集に利用できることを発見し、「ウイスカー超音波RNP法」と命名した。
○AIを搭載した沈殿槽自動監視システム
/栗田工業㈱ 原田要
排水処理施設において沈殿処理は重要な処理技術である。そのシステムの適切な監視および運用管理のために、人工知能(AI)技術を活用した自動監視システムを開発し、既にいくつかの現場で導入を開始した。本稿では、そのシステムの設計、機能、および実運用における効果について紹介する。
○高専生による超音波センサを用いた簡易水位監視システムによるBCP強化の提案
/長野工業高等専門学校 田中秀登
長野高専専攻科の学生と指導教員により、水害対策の重要度の高い長野県北部工業団地のBCP委員会へ簡易水位監視システムの試作と提案を行った、その取り組みを紹介する。
○エレクトレットAEセンサを用いた植物の活動モニタリング
/埼玉大学 蔭山健介
突発的な事象に伴い放出される弾性波をアコースティック・エミッション(AE)の検出には工業分野では圧電素子が用いられる。一方、圧電素子と比較して低コストで素子の形状自由度が大きいエレクトレット・コンデンサ・センサ(以下、ECS)は、生物が発するAEの検出に適していると考えられる。本稿では、 ECSを用いた植物の茎でのAE測定や微細藻類の光合成由来AE測定について紹介する。
○水晶振動子マイクロバランス法による細菌接着の3次元的描像の取得
/東京科学大学 林智広・Glenn Villena Latag
異なる表面物理化学特性を持つ自己組織化単分子膜上に細菌がどのように接着し、その接着挙動が表面の化学特性によってどのように変化するか、水晶振動子マイクロバランス法を応用し詳細に観察した。
○低周波超音波治療による骨格筋再生
/広島大学 東幸仁
低周波超音波(LIPUS)による筋肉再生機序を明らかにした。LIPUS治療は、筋損傷のみならず、長期臥床に伴う四肢の筋肉量低下、サルコペニア、寝たきり老人の筋肉量の低下に対し、安全かつ簡便で、有効な手段となる可能性が期待される。
■製品紹介
○オールインワン型超音波式IoT距離センサー
/TSTジャパン㈱ 古田兼三
欧州を中心に超音波センサーを用いたゴミ箱、タンク、河川水位などをIoTで遠隔監視する商品を提供するTST Sistemasの日本現地法人である当社は、IoTデバイスへの要求に応じ、国内市場向けに改良・カスタマイズし、IoT距離センサーを提供している。
○ゾルゲル複合体スプレー技術によるウェアラブル医用超音波プローブの開発
/㈱サーモンテック/熊本大学 田邉将之
/NOK㈱ 佐藤航介・宇田徹
/熊本大学 小林牧子
ゾルゲル複合体スプレー技術を用いて、無機圧電材料で柔軟な超音波アレイセンサを開発した。本稿では、この新しいセンサ技術の特性や製造プロセス、具体的な応用例を紹介する。
■連載:産業技術総合研究所 超音波音場計測クラブと、関連する計量標準及び工業標準①
○超音波音場計測クラブについて
/(国研)産業技術総合研究所 内田武吉
超音波音場計測クラブは、水中を伝搬する超音波の計量標準や計測技術に関する知識、情報の共有を測る場として運営されている。本稿では、超音波音場計測クラブの成り立ちと現在、今後の連載の概要に関して紹介する。
■特集企画:超音波ボンダー
○超音波ワイヤーボンダーのラインナップとクローズアップポイント
/エルテック㈱ 上原正志
■特集企画:圧電素子の製品・研究
○原料連続供給ブリッジマン法で育成された鉛系圧電単結晶
/JFEミネラル㈱ 野田尚希・越前谷一彦・松本昂大・水野敬介
■解説
○超音波霧化装置を用いた超微量成分分析法の開発
/東京大学 平田岳史・クーフィーシン
○基本対称ラム波によるCFRPの剥離検出可能性の有限要素解析 
/東京大学 齋藤理・岡部洋二
○フォノン磁気カイラル効果
/静岡大学 野村肇宏
/東京大学 関真一郎
○ PCスチールシリンダー管(PCC管)における超音波法の適用性
/大日本ダイヤコンサルタント㈱ 小泉和広・永野賢司・鈴木夏実・菅原瑠一
○ 懸濁物質が水中超音波を用いたコンクリートの粗さ計測に与える影響とその補正
/三重大学 浦畑夢・岡島賢治・長岡誠也
○クランプオン式超音波水位計の開発
/東京電力ホールディングス㈱ 鈴木武志・佐々大輔
/東京科学大学 木倉宏成
○ヒトが超音波を内耳で受容する仕組み
/岐阜大学 任書晃
〇超音波可視化カメラの活用
/協和機工㈱ 三家本輝男
○ドローンで非破壊検査
/ブルーイノベーション㈱ 熊田貴之・遠藤将利
○ 超音波振動を援用した小径ドリルの精密加工技術開発
/秋田工業高等専門学校 辻尚史
/一関工業高等専門学校 原圭祐
/長岡技術科学大学 川村拓史・磯部浩已
○養殖魚尾数カウントシステム
/㈱AquaFusion 松尾行雄
○トポロジーの原理を利用した超音波回路
/日本電信電話㈱ 畑中大樹・岡本創・山口浩司
/岡山大学 竹下弘朗・片岡源樹・鶴田健二
○小型なのに高出力な「薄型リニア超音波モータ」
/岡山大学 出原俊介
■製品紹介
〇医療機器向け超音波技術の可能性
/㈱ホクシンエレクトロニクス 田中義克
○超音波を用いた害獣忌避装置
/ラボテック㈱ 山田寛
■特集:圧電素子、各社の製品・研究
○積層タイプのピエゾ素子開発の歴史
/京セラ㈱ 稲垣智裕
○各種超音波プローブ
/ジャパンプローブ㈱ 田中雄介
○圧電セラミックス・圧電コンポジット・圧電単結晶
/テイカ㈱ 久保田弘貴
○圧電アクチュエータの現状と展望 
/㈱トーキン 熊坂克典
○KNN系無鉛圧電セラミックスと新規デバイスの研究開発
/日本特殊陶業㈱ 伊藤伸介・木村健志・笠島崇
○ 無鉛圧電セラミックスを用いた超音波トランスデューサの開発
/本多電子㈱ 流田賢治・董敦灼
○超音波センサーとアクチュエータ用途に新しいピエゾ複合材料
/PI Ceramic GmbH Markus Stephan・Timo Scholehwar・Tino Mueller・Joerg Gebhardt
〔訳補〕ピーアイ・ジャパン㈱ 黒川拓也
■解説
○液滴を跳躍可能なホログラフィックマイクロ流体基盤
/筑波大学 頃安祐輔・落合陽一・伏見龍樹
○表面弾性波とスピン波の室温強結合
/東京大学 大谷義近
○非線形超音波法を用いた損傷評価法
/前)湘南工科大学 大谷俊博
○小型で廉価な超音波イメージングセンサの開発
/東京都立大学 Mohammad Syaryadhi・中澤永光・田川憲男
○ 超音波AIによる冷凍マグロの非破壊検査
/富士通㈱ 酒井彬
○コウモリのエコーロケーションにおける接近物体の検知アルゴリズム
/同志社大学 吉田創志・長谷一磨・飛龍志津子
○微小サンプルを計測するためのレーザー超音波技術
/浜松医科大学 田村和輝
○超音波アクチュエーション技術によるナノ薬剤投与システムの開発
/東京農工大学 倉科佑太
○培養細胞力学刺激システムの構築
/大阪大学 藤原夏実・荻博次
■特集:超音波等を適用したプラントの保守検査2024②
○コンクリートの表面打撃による非破壊試験結果に含水率が及ぼす影響の検討
/東京都立大学 大野健太郎
/リック㈱ 岩野聡史
○超音波によるフレッシュコンクリートの測定
/日本工業大学 田中章夫・輿石悠介
/㈱熊谷組 野中英
○フェーズドアレイ超音波探傷法による埋設された鋼製材料の劣化損傷の検出について
/㈱ジャスト 古舘岳実・多田健次・川越洋樹・武田悠治
○有限要素解析結果に基づく画像相関法シミュレーション画像の生成 
/青山学院大学 米山聡
○非線形超音波法による閉口亀裂検出における高調波感度
/名古屋工業大学 田治見郁人・伊藤葵・伊藤智啓
○低速回転軸受診断への新AE指標の適用
/JFEアドバンテック㈱ 小田将広・橋本博司
○UT用のゲル製カプラの特性と適用例
/㈱検査技術研究所 篠原貴志
○打音による機械学習を用いた実橋RC床版部材の樹脂充填判定手法に関する研究
/㈱九検 西敏臣・古賀美智恵
/環境改善事業㈱ 廣重幸
■解説
○超音波照射による温度応答性ポリマーの分解と温度応答性の制御
/東北大学 久保正樹
○超音波キャビテーションによる薬物の経皮吸収促進
/東京工業大学 杉田直広
○超高周波強力超音波による媒質の屈折率変化
/同志社大学 原田裕生・小山大介
○超音波スポット接合を応用した
AZ31B合金継手における接合チップ形状に依存した微細組織の進展
/鹿児島工業高等専門学校 東雄一
/茨城大学 岩本知広
○空中強力定在波音場内に平板を入れた場合の音圧分布
/日本大学 三浦光
○20 kHz以上の音が聴こえる
/神奈川工科大学 上田麻理
○造影超音波による近赤外光線免疫療法の効果予測
/名古屋大学 佐藤和秀
○乳房超音波における検出支援AIの可能性
/高松平和病院 何森亜由美.

■研究室紹介
○水中雑音の伝搬や音源レベルの解析に関する研究に
/東京海洋大学 山田知佳.
■特集:超音波等を適用したプラントの保守検査2024①
○穿刺用超音波探触子を用いた垂直穿刺における針先端検出原理
/ジャパンプローブ㈱ 田中雄介
/元)立命館大学 田中克彦
○波形合成による符号化パルス系列を用いたパルス圧縮FMC-UTの検討
/㈱日立製作所 北澤聡・山口祥
/日立GEニュークリア・エナジー㈱ 大内弘文・仁平泰広・江原和也
○電磁超音波共鳴法を用いた炭素鋼ねじり疲労の評価
/㈱神戸製鋼所 滝下峰史・高枩弘行
/大阪大学 荻博次
○超音波探傷用疎水性ゲルカプラの開発と応用 
/八十島プロシード㈱ 濱地晃平
/谷口総合研究所 谷口雅彦
○強力空中超音波発生用のデバイスと非破壊試験への応用
/日本大学 伊藤洋一・大隅歩
○表面SH波音弾性法を対象とするFDTD法
/和歌山大学 新宮朋史・村田頼信
○高温場の横波パルスエコー計測とその超音波サーモメトリへの応用
/長岡技術科学大学 和田眞治・井原郁夫
/トヨタ自動車㈱ 小山友宏・鍋野正幸
■解説
○海の音を聞け
/(国研)海洋研究開発機構 川口慎介
○水空合体ドローンの音響測位方式とその処理負荷軽減法について
/㈱KDDI総合研究所 川田亮一・西谷明彦・小島淳一
○波のある海面で反射する音波の変動特性の解析
/東京工業大学 蜂屋弘之
○浅海域におけるAdaptive Passive Time Reversalによる長距離水中音響MIMO通信
/(国研)海洋研究開発機構 樹田行弘
○水中音響通信におけるマルチパス波の位相補正処理技術
/(国研)海洋研究開発機構 出口充康
○超音波アーチファクトと肺エコーの超音波診断について
/GEヘルスケア・ジャパン㈱ 神山直久
○肝腫瘤の超音波診断を支援する人工知能の開発と社会実装
/近畿大学 西田直生志・工藤正俊
○ AI時代の心エコー図検査
/琉球大学 楠瀬賢也
○ AIを用いた肺エコーの胸膜ラインとlung slidingの自動検出
/(国研)産業技術総合研究所 内田武吉
○肺超音波のこれから
/旭川医科大学 丹保亜希仁
■特集:AI時代における超音波医学の展望と課題
○超音波診療におけるAIの強みと限界
/東京先進整形外科 面谷透
○産婦人科超音波AIの実際
/(国研)理化学研究所 小松正明
○循環器領域におけるAIがもたらす希望
/琉球大学 楠瀬賢也
○日常検査におけるAIアプリケーションの使用経験 
/聖マリアンナ医科大学病院 塩川則子
/聖マリアンナ医科大学 出雲昌樹
○セグメンテーションを用いた胎児呼吸様運動の可視化と定数化の試み
/大阪医科薬科大学 永昜洋子
○肝腫瘤超音波画像診断支援AI 開発のための最適な教師データ作成に関する基礎的検討
/芝浦工業大学 山川誠
○AIによる4D超音波の胎児表情認識から定量計測した胎児脳活動
/三宅おおふくクリニック 宮木康成
/三宅医院 秦利之・三宅貴仁
■解説
○超音波霧化を用いたセルフクリーニング機能つき車載カメラ用レンズユニット
/マクセル㈱ 横山淳一
○マダイの行動を通した音環境の効果の観察
/日本電気㈱ 森田浩一郎・小川誠
/東京海洋大学 後藤慎平
/三重県立水産高等学校 赤田仁典・安田晶彦
○MHz帯超音波を用いた狭水路における魚体検知
/東京海洋大学 宮本隆典・秋山清二
/筑波大学 水谷孝一・若槻尚斗・海老原格
○ガードインターバルとガードバンドを超える遅延・ドップラー広がりが存在する
マルチパス環境下における直交信号分割多重方式の特性
/筑波大学 海老原格・矢野将捷・若槻尚斗・水谷孝一
○超音波照射治療と免疫チェックポイント阻害薬との併用治療が
新たな前立腺癌治療法となる可能性
/神戸大学 前田光毅・重村克巳
○超音波測定装置による筋束長評価を用いた低強度の筋活動評価方法
/喜馬病院 堀口怜志・井尻朋人
○超音波を用いた水中巣穴の形態計測
/東京理科大学 立木魁・藤丸暉基・朝倉巧
/東京大学 水野勝紀・清家弘治
○非接触式超音波肉厚測定装置の河川鋼構造物厚み測定への応用の基礎的な検討
/木更津工業高等専門学校 江澤梨々香・虻川和紀
○音響コアリングシステムを用いた堆積層内のアサリの自動判別手法の基礎的な検討
/木更津工業高等専門学校 上田麟太郎・虻川和紀
/東京大学 水野勝紀
○代表的な音速プロファイルを持つ海域における船舶雑音の伝搬シミュレーション
/東京海洋大学 山田知佳・土屋利雄・清水悦郎
/大阪大学 酒井政宏
4,300円
■特集:さまざまな場面で使用される超音波洗浄技術
〇超音波洗浄の環境条件が洗浄性に及ぼす影響
/㈱カイジョー 石川義則
○FPD向け超音波洗浄装置
/㈱カイジョー 大畑桂輔
○Clamp-on式配管洗浄用超音波洗浄機
/新科産業㈲ 中原理暉
○2槽式DPF(ディーゼルエンジン排気ガスフィルター)超音波洗浄装置 
/オタリ㈱ 橋本芳樹
○パーティクル除去用洗浄剤
/化研テック㈱ 石原慧太
○ SDGs達成へ向けた酸化ガリウム基セラミックスナノ材料の
高スループットソノケミカルプロセッシング
/東北大学 林大和・山中俊輝
■特集特集:さまざまな場面で使用される超音波洗浄技術
○巻頭言
/名古屋大学 近藤隆
○超音波の生物作用治療応用に関する課題と展望
/名古屋大学 近藤隆
○超音波とマイクロバブルを利用したがん温熱免疫療法の開発
/帝京大学 鈴木亮・宗像理紗・小俣大樹
○超音波散乱波の振幅統計量にもとづく生体組織内温度変化の検出
/富山大学 長谷川英之・大村眞朗・長岡亮・高雄啓三
/立山科学㈱ 竹内道雄.
○集束超音波を用いた前立腺癌治療の最前線
/東海大学 小路直 
■解説
○超音波式リーク検知カメラを用いたメンテナンス・故障予防診断の効率改善
/日本ハネウェル㈱ 野村秀雄
○超音波を用いた生体内音速推定における血管の径と走行角度の影響
/東北大学 森翔平・荒川元孝・金井浩
○オゾンガス内包ナノバブルスラリーを用いたCMP手法によるSiCの高研磨レートの具現化
/金沢工業大学 畝田道雄
○超音波振動を援用した磁気混合流体(MCF)研磨に関する研究
/秋田県立大学 野村光由・鈴木庸久・藤井達也
○金属プレス成形欠陥が超音波の周波数特性に及ぼす影響
/都城工業高等専門学校 瀬川裕二
/熊本大学 丸茂康男
○圧縮センシングを用いた 空中超音波伝搬像の再構成
/日本大学 大隅歩・濱田郁哉・清水鏡介・伊藤洋一
○集束超音波ビームの放射圧による弾性表面の変位予測
/㈱スマートエーイー 鎌倉友男・酒井新一
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  • 出版社:日本工業出版
  • 発行間隔:隔月刊
  • 発売日:毎偶月1日
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