なぜ作家は自画像を描くのか? 東京藝術大学における自画像の歴史を探ることから始まり、西洋から日本にもたらされた自画像を描く行為、その変遷をひもときます。現在活躍する作家へのインタビューや、自画像制作の過程を紹介する技法講座も収録。自身を見つめ描くことで、表現の幅を広げる自画像の奥深い魅力に迫ります。
【巻頭特集】自画像
◆対談
「自画像の宝庫、東京藝術大学に迫る なぜ自画像を学ぶのか」
河邑厚徳(元NHKディレクター)×秋元雄史(東京藝術大学大学美術館館長)
「自画像の公募展「二十歳の輪郭」審査員に聞いた! 現代の自画像表現」
酒井忠康(世田谷美術館館長)×土方明司(平塚市美術館館長代理)
◆インタビュー
中島千波「自画像は自分の存在を確かにする。」
松井えり菜「自分の顔は、主題を伝えるための要素・方法のひとつ」
◆寄稿
「自画像の欲望史・序説~14世紀から未来まで~」文・森村泰昌(美術家)
「ゴッホの自画像を探る」文: 木下長宏(横浜国立大学元教授)
「無言館の自画像」文: 窪島誠一郎(「無言館」館主/作家)
◆現役作家による自画像技法講座
小灘一紀……苦悩する自身を客観的に捉える
塚本文子……自身の内面を作品に映し出す
安達博文……自身の特徴を大胆にデフォルメして描く
浅村理江……自身に魅力的な深みを与える
◆自画像が見られるオススメ展覧会
「藝大コレクション展2020 藝大年代記」文・熊澤 弘(東京藝術大学大学美術館准教授)
「没後35年 鴨居玲展─静止した刻─」文・前多武志(石川県立美術館学芸員)
レンブラントの自画像を展示! 「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」
【技法講座】和紙とアクリルで描く光と影の世界〈前編〉吉川 龍
【好評連載】野見山暁治 アトリエ日記/山下裕二の今月の隠し球 ほか
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