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2017/10/22号
This Week
On the Cover
米カリフォルニア州で猛威ふるう原野火災
10月22日号の表紙は、大規模な原野火災が猛威をふるっている米カリフォルニア州北部での一枚です。近年、原野火災による被害が相次いでいる同州ですが、今回の火災はその中でも最悪のものとなりました。消防士らの必死の消火活動にもかかわらず、ワイン産地として有名なナパバレーを中心に9万ヘクタール近くを焼き尽くし、少なくとも40人の死者が出る惨事になっています。AWの読者におなじみの「PEANUTS」の作者、故チャールズ・シュルツ氏が長年住んだ自宅も焼失してしまったそうです。詳報はNEWSのページでもお届けしています。
◇今週の注目記事 ================
◇Special: カズオ・イシグロさんにノーベル文学賞
今週の特集は先週号に引き続き、ノーベル文学賞の受賞が決まった英国の作家、カズオ・イシグロさんがテーマです。今回の受賞を機に、イシグロさんの作品を原書で読んでみようという読者の方も多いと思います。いきなり原書はハードルが高いかな、とお考えの方のために、「入門編」を用意しました。イシグロさんの代表作が原作で、アカデミー賞にもノミネートされた映画「日の名残(なご)り」を、過去の名作を紹介する「AW名画座」風に紹介しました。アンソニー・ホプキンスやエマ・トンプソンが出演した名作を、脚本と対訳でお楽しみください。また、村上春樹さんが受賞を逃したことを残念に思っている方のために、村上さんの作品の翻訳で知られ、イシグロさんの作品にも詳しいカナダ・ヨーク大のテッド・グーセン教授にもインタビューしました。その比較論に耳を傾けてみましょう。
◇Essay:厚切りジェイソンの日本のココ! ツッコミ入れてもいいですか!?
お笑い芸人として活躍しながら、IT企業の役員も務める厚切りジェイソンさんの書き下ろしエッセー。連載が3年目に突入しても、ツッコミの切れ味はますます好調です。今週号では、飲み会や接待ゴルフといった会社でのつきあいにプライベートの時間を割きがちな日本人に向けて、愛情あふれるツッコミを入れています。「人生にはもっと大事なことがあるのでは」と訴えるジェイソンさん。振り返ると、ジェイソンさんの両親はずっと家族との時間を優先してくれたそうで、そのことがいかに現在の自分の財産になっているかを語っています。
◇Novel:「The Farmhouse on Windy Hill 風の丘の子どもたち」
これまで「グレイハースト校」シリーズを連載してきたクリストファー・ベルトンさんによる新連載です。今回の物語の舞台は、スイス・ジュネーブ。街のはずれに、12人の子どもたちが集まって共同生活を送る小さな農園「ウィンディーヒル」があります。ここには様々な事情で家を出ざるを得なかった子どもたちばかりが集まっていて、最年長のケイトリン・ビューラーがリーダーを務めています。さて、いつものようにアルバイトを終えてレマン湖のほとりで休んでいたケイトリンは、見知らぬ少年を見かけます。やはりゆえあって家出してきた少年を、ケイトリンは仲間のもとへ連れて行きます。イラストはジェイミー・ベルトンさんです。
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◆好評連載
初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。さて今日は、ハロウィーンの仮装パーティーが開かれています。ジュリアたちは思い思いの仮装で楽しんでいますが、パーティーを主催するハリソンは大忙しのようです。米国の生活を紹介するミニコラムも今回はハロウィーンがテーマです。
◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる外国人による異文化エッセー。10月から12月までを担当するのは、英国生まれでその後米国に移住したレスリー・バーリーさんです。2003年に来日し、民間の英会話学校で講師をしています。居酒屋で日本酒を楽しみながら、政治や哲学を語ることもあるというバーリーさん。今回は、日本文化クラブの代表を務めていた米国での大学生活を振り返ります。よく日本人の留学生を迎えてパーティーを開いていたバーリーさんですが、あの有名な日本のホラー映画をみんなで見たところ……。
◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「疲労」に関係のある表現がテーマです。日本語で表現する「気疲れ」や「やつれる」は、英語でどのように言うのでしょうか。
◆100語で読むニュース News in 100 Words
英文ニュースを初心者向けにコンパクトにまとめました。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるはず。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適です。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできますので、ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、ドイツで郵便配達の手伝いをするロボットが登場した話題や、東日本大震災で使われた仮設住宅がハワイで第二の人生を送るというニュースなどを紹介しています。
中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Books:放課後ブッククラブ
英語多読に関する著書がある林剛司さんが、中高生でも辞書を使わずに読めるレベルの英語の本を紹介するコーナーです。今週号では、Dan Greenburg が書いた The Zack Files というシリーズを紹介します。Zack という少年が体験するちょっと不思議な物語で、シリーズは既に30巻が刊行されています。児童書とはいえ、ある程度の語彙(ごい)力や文法の知識が必要とされますが、「知らない語があっても、まずは読み進めてみて」と林さんは言います。どの巻から読み始めても無理なくストーリーに入っていけるそうなので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょう。
◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介するのは、米国で高い評価を受けた社会風刺的なホラー「ゲット・アウト」です。ニューヨークに住むアフリカ系米国人の写真家クリスは、白人の恋人ローズの実家で、週末を過ごすことになります。白人のエリート家族に受け入れられるかを心配するクリスでしたが、ローズの両親らは彼を大歓迎。しかし、クリスは徐々に居心地の悪さと違和感を募らせていきます。ジョーダン・ピールが監督・脚本を務めたこの映画は、人種間の問題を突きつける一風変わったホラー作品に仕上がっています。英語の脚本と対訳でお楽しみください。
◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、「ガイドの場面から」と題した筆者自らの体験談も、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、お寺や神社で参拝客に与えられる印影「御朱印」です。その起源や歴史を説明しつつ、最近はその収集が静かなブームになっていることなどを、英語で解説していきます。
◆Dear Annie 十人十色の人生模様
コラムニストのAnnie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答える連載はますます好調です。今回は「酒飲みの運転手役はもうご免」「見初めた女性の言動に一喜一憂」の相談2題を取りあげています。
上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Travel: Lausanne, SWITZERLAND
今週のトラベルのコーナーは、スイスのフランス語圏の中心都市ローザンヌを訪ねます。レマン湖のほとりに位置するこの街は、国際オリンピック委員会(IOC)が本部を置き、「オリンピックの首都」と呼ばれています。スポーツ好きな旅の筆者は、湖を見下ろす高台にあるオリンピック・ミュージアムに向かい、過去の五輪の感動を追体験します。街の魅力は、スポーツ関係だけではありません。大学のほか、音楽学校などもあり、芸術活動も盛ん。ローザンヌ大聖堂のような歴史ある建物も数多くあり、街歩きにはうってつけです。優美な雰囲気を伝える写真の数々とともに、旅行記をお楽しみください。
◇Business News ~ニュースで学ぶ経済英語~
株式、為替、景気、財政、企業戦略、新商品・サービス、IT(情報技術)など、国内外で起きた注目の経済関連のニュースを選んで、ヒントつきでお届けします。社会人だけでなく、就職活動中の学生も必読です。「経済英語」には難しいイメージがありますが、背景知識があればニュースの理解度がグンとアップします。独特の用語や言い回しを学びながら、グローバル社会で通用する英語力を身につけてください。毎月第2・4週の掲載です。今回は、神戸製鋼のデータ改ざん問題が海を越えて波紋を広げているというニュースと、米トランプ政権がオバマ前大統領時代の気候変動対策を撤回するというニュースをお届けします。
◆Weekly Picks 核兵器禁止条約の立役者にノーベル平和賞
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナーです。今週号は、国際NGOの「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)のノーベル平和賞受賞が決まったニュースを改めてお伝えします。核兵器禁止条約の立役者として知られてはいますが、決して知名度が高いとは言えない団体が、なぜノーベル賞を受賞することになったのでしょう。背景には、一触即発の米国と北朝鮮の関係や、先行きが不透明になってきたイラン核合意の問題などがありそうです。ICANが世界に発したメッセージも見ていきます。
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