• 雑誌:MOSTLY CLASSIC(モーストリー・クラシック)
  • 出版社:神戸クルーザー
  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:毎月20日
  • サイズ:A4
  • 参考価格:[紙版]1,080円 [デジタル版]980円
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MOSTLY CLASSIC(モーストリー・クラシック) 287 (発売日2021年02月20日)

神戸クルーザー
バロックの巨匠 バッハとヘンデル

MOSTLY CLASSIC(モーストリー・クラシック) 287 (発売日2021年02月20日)

神戸クルーザー
バロックの巨匠 バッハとヘンデル

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MOSTLY CLASSIC(モーストリー・クラシック) 287 (発売日2021年02月20日) の目次
  • 紙版
  • デジタル版

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 クラシックの音楽史に燦然と輝くバッハとヘンデルは、同じ1685年、ドイツ・ザクセン生まれ。2人は後期バロックの代表的な作曲家だが、その生き方、作品は対照的だ。
 バッハはアイゼナハで音楽家一家に生まれた。しかし、父母とも10歳までに亡くし、長兄クリストフに育てられた。早くから自立することを求められ、15歳で北ドイツのリューネブルクにある聖ミカエル学校の奨学生となった。ワイマールの弟公エルンストの宮廷楽士、そしてアルンシュタットの教会オルガニストになった。バッハはよりよい地位と給料を求めて転職を繰り返す。1717年、ケーテンの宮廷楽長となり、23年ライプツィヒの聖トーマス教会のカントル(トーマスカントル)になった。50年、ライプツィヒで亡くなった。
 ヘンデルはハレ生まれ。父親は理髪師兼外科医。理髪師と外科医が兼ねていた時代だ。父親を12歳で亡くし、法律家にしたかった父の遺志を尊重してハレ大学に進むが、やはり好きな音楽で身を立てようと、まずハンブルクの劇場のヴァイオリン奏者になる。イタリアへ渡り、メディチ家や枢機卿と知り合いになり帰国。25歳でハノーファーの宮廷楽長に就任。すぐにロンドンに進出、イギリス王ジョージ1世とも知己となり、オペラ、オラトリオで大成功を収めた。
 バッハは「音楽の父」といわれ、「音楽の母」ヘンデルよりなんとなく上位にいる。「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」「平均律クラヴィーア曲集」「無伴奏チェロ組曲」など、音楽語法を追求し革新したバッハの作品は現在の演奏家になくてはならない。ヘンデルといえば日本では暮れに「メサイア」の「ハレルヤコーラス」が聴けるだけの時代が長かった。ヘンデルのオペラが上演されるようになったのは最近のこと。
 しかし、当時は2人の関係は現代とは正反対。バッハの名前は一部でしか知られず、ヘンデルの名は広く知れ渡っており、収入もけた違いだった。バッハはヘンデルに2度会おうとしたが、2度とも会えなかった。ヘンデルはバッハに関心がなかったらしい。ところが、晩年、2人とも同じイギリスの眼科医にかかり、失明してしまう、という縁といえば縁があった。
 特集では「バッハの最晩年を読み解く」として、「ゴルトベルク変奏曲」「音楽の捧げもの」「フーガの技法」などを取り上げている。「『フーガの技法』を聴けば、フーガについての至高の芸術作品が、同時に最高度の理論的実践といても結実していることに驚嘆するだろう」と音楽評論家の江藤光紀氏。
 ヘンデルはオペラ「アリオダンテ」「ジュリアス・シーザー」、オラトリオ「メサイア」などを取り上げた。5月に、アリア「オンブラ・マイ・フ」で知られるオペラ「セルセ」を指揮する鈴木秀美は「ヘンデルのオペラのストーリーや人間関係は、実は今やっているテレビドラマなどにも似ています。現在の日常とそう変わらない」と話している。
 特集は他に、◎アンナ・マクダレーナ・バッハ、夫の生涯と芸術を語る◎後期バロックの音楽世界◎ヘンデルの作品とその歴史的位置◎ヘンデルの管弦楽曲◎バッハとヘンデルと友情を保ち続けたテレマン、ほかです。
表紙は、バッハとヘンデルです。

◎宮本文昭の気軽に話そう  ゲスト 砂川涼子 ソプラノ
 オペラやコンサートに引っ張りだこの人気ソプラノ歌手、砂川涼子がゲスト。日本歌曲を少しずつプログラムに取り入れるようになってきたという。2月20日、日本語のオペラ「キジムナー 時を翔ける」(新宿文化センター)に出演し、3月7日のリサイタル(奈良・秋篠音楽堂)では團伊玖磨「夕鶴」のつうのアリアを歌う。「日本歌曲を聴いて下さる方は、字幕がなくても言葉がわかりやすく届くので、とても喜んでくださいます」と話している。

◎サントリーホール開館35周年記念事業
 東京初のコンサート専用ホールとして1986年に開館したサントリーホール(東京・赤坂)。客席がステージを取り囲むヴィンヤード形式のホールは日本で初めてだった。演奏家を包み込むような聴衆の喝采は、ホール全体の一体感を生み出す。それはまさに「夢を奏でる場所」。この言葉をキーメッセージとして、35周年の記念事業を展開する。6月に行われるサントリーホール チェンバー・ミュージック・ガーデンは開催10年を超え、すっかり名物企画になった。恒例のベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲演奏会は、エルサレム弦楽四重奏団が行う。秋には久しぶりにホールオペラが見られる。ヴェルディの「椿姫」をルイゾッティの指揮、デムーロら世界一流の歌手で(10月)。また、今年も「ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン」が行われる。今回は80歳の記念イヤーとなるムーティの指揮で来日する。

このほか
◎青島広志の「押しもしないが押されてばかり」
◎外山雄三の「オーケストラと暮らして60年」
◎小山実稚恵の「ピアノと私」
◎「鍵盤の血脈 井口基成」中丸美繪
など、おもしろい連載、記事が満載です。


表紙
目次1
目次2
音楽探究の旅
【特集】バロックの巨匠 バッハとヘンデル
アンナ・マグダレーナ・バッハ、夫の生涯と芸術を語る
バッハの最晩年を読み解く ゴルトベルク変奏曲
バッハの最晩年を読み解く 「音楽の捧げもの」
バッハの最晩年を読み解く 「フーガの技法」
バッハ:ミサ曲ロ短調
バッハの教育 インヴェンションとシンフォニア
平均律クラヴィーア曲集の音律
バッハの外来音楽学習法
無伴奏曲に新たな世界を開いたバッハ
パッサカリアとは?
「バッハ」作とはいいながら…
「マタイ受難曲」とオラトリオ「メサイア」
後期バロックの音楽世界
ヘンデルの作品とその歴史的位置
巨人ヘンデルの輝かしき生涯
時空を超えて─「メサイア」の成立と受容
ヘンデルのオペラ「アリオダンテ」と「ジュリアス・シーサー」
ヘンデル晩年の傑作 オラトリオ「テオドーラ」
ヘンデルのオペラ「セルセ」を指揮する鈴木秀美
ヘンデルのオラトリオのオペラ化
ヘンデルの管弦楽曲・室内楽曲・鍵盤曲
バッハの編曲、ヘンデルの編曲
ヘンデルとバッハはどれだけ稼いでいたか?
バッハやヘンデルと友情を保ち続けたテレマン
18世紀前半、ヘンデルらが生きた絶対王政時代 
注目すべきバロックの演奏家たち
バッハとヘンデル コンサート・ガイド
【連載】押しはしないが押されてばかり
【連載】宮本文昭の気軽に話そう
【連載】小山実稚恵のピアノと私
STAGE 上江隼人
STAGE 荒井里桜
STAGE 大友直人
STAGE 冨田一樹
WMS ベルリン
WMS ロンドン
WMS トリノ
WMS パリ
WMS ニューヨーク
【連載】ヴィルフリート・和樹・ヘーデンボルクのウィーン・フィル便り
【特別企画】サントリーホール開館35周年記念事業
【連載】マンスリー・ベルリン・フィル
東西南北
オーケストラ新聞 
【連載】音楽から見たロシア 
【連載】外山雄三の「オーケストラと暮らして60年」
【連載】音楽プロデューサー 中野雄の音楽人間模様
私の夢のコンサート
公演レビュー
【連載】いけたく本舗─私が出会った演奏家たち
【連載】諸石幸生の「歴史的名盤とオーディオ」
【連載】音楽に抱かれる悦び
【連載】巨匠「名盤」列伝 
【連載】許光俊の「名曲のツボ」
私のお薦めコンサート
【連載】鍵盤の血脈 井口基成
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【連載】東条碩夫の「音楽巡礼記」
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MOSTLY CLASSIC(モーストリー・クラシック)の内容

クラシック音楽をもっと楽しむための月刊情報誌
「MOSTLY CLASSIC」(モーストリー・クラシック)は毎月20日発売の月刊音楽情報誌です。バッハやモーツァルト、ベートーヴェン、ブラームスなど作曲家の魅力をはじめ、交響曲や協奏曲、ピアノ曲など音楽のジャンル、また世界各地のオーケストラやホール、ヴァイオリンやピアノなどバラエティーに富んだテーマを毎号特集しています。またピアニスト、小山実稚恵さんや小菅優さんの連載など読み物もたくさん。ソリストの活動やオーケストラ事情など毎月新鮮な情報を掲載しています。知識が少し増えるとクラシックを聴く楽しみが倍加します。コアなファンからクラシックは少し敷居が高いと思われている初心者まで誰でも楽しめる雑誌です。

MOSTLY CLASSIC(モーストリー・クラシック)の無料サンプル

176号 (2011年11月20日発売)
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