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2018/9/16号
This Week
On the Cover
大坂なおみ選手、ほろ苦い初優勝
9月16日号の表紙は、テニスの全米オープンで初優勝し、4大大会シングルスでの日本勢初制覇という偉業を成し遂げた大坂なおみ選手(20)です。破竹の勢いで勝ち上がった決勝の相手は、くしくも大坂選手が子どもの頃から憧れていた元世界王者のセリーナ・ウィリアムズ選手。しかし、試合は波乱の展開となりました。主審から警告を受けたウィリアムズ選手がラケットを破壊。さらには主審に激しく詰め寄ってペナルティーを科され、会場は騒然としました。冷静さを保って勝利を挙げた大坂選手は、セリーナ選手から祝福を受けると、ようやく笑顔を見せたのです。セリーナ選手の抗議をめぐる話題は、初級向けニュースでも紹介しています。
◇今週の注目記事 ================
◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する作品は、世界的に有名なA・A・ミルン原作の童話「くまのプーさん」の続編にあたる「プーと大人になった僕」です。かつて100エーカーの森でプーや仲間たちと遊び回っていたクリストファー・ロビン。大人になって家庭を持ちましたが、仕事に追われる毎日を送っています。仕事のために家族との週末の予定を取りやめざるを得なくなった彼のもとに、突然、プーが現れ、いなくなった森の仲間を捜してほしい、と言いだすのです。クリストファーをユアン・マクレガーが演じ、プーたちがぬいぐるみで登場する「初の実写版」を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。
◇Feature: Winnie-the-Poohを読み解く4冊
今週号の特集では、映画欄で取りあげた「プーと大人になった僕」の公開に合わせ、プーさんのルーツを探る本を、英語児童書のエキスパートである大島英美さんに紹介してもらいます。プーさんが登場したり、プーさんについて論じたりする本は数多く出ていますが、今回紹介するのは厳選した4冊。まずは、A・A・ミルンのオリジナルの童話と、本格デビュー前のプーさんが登場する詩集を。さらに、プーさんを道教の視点から読み解いた「The tao of Pooh」と、プーさんのモデルとなった実在の熊について書いた「Finding Winnie」を紹介します。映画公開にあわせて来日した主演のユアン・マクレガーさんについてのリポートもあわせてお届けしています。
◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、東京とその周辺の、日帰りで出かけることができるお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回は、東京都豊島区にある「自由学園明日館」を訪ねます。大正時代に羽仁吉一、もと子夫妻が設立した自由学園のかつての校舎で、建築界の巨匠フランクリン・ロイド・ライトが設計しました。1997年に国の重要文化財に指定され、大規模な修復が施されています。現在ではお茶を楽しむことができたり、様々なイベントに利用されたりしています。リサさんが建物の歴史を振り返り、その魅力を語ります。
◇Novel : Danny and the Dinner Ladies 魔女から学校を救え
新年度から、連載小説が毎週の掲載になりました。続けて読むことができるので、ストーリーの流れが追いやすくなります。7月からお届けしているのが「Danny and the Dinner Ladies」です。これまでAWで「The Haunted Snow Globe」や「Caught on Camera」を連載してきたアンドリュー・ヒッチェンさんが、今回も読者を不思議な世界にご案内します。ダニーとジェシカは中学生。ある日、学校の食堂から見慣れたおばさんたちがいなくなり、かわりに新しい女性たちが厨房(ちゅうぼう)に入っていることに気づきます。超常現象を信じるジェシカは、女性たちは魔女だと言いだします。2人が真相を調べると……。物語はいよいよクライマックスを迎えます。
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◆好評連載
初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今週号は、マリーと仕事から帰ってきた父親のジョージの会話です。すっかりお疲れのジョージが肩こりを訴えたので、マリーがマッサージを始めます。米国の生活を紹介するミニコラムも、米国のマッサージ事情を紹介しています。
◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる外国人による異文化エッセー。7月から9月までを担当するのは、スザンヌ鎌田さんです。スザンヌさんは米ミシガン州生まれ。現在は鳴門教育大准教授を務め、フリーランスライターや小説家としても活躍しています。そもそもスザンヌさんが最初に来日したのは、俳句の美しさに魅せられてのことでした。その後、徳島県の中学・高校で英語を教える職を得たのですが、現代においても多くの日本人が詩歌に親しんでいることに、新鮮な驚きを感じたようです。
◆100語で読むニュース News in 100 Words
コンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、ニューヨークのタイムズスクエアにハチの大群が現れ、一時騒然となった話題のほか、200年の歴史があるブラジルの国立博物館が大規模な火災の被害に遭ったニュースなどを取りあげています。
中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◇デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。日本を訪れた外国人と接する機会を想定し、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いてしまったりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。さて今回は、ユミコが勤めているドラッグストアに、風邪気味だという米国人観光客のキャシーがやって来ました。ユミコは日本でインフルエンザが流行していると伝えたかったのですが、なぜか大騒ぎになってしまいます。いったい何が問題だったのでしょう?
◇英語ガイドに挑戦! 実践編
大手旅行会社に長年勤務し、通訳ガイドの指導などの経験も豊富な根岸正さんによる連載がリニューアル。佐藤道子さんにも新たに筆者に加わってもらった「実践編」です。2020年の東京五輪・パラリンピックを前にして、海外から日本を訪れる観光客をもてなしたいというニーズが高まっています。通訳ガイドやボランティアを目指す読者に向けて、簡単な英語で旅のお手伝いをする秘訣(ひけつ)を伝授します。「実践編」では、実際の観光地を訪ねる想定で、外国からのお客様をご案内してみます。取りあげるスポットは関東圏が多くなりますが、それ以外にお住まいの方も応用が可能です。今回は、2回にわたってお届けした鎌倉の後編。多くの外国人観光客でにぎわう大仏に向かいます。
◆翻訳者泣かせの日本語
日本語に精通した日英翻訳者のクレア田中さんによる連載です。日本語をぴったりくる英語に翻訳するための実践的なアドバイスをもらいます。今回は、「お客様」という日本語をどのように訳すかを考えてみます。英語ではいろいろな表現が考えられますが、使い分けが必要になってきます。
上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Travel : Pangkor Islands, MALAYSIA
今週号のTravelのコーナーでは、マレーシア西部のマラッカ海峡に浮かぶリゾートの島、パンコール・ラウと、そのすぐ近くにあるやや大きめのパンコール島を訪ねます。旅の筆者は、ラウ島で印象的な野生動物を目にし、マッサージなどでリラックスした時間を過ごします。レストランの料理長が料理教室を開き、客をパンコール島に連れて行って魚や香辛料などを購入していると聞き、早速ツアーに参加するのです。洗練されたリゾートの島とは少し趣の異なるこちらの島で、筆者は歴史や文化の香りに触れました。野生動物やエキゾチックな雰囲気をとらえた写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。
◆News
毎月第2週以降、週替わりで経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は、「ライフスタイル」をテーマにしたニュースを集めてみました。日本では東京五輪に向けて、サマータイムの導入が検討されていますが、本家の欧州では、逆に廃止の議論が盛り上がっているそうです。カフェインを大量に含む「エナジードリンク」が英国で規制されるというニュースも合わせてお届けします。
◆Weekly Picks 博物館の火災で高まるブラジルの政情不安
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナー。今回は、初級向けニュースのページでも扱ったブラジルの国立博物館の火災のニュースをめぐり、その実情と影響に迫るリポートを取りあげます。今回の火災では、南米先住民の装飾品や古代エジプトのミイラなど、貴重な収蔵品の9割が失われたそうです。出火原因は調査中ですが、サッカー・ワールドカップやリオデジャネイロ五輪の開催などのしわ寄せで、文化予算が削られてきたことが背景にあるとの指摘が出ています。市民による火災への抗議行動も起こり、総選挙を控える中、政権への風当たりも強まっているようです。
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