目次
2018/7/22-29号
This Week
On the Cover
サッカーW杯で多様性の勝利、フランスが2度目の優勝
7月22日-29日合併号の表紙は、フランスの20年ぶり2度目の優勝で幕を閉じたサッカー・ワールドカップ(W杯)からの一枚です。栄冠を手にしたフランス代表は、カメルーンとアルジェリアにルーツをもつ両親のもとに生まれたエムバペ選手に代表されるように、移民など様々な背景をもつプレーヤーたちの活躍が光りました。フランス以外でも、ベルギーやイングランド、スイスなど、今大会で好成績を収めた多くのチームで、こうした多様性を一つにまとめあげたことが、強さの根源になっていたようです。W杯の記事は初級ニュースのページでも扱っています。
◇今週の注目記事 ================
◇Special: ふるさとを英語で案内してみよう!
いよいよ夏休み。観光地が多くの人出でにぎわう季節になりました。2018年は訪日外国人数がこれまでの最速のペースで1千万人を突破し、インバウンド(外国人の訪日旅行)がますます注目を浴びています。首都圏以外の日本の各地でも、外国人観光客の姿が多く見られるようになっています。そこで今週号は、「地元を英語で案内」をテーマにした特集です。このほど刊行された「中学英語で京都を案内しよう〈名所編・伝統産業編〉」(京都新聞社)を題材にして、簡単な英語でのガイドの実例を取りあげます。このほかにも、日本の各地を紹介するためのヒントになる本を紹介します。
◇Special: Speak up @ Work 外国人観光客の誘致を担当、JTBグループの齋藤秀俊さん
「Speak up @ Work」は、仕事で英語を多用している人を訪問してインタビューする企画です。その仕事ではどんな表現が頻繁に使われているのか。働く人たちはどうやって英語力を磨いてきたのか。そんな「働くための英語」を現場から学んでいきます。英語にかかわる仕事に就くことを夢見る中高生や大学生には必見のシリーズです。今週号は、JTBグローバルマーケティング&トラベルの齋藤秀俊さんにご登場いただきます。外国人観光客の誘致・集客がお仕事です。最近の外国人観光客のトレンドなどを聴いたほか、高校の修学旅行が初めての海外体験だったという齋藤さん自身の英語学習法も尋ねています。
◇Essay:厚切りジェイソンの日本のココ! ツッコミいれてもいいですか!?
お笑い芸人として活躍しながら、IT企業の役員も務める厚切りジェイソンさんの書き下ろしエッセー。ツッコミの切れ味はますます好調です。今回は、日本の学校の部活動について、鋭いツッコミを入れています。学校の部活動をめぐっては、スポーツ庁が今年3月、週2日以上の休日を求めるガイドラインを示すなど、見直しの動きが広がっています。それでも、ジェイソンさんの目には、長すぎる拘束時間や厳しすぎる規律など、疑問に映ることが多いそうです。自身の米国での経験と比較しながら、考えを述べていきます。
◇Essay:Risa’s Journal クロスカルチャーな毎日
リサ・ステッグマイヤーさんによる人気エッセーを、引き続きお楽しみいただきます。米国と日本の両方の文化の中で育ち、バイリンガルタレントとして活躍してきたリサさんは現在、育児の真っ最中。2人の子どももバイリンガルに育てようと奮闘中です。今回は7月と8月の2回に分けて、リサさんの夏休みの思い出を語ってもらいます。リサさんは子どもの頃、夏になると日本を訪れ、祖父母や親戚らと過ごしたのだそうです。その際の飛行機の旅は、リサさんの記憶に刻まれています。1970年代はまだ海外旅行がいまのように一般的でなかった時代で、空の旅も今と比べると、ずいぶんとゆったりしたものだったようです。
◇Novel : Danny and the Dinner Ladies 魔女から学校を救え
新年度から、連載小説が毎週の掲載になりました。続けて読むことができるので、ストーリーの流れが追いやすくなります。7月から始まったのが、その第2弾「Danny and the Dinner Ladies」です。ダニーとジェシカは中学生。ある日、学校の食堂から見慣れたおばさんたちがいなくなり、かわりに新しい女性たちが厨房(ちゅうぼう)に入っていることに気づきます。超常現象を信じるジェシカは、女性たちは魔女だと言いだし、2人は真相を調べることにします。これまでAWで「The Haunted Snow Globe」や「Caught on Camera」を連載してきたアンドリュー・ヒッチェンさんが、今回も読者を不思議な世界にご案内します。
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◆好評連載
初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、マリーが父親のジョージ、兄のジャスティンと一緒に、湖へ釣りに出かけます。湖の上は気分が良さそうですが、マリーはどうも退屈気味のようです。米国の生活を紹介するミニコラムでも、米国の釣り事情を紹介しています。
◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる外国人による異文化エッセー。7月から9月までを担当するのは、スザンヌ鎌田さんです。スザンヌさんは米ミシガン州生まれ。俳句の美しさに魅せられて1988年に来日し、徳島県の中学・高校で英語を教えました。現在は鳴門教育大准教授を務め、フリーランスライターや小説家としても活躍しています。今回は、よく利用するという県立図書館での出来事についてです。本をリクエストすると、購入してもらえることを普段からありがたく思っていたスザンヌさん。自身の小説が初めて出版されたことに気を良くして……。
◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「ネガティブな性格」に関係がある表現がテーマです。「根に持つタイプ」や「そそっかしい」は、英語でどのように言ったらよいのでしょうか。
◆100語で読むニュース News in 100 Words
英文ニュースを初心者向けにコンパクトにまとめました。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるはず。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適です。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできますので、ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、東京のお茶の水女子大が国立大学として初めてトランスジェンダーの学生に門戸を開く方針を決めたニュースのほか、サッカーW杯での日本代表の結果を的中させた、あのタコの話題などをお届けします。
中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する作品は、最近、話題作への出演が相次いでいるシアーシャ・ローナン主演の「追想」です。バイオリン奏者のフローレンスと、歴史学者を志す純朴な青年エドワードは結婚式を挙げ、新婚旅行先のチェジル・ビーチで、甘いひとときを過ごすはずでした。しかし、ホテルの部屋で食事をしても会話は弾まず、ぎこちない雰囲気に包まれます。回想の場面から、2人の家庭環境や経済状況などのバックグラウンドの違いが浮き彫りになっていきます。英国の作家イアン・マキューアンの小説を映画化した異色の文芸作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。
◆Books:放課後ブッククラブ
英語多読に関する著書がある林剛司さんが、中高生でも辞書を使わずに読めるレベルの英語の本を紹介するコーナーです。今週号では、Stink少年を主人公にしたシリーズから、2冊を紹介します。段階別多読図書ではなく、英語のネイティブの子どもたちが読む児童書です。難しい構文や単語は使われない一方で、ネイティブが日常的に使う口語表現があったり、文化的背景や慣習などの知識がないと分かりづらい場面が出てきたりしますが、最初のうちはあまり気にせず、読み続けることが大切だそうです。
◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが、日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、「ガイドの場面から」と題した筆者自らの体験談も、ガイドを目指す人の参考になります。今回は、日本の夏の風物詩である「花火」を取りあげます。花火の起源や日本での歴史のほか、各地で開かれる花火大会の模様などについて、英語で説明を加えていきます。
◆Dear Annie 十人十色の人生模様
コラムニストのAnnie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えます。米国の口語表現や米国人の思考がよくわかる人気連載です。今回は、「年齢を重ねるのが苦痛」「子守の謝礼はお金で欲しい」の相談2題を紹介します。
上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Travel : Malacca, MALAYSIA
今週号のTravelのコーナーでは、マレーシアの港湾都市マラッカを訪ねます。首都クアラルンプールから南へ約150キロ。東西交易の要衝であるマラッカ海峡に面して栄えましたが、それゆえに欧米列強に狙われ、相次いで支配下に置かれたという歴史があります。もとはマラッカ王国の下、イスラム化が進みましたが、その後、ポルトガル、オランダ、英国の手に渡ります。こうした歴史を背景としてマラッカでは、オランダ風の建物やポルトガル時代の古い建造物、英国式のバー、チャイナタウンやイスラム寺院といった具合に、東西の様々な文化が街の中で融合しているのです。旅の筆者も有名な夜市を訪れ、多様な食文化を堪能します。美しい写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。
◆News
毎月第2週以降、経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は教育のニュースを特集しました。米トランプ政権が、大学入学時に人種に配慮する方針を撤回したニュースなどを紹介しています。
◆Weekly Picks 水不足を南極の氷山で解消? 南アフリカ・ケープタウン
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナーです。今回は、南アフリカからの話題を取りあげます。深刻な水不足に悩まされている大都市ケープタウンでは、海水の淡水化施設を建設したり、節水を呼びかけたりといった対策がとられていますが、そんな中、約2千キロ離れた南極から、氷山を切り出して船で牽引(けんいん)してくるという壮大なアイデアが浮上しています。氷山を水源にしようと提案した民間業者は自信たっぷりですが、果たして実現するのでしょうか。
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