目次
2018/12/16号
This Week
On the Cover
紀平梨花選手、初挑戦でGPファイナル制覇
12月16日号の表紙は、女子フィギュアスケートの紀平梨花選手です。16歳の紀平選手はグランプリシリーズ上位6人で競うグランプリファイナルに出場し、同い年の平昌冬季五輪金メダリスト、アリーナ・ザギトワ選手(ロシア)を破って初優勝を果たしました。シニアデビュー1年目の紀平選手は、得意技であるトリプルアクセル(3回転半)を成功させ、自己ベストの得点をマーク。世界の舞台に鮮烈に飛び出しました。グランプリシリーズ初挑戦でのファイナル優勝は、日本勢としては自身の憧れの存在でもある浅田真央選手以来、13年ぶり2人目の快挙です。「(2022年の)北京五輪で優勝するっていう夢がある」と力強く語っています。
◇今週の注目記事 ================
◇Special: A British-style Christmas
今週号の特集では、英国のクリスマスの様子を、ロンドン在住のトラベルライター、トリシア・ピーターズさんが紹介してくれます。ロンドンの街は11月ともなると、すっかりクリスマスムードに彩られます。街の中心にある高級デパートは、それぞれのテーマを掲げた華やかなウィンドーディスプレーで競い合うのです。また、ロンドンのクリスマスで欠かせないのが、屋外のスケートリンクだそうです。楽しげなリンクの様子も、美しい写真で伝えてくれています。このほかにも、伝統的なクリスマスの過ごし方を盛りだくさんで紹介しています。今週の特集では、やはり豪華なクリスマスディスプレーで有名だったニューヨークの老舗百貨店が閉店するニュースも、あわせてお伝えしています。
◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、東京とその周辺の、日帰りで出かけることができるお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回は、東京・新宿の歌舞伎町にある「サムライミュージアム」を訪ねます。最初は、観光客目当ての安っぽい施設では、と勘ぐりましたが、かぶとや武具などが展示され、英語が話せるスタッフもいるそうで、日本通のリサさんも十分に満足することができたそうです。リサさんは「サムライ」について、どんなことを学んだのでしょうか。
◇Novel : The Southern Belle Spy: Behind Enemy Lines エージェント・パール 危険すぎる冒険
新年度から、連載小説が毎週の掲載になりました。続けて読むことができるので、ストーリーの流れが追いやすくなります。10月からお届けしている連載もいよいよクライマックスです。舞台は第2次世界大戦中の欧州戦線。ドイツ軍から解放されて間もないパリに、一人の米国人女性が現れます。新たに生まれた米国の諜報(ちょうほう)機関、戦略諜報局(OSS)に勤務するパール・デュボアです。米南部の裕福な家庭出身ですが、世界各地を旅してきた冒険家でもあり、国の役に立ちたいと志願したのでした。危険な任務に名乗りをあげる彼女の冒険を描きます。作者は、米ミシガン州出身で現在は徳島県に住むスザンヌ鎌田さんです。
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◆好評連載
初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。もうすぐクリスマスです。今週号は冬休み前の最後の登校日。マリーが腕利きのコックである父親と一緒に作ったクリスマスクッキーを持参します。ハンナやハリソンたちは自分の好みのクッキーを楽しみます。米国の生活を紹介するミニコーナーでも、クリスマスクッキーの習慣について説明しています。
◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる外国人による異文化エッセー。10月から12月までを担当するのは、ジョーン・アンダーソンさんです。ジョーンさんはスコットランドの出身。子どもの支援を専門とするNGO「セーブ・ザ・チルドレン」への勤務などを経て、仏教哲学を学ぶために来日。現在は東京在住で、フリーランスライターとして活躍しています。今回は、故郷スコットランドで親しまれている食事について語っています。国民食と言われる「ハギス」やラムチョップなどは、ジョーンさんにとって思い出の味です。あるとき、スコットランドゆかりの「フィッシュ・アンド・チップス」と日本酒を一緒に楽しもうとしたジョーンさんでしたが……。
◆100語で読むニュース News in 100 Words
コンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、大阪の万博記念公園にある太陽の塔にプロジェクションマッピングが投影されたというニュースのほか、クリスマスを前にベルギーのキャビア生産者が繁忙期を迎えているといった話題を取りあげています。
中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する作品は、歌の才能を見いだされ、一躍スターにのし上がる一人の女性を、世界の歌姫レディー・ガガが演じた「アリー/スター誕生」です。歌手を夢見るウェートレスのアニーは、人気歌手のジャックと巡り合い、歌の才能を認められます。彼のコンサートで衝撃的なデビューを飾ったアニーは、やがてジャックと結婚。スター街道を突き進みます。しかし一方のジャックは、酒と麻薬におぼれていくのです。1937年の作品の3度目のリメイクですが、現代的な切り口でドラマは描かれます。ジャック役のブラッドリー・クーパーがメガホンもとりました。登場人物の歌のパフォーマンスも見ものになっているこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。
◇デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。日本を訪れた外国人と接する機会を想定し、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いてしまったりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。さて今回は、米国から商用で来日しているリチャードが、最終電車に乗りそこねてしまいます。宿泊先のホテルで働いていて、リチャードからの電話を受けたタケルは、リチャードに同情しますが、どうもやりとりがかみ合いません。いったい何が問題だったのでしょう?
◇英語ガイドに挑戦! 実践編
大手旅行会社に長年勤務し、通訳ガイドの指導などの経験も豊富な根岸正さんによる連載がリニューアル。佐藤道子さんにも新たに筆者に加わってもらった「実践編」です。2020年の東京五輪・パラリンピックを前にして、海外から日本を訪れる観光客をもてなしたいというニーズが高まっています。通訳ガイドやボランティアを目指す読者に向けて、簡単な英語で旅のお手伝いをする秘訣(ひけつ)を伝授します。「実践編」では、実際の観光地を訪ねる想定で、外国からのお客様をご案内してみます。取りあげるスポットは関東圏が多くなりますが、それ以外にお住まいの方も応用が可能です。今月と来月は2回にわたって横浜を訪ねます。まずは観光スポットが周囲に点在する関内駅を出発します。
上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Travel : Pristina, KOSOVO
今週号のTravelのコーナーでは、独立を宣言して10年が経つコソボの首都プリシュティナを訪ねます。かつては旧ユーゴスラビアの自治州だったコソボは、1990年代に民族紛争に苦しみ、米国などを中心としたNATOの介入を経て、ようやく独立にこぎ着けました。旅の筆者にとっても「紛争」「危険」といったイメージがつきまとっていましたが、空港に降り立ってみて、その近代的な街並みに印象が一変します。折しもクリスマスシーズンで、人々は平和に祝日を楽しんでいました。確実に復興への道を進むプリシュティナでしたが、筆者はその後、紛争で亡くなった人たちの多くの墓碑を目にすることになるのです。街の今を写しだした写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。
◆News
毎月第2週以降、週替わりで経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は、「環境」をテーマにしたニュースを集めてみました。EUが新たな温室効果ガスの削減目標を打ち出したというニュースのほか、「ブラジルのトランプ」とも呼ばれる新大統領が誕生する同国が、気候変動をめぐる国際会議の自国開催をとりやめるといった話題をお届けします。
◆Weekly Picks ジョージ・H・W・ブッシュ元米大統領が死去
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナー。今週号は、11月30日に94歳で死去した第41代米大統領、ジョージ・H・W・ブッシュ氏を悼む声を紹介します。東西冷戦の終結などをリードした同氏の持ち味は、丁寧な交渉で成果を引き出す手法でした。記事は関係者の声を拾いながら、敵味方の対立をあおり立てるトランプ大統領とは明確な違いがあると指摘し、ブッシュ氏の死去を「品格の時代の終わり」と伝えています。
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