目次
映画界の徹底研究
◆インディペンデント系映画会社が次々倒産
〈総論〉格差拡大進む日本映画界 本誌編集部
◆東宝、東映、松竹、角川映画など各社の戦略は
二極分化する映画会社の現状と戦略 道田陽一
◆日本テレビ、TBS、フジなど各局の現状は
最大の製作会社テレビ局の映画事業 丸山昇
◆果たしてこれは「時代劇ブーム」といえるのか
「日本映画に時代劇急増」の背景 金澤誠
◆戦争や圧政を描いた映画が提起するものとは
ドキュメンタリー映画が問いかけるもの 綿井健陽
◆監督・製作者が語るこの映画
「踊る大捜査線」第3作は集大成でなく次のステージ 亀山千広
「ロスト・クライム」自分の組織を敵に回す不条理な闘い 伊藤俊也
「告白」 映画化が難しい作品だからこそ面白い 川村元気
「キャタピラー」正義の戦争はないことを伝えたい 若松孝二
「BOX 袴田事件」「人間は間違えるものだ」という確信 高橋伴明
「春との旅」環境は厳しいが作品については譲れない 小林政弘
◆異色対談
「書く」という仕事と「演じる」という仕事 柳美里×寺島しのぶ
◆映画「東京島」主演女優にインタビュー
人生を自分で選択するその希望を表現したい 木村多江 上野昂士
◇「非実在青少年」都条例改定案に規制推進・反対両派が激しく応酬。果して決着は
マンガ性表現規制強化の都条例改定めぐる攻防 長岡義幸
◇約1年間にわたった事件で何が問われたのか
篠山紀信写真集をめぐる公然わいせつ事件の顛末 篠山紀信 篠田博之
◇永六輔×矢崎泰久のぢぢ放談
第13回 沖縄なんて知らない!
◇「こころの時代」解体新書 〝50歳になる私の“つぶやき”〟 香山リカ
◇ナショナリズムという病理 〝平成の琉球処分〟 佐藤優
◇大川総裁の月刊『壊』 〝私を記者会見に連れてって〟 大川豊
<巻頭グラビア>
◇風刺天国 〝誰がどの党/「議員でも金」ですか〟 マッド・アマノ
◇東京Street! 〝「異形の街」新宿歌舞伎町〟 篝一光
◇今月のカラクリ雑誌 〝付録新旧対決〟 今柊二
◇三井環・元大阪高検公安部長の「検察への逆襲」
◇アカデミー賞映画「ザ・コーヴ」いよいよ公開
<連載コラム>
◇タレント文化人 筆刀両断! 〝島田紳助〟 佐高信
◇言論の覚悟 〝30年前の読書術〟 鈴木邦男
◇極私的メディア論 〝広瀬健一からの問題集〟 森達也
◇ドキュメント雨宮☆革命 〝「ネットカフェ難民」経験者の「運動」への違和感〟 雨宮処凛
◇バカ裁判傍聴記 〝男が誓った約束〟 阿曽山大噴火
◇袴田巌死刑囚の姉が弟の無実と映画について語る 袴田秀子
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商品情報・内容
- 出版社:創出版
- 発行間隔:月刊
- 発売日:毎月7日
■ メディア批評の総合誌
雑誌ジャーナリズムはいま、総体として危機に瀕しているような気がする。総合誌と呼ばれる雑誌は、この間次々と廃刊の憂き目にあっている。映像メディアが影響力を増大させているのと反比例して、雑誌メディアはジャーナリズムのなかでレゾンデートルを失いつつあるように見える。画一的な情報洪水のなかで排除されてしまう異論や少数意見を積極的に取り上げてきたのが『創』である。例えば大手マスコミが連日押しかけ、テレビ局がヘリコプターを飛ばすなどして外側から何とか覗こうとしていたオウム真理教・麻原前教祖の三女の邸宅に初めて足を踏み入れたのは『創』だった。あるいは連続幼女殺害事件から8年間、あれだけ報道がなされながら、宮崎勤被告が初めて心境を語ったメディアが『創』だった。これらは決して偶然ではない。大手マスコミがいくら物量作戦を展開しても、いやそうすればするほど肉迫するのが困難になるものも存在するのである。『創』は常に独自のスタンスで大手マスコミの報道できない領域に挑んできた。ゲリラに徹することが、雑誌ジャーナリズムに残された存在領域だと思うからである。
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