目次
2019/2/24号
This Week
On the Cover
「サムライマラソン」に主演する佐藤健さん
2月24日号の表紙は、俳優の佐藤健(たける)さんです。数々の映画やドラマで活躍する佐藤さんは、このほど公開の映画「サムライマラソン」で主役を務めています。この映画は幕末に実際にあった出来事「安政遠足(とおあし)」をモチーフにしていますが、メガホンをとった英国人のバーナード・ローズ監督は伝統的な時代劇の決まりにとらわれないように、という方針だったそうです。殺陣の練習などをして撮影に臨んだ佐藤さんは戸惑いもあったそうですが、「動きで見せられるように頑張りました」と語っています。写真は映画の完成披露で撮影した一枚です。
◇今週の注目記事 ================
◇Special: 新しいスタイルの「チャンバラ映画」 英監督のバーナード・ローズさん
今週号の特集は、映画「サムライマラソン」を撮ったバーナード・ローズ監督のインタビューです。幕末の安中藩(現在の群馬県)を舞台に、混乱する人々の姿を描いたドラマですが、英国人のローズさんはどのようなスタンスで、「侍映画」に臨んだのでしょう。「ラストエンペラー」などを手がけたプロデューサーに声をかけられ、メガホンをとることにしたというローズさんは、「チャンバラ映画」の決まり事を排除していったのだそうです。型にはまらない手法をとるにあたっては、黒澤明監督の名作や、「マカロニウェスタン」のヒット作などが念頭にあったと言います。近づいてきた今年のアカデミー賞の授賞式の話題と合わせて、お楽しみください。
◇Essay:厚切りジェイソンの日本のココ! ツッコミいれてもいいですか!?
お笑い芸人として活躍しながら、IT企業の役員も務める厚切りジェイソンさんの書き下ろしエッセー。ツッコミの切れ味はますます好調です。ジェイソンさんは今回、日本国内で風疹が流行しているというニュースについて考えます。妊娠中の女性がかかると子どもに影響が出る可能性があるとされる風疹。事態を重く見た米疾病対策センターは、免疫のない妊婦は日本へ渡航しないよう勧告したほどです。すでに風疹を封じ込めたと宣言している米国に比べ、ジェイソンさんの目には日本の対応は手ぬるいように映ります。
◇Novel : Bridget Jones’s Diary ブリジット・ジョーンズの日記
AWではこれまで、オリジナルの作品を掲載してきましたが、1月から3月は、映画などでおなじみの「ブリジット・ジョーンズの日記」を、読みやすくまとめた「retold版」でお届けします。ブリジット・ジョーンズはロンドンの大手出版社で働く独身女性。ぽっちゃりした体形と、母親からいつも早く結婚相手を見つけるようにと言われることが悩みの種です。そんなブリジットですが、上司でボーイフレンドでもあるダニエルとの関係に暗雲が垂れ込めてきました。日記形式で進む物語を読みながら、彼女の日々の奮闘ぶりと恋の行方を見守っていきましょう。
◇Essay:Risa’s Journal クロスカルチャーな毎日
リサ・ステッグマイヤーさんによる人気エッセーを、引き続きお楽しみいただきます。米国と日本の両方の文化の中で育ち、バイリンガルタレントとして活躍してきたリサさんは現在、育児の真っ最中。2人の子どももバイリンガルに育てようと奮闘中です。さて今回は、この冬も猛威をふるったインフルエンザについでです。米国で過ごした子ども時代を思い返すと、インフルエンザと普通の風邪はあまり明確に区別されることはなく、予防接種など特別な対策をとることもめったになかったのだそうです。そんなリサさんですが、インフルエンザ予防としてどんなことを心がけているのでしょうか。
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◆好評連載
初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、ケイトとカズの2人が、改築して新しくなった映画館に話題の作品を見に行きます。ポップコーンとコーラを買ったカズは、そのボリュームに驚きます。米国の生活を紹介するミニコラムでは、最近の映画館事情を取りあげています。
◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。1月から3月までを担当するのはクレア・ドンマリー・ギテンズさんです。クレアさんはカリブ海の国、バルバドスの出身。2008年に来日後、東北各地で英語教師として勤務し、現在は福島・郡山の学校に勤めながら、翻訳者やフリーランスライターとしても活躍しています。母語である英語以外にも、日本語、フランス語、イタリア語、スペイン語にも精通し、最近はスワヒリ語も学び始めたのだとか。クレアさんは今回、ブラジルで開かれたリオデジャネイロ五輪でボランティアをした際の思い出を振り返りながら、様々な文化の国で過ごすことについて考えます。
◆Say It Right 英語でどう言う?
簡単に言えそうでもなかなか英語では言えない日常表現を、どんどんマスターしていきましょう。今週は「口語でよく使われる返事」がテーマです。「悪気はないんです」や「お手やわらかに」は英語でどのように言ったらよいのでしょうか。
◆100語で読むニュース News in 100 Words
英文ニュースを初心者向けにコンパクトにまとめました。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるはず。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適です。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできますので、ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、落札直後に細断されて話題をさらった謎の作家バンクシーの作品が、ドイツで一般公開されたという話題のほか、交通事故を起こした英国のフィリップ殿下が運転免許を自主返納したというニュースなどをお届けしています。
中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する作品は、学はないが腕っぷしが自慢の白人運転手と、教養あふれる紳士的な黒人ピアニストのコンビが織りなすドラマ「グリーンブック」です。舞台は1962年。ナイトクラブで用心棒をしていたトニー・リップは、ピアニストのドン・シャーリーに運転手兼用心棒として雇われます。2人は人種差別が色濃く残る米国南部を車で旅するのですが、当然のように様々な試練が待ち受けています。衝突しながらも次第に友情を育む2人の旅の行方は……。グリーンブックとはかつて出版されていた黒人が利用可能な施設を記した旅行ガイドブックのこと。実話に基づいたストーリーで、ドン・シャーリー役のマハーシャラ・アリら実力派俳優がそろったこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。
◆Books:放課後ブッククラブ
英語多読に関する著書がある林剛司さんが、中高生でも辞書を使わずに読めるレベルの英語の本を紹介するコーナーです。今週号は、絵本と児童書を2冊紹介します。1冊目は「ゲド戦記」の著者として知られる Ursula K. Le Guin の「Catwings」。もう1冊は、 オオカミの子が悪い子になるために学校に行くという「Little Wolf’s Book of Badness」です。絵本や児童書といっても、英語学習者にとっては簡単に読めるとは限りませんが、まずはわからない語句にこだわらずに、全体を読んでみることをおすすめします。
◆英語で案内してみよう! 通訳ガイドのおもてなし指南
ベテランの通訳ガイドが、日本独特の文化や慣習、その背景にある歴史などを外国人に分かりやすく説明するコツを伝授します。英語での案内に役立つ「おもてなし表現」や、「ガイドの場面から」と題した筆者自らの体験談も、ガイドを目指す人の参考になります。今回は、日本の駅などで普通に見かける「コインロッカー」を取りあげます。国内での起源のほか、最新のトレンドまで、幅広い話題を英語で説明してきます。
上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Travel : Enjoying the many Turkish delights in Istanbul
今週号のTravelのコーナーでは、トルコ最大の都市イスタンブールを訪ねます。様々な文化の影響を受けながら育まれたトルコ料理は、フランス、中国と並んで世界三大料理に数えられています。旅の筆者は、アジアと欧州をつなぐ街を歩きながら、地元の食を堪能します。まず巡り合ったのはドンドゥルマと呼ばれる、粘り気のある独特な風味のアイスクリームです。訪れた店では、ちょっとしたパフォーマンスでお客たちを沸かせていました。さらには地元の人に、お薦めの「サバサンド」を紹介してもらいます。その後に訪れたレストランも、シェフたちのパフォーマンスが大いに話題になっているのだか。筆者は奥深いトルコの美食の世界を楽しむことができたようです。おいしそうな写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。
◆News
毎月第2週以降、経済、科学、文化、スポーツなどの多彩なニュースをお届けします。今週は、子どもや若者に焦点を当てたニュースを取りあげます。児童虐待事件が相次いで発覚している日本に対し、国連の委員会が対策強化を求めたという報道のほか、米国でのネットゲーム依存の話題を読んでいきましょう。
◆Weekly Picks イタリアの高級ファッションブランドで相次ぐ人種差別表現
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナーです。今週取りあげるのは、イタリアの高級ファッションブランドが「人種差別的」として批判される事態が相次いでいるという話題です。グッチがこのほど、黒人の容姿を思い起こさせるセーターを発売したことで、謝罪に追い込まれました。最近ではこのほかにも、プラダがやはり黒人を思わせるキャラクターを発表して批判され、ドルチェ&ガッバーナの宣伝動画も中国人を揶揄(やゆ)しているなどとして問題になりました。どうしてこのような事例が相次ぐのか、AP通信の記事は識者の声を集めています。
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