MOSTLY CLASSIC(モーストリー・クラシック) 265 (発売日2019年04月20日) 表紙
  • 雑誌:MOSTLY CLASSIC(モーストリー・クラシック)
  • 出版社:神戸クルーザー
  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:毎月20日
  • サイズ:A4
  • 参考価格:[紙版]1,370円 [デジタル版]1,280円
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MOSTLY CLASSIC(モーストリー・クラシック) 265 (発売日2019年04月20日)

神戸クルーザー
演奏家 最後の録音

MOSTLY CLASSIC(モーストリー・クラシック) 265 (発売日2019年04月20日)

神戸クルーザー
演奏家 最後の録音

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目次

表紙 カラヤン、カラス、フルトヴェングラー、デュ・プレ

特集 演奏家 最後の録音

 亡くなるまで現役を貫く、引退して第一線を退く、不慮の事故で亡くなる、など演奏家の“終活”の形はさまざま。特集では、指揮者、ピアニスト、弦楽器奏者、歌手など著名演奏家の最後のコンサートや録音がどう行われたか、などをくわしく解説している。
 20世紀を代表する指揮者アルトゥ-ロ・トスカニーニ。晩年、アメリカのNBC放送がトスカニーニのために作ったNBC交響楽団を指揮していた。1954年4月3日、ワーグナー・プログラムにリハーサルが行われた。「神々の黄昏」の「夜明けとジークフリートのラインへの旅」のところで、記憶違いを起こした。正しいティンパニーの演奏を、間違いと注意してしまったのだ。翌4日のコンサートでは、3曲目の「タンホイザー」より序曲とバッカナーレのところで、再び記憶をなくし、約20秒、指揮台の上に立ち尽くした。
 何とかコンサートを終え、自宅に戻ったトスカニーニは「まるで夢の中で指揮をしているようだった。私は何をしているのかすら、分からなかった」と家族に語った。これをきっかけに87歳のトスカニーニは引退、最後のコンサートになった。このときの録音がCDでリリースされている。しかし、音楽評論家の諸石幸生氏は「裏にこのようなドラマが起きていたことなど感じさせない、まさにトスカニーニの白熱的な演奏」と評している。
 病気で引退を余儀なくされ、早世したのはイギリスの名チェリスト、ジャクリーヌ・デュ・プレ。子供の時から優れた才能を表し、16歳でロンドン・ウィグモアホールにおいてデビュー・リサイタルを行う。「ミズ・デュ・プレには、有望などという言葉を使うのは失礼に思われる」(ザ・タイムズ)などと大絶賛され、センセーションを巻き起こした。
 1967年、22歳のとき、ダニエル・バレンボイムと結婚。やがて体の不調が続いた。実は、後に分かるが、彼女は多発性硬化症を発症していた。71年、一時的に体の調子がよくなったデュ・プレとバレンボイムは、ショパンのチェロ・ソナタとフランクのヴァイオリン・ソナタ(チェロ版)を練習し、レコーディングを行った。これが彼女の最後の録音となった。73年には来日するが、コンサート直前にキャンセルする。87年、42歳の若さで逝った。
 このほか、オペラは引退していたが、日本へのリサイタル・ツアーが最後の演奏となった不世出の歌手マリア・カラス、亡くなる前日である1989年11月4日まで録音を行い、生涯現役を貫いたピアニスト。ホロヴィッツら多くの演奏家を取り上げている。
 他に、◎最後の演奏や録音が意味するところとは…◎高齢もしくは最晩年の指揮者とオーケストラの最良の関係◎フルトヴェングラー、クーベリック、カラヤンの最後の録音◎オイストラフ、ミルシテインハイフェッツの最後の録音◎リパッティ、ルービンシュタイン、ミケランジェリの最後の録音、などです。

◎宮本文昭の気軽に話そう ゲスト 尺八・オークラウロ奏者 小湊昭尚
 大倉喜七郎男爵が大正時代末期から尺八を改良したオークラウロ。忘れ去られ幻の楽器となっていた。この楽器に新たな生命を吹き込むのが小湊昭尚。福島県の民謡小湊流の家元の長男に生まれ、人間国宝の故山口五郎に師事した。「不思議な楽器だと思われるでしょうね。見た目が金属製のフルートですが、縦に構えて演奏します。歌口は尺八と同じ形状なのです。音をうまく出せるまでにかなりの試行錯誤を重ねました」と話す。

◎サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン2019
 サントリーホール恒例の室内楽のフェスティバル「サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン2019」が6月1日(土)から16日(日)まで、サントリーホール ブルーローズで開催される。今年で9回目。「様々な室内楽がまるで花のように咲き乱れるイメージでガーデン(庭)と名前を付けました」と堤剛同ホール館長。目玉の1つ、ベートーヴェン・サイクルに出演するのは、ドイツのクス・クァルッテット。「プレシャス 1pm」は1時間の短いコンサート。「ディスカバリーナイト」は、ジョン・健・ヌッツォら演奏家が温めてきた「秘蔵の企画」で室内楽の醍醐味を。さらに、同ホールの室内楽アカデミーのファカルティ(講師)やフェローが大活躍する。

このほか
◎青島広志の「ブルー・アイランド版音楽辞典」
◎外山雄三の「オーケストラと暮らして60年」
◎小山実稚恵の「ピアノと私」
◎「鍵盤の血脈 井口基成」中丸美繪
など、おもしろい連載、記事が満載です。

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商品情報・内容

■ クラシック音楽をもっと楽しむための月刊情報誌

「MOSTLY CLASSIC」(モーストリー・クラシック)は毎月20日発売の月刊音楽情報誌です。バッハやモーツァルト、ベートーヴェン、ブラームスなど作曲家の魅力をはじめ、交響曲や協奏曲、ピアノ曲など音楽のジャンル、また世界各地のオーケストラやホール、ヴァイオリンやピアノなどバラエティーに富んだテーマを毎号特集しています。またピアニスト、小山実稚恵さんや小菅優さんの連載など読み物もたくさん。ソリストの活動やオーケストラ事情など毎月新鮮な情報を掲載しています。知識が少し増えるとクラシックを聴く楽しみが倍加します。コアなファンからクラシックは少し敷居が高いと思われている初心者まで誰でも楽しめる雑誌です。

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