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2017/12/24号
This Week
On the Cover
世界に平和を 願い込める聖夜
今年の最後を飾る12月24日号の表紙の写真は、クリスマスにまつわる一枚です。1年前、クリスマス市に大型トラックが突っ込むテロ事件が起きたドイツ・ベルリン。現場近くのカイザー・ウィルヘルム記念教会では、キリストの生誕地とされるベツレヘムの洞窟から運ばれた「平和の光」がともされました。テロ事件が各地で相次ぎ、中東や北朝鮮情勢が緊張の度合いを高めた2017年も暮れようとしています。そんな時だからこそ、今年の年の瀬には、世界中の人々が平和を祈るはずです。今週号はほかにも、映画やトラベルのコーナーでもクリスマスを特集。ニュース面もクリスマスの話題満載でお届けしています。
◇今週の注目記事 ================
◇Special: ノーベル賞受賞スピーチを原文で 文学賞のカズオ・イシグロさん、平和賞のサーロー節子さん
今週号の特集では、3ページ連続で、ノーベル賞の受賞スピーチを英語の原文で紹介しています。まずは、文学賞を受賞した英作家のカズオ・イシグロさん。デビュー作はどのようにして生まれたのか。出世作「日の名残り」の秘話とは。イシグロさんにとっての「日本」とはどんな存在なのか。自らの作家人生を振り返り、創作の秘密を明かしている興味深い内容になっています。続いては、平和賞を受賞した国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」で、運動をリードしたカナダ在住の被爆者、サーロー節子さんの講演です。広島で被爆した自身の悲惨な体験を振り返り、核廃絶への決意を語る力強いスピーチです。どちらのスピーチも日本語のヒントがついていますので、ぜひ読んでみてください。
今週号は「Business News ~ニュースで学ぶ経済英語」はお休みします。
◇Essay:厚切りジェイソンの日本のココ! ツッコミ入れてもいいですか!?
お笑い芸人として活躍しながら、IT企業の役員も務める厚切りジェイソンさんの書き下ろしエッセー。連載が3年目に突入しても、ツッコミの切れ味はますます好調です。今週号では、日本企業の社員採用に疑問を投げかけています。日本の企業は学歴を重視しすぎる、というのがジェイソンさんの主張。「出身大学って、そんなに大事? 経験とスキルで人を見ようヨ!」と訴えます。翻って近年の米国を見ると、マイクロソフトのビル・ゲイツ氏や、アップルのスティーブ・ジョブズ氏、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ氏など、大学を中退した人の活躍が目立つのだとか。ジェイソンさんのそんな日米比較にも耳を傾けてみましょう。
◇Novel:「The Farmhouse on Windy Hill 風の丘の子どもたち」
これまで「グレイハースト校」シリーズを連載してきたクリストファー・ベルトンさんによる連載です。今回の物語の舞台は、スイス・ジュネーブ。街のはずれに、様々な事情で家庭を出ざるをえなかった子どもたちばかりが集まって共同生活を送る小さな農園「ウィンディーヒル」があります。そんな農園にある日、身なりの良い中年男性が現れます。男性はその後も農園のことをあれこれ聞き回っている様子。男性の素性を調べると、やり手のビジネスマンと判明し、リーダー役を務めるケイトリン・ビューラーの不安は募ります。そんな中でも、農園では子どもたちの間でトラブルが後を絶ちません。イラストはジェイミー・ベルトンさんです。
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◆好評連載
初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、クリスマスパーティーに出かけたマンプフォート夫妻の依頼を受けて、マリーが2人の幼い子どものベビーシッターをしています。2人をいつもの時間に寝かしつけるのは大変な様子です。寝る前にクリスマス映画のDVDを見ることになりましたが、子どもたちはどんな作品を選ぶのでしょうか。米国の生活を紹介する今回のミニコラムでも、この季節によくテレビで放映されるような定番の映画を紹介しています。
◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる外国人による異文化エッセー。今週号は、10月から12月までの3カ月を担当したレスリー・バーリーさんの最終回です。2003年に米国から来日し、民間の英会話学校で講師をしていますが、今回は、そこでの思い出深いクリスマスについて語ってくれています。日ごろから、米国と日本のクリスマスの違いを感じていたバーリーさんですが、この年ばかりは故郷のクリスマスの雰囲気に触れることができたそうです。どんな思い出だったのでしょうか。
◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週のテーマは「要注意のカタカタ語表現」です。日本語での会話に頻出する「メスを入れる」や「カンフル剤」は、そのままでは英語としては通じません。どのように言ったらよいのでしょうか。
◆100語で読むニュース News in 100 Words
英文ニュースを初心者向けにコンパクトにまとめました。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるはず。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適です。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできますので、ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、クリスマスにまつわる話題や、キリスト教の有名なお祈りの話題、ナポリピザを作る職人技がユネスコの無形文化遺産に登録されたニュースなどを紹介しています。
中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Books:放課後ブッククラブ
英語多読に関する著書がある林剛司さんが、中高生でも辞書を使わずに読めるレベルの英語の本を紹介するコーナーです。今週号は、Oxford University Press から出ているTraditional Tales というシリーズを紹介します。アンデルセンやイソップ、グリムの童話など、誰もが幼い頃に読んだ物語が、易しい英語で書かれています。今回、特に取りあげたのは「美女と野獣」「赤ずきんちゃん」の2冊。現代風のアレンジもされているそうで、大人が読んでも楽しめます。カラフルな挿絵も、理解の助けになりそうです。
◆Movies AW名画座 クリスマスの映画
過去の名作映画を紹介する「AW名画座」。今回は、クリスマスが舞台になっている作品を特集します。まずは、劇中の曲があまりに有名な「ホワイト・クリスマス」。戦争中は同じ部隊に所属していたボブとフィルの芸人コンビが、芸人姉妹とともにバーモント州まで旅をします。そこで出会ったかつての上官を助けようと、2人は一肌脱ぐことになります。続いては、かのトランプ大統領がカメオ出演している「ホームアローン2」から、印象に残る場面を紹介します。ニューヨークで一人さまよう主人公のケヴィンは、セントラルパークで出会った「ハトおばさん」と仲良くなります。2人がお互いを励ます場面を、英語の脚本と対訳でお楽しみいただきます。このほかにも、クリスマスものの映画には、多くの人の心に残る秀作があります。こうした作品の数々も、ちょっとだけ紹介しています。
◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、「ガイドの場面から」と題した筆者自らの体験談も、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、日本のお正月に欠かせない行事である「初詣」です。初詣の由来から近代に至る歴史、さらには最新事情までを、英語で説明していきます。
◆Dear Annie 十人十色の人生模様
コラムニストのAnnie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答える連載です。今回は「彼の気持ちを確かめたい」「若者店員の言い回しが気になる」の相談2題を取りあげています。
上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Travel: Christmas in MONACO
今週のトラベルのコーナーは、クリスマスを控えたモナコ公国を訪れました。三方をフランスに囲まれて地中海に面したモナコは、ローマ法王がいるバチカン市国に次いで世界で2番目に小さい国です。小さいながらも、F1のモナコ・グランプリのほか、豪華なカジノなどで知られ、多くのセレブを引きつけています。また、「クール・ビューティー」と呼ばれた俳優のグレース・ケリーが王室に嫁いだことでもよく知られ、今も多くのファンが訪れているのだそうです。さて、旅の筆者の今回の目的は、この地でクリスマスマーケットを見ることでした。きらびやかなマーケットを想像していた筆者ですが、実際に訪ねてみると、意外な感想を抱いたようです。美しい写真の数々とともに、旅行記をお楽しみください。
◆Weekly Picks 「スイス製」腕時計に転機 認証要件が厳格化
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナーです。今週号は、クリスマスプレゼントに欲しい人も多いかもしれない「スイス製腕時計」をめぐる話題を取りあげています。高級品の代名詞とも言うべきスイス製の時計ですが、近年では、生産コストを抑えるために、外国製の部品を多く使うようになっています。このほど、ブランドを守ろうと「スイス製」を名乗るための要件を厳しくしたところ、業界に動揺が走っているといいます。「スイス製」をうたうことを断念するメーカーが出てきている一方で、一部の高級ブランドにとっては追い風になる、といった見方も出ています。
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