目次
2018/11/4号
This Week
On the Cover
渡辺雄太選手、NBAデビュー
11月4日号の表紙は、米プロバスケットボール協会(NBA)のメンフィス・グリズリーズに所属する渡辺雄太選手です。10月27日、本拠地・テネシー州メンフィスでのフェニックス・サンズ戦でNBAデビューを果たしました。日本人選手の出場は、2004年にサンズでプレーした田臥勇太選手以来2人目という快挙です。香川県出身の渡辺選手は身長206センチ。高校卒業後に渡米し、バスケの本場での武者修行を重ねてきました。この日の試合では4分半あまりの間、コートに立ち、2得点、2リバウンドを記録しましたが、「スタートラインに立っただけ」と気持ちを引き締めていました。
◇今週の注目記事 ================
◇Special: 豊洲市場、ようやく始動
今週号の特集では、このほど開場した東京都江東区の豊洲市場についてのリポートを、朝日新聞の英文ニュースポータル「The Asahi Shimbun Asia&Japan Watch(AJW)」から紹介します。長らく「日本の台所」として親しまれた築地市場の後継となる豊洲市場ですが、土壌汚染問題などの影響で移転は予定から2年遅れとなりました。今回のリポートでは、にぎわっている開場の様子を伝えています。また、新市場では当初の混乱が落ち着いてきてからも、様々な課題が浮かんできているようで、こうした問題点についても詳報しています。活気あふれる市場を写した写真の数々もワイドに紹介。語句のヒントも充実させています。
◇Novel : The Southern Belle Spy: Behind Enemy Lines エージェント・パール 危険すぎる冒険
新年度から、連載小説が毎週の掲載になりました。続けて読むことができるので、ストーリーの流れが追いやすくなります。10月からは新しい連載が始まりました。舞台は第2次世界大戦中の欧州戦線。ドイツ軍から解放されて間もないパリに、一人の米国人女性が現れます。新たに生まれた米国の諜報(ちょうほう)機関、戦略諜報局(OSS)に勤務するエージェントのパール・デュボアです。米南部の裕福な家庭出身ですが、世界各地を旅してきた冒険家でもあり、国の役に立ちたいと志願したのでした。危険な任務に名乗りをあげる彼女の冒険を描きます。作者は、米ミシガン州出身で現在は徳島県に住むスザンヌ鎌田さんです。
◇和t’s cooking? サバのみそ煮
今や世界に広がっている和食の「いま」を、英語で紹介する好評連載です。筆者は、外国人向けに日本の家庭料理を教える教室を主宰してきた滑志田(なめしだ)真理さん。現在は米ニューヨーク在住で、欧米人に受ける和食のアレンジや、海外での和食のトレンドなども随時紹介してもらいます。世界中で人気の和食を英語で紹介するヒントがたっぷり詰まっていますので、海外からのお客さまの「おもてなし」に生かすこともできそうです。今回は、和食の代表選手のひとつとも言えるサバのみそ煮を取りあげます。米国では魚があまり食されないこともあり、サバのような青魚は手軽に買うことができません。ただ、みその風味が強いこの料理なら、外国の人にも気に入ってもらえる、と滑志田さんは感じています。
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◆好評連載
初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆100語で読むニュース
初級者向けにコンパクトなニュースを紹介するコーナーです。語句を解説するヒントも充実しており、英文ニュースの入門編として活用できます。国内で報道されたニュースも多く取りあげていきますので、「このニュースは英語でどう報じられているのか」といった疑問にも答えていきます。今回は、米国の子ども向け番組「セサミストリート」でビッグバードを長年演じてきた男性が引退するというニュースのほか、高校生棋士の藤井聡太七段が新人王戦で勝ち、最年少記録を更新した話題などを取りあげています。
◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、夜の映画鑑賞の準備をしているハンナとケイトが買い物に出かけます。映画を見ながら楽しむお菓子の買い出しです。みんなのお気に入りのお菓子はどんなものなのでしょう。どの映画を見るかも話題になっているようです。米国の生活を紹介するミニコラムでは、米国で最近流行しているフレーバーを紹介しています。
◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる外国人による異文化エッセー。10月から12月までを担当するのはジョーン・アンダーソンさんです。ジョーンさんはスコットランドの出身。子どもの支援を専門とするNGO「セーブ・ザ・チルドレン」への勤務などを経て、仏教哲学を学ぶために来日。現在は東京在住で、フリーランスライターとして活躍しています。今回は、故郷のスコットランドを話題にしています。スコットランドには「二つの謎」があるのだとか。一つは、有名なネス湖のネッシー。もう一つは……?
中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今週号で紹介するのは、国連を舞台に実際に起きたスキャンダルをもとにした「バグダッド・スキャンダル」です。主人公のマイケルは国連事務次長の補佐官に就き、「石油・食料交換プログラム」を受け持つことになります。クウェート侵攻に対する経済制裁で貧困にあえいでいるイラクの民間人を救うため、国連がイラクに石油販売を許可し、その利益で生活物資を配る人道支援計画でした。しかしそこでは、ときの権力者サダム・フセインや世界の企業、政治家、国連幹部らが加わっての大規模な公金横領・不正が蔓延(まんえん)していました。不正を知ったマイケルは……。テオ・ジェームズが主演するこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。
◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、日帰りで出かけることができる東京周辺のお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。2020年の東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回紹介するのは、東京都中央区の晴海です。現在は複合商業施設やタワーマンションが立ち並ぶ街ですが、もともと1940年に開催されるはずだったのに幻に終わった紀元2600年記念日本万国博覧会の会場として整備されたという歴史は、あまり知られていないかもしれません。リサさんは街の「栄枯盛衰」について語ります。
◆デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。外国人と接する場面を取りあげ、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いたりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。今回は、ホテルの案内係として働いているチカコが、出発時間になっても現れない米国人観光客のジョーンズ氏を館内アナウンスで呼び出します。ジョーンズ氏が現れたので、出発することを伝えましたが、どうもやりとりがかみ合いません。いったい何が問題だったのでしょう?
◇Dear Annie
コラムニストの Annie Laneさんが、現代の米国人が抱えるさまざまなお悩み相談に答えるコーナー。米国の口語表現や米国人の思考がよくわかる人気連載です。今回は、「金持ちぶりを見せつけないで」「整形前の写真を嫌がる友」の2題をお届けします。
上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Travel : Canberra, AUSTRALIA
今週号のTravelのコーナーでは、オーストラリアの首都であるキャンベラを訪ねます。20世紀初めに豪州の首都を決める際に、シドニーとメルボルンの間で合意が得られず、その間にあるキャンベラが選ばれた、という歴史があるそうです。都市計画のもと新たに建設された都市であり、政府機関が集まっていることから、「人工的」「文化がない」などと評されることが多く、観光地としては必ずしも人気とは言えませんでした。筆者はしかし今回、そんな街のおすすめを紹介します。実はキャンベラは豊かな自然に囲まれて街並みも美しく、数多くある博物館、ギャラリーは一見の価値があるそうです。観光客を引きつける季節のイベントも盛りだくさんで、おいしいコーヒーが飲めるお店もあるのだとか。美しい写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。
◇News: 前嶋和弘のGlobal beat ニュースを読み解く
国際ニュースを解説する連載です。上智大学総合グローバル学部の前嶋和弘教授(米国政治)が、世界で話題になっているニュースを外国通信社の配信記事から抜粋して英語の表現や単語を解説し、ニュースの背景も読み解きます。頻出する単語や表現が学べるだけでなく、単発の報道だけではわかりにくいニュースも深く理解できるようになるはずです。今回は、11月6日に迫った米国の中間選挙について解説します。中間選挙は、大統領の任期(4年)のうち、半分(2年)を迎えたところで行われ、上下院の議員や州知事らを選ぶもので、米国政治の今後を占ううえで注目を集めています。今週号の記事では、中間選挙の仕組みやこれまでの傾向、今回のポイントなどについて詳しく説明していますので、ニュースの「予習」にピッタリです。
◆Weekly Picks ソーシャルメディアが少数言語を消滅から救う?
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナーです。今回は、フェイスブックが北米アラスカ州の先住民族イヌピアトの言語を翻訳するサービスを開始したという話題を取りあげます。この言語の話者は推定で3千人しかいないとされていますが、プロの翻訳者とフェイスブックの利用者が知恵を出し合い、作業を進めているそうです。世界では消滅の危機にある少数言語がいくつもあると言われていますが、こうした取り組みが、SNSに親しむ若者らに少数言語に対する新たな関心を呼び起こすのでは、と期待されています。
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