週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)
2018/7/8号
This Week
On the Cover
サッカーW杯、日本代表8強ならず
今週号の表紙は、ロシアで開催中のサッカー・ワールドカップ(W杯)からの一枚です。決勝トーナメント進出を果たした日本代表は、ベスト16で優勝候補の一角、ベルギーと激突。一時は2-0とリードしながら、大逆転の末、敗れ去りました。写真は試合後、スタンドのサポーターにあいさつをする日本選手たちをとらえています。今大会、日本代表の道のりは決して平坦(へいたん)ではありませんでした。直前に監督交代があり、低い前評判でのスタート。格上のコロンビアを破る活躍を見せた一方で、1次リーグの最終戦の終盤では、決勝トーナメント進出のためにあえて攻撃をせず、味方同士でパスを回し合って物議を醸しました。W杯の報道はニュースの各面でも紹介しています。
◇今週の注目記事 ===============
◇Feature 仏映画監督に聞く 海外進出でぶつかる壁
今週号の特集では、フランスの映画監督、エリック・トレダノさんとオリヴィエ・ナカシュさんのインタビューをお届けします。日本だけでなく世界各国でヒットした「最強のふたり」(2011年)を撮ったコンビです。このほど横浜で開催されたフランス映画祭で、AWのインタビューに応じてくれました。間もなく公開される2人の最新作「セラヴィ!」が海外に進出するにあたり、どんなことが起きたのでしょう。また、「最強のふたり」は米国でリメークされましたが、自身の作品が海外でリメークされることについての思いも語っています。
◇Essay:Marty’s Playlist
世界的なギタリスト、マーティ・フリードマンさんによる新連載です。毎月1曲ずつ、マーティさんが記憶に残る「特別な曲」を紹介してくれます。今週号は、Queenの1974年の作品「Killer Queen」です。マーティさんは当時、ドイツの米軍基地に住み、米軍放送で流れる「アメリカン・トップ40」に夢中だったのだとか。少年時代に楽しんで音楽を聴いていたときと、プロのミュージシャンになってからでは、聴き方に違いが出てくると語ります。この連載では、歌詞からの一節を引用し、英語のフレーズも味わっていきます。興味をもった方はぜひ、オリジナルの楽曲に触れてみてください。
◇森住史の英語のアレコレQ&A
NHKラジオ「入門ビジネス英語」でも講師を務めた森住先生の好評連載を、引き続きお楽しみいただいています。英語学習者からの質問に答える形で、英語の文法や語法などをめぐる素朴な疑問を、先生が分かりやすく解き明かします。今週号は、「英語にも日本語のような『女言葉』はありますか?」という質問に答えます。議論は英語だけでなく日本語にも及び、言語と社会の関係にも踏み込んでいきます。森住先生が語る「言語論」に、ぜひ耳を傾けてください。
◇地球うおっちんぐ: 史上初の米朝首脳会談、2人の握手が本物であらんことを!
アグネス・チャンさんによる人気連載エッセーです。毎月第2週の掲載で、引き続きお楽しみいただきます。今回は、6月に行われたトランプ大統領と金正恩朝鮮労働党委員長による初の米朝首脳会談について、自身の考えを述べています。アグネスさんは今回の会談が「政治的なショー」だったのでは、という疑念がぬぐえないそうです。その成果には冷静な見方を崩していませんが、北東アジアと世界の平和につながる一歩になってほしい、との思いを強くしています。
◇Novel : Danny and the Dinner Ladies 魔女から学校を救え
新年度から、連載小説が毎週の掲載になりました。続けて読むことができるので、ストーリーの流れが追いやすくなります。7月から始まったのが、その第2弾「Danny and the Dinner Ladies」です。ダニーとジェシカは中学生。ある日、学校の食堂から見慣れたおばさんたちがいなくなり、かわりに新しい女性たちが厨房(ちゅうぼう)に入っていることに気づきます。超常現象を信じるジェシカは、女性たちは魔女だと言いだし、2人は真相を調べることにします。これまでAWで「The Haunted Snow Globe」や「Caught on Camera」を連載してきたアンドリュー・ヒッチェンさんが、今回も読者を不思議な世界にご案内します。
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◆好評連載
初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「生活」に関係のある表現がテーマです。「その日暮らしの生活」や「下積み生活をする」は英語でどのように言うのでしょう?
◆100語で読むニュース News in 100 Words
100語程度の単語でコンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、6月21日の「国際ヨガの日」をめぐる話題のほか、手話で会話ができるゴリラとして知られた「ココ」が死んだというニュースなどをお届けします。
◆句動詞 de 英作文
英語の表現力を磨くコーナーを引き続きお楽しみいただきます。句動詞とは、基本的な動詞と副詞や前置詞を組み合わせた用法のこと。難しい単語に頼るのではなく、こうした基本的な単語を使いこなすことを狙って、英作文にトライしていきます。筆者は専修大学文学部教授の田邉祐司さん。目指すのは「普段着の英語表現」です。
中級編
◆Movies 最新映画のシナリオと対訳
今週紹介するのは、英国のアニメーションスタジオ、アードマンが制作した「アーリーマン ダグと仲間のキックオフ!」です。「ウォレスとグルミット」や「ひつじのショーン」で知られるアードマンの作品の魅力といえば、人形を使ったアニメの手作り感でしょうか。今回の作品も、ユーモラスなキャラクターが登場し、ギャグや言葉遊びを繰り出します。石器文化の部族の少年ダグは、谷で平和に暮らしていましたが、青銅器文化で栄える部族のヌース卿の軍勢に、谷を占拠されてしまいます。ダグはサッカーの試合で石器人チームが勝利すれば、谷を取り戻すという約束をとりつけますが、石器人たちはサッカーをやったことがありません。ダグたちの挑戦が始まります。エディ・レッドメインら英国の人気俳優らが声で出演しているこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。
◆英文ライティング道場
毎月第2週に掲載される読者参加型のコーナーです。与えられた課題の「和文英訳」に、読者の皆さんが挑戦しています。投稿作品は、大学で教壇に立つ2人の評者によって入念に添削・講評され、紙上で優秀者が発表されます。道場は新たな挑戦者も多く迎え、活況を呈しています。この連載は皆さんの書く力を試す絶好の機会ですので、ぜひ引き続きご参加ください。今回の題材は、大学教育の現場について述べた新聞記事の一節です。かなり歯ごたえがあったのではないでしょうか。
◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、「ガイドの場面から」と題した筆者自らの体験談も、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、「お中元」です。現代の日本では儀礼的な習慣が廃れつつありますが、お中元とお歳暮の贈答は、まだまだ生活に根ざしています。その歴史的起源のほか、近年のトレンドについて、英語で説明を加えていきます。
◆日本全国英文表記珍百景
新年度から新たに始まった連載です。筆者は、日本国内で目にする英文表記の誤りについて長年研究を続けている小樽商科大学大学院の小林敏彦教授です。各地の商店や飲食店、ホテルや駅などで目にする誤った英文表記を取りあげ、どこに問題があるのかを文法、語法、語彙(ごい)など様々な角度から検証します。小林さんが自ら撮影した写真をもとにわかりやすく解説。「おもてなし」の質の向上にも役立ちそうです。
上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Travel Segovia, SPAIN
今週号のトラベルのコーナーでは、スペインの首都マドリードから日帰り圏内にある街、セゴビアを訪ねます。ここは水と緑に恵まれていることから、スペインの人たちは「緑の帯」と呼ぶそうです。歴史的建造物が多く残りますが、その中でも「ローマ水道橋」「アルカサル城」「セゴビア大聖堂」の三つが観光客には人気です。水道橋はローマ帝国がイベリア半島を属国化していた時代の産物で、見事な建築技術を現在に残しており、世界遺産にも登録されています。アルカサル城は、ディズニー映画に登場する城のモデルになったと言われており、その優美な姿が魅力だとか。旅の筆者はこうした観光名所をめぐりつつ、地元の味も楽しみます。美しい写真の数々と合わせ、旅行記をお楽しみください。
◆News
毎月第2週以降、週替わりで経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週はスポーツをテーマとして、開催中のサッカー・ロシアW杯に関するニュースを特集しています。日本人サポーターのある行動が世界の注目を集めているという話題のほか、イランの女性たちがこれまで許されなかったスタジアムでの試合観戦をしたというニュースをお送りします。
◆Weekly Picks 見直されるアナログのレコード
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナーです。今回は、最初のLPレコードが生まれて70年の節目を迎えたというタイミングに合わせ、アナログのレコードの人気が再燃している、という話題をお届けします。6月21日は、レコード会社大手のコロムビアが初のLP盤を出してから70年のアニバーサリーだったそうですが、CDやネットのストリーミングなどのデジタル音源に押されているはずのレコードの売り上げが、わずかずつではありますが、近年伸びてきているのだそうです。その背景をファンの声を交えながら探っています。
週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー)の内容
- 出版社:朝日新聞社
- 発行間隔:週刊
- 発売日:[紙版]毎週金曜日 [デジタル版]毎週土曜日
日本語ナビ付きでどんどん読める。レベル別で実力アップを実感。しかも面白い!初心者でも楽しく読める週刊英和新聞「朝日ウイークリー(Asahi Weekly)」
朝日ウイークリー(AW)の記事は、初級・中級・上級とレベル別になっているので、毎週レベルアップを目標に読み進められます。英文ニュースや英語エッセーなど一部の記事は、音声を聴くこともできます。AW独自の工夫をこらした英作文、英文法などの学習コラムから、国内外のニュース、エッセー、エンタメ、クイズまで、多彩な内容で飽きさせません。美しいカラー写真満載の旅行記、最新映画のシナリオ対訳、人気作家による連載小説など、楽しい読み物も満載です。レベルに応じた対訳、日本語注釈つき。
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