目次
2018/9/23号
This Week
On the Cover
安室奈美恵さん引退
9月23日号の表紙は、このほど引退した歌手の安室奈美恵さんです。デビュー以来26年間、音楽面のみならず若者のファッションやライフスタイルにまで影響を与え、その服装やメイクをまねた「アムラー」を生むなど社会現象にまでなった「平成の歌姫」。9月15日には沖縄県宜野湾市で開かれた音楽祭に出演し、最後のステージを務めました。この日、安室さんの故郷である沖縄には、チケットを手に入れた人もそうでない人も、多くのファンが押し寄せ、別れを惜しみました。アジアでも多くのファンを獲得した安室さんは今年、ラストツアーでアジア各国も回っています。
◇今週の注目記事 ================
◇Special: 「TOKYO GLOBAL GATEWAY」オープン 英語実践の場に
今週号の特集では、このほど東京の臨海副都心地区にオープンした体験型英語学習施設「TOKYO GLOBAL GATEWAY」を訪ねます。海外の病院やホテルのロビーといった疑似空間で英語を話したり、英語を使って映像制作や金融などを学んだりできます。今回の特集では、写真をふんだんに使って施設を紹介するとともに、プログラムを監修した立教大学の松本茂教授に、どのように学習に生かしたらよいかを聞きました。このように、国内でも海外で英語を学んでいるかのような体験ができる「英語村」と呼ばれる施設が、全国各地で増えています。その一部についてもご紹介します。
◇Essay:厚切りジェイソンの日本のココ! ツッコミいれてもいいですか!?
お笑い芸人として活躍しながら、IT企業の役員も務める厚切りジェイソンさんの書き下ろしエッセー。ツッコミの切れ味はますます好調です。ジェイソンさんが今回注目したのは、日本の「ゆるキャラ」。一時のようなブームは過ぎた感はありますが、毎年秋にはグランプリが発表され、相変わらず盛況です。しかし、米国ではこのようなものを見かけるのはスポーツチームのマスコットぐらいではないか、と語るジェイソンさんにとって、不思議に映ることも多いようです。まずは、子どもだけでなく大人も夢中になっている点。さらに、あちこちの自治体などが次々とゆるキャラを作り出すため、乱立気味になっている点です。ジェイソンさんはもう少し効果的なやり方もあるのでは、と考えます。
◇Essay:Risa’s Journal クロスカルチャーな毎日
リサ・ステッグマイヤーさんによる人気エッセーを、引き続きお楽しみいただきます。米国と日本の両方の文化の中で育ち、バイリンガルタレントとして活躍してきたリサさんは現在、育児の真っ最中。2人の子どももバイリンガルに育てようと奮闘中です。さて今回は、最近の子どもたちは習い事などで忙しすぎるのでは、と考えるリサさんが、自身の子どもの頃をちょっと複雑な思いで振り返ります。当時のリサさんは学校が終わると、近所の友人たちと気軽に遊ぶことができ、バレエとピアノのレッスンも週に1回程度だったとか。それでも学年が進むにつれて忙しくなったリサさんは、こうした習い事をやめてしまったのだと言います。
◇Novel : Danny and the Dinner Ladies 魔女から学校を救え
連載小説が毎週の掲載になりました。続けて読むことができるので、ストーリーの流れが追いやすくなります。今週は7月から連載してきた「Danny and the Dinner Ladies」の最終回です。ダニーとジェシカは中学生。ある日、学校の食堂から見慣れたおばさんたちがいなくなり、かわりに新しい女性たちが厨房(ちゅうぼう)に入っていることに気づきます。超常現象を信じるジェシカは、女性たちは魔女だと言いだし、2人は真相を調べることにします。そして、ハロウィーンの夜、すべてが明かされます。これまでAWで「The Haunted Snow Globe」や「Caught on Camera」を連載してきたアンドリュー・ヒッチェンさんが、今回も読者を不思議な世界にご案内します。
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◆好評連載
初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、間近に迫ったダンスパーティーについて、ハンナと兄のトーマスが話します。トーマスは女の子をパーティーに誘うつもりですが、誘い方について、ハンナがいろいろとアドバイスをします。話題になっているパーティーは、「ホームカミング・ダンス」と呼ばれるもので、卒業生らを母校に招待して行われるダンスパーティーのこと。米国の生活を紹介するミニコラムでも、こうしたパーティーについて解説しています。
◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる外国人による異文化エッセー。7月から9月までを担当するのは、スザンヌ鎌田さんです。スザンヌさんは米ミシガン州生まれ。俳句の美しさに魅せられて1988年に来日し、徳島県の中学・高校で英語を教えました。現在は鳴門教育大准教授を務め、フリーランスライターや小説家としても活躍しています。今回は、息子さんが拾ってきた子猫をめぐっての出来事です。好奇心の強い子猫は、家から出て「冒険」を繰り返します。夜になっても戻ってこない子猫がいた場所は……。
◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「中止・停止」に関係がある表現がテーマです。「雨で中止になる」や「ドタキャンする」は、英語でどのように言ったらよいのでしょうか。
◆100語で読むニュース News in 100 Words
英文ニュースを初心者向けにコンパクトにまとめました。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるはず。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適です。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできますので、ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、「ギネス世界記録」の最新版の内容紹介のほか、日本で熱中症の予防に役立つシャツが開発されたといった話題などをお届けします。
中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する作品は、アジアンセレブの恋愛模様をユーモラスに描いたコメディー「クレイジー・リッチ!」です。大学で経済学を教える中国系米国人のレイチェルは、故郷のシンガポールに戻るという交際相手のニックに、一緒に行こうと誘われます。いざシンガポールに着いてみると、ニックの実家は地元では知らない者はいないという大富豪。ニックも多くの独身女性にとって注目の的でした。彼の実家を訪ねたレイチェルでしたが、ニックの母親エレノアとのバトルが待っていました。主要キャストが全員アジア系俳優という作品は、ハリウッドでは1993年の「ジョイ・ラック・クラブ」以来、とも言われています。米国でヒットしているこの映画を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。
◆Books:放課後ブッククラブ
英語多読に関する著書がある林剛司さんが、中高生でも辞書を使わずに読めるレベルの英語の本を紹介するコーナーです。今週号では、米国で優れた絵本に贈られる権威あるコールデコット賞で、「次点」にあたる Caldecott Honor を受賞した作品を紹介します。一つ目は「When Sophie Gets Angry -Really, Really Angry…」。もう一点は、日本の国語の教科書でも紹介され、よく知られたレオ・レオニの「Swimmy」です。林さんは、もし英語の絵本を読みたいと思ってもどれを選べばよいかわからない、という場合、受賞作の中から興味を持てそうなものを手に取ってみては、と提案しています。
◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが、日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、「ガイドの場面から」と題した筆者自らの体験談も、ガイドを目指す人の参考になります。今回は、寿司(すし)の大衆化に大きな役割を果たしてきた「回転寿司」を取りあげます。回転寿司の起源のほか、最近のトレンド、海外進出の様子まで、英語で説明を加えていきます。
上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Travel : The medina of Fez, MOROCCO
今週号のTravelのコーナーでは、モロッコの古都フェズを訪ねます。フェズはモロッコではカサブランカやマラケシュと並ぶ代表的な観光地。城壁に囲まれた旧市街(メディナ)のうち、「古くなったフェズ」という意味がある「フェズ・エル・バリ」という地区を主に歩きました。千年以上の歴史をもつというこの街は、「迷宮」と呼ばれることもあるように、複雑な街路が入り組んでいます。どうしても迷ってしまうのですが、旅の筆者は「それも楽しい」と言います。最古の大学とされるカラウィン・モスクを訪ねますが、こちらはイスラム教徒以外の立ち入りは許されていません。さらに、地元で有名ななめし皮の染色の現場に足を延ばし、その作業に見入ります。人々の生活の息吹に間近に触れることができたようです。美しい写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。
◆News
毎月第2週以降、経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は環境関連のニュースを特集しました。英高級ブランドのバーバリーが製品に毛皮を使わないことを宣言し、売れ残り品の廃棄もとりやめるというニュースのほか、海に漂うプラスチックごみを回収する巨大な装置が太平洋に出航した話題などを紹介しています。
◆Weekly Picks トランプ政権批判の匿名論説、掲載に踏み切った舞台裏
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナーです。政権幹部が書いたとされるトランプ米大統領を批判した匿名の論評が、米紙ニューヨーク・タイムズに掲載され、話題になっています。トランプ氏の思いつきによる決断を挫折させるために、多くの高官が政権内部で努力している、という衝撃的な内容でした。しかし、新聞が政権幹部による告発を匿名で掲載するのは異例のことです。AP通信の記事は、同紙がどのように掲載を決断するに至ったのかを探っています。また、今回の掲載をどう評価したらよいのか、識者の声も集めています。
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