週刊英和新聞 Asahi Weekly (朝日ウイークリー)
2018/8/5号
This Week
On the Cover
進化する名脇役 サイモン・ペッグさん
8月5日号の表紙は、英国の俳優サイモン・ペッグさんです。トム・クルーズさん扮する敏腕スパイが活躍する映画「ミッション:インポッシブル」シリーズの最新作で、その相棒を演じています。新作の公開に先立って来日したペッグさんはAWのインタビューに応じてくれました。シリーズへの出演はこれが4作目。最初は目立たない役で登場したのですが、徐々に存在感を増し、今ではシリーズに欠かせない重要なキャラクターになりました。その役柄のステップアップを、ペッグさんはハリウッドで活躍するようになった自身の俳優としてのキャリアと重ね合わせているそうです。
◇今週の注目記事 ================
◇Special: 時代の最先端を走り続ける前衛芸術家・草間彌生の世界
今週号はいつものトラベルのコーナーをお休みして、アートを特集します。水玉模様をモチーフにした作品などで知られる草間彌生さんの個展「人生は虹の心」が、インドネシア・ジャカルタの美術館で9月上旬まで開催されています。今回の個展について、美術専門のウェブサイト「Tokyo Art Beat」の英語版編集者、ジェニファー・パストリーさんがリポート。作品の画像をふんだんに紹介しながら、この世界的な前衛芸術家の魅力を探ります。記事では、草間さんのこれまでの歩みも振り返っています。
◇Feature: The Very Hungry Grandpa はらぺこおじいさん
今週号は夏の特別編。連日の猛暑を吹き飛ばしていただこうと、とっておきの「怪談」を読み切りでご用意しました。筆者は、静岡県在住の作家でホラー小説が専門の松浦テリーサさんです。「はらぺこおじいさん」とは、有名な子ども向けの絵本を思い起こさせるかわいいタイトルですが、果たして……。難しい単語などにはヒントや解説をつけていますが、まずはヒントを見ないで、想像力を働かせて読んでみることをおすすめします。
◇Interview: サイモン・ペッグさんに聴く「脇役の妙」
今週号は特集がもう1本。このほど公開の映画「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」で、主人公の相棒を演じている俳優のサイモン・ペッグさんのインタビューを詳報します。自身が演じるベンジー・ダンという脇役は、映画にどのような味を加えているのでしょうか。自身の俳優生活を振り返りながら、脇役を演じることの楽しみを語ってくれています。
◇Novel : Danny and the Dinner Ladies 魔女から学校を救え
新年度から、連載小説が毎週の掲載になりました。続けて読むことができるので、ストーリーの流れが追いやすくなります。7月からお届けしているのが、その第2弾「Danny and the Dinner Ladies」です。ダニーとジェシカは中学生。ある日、学校の食堂から見慣れたおばさんたちがいなくなり、かわりに新しい女性たちが厨房(ちゅうぼう)に入っていることに気づきます。超常現象を信じるジェシカは、女性たちは魔女だと言いだし、2人は真相を調べることにします。これまでAWで「The Haunted Snow Globe」や「Caught on Camera」を連載してきたアンドリュー・ヒッチェンさんが、今回も読者を不思議な世界にご案内します。
◇和t’s cooking? なめろう
今や世界に広がっている和食の「いま」を、英語で紹介する好評連載です。筆者は、外国人向けに日本の家庭料理を教える教室を主宰してきた滑志田(なめしだ)真理さん。現在は米フィラデルフィア在住で、欧米人に受ける和食のアレンジや、海外での和食のトレンドなども随時紹介してもらいます。世界中で人気の和食を英語で紹介するヒントがたっぷり詰まっていますので、海外からのお客さまの「おもてなし」に生かすこともできそうです。今回は、アジを使ったレシピの「なめろう」を紹介します。料理教室で魚のさばき方を教える際、実は滑志田さんはなめろうを選ぶのだとか。生徒たちの多くに好評なのだそうですが、あえてなめろうを選ぶのには、別の理由もあるようです。
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◆好評連載
初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆100語で読むニュース
初級者向けにコンパクトなニュースを紹介するコーナーです。語句を解説するヒントも充実しており、英文ニュースの入門編として活用できます。国内で報道されたニュースも多く取りあげていきますので、「このニュースは英語でどう報じられているのか」といった疑問にも答えていきます。今回は、スターバックスがプラスチック製ストローの提供を2020年までに世界全店でやめるというニュースのほか、ブリュッセルやロンドンから届いた話題などを取りあげています。
◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回はマリーやハンナたちが、カフェで毎月恒例となっているトリビアクイズに参加します。問題は20問。正解が最も多いチームが優勝というゲームです。順調に回答を続けてきたマリーたちですが、思わぬ難問に頭をひねります。米国の生活を紹介するミニコラムも、人気を集めているというこうしたトリビアクイズについて、紹介しています。
◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる外国人による異文化エッセー。7月から9月までを担当するのはスザンヌ鎌田さんです。スザンヌさんは米ミシガン州生まれ。俳句の美しさに魅せられて1988年に来日し、徳島県の中学・高校で英語を教えました。現在は鳴門教育大准教授を務め、フリーランスライターや小説家としても活躍しています。今回は、娘さんと一緒にパリの街を歩いていたときのエピソードを紹介してくれています。地下鉄に乗り込んだ2人ですが、そこでストリートミュージシャンに遭遇します。
中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今週号で紹介するのは、全員がスーパーパワーをもつ家族が主人公のアニメ「インクレディブル・ファミリー」です。2004年公開の大ヒット作「Mr.インクレディブル」の続編です。そのパワーが危険視され、ヒーローとしての活動を禁じられたMr.インクレディブルことボブたち一家は、ごく普通の生活を送っていました。そんなある日、妻のヘレンがヒーロー復活のかかった任務を依頼されます。自身が仕事を任されなかったボブは落胆しながらも、家で子どもたちの世話をすることになるのですが、慣れない家事に悪戦苦闘します。そんな中で、新たな敵が家族にも迫るのです。前作と同じメンバーが多く声優として登場するこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。
◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、日帰りで出かけることができる東京周辺のお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。2020年の東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回は、神奈川県小田原市にある「江之浦測候所」を訪ねます。測候所という名前がついてはいますが、実は写真家・建築家として知られる杉本博司さんが手がけた複合文化施設です。眼下に相模湾を見渡す高台には、ギャラリーや茶室、庭園などが点在しています。その不思議な魅力に迫ります。
◆デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。外国人と接する場面を取りあげ、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いたりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。今回は、ホテルのベルボーイとして働いているサトルが、米国人宿泊客のアリスを高層階の眺めの良い部屋に案内します。最初は部屋を気に入っていたアリスですが、なぜか急に不機嫌になってしまいました。いったい何が問題だったのでしょう?
◆翻訳者泣かせの日本語
日本語に精通した日英翻訳者のクレア田中さんによる連載です。「よろしくお願いします」や「前向きに検討します」といった日本語は、英語に翻訳するのがなかなか難しいものです。ぴったりくる英語にするためにはどんな方法があるのか、実践的なアドバイスをもらいます。今回は、公共施設などでよく見かける「ふれあい広場」や「国際交流」といった名称や表記についてです。直訳しただけでは、うまく意味が伝わらないそうです。
◇Dear Annie
コラムニストの Annie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えるコーナー。米国の口語表現や米国人の思考がよくわかる人気連載です。今回は、「20代後半、子を産むべきか悩む」「招待の取り消しは失礼?」の相談2題をお届けします。
上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◇News: 前嶋和弘のGlobal beat ニュースを読み解く
国際ニュースを解説する新連載です。上智大学総合グローバル学部の前嶋和弘教授(米国政治)が、世界で話題になっているニュースを外国通信社の配信記事から抜粋して英語の表現や単語を解説し、ニュースの背景も読み解きます。頻出する単語や表現が学べるだけでなく、単発の報道だけではわかりにくいニュースも深く理解できるようになるはずです。今回取りあげたのは、米国の連邦最高裁の判事の指名に関するニュースです。中道派のアンソニー・ケネディ判事が高齢のため引退を決めたことで、その後任人事が注目されてきました。トランプ大統領は大方の予想通り、保守派で知られるブレット・カバノー氏を指名し、議会上院での承認が焦点になってきています。最高裁判事の人事が米国政治でなぜこれほどまでに注目を集めるのか、解説していきます。
◆Weekly Picks 野球から姿を消すアフリカ系米国人
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナーです。今回は、野球をめぐる米国での話題を取りあげます。70年余り前にジャッキー・ロビンソンがデビューして以来、米大リーグでは多くの黒人のスタープレーヤーが活躍してきました。しかし今、異変が起きていると言います。かつては先発出場選手の約2割を占めたという黒人選手は、7パーセント以下に減少。リトルリーグでも似たようなことが起きているそうです。記事では、バスケットボールのレブロン・ジェームズのような「ロールモデル」が野球には見当たらないため、黒人の子どもたちを引きつけられなくなっている、と分析しています。人気回復を目指す野球関係者の新たな取り組みも紹介しています。
週刊英和新聞Asahi Weekly (朝日ウイークリー)の内容
- 出版社:朝日新聞社
- 発行間隔:週刊
- 発売日:[紙版]毎週金曜日 [デジタル版]毎週土曜日
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朝日ウイークリー(AW)の記事は、初級・中級・上級とレベル別になっているので、毎週レベルアップを目標に読み進められます。英文ニュースや英語エッセーなど一部の記事は、音声を聴くこともできます。AW独自の工夫をこらした英作文、英文法などの学習コラムから、国内外のニュース、エッセー、エンタメ、クイズまで、多彩な内容で飽きさせません。美しいカラー写真満載の旅行記、最新映画のシナリオ対訳、人気作家による連載小説など、楽しい読み物も満載です。レベルに応じた対訳、日本語注釈つき。
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