表紙 ジュゼッペ・ヴェルディ、ジャコモ・プッチーニ
特集タイトル
イタ・オペの2大巨頭 ヴェルディ&プッチーニ
今年はヴェルディ生誕200年の記念年。世界中の音楽界はヴェルディのオペラ上演が続く。日本ではイタリアから3つの名門劇場が引っ越し公演を行う。4月はフェニーチェ歌劇場がヴェルディの「オテロ」を上演、9月にミラノ・スカラ座がヴェルディの「リゴレット」と「ファルスタッフ」、11月のトリノ王立歌劇場はヴェルディの「仮面舞踏会」とプッチーニの「トスカ」、さらにヴェルディの「レクイエム」を公演する。ヴェルディは1813年生まれ、プッチーニは1858年生まれ。現在も上演され続ける傑作の数々を残した2人だが、生きた時代が違えば、作風や求めた声も異なる。昨年11月、新国立劇場の「トスカ」のタイトルロールを歌い、トリノ王立歌劇場でも来日するソプラノ、ノルマ・ファンティーニは、それぞれの作曲家のオペラの女性像について「ヴェルディの登場人物は、地に足を着け、終幕まで一貫しています。たとえばアイーダは最後まで気高いお姫さまの精神を貫きます。一方、プッチーニの登場人物は3時間の中で変化していきます。トスカがそうです」と話している。
他の特集の主な内容は、◎ドナルド・キーン「オペラの喜び、いま・むかし」◎ヴェルディ作品と名盤◎プッチーニ作品と名盤◎ヴェルディとプッチーニに求められる歌唱◎ヴェルディ歌手、ドミンゴ、パヴァロッティ、フレーニ◎イタリア・オペラの指揮者の時代を切り開いたトスカニーニ、アバド、ムーティ、などです。
BIGが語る
クラウス・フローリアン・フォークト テノール
いまワーグナーのオペラになくてはならない、世界中でひっぱりだこのヘルデン(英雄的)・テノール。ドイツ・ハイデルベルク生まれ。はじめハンブルク・フィルのホルン奏者として活躍した。歌手に転向後は、ザクセン州立歌劇場などと契約、2003年からフリーに。「ローエングリン」や「パルジファル」のタイトルロール、「マイスタージンガー」のワルターなどで美しい声を聞かせる。「ワーグナー作品の役柄というものは、声が大きければ良いというものではなく、むしろ、ダイナミクスや幅広さが求められることが多いのです」と話す。
NONFICTION
宮田大 チェロ
1986年生まれの気鋭の若手チェリスト。2009年、第9回ロストロポーヴィチ国際チェロコンクールで優勝した。2月5日、東京・銀座の王子ホールで「大ism」と題するコンサートを開いた。毎回、さまざまな趣向を凝らしており、今回は宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」をテーマに、バリトン歌手の晴雅彦を語り手に、ストーリー仕立てでバッハやベートーヴェンなどを演奏した。「自分の中に太い芯があって、その周りについているものを、その日によって変えて行く。“今”を感じながら弾くのです」と話した。
このほか
◯ヴィルフリート・和樹・ヘーデンボルグのウィーン・フィル便り
◯マンスリー・ベルリン・フィル
◯諸石幸生の「歴史的名盤とオーディオ」
◯宇野功芳の「これを聴かずにクラシックを語るな!」
◯外山雄三の「オーケストラと暮らして60年」
◯宮本文昭の気軽に話そう ゲスト 作曲 吉松隆
◯横溝亮一の「音楽千夜一夜」 ブーニン&ポゴレリチ
など特集や好評連載が満載です。
MOSTLY CLASSIC(モーストリー・クラシック)の内容
- 出版社:神戸クルーザー
- 発行間隔:月刊
- 発売日:毎月20日
- サイズ:A4
クラシック音楽をもっと楽しむための月刊情報誌
「MOSTLY CLASSIC」(モーストリー・クラシック)は毎月20日発売の月刊音楽情報誌です。バッハやモーツァルト、ベートーヴェン、ブラームスなど作曲家の魅力をはじめ、交響曲や協奏曲、ピアノ曲など音楽のジャンル、また世界各地のオーケストラやホール、ヴァイオリンやピアノなどバラエティーに富んだテーマを毎号特集しています。またピアニスト、小山実稚恵さんや小菅優さんの連載など読み物もたくさん。ソリストの活動やオーケストラ事情など毎月新鮮な情報を掲載しています。知識が少し増えるとクラシックを聴く楽しみが倍加します。コアなファンからクラシックは少し敷居が高いと思われている初心者まで誰でも楽しめる雑誌です。
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