目次
2017/12/10号
This Week
On the Cover
新しい時代のプリンセス メーガン・マークルさん
今週号の表紙は、英王室のハリー王子との婚約が発表された米国人俳優、メーガン・マークルさんです。黒人と白人の間に生まれ、ハリー王子よりも年上であるといった点がメディアの関心を集めたマークルさんですが、男女平等をめぐる発言や活動でも知られ、婚約前でもメディアに対して積極的に対応するなど、伝統を重んじる英王室に新しい風を吹き込んでいます。写真は、2人の初めての公務となる世界エイズ・デーにちなんだイベントでの一コマです。王子とマークルさんの婚約については、今週号のWeekly Picks でも取りあげています。
◇今週の注目記事 ================
◇Interview : 「もっともらしいウソ」が潜むネット社会 ホロコースト否定論者との裁判を闘った歴史学者に聞く
今週号の特集は、米エモリー大学教授の歴史学者、デボラ・リップシュタットさんのインタビューです。リップシュタットさんは著書「Denying the Holocaust: The Growing Assault on Truth and Memory」を発表したことがきっかけで、英国の歴史学者から名誉毀損で訴えられます。「ホロコースト否定論者」呼ばわりされたことで自身の評価が下がった、という訴えでした。裁判はホロコーストの存否が問われる異例の展開となり、世間の耳目を集めました。リップシュタットさんは法廷闘争の体験をまとめた本を出版。それがこのほど「否定と肯定」という映画になり、日本でも公開されます。映画の公開前に来日したリップシュタットさんはAWのインタビューに応じ、「もっともらしいウソ」が紛れ込みがちな現代のネット社会に警鐘を鳴らしました。
◇Essay:Risa’s Journal クロスカルチャーな毎日
リサ・ステッグマイヤーさんによる人気エッセーです。米国と日本の両方の文化の中で育ち、バイリンガルタレントとして活躍してきたリサさんは現在、育児の真っ最中。2人の子どももバイリンガルに育てようと奮闘中です。さて今回は、間近に迫ったクリスマスについてです。リサさんの目には、日本のクリスマスはどのように映るのでしょうか。子どもの頃の米国でのクリスマスの思い出とともに、最近、シンガポールで経験した多民族国家ならではのクリスマス事情にも耳を傾けます。
◇森住史の英語のアレコレQ&A
NHKラジオ「入門ビジネス英語」でも講師を務めた森住先生の好評連載を、引き続きお楽しみいただいています。英語学習者からの質問に答える形で、英語の文法や語法などをめぐる素朴な疑問を、先生が分かりやすく解き明かします。今週号は「“try and error” という表現は間違いなの?」という質問です。正しい言い方は何でしょう?この質問を糸口にして、“A and B” のような「並列構造」について考えていきます。
◇Novel:「The Farmhouse on Windy Hill 風の丘の子どもたち」
これまで「グレイハースト校」シリーズを連載してきたクリストファー・ベルトンさんによる連載です。今回の物語の舞台は、スイス・ジュネーブ。街のはずれに子どもたちだけが集まって共同生活を送る小さな農園「ウィンディーヒル」があります。ここにいるのは、様々な事情で家を出ざるを得なかった子どもばかり。最年長のケイトリン・ビューラーがリーダーを務めています。新たにマーク・ザッターという仲間を迎えた農園に、ある夜、身なりの良い中年男性が現れます。この男性はその後も農園のことを聞き回っていることがわかり、ケイトリンの不安は募ります。そんな中でも農園では次々と騒動が起きていて……。イラストはジェイミー・ベルトンさんです。
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◆好評連載
初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「目立つこと」に関係のある表現がテーマです。「スタンドプレー」や「派手な服装をする」を英語で言うには、どうしたらよいでしょう?
◆100語で読むニュース News in 100 Words
100語程度の単語でコンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、故ジョン・レノンさんの盗まれた遺品が見つかったニュースのほか、ベルギーのブリュッセルで、名物のワッフル工場で火災が起きた話題などを紹介しています。
◆句動詞 de 英作文
英語の表現力を磨くコーナーです。句動詞とは、基本的な動詞と副詞や前置詞を組み合わせた用法のこと。難しい単語を駆使するのではなく、こうした基本的な単語を使いこなすことを狙って、英作文にトライしていきます。筆者は専修大学文学部教授の田邉祐司さん。目指すのは「普段着の英語表現」です。
中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Movies 最新映画のシナリオと対訳
今週紹介するのは、ナチスドイツが侵攻したポーランドでの実話に基づき、300人ものユダヤ人の命を救った夫婦を描いた作品「ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命」です。アントニーナとヤン夫妻は、ワルシャワで欧州最大規模の動物園を営み、幸せな生活を送っていましたが、ナチスの侵攻で暮らしは一変します。動物たちは殺され、友人のユダヤ人たちは次々とゲットーに連行されてしまうのです。夫妻はユダヤ人たちを動物園でかくまうことを決意し、ゲットーから1人、また1人と脱出させますが、そんな2人にも危機が迫ります。ジェシカ・チャステインが主演したこの映画を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。
◆英文ライティング道場
毎月第2週に掲載される読者参加型のコーナーです。与えられた課題の「和文英訳」に、読者の皆さんが挑戦しています。投稿作品は、大学で教鞭をとる2人の評者によって入念に添削・講評され、紙上で優秀者が発表されます。道場は新たな挑戦者も多く迎え、活況を呈しています。この連載は皆さんの書く力を試す絶好の機会ですので、ぜひ引き続きご参加ください。今回の題材は、英作家のカズオ・イシグロさんのノーベル文学賞受賞決定をめぐる新聞記事です。
◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、「ガイドの場面から」と題した筆者自らの体験談も、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、日本での年末の恒例行事である「大掃除」です。大掃除のいわれに加え、最近の大掃除事情や有名な伝統行事についても、英語で解説してきます。
上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Travel Essaouira, MOROCCO
今回の旅の目的地は、北アフリカ・モロッコの大西洋岸の港湾都市、エッサウィラです。1700年代に城塞(じょうさい)都市として現在の姿が形成されたというこの街は、「日の没する国」と呼ばれるモロッコの中でも西側に位置し、その日没はひときわ美しいと言われています。旅の筆者はこの地で、リアドと呼ばれる邸宅風のホテルで旅の疲れをとり、ビーチに繰り出します。ビーチでは、たこを使って水上を滑走する「カイトサーフィン」に初挑戦。地元料理に舌鼓を打ち、ハマスという蒸し風呂とあかすりも体験して、すっかりリラックス。ビーチリゾート気分に浸るのです。美しい写真の数々とともに、旅行記をお楽しみください。
◆Business News ~ニュースで学ぶ経済英語~
経済やビジネスに関するニュースを取り上げます。毎月第2、4週に、株式、為替、景気、財政、企業戦略、新商品・サービス、IT(情報技術)など、国内外で起きた注目の報道を選んで、ヒントつきでお届けします。社会人をはじめ、就職活動中の学生の方々も必読です。「経済英語」には難しいイメージがありますが、背景知識があればニュースの理解度がグンとアップします。独特の用語や言い回しを学びながら、グローバル社会で通用する英語力を身につけましょう。今回は、本格的なシーズンに入った米国の歳末商戦の最新事情のほか、東京ディズニーリゾートが拡張するといった話題をお届けします。
◆Weekly Picks 英国のハリー王子と米俳優メーガン・マークルさんが婚約 映し出す英社会の変容
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナーです。今回は、表紙でも取りあげた英王室のハリー王子と米俳優のメーガン・マークルさんの婚約の話題です。マークルさんが英メディアの関心を集めたのは、黒人と白人の間に生まれたことに加え、離婚歴がある、という点でした。かつて英国では、離婚歴のある女性と結婚しようとした国王が退位に追い込まれたことがあり、かつてなら是非をめぐって論争が起きてもおかしくないところでした。今回の新しいタイプのロイヤルカップルの誕生は、変わりつつある英社会の姿を映し出している、という指摘があります。
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