目次
2019/5/26号
This Week
On the Cover
エルトン・ジョンさんの半生、映画に
5月26日号の表紙は、南仏で開催されているカンヌ国際映画祭での一コマ。歌手のエルトン・ジョンさんが登場します。彼の半生を描き、そのヒット曲のタイトルをとった映画「ロケットマン」が映画祭でプレミア上映され、自身の若かりし頃を演じた俳優タロン・エガートンさんとともに、赤じゅうたんを踏みました。映画は、エルトン・ジョンさんが苦悩しながら音楽の世界で成功し、スターになるまでを描きます。歌手の人生がテーマの作品と言えば、伝説のロックスター、フレディ・マーキュリーが登場する「ボヘミアン・ラプソディ」が大成功を収めた後だけに、今度の作品も評価が注目されています。
◇今週の注目記事 ================
◇Feature: 日本語を探して英語を学ぶ 英和辞典で「辞書引き学習」
今週号の特集では、英和辞典を使った「辞書引き学習」についてご紹介します。英語の授業が小学校で下の学年から始まるようになり、英語を学び始める年齢が一段と早くなります。小さい子どもにどんな方法で英語に興味をもってもらったらよいか、悩む方も多いのではないでしょうか。そこで有効だというのが、英語の「辞書引き学習」です。国語辞典を引いて言葉を調べ、そのページに付箋(ふせん)を貼っていくのが普通の「辞書引き」ですが、東京都内のある小学校では、それを英和辞典に応用しています。小学生でも知っている日本語の単語を足がかりに、英語の語彙(ごい)も増やしていこうという取り組みです。辞書引き学習の提唱者、深谷圭助・中部大教授にもお話を聞きました。
◆News: News demystified いちからわかる!
朝日新聞朝刊でそのときどきのニュースを分かりやすく解説している「いちからわかる!」。その豊富なラインアップの中から厳選し、AW編集チームが英訳してお届けします。毎月第3週掲載。今話題になっているニュースはどんな英語で表現したらよいかが分かります。ニュースそのものを「いちから」解説しますので、大学入試や就職活動での時事問題対策にも役立ちます。今週号では、「お札のデザインが一新される」というニュースの解説を英語で読んでいきましょう。
◇Essay:Marty’s Playlist
世界的なギタリスト、マーティ・フリードマンさんによる連載です。毎月1曲ずつ、マーティさんが記憶に残る「特別な曲」を紹介してくれます。今週号は、数々のヒット曲を生み出してきたエルトン・ジョンさんの作品から、「幼き恋の日々」(We All Fall in Love Sometimes)を取りあげます。マーティさんはこの曲に、日本の歌謡曲と相通じるものを見いだします。マーティさんの考えるJポップと洋楽のつながりとは。この連載は新年度からレイアウトを見直し、読みやすくなりました。引き続きご愛読のうえ、興味をもった方はぜひ、オリジナルの楽曲に触れてみてください。
◇Novel : Weather Boy 天気をつかさどる者
4月から6月までの小説は、天気を自在に変えることができる少年が主人公のファンタジーです。英国の小さな町に住むチャーリー・ウィーバーは、ある少女に、自分には天気を操る能力があることを知らされます。その後、何者かに連れ去られてしまった彼は、見慣れない部屋で目を覚まし、「あるプロジェクト」について明かされるのです。これまでもAWで「The Haunted Snow Globe」や「Caught on Camera」、「Danny and the Dinner Ladies」を連載してきたアンドリュー・ヒッチェンさんが、今回も読者を不思議な世界にご案内します。
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◆好評連載
初級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆やさしい単語で寸劇! The Greenville Story
米オレゴン州の架空の町、グリーンビルを舞台にした長寿連載です。高校生のマリーや友人、家族らが、寸劇(スキット)練習にぴったりな日常会話を繰り広げます。今回は、トーマスがアンジーのコーヒー店でのアルバイトに遅刻してしまいます。言い訳をするトーマスに、アンジーはある提案をします。今週のスキットからよく使われる英語表現を紹介するコーナーもあります。
◆On the Keyboard リレーエッセー
3カ月ごとに筆者が代わる異文化エッセー。4月から6月までを担当するのはアヌーク・スルメニアンさんです。スルメニアンさんはフランス・モンペリエ生まれで、祖父母はアルメニア人。モンペリエ大学を卒業後に来日し、日本語と日本文化を学びながら、フレンチレストランやベーカリーで働いてきました。現在は東京で日本人の夫と娘の3人暮らしで、フランス人観光客を対象にしたツアーガイドを目指して勉強中だそうです。今回は、フランスでのクリスマスの過ごし方について語っています。
◆100語で読むニュース News in 100 Words
コンパクトにまとめた初心者向けのニュースページです。手厚いヒントがついているので、中高生の皆さんも挫折することなく読めるようになっています。先生方にとっては、教科書以外の副教材としても最適。日本語で読み慣れたニュースが英語でどう報じられているかを確認することもできます。ぜひ英文ニュースの入門編としてご活用ください。今週号では、豪州の50ドル札に誤植が見つかったという話題のほか、来日するトランプ大統領が大相撲の優勝力士に「トランプ杯」を贈ることになったというニュースなどをとりあげています。
◆シミケンの語源でラクラク英単語
これまで「比べてわかる英単語」を連載してきたシミケン先生こと清水建二先生による新連載です。英単語を語根、接頭辞、接尾辞といった「パーツ」でとらえ直し、語源から理解することで語彙(ごい)を増やしてしまおうという企画が、1年ぶりにAWに帰ってきました。語源をイメージでとらえるイラストも添えられ、より理解がしやすくなりました。
中級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Movies 最新映画の解説とシナリオ対訳
今回紹介する作品は、薬物中毒になってしまった息子が実家に戻ってくる1日を描く「ベン・イズ・バック」です。クリスマスイブに薬物依存症の施設を抜け出し、実家に突然姿を現したベン。過去に彼が起こした事件から警戒を強める一家でしたが、母親のホリーだけは喜んで迎え入れます。彼が一晩だけ自宅で過ごすことを許すホリー。しかし、彼のために、平和だった家はトラブルに見舞われます。いなくなった愛犬を捜しに出るベンと、彼を追うホリー。ホリーは息子が属していた世界を垣間見ることになります。息子を信じ、救い出そうとする母親をジュリア・ロバーツが演じたこの作品を、英語の脚本と対訳でお楽しみください。
◇Essay:Street Smart English
「とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起」などで知られる詩人の伊藤比呂美さんによる新連載です。二十数年の間、「移民」として米国と日本を何度となく往復してきた経験と、カリフォルニアでの暮らしの中で出会った英語表現や米国文化についてつづっていきます。日本語で執筆する詩人が、どのように異文化と外国語の中で暮らしてきたのか、リアルな体験を踏まえて語ります。詩人ならではのセンスで選んだ使える英語表現も盛りだくさんで登場します。英語監修は日本在住歴40年以上のStewart Johnsonさんです。
◇Lisa’s In and Around Tokyo
フォトグラファーのリサ・ヴォートさんが、東京とその周辺の、日帰りで出かけることができるお薦めスポットを訪ね、興味深い切り口で紹介します。東京五輪・パラリンピックの開催に向け、英語でお客様を案内するためのヒントがいっぱいです。今回は、横浜市の「山下公園」を訪ねました。四季折々の草花が楽しめて、かつて豪華客船として活躍した「氷川丸」も見学できるこの公園は、横浜の代表的な観光スポットですが、実は歴史に彩られた物語があるそうです。公園の歩みを振り返りながら、その魅力を語ります。
◇デイビッド・セインのおもてなしの極意
これまで200冊以上の英会話本を世に送り出してきた英語教育界のカリスマ、デイビッド・セインさん。今度の連載のテーマは「おもてなし」です。日本を訪れた外国人と接する機会を想定し、親切心から発した言葉が、意外にも相手の気分を害してしまったり、誤解を招いてしまったりした失敗例を取りあげます。円滑なコミュニケーションのためのヒントが詰まっています。さて今回は、日本に長期滞在中の米国人観光客ジェーンが、友人のアカネとコインランドリーにやって来ました。アカネが乾燥機代の支払いを申し出ましたが、なぜか2人の会話がかみ合いません。いったい何が問題だったのでしょう。
◇カタカナ語がワカラナイ!
日本語の中で使われるカタカナ語の数は年々増える一方で、日本語の語彙を豊かにするのに一役買っています。一方で、日本語のわかる外国人でも、カタカナ語の意味を正確に理解するのは至難の業というのも事実。英語母語話者には通じないおかしな和製英語をはじめ、日本人が英語と思い込んで使っている外国語なども混乱の原因です。この連載では日本で活躍する英国人フリーランスライターのスティーブ・ウォルッシュさんが、自らの経験をもとに、カタカナ語が生んだ誤解やその対処法についてつづってくれます。肩の凝らないエッセーから、カタカナ語を通じる英語に変えるためのヒントを学んでください。
◇辞書BIKI再入門
英語の勉強に辞書は不可欠。紙の辞書しかなかった一昔前とは異なり、現在では、電子、オンラインに加え、スマホのアプリや、パソコンにインストールするタイプなど様々な辞書があります。とはいえ、あなたは愛用の辞書を「使いこなしている」と自信を持って言えるでしょうか? この連載では、英和・和英・英英辞典からどのように必要な情報を引き出すかのコツをていねいに解説します。せっかく買った高価な辞書を宝の持ち腐れにしないためのアドバイスが満載。普段何気なく使っている英語辞書の奥深さが実感できます。筆者は筑波大学教授で辞書学が専門の磐崎弘貞さんです。
上級編・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆Travel : Sydney, AUSTRALIA
今週号のTravelのコーナーでは、シドニーの中でも、市役所やハイドパークのある中心地の西に位置する「インナーウェスト」と呼ばれる地域を散策します。観光客にはあまり知られていないエリアですが、魅力的なお店などがたくさんあり、町歩きが楽しめるそうです。旅の筆者はまず、豪州特有のコーヒーを味わい、町に出ます。若者が多いエリアですが、それもそのはず、シドニー大学などの大学が辺りにあるのです。シドニー大学の構内では、南半球で最大の古代文化財のコレクションを誇る博物館も見学できます。筆者はさらに、毎週土曜に小学校の校庭で開催されているというマーケットも訪ねます。19世紀の建築様式を今に伝えるテラスハウスをめぐり、フィッシュマーケットにも足を延ばすのです。活気ある雰囲気を写しだす写真の数々と共に、旅行記をお楽しみください。
◆Weekly Picks マラー特別検察官のロシア疑惑報告書、米社会は幻滅
フィーチャーストーリーや、ニュースを深く掘り下げた分析記事を紹介するコーナー。今週号では、トランプ大統領周辺のロシア疑惑を捜査したマラー特別検察官の報告書に対する米社会の反応を取りあげます。2016年の米大統領選にロシアが介入し、トランプ陣営に肩入れしたとされる一連の問題では、大統領になったトランプ氏がその後も捜査を妨害した疑いが指摘されてきました。報告書はトランプ陣営とロシア関係者の接触を認めつつ、「共謀したという証拠まではなかった」などと結論づけました。この「玉虫色」の結論には、米社会の広範な層から失望が広がり、マラー氏自身の議会証言を求める声があがっているそうです。
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