目次
特集【映画「靖国」上映中止事件】
◎いまや日本中を巻き込んだ騒動に
「靖国」上映中止をめぐる大騒動 篠田博之
◎4月10日ジャーナリスト会見での発言
不可解な上映中止と政治家の介入 李纓
「偏向」とか「反日」というのは間違いだ 田原総一朗
チェックするのは権力でなく私たちだ 是枝裕和
「鈍感と敏感」 筑紫哲也
◎映画「靖国」を右翼はどう見たか
右翼が一堂に会して試写と討論会 村上麻子
◎<緊急対談>
映画「靖国」上映中止騒動が市民社会に示したもの 鈴木邦男×宮台真司
特集2【奈良少年調書流出事件】
◎『僕はパパを殺すことに決めた』をめぐる検証
調査委員会報告の思わぬ波紋
◎この調書の使い方は大事な問題を引き出している
ノンフィクションとは何であるのか 吉岡忍
◎「情と金」に訴える構図は西山事件と同じではないか
検察の狙いと委員会報告への疑問 草薙厚子/清水勉
◆〔逆視逆考〕拡大版 4月22日、元少年に死刑判決がくだされた
光市母子殺害裁判 ─何も得られない死刑判決─ 綿井健陽
◆市民の表現の自由が危ない!
立川反戦ビラ最高裁判決を批判する 内田雅敏
◆「来年春に休刊」を宣言!
『広告批評』休刊にあたって思うこと 天野祐吉
◆女性水泳選手を盗撮した映像がネットに
密かに出回る五輪選手の盗撮DVD 青井輪廻
◆現役刑務官が顔出し・実名で証言!
名古屋刑務所刑務官が虐待事件告発 今西憲之
◆大ブームの陰で相次ぐ事件とは
超人気「芸能人ブログ」の舞台裏 青井輪廻
<巻頭グラビア>
◆風刺天国〝「せんとくん」/世界遺産?新中央郵便局ビル〟 マッド・アマノ
◆柳美里の「今日のできごと」〝鬱という言葉〟 柳美里
◆東京Street! 〝新宿歌舞伎町の玄関〟 篝一光
◆今月のカラクリ雑誌 〝なんとスピーカーが付録に〟 今柊二
<連載コラム>
◆「こころの時代」解体新書〝うつになって得する人、損する人〟 香山リカ
◆極私的メディア論〝自主規制という名の他律規制〟 森達也
◆タレント文化人 筆刀両断!〝麻生太郎〟 佐高信
◆言論の覚悟〝元凶は「反日」という言葉〟 鈴木邦男
◆「非国民」のすすめ〝恫喝とされた反戦ビラ〟 斎藤貴男
◆ナショナリズムという病理〝袴田茂樹『中央公論』論文〟 佐藤優
◆ドキュメント雨宮☆革命〝初めてのピースボート〟 雨宮処凛
◆オタク論!〝僕のプロデュース論、私のプロデュース論〟 唐沢俊一×岡田斗司夫
◆月刊『壊』〝韓国のスーパースター地方で頑張る〟 大川豊
◆バカ裁判傍聴記〝窃盗犯の禁酒宣言〟 阿曽山大噴火
<NEWS EYE>
◆『週刊現代』と公安の情報操作
◆NHK受信料裁判が佳境に
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商品情報・内容
- 出版社:創出版
- 発行間隔:月刊
- 発売日:毎月7日
■ メディア批評の総合誌
雑誌ジャーナリズムはいま、総体として危機に瀕しているような気がする。総合誌と呼ばれる雑誌は、この間次々と廃刊の憂き目にあっている。映像メディアが影響力を増大させているのと反比例して、雑誌メディアはジャーナリズムのなかでレゾンデートルを失いつつあるように見える。画一的な情報洪水のなかで排除されてしまう異論や少数意見を積極的に取り上げてきたのが『創』である。例えば大手マスコミが連日押しかけ、テレビ局がヘリコプターを飛ばすなどして外側から何とか覗こうとしていたオウム真理教・麻原前教祖の三女の邸宅に初めて足を踏み入れたのは『創』だった。あるいは連続幼女殺害事件から8年間、あれだけ報道がなされながら、宮崎勤被告が初めて心境を語ったメディアが『創』だった。これらは決して偶然ではない。大手マスコミがいくら物量作戦を展開しても、いやそうすればするほど肉迫するのが困難になるものも存在するのである。『創』は常に独自のスタンスで大手マスコミの報道できない領域に挑んできた。ゲリラに徹することが、雑誌ジャーナリズムに残された存在領域だと思うからである。
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