【特集 住民が求める安全・安心のまちづくり―セーフコミュニティで保健活動が変わる】
■セーフコミュニティからみる保健活動(渡邊 能行・反町 吉秀)
■セーフコミュニティの取り組み(1)青森県十和田市
保健活動からセーフコミュニティをつくる(新井山 洋子・山田 典子)
■セーフコミュニティの取り組み(2)京都府亀岡市
保健師の視点から
セーフティプロモーションで広がった高齢者の転倒予防の取り組み(佐藤 裕見子)
住民の視点から
ふれあいから生まれる安心・安全なまち 篠町自治会の取り組み(井内 邦典)
■セーフコミュニティの取り組み(3)NPO
子どもを犯罪から守る地域ネットワーク(待鳥 美光)
■地域における外傷サーベイランス(横田 昇平)
■世界におけるセーフコミュニティ活動(白石 陽子)
■PHOTO「まちづくり」の現場
うしくかっぱつ体操で,身も心も健康に!
茨城県牛久市が取り組む介護予防事業
■PICK UP 私のまちづくり
活き活きとした,あったかなまちづくりを目指して
「うしくかっぱつ体操」と「元気教室」による介護予防(渡辺 恭子・野口 信子)
■TOPICS
日本地域看護学会 第10回学術集会 交流集会
保健師の卒後研修制度を提案(平野 かよ子・他)
■調査報告
地域支援事業における保健師の役割
地域支援事業の実施状況と保健師の役割調査から(鳩野 洋子・他)
■活動報告
中核市全域で取り組む「運動」を通じた健康づくり支援事業
いきいき筋トレサポーターの養成から自主組織活動への発展プロセス(山田 弥香・他)
●ニュースウォーク・117
どう生かす,「妊婦救急」の教え(白井 正夫)
●PHNサギリが行く へき地の保健師活動紹介記・9
礼文島(青木 さぎ里)
●現場で使える! 健康教育ツールを開発しよう・3
計画(2):ツールを使えるものにするための最後の押さえどころ
MASH大阪による健康教育資材の紹介(金子 典代・他)
●めざせ!学会デビュー・9
交絡因子ってナニモノ!?(一路&真実)
●看護系大学・研究所からのメッセージ・36
(東北大学医学部保健学科地域保健看護学講座地域看護学分野)
【特集 男心をつかむ保健師活動 男性へのアプローチのポイントをさぐる】
■働く男性の健康づくり(筒井 久子・他)
■男性のための親子保健活動(鈴木 ゆみ)
■団塊世代の男性の地域参加支援(山本 恭子)
■男性保健師座談会 同性からみた男性へのアプローチ―性差を越えた保健師活動を目指して
(上原 健司・北村 喜一郎・杉本 洋・森田 桂)
■PHOTO 「まちづくり」の現場
働きざかりの健康を地域みんなで守る!
産業保健・地域保健連携による健康づくり事業
■PICK UP 私のまちづくり
多機関が連携した働きざかりの健康づくり対策の歩み(渡部 智子)
■特別記事
保健師教育の技術項目と卒業時の到達度(案)の提案
(全国保健師教育機関協議会保健師教育検討委員会)
■調査報告
介護保険制度開始後の行政機関が関わる事例の類型化とその役割の研究
A市B区2行政機関と在宅介護支援センターが関与した困難事例の分析から
(小倉 千恵子・他)
■活動報告
産学官連携による健康づくり教室の開催事例(田口 尚人・他)
●ニュースウォーク・116
「美しい星」もかすむ温暖化防止日本(白井 正夫)
●PHNサギリが行く へき地の保健師活動紹介記・8
伊是名村(青木 さぎ里)
●現場で使える! 健康教育ツールを開発しよう・2
計画(1):健康課題の理解を深め,目標,対象者を明確にしよう(金子 典代)
●「健康格差社会」への処方箋・番外編
歯科疾患における健康格差とその対策(相田 潤・近藤 克則)
●めざせ!学会デビュー・8
平均値の差の検定ってどうやるの?(一路&真実)
●看護系大学・研究所からのメッセージ・35
(首都大学東京大学院人間健康科学研究科 看護科学系広域看護学分野
地域・在宅看護学領域,地域看護活動評価論領域)
【特集 「頼れる先輩」になる 現任教育における指導者の役割を考える】
■指導者の戸惑いと後輩に寄せる想い 現場の声にみる現任教育の現状と課題
(中板 育美)
■崖っぷちの新任者 いまどきの新任者の思いと期待(山口 佳子)
■新任者を育てる指導者の育成 プログラムの作成に関する検討会をふまえて
(佐伯 和子)
■民間企業に学ぶ新人教育のポイント(真柳 哲也)
■実践レポート(1) チューター制度で新人育成に取り組む
東京都のチューター制度の概要(村井 やす子)
チューター保健師を経験して(藤原 千秋)
■実践レポート(2) 合併したいま,保健師を大きく育てよう(大槻 秀美)
■実践レポート(3) 県全体で人材を育成するシステム 市町村との協働をめざして
(山田 芳子)
■PHOTO 「まちづくり」の現場
野菜バリバリ朝食モリモリ!
大阪府が推進する「食育」を通じた健康づくり
■PICK UP 私のまちづくり
大阪府における食育を通じた健康づくりの推進
野菜バリバリ朝食モリモリ食育推進プロジェクト(多門 隆子・中村 清美)
■調査報告
市民を対象にした健康的にやせる教室(中田 由紀・他)
■活動報告
相模原市における健康づくり 普及員活動の取り組み(西山 真弓・他)
●ニュースウォーク・115
女性に厳しい10cm,メタボ基準(白井 正夫)
●【新連載】現場で使える! 健康教育ツールを開発しよう・1
健康教育ツールの開発ステップを確認しよう(金子 典代)
●PHNサギリが行く へき地の保健師活動紹介記・7
東通村(青木 さぎ里)
●「健康格差社会」への処方箋【最終回】
変化の兆しはどこに(近藤 克則)
●めざせ!学会デビュー・7
基本的な統計量(一路&真実)
●看護系大学・研究所からのメッセージ・34(久留米大学医学部看護学科地域看護学講座)
【特集 母子保健活動における ポピュレーションアプローチ】
■なぜ,いまポピュレーションアプローチなのか(藤内 修二)
■こんにちは赤ちゃん事業
レクチャー編■生後4か月までの全戸訪問事業
「こんにちは赤ちゃん事業」の創設(来生 奈巳子)
事例編(1)■保健師・助産師による全戸訪問
すべてのお母さん・赤ちゃんと知り合いになるために(山梨市保健課)
事例編(2)■母子保健推進員による家庭訪問
地域の先輩お母さんを子育て支援の力に(児玉 紀久子)
■Nobody’s Perfect
レクチャー編■親支援プログラム“Nobody’s Perfect”とは?
日本の親にぴったり!虐待予防にもなるプログラム(原田 正文)
事例編■摂津市におけるNobody’s Perfect Programの取り組み
(福永 冨美子・丸山 由紀)
■事故対策
レクチャー編■子どもの事故の現状と対策(田中 哲郎・他)
事例編■京都市における子どもの事故防止対策
事故防止センターの活動を中心に(高峯 智恵・布野 史子)
■PHOTO 「まちづくり」の現場
子育て応援団「ほっとポケット」がママたちをバックアップ
■PICK UP 私のまちづくり
ボランティアと行政が手をとり地域の子育てを支える(川島 美保)
■TOPICS
特定健診・特定保健指導の実施体制は万全ですか?
実務的な準備をチェックしよう
■調査報告
自然災害発生時における保健師の派遣協力の実態と今後に向けての課題(奥田 博子・他)
■活動報告
重複・頻回受診者の医療費適正化に向けた効果的な支援方法と今後の課題
(大竹 久美子・他)
●ニュースウォーク・114
「国大病院1人勝ち」看護師争奪戦(白井 正夫)
●PHNサギリが行く へき地の保健師活動紹介記・6
男鹿市(青木 さぎ里)
●「健康格差社会」への処方箋・12
ハイリスク戦略の限界とそれに代わるもの(近藤 克則)
●めざせ!学会デビュー・6
SPSS活用術!?(一路&真実)
●看護系大学・研究所からのメッセージ・33
(神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部看護学科地域看護学・学校保健領域)
【特集 高齢者保健のパラダイムシフト】
■高齢者保健のための2つのパラダイムシフト(城 仁士)
■発達過程のなかで老齢期をどう考えるか(信友 浩一)
■高齢者の活躍で「安らぎと安心に満ちた支え合う暮らし」をつくる
(渡邊 由美子)
■超高齢社会を生き抜く
茨城県の「シルバーリハビリ体操指導士」の取り組み(大高 恵美子)
■これからの高齢者保健活動に必要な視点)鳩野 洋子
■PHOTO 「まちづくり」の現場・44
旅をしながら生活習慣改善!
あいち健康の森健康科学センターが取り組む“旅を活用した健康づくり”
(久納 八重子)
■PICK UP 私のまちづくり・44
旅を活用した健康づくり「健康あいち・知多半島の旅」
楽しみながら参加できる生活習慣改善(久納 八重子・津下 一代)
■調査報告
A県内市町村の防災担当者が保健師に期待する防災や災害時の役割とその課題
(藤井 誠・橋本 結花)
●ニュースウォーク・113
環境救世主か,サマータイム(白井 正夫)
●PHNサギリが行く へき地の保健師活動紹介記・5
十津川村(青木 さぎ里)
●英国レポート 公衆衛生を担う保健師の価値・3
ヘルスビジターが守り抜く原則と歴史に学ぼう(岡本 玲子)
●「健康格差社会」への処方箋・11
マクロレベルにおける対策
社会政策(近藤 克則)
●めざせ!学会デビュー・5
SPSSでデータ処理!?(一路&真実)
●看護系大学・研究所からのメッセージ・32
(高知女子大学看護学部地域看護学領域)
特集 「健康日本21」のゴールへ向けて もたらしたもの,これからを考える
第3次国民健康づくり対策として「健康日本21」が提唱され,7年が経過した。健康増進法にもとづく健康増進計画の策定と推進が行なわれているなか,医療制度改革に伴って,生活習慣病対策は2008年4月から大きく変わろうとしている。「健康日本21」が提唱した生活習慣病の一次予防をめざした国民運動はもはや過去の健康戦略なのか。
今特集では,国の中間評価や都道府県・市町村における調査,各自治体の推進事例を踏まえて,「健康日本21」がもたらした効果を検証するとともに,2010年のゴールへ向けて今後を展望する機会とする。
■健康日本21のもたらしたもの
国の健康日本21中間評価から
佐甲 隆
2006年に国から発表された「健康日本21中間評価報告書案」の分野別評価の要点をまとめた。併せて,今後の課題と方向性,評価のあり方について考察する。
地方健康増進計画の策定と推進状況から
櫃本 真聿
市町村および都道府県を対象とした調査で「健康日本21」地方健康増進計画の現状や課題が明らかとなった。その要点をまとめるとともに,今後のあり方を考える。
■健康日本21で私たちの保健活動はこう変わった!
住民とめざすものを共有し,エンパワーにつながった
西山 充代・太田 正澄
三重県嬉野町(現:松阪市)は,「嬉野町保健計画」を住民とともに策定した。その過程で形成された「嬉野Uの会」の活動を通じ,住民主体の健康づくりの取り組みを紹介する。
行政各部局,関係機関,市民団体との連携が促進された
條 朝美
船橋市は「ふなばし健やかプラン21」を推進するにあたり,3つの組織を立ち上げた。それぞれがどのような体制のもと,どのように連携して取り組んできたのかをみていく。
評価の視点が明確になり,保健活動の見直しが進んだ
中平 享子
計画を推進するためには,きちんとした評価の視点が必要不可欠である。奈良市保健所が行った評価方法,および評価を通じて保健活動がどのように変化してきたかを紹介する。
圏域計画の推進で,保健所の役割が明確になった
牧野 由美子
健康増進計画の推進における保健所の果たす役割とは何だろうか?「出雲圏域長寿しまね推進計画」推進のなかで,出雲保健所が関係機関と取り組んできた内容を紹介する。
■PHOTO 「まちづくり」の現場・43
地域の力で高齢者を元気にしたい!
東京都あきる野市「地域イキイキ元気づくり事業」の取り組み
葛西 和可子
■PICK UP 私のまちづくり・43
地域ぐるみで笑顔あふれる健康づくり
地域イキイキ元気づくり事業での取り組み
葛西 和可子・他
■活動報告
大学と協働して行った計画外妊娠が育児に及ぼす影響に関する調査とその結果にもとづく母子保健活動
矢部 順子・他
●ニュースウォーク・112
6回裏ですが終末期初指針
白井 正夫
●PHNサギリが行く へき地の保健師活動紹介記・4
月ヶ瀬地区(旧月ヶ瀬村)
青木 さぎ里
●英国レポート 公衆衛生を担う保健師の価値・2
家庭訪問のエビデンスを調べたシステマティックレビューより
岡本 玲子
●「健康格差社会」への処方箋・10
メゾ(コミュニティ・職場)レベルの危険因子への戦略
近藤 克則
●めざせ!学会デビュー・4
検定ってなんだろう?
一路&真実
●看護系大学・研究所からのメッセージ・31
宮崎県立看護大学地域看護学領域
特集 「これからの保健指導」 ここがポイント!
医療制度改革によって,2015年までに生活習慣病有病者・予備群を25%減少させるという数値目標が掲げられました。そのメインツールとして,いま「保健指導」が改めて注目されています。
保健師にとって,保健指導はまさに専門分野。しかし,いままでの保健指導では十分ではないとの見方が厚生労働省から示され,不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「これからの保健指導」とは一体何なのか,保健師にはどんな役割が求められ,どんな効果が期待されるのか。本特集では「これからの保健指導」に取り組むポイントを紹介します。
■保健師に期待される「これからの保健指導」とは
「標準的な健診・保健指導プログラム【確定版】」をふまえて
加藤 典子
生活習慣病予防に向けて,2008年度から始まる特定保健指導。その具体的な内容が明らかになった。「標準的な健診・保健指導プログラム【確定版】」を紹介し,「これからの保健指導」の具体像を描く。
■保健師の保健指導は変化してきているのか?
奥山 則子
保健指導に対する考え方や制度は社会環境に応じて変遷を遂げてきた。保助看法発足当時と現在の保健指導では,何が変わったのか。いまの社会で求められている保健指導とは。保健師活動の核となる保健指導のあり方を,時代的な変化を辿り検証する。
■米国における保健指導の展開
疾病管理(ディジーズ・マネジメント)の考え方
池田 俊也・小林 美亜
医療費の適正化を目的とし,米国で発展した疾病管理システム。日本の医療制度改革も,この「疾病管理」の考え方にもとづいたものである。そのなかで保健師に求められる役割とは何なのか。「これからの保健指導」を考えるうえで大きな示唆を与えてくれる,米国の疾病管理の状況を紹介する。
■実践例から,「これからの保健指導」のポイントを考える(1)
メタボリックシンドローム対策総合戦略事業(モデル事業)の取り組みから
宮崎 美砂子
モデル事業に取り組んで
近藤 雅巳
2008年度から始まる特定保健指導に向けて,「標準的な健診・保健指導プログラム」確定のためのモデル事業が千葉県で行われた。その取り組みの検証をとおして,生活習慣病予防に向けてこれから必要とされる保健指導技術について考える。
■実践例から,「これからの保健指導」のポイントを考える(2)
国保ヘルスアップモデル事業で保健指導が変わる
高橋 ヤエ
この事例のここがポイント!
中板 育美
矢巾町は「国保ヘルスアップモデル事業」で生活習慣病予備群に対する取り組みを行った。科学的根拠にもとづく評価を求められる初めての経験に,担当保健師はどう対処したのか。町の重点施策「健康長寿のまち宣言」に至るまでの経緯を紹介する。
■PHOTO 「まちづくり」の現場・42
食でつながり,人を育む
佐賀県鳥栖保健福祉事務所が取り組む「食ネット鳥栖」の活動
小池 悦子
■PICK UP 私のまちづくり・42
スクラム組めばみんなHAPPY!
官・民・産・学の協働で進める「食ネット鳥栖」
小池 悦子・他
■研究
基本健診で実施可能な全身持久力測定方法の検討
足踏みの際の心拍数・収縮期血圧を利用して
高波 利恵・他
■調査報告
難病患者・家族支援において保健所保健師が果たしている役割・機能
大船 朋美・他
●ニュースウォーク・111
施策訴えた「赤ちゃんポスト」
白井 正夫
●【新連載】英国レポート 公衆衛生を担う保健師の価値・1
「ケンブリッジの社会実験」から見えた保健師の価値
岡本 玲子
●PHNサギリが行く へき地の保健師活動紹介記・3
瀬戸内町
青木 さぎ里
●めざせ!学会デビュー・3
エクセルで集計作業をしちゃいましょう♪
一路&真実
●「健康格差社会」への処方箋・9
個人・世帯レベルの危険因子への戦略
肥満・教育・貧困児童を例に
近藤 克則
●看護系大学・研究所からのメッセージ・30
和歌山県立医科大学保健看護学部地域看護学領域
特集 いま,改めて「コミュニティ」を考える
言語によるコミュニケーションの欠如,人間の関係性の喪失など,近隣との関係性の希薄さが問題視されるようになって久しい。そのような状況のなかで,コミュニティを対象とし,そこに住む人々の健康の保持・増進を目標に活動する保健師は,対象とする「コミュニティ」をもう一度きちんと捉え直す必要がある。
本特集では昨今のコミュニティの変化を捉えつつ,保健活動のなかで対象をどのように捉え,どのようにアプローチしていくべきなのか,行政と地域住民・NPOなどとの関係性の構築に焦点を当てながら「コミュニティ」を再考する。
■変化するコミュニティのいま 行政と市民の協働へ向けて
地域コミュニティとの協働にもとづく地方自治体の政策形成
伊藤 雅一
地域づくりにおける市民活動の意義
松井 真理子
行政,市民団体に所属する二人の著者が,昨今のコミュニティの変化を捉えつつ,それぞれの視点から,地域づくりへの取り組みを述べた。いま協働へ向けて求められるものとは何だろうか?
■地域診断の過程でのコミュニティの捉え方
斉藤 恵美子
多義的な「コミュニティ」を理解する方法の1つとして,地域診断の過程を3段階に分け,各過程におけるコミュニティの捉え方を分析した。
■横浜市港北区「地域福祉保健計画」の取り組み
近藤 政代
横浜市港北区は,地域の生活課題を解決していくしくみをつくる「地域福祉保健計画」を住民と協働で策定した。どのような体制のもと,どのようなプロセスでコミュニティにアプローチしていったのかを見ていく。
■コミュニティを対象とした保健活動で求められるもの
麻原 きよみ
保健師はコミュニティを対象としたとき,どのようなことを求められるのだろうか。著者が新任保健師時代の経験を踏まえ,考察した。地域づくりの方法論と併せて見ていく。
■PHOTO 「まちづくり」の現場・41
市民のシンボル「お茶」をテーマにまちづくり
静岡県牧之原市「フォーラムまきのはら」の取り組み
古川 馨子
■PICK UP 私のまちづくり・41
「フォーラムまきのはら」で地域力向上を狙え!!
市民が市政に参画するしくみづくりに保健師も参加
古川 馨子
■FOCUS
子どもの「心の問題」に保健師はどうかかわるか
澤登 智子・櫻田 淳
■活動報告
ALS人工呼吸器装着者とその家族のための連携施策
小路 ますみ・他
■調査報告
若年女性(学生)に対する効果的な性教育について
性に関する意識,行動,受けた性教育からの考察
服部 由佳・他
●ニュースウォーク・110
“医療リハビリ”制限,少し元へ
白井 正夫
●PHNサギリが行く へき地の保健師活動紹介記・2
六合村
青木 さぎ里
●めざせ!学会デビュー・2
データ入力にチャレンジ♪
一路&真実
●「健康格差社会」への処方箋・8
「健康格差」対策の総合戦略 ヨーロッパの到達点を踏まえて
近藤 克則
●看護系大学・研究所からのメッセージ・29
九州大学医学研究院看護学分野地域看護学講座
特集 保健師の視点で医療制度改革を読み解く
医療制度改革によって,保健師の業務に著しい変革が予想されます。保健師の歴史を振り返ると,老人保健法,地域保健法など,医療に関する法制度の節目を機に,取り巻く環境が著しく変化してきました。次なる変化が2008(平成20)年から始まる医療制度改革であることは,読者の皆様も漠然と感じていらっしゃることと思います。一方,昔を知る保健師が「地域保健法の前はよかった…」と嘆くように,制度改革によって不便になったことを後になって実感する,というケースも少なくないようです。
今回の特集では,いま盛んに取り上げられている「医療制度改革」が保健師を取り巻く環境に具体的にどのような変化をもたらすのか,考えてみる機会とします。
■医療制度改革の背景とその本質
藤内 修二
医療制度改革に取り組む必要が生じた背景には,どのような要因があったのか,改めてふりかえってみよう。また,キーワードとなっている「メタボリックシンドローム」「特定健康診査」などについても,その意義をおさえておきたい。
■健康日本21と医療制度改革
健康日本21の先進性を目に見える結果にするために
岩室 紳也
「健康日本21」は2010年を期限として現在も進行中である。医療制度改革の趣旨とあわせて推進させるには,どのような視点で両者について考えればいいのだろうか。
■保健活動の組織・対象はどう変わる?
ハイリスクアプローチとポピュレーションアプローチ
中川 昭生
今回の改革の趣旨として,ハイリスクアプローチとポピュレーションアプローチのそれぞれを明確化して分担することが示された。その一方,地域保健においては,両者を融合することが求められる。相反する課題に,どのように取り組むべきか…。
■保健師を取り巻く環境はどう変わる?(1)
改革を機に,より住民に根ざした保健活動を
勝又 浜子
医療制度改革によって保健師を取り巻く環境はどのように変わるのだろうか。現場レベルの課題や問題点について考えてみよう。
■保健師を取り巻く環境はどう変わる?(2)
この時代に合った保健師の働く場について考える
齋藤 明子
今回の医療制度改革では,アウトソーシングが推奨されている。保健師の働く場が多様化する昨今,委託先で働く保健師にはどのような業務が求められるのか。
■医療制度改革──私はこう考える
田上 豊資・藤内 修二・福永 一郎・永江 尚美
さまざまな見方ができる今回の医療制度改革。公衆衛生従事者はどのような視点でとらえているのだろうか。それぞれの立場から,見解を論じていただいた。
■PHOTO「まちづくり」の現場・40
メタボリックなんて怖くない!
大阪府泉北郡忠岡町が取り組む「お腹すっきりスリム教室」
関本 里絵子
■PICK UP 私のまちづくり・40
メタボリックシンドローム予防教室 「お腹すっきりスリム教室」の取り組み
行動科学にもとづいた参加型教室の実践
小路 浩子・他
■活動報告
市町村と保健所で進める思春期保健対策
石狩市における事業推進に向けた基盤づくり
大西 由香里・他
●ニュースウォーク・109
「出生率」踊った挙句に…
白井 正夫
●【新連載】PHNサギリが行く へき地の保健師活動紹介記・1
青ヶ島
青木 さぎ里
●【新連載】めざせ!学会デビュー・1
調査・研究のアウトライン
一路&真実
●保健師は燃え尽きている…・最終回
保健師のメンタルヘルスの事例分析
今井 博久・他
●「健康格差社会」への処方箋・7
社会保障は経済を停滞させる? 事実か仮説か
近藤克則
●看護系大学・研究所からのメッセージ・28
群馬大学医学部保健学科地域看護学講座在宅看護学分野
特集1 市町村の保健活動体制を見つめ直す / 特集2 教室活動をリニューアルする 行動変容につながるプログラムを徹底解説!
【特集1 市町村の保健活動体制を見つめ直す】
市町村の保健活動体制の強化には専門職員の資質向上と合わせて,専門能力が最大限に発揮できるための組織体制の整備が必要です。しかし,市町村合併による保健師の分散配置,介護保険法の改正に伴う地域包括支援センターへの配置など,保健活動の組織体制は大きく変貌し,機能強化どころか,機能不全を起こしている自治体も少なくありません。
今回の特集では,保健師配置基準の研究や組織体制整備の方策を整理するとともに,保健師の専門性から体制整備を再考することで,市町村保健活動体制を見つめ直す機会とします。
■標準的な市町村保健師数算定に関する研究
尾島 俊之
市町村保健業務の増大と,厳しい財政状況のなか,適切な保健師数の基準が必要とされている。全国の市町村の現状を基礎として,標準的な保健師数を算定した。
■市町村保健活動の組織体制整備
藤内 修二
保健活動を効率的に推進するためには,組織の体制整備が不可欠である。「市町村保健活動体制強化に関する検討会」の調査から抽出された組織体制整備の課題と,それに対する方策を分析した。
■保健師の専門性を発揮する活動形態・組織体制
平野 かよ子
組織体制整備を考える前に,そもそも「保健師は何をする者なのか」ということが明瞭でなければならない。保健師の専門性を整理したうえで,それを発揮するための活動形態・組織体制について考察した。
【特集2 教室活動をリニューアルする 行動変容につながるプログラムを徹底解説!】
地域では,たくさんの教室が企画され,実施されています。健康推進員の育成講座,生活習慣改善のための健康教室など,種類もさまざま。
しかし,「教室もの」に関する悩みも少なくありません。いくら教室運営に工夫を凝らしても,参加者の行動変容に結びつかない……。「評価をしなきゃ」とは思っていても,うまい具合に評価ができない……。そんな悩みをみなさんは抱えていませんか?
実は,教室活動で成果を上げるには,「教授-学習のステップ」などの技法や,行動の基礎となる認知構造を理解する,といったポイントがあります。そのポイントを押さえて,教室の目的・目標を明確にした企画を立てれば,教室活動はガラッと変わるのです。
では早速,私たちと一緒に,わがまちの「○○教室」のリニューアルを始めましょう!
■あなたのまちの「○○教室」に満足していますか?
安藤 実里
現場には教室活動についてのさまざまな悩みがあるようです。まず,「○○教室」のリニューアル前後のプログラムを掲示します。みなさんはこの2つの違いがわかりますか?
■教室の「目的の設定」はここがポイント
岩永 俊博
教室を企画するにあたって,目標設定はとても重要な作業です。そのポイントである「具体化」「階層性」「絞り込み」などについて,考え方と手順を学んでいきましょう。
■行動が変わるメカニズムを理解しよう
「スキーマ」を理解するとすべきことが見えてくる
岩永 俊博
行動変容を起こすには,その人の「スキーマ」が変わることが大切です。スキーマとは何でしょうか。教室活動では,どうしたらスキーマに働きかけることができるのでしょうか?
■教室は「学習の7ステップ」で組み立てる
渡辺 志保
教室プログラムの組み立て方を具体的に伝授します。参加的手法をはじめ,使える研修技法・コツが盛りだくさん! みなさんの教室にも,ぜひ取り入れてみてください。
■教室活動の「評価」の進め方
岩永 俊博
教室活動をより良く推進するためには,しっかりとした「評価」が必要不可欠です。ここでは,評価の種類や段階ごとの評価方法について学んでみましょう!
■PHOTO 「まちづくり」の現場・39
地域の活性化に向けて,チャレンジの積み重ね!
青森市浅虫地区のNPO法人活き枠あさむしの活動
三上 公子
■PICK UP 私のまちづくり・39
地域の活性化に向けて,さまざまな事業を展開
青森市浅虫地区のNPO法人活き粋あさむしの活動
三上 公子
■調査報告
行政保健師における継続看護の状況分析
粟津 昌枝・他
■研究
育児不安をもつ母親への保健師の効果的介入
家庭訪問における初期の関わりに着目して
渡部 綾・工藤 節美
●ニュースウォーク・108
“難民”時代近い―医療,介護
白井 正夫
●カナダ・レポート:「発達障害」の子どもたちへの支援・最終回
その子どもと,家族と,コミュニティを育む援助の技法
足立 佳美
●佐甲隆のぶらぶらヘルスプロモーション散策 「いまさら聞けない」やさしい用語解説・最終歩
地域活動って商店街イベント!?
佐甲 隆
●読みきり短編小説 手をつないで歩こう・最終回
手をつないで歩こう
渡辺 真琴
●保健師は燃え尽きている…・3
バーンアウトの事例から,その背景を探る
五十嵐 久人
●「健康格差社会」への処方箋・6
「遅ればせの教訓(Late Lessons)」に学ぶ
近藤 克則
●看護系大学・研究所からのメッセージ・27
香川大学医学部看護学科地域・精神看護学講座地域看護学分野
特集 「2007年問題」に向けた保健活動
2007年から,1947~1950年頃に生まれた「団塊の世代」の大量退職が始まります。この大量退職は,経済的・社会的にさまざまな面で影響が生じることが予想され,「2007年問題」とよばれています。産業界では,この問題を早期から見越して対策を取ってきましたが,地域保健領域ではあまり話題になっていなかったのが現状ではないでしょうか。
これまで職域の対象者だった団塊世代が一気に地域に戻ってくることになり,「会社人間」だった人々の「地域デビュー」が円滑になされることが,老後の健康づくりの課題になると考えられます。本特集が,それぞれの地域に応じた「2007年問題」への対策を考えるきっかけになれば幸いです。
■団塊世代の退職による地域保健活動への影響
2007年,黒船来航か?
藤原 佳典
漠然とした問題意識が共有されている「2007年問題」だが,地域保健活動には具体的にどのような現象が生じてくるのだろうか。団塊世代の特徴からシミュレートし,解説する。
■退職と健康
堀江 正知
退職というライフイベントは,健康にどのような影響を及ぼすのだろうか。諸外国での研究結果を交えつつ,解説する。
■産業保健領域における定年退職者への対応
五十嵐 千代
定年退職者の健康支援は,企業においても行われている。地域・職域連携が叫ばれるなか,その支援のあり方についても考える必要がありそうだ。
■団塊の世代を地域に迎える対応
京都府亀岡市における「退職男性の健康づくり教室」の経緯と成果
竹原 智美・他
京都府亀岡市では,退職者に対する調査から生活の実態を明らかにし,健康づくり教室を開催した。健康増進計画のなかでも退職期を独立したライフステージと位置づけている。
■団塊世代の定年退職に向けた保健活動のあり方
西田 厚子
定年退職者への支援について,保健領域ではどのように捉えればいいのだろうか。ライフサイクルのなかでの位置付けやこれまでの研究成果を踏まえて考えてみたい。
■PHOTO 「まちづくり」の現場・38
星空の下,妊婦さんをヒーリング!
千葉県白井市が取り組む両親学級「もうすぐパパママクラス」
三笠 幸恵
■PICK UP 私のまちづくり・38
健康課・図書館・プラネタリウムの協働で健やかな子育てを
千葉県白井市の母子保健事業「マタニティコンサート+α」
三笠 幸恵・他
■調査報告
ドメスティック・バイオレンス(DV)被害者への市町村保健師の支援の実態
宮内 薫子
■研究
高齢者の全身持久力を評価するための3分間足踏み歩行についての考察
木村 厚子・他
●ニュースウォーク・107
あなたの街は……,夕張破綻
白井 正夫
●保健師は燃え尽きている…・2
保健師のストレスの要因分析と国際比較
今井 博久・他
●「健康格差社会」への処方箋・5
歴史に学ぶ
科学は理論・仮説に始まる
近藤 克則
●カナダ・レポート:「発達障害」の子どもたちへの支援・2
フロント・ラインとよばれる専門職の役割
足立 佳美
●佐甲隆のぶらぶらヘルスプロモーション散策 「いまさら聞けない」やさしい用語解説・11
支援的環境の創造って,ヘルシーメニュー!?
佐甲 隆
●読みきり短編小説 手をつないで歩こう・11
Happy happy Valentine’s Day for you
渡辺 真琴
●BOOKS
『無名の語り 保健師が「家族」に出会う12の物語』宮本ふみ(著)
人はどのようにして生き,死んでいくのか,生の重さを綴る物語
(評者)平野 かよ子
●看護系大学・研究所からのメッセージ・26
自治医科大学看護学部地域看護学領域
特集 医療機関との連携 医師の本音を知り,協働へいかす
医師をはじめ医療機関と連携することに対し,消極的な保健師はいませんか?「何となく付き合いが大変そう…」「どうせ言ってもわかってもらえないだろう…」。そんな考えをもっていたとしたら,それはもったいないことです。
本特集では,医療機関と連携するポイントを整理するとともに,実際に保健師と協働したことのある臨床医から保健師への率直なメッセージをいただきました。医師は保健師をどう思い,何を期待しているのでしょうか?
■医療機関と連携するポイント
堀井 とよみ
医療機関との連携を通じて24時間在宅ケアシステムを構築した著者に,その体験から連携する際のポイントを具体的に示してもらった。
■地域医療が保健師に期待すること
村上 智彦
保健師らと地域包括ケアに取り組み,大きな結果を残した医師から,保健師へのメッセージをいただいた。医師が保健師へ求めるものとは何だろうか?
■「地域医療連携室」の保健師から見た保健センター
村松 智子
病院の「地域医療連携室」に所属する保健師が,市の保健師へ連携に関するアンケートを行った。そこから見えてきた,保健と医療の連携に関する課題・展望を見ていく。
■産科・小児科医療機関と行政の連携
「ペリネイタルビジット」
藤本 保
大分県では,医師会,産婦人科医会,小児科医会,行政が連携して「ペリネイタルビジット」事業を効果的に行っている。その事業内容とは?そこでの保健師と医師の関わりとは?
■医療機関と行政の連携による「一生健康手帳構想」
1開業医と1保健師の声から“協働”を考える
森田 展生・野呂 千鶴子
三重県津地域では,一生を通じて個人の医療情報を伝達できる「一生健康手帳構想」に取り組んだ。メンバーである開業医と保健師に,活動を通じて互いに感じたことを率直に述べてもらった。
■PHOTO 「まちづくり」の現場・37
1つひとつの声が「子育てを支え合う仲間づくり」へと広がる
愛知県吉良町での子育てを支え合う仲間づくり事業
磯貝 恵美
■PICK UP 私のまちづくり・37
1つひとつの声を大切にして,母親同士がつながる
愛知県吉良町での子育てを支え合う仲間づくり事業
磯貝 恵美
■特別記事
カナダ地域保健看護の実践基準
平野 かよ子・原 礼子
■調査報告
福祉用具による要介護高齢者への影響
福祉用具購入後の意識調査から,ケアマネジメントのあり方を考える
松本 由美
●ニュースウォーク・106
国待てない,進む“禁煙”条例
白井 正夫
●【新連載】保健師は燃え尽きている…・1
保健師のメンタルヘルス
今井 博久・他
●【新連載】カナダ・レポート:「発達障害」の子どもたちへの支援・1
人権(ヒューマン・ライツ)の重さ
足立 佳美
●「健康格差社会」への処方箋・4
遺伝と環境 生まれは育ちを通して
近藤 克則
●佐甲隆のぶらぶらヘルスプロモーション散策 「いまさら聞けない」やさしい用語解説・10
健康的な公共政策の創造って「治水」!?
佐甲 隆
●読みきり短編小説 手をつないで歩こう・10
優しくなあれ
渡辺 真琴
●看護系大学・研究所からのメッセージ・25
沖縄県立看護大学地域保健看護領域
おすすめの購読プラン
500
円
OFF
新規登録 or レビュー投稿で
お得に読める!
- 出版社:医学書院
- 発行間隔:隔月刊
- 発売日:不定期
■ 保健師のための専門誌『保健師ジャーナル』
第一線で活躍する保健師のための学術専門誌。保健活動の「いま」と「これから」を確かな情報と具体的な対策で描く。
Fujisan.co.jpとは?
株式会社富士山マガジンサービスが運営する、
日本最大級の雑誌オンライン書店です。
一般的な書店と異なり、
定期購読サービスに特化しています。
雑誌、新聞、シリーズ書籍、漫画や
本屋にも無い古い本も見つかる!
法人サービスはこちら >
デジタル雑誌をご利用なら
最新号〜バックナンバーまで7000冊以上の雑誌
(電子書籍)が無料で読み放題!
タダ読みサービスを楽しもう!