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2018/6/3号
This Week
On the Cover
秋田犬の「MASARU」、ザギトワ選手のもとに
6月3日号の表紙は、いま注目の秋田犬の「MASARU(マサル)」です。近年、ロシアのプーチン大統領をはじめ、世界のセレブの間で人気が高まっている秋田犬ですが、その中でも最もメディアへの登場が多い一頭かもしれません。平昌冬季五輪の女子フィギュアスケートで金メダルを獲得したロシアのアリーナ・ザギトワ選手のもとに贈られることになり、5月26日にモスクワで贈呈式がありました。ザギトワ選手は以前から秋田犬を熱望。「勝利」を意味するマサルと名付け、対面を心待ちにしていました。ザギトワ選手はマサルに顔をペロペロなめられ、「心から大事にしていきたい」と語りました。
◇今週の注目記事 ================
◆Travel: Running the Boston Marathon
今週のトラベルのコーナーはいつもと趣向を少し変えて、4月に行われた米ボストン・マラソンの参戦記をお届けします。今年のボストン・マラソンではご存じの通り、日本の「公務員ランナー」として知られる川内優輝選手が見事優勝を果たしましたが、ほかにももちろん日本人ランナーが挑戦しています。新聞社で技術系の仕事をしている尾原儀彦さんは2度目の出場で、高い気温のために不本意な成績に終わった昨年の雪辱を誓っていました。そんな尾原さんを襲ったのは、今年は反対に、冷たい雨でした。レース途中、低体温症の症状が現れ、やっとの思いでゴールラインを切ったのです。そんな苦しいレース運びの中でも、歴史あるレースを盛り上げようという市民には励まされました。大会を襲った爆弾テロ事件から5年。悲劇から立ち上がり、「ともに進もう」と誓う市民たちの姿にも感銘を受けたといいます。レース中やその前後に自ら撮影した写真の数々とともに、「旅行記」をお楽しみください。
◇Special: 爆弾テロから5年、立ち直るボストン
今週号の特集では、ボストン・マラソンを紹介したトラベルのコーナーと連動して、爆弾テロ事件から5年がたち、立ち直りつつあるボストンをめぐるレポートを取りあげます。AP通信の記事は、遺族らを中心に、犠牲者の記憶を後世に残そうと、社会貢献を目的とする基金を立ち上げる動きが広がっていることを紹介しています。また、ボストンのテロ事件を扱った映画「ボストン ストロング~ダメな僕だから英雄になれた~」をあわせて紹介します。スーパーで働くジェフは、ボストン・マラソンに参加する元の彼女とよりを戻そうと、応援に行くことを約束します。ところがレース当日、ゴールに駆けつけたところでテロに巻き込まれ、両足を失ってしまいます。容疑者を目撃したことで一躍、「英雄」として扱われますが……。英語の脚本と対訳を掲載しています。
◇News: 前嶋和弘のGlobal beat ニュースを読み解く
国際ニュースを解説する新しい連載が始まりました。上智大学総合グローバル学部の前嶋和弘教授(米国政治)が、世界で話題になっているニュースを外国通信社の配信記事から抜粋して英語の表現や単語を解説し、ニュースの背景も読み解きます。頻出する単語や表現が学べるだけでなく、単発の報道だけではわかりにくいニュースも深く理解できるようになるはずです。今回取りあげたのは、米トランプ政権の貿易政策です。長年、自由貿易に肯定的なスタンスを保ってきた米国ですが、トランプ政権はそれを一変させました。TPPからの離脱を皮切りに、今度は鉄鋼などの輸入に高い関税をかける方針を表明し、「貿易戦争」への懸念が広がっているのです。「報復関税」を意味する英語表現を足がかりにして、考えていきます。
◇和t’s cooking? 枝豆のかき揚げ
今や世界に広がっている和食の「いま」を、英語で紹介する好評連載です。筆者は、外国人向けに日本の家庭料理を教える教室を主宰してきた滑志田(なめしだ)真理さん。現在は米フィラデルフィア在住で、欧米人に受ける和食のアレンジや、海外での和食のトレンドなども随時紹介してもらいます。世界中で人気の和食を英語で紹介するヒントがたっぷり詰まっていますので、海外からのお客さまの「おもてなし」に生かすこともできそうです。今回は、枝豆のかき揚げを紹介します。意外なようにも聞こえますが、筆者によると、枝豆は米国でも、スーパーなどで手軽に入手できる食材だそうです。様々な使われ方をしている枝豆ですが、筆者が提案するのは「かき揚げ」。食べてみた多くの人に好評なのだそうです。
◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、日帰りで出かけることができる東京周辺のお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。2020年の東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回は、東京都港区白金台にある八芳園を訪ねます。結婚式場として有名ですが、四季折々の風景が楽しめる庭園で、都心にありながら静寂に包まれ、落ち着いた雰囲気です。リサさんがその歴史を振り返りながら、魅力を語ります。
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◆好評連載
初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆100語で読むニュース
初級者向けにコンパクトなニュースを紹介するコーナーです。語句を解説するヒントも充実しており、英文ニュースの入門編として活用できます。国内で報道されたニュースも多く取りあげていきますので、「このニュースは英語でどう報じられているのか」といった疑問にも答えていきます。今回は、「世界一髪の長い10代」としてギネス世界記録に認定された鹿児島県の女子高生の話題や、英国の高級車メーカー・ロールスロイスが初のスポーツ多目的車を発売するニュースなどを取りあげています。
◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、いよいよ春のダンスパーティーです。マリーやハンナたちがケイトの家で支度を始めました。男の子たちの迎えを待ちながら、メイクをしあったり、ヘアスタイルやドレスを相談して決めたりしています。米国の生活を紹介するミニコラムは、ダンスパーティーの際の写真撮影について触れています。
◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる外国人による異文化エッセー。4月から6月までを担当するのは、米オハイオ州クリーブランド出身のマーセラス・ニーリーさんです。来日後、ポップスグループのマネジメントやツアーの企画などに携わり、その後、企業の英語講師などを経験。現在は順天堂大学で、英語での医師と患者のコミュニケーションなどについて教えています。今回は、愛犬「ラッキー」についてです。ラッキーとともに過ごすビーチでの時間、ラッキーの好みのおやつについて……。その語りには愛情があふれています。
中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今週号で紹介するのは、シアーシャ・ローナンが主演する「レディ・バード」です。カリフォルニア州サクラメントに住むクリスティンは、カトリック系の学校に通う17歳。片田舎での生活に閉塞(へいそく)感を覚え、東海岸の名門大学への進学を夢見ています。自らを「レディ・バード」と名乗る彼女は自意識過剰気味で、娘に現実を突きつけようとする母親のマリオンとは口論が絶えません。そんな彼女の高校生活最後の1年がユーモアたっぷりに描かれます。監督は自身も俳優として活躍するグレタ・ガーウィグ。英語の脚本と対訳でお楽しみください。
◇Novel :Animal Island 警察犬ロッキーの冒険
新年度から、連載小説が毎週の掲載になります。続けて読むことができるので、ストーリーの流れが追いやすくなります。4月からお届けしているのが、「Animal Island」です。舞台は1955年のハワイ・ホノルル。そこでは、人間と動物たちが言葉で意思を通い合わせる世界がありました。警察犬のロッキーは、相棒の警官アンジーとともに、犯罪を取り締まります。ロッキーが「犬の目線」から物語を語ります。
◆デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。外国人と接する場面を取りあげ、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いたりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。今回は、民宿の受付係でアルバイト中のケンタロウが、ニュージーランドからやって来たサリーの宿泊手続きをしています。了解の旨を伝えたつもりでしたが、サリーから思わぬ質問が……。いったい何が問題だったのでしょう?
◆翻訳者泣かせの日本語
日本語に精通した日英翻訳者のクレア田中さんによる新連載です。「よろしくお願いします」や「前向きに検討します」といった日本語は、英語に翻訳するのがなかなか難しいものです。ぴったりくる英語にするためにはどんな方法があるのか、実践的なアドバイスをもらいます。今回は、クレアさんが直訳を避けている、日本語に頻出する定型表現についてお話しします。
◆シミケンの比べてわかる英単語
これまで「語源でサクサク英単語」を連載していた清水建二さんによる新連載です。同じように「話す」と訳される単語でも、talk とspeakはどのように違うのでしょうか。こうした似た単語を比較しながら、その使い分けを勉強していきます。
◇Dear Annie
コラムニストの Annie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えるコーナー。米国の口語表現や米国人の思考がよくわかる人気連載です。今回は、「彼の誕生日ギフト、無料で不満」「愛は冷めたがぜいたく捨て難く」の相談2題をお届けします。
上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Weekly Picks 憧れの大学に行ったら警察沙汰に…今も残る米国先住民への無理解
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナーです。今回は、米国のコロラド州立大学で起きた事件について取りあげます。今年4月、キャンパスツアーの会場にいたネイティブアメリカンの若者2人が、警察に拘束され、職務質問されました。挙動を不審に感じた保護者の一人が通報したからでしたが、彼らの態度は、ネイティブアメリカンの社会規範に従ったものだったそうです。AP通信の記事は、専門家の声を集めつつ、ネイティブアメリカンの若者たちが置かれている難しい立場について論じています。
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