目次
2017/07/09号
This Week
On the Cover
将棋の藤井聡太四段、初めての敗北
今週の表紙は、7月2日に東京の将棋会館であった対局で、プロになって公式戦で初めての敗北を喫した将棋の藤井聡太四段です。14歳の中学生棋士はデビュー以来、29連勝し、歴代の最多記録を作りました。日本中の注目を集め、メディアは彼の生い立ちや日常生活まで、事細かに報道する過熱ぶりでした。この日の対局でも、多くの報道陣が詰めかけました。相手は佐々木勇気五段(22)。11時間半にも及ぶ熱戦の末、ついに記録が途絶えました。今回の敗戦で竜王戦の挑戦者にはなれませんでしたが、ほかのタイトルでは年度内に挑戦を決める可能性があるといい、今後の活躍がまだまだ期待されています。
◇今週の注目記事 ================
◇Feature : ニューヨーク最新書店事情 元気な独立系の書店たち
英語児童書のエキスパートである大島英美さんが、米ニューヨークの書店事情をリポートします。ネットで本を購入する人が増える中、個性ある独立系の書店が人気を集めているのだそうです。1軒目は、書店がなくなってしまったブルックリンのある地域で、女性2人が始めた「グリーンライト・ブックストア」。地域に根ざした経営が評価されている、とのことです。もう1軒は、マンハッタン・ソーホー地区にある「マクナリー・ジャクソン・ブックス」。文化の発信地とされるこのエリアにふさわしく、幅広い品ぞろえが自慢だそうです。大島さんによる「洋書店の歩き方」のワンポイントアドバイスもあります。
◇Essay:Risa’s Journal クロスカルチャーな毎日
4月から始まったリサ・ステッグマイヤーさんによる新連載です。バイリンガルタレントとして活躍してきたリサさんは現在、シンガポール在住。仕事場である東京との間を、海をまたいで行き来する毎日です。子育ての真っ最中でもあり、2人の子どもをバイリンガルに育てようと奮闘中です。今回のテーマは、「イクメン」。日本で育児に参加する男性をこのように呼ぶようになって何年もたちますが、リサさんによると、これに相当するような訳語は英語にはないそうです。「海外では父親が子育てにかかわるのは当たり前だからではないか」というリサさん。自らの子ども時代を振り返りながら、日本と海外の子育て事情を比較します。
◇森住史の英語のアレコレQ&A
NHKラジオ「入門ビジネス英語」でも講師を務めた森住先生の好評連載を、引き続きお楽しみいただいています。英語学習者からの質問に答える形で、英語の文法や語法などをめぐる素朴な疑問を、先生が分かりやすく解き明かします。今回は、疑問文がテーマ。How long is it? や How old are you? と言うのに、How short is it? や How young are you? は使えないのでしょうか。それとも、OKな場合もあるのでしょうか?
◇Novel:「Caught on Camera 消えた子どもたち」
昨年連載されて好評だった「The Haunted Snow Globe スノードームにとらわれて」でおなじみの、アンドリュー・ヒッチェンさんによる連載小説です。英国の海辺の小さな町クラウドベリーに、ロンドンから引っ越してきたビリーとその両親。母親は不安障害にさいなまれ、その療養が転居の主な目的でした。しかし落ち着く間もなく、愛犬のモンティが行方不明になってしまいます。愛犬を捜しに出かけたビリーは、大切な人が目の前から消えたという近所の人たちと会い、不思議な写真を目にします。そして、その写真を撮ったという写真家を訪ねたところ……。英国の雰囲気たっぷりのストーリーテリングをお楽しみください。イラストもヒッチェンさん自身が手がけています。
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◆好評連載
初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週はこれからの季節に使えそうな、「汗」に関係のある表現がテーマです。「汗びっしょり」や「冷や汗をかく」を英語で言うには、どうしたらよいでしょう?
◆100語で読むニュース News in 100 Words
100語程度の単語でコンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。新年度から取りあげる本数を増やしました。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、陸上のホープ、サニブラウン・ハキーム選手の活躍や、英国のハリー王子をめぐる話題などを取りあげました。
◆句動詞 de 英作文
英語の表現力を磨く新しいコーナーです。句動詞とは、基本的な動詞と副詞や前置詞を組み合わせた用法のこと。難しい単語を駆使するのではなく、こうした基本的な単語を使いこなすことを目指して、英作文にトライしていきます。目指すのは「普段着の英語表現」です。筆者は専修大学文学部教授の田邉祐司さん。今後の連載にぜひご期待ください。
中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Movies 最新映画のシナリオと対訳
今週紹介する作品は、ハンバーガーチェーンのマクドナルドをめぐる映画「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」です。マクドナルドの出発点は、カリフォルニアにあった1軒のドライブインでした。ディックとマックの兄弟は、画期的なファストフードのシステムを編み出し、店は繁盛していました。そのユニークな発想に目をつけたレイは、彼らとフランチャイズ契約を結び、店の規模を拡大させていきます。世界的なチェーンを生み出すに至る男たちのドラマを追います。主演はマイケル・キートン。英語の脚本と対訳でお楽しみください。
◆英文ライティング道場
毎月第2週に掲載される読者参加型のコーナー。与えられた課題の「和文英訳」に、たくさんの読者の皆さんが挑戦しています。投稿作品は、大学で教鞭をとる2人の評者によって入念に添削・講評され、紙上で優秀者が発表されます。今回の題材は、最近のコンビニエンスストア業界の動向についてです。新たな挑戦者も多数迎え、道場も活況を呈(てい)しています。この連載は皆さんの書く力を試す絶好の機会ですので、今後ともぜひご参加ください。
◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、「ガイドの場面から」と題した筆者自らの体験談も、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、日本のあちこちで観光名所になっている「滝」です。滝の分類から、滝をめぐる伝説まで、縦横無尽に英語で解説していきます。
上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Travel Coast of North Island, NEW ZEALAND
今回の旅の目的地はニュージーランド。この国は大きく北島と南島に分かれますが、首都ウェリントンや最大都市オークランドがある北島を訪ねました。旅の筆者は、島の東側の北に位置するコロマンデル半島から海岸線を回ります。そこで筆者は、海の幸を味わい、貴重な自然環境に触れます。内陸の都市を抜け、島の西側に出ると、そこで待っていたのは、タラナキ山でした。この山の姿は、日本の富士山と思わせると言います。今回の旅で、筆者は雄大な風景とともに、親切な人々との出会いも存分に楽しんだようです。美しい写真の数々とともに、旅行記をお楽しみください。
◆Business News ~ニュースで学ぶ経済英語~
経済やビジネスに関するニュースを取り上げます。毎月第2、4週に、株式、為替、景気、財政、企業戦略、新商品・サービス、IT(情報技術)など、国内外で起きた注目の報道を選んで、ヒントつきでお届けします。社会人をはじめ、就職活動中の学生の方々も必読です。「経済英語」には難しいイメージがありますが、背景知識があればニュースの理解度がグンとアップします。独特の用語や言い回しを学びながら、グローバル社会で通用する英語力を身につけましょう。今回は、EUがグーグルに対し、EU競争法に違反したとして過去最高の制裁金を課したニュースなどを紹介しています。
◆Weekly Picks トランプ政権の誕生は、出版業界への追い風?
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナーが始まりました。今回は、米国最大の本の見本市「BookExpo」からのリポートです。電子書籍の登場などで、紙の本をめぐっては久しく明るい話題がありませんでしたが、ここのところ、業界は活況を見せつつあるのだそうです。恩恵をもたらしているのは、意外にもトランプ政権なのだとか。民主主義の終焉(しゅうえん)に警鐘を鳴らしたり、ジョージ・オーウェルの「1984年」のように絶望的な未来を描いたりした作品が、読まれているといいます。見本市の会場には、トランプ氏と争った「あの人」も登場しました。
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