目次
2019/5/12号
This Week
On the Cover
米国のミスコンテストで輝く多様性
今週号の表紙は、ミス・ユニバース米国代表の選考を兼ねたミスUSAでこのほど優勝したチェスリー・クリストさんです。クリストさんはノースカロライナ州の弁護士で、裁判費用が払えない受刑者の代理人を務めるなど活躍。日ごろから司法界での性差別とも闘っています。さらに、クリストさんの優勝で、米国では改めて人種の多様性に光が当たっています。今回のミスUSAに加え、ミス・ティーンUSA、ミス・アメリカと、史上初めて、3大コンテストすべてで黒人女性が優勝したのです。
◇今週の注目記事 ================
◇Special: Speak up @ Work トラベルクリニック医師・近利雄さん
Speak up @ Work は英語を多用している職場を訪ね、どんな英語が使われているのか、どのように英語力を磨いているのかをインタビューする企画です。今週号は、外国人に対する医療のほか、海外渡航者の予防接種や診断を専門に行う「トラベルクリニック」の医師、近利雄さんが登場します。インターナショナルスクール出身の近さんですが、それでも医療の専門英語を身につけるためには努力が必要だったと言います。今回の特集では、英語圏の患者がよく使う英語表現も紹介。合わせて、米国留学の際に必要となる予防接種の基礎知識も学んでいきます。
◇News: 英文ニュース読解のテクニック
4月からの新連載です。英文ニュースの読み方を、毎月第1週に、基礎から解説していきます。英字新聞には、国内外の政治・経済・社会のニュースのほか、文化、スポーツなどの話題、社説や論説など、様々な記事が載っており、まさに生きた英語の宝庫です。この豊かな英語の世界に慣れ親しむためには、いくつかのルールを学んでおくことが早道です。今週号では、慣れないとわかりにくい見出しのルールについて学びます。
◇Essay:Street Smart English
「とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起」などで知られる詩人の伊藤比呂美さんによる新連載です。二十数年の間、「移民」として米国と日本を何度となく往復してきた経験と、カリフォルニアでの暮らしの中で出会った英語表現や米国文化についてつづっていきます。日本語で執筆する詩人が、どのように異文化と外国語の中で暮らしてきたのか、リアルな体験を踏まえて語ります。詩人ならではのセンスで選んだ使える英語表現も盛りだくさんで登場します。英語監修は日本在住歴40年以上のStewart Johnsonさんです。
◇Novel : Weather Boy 天気をつかさどる者
4月から6月までの小説は、天気を自在に変えることができる少年が主人公のファンタジーです。英国の小さな町に住むチャーリー・ウィーバーは公園で凧(たこ)を揚げようとしたのですが、風が吹かないことにいらだちます。凧が空に舞う様子を想像すると、なぜか激しい風が吹き荒れました。その様子を見ていた少女に、チャーリーは自分には天気を操る能力があることを知らされるのです。その力を再び試そうと公園に出た彼は、黒いサングラスの男たちに連れ去られてしまいます。これまでもAWで「The Haunted Snow Globe」や「Caught on Camera」、「Danny and the Dinner Ladies」を連載してきたアンドリュー・ヒッチェンさんが、今回も読者を不思議な世界にご案内します。
◇和t’s cooking? カツオのたたき
今や世界に広がっている和食の「いま」を、英語で紹介する好評連載です。筆者は、外国人向けに日本の家庭料理を教える教室を主宰してきた滑志田(なめしだ)真理さん。現在は米ニューヨーク在住で、欧米人に受ける和食のアレンジや、海外での和食のトレンドなども随時紹介してもらいます。世界中で人気の和食を英語で紹介するヒントがたっぷり詰まっていますので、海外からのお客さまの「おもてなし」に生かすこともできそうです。今回は、初夏が旬の「カツオのたたき」です。カツオは日本では欠かせない食材ですが、米国ではあまり知名度がないようです。それでも筆者が料理教室でカツオのたたきを取りあげると、酸味のきいたドレッシングの効果なのか、サラダのようで食べやすい、と好評だったそうです。
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◆好評連載
初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆100語で読むニュース
初級者向けにコンパクトなニュースを紹介するコーナーです。語句を解説するヒントも充実しており、英文ニュースの入門編として活用できます。国内で報道されたニュースも多く取りあげますので、「このニュースは英語でどう報じられているのか」といった疑問にも答えていきます。今回は、新しい天皇陛下が即位したという国内ニュースのほか、豪州で生後14カ月の男児が野生犬のディンゴに襲われ、父親がすんでのところで救出したといった報道などを取りあげています。
◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、マリーの両親が結婚記念日を迎えます。ところが、父親のジョージも母親のエレンも、この日のことをすっかり忘れていた様子。マリーがうまく入れ知恵をしています。米国の暮らしぶりを紹介するミニコラムでも、結婚記念日の過ごし方を取りあげます。
◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。4月から6月までを担当するのはアヌーク・スルメニアンさんです。スルメニアンさんはフランス・モンペリエ生まれで、祖父母はアルメニア人。モンペリエ大学を卒業後に来日し、日本語と日本文化を学びながら、フレンチレストランやベーカリーで働いてきました。現在は東京で日本人の夫と娘の3人暮らしで、フランス人観光客を対象にしたツアーガイドを目指して勉強中だそうです。今回は、日本でスーパーマーケットを巡った体験について語っています。
◆シミケンの語源でラクラク英単語
これまでAWで「比べてわかる英単語」を連載してきたシミケン先生こと清水建二先生による新連載です。英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうという連載が、1年ぶりにAWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなりました。
中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今週号で紹介するのは、実際に起きた大学生たちによる犯罪を取りあげた「アメリカン・アニマルズ」です。米ケンタッキー州で何の不自由もなく暮らしているはずの大学生2人が、平凡な日常から脱却したいと願うあまり、大学図書館から時価1200万ドルという貴重な画集を盗み出すことを思いつきます。2人は仲間を集め、綿密な計画を練って実行に移すのですが……。事件を再現しながら、映画は当の本人たちをところどころに登場させ、事件の経緯を証言させるのです。ドラマと証言映像を交えることで、彼らが犯罪に手を染めるに至った心理を読み解いていくこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。
◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、日帰りで出かけることができる東京周辺のお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。2020年の東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回紹介するのは、東京都千代田区にある「学士会館」です。旧帝国大学出身者の親睦を目的として誕生した伝統ある建築物ですが、東京大学の前身「開成学校」があった場所でもあり、敷地内には「日本野球発祥の地」の碑も立っています。建物の歩みを紹介しながら、あまり知られてこなかった日本野球の誕生の歴史についても触れていきます。
◆デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。英語のネイティブスピーカーと接する場面を取りあげ、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いたりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。今回は、ハイキングをしていたユキが、困った様子の米国人観光客マークを見つけ、声をかけます。道に迷ったようなのですが、ほかにも不安な点があるそうです。ユキは「話の要点は何ですか」と尋ねましたが、どうも会話がかみ合っていません。いったい何が問題だったのでしょう?
◇カタカタ語がワカラナイ!
日本語の中で使われるカタカナ語の数は年々増える一方で、日本語の語彙を豊かにするのに一役買っています。一方で、日本語のわかる外国人でも、カタカナ語の意味を正確に理解するのは至難の業というのも事実。英語母語話者には通じないおかしな和製英語をはじめ、日本人が英語と思い込んで使っている外国語なども混乱の原因です。この連載では日本で活躍する英国人フリーランスライターのスティーブ・ウォルッシュさんが、自らの経験をもとに、カタカナ語が生んだ誤解やその対処法についてつづってくれます。肩の凝らないエッセーから、カタカナ語を通じる英語に変えるためのヒントを学んでください。
◇辞書BIKI再入門
英語の勉強に辞書は不可欠。紙の辞書しかなかった一昔前とは異なり、現在では、電子、オンラインに加え、スマホのアプリや、パソコンにインストールするタイプなど様々な辞書があります。とはいえ、あなたは愛用の辞書を「使いこなしている」と自信を持って言えるでしょうか? この連載では、英和・和英・英英辞典からどのように必要な情報を引き出すかのコツをていねいに解説します。せっかく買った高価な辞書を宝の持ち腐れにしないためのアドバイスが満載。普段何気なく使っている英語辞書の奥深さが実感できます。筆者は筑波大学教授で辞書学が専門の磐崎弘貞さんです。
上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Travel : Bath, BRITAIN
今週号のTravelのコーナーでは、英国有数の観光都市バースを訪ねます。ユネスコの世界遺産にも登録されているこの街は、古代ローマの時代から、人々が温泉を利用してきたことで知られます。旅の筆者はまず、古代ローマの遺跡としては非常に保存状態が良いとされる温泉施設「ローマン・バス」に足を向けます。日本人としてはぜひとも温泉につかりたいところですが、それは許可されていないそうです。実際に入浴できるのは、近くにある水着着用の公衆浴場で、屋上にあるルーフ・スパから、街が一望できるのだとか。またバースは、ジョージ王朝時代に繁栄を取り戻した歴史があり、当時をしのばせる美しい建物なども見どころ。老舗レストランの名物もはずすことはできません。美しい写真の数々と合わせて、旅行記をお楽しみください。
◆Weekly Picks 海外で日本酒文化の定着を目指すウィルソンライさん
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた解説を紹介するコーナー。今回はAWの独自インタビューを取りあげます。日本酒が海外で大きな関心を呼ぶようになった昨今ですが、このほど、日本酒をテーマにしたドキュメンタリー映画が公開されました。「カンパイ! 日本酒に恋した女たち」です。映画に登場する女性の一人、ニュージーランド出身の酒コンサルタント、レベッカ・ウィルソンライさんに話を聴きました。ウィルソンライさんは日本酒の海外進出を手伝っていますが、「一過性のブームに終わらせないためには、多くの課題が残る」と話しています。
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