• 雑誌:MOSTLY CLASSIC(モーストリー・クラシック)
  • 出版社:神戸クルーザー
  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:毎月20日
  • サイズ:A4
  • 参考価格:[紙版]1,370円 [デジタル版]1,280円
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MOSTLY CLASSIC(モーストリー・クラシック) 303 (発売日2022年06月20日)

神戸クルーザー
月刊モーストリー・クラシック8月号 特集「世界のホール・劇場とオーケストラ」

MOSTLY CLASSIC(モーストリー・クラシック) 303 (発売日2022年06月20日)

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目次

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 日本の人口の3分の2ほど、約8,000万人が住むドイツにはオペラを常に上演している劇場が80以上ある。日本のホールが基本的に貸しホールなのとは違い、座付きオーケストラ、専属歌手、合唱団、舞台装置関係などスタッフがそろっている劇場が80以上あるということだ。日本は、国を代表する新国立劇場でさえ専属のオーケストラはない。劇場の概念が根本的に違う。
 音楽評論家の江藤光紀氏が、ドイツの劇場・ホールの事情をリポートしている。「劇場大国ぶりは世界でも突出しており、無形文化遺産に登録しようという動きもあるほどだ。ドイツを旅行する際には、ぜひその土地の劇場にも足を踏み入れてほしい」と江藤氏。
 ウィーン・フィルはウィーン楽友協会のムジークフェライン、ベルリン・フィルはベルリンのフィルハーモニー、ロイヤル・コンセルトヘボウはアムステルダムのコンセルトヘボウと本拠地が決まっている。練習も本拠地のホールで行い、定期演奏会が行われる、オーケストラの音はホールで決まってくる。ホールとオーケストラは一体なのだ。
 残念ながら、日本のホールとオーケストラの関係は海外とは全く違う。東京のほとんどのオーケストラの定期演奏会、地方のオーケストラの東京公演は多くがサントリーホールで行われる。海外のオーケストラの来日公演も東京ではサントリーホールが一番多い。しかし、サントリーホールは日本のクラシック音楽の殿堂であって、特定のオーケストラの本拠地ではない。
 ニューヨーク・フィルのリンカーンセンターにある本拠地は、デイヴィッド・ゲフィン・ホールと呼ばれる。ホールの改修に1億ドルを提供したことで名前が付けられた。それ以前はエイヴリー・フィッシャー・ホールと呼ばれた。フィッシャーはニューヨーク・フィルに10億ドルもの多額な寄付をしている。
 ニューヨークで最も名前が知られているのはカーネギー・ホールだろう。製鉄業で莫大な富を築いたアンドリュー・カーネギーが建てた。1887年、後のニューヨーク・フィルの音楽監督ウォルター・ダムロッシュと、ヨーロッパに新婚旅行に行くカーネギーが船上で知り合い、ダムロッシュがワールドクラスのコンサート会場の必要性を訴えたことから実現した。ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」が初演されたのはここである。本拠としていたニューヨーク・フィルがリンカーンセンターに移り、解体が計画されたが、ヴァイオリニストのアイザック・スターンが中心となった運動によって、ニューヨーク市が買いあげ、この歴史的なホールは音楽の殿堂として現在も活用されている。
 特集はこのほか◎モーツァルトとカラヤンの聖地ザルツブルク◎ライプツィヒ・ゲヴァントハウス◎ドレスデン・ゼンパー・オーパーとシュターツカペレ・ドレスデン◎ワーグナーとバイロイト祝祭劇場◎パリ、ロンドン、北欧、南欧、ロシア、台湾のホール・劇場とオーケストラ◎往年の名録音会場を訪ねて、など。表紙は、ムジークフェラインで演奏するウィーン・フィルとフィルハーモニーで演奏するベルリン・フィルです。

◎宮本文昭の気軽に話そう 波多野睦美 メゾ・ソプラノ
 古楽の世界ばかりでなくピアソラなど現代の作曲家でも活躍している波多野睦美。「今はモダン、古楽と分けるのではなく、楽器と一体になっている人と一緒に演奏するのが好きですね」と話す。声楽では珍しく、イギリスに留学し勉強した。「もともと中学生の頃からビートルズとカーペンターズを毎日どっぷり聴いていて、英語の響きも好きでしたし、ビートルズの中でもフォークやインドっぽいものが好きで、そこからリュートソングやイギリスの古い曲にも興味を持っていたんです」と話す。

◎新連載「オーケストラ コンサートマスター名鑑」
 全国のオーケストラのコンサートマスターを取り上げる新連載。第1回は、4月から楽団名を変更して活発な活動を続けるパシフォックフィルハーモニア東京の執行(しぎょう)恒宏。コンサートマスターは、以前の東京ニューシティ管弦楽団時代から数えて12年目になる。「指揮者はお客様にどう伝えたいのか、理解しなくてはいけません。指揮者の所作や指揮棒で感じ取り、みんなに発信します。コンサートマスターの仕事は経験でしか得られません」

このほか
◎青島広志の「押しもしないが押されてばかり」
◎外山雄三の「オーケストラと暮らして60年」
◎小山実稚恵の「ピアノと私」
◎「鍵盤の血脈 井口基成」中丸美繪
など、おもしろい連載、記事が満載です。
クラシック音楽をもっと楽しむための月刊情報誌
クラッシック音楽の楽しさを、より立体的に、より多角的に伝える新しいスタイルのナビゲーション・マガジンです。MOSTLY CLASSIC(モーストリークラシック)は過去の巨匠達の偉業だけでなく、小澤征爾氏やアルド・チッコリーニ氏など、世界的アーティストの最新情報ををお届け。ソリスト達の生の意見が聞ける楽器や作曲者の特集も濃密な内容。クラシックに対する知識と聞く楽しみを教えてくれる初心者にもやさしい専門誌です。




目次1
目次2
【連載】音楽に寄せて
【特集】世界のホール・劇場とオーケストラ
“音楽の都”ウィーンを象徴するもの
モーツァルトとカラヤンの生地ザルツブルク
ベルリンのホール・劇場とオーケストラ事情
ミュンヘンのホールとオーケストラ事情
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス
ドレスデン ゼンパーオーパーとシュターツカペレ・ドレスデン
フランクフルト アルテ・オーパー、歌劇場とhr響、ムゼウム管
バーデン・バーデン祝祭劇場
ワーグナーとバイロイト祝祭劇場
ドイツの地方都市 ホール・劇場・オーケストラ
ルツェルン音楽祭
アムステルダムとコンセルトヘボウ
パリのホールと劇場、オーケストラ
フランスの地方のホール・劇場とオーケストラ
ロンドンのホールと劇場、オーケストラ
東欧&中央 代表的オーケストラとホール
北欧とバルト3国
南欧のオーケストラ
ロシアのホール・劇場とオーケストラ
北米のオーケストラの現状とコンサートホール
カーネギー・ホール
台湾の音楽ホールめぐり
アフター・コロナ時代のアジア諸国のオーケストラ、ホール事情
日本のホールとオーケストラ
日本の小ホール
往年の名録音会場を訪ねて
ホールは幸せな場所
オーケストラ・コンサート・ガイド
パシフィックフィルハーモニア東京 飯森範親が音楽監督就任
【連載】小山実稚恵のピアノと私
【連載】押しはしないが押されてばかり
【連載】宮本文昭の気軽に話そう
【連載】行きたい街角、聴きたい音楽
Stage シャルル・デュトワ
Stage 大西宇宙
Stage 藤田めぐみ・藤田ほのか
Stage 小林美恵
WMS ベルリン
WMS ロンドン
WMS ミラノ
WMS パリ
WMS ニューヨーク
東西南北
私のお薦めコンサート
オーケストラ新聞
【連載】コンサートマスター名鑑
【連載】ヴィルフリート・和樹・ヘーデンボルクのウィーン・フィル便り
【連載】マンスリー・ベルリン・フィル
【連載】外山雄三の「オーケストラと暮らして70年」
【連載】音楽プロデューサー 中野雄の音楽人間模様
【連載】巨匠「名盤」列伝 
【連載】鍵盤の血脈 井口基成
【連載】許光俊の「名曲のツボ」
【連載】いけたく本舗─私が出会った演奏家たち
【連載】音楽から見たロシア 
【連載】東条碩夫の「音楽巡礼記」
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商品情報・内容

■ クラシック音楽をもっと楽しむための月刊情報誌

「MOSTLY CLASSIC」(モーストリー・クラシック)は毎月20日発売の月刊音楽情報誌です。バッハやモーツァルト、ベートーヴェン、ブラームスなど作曲家の魅力をはじめ、交響曲や協奏曲、ピアノ曲など音楽のジャンル、また世界各地のオーケストラやホール、ヴァイオリンやピアノなどバラエティーに富んだテーマを毎号特集しています。またピアニスト、小山実稚恵さんや小菅優さんの連載など読み物もたくさん。ソリストの活動やオーケストラ事情など毎月新鮮な情報を掲載しています。知識が少し増えるとクラシックを聴く楽しみが倍加します。コアなファンからクラシックは少し敷居が高いと思われている初心者まで誰でも楽しめる雑誌です。

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