目次
2017/3/18号
This Week
On the Cover
平昌パラリンピック開幕、村岡桃佳選手がメダル第1号
今週号の表紙は、3月9日に開幕した平昌冬季パラリンピックからの一枚です。史上最多となる49の国と地域から約570人が参加している今回の大会ですが、日本選手の活躍も期待されています。メダル第1号となったのは、アルペンスキー女子滑降座位の村岡桃佳選手(21)でした。2回目のパラリンピック出場で、今回の開会式では日本選手団の旗手も務めた村岡選手は、10日の競技で銀メダル。表紙の写真では、優勝したアナ・シャフェルフーバー選手とともに笑顔を見せています。さらに、翌日のスーパー大回転でも銅メダルを獲得し、ほかの選手たちにも勢いを与えそうです。
◇今週の注目記事 ================
◇Special: Speak up @ Work 「好きな英語と映画を仕事に」外国映画輸入・配給の東宝東和、井上敬志さん
「Speak up @ Work」は、英語を多用する仕事をしている人を訪問してインタビューする企画です。その仕事ではどんな表現が頻繁に使われているのか。働く人たちはどうやって英語力を磨いてきたのか。そんな「働くための英語」を現場から学んでいきます。英語にかかわる仕事に就くことを夢見る中高生や大学生には必見のシリーズです。今週号は、外国映画の輸入・配給をしている東宝東和の井上敬志さんに登場していただきます。外国部という部署で、米ユニバーサル側と社内を結ぶ窓口業務を担当し、映画の邦題やポスターをめぐる調整や海外の俳優の来日時のお世話などをしています。高いレベルでの英語力が求められるそうで、日々の勉強が欠かせないと言います。また、同社はアニメ作品の輸入・配給も手がけていますが、アニメの場合、上映地での観客にアピールしやすいように、内容を変えたり、ポスターやDVDのパッケージを変更したりするそうです。こうして作品を「ローカライズ」する作業についても、特集で解説していきます。
◇英語ガイドに挑戦!
大手旅行会社に長年勤務し、通訳ガイドの指導などの経験も豊富な根岸正さんによる連載です。2020年の東京五輪・パラリンピックを前にして、海外から日本を訪れる観光客をもてなしたいというニーズが高まっています。通訳ガイドやボランティアを目指す読者に向けて、簡単な英語で旅のお手伝いをする秘訣(ひけつ)を伝授します。毎月の年中行事や観光スポットを案内する設定で、役に立つやさしい表現を紹介。ガイドをする際の心遣いに触れた「ガイドのヒント」もあります。さて、3月も半ば。いよいよ新年度となる4月が近づいてきます。4月は日本では、入学や就職など新たなスタートの季節。海外から日本を訪れた観光客にとっては、様々な日本の風物を目にすることができる機会です。4月の日本を英語でどう案内したらよいか、学んでいきましょう。
◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、東京とその周辺の、日帰りで出かけることができるお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。2020年の東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回は、新横浜ラーメン博物館を訪ねます。ラーメン文化と歴史を学べる施設で、ラーメン愛好家だけでなく、家族連れにも人気です。国内外のえりすぐりのラーメンの名店の味が楽しめるため、リサさんは目移りしながら食べる店を選びました。昭和のレトロな町並みが再現された館内を歩き、その雰囲気を満喫できたようです。
◇地球うおっちんぐ: 子どもの結婚式の準備でてんやわんや
アグネス・チャンさんによる人気連載エッセーです。アグネスさんの3人の息子のうち、長男のアーサーさんがこのほど結婚することになりました。今週号では、その結婚式準備の様子を、アグネスさん自身がつづっています。お相手は米国生まれの中国系の女性だそうで、祝宴は日本のほか香港、台湾、米国の4カ所で開くことになりました。ただ困ったことに、アグネスさんは中国式の結婚のしきたりを何も知りません。親戚や友人の助言を受けながら、あたふたと準備に走ったそうです。今回の結婚を機にアグネスさんは、子育ての際に自身を励ましてくれた人たちへの感謝の思いを新たにするのでした。
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◆好評連載
初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。さて今回は、ハンナやトーマスら家族が、雨続きの最近の天候について語ります。父親のロイによると、この季節のオレゴンには雨がつきものだそうですが、トーマスは大学に進学する際はもっと気候の良いところに行きたいと言い出します。米国の生活を紹介するミニコラムは、オレゴン州とそのお隣のワシントン州の気候についてです。
◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる外国人による異文化エッセー。1月から3月までを担当するのは、カナダのブリティッシュ・コロンビア州出身のクレア田中さんです。交換留学生として日本の大学で学んだ後、JETプログラムで再来日し、地方自治体で働きました。現在はフリーの通訳・翻訳者として主に日本の演劇関連の分野で活躍しています。住まいがある四国を案内してほしいと友人から頼まれることが多いクレアさんですが、今回は、友人のお母さんを高松市の栗林公園に案内した際のお話です。このお母さんは、浮世絵で有名な葛飾北斎の大ファンだそうで、北斎の作品を通じて、日本語の単語をずいぶんと知っていました。ボランティアのガイドさんをまじえた3人は、どんな会話を交わしたのでしょう。
◆100語で読むニュース News in 100 Words
コンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、東日本大震災から7年がたった福島県大熊町のニュースのほか、先日開かれたアカデミー賞授賞式をめぐるトピックを紹介しています。
中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する作品は、第2次世界大戦下の英国の元首相を描いた「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」です。1940年5月、ナチスドイツが欧州で勢力を拡大する中、英国ではチェンバレン首相が辞任し、後任にチャーチルが選出されます。ヒトラーへの徹底抗戦を主張するチャーチル。フランスが陥落間近となり、英国にも危機が迫る中、彼は大きな決断を迫られます。妻との夫婦愛や風変わりな生活習慣なども丹念に描かれていますが、見どころはなんと言っても、チャーチルの姿や話し方を見事に再現した演説の場面だといいます。主演のゲイリー・オールドマンが米アカデミー賞の主演男優賞を、特殊メイクを担当した辻一弘氏がメーキャップ&ヘアスタイリング賞を、それぞれ受賞したことも納得できます。英語の脚本と対訳でお楽しみください。
◇デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。日本を訪れた外国人と接する機会を想定し、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いてしまったりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。さて今回は、観光案内所で働くユキコのところに、豪州からの観光客ロバートが、京都巡りの相談にやって来ます。ユキコは喜んで手伝うと言ったつもりでしたが、ロバートは少し戸惑っている様子です。いったい何が問題だったのでしょう?
上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Travel : Khe Sanh, VIETNAM
今週号のTravelのコーナーでは、ベトナム中部のケサンを訪ねます。ブルース・スプリングスティーンのヒット曲「ボーン・イン・ザ・USA」の歌詞にも登場するベトナム戦争の激戦地の一つです。ここには当時、米軍の基地があり、激しい戦闘の末、北ベトナムの攻撃を退けましたが、結局は自ら基地を破壊しての撤退に追い込まれたのです。現在のケサンには、当時の戦況についての写真や米軍の所持品を展示した博物館があるほか、戦闘機や戦車があちこちに残されており、米国の退役軍人もよく訪れるのだそうです。地元の人たちの多くはバナナやコーヒーの栽培で生計を立てているようですが、こうした観光客向けの仕事をする例も多いようです。旅の筆者は現地のガイドの手を借りながら、地元の人たちと触れあいます。戦争の爪痕と現在が交錯したような写真とあわせて、旅行記をお楽しみください。
◆Weekly Picks 映画「シェイプ・オブ・ウォーター」オスカー受賞で沸くメキシコ
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナー。今回は、先日授賞式があった米アカデミー賞をめぐる話題をお届けします。今年のアカデミー賞で作品賞など4部門を制したのが、口のきけない女性と半魚人のような生き物との愛を描いた「シェイプ・オブ・ウォーター」でした。監督はメキシコ出身のギレルモ・デル・トロ氏。実はアカデミー賞では、この5年のうち4回までもが、メキシコ出身の監督が監督賞を獲得しているのです。今年は長編アニメ映画部門でも、メキシコを舞台にした「リメンバー・ミー」が受賞。トランプ大統領がメキシコをはじめとする国に対して排外的な言動を繰り返すなか、メキシコでは、米国でのメキシコの文化的影響力を示したと快哉(かいさい)を叫ぶ声が上がっているといいます。
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