目次
2018/12/9号
This Week
On the Cover
新冷戦時代に突入? 米中首脳会談
今週号の表紙は、米国のトランプ大統領と中国の習近平国家主席。G20サミットが開かれたブエノスアイレスで会談した際の一コマです。会談の主要テーマは両国の間の通商紛争でした。米国が知的財産の侵害を理由として中国からの輸入品に制裁関税をかけたことから対立が激化し、制裁の応酬となっていたのです。今回の会談で、ひとまずは対立の激化は回避されましたが、問題の解決には至っていません。今年は米ロの関係でもウクライナ問題などが引き金になってすきま風が吹いています。大国が覇権を争う「新たな冷戦時代の到来」ともささやかれるようになりました。
◇今週の注目記事 ===============
◇Interview シミケン先生おすすめの「効率的な英単語の覚え方」
今週号の特集は、本紙連載中の「比べてわかる英単語」でおなじみのシミケン先生こと清水建二さんにご登場願います。シミケン先生は昨年度、AWで「語源でサクサク英単語」を連載しましたが、今年5月には「英単語の語源図鑑」を出版。これが35万部という語学書としては異例の売れ行きを見せています。そんなシミケン先生が推奨する語彙力(ごいりょく)増強法が、接頭辞・語根・接尾辞を組み合わせて単語を覚える「語源学習」です。どんな利点があるのか、聞きました。また、シミケン先生が語源に興味をもつようになったきっかけについても語ってくれています。
◇Essay:Marty’s Playlist
世界的なギタリスト、マーティ・フリードマンさんによる連載です。毎月1曲ずつ、マーティさんが記憶に残る「特別な曲」を紹介してくれます。今週号は、ザ・ロネッツが1963年に発表してヒットした「Be My Baby」です。ザ・ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンが「これまで作られた中で最高の曲」と評しているそうですが、マーティさん自身も高く評価しています。マーティさんが語る楽曲の魅力に、耳を傾けましょう。いつものように、歌詞に登場する英語表現についても解説しています。興味をもった方はぜひ、オリジナルの楽曲に触れてみてください。
◇森住史の英語のアレコレQ&A
NHKラジオ「入門ビジネス英語」でも講師を務めた森住先生の好評連載を、引き続きお楽しみいただいています。英語学習者からの質問に答える形で、英語の文法や語法などをめぐる素朴な疑問について、先生が分かりやすく解き明かします。今週号は、「~で」「~を使って」という意味でのby とwithについて考えます。たとえば、「ペンで手紙を書いた」と言う場合、byとwithのどちらを使ったら良いのでしょう。両者の使い分けについて、詳しく説明していきます。
◇地球うおっちんぐ: 不穏な空気が立ちこめた1年でした
アグネス・チャンさんによる人気連載エッセーです。毎月第2週の掲載で、引き続きお楽しみいただきます。今週号では、英国のオックスフォード英語辞典やオンライン英語辞書「ディクショナリー・ドットコム」が選んだ「今年の言葉」から、2018年の世相を振り返ります。オックスフォードが選んだのは「toxic(有毒な)」、ディクショナリー・ドットコムは「misinformation(誤った情報)」でした。いずれも明るい言葉とは言えませんが、アグネスさんは来年こそは健やかで誠実な世界になってほしい、と願っています。
◇Novel : The Southern Belle Spy: Behind Enemy Lines エージェント・パール 危険すぎる冒険
新年度から、連載小説が毎週の掲載になりました。続けて読むことができるので、ストーリーの流れが追いやすくなります。10月からの連載の舞台は、第2次世界大戦中の欧州戦線。ドイツ軍から解放されて間もないパリに、一人の米国人女性が現れます。新たに生まれた米国の諜報(ちょうほう)機関、戦略諜報局(OSS)に勤務するエージェントのパール・デュボアです。米南部の裕福な家庭出身ですが、世界各地を旅してきた冒険家でもあり、国の役に立ちたいと志願したのでした。危険な任務に名乗りをあげる彼女の冒険を描きます。作者は、米ミシガン州出身で現在は徳島県に住むスザンヌ鎌田さんです。
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◆好評連載
初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「気前のよさ・寛大」に関係のある表現がテーマです。「お金をポンと出す」や「見逃す」は英語でどのように言うのでしょう?
◆100語で読むニュース News in 100 Words
100語程度の単語でコンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、アムステルダムのアンネ・フランクの家博物館がリニューアルオープンしたニュースのほか、有名なピサの斜塔の傾きが改善されたという話題などを取りあげています。
◆句動詞 de 英作文
英語の表現力を磨くコーナーを引き続きお楽しみいただきます。句動詞とは、基本的な動詞と副詞や前置詞を組み合わせた用法のこと。難しい単語に頼るのではなく、こうした基本的な単語を使いこなすことを狙って、英作文にトライしていきます。筆者は専修大学文学部教授の田邉祐司さん。目指すのは「普段着の英語表現」です。
中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Movies 最新映画のシナリオと対訳
今週紹介するのは、有名なドクター・スースの絵本を原作にしたクリスマスの物語「グリンチ」です。欧米の子どもたちに特に人気があるこのキャラクターは、過去にもジム・キャリーの主演などで実写映画になっていますが、今回はコンピューターグラフィックスを使ったアニメです。ひねくれ者のグリンチはクリスマスが大嫌い。村のクリスマスを丸ごと盗んでしまおうと計画を立てたことで、騒動が巻き起こります。ベネディクト・カンバーバッチらが声で出演。人気歌手ファレル・ウィリアムスがナレーションを担当するこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。
◆英文ライティング道場
毎月第2週に掲載される読者参加型のコーナーです。与えられた課題の「和文英訳」に、読者の皆さんが挑戦しています。投稿作品は、大学で教壇に立つ2人の評者によって入念に添削・講評され、紙上で優秀者が発表されます。道場は新たな挑戦者も多く迎え、活況を呈しています。この連載は皆さんの書く力を試す絶好の機会ですので、ぜひ引き続きご参加ください。今回の題材は、オランダ・アムステルダムの観光事情をテーマにした新聞記事の一節です。
◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを、外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、「ガイドの場面から」と題した筆者自らの体験談も、ガイドを目指す人の参考になります。今回のテーマは、日本のお正月には欠かせない食べ物の「もち」です。その歴史に加え、地方によって異なるお雑煮の習慣などについても触れていきます。伝統が薄れつつある近年の「もち事情」についても、英語で説明してみましょう。
◆日本全国英文表記珍百景
筆者は、日本国内で目にする英文表記の誤りについて長年研究を続けている小樽商科大学大学院の小林敏彦教授です。各地の商店や飲食店、ホテルや駅などで目にする誤った英文表記を取りあげ、どこに問題があるのかを文法、語法、語彙(ごい)など様々な角度から検証します。小林さんが自ら撮影した写真をもとにわかりやすく解説。「おもてなし」の質の向上にも役立ちそうです。
上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Travel Verona, ITALY
今週号のトラベルのコーナーでは、イタリア北部のベローナを訪ねました。ここはなんと言っても、シェークスピアの悲劇「ロミオとジュリエット」の舞台として名高い街です。物語はもちろん架空ですが、ジュリエットのキュピレット家のモデルとされる古い家が現存し、多くの観光客でにぎわっています。庭にあるジュリエット像には、胸に触ると生涯の愛が見つけられるという言い伝えがあり、家の壁にも無数の手紙が貼られていて、その一つ一つに様々な恋愛模様がつづられていると言います。あちこちで「愛」をモチーフにした装飾や商品に巡り合う街を歩きながら、旅の筆者は「ロミオとジュリエット」の一節を口ずさみ、愛について思いをはせるのです。美しい写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。
◆News
毎月第2週以降、週替わりで経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は科学ニュースを集めました。米NASAが探査機「インサイト」を火星に着陸させることに成功したニュースのほか、ジェットもプロペラもない「夢の飛行機」が米マサチューセッツ工科大学で開発されたという話題をお送りします。
◆Weekly Picks 大坂なおみ選手、宣伝効果も「女王」級
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナー。今回は、全米オープンを初制覇するなど今年大活躍したテニスの大坂なおみ選手の話題を取りあげます。大坂選手は様々な企業から広告契約を持ちかけられ、引っぱりだこの人気なのだそうです。米フォーブス誌によると、総収入ランキングではセリーナ・ウィリアムズ選手が女性アスリートとしては首位に立っているそうですが、業界関係者は、大坂選手には「女王」を上回るだけの潜在力がある、と指摘しています。
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